« 2019年12月 | トップページ | 2020年2月 »

2020年1月

2020年1月31日 (金)

横浜ランドマークタワー 69階の展望フロア「スカイガーデン」 2020年4月25日(土)リニューアルオープン! 

Yokohamamm21200151_20200130142601
-スカイガーデン-

 「三菱地所」と「三菱地所プロパティマネジメント」は、開業から26年間で累計約2,400万人が来場した横浜ランドマークタワー69F展望フロア「スカイガーデン」を、「YOKOHAMA360°」をコンセプトとし、地上273mの高さから地元横浜・神奈川の魅力を発信する起点となるべく2020年4月25日(土)にリニューアルオープンします。

 引用資料 三菱地所(PDF:2020/01/27)
 横浜ランドマークタワー69F展望フロア「スカイガーデン」2020年4月25日リニューアルオープン ~“YOKOHAMA360°”をコンセプトに、地元横浜・神奈川の魅力を発信する場へ~

● リニューアルコンセプト「YOKOHAMA360°」
 「YOKOHAMA360°」をコンセプトに、これまで同様、地上273mからの景観を360°楽しめることに加え、多層的な横浜の魅力を様々なコンテンツで体験できます。

 歴史や文化をインタラクティブな映像展示で体感できるほか、本をきっかけに深く知り、ローカルな食を味わい、ここにしかないギフトに出会うことで、本施設を訪れた後、横浜・神奈川の街を歩くことがさらに楽しくなるような施設を目指します。

 入場料金(税込)は、大人(18~64 歳)1,000円、65歳以上・高校生800円、小・中学生500円、幼児(満4 歳以上)200円とリニューアル前と同じです。リニューアル後に値上げする展望台が多い中で、値上げしないのは本当に有難いです。


Yokohamamm21200152
リニューアル後の69階の展望フロア「スカイガーデン」のイメージです。


Yokohamamm21200153
「横浜・空の図書室」のイメージです。


Yokohamamm21200154
「空中散歩マップ」のイメージです。


Yokohamamm21200155
「スカイカフェ」のイメージです。


Yokohamamm21200156
「タワーショップ」のイメージです。


Yokohamamm21200157
リニューアル前の69階の展望フロア「スカイガーデン」です。


Yokohamamm21200158
2019年に海外のどの大陸から来たのかアンケートを行っていました。ヨーロッパを除く「ユーラシア大陸」が一番多いのは当然ですが、「アフリカ大陸」が想像以上に多いので驚きました。アフリカは、人口が多く、経済発展も著しいので「希望の大陸」と呼ばれています。


Yokohamamm21200159
横浜ランドマークタワー69階の展望フロア「スカイガーデン」は、入場料金の安さ、地上273mの高さ、360度全周が撮影可能、ガラスに接写できる撮影のしやすさ、ガラスへの写り込みの少なさなど、ビルヲタにとっては国内最高の好条件を備えた展望台の1つです。



|

2020年1月30日 (木)

武蔵小山駅前に3棟目の超高層タワーマンション 地上39階、高さ約145mの「(仮称)小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」 環境影響評価調査計画書の縦覧!

Tokyokoyama200111
-武蔵小山駅-

 品川区の「武蔵小山駅」の南東側には、「武蔵小山商店街PALM(パルム)」という東京都内では最長の800m(約250店舗)のアーケードがあります。

 「武蔵小山駅」は、東急目黒線にあります。東急目黒線は、かつては「目蒲線」の一部で、東急電鉄の鉄道網の中では支線に過ぎませんでした。しかし、「目黒駅」から東京メトロ「南北線」と都営地下鉄「三田線」に相互直通運転するようになり状況が一変しました。

 東急目黒線の大規模な改良工事も行われ、「目黒駅~洗足駅」までの区間で、連続立体交差事業が行われました。武蔵小山駅周辺では、武蔵小山駅の地下化により、再開発の機運が盛り上がっており、複数の街区で再開発が計画されています。

 第一弾して、「武蔵小山商店街PALM」の北側一帯で、地上41階、地下2階、高さ144.95m、総戸数624戸の超高層タワーマンション「パークシティ武蔵小山 ザ タワー」が建設され、2020年1月上旬に竣工しています。

 第二弾して、地上41階、地下2階、高さ144.504m、総戸数506戸の超高層タワーマンション「シティタワー武蔵小山」が建設中です。2021年6月中旬に竣工予定です。

● 第三弾は(仮称)小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業
 第三弾として、「(仮称)小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。概要は、地上39階、地下2階、高さ約145m、延床面積約118,000㎡、住宅戸数約950戸を予定しています。

  「(仮称)小山三丁目第一地区第一種市街地再開発事業」に係る環境影響評価調査計画書の縦覧が開始されました。縦覧期間は、2020年1月29日(水)~2月7日(金)までで、Webでも閲覧のみ可能です。

 引用資料 東京都環境局(2020/01/29)
 「(仮称)小山三丁目第一地区第一種市街地再開発事業」に係る環境影響評価調査計画書の縦覧

(仮称)小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都品川区小山三丁目内
◆ 交通-東急目黒線「武蔵小山」駅すぐ
◆ 階数-(高層棟)地上39階、地下2階、(低層棟)地上3階、地下2階
◆ 高さ-(高層棟)最高部約145m、(低層棟)最高部約20m
◆ 事業区域面積-約15,000㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約11,000㎡(施設全体)、(高層棟)7,800㎡、(低層棟)3,200㎡
◆ 建築面積-約7,450㎡(施設全体)、(高層棟)5,450㎡、(低層棟)2,000㎡
◆ 延床面積-約118,000㎡(施設全体)、(高層棟)110,000㎡、(低層棟)8,000㎡
◆ 用途-共同住宅、店舗、駐車場 等
◆ 総戸数-約950戸
◆ 建築主-小山三丁目第1地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-三菱地所レジデンス、日鉄興和不動産、大林組JV
◆ コンサルタント-三菱地所設計、リエゾンコンサルティング
◆ 着工-2023年度(既存建物を解体を含む)
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 供用開始-2028年度予定


Tokyokoyama200112
「位置図」です。


Tokyokoyama200113
「主な周辺開発の詳細図」です。第一弾して、地上41階、地下2階、高さ144.95m、総戸数624戸の「パークシティ武蔵小山 ザ タワー」が竣工、第二弾して、地上41階、地下2階、高さ144.504m、総戸数506戸の「シティタワー武蔵小山」が建設中です。


Tokyokoyama200114
「施設配置計画平面図」です。「武蔵小山商店街PALM(パルム)」を挟んで、南側に「高層棟」、北側に「低層棟」が建設されます。


Tokyokoyama200115
「建物断面(東西)」です。


Tokyokoyama200116
「(仮称)小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」の予定地の北側角です。写真の部分は「広場状空地」となります。写真左側の通路は「1階貫通通路」として残ります。


Tokyokoyama200117
「(仮称)小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。「コクミンドラッグ 武蔵小山パルム店」がある南側に「高層棟」、反対の北側に「低層棟」が建設されます。「武蔵小山商店街PALM(パルム)」のアーケードは再開発事業に併せて改修し、現状より高い位置に架け替える計画です。

● 武蔵小山商店街PALM(パルム)
 「武蔵小山商店街PALM(パルム)」は、東京都内では最長の800m(約250店舗)のアーケードです。アーケードは、全天候型の開閉式アーケードとなっています。いつ行っても非常に活気がある商店街です。



|

2020年1月29日 (水)

茨城県 JR常磐線の「佐貫駅」を「龍ケ崎市駅」に改称 2020年3月14日(土)に龍ケ崎市駅が誕生!

Ryugasaki200111
-龍ケ崎市駅-

 茨城県龍ケ崎市は、JR常磐線佐貫駅を「龍ケ崎市駅」に改称するための協定をJR東日本水戸支社と締結しています。協定には、JR側の改称に伴うシステム改修などを龍ケ崎市が全額負担することが盛り込まれています。龍ケ崎市は「JRの駅名に自治体名が付いているのは大きな効果になる」としています。

● 2020年3月14日(土)に龍ケ崎市駅が誕生!
 龍ケ崎市の玄関口JR常磐線「佐貫駅(さぬきえき)」の駅名が改称され、2020年3月14日(土)に「龍ケ崎市駅(りゅうがさきしえき)」が誕生することとなりました。

 新駅名誕生にあわせ、龍ケ崎市・JR東日本水戸支社・関東鉄道をはじめとする関係各所と連携し、記念セレモニー、記念切符発売、スタンプラリーなど様々なイベントを開催します。

 JR東日本・水戸支社(PDF:2020/01/27)
 2020.3.14 いよいよ新駅名誕生! 新駅名『龍ケ崎市駅』記念イベントを開催します(3/14)


Ryugasaki200112
佐貫駅(さぬきえき)
 
JR常磐線の「佐貫駅(さぬきえき)」です。単式1面1線と島式1面2線のホームを持つ地上駅です。2020年3月14日(土)に「龍ケ崎市駅(りゅうがさきしえき)」に改称されます。


Ryugasaki200113
佐貫駅の駅名は佐貫村に由来

 「佐貫駅(さぬきえき)」の駅名は、駅所在地周辺は元々佐貫村と称し、駅名は旧村名に由来するそうですが、今となっては確かに分かりずらいですね。


Ryugasaki200114
関東鉄道竜ケ崎線・佐貫駅

 JR常磐線の「佐貫駅」に隣接して関東鉄道竜ケ崎線の「佐貫駅」もありますが、こちらは改称されません。


Ryugasaki200115
関東鉄道キハ532形気動車

 「関東鉄道キハ532形気動車」です。ほとんどの列車が1両(単行)で運転されています。


Ryugasaki200116
関東鉄道竜ケ崎線
 「関東鉄道竜ケ崎線」は、全長4.5kmの路線です。非電化・内燃動力(気動車使用)の鉄道路線で、全線単線となっています。


Ryugasaki200117
関東鉄道竜ケ崎線・竜ヶ崎駅
 関東鉄道竜ケ崎線の「竜ヶ崎駅(りゅうがさきえき)」です。「龍ケ崎市」にありますが、線名も駅名も「竜ヶ崎」の字体を用いています。



|

2020年1月28日 (火)

横浜市が「横浜市環境影響評価審査会開催記録」を公開 北仲通北地区に「大和地所、住友不動産」が、地上41階、高さ約162mの超高層ビルを建設!

Yokohamakitanaka200121
-北仲通北地区A-1・2地区-

 「建設通信新聞」が、 ”横浜市の新市庁舎に近接し、大岡川沿いにある北仲通北地区A-1、A-2地区の各開発計画が両地区をA-1・2地区として一体化するなどした新たなスキームで再始動する。” と報道しました。

 1月16日に横浜市が開いた「環境影響評価審査会」で明らかになったということだったので、詳細を知るために「横浜市環境影響評価審査会開催記録」の公開を待っていましたが、1月22日に公開されました。

 引用資料 横浜市・公式HP(最終更新日2020/01/22)
 令和元年度 横浜市環境影響評価審査会 開催記録

 「大和地所」と「住友不動産」が事業者となり、地上41階、地下3階、高さ約162m(建築物約150m)、 延床面積約98,960㎡の共同住宅とホテルを主要用途となる超高層ビルを建設します。

 施設は、地上41階、地下3階、高さ約162mの「タワー」、地上11階、地下1階、高さ約45mの「中層部」、地上7階、地下1階、高さ約31mの「低層部」で構成されます。

 主要用途は、約400戸の「共同住宅」が約42,820㎡、「宿泊施設」が約43,260㎡、約390台の「駐車場」が約12,880㎡となっています。2021年に着工、2025年に竣工の予定です。

北仲通北地区A-1・2地区の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通六丁目
◆ 階数-(タワー)地上41階、地下3階、(中層部)地上11階、地下1階、(低層部)地上7階、地下1階
◆ 高さ-(タワー)最高約162m、建築物約150m、(中層部)建築物約45m、(低層部)建築物約31m
◆ 建築面積-約5,180㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約98,960㎡(施設全体)
◆ 用途-共同住宅、ホテル、駐車場
◆ 総戸数-約400戸
◆ 建築主-大和地所、住友不動産
◆ 設計者-久米設計
◆ 着工-2021年予定
◆ 竣工-2025年予定


Yokohamakitanaka200122
「配置図(変更後)」です。


Yokohamakitanaka200123
変更前の「配置図(評価書)」です。


Yokohamakitanaka200124
「事業の内容(延床面積等)」です。延床面積は、当初計画では「A‐1地区」約10,880㎡+「A‐2地区」約68,450㎡=約79,330㎡でしたが、「A‐1・2地区」約98,960㎡と約24.7%増加します。


Yokohamakitanaka200111
横浜ランドマークタワー」69階の展望フロア「スカイガーデン」から見た北仲通北地区です。


Yokohamakitanaka200113
「北仲通北地区A-1・2地区」です。現在は駐車場として使用されています。



|

2020年1月27日 (月)

JR東日本 「桜木町駅」がますます便利になります! 2020年6月下旬より新改札口の利用開始およびJR桜木町ビルの開業!

Yokohamasakuragicho200111
-JR桜木町ビル-
 JR東日本グループでは、グループ経営ビジョン「変革2027」のもと、訪れて良かったと感じてもらえる「くらしづくり(まちづくり)」の実現に取り組んでいます。

 「JR東日本、日本ホテル、横浜ステーシヨンビル」は2018年10月4日に、「桜木町駅前複合ビル開発計画」の本体工事の起工式を現地で執り行いました。概要は、地上12階、地下1階、高さ44.8m、延床面積9,994.74㎡です。JR桜木町駅新改札に隣接しています。

● 2020年6月下旬にオープン!
 2020年6月下旬より、根岸線桜木町駅では駅南側の新改札口が利用出来るようになります。あわせて、隣接する「JR桜木町ビル」には「JR東日本ホテルメッツ 横浜桜木町」および「CIAL 桜木町ANNEX」がオープンします。

 引用資料 JR東日本・横浜支社(PDF:2020/01/23)
 桜木町駅がますます便利になります! ~新改札口の利用開始およびJR桜木町ビルの開業について~

JR桜木町ビルの概要
◆ 計画名-桜木町駅前複合ビル開発計画
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区桜木町一丁目1-93他
◆ 交通-JR「桜木町」駅の新改札に隣接
◆ 階数-地上12階、地下1階
◆ 高さ-44.8m
◆ 敷地面積-1,987.65㎡
◆ 建築面積-1,103.31㎡
◆ 延床面積-9,994.74㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-1階~2階(店舗、子育て支援施設等)、3階~12階(ホテル)
◆ 客室数-274室(シングル209室、ツイン55室、ダブル10室)
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者・監理者-ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ 施工者-東急建設
◆ 着工-2018年10月04日(起工式)
◆ 竣工-2020年05月31日予定(労災保険関係成立票より)
◆ 開業-2020年06月下旬予定


Yokohamasakuragicho200112
「新改札口・JR桜木町ビル1階平面図」です。


Yokohamasakuragicho200113
旧横濱鉄道歴史展示が誕生!

 桜木町駅は1872年(明治5年)に日本で最初の鉄道駅が設置された場所であることから、日本の鉄道発祥の地にちなんだ展示をJR桜木町ビル1階のエントランスホールに設置します。「110形蒸気機関車」などが展示されます。


Yokohamasakuragicho190511
「横浜ランドマークタワー」69階の展望フロア「スカイガーデン」から見たJR桜木町駅周辺です。


Yokohamasakuragicho190516
「JR桜木町ビル」となる「桜木町駅前複合ビル開発計画」の建築計画のお知らせです。



|

2020年1月26日 (日)

横浜市 「山下ふ頭」で更地化した約9haの土地を活用した賑わい創出 2020年10月1日に「実物大の動くガンダム」を公開予定!

Yokohamayamashita190811
-山下ふ頭(山下埠頭)-

 「IR(カジノを含む統合型リゾート施設)」の誘致検討を巡り、「横浜市」が、「IR(カジノを含む統合型リゾート施設)」を誘致する方針を固めました。

 立地場所は、「山下ふ頭」の47.1haを想定しています。「広大でシンボル性の高い敷地。横浜都心部、羽田空港からの距離も近く、航空、鉄道、道路による各方面からのアクセスの利便性が高い。中心市街地や住宅地から、高速道路等により分離されている上、海上に隔離された立地になっている。」などの理由に挙げています。


Yokohamamm21200151
山下ふ頭で賑わい創出

 「山下ふ頭」では再開発に向けて更地化した山下公園側の約9haの土地を活用した賑わい創出に取り組んでいます。こうしたことを踏まえ、横浜駅東口~山下ふ頭間で2020年6月からの運行を予定している連節バスを活用した高度化バスシステム「BAYSIDE BLUE(ベイサイド ブルー)」や客船のシャトルバスの発着拠点となる暫定交通広場とバス待合所をふ頭内に整備し、2020年1月20日(月)より供用開始しました。
 
 引用資料 横浜市記者発表資料(PDF:2020/01/17)
 山下ふ頭に「バス待合所」がオープンします! 

 これにより、山下ふ頭へのアクセスや臨海部を訪れる観光客等の回遊性・利便性を高めるとともに、大黒ふ頭などに着岸するクルーズ船の乗客へのサービス向上を図ります。

● ガンダム GLOBAL CHALLENGE
 
2019年にTVシリーズ放映開始40周年を迎えた「機動戦士ガンダム」のさらなる飛躍に向けて、2020年10月1日に18mの実物大ガンダムを動かし一般公開することを目指すプロジェクト「ガンダム GLOBAL CHALLENGE」が、横浜市と連携し、実施に向けて計画を進めています。

 公式ホームページ
 ガンダム GLOBAL CHALLENGE


Yokohamayamashita190514
コンセプト・イメージ図
 「IR(カジノを含む統合型リゾート施設)」の誘致検討を巡り、横浜市は事業者から募った構想案を公表しています。提出した国内外12事業者・グループ全てが「山下ふ頭(山下埠頭)」を立地場所に想定しています。

 引用資料 横浜市・公式HP(2019/05/27)
 IR(統合型リゾート)等新たな戦略的都市づくりの検討


Yokohamayamashita190512
「山下ふ頭」です。面積は約47.1haです。すでに山下公園側の約9haが更地化されているようです。「IR(カジノを含む統合型リゾート施設)」を誘致計画には横浜市民の反対意見が非常に多いですが、誘致計画は着実に進んでいるようです。



|

2020年1月25日 (土)

地上26階、高さ約132mの「JR横浜タワー」が2020年5月30日(土)開業! & 「JR横浜鶴屋町ビル」が2020年6月5日(金)開業!

Yokohamajr200111
JR横浜タワー
 横浜駅西口の「横浜シァル」と「横浜エクセルホテル東急」跡地に計画している超高層複合ビル「(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事」は、2015年10月19日に着工(準備工事)されました。

 当初は、地上33階、地下3階、最高高さ約180m、延床面積約182,000㎡で計画されていましたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災を受け、従来以上に安全性を重視した構造に改めるために計画が見直されました。

● JR横浜タワーが2020年5月30日(土)に開業!
 
JR横浜タワーの商業施設「NEWoMan横浜」、「CIAL横浜」、「T・ジョイ横浜」が2020年5月30 日(土)に開業します。JR横浜鶴屋町ビルでは、宿泊特化型ホテル「JR東日本ホテルメッツ 横浜」および商業施設「CIAL横浜ANNEX」が2020年6月5日(金)にグランドオープンします。

 引用資料 JR東日本(PDF:2020/01/23)
 JR横浜駅直結 JR横浜タワーが2020年5月30日(土)開業 

JR横浜タワーの概要
◆ 計画名-(仮称)横浜駅西口開発ビル新築工事
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区南幸一丁目1番2他
◆ 階数-地上26階、地下3階(駅前棟)
◆ 高さ-最高部132.253m(駅前棟)
◆ 敷地面積-8,687.45㎡(駅前棟)
◆ 建築面積-7,488.07㎡(駅前棟)
◆ 延床面積-98,475.82㎡(駅前棟)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-(駅前棟)商業施設、オフィス等
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者・監理者-ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2015年10月19日(駅前棟・準備工事)、2016年04月01日(駅前棟・本体工事)
◆ 竣工-2020年03月31日予定
◆ 開業-2020年05月30日予定

JR横浜鶴屋町ビルの概要
◆ 計画名-(仮称)横浜駅西口開発ビル(鶴屋町棟)新築工事
◆ 所在地-神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町一丁目66番9他
◆ 階数-地上9階、地下1階(鶴屋町棟)
◆ 高さ-最高部30.99m(鶴屋町棟)
◆ 敷地面積-4,909.16㎡(鶴屋町棟)
◆ 建築面積-4,100.00㎡(鶴屋町棟)
◆ 延床面積-31,500.00㎡(鶴屋町棟)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-(鶴屋町棟)自動車車庫、ホテル、スポーツの練習場、店舗、児童福祉施設等
◆ 客室数-170室
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者・監理者-ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2018年04月01日
◆ 竣工-2020年03月31日予定
◆ 開業-2020年06月05日予定


Yokohamajr200112
「配置図」です。


Yokohamajr200113
「断面図」です。

● JR横浜タワー
 JR横浜タワー内の商業ゾーンは、「NEWoMan 横浜(1階~10階)」、「CIAL 横浜(地下3階~地下1階)」、「T・ジョイ 横浜(8階~10階)」が複合された施設となります。12階~26階は「オフィス、STATION SWITCH」となります。

● JR横浜鶴屋町ビル
 JR横浜鶴屋町ビルは、駐車場施設「JR 横浜パーキング(4階~9階)」に加えて、商業施設「CIAL 横浜ANNEX(1階~3階)」、ホテル「JR 東日本ホテルメッツ 横浜(3階~9階)」、スポーツ施設「ジェクサー・フィットネス&スパ横浜(2階・3階)」が複合された施設となります。


Yokohamajr200114
屋上広場「うみそらデッキ(JR横浜タワーの12階)」は、横浜港や横浜ベイブリッジが一望できる屋上広場です。


Yokohamajr200115
「アトリウム(JR横浜タワーの1~4階)」は、横浜駅の新しい顔となる、4層吹き抜けの明るく開放的な空間です。歩行者ネットワークの起点となり、様々な場所にアクセスできます。


Yokohamajr200116
「JR横浜鶴屋町ビル」の北側外観です。



|

2020年1月24日 (金)

江戸川区 地上31階、高さ約110mの「JR小岩駅北口地区第一種市街地再開発事業」 2020年1月24日に市街地再開発組合の設立を認可!

Tokyokoiwa200111
-JR小岩駅北口地区第一種市街地再開発事業-
 総武線のJR小岩駅周辺では、複数の再開発計画が進行しています。再開発は南口が先行していますが、北口でも「JR小岩駅北口地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「JR小岩駅北口地区市街地再開発組合」の設立を2020年1月24日(金)に認可します。市街地再開発事業の施行により、交通・防災の拠点となる交通広場や道路整備を行うとともに、活気と賑わいがあり、小岩らしい駅北の顔となる市街地の形成を図ります。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2020/01/23)
 JR小岩駅北口地区市街地再開発組合の設立を認可します

 引用資料 江戸川区・公式HP
 JR小岩駅北口地区(北口駅前地区)

 概要は、地上31階、地下1階、高さ約110m、延床面積約92,170㎡です。1階~4階が「商業・業務施設」、5階が「住宅駐輪場」、6階が「免震層」、7階~31階までが総戸数約670戸の「共同住宅」です。

JR小岩駅北口地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都江戸川区西小岩一丁目、西小岩三丁目及び西小岩四丁目地内
◆ 階数-地上31階、地下1階
◆ 高さ-最高部約110m
◆ 延床面積-約92,170㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-中間免震装置(6階に中間免震装置を設置)
◆ 用途-商業、業務、共同住宅、保育所
◆ 建築主-JR小岩駅北口地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産)
◆ 基本設計-(ビル)アール・アイ・エー、(公共施設)トーニチコンサルタント
◆ 総戸数-約670戸
◆ 着工-2022年04月予定
◆ 竣工-2026年03月予定
◆ 総事業費―約610億900万円(このうち工事費約418億500万円)


Tokyokoiwa200112
「断面イメージ」です。


Tokyokoiwa200113
「整備方針」です。


Tokyokoiwa191114 
「位置図」です。高さの限度は110mです。


Tokyokoiwa191111
JR小岩駅周辺のイメージです。超高層タワーマンションが集積する街に変貌します。



|

2020年1月23日 (木)

「SONY」創業の地である御殿山エリア 地上19階、高さ約107mの「(仮称)住友不動産大崎東プロジェクト」 新築工事に着工! 

Tokyosony200121
(仮称)北品川5丁目計画
 「ソニー」は、1946年に「東京通信工業」として設立されました。翌年に御殿山エリアに移転し、ラジオ、テレビ、ウォークマン、ハンディカムなど次々と画期的な製品を発売して大成功を収めました。御殿山エリアは「創業の地」とされ、「NSビル」は2007年に品川の新本社ビルが稼働するまで「ソニー」の本社でした。

 「ソニー」は、今は完全復活を遂げていますが、一時期はリストラに聖域を設けず、資産売却を加速していました。ソニー創業の地である品川区の御殿山エリアに保有していた「ソニー旧本社ビル(NSビル)、ソニー御殿山テクノロジーセンター 4号館」も2014年に住友不動産に売却しました。

 「ソニー旧本社ビル(NSビル)、ソニー御殿山テクノロジーセンター 4号館」の跡地には、「住友不動産」が、地上19階、地下2階、高さ約107mの超高層オフィスビル「(仮称)北品川5丁目計画」を建設します。当初計画では、2018年3月31日に着工、2020年3月31日に竣工の予定でしたが、一向に着工されませんでした。

● (仮称)住友不動産大崎東プロジェクトが着工!
 「住友不動産」は、急速な発展を遂げている副都心・大崎エリアに位置し、JR・りんかい線「大崎」駅、JR・浅草線「五反田」駅から2駅7路線利用可能な品川区北品川五丁目で開発を進めている地上19階の大規模オフィスビル「(仮称)住友不動産大崎東プロジェクト」を2020年1月7日に着工しました。 

 引用資料 住友不動産・公式HP(PDF:2020/01/22)
 オフィスビルの急速な供給が進む山手線南半球の主要なビジネスエリア “大崎・品川エリア”の発展を拡充する大規模オフィスビル開発 「(仮称)住友不動産大崎東プロジェクト」着工

(仮称)住友不動産大崎東プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)北品川5丁目計画
◆ 所在地-東京都品川区北品川五丁目420番1号他(地番))
◆ 交通-JR・りんかい線「大崎」駅より徒歩8分、東急池上線「五反田」駅より徒歩9分、JR線「五反田」駅より徒歩10分
◆ 階数-地上19階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-約107m
◆ 敷地面積-7,102.36㎡
◆ 建築面積-約2,800㎡
◆ 延床面積-47,509.26㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造(アイソレータ、U型ダンパー等)
◆ 用途-オフィス、駐車場
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 解体・土壌汚染対策-2017年01月05日~2019年11月30日
◆ 着工-2020年01月07日
◆ 竣工-2022年02月予定


Tokyosony200111
「カーテンウォール」は、ツタが絡まったようなデザインで非常に斬新でユニークです。基礎工法は「直接基礎」、地震対策として「免震構造(アイソレータ、U型ダンパー等)」を採用します。

  引用資料 住友不動産・公式HP
 (仮称)住友不動産大崎東プロジェクト


Tokyosony200122
<基準階フロア図>です。ビルの平面は5角形になるようです。オフィスの基準階面積は1,797㎡超(543.8坪)で、多様なレイアウトニーズに対応可能な整形無柱空間を確保します。


Tokyosony200123
<ランドスケープ>です。地域にも開放する緑豊かな広場を設けます。


Tokyosony200124
<物件周辺地図>です。大崎地区は疾風怒濤の勢いで再開発が進んでいます。


Tokyosony200113
「(仮称)北品川5丁目計画」の建設予定地を南東側から見た様子です。


Tokyosony200114
北西側から見た様子です。通称「ソニー通り」の南側になります。


Tokyosony200115
変更前の「(仮称)北品川5丁目計画」の建築計画のお知らせです。



|

2020年1月22日 (水)

(仮称)新宮下公園等整備事業 公園×商業×ホテルが一体となったプロジェクト「MIYASHITA PARK」が2020年6月にグランドオープン!

Tokyomiyashitapark200111
-(仮称)新宮下公園等整備事業-

 渋谷区の「宮下公園」は、JR山手線渋谷駅~原宿駅間の線路と明治通りに囲まれた南北に細長い形状の公園です。公園は人工地盤の上に整備されています。

 「(仮称)新宮下公園等整備事業」は、渋谷駅中心地区の再開発と連携して、渋谷川から原宿や代々木方面への緑の連担性を形成するために宮下公園及び渋谷駐車場を緑の拠点として整備するものです。

● MIYASHITA PARKが2020年6月にグランドオープン!
 「渋谷区」と「三井不動産」は、渋谷区渋谷一丁目及び神宮前六丁目にて(仮称)新宮下公園等整備事業を進めてきましたが、街区名を「MIYASHITA PARK」に決定し、2020年4月に竣工、6月にグランドオープンします。

 引用資料 三井不動産(2020/01/20)
 <公園×商業×ホテルが一体となった新しいミクストユース型プロジェクト>「MIYASHITA PARK」2020年6月グランドオープン
立体都市公園として渋谷周辺エリアをつなぐ全長約330mの低層複合施設が誕生

 「MIYASHITA PARK」は、敷地面積約10,740㎡、延床面積約46,000㎡、全長約330mからなります。公園・駐車場・商業施設・ホテルが一体となった新しい「低層複合施設」です。「立体都市公園制度」を渋谷区内で初めて活用しました。

MIYASHITA PARKの概要
◆ 計画名-(仮称)新宮下公園等整備事業
◆ 所在地-(南街区)東京都渋谷区渋谷一丁目26、(北街区)東京都渋谷区神宮前六丁目20
◆ 階数-(南街区)地上5階、地下0階、(北街区)地上18階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(南街区)最高部21.06m、、(北街区)最高部75.10m
◆ 敷地面積-約10,740㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約46,000㎡(施設全体)
◆ 全長-約330m(施設全体)
◆ 構造-(南街区)鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、(北街区)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(南街区、北街区)
◆ 用途-都市計画公園、都市計画駐車場、駐車場、物販店舗、飲食店、ホテル
◆ 客室数-240室
◆ 建築主-三井不動産
◆ プロジェクトアーキテクト-日建設計
◆ 設計者・監理者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2018年06月01日(労災保険関係成立票より)
◆ 竣工-2020年04月16日予定(労災保険関係成立票より)
◆ 開業-2020年06月予定  


Tokyomiyashitapark200112
「MIYASHITA PARK」南街区エントランス図です。


Tokyomiyashitapark200113
「MIYASHITA PARK」南北街区です。


Tokyomiyashitapark200114
「公園内スケート場・ボルダリングウォール(南街区)」です。


Tokyomiyashitapark200115
「公園プラン(平面図)」です。


Tokyomiyashitapark200116
「南街区」と「北街区」の連結部の鉄骨建方が始まった頃は威圧感があり過ぎて心配しましたが、最終的な完成イメージを見ると素晴らしい施設になるようなので安心しました。


Tokyomiyashitapark200117
「南街区」の工事着工前の様子です。


Tokyomiyashitapark200118
「北街区」の工事着工前の様子です。


Tokyomiyashitapark200119
「新宮下公園等整備事業(南街区)」の建築計画のお知らせです。


Tokyomiyashitapark200120
「新宮下公園等整備事業(北街区)」の建築計画のお知らせです。



|

2020年1月21日 (火)

JR北海道 北海道新幹線の「札幌駅」 「(1)新幹線専用改札の位置、(2)新幹線平面線形、ホームの位置 、(3)在来線乗換跨線橋の位置」を変更!

Sapporojr200111
-北海道新幹線・札幌駅-

 「北海道新幹線」の「新函館北斗駅~札幌駅」までの工事が、2031年春開業(予定)を目指して行われています。しかし、肝心の「札幌駅」の場所がまだ決まっていませんでした。

 ホーム位置を巡り、「国土交通省、鉄道建設・運輸施設整備支援機構、JR北海道、北海道、札幌市」は、2018年3月29日に5者協議を開き、現在の札幌駅から200~300m東に造る「大東(おおひがし)案」で正式に合意しました。

● 計画を一部変更!
 「JR北海道(北海道旅客鉄道)」は2020年1月16日に、「北海道新幹線札幌駅ホーム位置にかかわる調整会議」で決定した設計計画を一部変更することを発表しました。変更点は「(1)新幹線専用改札の位置、(2)新幹線平面線形、ホームの位置 、(3)在来線乗換跨線橋の位置」の3点です。

 引用資料 JR北海道(PDF:2020/01/16)
 新幹線札幌駅について


Sapporojr200112
(1) 新幹線専用改札の位置

 「新幹線専用改札」の位置は、駅の利用者が認識しやすいように、1階から3階に変更し、在来線と新幹線乗換改札を同じフロアに集約します。さらに、再開発ビルと接続する事により、バス、地下鉄、タクシーとの交通結節機能を確保します。合わせて、交通広場の利便性も高めます。



Sapporojr200113
(2) 新幹線平面線形、ホームの位置

 「創成東地区」に北海道新幹線の東改札を設置することを容易にするため、新幹線の平面線形を見直します。新幹線下りホームの位置を南側に約1.5m、東側に約25m移動します。これに伴い、上下ホームの幅員についても変更します。


Sapporojr200114
(3) 在来線乗換跨線橋の位置
 
乗換跨線橋および在来線ホーム接続部の通路幅を広げられる構造とするために、当初の計画から約50m西側に移動します。これに伴い、東西連絡通路は約50m延長されます。



|

2020年1月20日 (月)

2020年3月29日からの「東京国際空港(羽田空港)」の新飛行経路 2020年1月30日~3月11日の期間内に実機飛行による確認を実施!

Tokyohaneda191011
-東京国際空港(羽田空港)-
 
アメリカ軍横田基地が管制権を持つ「横田空域」について、日本政府とアメリカ軍が、空域を通る一部旅客機の管制を日本側が行うことで合意しました。これにより、「羽田空港」に着陸する新ルート運用の目途が立ちました。

 「横田空域」は、アメリカ軍が管制権を掌握しており、旅客機を自由に飛ばせません。日本側にとっては、東京オリンピックに向けて羽田空港の国際線発着枠を広げるうえで、「横田空域」が障害となっていました。

 新たな飛行ルートは東京都心の上空を通過します。すべて東京都心の上空を通過する新ルートに変更されるようなイメージがありますが、都心上空を飛行するのは、「南風好天時」の国際線の発着が集中する夕方の約4時間(15時~19時)のみです。

● 2020年3月29日からの羽田空港の新飛行経路
 2020年3月29日からの羽田空港の新飛行経路の運用開始・国際線の増便に向け、1月30日~3月11日の期間内に、北風・南風それぞれ7日間程度において、管制官が新飛行経路の運用の手順等を確認するほか、新たに設置した航空機騒音測定局の調整を行うための実機飛行による確認(実際の航空機による新飛行経路についての確認)を行うこととしています。

 引用資料 国土交通省(2020/01/17)
 羽田空港の新飛行経路の実機飛行による確認を行います


Tokyohaneda200131
「実機飛行確認」の飛行コースです。


Tokyohaneda200132
「実機飛行確認の実施期間」です。2020年1月30日~3月11日の期間内に、北風・南風それぞれ7日間程度、実際の航空機による新飛行経路についての確認を行います。期間中、南風悪天時の新飛行経路(ILS)の実機飛行確認も行うこととしており、実施状況により好天時でも行う場合があります。


Tokyohaneda200135
ILS(Instrument Landing System)

 「ILS」とは「計器着陸装置(Instrument Landing System)」の事で、着陸進入する航空機に対して、空港・飛行場付近の地上施設から指向性誘導電波を発射し、視界不良時にも安全に滑走路上まで誘導する計器進入システムです。

 引用資料 国土交通省 → ILSの概要

 「ローカライザー(進入方向)×「グライドスロープ(縦位置あるいは高さ)」×「マーカービーコン(距離)」及び「T-DME(距離)」で、視界不良時にも安全に滑走路上まで誘導する事が出来ます。


Tokyohaneda200133
ローカライザー(飛行場側のILS施設)

 写真は「関西国際空港」の「ローカライザー」です。進入方向(横位置)を示します。 


Tokyohaneda200134
グライドスロープ・T-DME(飛行場側のILS施設)

 「関西国際空港」の「グライドスロープ(グライドパス)」と「T-DME」です。写真右側の高い塔の装置が「グライドスロープ」で、写真左側の1本の棒状の装置が「T-DME」です。「グライドスロープ」は降下経路(縦位置あるいは高さ)を示し、「T-DME」は滑走路までの距離を示します。



|

2020年1月19日 (日)

2020東京オリンピック・パラリンピック 「国立代々木競技場 第一体育館」の改修工事が完了 美しく生まれ変わって再オープン!

Tokyoyoyogi200111
-国立代々木競技場耐震改修工事(第一体育館等)-

 国立代々木競技場の設計は「丹下健三氏」です。「第一体育館、第二体育館」共に、吊り橋のような高張力による吊り屋根構造の技術を用いています。「第一体育館」は2本、「第二体育館」は1本の主柱から屋根全体を吊っています。

 1963年2月1日、建設工事は開始されました。工期は、オリンピック大会を控えた18ヶ月という絶対に延ばすことは許されない期間でした。1964年8月31日、オリンピック大会まで39日を残して完成しました。

 50年以上も前にこのような高度な技術が使われていて、未だに第一線の施設として活躍しているのは凄いとしか言いようがありません。2020年の東京オリンピックでは、「ハンドボール」などの会場として使用する予定です。

 「日本スポーツ振興センター(JSC)」は、「国立代々木競技場耐震改修工事(第一体育館等)」の一般競争入札を行い、落札者を68億5000万円で「清水建設」に決定し、「第一体育館」と「付属棟」を耐震改修を行いました。2018年1月に改修工事に着手し、2019年9月30日に完了しました。2019年11月より営業再開しています。

 引用資料 国立代々木競技場の歴史
 国立代々木競技場第一体育館改修工事の記録

国立代々木競技場第一体育館改修後の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区神南二丁目1-1
◆ 階数-地上2階、地下2階
◆ 高さ-最高部40.37m
◆ 延床面積-約28,705㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-興行場
◆ 収容人数-12,842人(改修前13,245人)
◆ 建築主-文部省(現:文部科学省)
◆ 設計者-丹下健三都市建築研究所(現:丹下都市建築設計)
◆ 監理者-建設省関東地方建設局(現:国土交通省関東地方整備局)
◆ 施工者-清水建設(改修工事の施工も清水建設)
◆ 着工-1963年02月01日
◆ 竣工-1964年08月月31日(竣工)、1964年09月(竣工式)
◆ 改修工事-2018年01月~2019年09月30日
◆ 営業再開-2019年11月


Tokyoyoyogi200112
改修工事が完了した「国立代々木競技場 第一体育館」です。2019年11月より営業再開しています。 


Tokyoyoyogi200113
「改修前 第一体育館内観」と「改修後 第一体育館内観」です。


Tokyoyoyogi200114
「原宿門」側がバリアフリー化されました。


Tokyoyoyogi200115
新たに2ヶ所の「車いす用スロープ」が設置されました。


Tokyoyoyogi200116
2ヶ所の「車いす用スロープ」です。


Tokyoyoyogi200117
「原宿口」のエントランス前です。



|

2020年1月18日 (土)

横浜市の北仲通北地区 「A-1地区」と「A-2地区」を一体的に開発 「大和地所、住友不動産」が、地上41階、高さ約162mの超高層ビルを建設!

Yokohamakitanaka200111
-北仲通北地区A-1・2地区-

 昨日(1月17日)に「建設通信新聞」が、 ”横浜市の新市庁舎に近接し、大岡川沿いにある北仲通北地区A-1、A-2地区の各開発計画が両地区をA-1・2地区として一体化するなどした新たなスキームで再始動する。” と報道しました。

 引用資料 建設通信新聞(2020/01/17)
 一体計画で再始動/設計は久米、21年着工/大和地所と住友不動産の北仲通北A-1・2地区

 1月16日に横浜市が開いた「環境影響評価審査会」で明らかになったということだったので、詳細を知るために「横浜市環境影響評価審査会開催記録」の公開を1日待ったのですが、1月18日の朝現在まだ公開されていません。公開まで待てないのでUPします。

 「建設通信新聞」によると、「大和地所」と「住友不動産」が事業者となり、地上41階、地下3階、高さ約162m(軒高約150m)、 延床面積約98,960㎡の共同住宅とホテルを主要用途となる超高層ビルを建設します。

 施設は、地上41階、地下3階、高さ約162mの「タワー」、地上11階、地下1階、高さ約45mの「中層部」、地上7階、地下1階、高さ約31mの「低層部」で構成されます。

 主要用途は、約400戸の「共同住宅」が約42,820㎡、「宿泊施設」が約43,260㎡、約390台の「駐車場」が約12,880㎡となっています。2021年に着工、2025年に竣工の予定です。

北仲通北地区A-1・2地区の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通六丁目
◆ 階数-(タワー)地上41階、地下3階、(中層部)地上11階、地下1階、(低層部)地上7階、地下1階
◆ 高さ-(タワー)最高約162m、軒高約150m、(中層部)約45m、(低層部)約31m
◆ 建築面積-約5,180㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約98,960㎡(施設全体)
◆ 用途-共同住宅、ホテル、駐車場
◆ 総戸数-約400戸
◆ 建築主-大和地所、住友不動産
◆ 設計者-久米設計
◆ 着工-2021年予定
◆ 竣工-2025年予定


Yokohamakitanaka200112
「配置計画図」です。


Yokohamakitanaka200113
「北仲通北地区A-1・2地区」です。現在は駐車場として使用されています。


Yokohamakitanaka200114
KITANAKA BRICK&WHITE

 「三井不動産レジデンシャル」と「丸紅」が、横浜北仲エリアの新たなランドマークとして開発を進めてきた複合施設「(仮称)馬車道駅直結 横浜北仲タワープロジェクト」が2020年4月に完成します。

 引用資料 三井不動産レジデンシャル(PDF:2020/01/16)
 ~みなとみらい線「馬車道」駅直結、保存・復元した歴史的建造物と超高層ミクストユースタワーがおりなす横浜の新たなランドマーク遂に完成~全19店舗が出店する商業・文化施設「KITANAKA BRICK&WHITE」が4月23日(木) 開業

 横浜市最大規模・最高層を誇る分譲マンション「ザ・タワー横浜北仲」を中心として、横浜エリア初進出となるサービス付き長期・短期滞在型宿泊施設「オークウッドスイーツ横浜」、商業・文化施設「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」から構成されます。「KITANAKA BRICK&WHITE」は、2020年4月23日(木)に開業予定です。


Yokohamakitanaka200115
「北仲通地区内 位置図」です。



|

2020年1月17日 (金)

東京メトロ銀座線「渋谷駅」の大規模改良工事 3回目の線路切替工事が完了 供用開始されたM型アーチ状のフォルムの新駅舎!

Tokyoshibuyametro200111
-東京メトロ銀座線・渋谷駅の移設工事-

 怒涛の勢いで再開発が行われている渋谷地区ですが、東京メトロ銀座線「渋谷駅」は渋谷駅街区基盤整備に合わせて大規模なリニューアル工事を進めています。

 「東京メトロ(東京地下鉄)」では、銀座線渋谷駅を明治通り上空に移設する工事を進めており、2019年12月27日(金)夜から実施した線路切替・ホーム移設工事後の2020年1月3日(金)の始発から、銀座線渋谷駅新駅舎を供用開始しました。

 引用資料 東京メトロ(2019/10/28)
 銀座線渋谷駅が生まれ変わります!

 渋谷駅街区基盤整備に合わせて2009年より駅移設工事を進めていますが、3回目となる線路切替工事及びホーム移設工事を2019年12月27日(金)夜から2020年1月3日(金)早朝にかけて実施し、工事後の1月3日(金)の始発から、新駅舎を供用開始しました。

 新駅舎はホーム幅が約6mから約12mに拡幅されるほか、多機能トイレといったバリアフリー設備も備え、明治通り上にM型アーチ状のフォルムの駅舎が誕生しました(写真提供読者さん)。

 
Tokyoshibuyametro181212
3回目と4回目の線路切替工事
 3回目となる線路切替工事及びホーム移設工事を2019年12月27日(金)夜から2020年1月3日(金)早朝にかけて実施されました。4回目となる線路切替工事及びホーム移設工事が完了するとホームの最終的な形状が完成します。

 引用資料 東京メトロ(PDF: 2018/02/22)
 銀座線渋谷駅移設に伴う線路切替工事のため 銀座線 渋谷~表参道駅間、青山一丁目~溜池山王駅間を運休します 2018年5月3日(木・祝)~5日(土・祝)3日間終日


Tokyoshibuyametro200112
2020年1月3日(金)から供用開始されたM型アーチ状のフォルムの新駅舎です。新しいホームは、従来の相対式2面2線から島式1面2線に変更され、ホーム幅を従来の約1.7倍に拡幅しました(写真提供読者さん)。


Tokyoshibuyametro200113
特徴的なM型アーチ状のフォルムの屋根です。よく見るとその上のホーム屋根そのものは水平なんですね。ホーム屋根の上部には自由通路「スカイデッキ」を整備します(写真提供読者さん)。

スカイデッキ
 「渋谷ヒカリエ」から線路頭上にできる空中デッキを通り、「渋谷スクランブルスクエア」、「渋谷マークシティ」までつながる動線が確保され、駅の東西を歩いて移動できるようになります。「スカイデッキ」の供用開始はオリンピック後になる見通しです。


Tokyoshibuyametro200114
ホームドアは?
 供用開始を伝えるYahoo!のニューズのコメント欄に「ホームドアが無い!」というコメントをよく見かけましたが、最終的には「ホームドア」は設置されます。現在のホームはまだ仮設のため設置していないだけです(写真提供読者さん)。


Tokyoshibuyametro200115
2019年12月27日(金)まで使用されていたホームです。旧1番線ホームは、フェンスが設置され新ホームに向かうコンコースに転用されています(写真提供読者さん)。


Tokyoshibuyametro200116
更に奥の引上げ線です(写真提供読者さん)。



|

2020年1月16日 (木)

神宮前交差点 新たなランドマークとなる「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」 東京都より権利変換計画の認可!

Tokyojingu200111
-神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業-

 「表参道」と「明治通り」が交差する「神宮前交差点」は、東京の顔とも言えます。北東側角にはランドマークとなる「東急プラザ表参道原宿」が建設されました。

 「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、商業地としての高いポテンシャルを有する一方、建築物の老朽化、明治通り拡幅による狭小な土地、歩行者と自動車が交錯する変形五叉路などの課題を抱えています。

 街区を再編・統合し、土地の有効・高度利用を図り、立地特性に相応しい商業拠点等を整備し、にぎわいを形成するとともに、変形五叉路の解消など安全な歩行者空間の確保を図り、西側角に新たなランドマークを建設します。

● 東京都より権利変換計画の認可!
 「神六再開発」と、権利者及び特定事業参加者として参画している「東急不動産」は、共に事業を進めている「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」において、2020年1月9日付で東京都知事より権利変換計画の認可を受けました。2020年3月から解体工事に着手、2020年9月に着工、2022年度に竣工予定です。

 引用資料  東急不動産(2020/01/14)
 神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業 権利変換認可を受け本格始動

神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都渋⾕区神宮前六丁目30番2他
◆ 階数-地上10階、地下3階
◆ 高さ-最高部49.5m
◆ 敷地面積-約3,085㎡
◆ 延床面積-約19,890㎡
◆ 用途-店舗、公共公益施設、鉄道用変電施設、駐車場等
◆ 建築主-神六再開発株式会社(東急不動産は権利者及び特定事業参加者として参画)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 解体工事-2020年03月予定
◆ 着工-2020年09月予定
◆ 竣工-2022年度予定
◆ 総事業費-約180億円


Tokyojingu200112
「明治神宮前駅」出入口付近(区道623号の道路拡幅整備後)のイメージです。


Tokyojingu190912
「断面イメージ図」です。

 引用資料 東京都・公式HP(2019/02/14)
 神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業の施行を認可します


Tokyojingu190913
「計画配置図」です。


Tokyojingu190914
「位置図」です。


Tokyojingu190915
「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北東側から見た様子です。


Tokyojingu190918
「神宮前交差点」の 北東側角には、2012年4月に開業した神宮前交差点のランドマークとなっている「東急プラザ表参道原宿」があります。



|

2020年1月15日 (水)

中央区 地上45階、高さ約240mの「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」 2020年1月中旬の建設状況

Tokyoyaesu181211
-八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業-

 東京駅周辺では、丸の内側では怒涛の勢いで再開発が行われていますが、八重洲側では再開発があまり進んでいませんでした。丸の内側は区画が大きい上に地権者が超大手企業のため再開発が比較的スムーズに進みますが、八重洲側は小規模なビルが多く権利関係が複雑に絡み合っているため合意形成が非常に難しいためです。
 
 そんな中でも、「八重洲一丁目東地区再開発計画」、「八重洲二丁目北地区再開発計画」、「八重洲二丁目中地区再開発計画」の3地区で再開発が協議されています。
 その中で、最も進んでいるのが「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。

 「三井不動産」は、八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の一員として、「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、2018年12月3日に起工式を執り行いました。

 引用資料 三井不動産(PDF:2018/12/03)
 「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」着工 ~東京駅前における大規模ミクストユースプロジェクトが始動!交通結節機能の更なる強化へ~ 

八重洲二丁目北地区の概要
◆ 計画名-八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目地内 他
◆ 交通-JR「東京」駅地下直結、東京メトロ丸の内線「東京」駅地下直結、東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩3分、東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋」駅徒歩6分
◆ 階数- (A-1街区)地上45階、塔屋2階、地下4階、(A-2街区)地上7階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(A-1街区)最高部約240m、(A-2街区)最高部約41m
◆ 地区面積-(A-1街区)12,390.43㎡、(A-2街区)1,043.69㎡
◆ 敷地面積-(A-1街区)10,875.16㎡、(A-2街区)743㎡
◆ 延床面積-(A-1街区)283,896.06㎡、(A-2街区)約5,850㎡
◆ 構造-(A-1街区・A-2街区)鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-(A-1街区)パイルド・ラフト基礎(直接基礎と杭基礎の複合基礎)、(A-2街区)直接基礎
◆ 用途-(A-1街区)オフィス、店舗、ホテル、小学校、バスターミナル、駐車場等、(A-2街区)オフィス、店舗、子育て支援施設、駐輪場、駐車場、住宅等
◆ 客室数-98室(39階~45階)
◆ 建築主-八重洲二丁目北地区市街地再開発組合(事業協力者 三井不動産)
◆ 設計者-(基本設計・実施設計)日本設計、(実施設計)竹中工務店
◆ 監理者-日本設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-(既存建物等解体工事)2017年09月01日~2018年11月30日、(地下解体工事)2018年06月01日~2020年12月31日予定
◆ 着工-2018年12月03日(起工式)
◆ 竣工-2022年08月末予定
◆ オープン-2022年末予定(ホテル開業)


Tokyoyaesu181212
「5階テラスイメージパース」です。


Tokyoyaesu181213
「外観イメージパース(A-2街区)」です。


Tokyoyaesu181214
「用途断面図」です。


Tokyoyaesu181215
「配置図」です。


Tokyoyaesu200111
JR東京駅の「グランルーフ」から見た「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の2020年1月中旬の建設状況ですです(写真提供読者さん)。


Tokyoyaesu200112
竹中工務店カラーのシルバーの「マスト」のタワークレーンが1基登場しています(写真提供読者さん)。


Tokyoyaesu200113
この現場は「逆打ち工法」で工事が行われています(写真提供読者さん)。



Tokyoyaesu200114
地下階の「鉄骨建方」を行っています(写真提供読者さん)。


Tokyoyaesu200115
地下階の「鉄骨建方」を行っています(写真提供読者さん)。


Tokyoyaesu200116
3連型の「アースオーガ」を装着した「三点式パイルドライバ」が稼働しています。「山留め壁」の構築も行っています(写真提供読者さん)。


Tokyoyaesu200117
街区北側の「(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事」は、2020年2月1日の着工予定です。概要は、地上14階、地下3階、高さ70.00m、延床面積22,252.00㎡です(写真提供読者さん)。



|

2020年1月14日 (火)

東京駅前常盤橋プロジェクト 地上40階、高さ約212mの「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 A棟新築工事」 2020年1月中旬の建設状況

Tokyotokiwabashi180211
-東京駅前常盤橋プロジェクト-

 三菱地所が進める常盤橋街区再開発プロジェクトである「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)」は、地上61階、高さ約390m、総延床面積約686,000㎡、総事業費を含め国家プロジェクト並の規模となります。

 「三菱地所」は、2018年2月20日に「A棟新築工事」の起工式(安全祈願祭)を執り行いました。竣工は2021年4月末を予定しています。 「A棟」は、呉服橋交差点に面した街区南東に位置し、地上40階、高さ212m、延床面積約146,000㎡のオフィス・店舗からなる複合ビルとなり、東京メトロ東西線大手町駅コンコースと直結予定です。

 引用資料 三菱地所(2018/02/20)
 大手町・丸の内・八重洲・日本橋の結節点における敷地面積3.1haの大規模再開発 「東京駅前常盤橋プロジェクト」A棟新築工事着工 -「働く」ことは「人が動き、交わる」こと。これからの「働く」を発信するシンボルタワーへ- 

 「A棟」の高さは、「三菱地所の」のHPでは約212mとなっていますが、「東京都環境局」のHPでは215.77mとなっています。「東京都環境局」のHPでは、敷地面積5,455.97㎡、 建築面積3,965.01㎡、延床面積146,440.68㎡と詳細な数値が公開されていますが、着工前の数値と思われるので、修正されている可能性があります。

東京駅前常盤橋プロジェクトの概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上61階、塔屋2階、地下5階(B棟)
◆ 高さ-最高部約390m(B棟)
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約686,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末
◆ 竣工-2027年09月下旬予定

A棟の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 A棟新築工事
◆ 階数-地上40階、地下5階
◆ 高さ-最高部約212m *東京都環境局のHPでは215.77m
◆ 敷地面積-5,455.97㎡
◆ 建築面積-3,965.01㎡
◆ 延床面積-146,440.68㎡
◆ 構造―鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎(一部併用)
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場等
◆ 建築主-三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2018年02月20日(起工式)  
◆ 竣工-2021年04月末予定


Tokyotokiwabashi180212
「A棟外装イメージパース/呉服橋交差点より」です。


Tokyotokiwabashi180213
「A棟外装イメージパース/東京駅方面より」です。


Tokyotokiwabashi180214
「全体開業時の大規模広場イメージパース/東京駅日本橋口側より」です。


Tokyotokiwabashi180215
「全体開業時の街区全体イメージパース/東京駅丸の内側より」です。


Tokyotokiwabashi180216
「本プロジェクト段階開発ステップ図」です。10年超の事業期間をかけて段階的に4棟のビル開発を進める計画です。


Tokyotokiwabashi180217
「A棟竣工時配置図」です。


Tokyotokiwabashi180218
「事業概要」です。


Tokyotokiwabashi200111
「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 A棟新築工事」の建設現場を南東側から見た様子です。2020年1月中旬の建設状況を「読者さん」に送って頂きました。ありがとうございました(写真提供読者さん)。


Tokyotokiwabashi200113
東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


Tokyotokiwabashi200112
南側から見た様子です(写真提供読者さん)。


Tokyotokiwabashi200114
南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


Tokyotokiwabashi200115
内部の様子です(写真提供読者さん)。


Tokyotokiwabashi200116
この現場は「逆打ち工法」で建設されているので、「地上躯体」と「地下躯体」を同時に建設しています(写真提供読者さん)。


Tokyotokiwabashi200117
「クラムシェル」が見えます。地下階も同時に建設しているので、地下階の掘削土を「クラムシェル」で揚土しています(写真提供読者さん)。



|

2020年1月13日 (月)

「国際赤坂ビル」を建て替え 地上32階、高さ約160mの「(仮称)赤坂二丁目計画」 環境影響調査計画書の縦覧!

Tokyoakasaka200111
-(仮称)赤坂二丁目計画-
 「積水ハウス」は、2014年4月に「国際赤坂ビル」を約740億円で取得しました。「日本生命保険相互会社」は、2018年12月に共有持ち分の50%を400億円超で取得しました。現在の持ち分は、積水ハウス系が50%、日本生命保険系が50%となっています。

 「日商岩井(現:双日)」が、2001年に「トレードピアお台場」に東京本社を移転するまで、このビルに東京本社がありました。そのため「日商岩井ビル」と呼ばれていました。

 現在は「大成建設」により解体工事が行われています。解体工事の工事名は「港区赤坂2丁目国際赤坂ビル(上屋)解体工事」で、解体工事の工期は、2019年2月1日~2020年5月15日の予定です。

● 環境影響調査計画書の縦覧!
 「積水ハウス」と「日本生命保険」は、「国際赤坂ビル」の跡地に「(仮称)赤坂二丁目計画」を計画しています。概要は、地上32階、地下3階、高さ約160m、延床面積約73,000㎡です。

 「(仮称)赤坂二丁目計画」の港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧が行われています。縦覧期間は、2020年1月6日(月)~2020年2月5日(水)までです。

 引用資料 港区・公式HP(2020/01/06)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)赤坂二丁目計画】

(仮称)赤坂二丁目計画の概要
◆ 所在地-東京都:港区赤坂二丁目4番5号
◆ 交通-東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅直結、東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅直結
◆ 階数-地上32階、地下3階
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 敷地面積-約5,994㎡
◆ 延床面積-約73,000㎡
◆ 用途- オフィス、商業、クリニック、子育て支援施設
◆ 建築主-積水ハウス、日本生命保険
◆ 基本設計-日建設計
◆ 解体工事-2019年02月01日~2020年05月15日予定
◆ 着工-2021年度予定
◆ 竣工-2024年度予定

建て替え前の国際赤坂ビルの概要
◆ 所在地-東京都港区赤坂二丁目4番5号
◆ 交通-東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅直結、東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅直結
◆ 階数-地上20階、地下4階
◆ 高さ-76.4m
◆ 敷地面積-6,008.27㎡
◆ 延床面積-62,836.39㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途- オフィス、店舗
◆ 建築主-国際自動車
◆ 設計者-三菱地所
◆ 竣工-1973年02月


Tokyoakasaka200121
「計画地位置図(広域)」です。


Tokyoakasaka200122
「計画地位置図(詳細)」です。東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅直結、東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅直結の好立地です。


Tokyoakasaka200123
「計画地及びその周辺の地形の状況」です。「(仮称)赤坂二丁目計画」は谷の部分に建設されます。等高線を見るとどうしてこの場所に「江戸城」の「外堀」を建設したのかよく分かりますね。



|

2020年1月12日 (日)

新宿中央公園芝生広場における交流拠点施設整備事業 レストランや カフェ、パークスポーツクラブが出店 2020年5月頃の開業予定!

Tokyoshinjuku200121
-新宿中央公園芝生広場における交流拠点施設整備事業-

 「新宿区」は、2017年9月に新宿中央公園魅力向上推進プランを策定し、概ね20年後の将来像の実現に向け、整備を進めています。その第一期段階(2020年5月を目途とした整備)として、新宿区では芝生広場の再生及び公園入口にあたるポケットパークの整備を予定しており、あわせて、2018年9月に「憩い」と「賑わい」の交流拠点を構築するため、整備運営を行う民間事業者の公募を行いました。

 新宿中央公園芝生広場で飲食店などの交流拠点施設を整備する民間事業者の公募を行った結果、5つの提案を受け、新宿区中央公園芝生広場交流拠点施設整備事業者選定委員会の審議を経て、「新都市ライフホールディングス」を施設の設置等予定者に決定しました。

 引用資料 新宿区・公式HP(2019/02/08)
 新宿中央公園芝生広場の交流拠点施設設置等予定者が決定しました

 引用資料 新都市ライフホールディングス(PDF:2019/02/12)
 新宿中央公園芝生広場における交流拠点施設整備事業提案にて、設置等予定者に選ばれました。

 店舗は、 レストラン(1階)、 カフェ(1階)、パークスポーツクラブ(1階・2階)を計画しています。1階のポケットパーク・公園園路に面する部分を「縁側テラス」、カフェの2階部分を「みはらしテラス」と 名付け 、誰でも自由に利用できるオープンスペースとして整備します。2020年5月頃の開業予定です。


Tokyoshinjuku200122
「新宿中央公園芝生広場における交流拠点施設整備事業」の予定地です。


Tokyoshinjuku200123
「施設整備イメージ」です。


Tokyoshinjuku200124
「ポケットパーク側からの施設イメージ」です。


Tokyoshinjuku200125
「ポケットパーク側からの施設イメージ」です。


Tokyoshinjuku200126
「2F みはらしテラス 」です。



|

2020年1月11日 (土)

国家戦略特区の新宿住友ビル改修計画 新宿中心部に巨大な全天候型イベント空間 「新宿住友ビル・三角広場」が2020年6月1日に誕生!

Tokyoshinjuku200111
新宿住友ビル改修計画
 
「新宿住友ビル」は、新宿副都心の超高層ビルの第2号として「京王プラザホテル」の次に建設されました。竣工は1974年3月で、新宿副都心の超高層ビル群の草分けとなるビルです。日本の超高層ビルでは初めて高さ200mを超えました。形状がプリズムのような三角柱なので「住友三角ビル」とも呼ばれています。

 「住友不動産」が進めている大規模なリニューアル工事「新宿住友ビル改修計画(西新宿二丁目8号地)」は、国土交通省より「民間都市再生事業計画」の認定を受けています。

 通常の機能更新と併せて建物低層部の形状を大胆に変更し、建物敷地内の公開空地(青空広場)全域をガラスの大屋根で覆うことで “陽光が降り注ぐ内部空間を創出する前例のない開発を進めています。

● 2020年6月1日に開業!
 プロジェクトによって低層階に新たに付加される機能としては、国内最大級の全天候型イベント空間「三角広場」、飲食・物販店舗など全20 店舗で構成される「ショップ レストラン」、国際会議にも対応した「新宿住友ホール」となります。2020年6月1日に開業が決定しました。

 引用資料 住友不動産(PDF:2020/01/09)
 【国家戦略特区事業】公開空地をガラスの大屋根で覆う大規模リノベーション 新宿中心部に巨大な全天候型イベント空間「新宿住友ビル・三角広場」誕生

 当初計画では、2019年7月末の竣工予定でしたが、2020年5月末の竣工予定と約10ヶ月遅れました。既存の超高層ビルの大規模改修というあまり前例のない大工事なので、想定外の事象が色々あったのだと思われます。

新宿住友ビル改修計画の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿二丁目6番
◆ 階数-地上54階、地下4階(地上52階、塔屋2階、地下4階)
◆ 高さ-最高部211.381m
◆ 敷地面積-14,446.46㎡(施設全体)
◆ 建築面積-13,838.31㎡(施設全体)
◆ 延床面積-180,164.76㎡(施設全体)
◆ アトリウム-約6,500㎡(内イベントスペース約3,250㎡)、天井高約25m(有効22m)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、集会場、飲食店等
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者-日建設計、大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2017年09月30日
◆ 竣工-2020年05月末予定
◆ 開業-2020年06月01日予定


Tokyoshinjuku200112
「外観完成イメージ・新宿副都心中央通り」です。


Tokyoshinjuku200113
「外観完成イメージ・都庁北通り」です。


Tokyoshinjuku200114
最大収容約2,000人の巨大空間

 「全天候型で様々なイベントに対応可能な、最大収容約2,000人の巨大空間」が誕生します。

施設特長
(1) 365日、晴雨寒暖に対応した空調完備の屋内空間
(2) 最大収容約2,000人、都心で大規模イベントが実施可能
(3) 天井高最大約25m(有効22m)・約3,250㎡の開放的な空間
(4) 1日乗降客数353万人新宿駅徒歩8分、都庁前駅直結(予定)
(5) 感動を盛り上げる4K・564インチの大型ビジョン設置
(6) 無柱空間で様々なイベントレイアウトに対応


Tokyoshinjuku200115
「建物低層部・断面図」です。


Tokyoshinjuku200116
「建物低層部・配置図」です。



|

2020年1月10日 (金)

「SONY」創業の地である御殿山エリア 地上19階、高さ約107mの「(仮称)住友不動産大崎東プロジェクト」 外観デザインが非常に斬新!

Tokyosony200111
(仮称)北品川5丁目計画
 「ソニー」は、1946年に「東京通信工業」として設立されました。翌年に御殿山エリアに移転し、ラジオ、テレビ、ウォークマン、ハンディカムなど次々と画期的な製品を発売して大成功を収めました。御殿山エリアは「創業の地」とされ、「NSビル」は2007年に品川の新本社ビルが稼働するまで「ソニー」の本社でした。

 「ソニー」は、今は完全復活を遂げていますが、一時期はリストラに聖域を設けず、資産売却を加速していました。ソニー創業の地である品川区の御殿山エリアに保有していた「ソニー旧本社ビル(NSビル)、ソニー御殿山テクノロジーセンター 4号館」も2014年に住友不動産に売却しました。

● (仮称)住友不動産大崎東プロジェクト
 「ソニー旧本社ビル(NSビル)、ソニー御殿山テクノロジーセンター 4号館」の跡地には、「住友不動産」が、地上19階、地下2階、高さ約107mの超高層オフィスビル「(仮称)北品川5丁目計画」を建設します。当初計画では、2018年3月31日に着工、2020年3月31日に竣工の予定でしたが、一向に着工されませんでした。

 「住友不動産」の公式ホームページに、「(仮称)住友不動産大崎東プロジェクト」として掲載されるようになりました。 所在地が東京都品川区北品川五丁目420-1他と「(仮称)北品川5丁目計画」と全く同じです。「(仮称)北品川5丁目計画」が動き出したようです。

 2020年1月10日の朝時点では、公式ホームページの地図の場所が「ハイホーム御殿山」のすぐ東側に表示されており間違っているようです。実際はもう少し北側の通称「ソニー通り」沿いです。

 引用資料 住友不動産・公式HP
 (仮称)住友不動産大崎東プロジェクト

(仮称)住友不動産大崎東プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)北品川5丁目計画
◆ 所在地-東京都品川区北品川五丁目420-1他(地番)
◆ 交通-JR線「大崎駅」より徒歩8分、 東急池上線「五反田駅」より徒歩9分、JR線「五反田駅」より徒歩10分
◆ 階数-地上19階、地下2階
◆ 高さ-約107m
◆ 敷地面積-7,102.36㎡
◆ 建築面積-約2,800㎡
◆ 延床面積-47,509.26㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、 鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、駐車場
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 解体・土壌汚染対策-2017年01月05日~2019年11月30日
◆ 竣工-2022年02月予定


Tokyosony200112
「カーテンウォール」は、ツタが絡まったようなデザインで非常に斬新でユニークです。


Tokyosony200113
「(仮称)北品川5丁目計画」の建設予定地を南東側から見た様子です。


Tokyosony200114
北西側から見た様子です。通称「ソニー通り」の南側になります。


Tokyosony200115
変更前の「(仮称)北品川5丁目計画」の建築計画のお知らせです。



|

2020年1月 9日 (木)

横浜みなとみらい21地区 「いすゞ自動車」の本社が移転 地上21階、高さ約112m「横濱ゲートタワー」の詳細!

Yokohamamm21200111_20200108114401
-横濱ゲートタワー
 「横浜市」は2017年10月20日に、「みなとみらい21地区58街区」の市有地で公募していた開発事業予定者を、「鹿島建設」を代表企業とする企業グループに決定しました。

 地上21階、塔屋1階、地下1階、高さ約112m、延床面積約83,730.30㎡の超高層オフィスビルが建設されます。「鹿島建設」が、建物の設計・施工を行い、「三井住友海上火災保険、住友生命保険相互会社」の2社が土地・建物を共有します。

 「鹿島建設、住友生命保険相互会社、三井住友海上火災保険」は、3社共同で開発する「みなとみらい21中央地区58街区」について、ビル名を「横濱ゲートタワー」とし、2019年4月3日に着工しました。下記の「第46回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録」にビルの詳細が掲載されています。

 引用資料 横浜市・公式HP(最終更新日2019/03/13)
 第46回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録

 本社機能、研究開発施設にも対応する高機能な賃貸オフィス(一部を事業者の1社が自社利用)と、貸会議室、クリニック、保育所など、オフィスワーカーが快適に働ける環境を提供するほか、横浜の新たな名所として併設する「プラネタリウム」は、にぎわいを創出する場として期待されています。

● いすゞ自動車が本社を移転!
 「いすゞ自動車」が創業の地である大森(東京都品川区南大井)から、2022年5月を目途に本社を「横濱ゲートタワー」に移転することになりました。地上5階~15階の11フロアの床面積約30,000㎡に賃貸入居し、本社とグループ企業などを集積させ約2,500人が就業する予定です。

 引用資料 いすゞ自動車(2019/12/24)
 本社移転の計画について

横濱ゲートタワーの概要
◆ 計画名-(仮称)横濱ゲートタワープロジェクト
◆ 所在地-横浜市西区高島一丁目2番50ほか12筆(みなとみらい21地区58街区)
◆ 交通-JR・私鉄等「横浜駅」徒歩6分、みなとみらい線「新高島駅」徒歩1分
◆ 階数-地上21階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部約112m、建築物109.56m
◆ 敷地面積-9,308.92㎡
◆ 建築面積-6,153.08㎡
◆ 延床面積-83,730.30㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-オフィス、飲食・物販店舗、集会所、プラネタリウム
◆ 建築主-(代表企業)鹿島建設、(構成企業)三井住友海上火災保険、住友生命保険相互会社
◆ 設計者・監理者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島・鉄建・小俣建設共同企業体(鹿島建設、鉄建建設、小俣建設工業JV)
◆ 着工-2019年04月03日
◆ 竣工-2021年09月30日予定
◆ 開業-2021年冬頃予定


Yokohamamm21200112_20200108114501
「北側ファサード」です。


Yokohamamm21200113_20200108114501
「南側全景」です。


Yokohamamm21200114_20200108114501
「横浜駅側からのアプローチ」です。


Yokohamamm21200115_20200108114601
「新高島駅側からのアプローチ」です。


Yokohamamm21200116
「1階平面図」です。



|

2020年1月 8日 (水)

JR東日本 東京駅が大きく変わる! 総工費450億円の「東京駅北通路周辺整備」 2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前に全体開業!

Tokyojrtokyo200111
-東京駅北通路周辺整備-

 「JR東日本」では、「東京駅が街になる」という 「Tokyo Station City」のコンセプトのもと、丸の内駅舎の保存・復原、グラントウキョウノースタワー・グラントウキョウサウスタワー・グランルーフの開業、八重洲駅前広場の整備など、東京駅構内・駅周辺の整備を順次進めています。

 2012年に着手した「改札内北通路」の改良工事とあわせ、「中央通路」と「北自由通路」間の改良工事にを行っています。これにより、バリアフリールートの増設、待合広場の開設をはじめとした駅サービス機能の強化、新たな店舗展開等により、利便性・快適性の向上、魅力的なエキナカの展開を図り、日本の表玄関にふさわしい駅へと更なる進化を図ります。

 2016年1月に着工し、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前の完成を目指し工事を進めます。総工費は、2012年から行われている「改札内北通路」の改良工事と合わせて450億円程度を見込んでいます。


Tokyojrtokyo200112
東京駅北通路周辺は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前に大きく変わります。


Tokyojrtokyo200113
工事の「位置図」です。

 引用資料 JR東日本(PDF:2015/12/02)
 東京駅北通路周辺整備について


Tokyojrtokyo200114
東京駅北通路周辺整備計画

 工事範囲は、駅構内の「中央通路」と「北自由通路」に挟まれた部分で、地上1階部分を再整備し、地下1階部分を掘削して新設します。2層分の整備面積は約17,600㎡です。

◆ 地上1階部分は既存店舗(ノースコート、セントラルストリートの一部)を閉鎖し、全面的に再整備します。一部の範囲(約2,600㎡)を掘削し、新たな店舗スペースやコンコースを配置します。

◆ 地下1階部分は、大部分の範囲(約6,300㎡)を掘削し、駅施設や店舗のスペースを新設します。

◆ 地下1階から地上1階、ホーム階をつなぐエレベーターを4基(段差対応エレベーター1基含む)新設します。改良後の北通路と地下1階、ホーム階をつなぐエスカレーターは13基設けます。

◆ 中央地下通路沿いに、吹抜けのあるシンボリックな空間を持つ「地下中央待合広場(仮称)」約500㎡を整備します。待合広場の周辺にベビー休憩室や免税カウンターなどを配置し、駅のサービス機能を強化します。

◆ 店舗面積は合計で約6,300㎡を計画しています。飲食店や物販店を配置し、にぎわいのある魅力的な空間を創出します。店舗開発運営は「鉄道会館」が行います。


Tokyojrtokyo200115
着工前・完成後

 東京駅のホームやコンコースを歩いていても全く気が付きませんが、「東京駅北通路周辺整備」の工事が行われている部分は、レンガアーチと盛り土により、開業当時から線路・ホームが高架化されていたようです。内部での工事の様子は、下記の「大林組」のホームページに詳しく載っています。

 引用資料 大林組
 東京駅に新たな流れをつくる 東京駅北通路改良他1~4工事


Tokyojrtokyo200116
工事の大まかな手順
 線路やホームを「鉄筋コンクリート造」の高架橋に改良し、通路の幅員を12mに拡張する今回のプロジェクトです。この工事を駅の運用を行いながら、作業は終電から始発までの間に行うので超難工事になります。

(1) レンガアーチの上にある在来線の7本の線路と4つのホームを、橋脚で支持する仮設の桁(線路部分:工事桁、ホーム部分:ホーム桁)に架け替え。
(2) 既設構造物を解体・撤去する。
(3) 柱・梁などの躯体を構築し、工事桁の外周に埋設型枠を設置してコンクリートを打設。高架橋を完成させる。



|

2020年1月 7日 (火)

山王パークタワー向かいの「国際赤坂ビル」を建て替え 「(仮称)赤坂二丁目計画」は、地上32階、高さ約160m!

Tokyoakasaka200111
-国際赤坂ビル-
 
「乃木坂46」のファンは朝から目まいがしたと思います。私もその1人です。絶対的なエースである「白石麻衣(27)」が卒業を発表しました。彼女に代わる乃木坂の顔はいません。「乃木坂46」にとっては結成以来最大の試練ですね・・・

 本題に戻って、「積水ハウス」は、2014年4月に「国際赤坂ビル」を約740億円で取得しました。「日本生命保険相互会社」は、2018年12月に共有持ち分の50%を400億円超で取得しました。現在の持ち分は、積水ハウス系が50%、日本生命保険系が50%となっています。

 「日商岩井(現:双日)」が、2001年に「トレードピアお台場」に東京本社を移転するまで、このビルに東京本社がありました。そのため「日商岩井ビル」と呼ばれていました。

 現在は「大成建設」により解体工事が行われています。解体工事の工事名は「港区赤坂2丁目国際赤坂ビル(上屋)解体工事」で、解体工事の工期は、2019年2月1日~2020年5月15日の予定です。

● (仮称)赤坂二丁目計画
 「積水ハウス」と「日本生命保険」は、「国際赤坂ビル」の跡地に計画しているオフィスビル「(仮称)赤坂二丁目計画」の環境影響評価調査計画書をまとめました。地上32階、地下3階、高さ約160m、延床面積約73,000㎡です。

 建設通信新聞(2020/01/07)
 積水ハウス、日本生命の赤坂二丁目計画/延7.3万㎡、21年度着工

 日刊建設工業新聞(2020/01/07)
 積水ハウスら/国際赤坂ビル建替(東京都港区)/延べ7・3万平米、21年度着工へ

(仮称)赤坂二丁目計画の概要
◆ 所在地-東京都:港区赤坂二丁目4番5号
◆ 交通-東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅直結、東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅直結
◆ 階数-地上32階、地下3階
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 敷地面積-約5,994㎡
◆ 延床面積-約73,000㎡
◆ 用途- オフィス、商業、クリニック、子育て支援施設
◆ 建築主-積水ハウス、日本生命保険
◆ 基本設計-日建設計
◆ 解体工事-2019年02月01日~2020年05月15日予定
◆ 着工-2021年度予定
◆ 竣工-2024年度予定

建て替え前の国際赤坂ビルの概要
◆ 所在地-東京都港区赤坂二丁目4番5号
◆ 交通-東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅直結、東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅直結
◆ 階数-地上20階、地下4階
◆ 高さ-76.4m
◆ 敷地面積-6,008.27㎡
◆ 延床面積-62,836.39㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途- オフィス、店舗
◆ 建築主-国際自動車
◆ 設計者-三菱地所
◆ 竣工-1973年02月


Tokyoakasaka200112
「対象地区図(引用:建設通信新聞)」です。


Tokyoakasaka190151
赤坂二・六丁目

 赤坂では他にも再開発計画があります。「三菱地所」と「東京放送ホールディングス(TBS)」は、東京・赤坂にある「国際新赤坂ビル(東館、西館、アネックス)」などの建て替えに関する事業協定を締結しています。

 引用資料 三菱地所(PDF:2019/01/30)
 三菱地所とTBSが「国際新赤坂ビル」の共同建替えに向けた事業協定を締結 ~メディア発信拠点の整備を通じて、赤坂エリアのエンタテインメント機能を強化~

 「国際新赤坂ビル」を隣接建物とともに解体した上で、国際的なビジネス、メディア発信の拠点となる複合開発を共同で進めます。建設する建物の規模、事業スケジュールは未定ながら、おおむね10年後の竣工を目指します。

 再開発対象は、「国際新赤坂ビル」が敷地面積約13,100㎡(合算)、隣接建物が敷地面積約800㎡です。敷地面積約13,900㎡(13,100㎡+800㎡)の大規模再開発事業となります。


Tokyoakasaka190152
「周辺地図」です。



|

2020年1月 6日 (月)

東京都が「事業化を検討」 「都営地下鉄大江戸線」の延伸構想(光が丘~大泉学園町)は実現するのか?

Tokyonerima200111
-都営地下鉄大江戸線-

 「都営地下鉄大江戸線」は、東京都交通局が運営する地下鉄です。東京都練馬区の「光が丘駅」と渋谷区の「新宿駅」を結ぶ放射部と、「新宿駅」から反時計回りに新宿区の「都庁前駅」に至る環状部から構成されています。全長40.7km、光が丘駅~新宿駅間の放射部が12.9km、新宿駅~都庁前駅間の環状部が27.8kmとなっています。

● 都市高速鉄道12号線延伸構想
 「都営地下鉄大江戸線」に延伸構想は、「光が丘駅」から大泉学園町→埼玉県新座市→東京都清瀬市→JR武蔵野線「東所沢駅」まで延伸する構想です。東京都が経営する地下鉄を埼玉県内に伸ばすには、東京都側の全面的な理解が必要です。そのため、東京都内の構想が最も進んでいます。

 東京都の小池百合子知事は2019年10月に、練馬区の区長と会談し、練馬区が要望する都営地下鉄大江戸線の延伸について「事業化に関する検討を進めている」と述べています。延伸費用は600億~700億円とされ、知事が大江戸線に具体的に言及したことで事業化の加速が見込まれます。

 東京都は大江戸線の光が丘―大泉学園町間の延伸のほか、羽田空港アクセス線など6路線の事業化に向け基金を創設しています。練馬区長「6路線の中で大江戸線が一番準備が進んでいる」と強調しています。


Tokyonerima200112
「延伸予定図」です。

 引用資料 練馬区 公式ホームページ
 大江戸線延伸地域のまちづくり


Tokyonerima200113
「大江戸線延伸地域のまちづくり」です。


Tokyonerima200114
全体のルート計画
 最終的には、JR武蔵野線「東所沢駅」まで延伸する構想です。「国土交通省」は「都営線が走るのは基本的に都内、後は自治体間の協議次第」としています。

 引用資料 所沢市
 都市高速鉄道12号線(地下鉄大江戸線)の延伸に関する調査研究について

 練馬区内の延伸は実現する可能性がかなり高くなりました。しかし、その先に関しては、東京都と埼玉県の各市ではかなり温度差があります。JR武蔵野線「東所沢駅」までの延伸がはたして実現するのでしょうか?



|

2020年1月 5日 (日)

「横浜ホームコレクション」の跡地 地上28階、高さ約150m「(仮称)みなとみらい21中央地区37街区開発計画」の詳細!

Yokohamamm21200111
-(仮称)みなとみらい21中央地区37街区開発計画-
 「三菱重工業」は、1994年2月に「三菱重工横浜ビル」を1棟建設しました。概要は、地上34階、地下2階 高さ151.9m、延床面積109,472.69㎡です。当初は、高層建ツインタワーの計画でしたが、1990年代後半の景気減速の影響から2棟目の建設計画を凍結していました。

 「三菱重工業」は、景気減速の影響を受け、建設計画を延期していた「(仮称)みなとみらい21中央地区37街区Ⅱ期棟計画」を再始動すると2013年9月25日に発表していました。
 
 2014年2月1日に設立された火力発電システム事業の合弁会社「三菱日立パワーシステムズ(三菱重工業65%、日立製作所35%)」により、執務スペースを確保する必要が生じたため、2棟目を建設する予定でした。2棟目は結局、着工されることはありませんでした。

 「三菱重工業」は、「みなとみらい21中央地区37街区」のうち北側部分10,076.09㎡を「ケネディクス」に2017年3月30日付で売却しました。「合同会社KRF48」は、「みなとみらい21中央地区37街区」に地上28階、塔屋2階、地下1階、高さ約150m、延床面積約123,000㎡の超高層複合ビルを建設します。

 引用資料 横浜市・公式HP(最終更新日2019/03/13)
 第46回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録

(仮称)みなとみらい21中央地区37街区開発計画の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目3番
◆ 階数-地上28階、塔屋2階、地下1階
◆ 高さ-最高部約150m、軒高約150m
◆ 敷地面積-10,076.09㎡
◆ 建築面積-約6,200㎡
◆ 延床面積-約123,000㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄筋コンクリート造)、鉄骨造(一部CFTT柱)
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、ホテル、店舗、駐車場
◆ 建築主-合同会社KRF48(パナソニックホームズ40%、鹿島建30%、ケネディクス30%)
◆ 設計者-鹿島建設、三菱地所設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2019年10月01日予定
◆ 竣工-2023年03月31日予定


Yokohamamm21200112
西側からのイメージです。


Yokohamamm21200113
南西側からのイメージです。


Yokohamamm21200114
「ゲートプラザパース」です。右側のビルは「三菱重工横浜ビル」です。


Yokohamamm21180914
「施設断面図」です。


Yokohamamm21180915
「施設配置図」です。「ぴあアリーナ」とペデストリアンデッキで接続されます。


Yokohamamm21200115
デッキレベルの人の流れです。


Yokohamamm211901814
三菱重工横浜ビル

 三菱重工業は、「三菱重工横浜ビル」の土地と建物を、「ヒューリック」など2社に761億円で売却しています。「三菱重工横浜ビル」には、火力発電事業を手掛ける「三菱日立パワーシステムズ(三菱重工業65%、日立製作所35%)」の本社などのグループ企業が入っていますが、売却後も賃借で入居を続けています。

● MHPSは三菱重工の完全子会社に!
 「日立製作所は、南アフリカの発電所建設の費用負担を巡り「三菱重工業」と和解しました。日立は三菱重工との間で設立した「三菱日立パワーシステムズ(MHPS)」の株式35%を三菱重工側に譲渡するほか、和解金として2,000億円を支払います。株式譲渡により「三菱日立パワーシステムズ」は、三菱重工の完全子会社となります。



|

2020年1月 4日 (土)

千代田区 「富士ビル、東京商工会議所ビル、東京會舘ビル」の一体的再開発 竣工した地上30階、高さ約150mの「丸の内二重橋ビル」

Tokyomarunouchi200111
-丸の内二重橋ビル-
 
「(仮称)丸の内3-2計画新築工事」は、「富士ビル、東京商工会議所ビル、東京會舘ビル」の3棟を一体的に建て替えるプロジェクトです。着工に先立ち2015年11月11日に地鎮祭が行われ、2015年11月16日に着工しました。

 正式名称は「丸の内二重橋ビル」となっています。「丸の内二重橋ビル」は、2018年10月15日に竣工し、2018年11月21日に「竣工式」を執り行いました。

 低層部は三菱地所、東京商工会議所及び東京會舘による区分所有となり、三菱地所による丸の内仲通り路面店舗を中心とした店舗、東京商工会議所による貸会議室、賃貸オフィス及び事務局、東京會舘による高級レストラン、チャペル、バンケットが配置されています。高層部は皇居外苑を正面に望む賃貸オフィスとなり、三菱地所と東京會舘の共同所有です。

丸の内二重橋ビルの概要
◆ 計画名-(仮称)丸の内3-2計画新築工事
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内三丁目2番3号
◆ 交通-東京メトロ千代田線「二重橋前〈丸の内〉」駅直結、東京メトロ有楽町線「有楽町」駅直結、東京メトロ日比谷線・千代田線、都営三田線「日比谷」駅直結 
◆ 階数-地上30階、塔屋2階、地下4階
◆ 高さ-最高部150.00m、軒高150.00m
◆ 敷地面積-9,935.02㎡
◆ 建築面積-8,355.06㎡
◆ 延床面積-174,054.18㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-オフィス、会議室、バンケット、店舗、駐車場等
◆ 建築主-三菱地所、東京商工会議所、東京會舘
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計、日建設計コンストラクション・マネジメント(東京會舘専有部)
◆ 施工者-大成建設
◆ 解体工事-2015年01月19日~2015年11月15日
◆ 着工-2015年11月11日(地鎮祭)、2015年11月16日(着工)
◆ 竣工-2018年10月12日(工事完了)、2018年10月15日(竣工)、2018年10月21日(竣工式) 


Tokyomarunouchi200112
フロア構成図です。

 引用資料 三菱地所・ニュースリリース(PDF:2018/11/21)
 三菱地所・東京商工会議所・東京會舘による共同プロジェクト 「丸の内二重橋ビル」 竣工 ~有楽町エリアの再開発につながる都市機能強化と賑わい創出を実現~

低層部
 「低層部」は三菱地所、東京商工会議所及び東京會舘による区分所有となり、三菱地所による丸の内仲通り路面店舗を中心とした店舗、東京商工会議所による貸会議室、賃貸オフィス及び事務局、東京會舘による高級レストラン、チャペル、バンケットが配置されています。

高層部
 「高層部」は皇居外苑を正面に望む賃貸オフィスとなり、「三菱地所」と「東京會舘」の共同所有です。 


Tokyomarunouchi200113
同じ「三菱グループ」で、「金曜会(27社)」に加盟する「明治安田生命保険」が建設した「明治安田生命ビル(丸の内 MY PLAZA)」と似たような外観の超高層ツインタワーとなっています。


Tokyomarunouchi200114
「丸の内二重橋ビル」を北西側から見た様子です。


Tokyomarunouchi200115
少し角度を変えた様子です。


Tokyomarunouchi200116
北西側から見た下層階の様子です。下層階は100尺に揃えられています。


Tokyomarunouchi200117
少し角度を変えた様子です。


Tokyomarunouchi200118
南西側から見た下層階の様子です。


Tokyomarunouchi200119
北東側から見た様子です。


Tokyomarunouchi200120
北東側から見た下層階の様子です。


Tokyomarunouchi200121
丸の内二重橋ビル東側の「丸の内仲通り」を北側から見た様子です。


Tokyomarunouchi200122
丸の内二重橋ビル東側の「丸の内仲通り」を南側から見た様子です。



|

2020年1月 3日 (金)

民間における過去最大規模の再開発プロジェクト 第2六本木ヒルズとも言われている「六本木五丁目西地区」は今どうなっている?

Tokyoroppong200111
-六本木五丁目西地区-
 新年あけましておめでとうございます。今年も頑張ってホームページやブログを更新する予定ですのでよろしくお願い致します。

 第2六本木ヒルズとも言われている「六本木五丁目西地区」の事業主体は「森ビル、住友不動産」となっています。過去の「東京圏国家戦略特別区域計画」の資料では、都市計画の決定等の目途が 「平成27年中」となっていましたが、未だに都市計画の決定等が行われていません。

 考えられるのが、「虎ノ門ヒルズ」のビル群の建設に続き、「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」が着工されたため、「森ビル」が、さすがに3つのプロジェクトの同時進行は財務的に不可能と判断した可能性が高いです。特に「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」の総事業費は約5,800億円と、約2,700億円の六本木ヒルズの2倍を超えます。

 「森ビル株式会社 2019年3月期 決算報告」を見ると、2019年3月期の売上高は2,461億円に対して、有利子負債残高は13,417億円と1.3兆円を超えています。さすがにこれ以上の財務内容の悪化は避けた思われます。

 引用資料 森ビル(PDF:2019/05/21)
 森ビル株式会社 2019年3月期 決算報告

● 地区面積約9.5ha、延床面積約1,050,000㎡?
 ページ内容が変更されて現在は見られなくなっていますが。過去の住友不動産の「再開発への取り組み」の中に、「六本木五丁目西地区」は、地区面積約9.5ha、延床面積約1,050,000㎡と書かれていました。

 正式に決まった訳ではないので大幅な変更があると思いますが、地区面積約9.5ha、延床面積約1,050,000㎡は、「六本木ヒルズ」の開業時の面積である敷地面積84,801.02㎡、延床面積724,524.60㎡を上回ります。実現すれば、民間における過去最大規模の再開発プロジェクトとなります。

 「虎ノ門ヒルズ」もしくは「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」が一段落すると「六本木五丁目西地区」が具体的に動き出すと私は予想しています。


Tokyoroppong200112
「現在計画・進行中の当社プロジェクト(森ビル)」です。「六本木五丁目西地区」は六本木ヒルズの東側です。


Tokyoroppong200113
「六本木五丁目西地区」の南東角です。写真右側が「鳥居坂」です。


Tokyoroppong200114
「鳥居坂」はかなり急な坂道です。


Tokyoroppong200115
更に北側です。


Tokyoroppong200116
更に北側です。


Tokyoroppong200117
更に北側には、「ソニーミュージック六本木ミュージアム」が2019年1月11日に開館しました。再開発までの暫定施設となります。


Tokyoroppong200118
企画展第一弾として「乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展」が行われました。


Tokyoroppong200119
「乃木坂46」の衣装を中心に展示されていました。写真は11作目のシングル「命は美しい」の衣装です。「ナイキ」のブルーのスニーカーが目を引きます。


Tokyoroppong200120
更に北側です。


Tokyoroppong200121
更に北側です。


Tokyoroppong200122
「六本木五丁目西地区」の北東角です。北東角のビルは六本木のランドマークとも言える「六本木共同ビル(通称:六本木ロアビル)」です。耐震性に問題があり解体される予定です。



|

« 2019年12月 | トップページ | 2020年2月 »