国家戦略特区の新宿住友ビル改修計画 新宿中心部に巨大な全天候型イベント空間 「新宿住友ビル・三角広場」が2020年6月1日に誕生!
-新宿住友ビル改修計画-
「新宿住友ビル」は、新宿副都心の超高層ビルの第2号として「京王プラザホテル」の次に建設されました。竣工は1974年3月で、新宿副都心の超高層ビル群の草分けとなるビルです。日本の超高層ビルでは初めて高さ200mを超えました。形状がプリズムのような三角柱なので「住友三角ビル」とも呼ばれています。
「住友不動産」が進めている大規模なリニューアル工事「新宿住友ビル改修計画(西新宿二丁目8号地)」は、国土交通省より「民間都市再生事業計画」の認定を受けています。
通常の機能更新と併せて建物低層部の形状を大胆に変更し、建物敷地内の公開空地(青空広場)全域をガラスの大屋根で覆うことで “陽光が降り注ぐ内部空間を創出する前例のない開発を進めています。
● 2020年6月1日に開業!
プロジェクトによって低層階に新たに付加される機能としては、国内最大級の全天候型イベント空間「三角広場」、飲食・物販店舗など全20 店舗で構成される「ショップ レストラン」、国際会議にも対応した「新宿住友ホール」となります。2020年6月1日に開業が決定しました。
引用資料 住友不動産(PDF:2020/01/09)
【国家戦略特区事業】公開空地をガラスの大屋根で覆う大規模リノベーション 新宿中心部に巨大な全天候型イベント空間「新宿住友ビル・三角広場」誕生
当初計画では、2019年7月末の竣工予定でしたが、2020年5月末の竣工予定と約10ヶ月遅れました。既存の超高層ビルの大規模改修というあまり前例のない大工事なので、想定外の事象が色々あったのだと思われます。
新宿住友ビル改修計画の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿二丁目6番
◆ 階数-地上54階、地下4階(地上52階、塔屋2階、地下4階)
◆ 高さ-最高部211.381m
◆ 敷地面積-14,446.46㎡(施設全体)
◆ 建築面積-13,838.31㎡(施設全体)
◆ 延床面積-180,164.76㎡(施設全体)
◆ アトリウム-約6,500㎡(内イベントスペース約3,250㎡)、天井高約25m(有効22m)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、集会場、飲食店等
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者-日建設計、大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2017年09月30日
◆ 竣工-2020年05月末予定
◆ 開業-2020年06月01日予定
「外観完成イメージ・新宿副都心中央通り」です。
「外観完成イメージ・都庁北通り」です。
最大収容約2,000人の巨大空間
「全天候型で様々なイベントに対応可能な、最大収容約2,000人の巨大空間」が誕生します。
施設特長
(1) 365日、晴雨寒暖に対応した空調完備の屋内空間
(2) 最大収容約2,000人、都心で大規模イベントが実施可能
(3) 天井高最大約25m(有効22m)・約3,250㎡の開放的な空間
(4) 1日乗降客数353万人新宿駅徒歩8分、都庁前駅直結(予定)
(5) 感動を盛り上げる4K・564インチの大型ビジョン設置
(6) 無柱空間で様々なイベントレイアウトに対応
「建物低層部・断面図」です。
「建物低層部・配置図」です。
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