東京メトロ銀座線「渋谷駅」の大規模改良工事 2020年1月3日に移設されるM型アーチ状のフォルムの新駅舎 2019年11月27日の建設状況
-東京メトロ銀座線・渋谷駅の移設工事-
怒涛の勢いで再開発が行われている渋谷地区ですが、東京メトロ銀座線「渋谷駅」は渋谷駅街区基盤整備に合わせて大規模なリニューアル工事を進めています。
「東京メトロ(東京地下鉄)」では、銀座線渋谷駅を明治通り上空に移設する工事を進めており、2019年12月27日(金)夜から実施する線路切替・ホーム移設工事後の2020年1月3日(金)の始発から、銀座線渋谷駅新駅舎の供用を開始します。
引用資料 東京メトロ(2019/10/28)
銀座線渋谷駅が生まれ変わります!
渋谷駅街区基盤整備に合わせて2009年より駅移設工事を進めていますが、3回目となる線路切替工事及びホーム移設工事を2019年12月27日(金)夜から2020年1月3日(金)早朝にかけて実施し、工事後の1月3日(金)の始発から、新駅舎の供用を開始します。
新駅舎はホーム幅が約6mから約12mに拡幅されるほか、多機能トイレといったバリアフリー設備も備え、明治通り上にM型アーチ状のフォルムの駅舎が誕生します。
今回の線路切替・ホーム移設工事期間中の2019年12月28日(土)始発から2020年1月2日(木)終車まで、銀座線は表参道~青山一丁目駅間、溜池山王~浅草駅間で折返し運転を実施します。
「明治通り側コンコーズイメージ」です。
「明治通り側出入口イメージ」です。
「供用開始時点の乗り換え動線及び新駅舎設備」です。
「第3回線路切替工事・ホーム移設工事の概要」です。
● 合計4回の線路切替工事を実施!
「東京メトロ」では、銀座線渋谷駅移設のために合計4回の線路切替工事を実施します。1回目は2016年11月に行われました。2回目は2018年5月に行われました。3回目は2019年12月末から2020年1月初めにかけて行われます。
工事の工程です。3回目の線路切換え工事は、2019年12月27日から2020年1月3日未明にかけて実施されますが、工事は「事前工事、前半3日間の工事、後半の3日間の工事」に分けて行なわれます。
◆ 事前工事-現在の線路に沿う形で新ホームの一部を設置、その両端には新しい軌道を設置します。
◆ 前半3日間の工事-現在の線路を撤去し、新線路を本線につなげます。
◆ 後半の3日間の工事-旧線路部分を埋める形で島式ホームが仕上げます。信号・電気設備の設置なども合わせて行なわれます。
「渋谷ヒカリエ」から見たの2019年11月27日の建設状況です。
「渋谷方面行き」と「浅草方面行き」の両側に構台を設置して、「クローラークレーン」で作業を行っています。
スカイデッキ
屋根の上部には自由通路「スカイデッキ」も整備します。「渋谷ヒカリエ」から線路頭上にできる空中デッキを通り、「渋谷スクランブルスクエア」、「渋谷マークシティ」までつながる動線が確保され、駅の東西を歩いて移動できるようになります。「スカイデッキ」の供用開始はオリンピック後になる見通しです。
「M型屋根」があと少しで完成します。「クローラークレーン」による建設資材の搬入口および作業員の出入口として使用するために、この部分のみ後施工にしているのだと思われます。
「スカイデッキ」に重機が移動する「ガイドレール」が敷かれています。
「ガイドレール」の上を重機が移動しています。
北側から見た様子です。
「渋谷ヒカリエ」から線路頭上にできる自由通路を通り、「渋谷スクランブルスクエア」、「渋谷マークシティ」までつながる動線が確保されます。
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