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2019年11月 8日 (金)

成田空港の更なる機能強化  3,500mの「C滑走路」を新設、「B滑走路」の1,000m延伸 2029年3月31日の完成予定に前倒し!

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-成田空港の更なる機能強化-

 「成田国際空港会社(NAA)」は9月27日に、「成田空港」の機能強化に関する環境影響評価(環境アセス)書の公告・縦覧を開始しました。3,500mの「C滑走路」の新設、2,500mの「B滑走路」を1,000m北側延伸などを計画しています。

 引用資料 成田国際空港株式会社(2019/09/27)
 環境アセスメント「環境影響評価書」を公表しました。

● 2029年3月31日の完成に前倒し!
 「成田国際空港会社(NAA)」は、2019年11月5日に国土交通省が成田国際空港株式会社法第3条第1項に規定する基本計画を改定したことを踏まえ、11月7日に「成田空港の更なる機能強化」について、航空法に基づく空港等の変更許可申請等を国土交通省に行いました。

 引用資料 国土交通省(2019/11/05)
 成田国際空港の基本計画を改定します~成田国際空港の更なる機能強化に向けて~

 引用資料 成田国際空港株式会社(PDF:2019/11/07)
 「成田空港の更なる機能強化」にかかる航空法の変更許可申請について

 「成田国際空港会社(NAA)」は、B滑走路延伸とC滑走路新設を柱とする成田空港機能強化に向けた工事について、2029年3月31日の完成を目指します。国土交通省が改定基本計画で定めた「2030年めど」を前倒しします。

 現在の空港区域の面積は約1,400haです。50万回の発着容量に対応するため、空港の敷地を新たに約1,000ha拡張することが必要となります。既存区域と合わせて約2,400haとなります。道路整備など関連工事の区域の約200haも含めると、空港敷地の面積は約2,600haとなります。


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旧計画と新計画
 「旧計画」と「新計画」です。横風用の「C滑走路(3,200m)」 の計画を廃止します。開港当時と違って、航空機の性能が劇的に向上して「横風用滑走路」の必要性は急速に低下しています。

 「C滑走路(3,200m)」の予定地には、「エプロン(駐機場)」が次々と建設されていて、かなり前から計画自体が形骸化していました。「旧計画」が今まで生きていた事に逆に驚きです(笑)。


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変更許可申請の主な内容

● 標点
 飛行場の「標点」は、着陸帯の幾何学的重心(着陸帯が2以上あるときはそれぞれの重心から計算して得られる1個の重心)です。空港の基準となり、航空法の高さ制限のうち「水平表面、円錐表面、外側水平表面」は、「標点」からの距離で決まります。


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2029年3月31日(予定)の「供用開始時」と「発着回数50万回時」の配置図です。



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