JR東日本 東京駅が大きく変わる! 総工費450億円の「東京駅北通路周辺整備」 2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前に全体開業!
-東京駅北通路周辺整備-
「JR東日本」では、「東京駅が街になる」という 「Tokyo Station City」のコンセプトのもと、丸の内駅舎の保存・復原、グラントウキョウノースタワー・グラントウキョウサウスタワー・グランルーフの開業、八重洲駅前広場の整備など、東京駅構内・駅周辺の整備を順次進めています。
2012年に着手した「改札内北通路」の改良工事とあわせ、「中央通路」と「北自由通路」間の改良工事にを行っています。これにより、バリアフリールートの増設、待合広場の開設をはじめとした駅サービス機能の強化、新たな店舗展開等により、利便性・快適性の向上、魅力的なエキナカの展開を図り、日本の表玄関にふさわしい駅へと更なる進化を図ります。
2016年1月に着工し、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前の完成を目指し工事を進めます。総工費は、2012年から行われている「改札内北通路」の改良工事と合わせて450億円程度を見込んでいます。
東京駅北通路周辺は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催前に大きく変わります。
工事の「位置図」です。
引用資料 JR東日本(PDF:2015/12/02)
東京駅北通路周辺整備について
東京駅北通路周辺整備計画
工事範囲は、駅構内の「中央通路」と「北自由通路」に挟まれた部分で、地上1階部分を再整備し、地下1階部分を掘削して新設します。2層分の整備面積は約17,600㎡です。
◆ 地上1階部分は既存店舗(ノースコート、セントラルストリートの一部)を閉鎖し、全面的に再整備します。一部の範囲(約2,600㎡)を掘削し、新たな店舗スペースやコンコースを配置します。
◆ 地下1階部分は、大部分の範囲(約6,300㎡)を掘削し、駅施設や店舗のスペースを新設します。
◆ 地下1階から地上1階、ホーム階をつなぐエレベーターを4基(段差対応エレベーター1基含む)新設します。改良後の北通路と地下1階、ホーム階をつなぐエスカレーターは13基設けます。
◆ 中央地下通路沿いに、吹抜けのあるシンボリックな空間を持つ「地下中央待合広場(仮称)」約500㎡を整備します。待合広場の周辺にベビー休憩室や免税カウンターなどを配置し、駅のサービス機能を強化します。
◆ 店舗面積は合計で約6,300㎡を計画しています。飲食店や物販店を配置し、にぎわいのある魅力的な空間を創出します。店舗開発運営は「鉄道会館」が行います。
着工前・完成後
東京駅のホームやコンコースを歩いていても全く気が付きませんが、「東京駅北通路周辺整備」の工事が行われている部分は、レンガアーチと盛り土により、開業当時から線路・ホームが高架化されていたようです。内部での工事の様子は、下記の「大林組」のホームページに詳しく載っています。
引用資料 大林組
東京駅に新たな流れをつくる 東京駅北通路改良他1~4工事
工事の大まかな手順
線路やホームを「鉄筋コンクリート造」の高架橋に改良し、通路の幅員を12mに拡張する今回のプロジェクトです。この工事を駅の運用を行いながら、作業は終電から始発までの間に行うので超難工事になります。
(1) レンガアーチの上にある在来線の7本の線路と4つのホームを、橋脚で支持する仮設の桁(線路部分:工事桁、ホーム部分:ホーム桁)に架け替え。
(2) 既設構造物を解体・撤去する。
(3) 柱・梁などの躯体を構築し、工事桁の外周に埋設型枠を設置してコンクリートを打設。高架橋を完成させる。
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