東京都が「事業化を検討」 「都営地下鉄大江戸線」の延伸構想(光が丘~大泉学園町)は実現するのか?
-都営地下鉄大江戸線-
「都営地下鉄大江戸線」は、東京都交通局が運営する地下鉄です。東京都練馬区の「光が丘駅」と渋谷区の「新宿駅」を結ぶ放射部と、「新宿駅」から反時計回りに新宿区の「都庁前駅」に至る環状部から構成されています。全長40.7km、光が丘駅~新宿駅間の放射部が12.9km、新宿駅~都庁前駅間の環状部が27.8kmとなっています。
● 都市高速鉄道12号線延伸構想
「都営地下鉄大江戸線」に延伸構想は、「光が丘駅」から大泉学園町→埼玉県新座市→東京都清瀬市→JR武蔵野線「東所沢駅」まで延伸する構想です。東京都が経営する地下鉄を埼玉県内に伸ばすには、東京都側の全面的な理解が必要です。そのため、東京都内の構想が最も進んでいます。
東京都の小池百合子知事は2019年10月に、練馬区の区長と会談し、練馬区が要望する都営地下鉄大江戸線の延伸について「事業化に関する検討を進めている」と述べています。延伸費用は600億~700億円とされ、知事が大江戸線に具体的に言及したことで事業化の加速が見込まれます。
東京都は大江戸線の光が丘―大泉学園町間の延伸のほか、羽田空港アクセス線など6路線の事業化に向け基金を創設しています。練馬区長「6路線の中で大江戸線が一番準備が進んでいる」と強調しています。
「延伸予定図」です。
引用資料 練馬区 公式ホームページ
大江戸線延伸地域のまちづくり
「大江戸線延伸地域のまちづくり」です。
全体のルート計画
最終的には、JR武蔵野線「東所沢駅」まで延伸する構想です。「国土交通省」は「都営線が走るのは基本的に都内、後は自治体間の協議次第」としています。
引用資料 所沢市
都市高速鉄道12号線(地下鉄大江戸線)の延伸に関する調査研究について
練馬区内の延伸は実現する可能性がかなり高くなりました。しかし、その先に関しては、東京都と埼玉県の各市ではかなり温度差があります。JR武蔵野線「東所沢駅」までの延伸がはたして実現するのでしょうか?
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