2020東京オリンピック・パラリンピック 「国立代々木競技場 第一体育館」の改修工事が完了 美しく生まれ変わって再オープン!
-国立代々木競技場耐震改修工事(第一体育館等)-
国立代々木競技場の設計は「丹下健三氏」です。「第一体育館、第二体育館」共に、吊り橋のような高張力による吊り屋根構造の技術を用いています。「第一体育館」は2本、「第二体育館」は1本の主柱から屋根全体を吊っています。
1963年2月1日、建設工事は開始されました。工期は、オリンピック大会を控えた18ヶ月という絶対に延ばすことは許されない期間でした。1964年8月31日、オリンピック大会まで39日を残して完成しました。
50年以上も前にこのような高度な技術が使われていて、未だに第一線の施設として活躍しているのは凄いとしか言いようがありません。2020年の東京オリンピックでは、「ハンドボール」などの会場として使用する予定です。
「日本スポーツ振興センター(JSC)」は、「国立代々木競技場耐震改修工事(第一体育館等)」の一般競争入札を行い、落札者を68億5000万円で「清水建設」に決定し、「第一体育館」と「付属棟」を耐震改修を行いました。2018年1月に改修工事に着手し、2019年9月30日に完了しました。2019年11月より営業再開しています。
引用資料 国立代々木競技場の歴史
国立代々木競技場第一体育館改修工事の記録
国立代々木競技場第一体育館改修後の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区神南二丁目1-1
◆ 階数-地上2階、地下2階
◆ 高さ-最高部40.37m
◆ 延床面積-約28,705㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-興行場
◆ 収容人数-12,842人(改修前13,245人)
◆ 建築主-文部省(現:文部科学省)
◆ 設計者-丹下健三都市建築研究所(現:丹下都市建築設計)
◆ 監理者-建設省関東地方建設局(現:国土交通省関東地方整備局)
◆ 施工者-清水建設(改修工事の施工も清水建設)
◆ 着工-1963年02月01日
◆ 竣工-1964年08月月31日(竣工)、1964年09月(竣工式)
◆ 改修工事-2018年01月~2019年09月30日
◆ 営業再開-2019年11月
改修工事が完了した「国立代々木競技場 第一体育館」です。2019年11月より営業再開しています。
「改修前 第一体育館内観」と「改修後 第一体育館内観」です。
「原宿門」側がバリアフリー化されました。
新たに2ヶ所の「車いす用スロープ」が設置されました。
2ヶ所の「車いす用スロープ」です。
「原宿口」のエントランス前です。
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