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2020年6月

2020年6月30日 (火)

地上54階、高さ約189m、総戸数2,097戸の超高層ツインタワーマンション「豊海地区第一種市街地再開発事業」 市街地再開発組合の設立を認可!

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-豊海地区第一種市街地再開発事業-
 東京の湾岸部は、巨大マンションの建設ラッシュになっています。中央区豊海町でも巨大な超高層ツインタワーマンションが計画されています。

 計画地は、清澄通り東側に位置する「豊海町(とよみちょう)2番」と「勝どき六丁目7番」の約19,820㎡を想定しています。再開発予定地には、集合住宅、豊海区民館、警視庁勝どき庁舎などが立地しています。

● 市街地再開発組合の設立を認可!
 東京都は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「豊海地区市街地再開発組合」の設立を2020年6月30日(火)に認可します。市街地再開発事業の施行により、防災性・安全性と利便性向上に寄与する地区施設を整備するとともに、まちのにぎわいに資する土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図ります。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2020/06/29)
 豊海地区市街地再開発組合の設立を認可します

 当初計画では、地上56階、地下1階、高さ約189m、延床面積約221,000㎡、総戸数約2,150戸でしたが、地上54階、地下1階、高さ約189m、延床面積約225,877㎡、総戸数2,097戸に変更されています。

 参加組合員は「三井不動産レジデンシャル、清水建設、東急不動産、東京建物、野村不動産、三菱地所レジデンス」の6社、特定業務代行者を「清水建設」が務めます。基本設計は「安井建築設計事務所」が手掛けています。

豊海地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区豊海町2番、勝どき六丁目7番
◆ 階数-地上54階、地下1階(西棟、東棟)
◆ 高さ-最高部約189m(西棟、東棟)
◆ 区域面積-約19,820㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約225,877㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-共同住宅、住宅、店舗、公益施設、駐車場等
◆ 総戸数-2,097戸(西棟、東棟)
◆ 建築主-豊海地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産レジデンシャル、清水建設、東急不動産、東京建物、野村不動産、三菱地所レジデンス)
◆ 基本設計-安井建築設計事務所
◆ 特定業務代行者-清水建設
◆ 着工-2022年度予定
◆ 竣工-2026年度予定
◆ 総事業費-約1,237億円


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「断面イメージ」です。「西棟、東棟」の超高層ツインタワーマンションになります。4階以上が総戸数2,097戸の「共同住宅」、1階~3階が「店舗、公共公益施設(区民館、集会所、保育所、診療所)、駐車・駐輪場」、地下1階が「機械室など」となります。


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「整備方針図」です。


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「位置図」です。


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「豊海地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北東側から見た様子です。「豊海地区」ですが、「勝どき六丁目7番」も含みます。角に見えるのは、地上7階、搭屋2階の旧月島警察署です。

 勝どき六丁目にありましたが、「月島警察署」という名称でした。元々は月島にあったためです。「月島警察署」は晴海三丁目に移転しました。現在は「警視庁勝どき庁舎」として使用されています。


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旧月島警察署の先には高潮対策・津波対策の「防潮堤」があります。


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再開発の中心となる「東卸豊海住宅」です。「東卸豊海住宅1号棟、東卸豊海住宅2号棟、東卸豊海住宅3号棟」の3棟あります。東卸豊海住宅は「防潮堤」の外側に立地しています。再開発の際には、防潮堤の整備も行い、防災性の向上を図ります。建築物の基盤整備では地盤のかさ上げも実施します。


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北西側は「隅田川」、南東側は「中央区立豊海小学校、豊海運動公園」があるので将来に渡って眺望は安泰です。 ただし、北東側は超巨大マンション「KACHIDOKI THE TOWER(勝どき ザ・タワー)、THE TOKYO TOWERS」の3棟が並んで建っているので眺望がかなり遮られると思います。


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「豊海地区第一種市街地再開発事業」の予定地を西側から見た様子です。


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「豊海地区第一種市街地再開発事業」の予定地を東側から見た様子です。



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2020年6月29日 (月)

Otemachi One 竣工した高さ約160mの「三井物産ビル」 & 高さ約200mの「Otemachi One タワー」 「三井物産」は本社の移転が完了!

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-Otemachi One

 「三井物産」と「三井不動産」は、大手町一丁目2番地区の開発事業を進めています。「三井物産ビル、大手町パルビル、大手町一丁目三井ビルディング」の3棟が解体され、一体的に再開発されます。

 大手町一丁目2番地区で推進中の一体開発事業である「(仮称)OH-1計画」は、2016年5月18日に着工し、6月8日に起工式を行いました。

 「三井物産、三井不動産」は、街区名称として、様々な人や才能が集まり融合し、大手町「一丁目」から世界に向けて新しい価値を発信し続ける「オンリーワン」の街としていく想いを込めて、「Otemachi One」に決定しています。

 引用資料 三井不動産・ニュースリリース(2019/10/17)
 大手町における大規模複合開発の街区名称を「Otemachi One」に決定

 皇居の「大手濠」側の「三井物産ビル」跡地に、地上31階、地下5階、高さ約160mの「三井物産ビル」が、「日比谷通」側の「大手町一丁目三井ビルディング、大手町パルビル」の跡地に、地上40階、地下5階、高さ約200mの「Otemachi One タワー」が建設されました。

● 三井物産の本社が移転!
 2020年2月23日に竣工し、5月7日に「三井物産」は、「日本生命丸の内ガーデンタワー」及び「JAビル」から、Otemachi One街区内の「三井物産ビル」へ本社を移転しました。

 商業施設エリア「Otemachi One Avenue」は5月12日にグランドオープン予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、6月17日より順次開業に変更になりました。

 「フォーシーズンズホテル東京大手町」は7月1日の開業を延期しています。「フォーシーズンズホテル東京大手町」の公式HPを見ると、「オープン記念プラン」の対象期間が、2020年9月1日~2021年2月28日となっているので、2020年9月1日にオープンするようです。

Otemachi Oneの概要
◆ 計画名-(仮称)OH-1計画
◆ 所在地-東京都千代田区大手町一丁目2番1号
◆ 交通-東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線「大手町駅」、 都営三田線「大手町駅」直結、京メトロ東西線「竹橋」駅より徒歩5分、JR「東京」駅より徒歩14分、JR「神田」駅より徒歩12分
◆ 階数-(B棟)地上40階、地下5階、(A棟)地上31階、地下5階
◆ 高さ-(B棟)最高部約200m、軒高約200m、(A棟)最高部約160m、軒高約150m
◆ 敷地面積-20,864.32㎡(施設全体)
◆ 建築面積-11,852.27㎡(施設全体)
◆ 延床面積-358,687.93㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭基礎+直接基礎
◆ 地震対策-制振構造(新世代制震オイルダンパー HiDAX-R 等)
◆ 用途-オフィス、店舗、多目的ホール、ホテル、駐車場、地域冷暖房施設
◆ 客室数-193室(フォーシーズンズホテル東京大手町)
◆ 建築主-三井物産、三井不動産
◆ 設計者・監理者-日建設計・鹿島建設 設計共同企業体(日建設計、鹿島建設)
◆ デザインアーキテクト-Skidmore, Owings & Merrill LLP(SOM)
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工事-2015年01月05日~2016年09月30日(地下躯体含む)
◆ 着工-2016年05月18日(着工)、2016年06月08日(起工式)
◆ 竣工-2020年02月23日
◆ 全体竣工-2022年12月31日予定(Otemachi One Garden完成)
◆ オープン-2020年05月07日(三井物産の本社が稼働)、2020年06月17日(Otemachi One Avenueが順次開業)、2020年09月01日(フォーシーズンズホテル東京大手町)


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Otemachi One(全体街区)

 敷地面積20,864.32㎡、総延床面積358,687.93㎡の大規模プロジェクトです。地上39階、地下5階、高さ約200mのB棟「Otemachi One タワー」と地上31階、地下5階、高さ約160mのA棟「三井物産ビル」の2棟で構成されます。

 敷地の西側には、皇居の緑や将門塚とも連なる約6,000㎡の緑豊かな広場空間「Otemachi One Garden(2022年12月31日竣工予定)」を整備します。池が描かれているので「カルガモ親子」が帰ってくるかもしれません。

● フォーシーズンズホテル東京大手町
 「フォーシーズンズ・ホテルズ・アンド・リゾーツ」の「フォーシーズンズホテル」が、Otemachi One タワー」の上層階に出店します。ホテル名称は「フォーシーズンズホテル東京大手町」で、2020年9月1日に開業予定です。


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「大手町三井ホール」(平土間形式)イメージ」です。


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「大手町三井ホール」(シアター形式)イメージ」です。


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竣工した「Otemachi One」を北西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「三井物産ビル」です。「三井物産」は2020年5月7日に、「日本生命丸の内ガーデンタワー」及び「JAビル」から、Otemachi One街区内の「三井物産ビル」へ本社を移転しました(写真提供読者さん)。


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Otemachi One Garden(2022年12月31日竣工予定)
 「三井物産ビル」と「Otemachi One タワー」は竣工しましたが、敷地の西側には、皇居の緑や将門塚とも連なる約6,000㎡の緑豊かな広場空間「Otemachi One Garden」を整備します。2022年12月31日竣工予定です(写真提供読者さん)。


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「Otemachi One」を南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「三井物産ビル」と「Otemachi One タワー」の間です(写真提供読者さん)。


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「Otemachi One タワー」を南東側から見た様子です。上層階の「フォーシーズンズホテル東京大手町」は、公式HPを見ると「オープン記念プラン」の対象期間が、2020年9月1日~2021年2月28日となっているので、2020年9月1日にオープンするようです(写真提供読者さん)。


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「(仮称)OH-1計画」の建築計画のお知らせです。「建築計画のお知らせ」の修正された数値と「東京都環境局」の変更された数値が一致しているので、この数値が確定した数値だと思われます(写真提供読者さん)。



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2020年6月28日 (日)

IMF(国際通貨基金) 2020年の世界の経済成長率見通しをマイナス4.9%と再び下方修正 日本はマイナス5.8% 未曽有の危機を一致団結して乗り越えましょう! 

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-IMF(国際通貨基金)-

 「Worldometer」の資料によると、日本時間の2020年6月29日(日)の午前の時点で、世界ので新型コロナウイルスの感染者数が1,000万人、死亡者数が50万人を突破しました(ジョンズ・ホプキンス大学の資料では、まだ感染者数が1,000万人、死亡者数が50万人を突破していません)。

 「IMF(国際通貨基金)」は6月24日に、世界全体の2020年の経済成長率について、前回(4月)に発表した世界恐慌後で最悪となるマイナス3%からさらに1.9ポイント引き下げて、マイナス4.9%まで落ち込むという予測を明らかにしました。

 修正の理由について「IMF」は、企業や消費者が第2波など感染の再拡大を警戒して活動の自粛を続けるため、消費や生産の回復が前回の想定より鈍くなるとしています。経済損失は来年までの2年間で1,300兆円規模に膨らむと試算しています。

 先進国で予測の修正幅が大きかったのはヨーロッパで、フランスは5.3ポイント引き下げてマイナス12.5%、イタリアは3.7ポイント引き下げてマイナス12.8%、アメリカは2.1ポイント引き下げてマイナス8%です。
 また新興国でも感染が拡大しているとして、インドは6.4ポイント引き下げてマイナス4.5%、ブラジルは3.8ポイント引き下げてマイナス9.1%になると見込んでいます。

● 日本は0.6ポイント引き下げてマイナス5.8%
 日本は0.6ポイント引き下げてマイナス5.8%としました。日本のリーマン・ショック発生後の2009年の実質成長率がマイナス5.4%であったことを勘案すると、今回は日本経済にリーマン・ショック以上の打撃を与える可能性が高いです。私は、世界がこのような惨状の中で、マイナス5.8%に収まったら御の字だと思っています。

 6月27日(土)は全国で合わせて92人の感染者が新たに発表されました。6月26日(金)は全国で合わせて105人の感染者が新たに発表されました。1日の感染者が100人を超えるのは5月9日以来48日ぶりでした。緊急事態宣言が解除されて明らかな増加傾向を示しています。

 感染が拡大しても2回目の「緊急事態宣言」の発令は、日本経済が死んでしまうので無理だと思います。日本経済を回しつつ、本格的な第2波にならないように抑え込む必要があります。私たちには、新型コロナウイルスとの共生の道しか残ってないと思います。未曽有の危機を一致団結して乗り越えるしかありません。


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IMFの世界経済見通し

 「IMFの世界経済見通し」です。衝撃的な数字が並んでいます。フランスのマイナス12.5%、イタリアのマイナス12.8%は、目を覆うばかりです。先進国で成長率がマイナス10%を超えるなんて見た事がありません。

 この表には載っていませんが、インドは6.4ポイント引き下げてマイナス4.5%です。未来の超大国と言われているインドのマイナス4.5%は衝撃です。

 引用資料 三井住友DSアセットマネジメント(2020/06/25)
 市川レポート IMFは世界経済の見通しを下方修正


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世界の感染者数(日本時間2020年6月28日午前時点)1P
 世界一信頼されているのはアメリカのジョンズ・ホプキンス大学の「新型コロナウイルス感染状況ダッシュボード」ですが、Worldometerの「Coronavirus Update (Live)」は、統計情報が見やすく、国別の傾向が把握しやすいので人気があります。

 引用資料 Worldometer
 Coronavirus Update (Live)

 日本時間の2020年6月29日(日)の午前の時点で、世界ので新型コロナウイルスの感染者数が1,000万人、死亡者数が50万人を突破しました。当初言われていた「(1)暖かくなると収まる、(2)日本株・ロシア株のBCG接種が有効」は、もはや根拠が無いような状況になっています。

 8番目の「チリ」は、初期には抑え込みに成功して優等生と言われていましたが、感染者数・死亡者数共に急増しています。新型コロナウイルス対策の難しさを思い知らされます。


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世界の感染者数(日本時間2020年6月28日午前時点)2P
 初期には、新型コロナウイルス対策の手本と見なされていた34番目の「シンガポール」ですが、感染者数が43,000人を超えています。手狭な寮に住む外国人労働者の間で爆発的に感染拡大したのが原因です。これは中東湾岸諸国にも共通しています。

 東アジアや東南アジアの国民は、人種的に新型コロナウイルスに感染しにくいと言われていましたが、29番目の「インドネシア」と38番目の「フィリピン」で感染が拡大しています。日本人が感染しにくいという幻想は捨てた方がいいと思います。


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世界の感染者数(日本時間2020年6月28日午前時点)3P
 日本は52番目です。「ダイヤモンド・プリンセス号」の712人を加えても日本は52番目です。3月上旬には10番目以内に入っていましたが、世界で感染が急拡大したので、どんどん順番を落としました。

 50番目の「イスラエル」は、ロックダウンにより1日の感染者が1桁台まで減少していましたが、ロックダウンの解除後に第2波に襲わています。昨日は1日の感染者が621人と600人を超えました。日本も油断すると同じ状況になります。



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2020年6月27日 (土)

竣工した「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター整備等事業」 「港区立教育センター」や「港区立みなと科学館」がオープン!

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-気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター-

 港区の公立学校「旧:鞆絵小学校」跡地に「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター」の建設が計画されました。当初は2011年度に着工し、2013年度に竣工する予定でしたが、地権者との調整の遅れで長期に渡って中断していました。

 遅れに遅れていた「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター」ですが、2017年4月17日に着工、2020年2月29日に竣工しました。概要は、地上14階、塔屋1階、地下2階、高さ81.705m、延床面積42,861.62㎡(建設系の竣工時の新聞では約42,783㎡)です。 

 本来ならば、低層階に入る「港区立教育センター、港区立みなと科学館、気象科学館」は、2020年4月1日に同時オープンする予定でしたが、「港区立教育センター」を除き新型コロナウイルスの影響で延期になりました。

● 港区立教育センター
 「港区立教育センター」は、当初計画通り2020年4月1日にオープンしました。

● 港区立みなと科学館
 「港区立みなと科学館」は、2020年4月1日にオープンする予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期になりました。その後、6月1日より常設展示コーナー・多目的ロビーを開放、プラネタリウムは感染拡大防止策を施し、6月15日に全館オープンしました。

● 気象科学館
 「気象科学館」は、2020年4月1日にオープンする予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期になりました。「気象科学館」のホームページを見ても、2020年6月27日(土)朝の時点で、まだリニューアルオープンの日時は決まっていないようです。

気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センターの概要
◆ 計画名-気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター整備等事業
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門三丁目6番9号
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「神谷町」駅より徒歩5分、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅より徒歩4分、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅より徒歩10分、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅より徒歩15分
◆ 階数-地上14階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-81.705m
◆ 敷地面積-5,515.45㎡
◆ 建築面積-2,724.41㎡
◆ 延床面積-42,861.62㎡(建設系の竣工時の新聞では約42,783㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-中間免震構造(1階の床下に免震装置を設置)
◆ 用途-庁舎、博物館、図書館、駐車場
◆ 建築主-鞆絵サイエンスパートナーズ「(代表企業)大成建設、(構成企業)梓設計、東急コミュニティー、大成有楽不動産、日比谷アメニス、(協力会社)ニッコクトラスト」
◆ 設計者-大成建設・梓設計JV
◆ 監理者-梓設計
◆ 施工者-大成建設 
◆ 着工-2017年4月17日
◆ 竣工-2020年2月29日
◆ オープン-2020年04月01日(港区立教育センター)、2020年06月15日(港区立みなと科学館が全館オープン)


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下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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「気象庁」のエントランスです(写真提供読者さん)。


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「港区立みなと科学館」と「気象科学館」のエントランスです(写真提供読者さん)。


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気象庁本庁・大手町合同庁舎3号館
 「大手町」は、21世紀に入って連鎖的再開発や単独での建て替えなどの疾風怒濤の再開発によって、ほとんどのビルが建て替えもしくは建て替え中です。残っているのは「NTTコミュニケーションズ大手町ビル、NTTコミュニケーションズ大手町ビル別館」と「気象庁本庁、大手町合同庁舎3号館」くらいです。

 手前が「旧:気象庁本庁」、奥が「大手町合同庁舎3号館」です。具体的な発表はありませんが、「旧:気象庁本庁」と「大手町合同庁舎3号館」は一体的に再開発される可能性があります(写真提供読者さん)。



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2020年6月26日 (金)

住宅棟としては日本一の高さ 地上54階、高さ約222mの「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」 2020年6月上旬の建設状況 

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-虎ノ門ヒルズが拡大・進化-
 
森ビルは、「虎ノ門ヒルズ」の両側にオフィスを中心とした「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(2020年1月15日竣工済)」と、住宅を中心とした「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー(2020年1月竣工予定)」の2つのプロジェクトを進めています。
 
 引用資料 森ビル(2017/01/18)
 拡大・進化する虎ノ門ヒルズ「ビジネスタワー」および「レジデンシャルタワー」着工へ

 さらに、「桜田通り」を挟んだ西側には、「東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅」と一体開発する「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(2022年7月竣工予定)」を進めています。

 新たな3棟の超高層タワーが加わることで、「虎ノ門ヒルズ」は区域面積7.5ha、延床面積80万㎡に拡大し、真の「国際新都心・グローバルビジネスセンター」へと進化します。

● (仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー
 「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」は、2017年1月24日に「地鎮祭」が行われ、2017年3月に着工しました。竣工時点では、住宅棟としては日本一の高さになります。

 グローバルレベルのレジデンス551戸を供給します。分譲賃貸混在(分譲391戸、賃貸160戸)で、森ビルの高級住宅ブランド「MORI LIVING」シリーズの最高峰となる住宅のほか、6つ目となる会員制スパ「ヒルズスパ」には25mプール、ジム、エステなども備えます。

 低層部には約1,000㎡の商業空間を設け、デッキを通じて「虎ノ門ヒルズ森タワー」や「ビジネスタワー」の商業空間ともつながることで、虎ノ門ヒルズエリアにおける生活をサポートします。

(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワーの概要  
◆ 計画名-(仮称)愛宕山周辺地区(I地区)新築計画
◆ 所在地-東京都港区愛宕一丁目2番6 外
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅すぐ、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅近く
◆ 階数-地上54階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部221.55m、軒高215.25m
◆ 敷地面積-6,535.76㎡
◆ 建築面積-4,000.00㎡
◆ 延床面積-121,000.00㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、現場造成杭
◆ 用途-共同住宅、店舗、子育て支援施設、スパ等
◆ 総戸数-551戸(分譲391戸、賃貸160戸)
◆ 建築主-森ビル
◆ 設計者-(基本設計)久米設計、(実施設計)竹中工務店
◆ デザイナー-(外装)インゲンホーフェン・アーキテクツ、(内装)トニー・チーほか
◆ 監理者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2017年01月24日(地鎮祭)、2017年03月20日(着工)
◆ 竣工-2021年01月31日予定


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「虎ノ門ヒルズ」の街区図です。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」の外観イメージです。


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1階には、港区の公園を含む約1,500㎡の広場を設置、1階広場から2階デッキ部にかけてステップガーデンを設けることで、緑を立体的につなげます。


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「断面図」です。1階~3階が「店舗・スパ」、2階が「子育て支援施設」、4階~11階が「サービスアパートメント」、12階~54階が「レジデンス」となります。総戸数は、分譲賃貸混在551戸(分譲391戸、賃貸160戸)です。


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「(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」の2020年6月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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あと少しで最高部に到達すると思われます(写真提供読者さん)。


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西側から様子です(写真提供読者さん)。


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北側から「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー、虎ノ門ヒルズ 森タワー、(仮称)虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」の3棟の超高層ビルが並びます(写真提供読者さん)。 



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2020年6月25日 (木)

幕張海浜公園」に日本サッカーを強くする一大拠点 竣工した「高円宮記念JFA夢フィールド」 各施設を写真で紹介します!

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-高円宮記念JFA夢フィールド -

 選手、指導者、スタッフが一体となった連携体制が構築できれば、チームは大きく変わる。「JFAナショナルフットボールセンター」は、JFAが提唱する「選手育成・代表強化・指導者養成の三位一体+普及」の核となる拠点です。

 男女各カテゴリーの代表スタッフ、指導者や審判員のインストラクター、また、メディカルやフィジカル、テクニカルの専門スタッフが日々活動を共にする中で課題を共有し、それを解決していくトレーニングの場となります。

 ここに日本サッカーの機能のすべてを集中させ、サッカー強化のノウハウや知見を集積し、情報発信することで日本サッカーを強くする一大拠点となります。

 「(仮称)JFAナショナルフットボールセンター」の建設予定地である千葉県千葉市の県立幕張海浜公園内で2018年10月14日に、安全祈願祭および起工式を執り行いました。正式名称は「高円宮記念JFA夢フィールド」です。

 引用資料 公式ホームページ
 高円宮記念JFA夢フィールド

 約12万3500㎡の敷地内には、天然芝ピッチ×2面と人工芝ピッチ×2面、クラブハウス、フットサルアリーナなどが整備されています。代表チームの強化や選手育成、指導者や審判員の養成や国内外に情報を発信する日本サッカーのヘッドクオーター(司令部)として、また、地域住民やサッカーファミリーの交流の場、健康増進の場としての役割も期待されています。

● 高円宮記念JFA夢フィールドの施設を初使用
 2020年3月に完成した「高円宮記念JFA夢フィールド」は、4月7日に開催を予定していた「開所式」および3月から4月にかけて開催予定だった「内覧会」を、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため延期しました。

 2020年6月8日には竣工神事を終え、来る全面オープンの時に備え、今は各施設の準備を入念に行っています。6月22日には、男子ナショナルコーチングスタッフが夢フィールドに集まり、公開に先んじて夢フィールドのピッチで汗を流しました。


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主な設置施設です。「①Aピッチ(天然芝)、②Bピッチ(天然芝)、Cピッチ・Dピッチ(人工芝)、④フットサルアリーナ、⑤クラブハウス」です。


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クラブハウス

 選手用のロッカーやバスルーム、メディカルルームに加え、トレーニングジム、代表チームの会見や各種講習会を行うカンファレンスルームなどを備えています(写真提供読者さん)。


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「クラブハウス」前の直線トラックです(写真提供読者さん)。


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「フットサルアリーナ」です(写真提供読者さん)。


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フットサルアリーナ(内部)

 フットサル代表等が使用するフットサル専用のアリーナです。床材は、湿度や乾燥などに強く安全性の高いフローリングを採用しています(写真提供読者さん)。


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Aピッチ(天然芝)

 ティフトンのロール芝を張り、ペレニアルライグラスによるウインターオーバーシーディングを行い、1年を通じて常緑でプレークオリティの高いピッチに仕上げています。主に、「SAMURAI BLUE(日本代表)」や「なでしこジャパン(日本女子代表)」をはじめとする各カテゴリーの日本代表が使用します(写真提供読者さん)。


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Bピッチ(天然芝)

 JFAグリーンプロジェクトのポット苗方式を採用し、サッカーファミリーの手作業でティフトンのピッチを造成しています。ウインターオーバーシィーディングをし、Aピッチと同等のクオリティとしています。通常のピッチの1.2倍の広さを備えています(写真提供読者さん)。


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「Bピッチ(天然芝)」横の直線トラックです(写真提供読者さん)。


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Cピッチ・Dピッチ(人工芝)

 アスファルト舗装上に15mm厚の緩衝層(ゴムチップ混合物)を設置し、その上に芝丈55mmのロングパイル人工芝を敷設しています。充填材には表面温度の上昇を抑制するため、特殊樹脂チップを使用しています。JFAロングパイル人工芝の公認を取得しています(写真提供読者さん)。


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「Cピッチ・Dピッチ(人工芝)」を角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。



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2020年6月24日 (水)

東京メトロ(東西線、半蔵門線)・東京都交通局(新宿線)の「九段下駅」 サービス一体化の取組の一環として3線共通改札口が供用開始!

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-九段下駅-

 「東京メトロ(東京地下鉄)」と「東京都交通局」では、サービス一体化の取組の一環として、「九段下駅」において、東京メトロ東西線及び半蔵門線、都営新宿線の更なる乗換利便性向上を目指し、2017年10月から工事を進めてきましたが、2020年3月に3線共通改札口及び乗換エレベーターが供用開始しました(写真提供読者さん)。

 引用資料 東京メトロ(2020/02/13)
 九段下駅での乗換えが便利になります

3線共通改札口
 地下3階に設置している既存改札口4か所(半蔵門線及び新宿線)を撤去するとともに、地下2階の改札口2か所(東西線)を移設し、3線共通改札口とします。これにより改札口を出ることなく、東西線と半蔵門線、新宿線との乗換えが可能になりました。

乗換エレベーター
 靖国神社・武道館方面側に地下4階(半蔵門線及び新宿線ホーム)、地下3階コンコース及び地下2階(東西線ホーム及び改札口)を結ぶ乗換エレベーター(20人乗り)を3基整備しました。これにより東西線(中野方面)と半蔵門線、新宿線とのエレベーターでの乗換えが便利になりました。


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きっぷうりばも「東京メトロ(東西線、半蔵門線)」と「東京都交通局(新宿線)」が一体化しており便利になっています(写真提供読者さん)。


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東京メトロ(東京地下鉄)東西線「九段下駅」のホームです。


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3線共通改札口イメージ(靖国神社・武道館方面改札)」です。


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「駅設備供用開始後の九段下駅構内図(イメージ)」です。


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「(参考)駅設備供用開始前の九段下駅構内図」です。



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2020年6月23日 (火)

(仮称)銀座二丁目ホテル計画新築工事 マリオットの最上級ブランドホテル「東京エディション銀座」 2020年6月上旬の建設状況 

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-東京エディション銀座-

 「東京エディション銀座」は、日本を代表する商業地・銀座の中心、世界的な高級ファッション・ハイジュエリーブランドが林立する銀座二丁目エリアに位置しています。

 「森トラスト」は、「東京エディション銀座」となる「(仮称)銀座二丁目計画新築工事」を2019年6月28日に着工し、2019年7月11日に地鎮祭を執り行いました。

 引用資料 森トラスト(PDF:2019/07/11)
 ハイブランドショップが集積する「銀座二丁目交差点」近接 銀座初となる最高級ラグジュアリーライフスタイルホテルブランド「東京エディション銀座」 2021年開業に向けて着工

 外観・内装ともに隈研吾氏が参画したホテルとして、銀座の新たなシンボルとなることが期待されており、周辺の世界的ハイブランドの顧客層と親和性が高いラグジュアリーライフスタイルホテルを展開することで、新たな文化発信拠点の創造を目指しています。 

 マリオット・インターナショナルにおける最高級グレードのホテルブランド「EDITION(エディション)」は、マリオット・インターナショナルと世界的なホテリエであるイアン・シュレーガー氏とのコラボレーションによって生まれた、上質なラグジュアリースタイルとライフスタイル型のホテルを融合させた、世界が注目する最先端のホテルブランドです。

東京エディション銀座の概要
◆ 計画名-(仮称)銀座二丁目計画新築工事
◆ 所在地-東京都中央区銀座二丁目3番13号他
◆ 階数-地上14階、地下1階
◆ 高さ-最高部47.95m
◆ 敷地面積-663.91㎡
◆ 建築面積-550.44㎡
◆ 延床面積-7,323.77㎡
◆ 構造- 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途- ホテル、駐車場
◆ 客室数-約80室(Suite Room 含む)
◆ 建築主-森トラスト
◆ 設計者-隈研吾建築都市設計事務所・安藤ハザマ設計共同企業体
◆ 施工者-安藤・間
◆ 着工-2019年06月28日(着工)、2019年07月11日(地鎮祭)
◆ 竣工-2021年02月28日予定
◆ 開業-2021年春~夏予定


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「下層階のイメージ」です。


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「ルーフトップバー」です。


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「東京エディション銀座」の2020年6月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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壁面です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)銀座二丁目計画新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2020年6月22日 (月)

東京駅前常盤橋プロジェクト 地上40階、高さ約212mの「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 A棟新築工事」 2020年6月上旬の建設状況

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-東京駅前常盤橋プロジェクト-

 三菱地所が進める常盤橋街区再開発プロジェクトである「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)」は、地上61階、高さ約390m、総延床面積約686,000㎡、総事業費を含め国家プロジェクト並の規模となります。

● B棟の規模が延床面積約545,000㎡に規模拡大!
 「三菱地所は」、「東京駅前常盤橋プロジェクト」の高さ約390mの「B棟」の建築計画を一部変更します。地上61階、地下5階、延床面積約490,000㎡から地上63階、地下4階、延床面積約545,000㎡に規模を拡大します。高さ約390mは変更ありません。

 建設通信新聞(2020/06/10)
 63階55万平米に変更/常盤橋プロジェクトB棟/三菱地所

東京駅前常盤橋プロジェクトの概要(変更前)
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上61階、塔屋2階、地下5階(B棟)
◆ 高さ-最高部約390m(B棟)
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約686,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末
◆ 竣工-2027年09月下旬予定


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東京駅前常盤橋プロジェクト・A棟
 「三菱地所」は、2018年2月20日に「A棟新築工事」の起工式(安全祈願祭)を執り行いました。竣工は2021年4月末を予定しています。 「A棟」は、呉服橋交差点に面した街区南東に位置し、地上40階、高さ212m、延床面積約146,000㎡のオフィス・店舗からなる複合ビルとなり、東京メトロ東西線大手町駅コンコースと直結予定です。

 引用資料 三菱地所(2018/02/20)
 大手町・丸の内・八重洲・日本橋の結節点における敷地面積3.1haの大規模再開発 「東京駅前常盤橋プロジェクト」A棟新築工事着工 -「働く」ことは「人が動き、交わる」こと。これからの「働く」を発信するシンボルタワーへ- 

 「A棟」の高さは、「三菱地所の」のHPでは約212mとなっていますが、「東京都環境局」のHPでは215.77mとなっています。「東京都環境局」のHPでは、敷地面積5,455.97㎡、 建築面積3,965.01㎡、延床面積146,440.68㎡と詳細な数値が公開されていますが、着工前の数値と思われるので、修正されている可能性があります。

A棟の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 A棟新築工事
◆ 階数-地上40階、地下5階
◆ 高さ-最高部約212m *東京都環境局のHPでは215.77m
◆ 敷地面積-5,455.97㎡
◆ 建築面積-3,965.01㎡
◆ 延床面積-146,440.68㎡
◆ 構造―鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎(一部併用)
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場等
◆ 建築主-三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2018年02月20日(起工式)  
◆ 竣工-2021年04月末予定


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「A棟外装イメージパース/東京駅方面より」です。


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「全体開業時の大規模広場イメージパース/東京駅日本橋口側より」です。


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「本プロジェクト段階開発ステップ図」です。10年超の事業期間をかけて段階的に4棟のビル開発を進める計画です。


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「A棟竣工時配置図」です。「事業概要」です。


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「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 A棟新築工事」の2020年6月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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外壁の「カーテンウォール」です(写真提供読者さん)。


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南東側から見た下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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この現場は「逆打ち工法」で建設されているので、「地上躯体」と「地下躯体」を同時に建設しています(写真提供読者さん)。


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東京駅丸の内口側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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最高部です。構造が変化しているので「塔屋」の構築を行っているように見えます(写真提供読者さん)。



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2020年6月21日 (日)

中央区 地上28階、高さ約173mの「(仮称)新TODAビル」 (仮称)新TODAビル計画に伴う解体工事 2020年6月上旬の状況

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-(仮称)新TODAビル-

 「京橋一丁目東地区」は、旧ブリヂストン本社ビルや戸田建設の本社ビルのある約1.6haを対象に、都市再生特別地区、土地区画整理事業、日本橋・東京駅前地区地区計画を活用して開発します。「京橋一丁目東地区」の街区名称は「京橋彩区」に決定しています。

 先行して「A街区」に、地上23階、塔屋2階、地下2階、高さ149.56mの超高層ビル「ミュージアムタワー京橋(MUSEUM TOWER KYOBASHI)」が建設され、2019年7月5日に「竣工式」が執り行われました。

 引き続き、「戸田建設」の本社ビルが解体され跡地には、地上28階、地下3階、 高さ約173m、延床面積約101,500㎡の「(仮称)新TODAビル」が建設されます。

 引用資料 戸田建設
 (仮称)新TODAビル計画について

● (仮称)新TODAビル計画に伴う解体工事
 2019年12月17日~2022年2月15日の工期で、「戸田建設」の施工により、「(仮称)新TODAビル計画に伴う解体工事【Ⅲ街区】」が行われています。解体される「戸田ビルディング」の概要は、地上9階、塔屋3階、地下4階、高さ(最高部39.970m、軒高31,000m)、延床面積30,369.19㎡となっています。

 他にも、「(仮称)新TODAビル計画に伴う解体工事【Ⅱ街区】」や「(仮称)新TODAビル計画に伴う地区外建物解体工事」などが同時進行で行われています。

(仮称)新TODAビルの概要
◆ 所在地-東京都中央区京橋一丁目7番1号
◆ 階数-地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部約173m
◆ 敷地面積-約6,150㎡
◆ 延床面積-約101,500㎡
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-オフィス、店舗、展示施設、創作・交流施設、情報発信施設等
◆ 建築主-戸田建設
◆ 竣工-2024年予定


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「中央通り広場イメージ」です。


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「京橋彩区(京橋一丁目東地区)」の配置図です。


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「街区再編前」と「街区再編後」です。街区再編により、纏まった3つの街区の形成や老朽化した建築物の機能更新、歩車分離を行い地区全体の防災性、交通の安全性の向上を図ります。


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「(仮称)新TODAビル計画に伴う解体工事」の2020年6月上旬の状況を北西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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東側から見た様子です(写真提供読者さん)。



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2020年6月20日 (土)

登録有形文化財 歴史的建造物「旧九段会館」の建て替え事業 「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」 2020年6月上旬の建設状況

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-九段会館-

 「九段会館」は、1934年3月に竣工しました。しかし、2011年3月11日に発生した「東日本大震災」で、天井が崩落して、休館に追い込まれていました。

 「財務省関東財務局」は、「九段会館」の土地の貸し付け先を決める一般競争入札の落札者を「東急不動産」に決定しています。定期借地権方式で土地を貸し付け、建物の一部を保存しつつ、残りの部分を解体して高度利用を図る事業です。

 「東急不動産」と「鹿島建設」が出資する「合同会社ノーヴェグランデ」は、「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」の新築工事に着手しました。2022年7月竣工予定です。
 
 引用資料 東急不動産(2019/09/17)
 登録有形文化財の歴史的建造物「旧九段会館」建て替え事業 (仮称)九段南一丁目プロジェクトが新築着工 「水辺に咲くレトロモダン」をコンセプトに2022年7月竣工予定

 コンクリート造の建物に瓦葺きの勾配屋根を塔屋とパラペットに冠する「帝冠様式」。その特徴をよく表す建物北側と東側部分をL字状に保存して活用します。

 保存部分は「免震レトロフィット工法」の採用、中性化により劣化したコンクリートの補修対策の実施、外壁のスクラッチタイルの落下防止対策の実施等により、創建時の姿を復原・保存します。

九段会館建て替えの概要
◆ 計画名-(仮称)九段南一丁目プロジェクト
◆ 所在地-東京都千代田区九段南一丁目5番1外
◆ 交通-東京メトロ半蔵門線・東西線、都営新宿線「九段下」駅徒歩1分
◆ 階数-地上17階、地下3階
◆ 高さ-最高部85.0m、軒高74.97m
◆ 敷地面積-8,765.85㎡
◆ 建築面積-5,106.90㎡
◆ 延床面積-67,738.20㎡(既存建物保存部分含む)
◆ 構造-鉄骨造(CFT造)、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震レトロフィット(既存の建物の基礎などに免震装置を設置)
◆ 用途-オフィス、店舗、集会場、駐車場等
◆ 建築主-合同会社ノーヴェグランデ(東急不動産と鹿島建設が出資)
◆ 設計者・監理者- 鹿島・梓 設計・工事監理業務共同企業体
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2018年03月01日(解体工事含む)
◆ 竣工-2022年07月15日予定
◆ 土地の貸付期間-2018年03月01日から70年間(定期借地権方式)


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「メインエントランス イメージ」です。


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「お濠沿い テラス イメージ」です。


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「屋上庭園 イメージ」です。


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「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」の2020年6月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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工事着工前の「九段会館」です。既存建物北東側をL字状に保存します。保存部分は、「免震レトロフィット」を適用し耐震性を確保します。


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「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2020年6月19日 (金)

武蔵小山駅前に4棟目・5棟目の超高層タワーマンション 地上41階、高さ約145mの「(仮称)小山三丁目第二地区第一種市街地再開発事業」

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-武蔵小山駅-

 品川区の「武蔵小山駅」の南東側には、「武蔵小山商店街PALM(パルム)」という東京都内では最長の800m(約250店舗)のアーケードがあります。

 「武蔵小山駅」は、東急目黒線にあります。東急目黒線は、かつては「目蒲線」の一部で、東急電鉄の鉄道網の中では支線に過ぎませんでした。しかし、「目黒駅」から東京メトロ「南北線」と都営地下鉄「三田線」に相互直通運転するようになり状況が一変しました。

 東急目黒線の大規模な改良工事も行われ、「目黒駅~洗足駅」までの区間で、連続立体交差事業が行われました。武蔵小山駅周辺では、武蔵小山駅の地下化により、再開発の機運が盛り上がっており、複数の街区で再開発が計画されています。

 第一弾して、「武蔵小山商店街PALM」の北側一帯で、地上41階、地下2階、高さ144.95m、総戸数624戸の超高層タワーマンション「パークシティ武蔵小山 ザ タワー」が建設され、2020年1月上旬に竣工しています。

 第二弾して、地上41階、地下2階、高さ144.504m、総戸数506戸の超高層タワーマンション「シティタワー武蔵小山」が建設中です。2021年6月中旬に竣工予定です。

 第三弾として、「(仮称)小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。概要は、地上39階、地下2階、高さ約145m、延床面積約118,000㎡、住宅戸数約950戸を予定しています。

● 第四弾・第五弾は(仮称)小山三丁目第二地区第一種市街地再開発事業
 第四弾・第五弾 として、「(仮称)小山三丁目第二地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。概要は、地上41階、塔屋1階、地下2階、高さ約145mの超高層ツインタワーマンションです。

 2020年6月5日(金)~6月15日(月)までの期間で、「(仮称)小山三丁目第二地区第一種市街地再開発事業」に係る環境影響評価調査計画書の縦覧が行われました。縦覧期間が過ぎたためウェブ公表は終了しています。

 引用資料 東京都環境局(2020/06/04) ウェブ公表終了
 「(仮称)小山三丁目第二地区第一種市街地再開発事業」に係る環境影響評価調査計画書の縦覧

(仮称)小山三丁目第二地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都品川区小山三丁目22番、23番
◆ 交通-東急目黒線「武蔵小山」駅すぐ
◆ 階数-(北街区)地上41階、塔屋1階、地下2階、(南街区)地上41階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(北街区)最高部約145m、(南街区)最高部約145m
◆ 敷地面積-(施設全体)約13,000㎡、(北街区)約7,000㎡、(南街区)約6,000㎡
◆ 建築面積-(施設全体)約11,000㎡、(北街区)約6,000㎡、(南街区)約5,000㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約141,000㎡、(北街区)約61,000㎡、(南街区)約80,000㎡)
◆ 用途-共同住宅、商業施設、公益施設、駐車場等
◆ 総戸数-(施設全体)約1,000戸、(北街区)約600戸、(南街区)約400戸
◆ 建築主-小山三丁目第二地区市街地再開発準備組合
◆ 解体工事-2024年度予定
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2029年度予定
◆ 供用開始-2030年度予定


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「北街区」の断面図です。


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「南街区」の断面図です。


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「歩行者ネットワーク概略図」です。「武蔵小山商店街PALM(パルム)」を挟んで、超高層ツインタワーマンションが建設されます。


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「計画地」です。武蔵小山駅前で「ドミノ倒し」のように連鎖的に再開発が行われています。まるで「プチ武蔵小杉」のですね(笑)。


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「建築計画の概要」です。


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武蔵小山商店街PALM(パルム)
 「武蔵小山商店街PALM(パルム)」は、東京都内では最長の800m(約250店舗)のアーケードです。アーケードは、全天候型の開閉式アーケードとなっています。いつ行っても非常に活気がある商店街です。



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2020年6月18日 (木)

JR東日本 中央線「飯田橋駅」のホームを新宿方に200m移設して直線化 新ホーム・新西口駅舎を2020年7月12日から供用開始!

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-JR飯田橋駅-

 JR東日本は、中央線飯田橋駅のホームを西側(新宿方)に約200m移設します。現在の「飯田橋駅」の中央線ホームは、急曲線区間(曲線半径R=300m)にあり、列車とホームの隙間が大きくなっています。列車とホームの隙間が最大で33cmもあります。

 現在は、転落検知マットや注意喚起の回転灯、放送設備などを設置して利用者の転落を防いでいますが、ホームを直線区間に移すことで隙間を解消することにしました。移設が完了すると隙間が最大で15cmに縮小する予定です。

● 2020年7月12日(日) 初電から供用開始!
 
飯田橋駅では、ホームの抜本的な安全対策として、新宿寄りにホームを約200m移設し、列車とホームの隙間を狭小化する工事と、これに合わせて西口駅舎の改良等工事を行っていましたが、新ホーム、新西口駅舎および歩行者空間の供用開始日時が、2020年7月12日(日) 初電からに決まりました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2020/06/16)
 飯田橋駅がより安全に、より便利になります~新ホーム、新西口駅舎および歩行者空間の供用開始について~

 旧ホームは、曲線半径が300mでしたが、新ホームは、曲線半径が900mとなります。「新西口駅舎」は、鉄骨造の地上2階で、延床面積約2,200㎡です。 多機能トイレ(1か所)、エレベーター(15人乗り×1基)、店舗は5店舗(1階に3店舗、2階に2店舗)となっています。


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「西口駅舎・駅前広場イメージ図」です。


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「ホーム移設イメージ図」です。


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「新ホームイメージ図」です。


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「工事着手前(2014年7月)」です。


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「現状」です。


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「供用開始後」です。


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「飯田橋駅新西口駅舎1階平面図」です。



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2020年6月17日 (水)

JR蕨駅西口 高さ約100mと高さ約96mの超高層ツインタワーマンション「蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業」

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-蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業-

 「蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業」は、1995年2月14日に施行区域の面積を約2.4haで都市計画の決定を行いました。しかし、その後の社会経済状況の変化に対応した土地の高度利用と都市機能の更新を図るため、2005年3月16日に、施行区域の面積を約1.9haに縮小するとともに、事業区域を3つの工区に分割し段階的な整備を進めるとした都市計画の変更を行い、「第1工区(7番街区)」については、組合施行により先行的に整備が行われました。

 残る工区については、依然として先行き不透明な社会経済状況及び厳しい市の財政状況が続いている中、更なる見直しを進め、2019年2月15日に、駅前広場等の公共施設を適正な規模に縮小することに併せて敷地及び施設建築物の規模の拡大を図るとともに、事業の早期実現を目指して残る工区を一体的に整備するために工区を再編する都市計画変更を行いました。

● 事業計画案の縦覧
 「蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業」について、市街地再開発組合の設立認可申請がなされたので、都市再開発法第16条第1項の規定に基づき、事業計画案の縦覧を行っています。縦覧期間は、2020年6月9日(火)~6月22日(月)までです。

 引用資料 蕨市・公式HP(2020/06/08)
 蕨駅西口のまちづくり

 建設通信新聞(2020/06/11)
 蕨駅西口再開発/2棟5.5万㎡、総事業費265億

 「A棟」と「B棟」の超高層ツインタワーマンションを建設します。「A棟」は、地上29階、塔屋2階、地下1階、高さ99.86m、延床面積約23,188㎡、「B棟」は、地上27階、塔屋2階、地下1階、高さ95.63m、延床面積約31,698㎡です。総戸数は、「A棟」と「B棟」を合わせて415戸となります。

蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-埼玉県蕨市中央一丁目内
◆ 交通-JR京浜東北線「蕨」駅すぐ
◆ 階数-(A棟)地上29階、塔屋2階、地下1階、(B棟)地上27階、塔屋2階、地下1階
◆ 高さ-(A棟)99.86m、(B棟)95.63m
◆ 施行地区面積-約13,000㎡
◆ 延床面積-(A棟)約23,188㎡、(B棟)約31,698㎡
◆ 構造-(A棟)鉄筋コンクリート造、(B棟)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-(A棟)商業業務施設、共同住宅、(B棟)商業業務施設、公共公益施設(図書館・行政センター)、共同住宅
◆ 総戸数-415戸(A棟+B棟)
◆ 建築主-蕨駅西口地区市街地再開発準備組合(参加組合員予定者 住友不動産、首都圏不燃建築公社)
◆ 事業協力者-戸田建設
◆ 総合コンサルタント・基本設計-アイテック計画
◆ 着工-2021年07月末予定
◆ 竣工-2025年01月予定
◆ 総事業費-265億6200万円


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「蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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「建物等配置図」です。


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シティタワー蕨

 JR蕨駅の西口では「蕨駅西口地区第一種市街地再開発事業」が行われています。第1工区として、「蕨駅西口地区7番街区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事」が行われました。正式名称は「シティタワー蕨」です。

 概要は、地上30階、地下1階、高さ106.08m、総戸数285戸です。2010年6月8日に竣工しました。敷地東側の公共公益棟には、「蕨市民会館、蕨市立文化ホール くるる、 蕨市立旭町公民館」などが整備されています。
  
シティタワー蕨の概要
◆ 計画名-蕨駅西口地区7番街区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事
◆ 所在地-埼玉県蕨市中央一丁目200番
◆ 交通-JR京浜東北線「蕨」駅徒歩2分
◆ 階数-地上30階、地下1階
◆ 高さ-最高部106.08m、軒高99.98m
◆ 敷地面積-4,616.33㎡
◆ 建築面積-2,006.39㎡
◆ 延床面積-31,628.36㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリ-ト造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、店舗、保育所、公民館、多目的ホール
◆ 総戸数-285戸
◆ 建築主-蕨駅西口地区7番街区市街地再開発組合(売主 住友不動産)
◆ 設計者-アイテック計画
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2008年03月
◆ 竣工-2010年06月08日
◆ 入居開始-2010年09月上旬



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2020年6月16日 (火)

千代田区 地上29階、高さ約150mの「(仮称)丸の内1-3計画」 2020年6月上旬の建設状況

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-(仮称)丸の内1-3計画-

 「三菱地所」は、千代田区丸の内一丁目の「銀行会館、東京銀行協会ビル、みずほ銀行前本店ビル」を「(仮称)丸の内1-3計画」として、一般社団法人全国銀行協会、株式会社みずほフィナンシャルグループと共に、3者の共同事業により、一体的に建て替えることに合意しています。

 3者共同事業にて取り進めてきた「(仮称)丸の内1-3計画」が、2018年1月15日に新築工事に着工しました。「タワー棟」と「アネックス棟」の2棟が建設されます。

 引用資料 三菱地所(PDF:2018/01/19)
 「(仮称)丸の内1-3 計画」 着⼯ 〜みずほ銀⾏前本店ビル・銀⾏会館・東京銀⾏協会ビル建て替え〜

 設計者・監理者は「三菱地所設計、日本設計、久米設計」です。施工者は、解体工事と同じ「大林・大成・清水建設共同企業体(大林組、大成建設、清水建設JV)」です。

(仮称)丸の内1-3計画の概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内一丁目8番1他
◆ 階数-地上29階、塔屋2階、地下4階
◆ 高さ-最高部149.70m、軒高139.945m
◆ 敷地面積-11,237.35㎡(施設全体)
◆ 建築面積-8,650.34㎡(施設全体)
◆ 延床面積-180,988.35㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-(タワー棟)オフィス、駐車場、(アネックス棟)オフィス、店舗、駐車場
◆ 建築主-みずほフィナンシャルグループ、全国銀行協会、三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計、日本設計、久米設計
◆ 施工者-大林・大成・清水建設共同企業体(大林組、大成建設、清水建設JV)
◆ 解体工事-2016年10月01日~2017年11月30日
◆ 着工-2018年01月15日
◆ 竣工-2020年09月末予定


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「永代通り、丸の内仲通りよりアネックス棟(仮称)とタワー棟(仮称)を望む」です。


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「建物断面図」です。「タワー棟」は純粋な超高層オフィスビルですが、「アネックス棟」の上層階と下層階には「店舗」が設けられます。


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「位置図」です。


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「タワー棟」の建設現場を南西側から見た様子です。建物の外観は完成しています(写真提供読者さん)。


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「タワー棟」の外壁は、ほぼ全面ガラスの「アルミカーテンウォール」となっています(写真提供読者さん)。


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「タワー棟」の1階南端です(写真提供読者さん)。


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丸の内仲通り沿いです。植栽が行われています。奥は「アネックス棟」です(写真提供読者さん)。


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「アネックス棟」の建設現場を北側から見た様子です(写真提供読者さん)。



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2020年6月15日 (月)

丸紅新本社ビル 地上22階、高さ約112mの「(仮称)大手町1-4-2計画」 2020年6月上旬の建設状況

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-(仮称)大手町1-4-2計画-
 
「丸紅」は、「三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事」と共に5大商社の1つです。「丸紅」は、2016年8月末に本社ビルの建て替えを前提に、本社を中央区日本橋二丁目の「東京日本橋タワー」に移転しています。

 「丸紅」の新本社ビルである「(仮称)大手町1-4-2計画」の地鎮祭が2017年11月21日に行われました。2020年10月末の竣工を予定、2020年度内に本社機能を移転する予定です。
 
 引用資料 丸紅(PDF:2017/11/21)
 新本社ビル(「(仮称)大手町1-4-2計画」)着工のお知らせ

 概要は、地上22階、塔屋3階、地下2階、高さ111.90m、延床面積80,602.62㎡です。地震対策として、大成建設が開発した「弾性すべり支承、積層ゴム支承、オイルダンパー」を併用した「ハイブリッドTASS免震システム」を採用します。

丸紅新本社ビルの概要
◆ 計画名-(仮称)大手町1-4-2計画
◆ 所在地-東京都千代田区大手町一丁目4番2号
◆ 交通-東京メトロ東西線「竹橋」駅すぐ
◆ 階数-地上22階、塔屋3階、地下2階
◆ 高さ-最高部111.90m
◆ 敷地面積-6,156.83㎡
◆ 建築面積-3,656.47㎡
◆ 延床面積-80,602.62㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎及び杭基礎
◆ 地震対策-ハイブリッドTASS免震システム(弾性すべり支承、積層ゴム支承、オイルダンパーを併用)
◆ 用途-オフィス、貸会議室(集会場)、飲食店、美術品展示場、自動車車庫
◆ 建築主-丸紅
◆ 設計者-(基本設計)日建設計、大成建設、(実施設計)大成建設
◆ 監理者-日建設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 解体工事-2016年09月30日~2018年06月30日
◆ 着工-2017年11月21日(地鎮祭)、2017年12月01日(着工)
◆ 竣工-2020年10月31日予定
◆ オープン-2020年度内予定(本社機能を移転)


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「新本社ビル完成イメージ図(大手門北から望む)」です。


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「北西側からのイメージ図」です。


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「(仮称)大手町1-4-2計画」の2020年6月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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建物の外観は完成しています(写真提供読者さん)。


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外構工事が行われています(写真提供読者さん)。


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「エントランス」部分です(写真提供読者さん)。


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1階床が浸水対策のため周囲の地盤よりかなり嵩上げされている様子が分かります(写真提供読者さん)。



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2020年6月14日 (日)

「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」のすぐ北側 (仮称)ヤンマー東京ビル新築工事 2020年6月上旬の建設状況

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-(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事-

 「ヤンマー」は、2020年2月4日に関係者出席のもと旧ヤンマー東京ビル跡地にて「地鎮祭」を行い、2月5日より「(仮称)ヤンマー東京ビル」の新築工事に着手しました。「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事」と共に2022年8月に同時グランドオープンの予定です。

 引用資料 ヤンマー(2020/02/04)
 ヤンマー東京ビルの新築工事着工について

 「(仮称)ヤンマー東京ビル」は、環境性能に優れたヤンマーのバイオディーゼルコージェネレーションシステム等の最新環境技術の導入が予定されており、建築物の環境性能総合評価指標である「CASBEE(キャスビー)」において最高ランク(Sランク)を実現する計画です。また、「中間免震構造」を採用による災害対策の強化や東京駅から八重洲地下街等を通じての直通の立地を活かした高アクセスを実現します。

 現時点における竣工後のビル運用計画は、地下3階・地下2階が「駐車場」、地下1階~地上2階が「商業エリア」、3階~14階が「ヤンマーグループ、オフィステナントエリア」となる予定です。

(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事の概要
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目1番1号(地番)
◆ 階数- 地上14階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部69.88m
◆ 敷地面積-1,483.79㎡
◆ 建築面積-1,360.00㎡
◆ 延床面積-21,834.74㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 建築主-セイレイ興産(ヤンマーグループ)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2020年02月04日(地鎮祭)、2020年02月05日(着工)
◆ 竣工-2022年08月20日予定


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JR東京駅の「グランルーフ」から見た「(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事」の2020年6月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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北側から見た様子です。奥は「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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掘削しています(写真提供読者さん)。


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八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業

 「(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事」のすぐ南側では、「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事」が行われています。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。

 引用資料 三井不動産(PDF:2018/12/03)
 「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」着工 ~東京駅前における大規模ミクストユースプロジェクトが始動!交通結節機能の更なる強化へ~ 

八重洲二丁目北地区の概要
◆ 計画名-八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目地内 他
◆ 交通-JR「東京」駅地下直結、東京メトロ丸の内線「東京」駅地下直結、東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩3分、東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋」駅徒歩6分
◆ 階数- (A-1街区)地上45階、塔屋2階、地下4階、(A-2街区)地上7階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(A-1街区)最高部約240m、(A-2街区)最高部約41m
◆ 地区面積-(A-1街区)12,390.43㎡、(A-2街区)1,043.69㎡
◆ 敷地面積-(A-1街区)10,875.16㎡、(A-2街区)742.92㎡
◆ 延床面積-(A-1街区)283,896.06㎡、(A-2街区)5,853.53㎡
◆ 構造-(A-1街区・A-2街区)鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-(A-1街区)パイルド・ラフト基礎(直接基礎と杭基礎の複合基礎)、(A-2街区)直接基礎
◆ 用途-(A-1街区)オフィス、店舗、ホテル、小学校、バスターミナル、駐車場等、(A-2街区)オフィス、店舗、子育て支援施設、駐輪場、駐車場、住宅等
◆ 客室数-98室(39階~45階)
◆ 建築主-八重洲二丁目北地区市街地再開発組合(事業協力者 三井不動産)
◆ 設計者-(基本設計・実施設計)日本設計、(実施設計)竹中工務店
◆ 監理者-日本設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-(既存建物等解体工事)2017年09月01日~2018年11月30日、(地下解体工事)2018年06月01日~2020年12月31日予定
◆ 着工-2018年12月03日(起工式)
◆ 竣工-2022年08月末予定
◆ オープン-2022年末予定(ホテル開業)



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2020年6月13日 (土)

地上51階、高さ約250mの「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」 既存建物の解体 2020年6月上旬の状況

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-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業-

 「東京駅前八重洲一丁目東地区」は、「A地区」と「B地区」に分かれていますが、「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合」の設立をに認可しています。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2019/01/10)
 東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合の設立を認可します

 概要は、地上51階、地下4階、高さ約250m、延床面積約225,200㎡です。特定業務代行者は「東京建物、大林組」です。総事業費は約2,104億円の予定です。

● 既存建物解体及びインフラ切回し工事
 現在は、「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業に係る既存建物解体及びインフラ切回し工事」が行われています。「解体工事のお知らせ」によると、工期は2020年4月1日~2021年9月末日(予定)で、「大林組」の施工により行われています。

東京駅前八重洲一丁目東B地区の概要
◆ 計画名-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事 
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目201番地の一部、203番地の一部、205番地の一部、207番地の一部
◆ 階数-地上51階、地下4階
◆ 高さ-最高部約250m
◆ 敷地面積-約10,600㎡
◆ 建築面積-約8,400㎡
◆ 延床面積-約225,200㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-店舗、オフィス、住宅、バスターミナル、カンファレンス施設、医療施設等
◆ 建築主-東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(特定業務代行者 東京建物、大林組)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)大林組
◆ 施工者-大林組(特定業務代行者)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2021年09月末日予定
◆ 着工-2021年10月01日予定
◆ 竣工-2025年03月31日予定
◆ 総事業費-約2,104億円


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「断面図」です。


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「配置図」です。再開発に参加しないビルがかなりあるため敷地の西側が凹んだ、いびつな形状になります。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業に係る既存建物解体及びインフラ切回し工事」が始まっています(写真提供読者さん)。


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南側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「仮囲い」が設置され、「足場」が組まれています(写真提供読者さん)。


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街区南端の歩道です(写真提供読者さん)。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業に係る既存建物解体及びインフラ切回し工事」の解体工事のお知らせです。工期は2020年4月1日~2021年9月末日(予定)で、「大林組」の施工により行われています(写真提供読者さん)。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2020年6月12日 (金)

「東京ミッドタウン日比谷」のすぐ北側 「東宝ツインタワービル」の建て替え 東宝ツインタワービル解体工事 2020年6月上旬の状況

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-東宝ツインタワービルの建て替え-
 昨日、「サーバーは増やすんじゃなくて、時代はもうクラウドなんですよ!」と言う発言がTwitterトレンド入りしていました。思わず目が点になりましたが、クラウドのサーバーって空の「雲」の中にあるんですかね(笑)。

 本題に戻って、「東宝」は、取締役会において、 千代田区有楽町一丁目の 「東宝ツインタワービル」 の 閉館及び建て替え について決議しています。「東宝ツインタワービル」は、東宝創業の地である日比谷に、屋上の二つの塔をシンボルマークとして1969年5月に開業しました。

 引用資料 東宝(PDF:2019/06/25)
 東宝ツインタワービル 再開発計画の概要

 「東宝ツインタワービル」は、2019年12月末に閉館しました。閉館後の新ビルについては、低層部に商業店舗を配置したオフィスビルを計画し、映画・演劇を中心とした上質なエンタテイ ンメントの街「日比谷ブロードウェイ」の玄関口に相応しいビルの再生を目指します。2023年春に新ビル開業を予定しています。

● 東宝ツインタワービル解体工事
 現在は、「東宝ツインタワービル解体工事」が行われています。施工者は「竹中工務店」、解体工事の工期は、2020年1月15日~2021年4月30日(予定)となっています。

 解体床面積は16,601.61㎡です。建て替え後の延床面積は約16,697㎡です。延床面積はほとんど増えません。純粋に老朽化したビルを最新鋭の仕様にするための建て替えのようです。

東宝ツインタワービル再開発計画の概要
◆ 所在地-東京都千代田区有楽町一丁目5番2号
◆ 交通-東京メトロ日比谷線・東京メトロ千代田線「日比谷」駅直結、東京メトロ有楽町線「有楽町」駅徒歩4分、都営三田線「日比谷」駅徒歩3分、JR線「有楽町」駅徒歩3分
◆ 階数-地上11階、塔屋1階、地下2階
◆ 敷地面積-1,473.78㎡
◆ 建築面積-約1,286㎡
◆ 延床面積-約16,697㎡
◆ 構造-(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、(地上)鉄骨造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 建築主-東宝
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-2020年01月15日~2021年04月30日予定
◆ 開業-2023年春予定
◆ 所要資金-約90億円予定


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「東宝ツインタワービル解体工事」を南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。 


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北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。 


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「解体工事のお知らせ」です。解体工事の施工者は「竹中工務店」、解体工事の工期は、2020年1月15日~2021年4月30日(予定)となっています(写真提供読者さん)。 


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すぐ南側に「東京ミッドタウン日比谷」あります。



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2020年6月11日 (木)

中央区 地上45階、高さ約240mの「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」 2020年6月上旬の建設状況

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-八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業-
 コロナ禍の中も、アメリカ時間6月10日、ハイテク株中心のナスダック総合指数が10,020.34と初めて終値で1万の大台を超えました。まあ、「GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsof)+Netflix」の凄まじい時価総額を見たら納得です。この6社だけで日本の東証一部2,169社(6月5日現在)の時価総額を超えます・・・(涙)

 本題に戻って、東京駅周辺では、丸の内側では怒涛の勢いで再開発が行われていますが、八重洲側では再開発があまり進んでいませんでした。丸の内側は区画が大きい上に地権者が超大手企業のため再開発が比較的スムーズに進みますが、八重洲側は小規模なビルが多く権利関係が複雑に絡み合っているため合意形成が非常に難しいためです。
 
 そんな中でも、「八重洲一丁目東地区再開発計画」、「八重洲二丁目北地区再開発計画」、「八重洲二丁目中地区再開発計画」の3地区で再開発が協議されています。
 その中で、最も進んでいるのが「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。

 「三井不動産」は、八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の一員として、「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、2018年12月3日に起工式を執り行いました。

 引用資料 三井不動産(PDF:2018/12/03)
 「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」着工 ~東京駅前における大規模ミクストユースプロジェクトが始動!交通結節機能の更なる強化へ~ 

八重洲二丁目北地区の概要
◆ 計画名-八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目地内 他
◆ 交通-JR「東京」駅地下直結、東京メトロ丸の内線「東京」駅地下直結、東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩3分、東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋」駅徒歩6分
◆ 階数- (A-1街区)地上45階、塔屋2階、地下4階、(A-2街区)地上7階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(A-1街区)最高部約240m、(A-2街区)最高部約41m
◆ 地区面積-(A-1街区)12,390.43㎡、(A-2街区)1,043.69㎡
◆ 敷地面積-(A-1街区)10,875.16㎡、(A-2街区)742.92㎡
◆ 延床面積-(A-1街区)283,896.06㎡、(A-2街区)5,853.53㎡
◆ 構造-(A-1街区・A-2街区)鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-(A-1街区)パイルド・ラフト基礎(直接基礎と杭基礎の複合基礎)、(A-2街区)直接基礎
◆ 用途-(A-1街区)オフィス、店舗、ホテル、小学校、バスターミナル、駐車場等、(A-2街区)オフィス、店舗、子育て支援施設、駐輪場、駐車場、住宅等
◆ 客室数-98室(39階~45階)
◆ 建築主-八重洲二丁目北地区市街地再開発組合(事業協力者 三井不動産)
◆ 設計者-(基本設計・実施設計)日本設計、(実施設計)竹中工務店
◆ 監理者-日本設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-(既存建物等解体工事)2017年09月01日~2018年11月30日、(地下解体工事)2018年06月01日~2020年12月31日予定
◆ 着工-2018年12月03日(起工式)
◆ 竣工-2022年08月末予定
◆ オープン-2022年末予定(ホテル開業)


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「5階テラスイメージパース」です。


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「外観イメージパース(A-2街区)」です。


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「用途断面図」です。


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「配置図」です。


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JR東京駅の「グランルーフ」から見た「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の2020年6月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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南西側から見た様子です。この現場は「逆打ち工法」を採用しているので、地上階と共に地下階の工事も同時に行われています(写真提供読者さん)。


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西面の「アール状」の曲線がなんとなく分かるようになってきました(写真提供読者さん)。


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北側から見た様子です(写真提供読者さん)。



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2020年6月10日 (水)

「虎ノ門病院」の街区 地上38階、高さ約185mの「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事」 2020年6月上旬の状況

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-虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業-
 「三菱地所」は、「東京駅前常盤橋プロジェクト」に関連して、高さ約390mの「B棟」の建築計画を一部変更するそうです。都市計画の変更に伴い施設規模を拡大し、地上61階、地下5階、延床面積約49万㎡から地上63階、地下4階、延床面積約54.5万㎡に変更する予定です。約390mの高さは変わりません。それにしても延床面積約54.5万㎡って巨大過ぎて笑ってしまいます(笑)。

 建設通信新聞(2020/06/10)
 63階55万㎡に変更/常盤橋プロジェクトB棟/三菱地所

 本題に戻って、「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館」を対象にした再開発プロジェクトです。「病院棟」と「業務棟」が建設されます。

 新しく生まれ変わった「虎ノ門病院」は、2019年5月1日に開院し、5月7日から外来診療を開始しています。 病床数は819床です。「病院棟」が完成した事により、「業務棟」の建設に移行します。

 「業務棟」の計画名は 「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事」で、地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ184.935m、延床面積180,439.62㎡です。

虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業(業務棟)の概要
◆ 計画名-虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目105番
◆ 階数-地上38階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部184.935m、軒高179.935m
◆ 敷地面積-22,539.74(施設全体)
◆ 建築面積-15,321.13㎡(施設全体)、7,896.34㎡(業務棟)
◆ 延床面積-265,953.37㎡(施設全体)、180,439.62㎡(業務棟)
◆ 構造- 鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 建築主-独立行政法人都市再生機構、虎ノ門エネルギーサービス
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、三菱地所設計JV、(実施設計)大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 解体工事-2019年03月13日~2020年08月17日予定
◆ 着工-2020年09月01日予定
◆ 竣工-2023年11月30日予定


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「配置計画図」です。「共同通信会館」がある敷地西側は、かなり敷地が削られ南側の「霊南坂」とほぼ直線になります。

 引用資料 港区・公式ホームページ リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の縦覧【(仮称)虎ノ門二丁目計画】 


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(仮称)虎ノ門二丁目計画の整備手順


(1) 国立印刷局の「虎の門工場」を東京都北区の「滝野川工場」へ機能移転
(2) 「虎の門工場」などを解体
(3) 「虎の門工場」跡地に「虎の門病院」の新病院棟を建設
(4) 現在の「虎の門病院」を解体
(5) 現在の「虎の門病院」の場所に、超高層オフィスビルを建設して、一部に国立印刷局の本局や「共同通信会館」の機能を移転
(6) 「共同通信会館」を解体して、アメリカ大使館前交差点を改良


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新しく生まれ変わった「虎ノ門病院」は、2019年5月1日に開院し、5月7日から外来診療を開始しています(写真提供読者さん)。 

虎の門病院の概要
◆ 計画名-虎の門病院整備事業
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目105番
◆ 階数-地上19階、地下3階
◆ 高さ-最高部99.55m、軒高90.19m
◆ 敷地面積-10,729.72㎡
◆ 建築面積-7,407.37㎡
◆ 延床面積-85,485.87㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-病院
◆ 病床数- 819床
◆ 建築主-国家公務員共済組合連合会
◆ 基本設計・設計監理-佐藤総合計画
◆ 実施設計-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2016年06月20日
◆ 竣工-2019年03月08日(工事完了)、2019年03月31日(竣工)
◆ 開院-2019年05月01日(開院)、2019年05月07日(外来診療開始)


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新しい「虎ノ門病院」が開院した事により、北東側の既存の「虎の門病院」を解体して、超高層オフィスビルを建設して、一部に国立印刷局の本局や「共同通信会館」の機能を移転します(写真提供読者さん)。 


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既存の「虎の門病院」の解体工事を北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。 


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。 


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解体工事の工事名は、「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行基盤整備工事(虎の門病院地上部解体)」と非常に長い名称です。解体工事の工期は、2019年3月13日~2020年8月17日(予定)となっています(写真提供読者さん)。 


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「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。 



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2020年6月 9日 (火)

画期的な技術 杭基礎で400mクラスの超高層ビルに対応 清水建設と丸五基礎工業が場所打ちコンクリート拡底杭「花びら拡底杭」を共同御開発!

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-丸五基礎工業-
 「いきものがかり」の全国アリーナツアー「いきものまつり2020〜結成20周年だよ!! お祝いしまSHOW!!!」が全公演中止になりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響により1度全公演延期されましたが、最終的には中止になりました。

 私は2020年10月の「大阪城ホール」に行く予定でしたが、中止はファンの安全を最優先に考えた賢明な選択だと思います。コロナ禍が収まったらまた「じょいふる」でタオルをブンブン回したいです。

 本題に戻って、ビルヲタなら「丸五基礎工業」を知らない人はまずいないでしょう。基礎工事のパイオニアで、多くの基礎工事の現場で、丸五基礎工業の「アースドリル掘削機」や「クローラークレーン」を見かけます。

花びら拡底杭
 「清水建設」はこのほど、400mクラスの超高層ビルを杭基礎で経済的に建設することを目的に、非常に高い支持力を備えた場所打ちコンクリート拡底杭「花びら拡底杭」を「丸五基礎工業」の協力を得て開発しました。

 この杭の特徴は、従来の拡底杭の2倍近い底面積を確保することで、1本あたり100MN(約10,000トン)という非常に高い支持力を発揮することです。すでに、日本建築センターより、「花びら杭底杭」の施工法の有効性を証する評定を取得しています。

 引用資料 清水建設(2020/06/08)
 杭基礎で400mクラスの超高層ビルに対応

 「花びら杭底杭」の(設計有効)底面積は1本あたり最大33.5㎡(直径≒6.7m)となり、高強度コンクリートを使用することで最大100MNもの支持力を得ることができます。

 極大化を可能にしたのが、杭下端部の新たな拡底掘削方法です。従来通り拡底掘削機を用いて杭底部中心で1回拡底掘削した後、拡底掘削機を杭底部中心から水平方向かつ同心円上に移動させては拡底掘削を2~8回繰り返し、花びらのような底面形状を有する拡底杭を構築します。一連の杭底掘削作業には、従来の拡底掘削機の先端に突起(スタビライザー)を装備するだけで対応できます。


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「花びら拡底杭の底部形状例」です。「拡底2方向、拡底4方向、拡底8方向」が選択できます。私は、基礎工事ヲタで、ビルの建設工程では、「場所打ちコンクリート拡底杭」の構築や逆打ち工法での「構真柱(こうしんちゅう)」の建込みが一番好きです。そのため、このニュースリリースを見た時に「これは画期的な技術!」だと興奮しました。


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「花びら拡底杭の規模(左)と試験施工杭の検証状況」です。花びら杭底杭の施工法の有効性、杭体コンクリートの品質については、実物大の花びら拡底杭3体を試験施工し、うち最大拡底幅6.7mの杭1本を築造後に掘り出して調査し、検証済みです。


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拡底4方向と思われる 「花びら拡底杭」の杭の底です。見事に花びら状になっています。


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拡底バケット
 アースドリル掘削機の車体に「丸五基礎工業」のロゴが見えます。写真は通常の「拡底バケット」ですが、「拡底バケット」は、掘削孔の底で「三角フラスコ」のように開きます。

 ”従来の拡底掘削機の先端に突起(スタビライザー)を装備するだけで対応できます。” と書いてありますが、写真や実物を見ないと「スタビライザー」の形状が全く想像出来ません。



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虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業 地上49階、高さ約265mの「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」 2020年6月上旬の建設状況

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-虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業

 「虎ノ門一・二丁目地区再開発組合」が推進している「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、2019年11月25日に起工式を執り行い、着工しました。

 引用資料 森ビル(2019/11/25)
 『虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業』着工

 「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「国際新都心・グローバルビジネスセンター」へと拡大・進化を続ける虎ノ門ヒルズエリアの中央に位置し、地下鉄日比谷線虎ノ門ヒルズ駅整備と一体となった都市再開発事業です。駅とまちが一体となった駅広場や周辺開発と連携した歩行者ネットワーク等の都市基盤の強化・拡充を図るとともに、事務所、店舗、ホテル、ビジネス発信拠点など、多様な都市機能を整備します。

(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの概要
◆ 計画名-東京都市計画事業 虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目208番1 他
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅直結(2020年06月06日開業)
◆ 階数-(A-1街区)地上49階、塔屋1階、地下4階、(A-2街区)地上4階、地下3階、(A-3街区)地上12階、地下1階
◆ 高さ-(A-1街区)最高部265.75m、軒高264.00m、(A-2街区)最高部30.15m、(A-3街区)最高部59.00m
◆ 事業区域面積-18,860.78㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-(施設全体)13,963.34㎡、(A-1街区)9,907.59㎡、(A-2街区)2,444.69㎡、(A-3街区)1,610.98㎡
◆ 建築面積-(A-1街区)8,060.89㎡、(A-2街区)1,667.75㎡、(A-3街区)975.47㎡
◆ 延床面積-(A-1街区)238,441.51㎡、(A-2街区)8,750.79㎡、(A-3街区)7,986.11㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造(3街区共)
◆ 基礎工法-(A-1街区)直接基礎・杭基礎併用、(A-2街区)直接基礎、(A-3街区)場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-(A-1街区)オフィス、店舗、ホテル、ビジネス発信拠点、駐車場等、(A-2街区)店舗、駐車場等、(A-3街区)オフィス、共同
住宅、店舗、駐車場等
◆ 事業主-虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 建築主-森ビル(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 設計者・監理者-森ビル(A-1街区、A-2街区、A-3街区) 
◆ 施工者-鹿島建設(A-1街区)、A-2街区、A-3街区)
◆ 着工-(A-1街区)2019年11月25日、(A-2街区)2020年09月01日予定、(A-3街区)2021年05月06日
◆ 竣工-(A-1街区)2023年07月15日予定、(A-2街区)2023年11月30日予定、(A-3街区)2023年07月15日予定


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「断面図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」の建設現場を東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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手前が「A-2街区」、奥が「A-1街区」です。本格着工している「A-1街区」には重機が林立しています。コロナ禍の中でこういう光景を見るとホッとします(写真提供読者さん)。


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「A-1街区」を北側から見た様子です。「アースドリル掘削機」が見えます。「A-1街区」の基礎工法は、「直接基礎・杭基礎併用」となっています。この現場は「逆打ち工法」が採用されるのはほぼ間違いないので、アースドリル掘削機で、「場所打ちコンクリート杭」の構築と「構真柱(こうしんちゅう)」の建込みを行っていると思わます(写真提供読者さん)。


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「A-2街区」を北西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「A-3街区」を南東側から見た様子です。「A-3街区」の着工は2021年5月6日予定となっていましたが、「安定液タンク」が見えるので無事に着工しているようです(写真提供読者さん)。 



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2020年6月 8日 (月)

祝! 東京メトロの新駅 地下鉄日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅(H06)」が、2020年6月6日(土)に開業!

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-虎ノ門ヒルズ駅-

 「UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)」と「東京メトロ(東京地下鉄株式会社)」は、UR都市機構が事業主体、東京メトロが運営管理を行う予定の「地下鉄日比谷線虎ノ門新駅(仮称)整備事業」について、2016年2月8日に起工式を行いました。

 新駅は「日比谷線霞ケ関駅~神谷町駅」間の国道1号(桜田通)と環状第2号線の交差点付近に位置し、相対式2面のホームを設置します。正式名称は「虎ノ門ヒルズ(とらのもんひるず)駅」です。

● 2020年6月6日(土)日比谷線虎ノ門ヒルズ駅開業!
 「UR都市機構」と「東京メトロ」は、2016年2月から整備を進めてきた東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」を、2020年6月6日(土)に開業しました。

 引用資料 東京メトロ(PDF:2020/06/02)
 2020年6月6日(土)日比谷線虎ノ門ヒルズ駅 開業

 今回は、地下1階に改札を設置する暫定開業です。工事にあたっては日比谷線の既設トンネルに影響を与えない「アンダーピニング工法」を採用し、安全を確保しながら工事を進め、2023年には、地下2階に改札を移設し、隣接する再開発ビル内の駅広場ともつながり、最終完成する予定です。

東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅の概要
◆ 事業の名称-地下鉄日比谷線虎ノ門新駅(仮称)整備事業
◆ 整備位置-東京都港区虎ノ門一丁目22番地先(東京メトロ日比谷線霞ケ関駅~神谷町駅間)
◆ 駅の形状等-相対式ホーム2面、計画延長147m
◆ 事業主体-独立行政法人都市再生機構
◆ 設計・工事-東京地下鉄株式会社(独立行政法人都市再生機構から受託)
◆ 事業スケジュールー 2016年02月工事開始、2020年06月供用開始(2023年最終完成予定)
◆ 事業費-約170億円(供用開始時までの事業費)


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「駅周辺平面図」です。新駅は「虎ノ門ヒルズ」のど真ん中に位置します。


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「新旧イメージ図(断面)」です。「地下鉄日比谷線」は浅い場所を走っているので、コンコースが線路の下にある珍しい構造になります。

● アンダーピニング工法
 施工方法は、「開削方法」と既設トンネルに影響を与えない「アンダーピニング工法(現在の日比谷線トンネル直下の施工)」を採用します。

 「アンダーピニング工法」とは、既設の建築物、橋脚、トンネルなどの下に新しい構造物を建設する場合、これらの構造物をを直接的または間接的に受け替える工法のことです。


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再開発ビルとの接続について(4層構造)

 「虎ノ門ヒルズ駅」は、地下2階のコンコースと両側に隣接する再開発事業で整備される駅広場とがつながり、より快適で利用しやすい駅となる予定です。

 最終的には、地下2階の「コンコース」、地下1階の「ホーム」、地上の「桜田通り」、地上2階の「歩行者デッキ」の4層構造になります。正に「立体都市」ですね!


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西側の「A2出入口」です。「虎ノ門ヒルズ駅」は、2020年6月6日(土)に開業しましたが、2023年の最終完成まで駅の工事は続きます(写真提供読者さん)。


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東側の「A1出入口」です(写真提供読者さん)。


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この「A1出入口」は、再開発が完了するまでの仮設です。そのため簡易な造りになっています(写真提供読者さん)。


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「A1出入口」の階段です(写真提供読者さん)。


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「虎ノ門ヒルズ駅」の改札口です(写真提供読者さん)。


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「虎ノ門ヒルズ駅」のホームです(写真提供読者さん)。


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ハーフハイトタイプのホームドア

 「東京メトロ」のホームドアはタイプが2種類あり、一つが南北線で導入している「フルハイトタイプ」と呼ばれる天井近くまでスクリーンで覆われたもの、もう一つが「ハーフハイトタイプ」と呼ばれる高さ1,300mm(ドア部は1,200mm)のものです。

 現在では、転落防止効果が「フルハイトタイプ」と比べて遜色ないうえ、設置が容易であり既存路線に展開しやすいことから、「ハーフハイトタイプ」が主流になっています。

 「虎ノ門ヒルズ駅」のホームドアも、「ハーフハイトタイプ」を採用しています。戸袋部分やドア部分に「強化ガラス」を多用しており、視認性が大幅にUPしています(写真提供読者さん)。 


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東京メトロ銀座線「虎ノ門駅(G07)」とは地下歩行者通路でつながっています(写真提供読者さん)。



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2020年6月 7日 (日)

横浜みなとみらい21地区 みなとみらい21中央地区62街区 グローバルラグジュアリーホテル「フォーシーズンズホテル」などが誘致候補!

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-みなとみらい21中央地区62街区-

 「横浜市」は、日本を代表する国際港湾都市としての役割を担い、その機能は現在にも脈々と受け継がれています。横浜市では、みなとみらい21事業において、業務、商業、文化、アミューズメントなど、多様な都市機能による魅力と活気に満ちた街づくりを進めています。

 現在、「みなとみらい21中央地区62街区」の開発事業者を公募しています。「みなとみらい21地区60・61・62街区街づくり方針」に基づき、「観光・エンターテイメント」を軸とした街づくりを目指し、62街区全体公募による大規模施設の立地や、ウォーターフロントに位置する立地特性を生かした提案を募っています。

 公簿及び実測地積22,188.34㎡で、開発規模は「62街区全体区画のみ(区画の分割不可)」です。建ぺい率80%、容積率400%、高さの最高限度60mとなっています。

● フォーシーズンズホテルどが誘致候補!
 「横浜市」は6月5日に、「みなとみらい21中央地区62街区」の開発事業者を、「ベルジャヤ・コーポレーション(Berjaya Corporation Berhad)」を代表企業に、「丸紅、大和ハウス工業」で構成される企業グループ、「BMD 62」に決定したことを発表しました。

 引用資料 みなとみらいエリアマネジメント(2020/06/05)
 みなとみらい21地区62街区開発事業予定者決定

 「BMD 62」の提案では、グローバルラグジュアリーホテル&ホテルコンドミニアムを中核に、水族館や店舗を新設します。ホテルの運営は、「フォーシーズンズ ホテル」などの国際的なラグジュアリーブランドを誘致する計画です。

 「ベルジャヤ・コーポレーション」は、リゾートホテルの運営や不動産開発を手がけるマレーシアのコングロマリットです。日本では「フォーシーズンズホテル京都」を2016年11月29日にグランドオープンしています。

みなとみらい21中央地区62街区の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目3番2ほか
◆ 階数-地上14階、地下2階
◆ 高さ-59.95m
◆ 敷地面積-22,188.34㎡
◆ 延床面積-82,661.98㎡
◆ 用途-グローバルラグジュアリーホテル&ホテルコンドミニアム、水族館、店舗
◆ 建築主-BMD 62「(代表企業)Berjaya Corporation Berhad、(構成企業)丸紅、大和ハウス工業」
◆ 着工-2022年10月予定
◆ 竣工-2026年03月予定


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「みなとみらい21中央地区62街区」の位置図です。


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「みなとみらい21中央地区62街区」を南東側から見た様子です。


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「みなとみらい21中央地区62街区」を北西側から見た様子です。


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「みなとみらい21中央地区62街区」を南西側から見た様子です。


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フォーシーズンズホテル京都
 「ベルジャヤ・コーポレーション」は、リゾートホテルの運営や不動産開発を手がけるマレーシアのコングロマリットです。日本では「フォーシーズンズホテル京都」を2016年11月29日にグランドオープンしています。ホテル部分は490億円で売却されています。

 客室数は全123室、3つの料飲施設、スパ&フィットネス施設、宴会場・ウェディングチャペルのほか、57部屋のプライベートレジデンスを備えたホテルです。

フォーシーズンズホテル京都の概要
◆ 計画名-(仮称)京都東山ホテル開発計画
◆ 所在地-京都府京都市東山区馬町通妙法院北門前妙法院前側町445-3
◆ 交通-京都市バス「馬町」駅より徒歩1分、京阪「七条」駅より徒歩15分、JR「京都」駅よりタクシー10分
◆ 階数-地上4階、地下3階
◆ 高さ-塔屋等の高さ14,80m
◆ 敷地面積-20,478.06㎡
◆ 建築面積-8,093.47㎡
◆ 延床面積-34,725.42㎡(容積対象外面積2,644.82㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造
◆ 用途-ホテル
◆ 客室数-全123室(他にプライベート・レジデンス57室)
◆ 建築主-京都東山ホスピタリティアセット特定目的会社
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2013年09月17日(開発行為の許可標識より)
◆ 開業-2016年10月15日、2016年11月29日(グランドオープン)

(注意) 「建築計画の概要」の数値なので、竣工後の正確な数値と一致していない可能性があります。



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2020年6月 6日 (土)

伊豆半島の玄関口 JR三島駅前のランドマーク 高さ90.6mの「三島駅南口東街区再開発事業」

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-三島駅南口東街区再開発事業-

 東海道五十三次の宿場町の1つとして栄えた静岡県の「三島市」は、伊豆半島の玄関口として、中心部に位置する三島駅は新幹線の停車駅であり、品川駅へ最短37分、東京駅へ最短44分という首都圏への良好なアクセスも魅力の一つです。

 「アスマチ三島プロジェクト共同企業体(ミサワホーム、ミサワホーム静岡、東レ建設、野村不動産、三菱地所レジデンス、アール・アイ・エー)」は、静岡県三島市のJR三島駅前で市街地再開発事業の検討を進めている「三島駅南口東街区市街地再開発準備組合」及び三島市との間で事業協力協定を締結しています。

 引用資料 ミサワホーム(PDF:2018/08/28)
 「三島駅南口東街区再開発事業」 アスマチ三島プロジェクト共同企業体が事業協力者に決定

三島駅南口東街区再開発事業ぼ概要
◆ 所在地-静岡県三島市一番町及び文教町一丁目の一部
◆ 交通-JR「三島」駅すぐ
◆ 高さ-最高部90.6m
◆ 敷地面積-(第一種市街地再開発事業区域)約10,100㎡、(事業用定期借地事業区域)約2,680㎡
◆ 建築面積-(第一種市街地再開発事業区域)約7,000㎡、(事業用定期借地事業区域)約1,800㎡
◆ 延床面積-(第一種市街地再開発事業区域)約53,000㎡、(事業用定期借地事業区域)約4,100㎡
◆ 用途-(第一種市街地再開発事業区域)医療施設、商業施設、共同住宅、駐車場、(事業用定期借地事業区域)商業施設
◆ 総戸数-約280戸
◆ 建築主-三島駅南口東街区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-アスマチ三島プロジェクト共同企業体(ミサワホーム、ミサワホーム静岡、東レ建設、野村不動産、三菱地所レジデンス、アール・アイ・エー)
◆ 解体工事-2022年度予定
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2025年度予定


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当初の「建物配置の考え方(事業協力者の提案)」です。最高部の高さ99.5mで提案されていました。

 引用資料 三島市・公式HP
 三島駅南口周辺開発(東街区再開発事業)


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「建物配置の考え方(現行案)」です。事業協力者の提案の良い点は維持しつつ、事業採算も両立できるよう、「タワー棟」を約9m下げて、最高部の高さ90.6mとしました。


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「配置図」です。


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「第一種市街地再開発事業区域」と「事業用定期借地事業区」で構成されています。


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「位置図」です。



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2020年6月 5日 (金)

JR新宿駅「新宿駅東西自由通路」の供用開始に合わせて東口駅前広場を再整備 歩行者空間の拡張 & 賑わい空間の整備

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-東口駅前広場の歩行者空間整備等-

 新宿駅は1日の乗降客が約350万人を超える国内最大のターミナルです。常にどこかで工事が行われている新宿駅ですが、2012年9月から「新宿駅東西自由通路」の工事が行われています。

 「新宿駅東西自由通路」は、JR新宿駅の東口改札と西口改札を結ぶ改札内通路(北通路)を拡幅し、改札位置を変更して東西の行来を可能とする通路であり、新宿駅周辺における歩行者の回遊性向上に貢献します。

 改札内の通路(幅員約17m)を拡幅し、東口と西口を結ぶ幅員約25m、延長約100mの自由通路を整備します。2020年7月19日(日)初電から供用開始します。

● 東口駅前広場における歩行者空間の拡張
 東西自由通路の供用開始等により多くの歩行者が見込まれることから、安全で快適な歩行者空間の創出を目的に、歩行者と車両の動線を分離するために駅前広場内の車両動線を変更し、歩行者空間を拡大する工事を東京都と共同で進めます。歩行者空間拡張の完成予定時期は、2020年月7月中旬、東口駅前広場の全体整備完了は2021年3月を予定しています。

 引用資料 JR東日本(PDF:2020/06/02)
 新宿駅東西自由通路の供用開始および東口駅前広場の歩行者空間整備等について


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「東口駅前広場」の完成時のイメージです。


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賑わい空間(2020年7月中旬時点)

 新宿駅東口の新たなランドマークとして、ルミネエスト新宿前の駅前広場にパブリックアートを用いた賑わい空間を、「ルミネ」と共同で創出します。今後とも地域と連携し、新宿駅周辺のさらなる魅力の向上を目指します。


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整備前(2018年)の配置図です。


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歩行者空間の拡張および賑わい空間の整備時点(2020年7月)の配置図です。


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新宿駅東口が大きく変わります。



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2020年6月 4日 (木)

国家戦略特区 地上30階、地下3階、高さ約180mの「東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業」 都市計画案に関する縦覧・意見書の募集!

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-東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業-

 「東池袋一丁目地区(東池袋一丁目45~48番)」は、2017年3月15日に「東池袋一丁目地区市街地再開発準備組合」が設立されました。引き続き、準備組合が中心となってまちづくりを進めています。

 「東池袋一丁目地区市街地再開発準備組合は」、豊島区で計画している再開発事業の都市計画素案をまとめました。再開発施設の規模は、地上30階、地下3階、高さ約180m、延床面積約145,000㎡です。

● 都市計画案に関する縦覧・意見書の募集!
 豊島区は、「東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業」の都市計画案に関する縦覧及び意見書の募集を行っています。縦覧期間は、2020年6月2日(火)~6月16日(火)までです。

 豊島区 公式HP(2020/06/02)
 東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業等の都市計画案に関する縦覧・意見書の募集について

 引用資料 首相官邸(PDF:2020/03/23)
 都市再⽣特別地区(東池袋⼀丁⽬地区)都市計画(素案)の概要

 「国家戦略都市計画建築物等整備事業(東池袋一丁目地区)」となっています。2022年度の着工、2025年度の完成を目指します。事業協力者として「住友不動産」が参画し、コンサルタントは「アール・アイ・エー」が担当しています。

東池袋一丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都豊島区東池袋一丁目45番、46番、47番、48番
◆ 階数-地上30階、地下3階
◆ 高さ-約180m
◆ 事業区域-約15,000㎡
◆ 敷地面積-約9,900㎡
◆ 延床面積-約145,000㎡(容積対象⾯積約118,800㎡)
◆ 用途-オフィス、文化体験施設、イベントホール、駐車場等
◆ 建築主-東池袋一丁目地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-住友不動産
◆ コンサルタント-アール・アイ・エー
◆ 着工-2022年度予定
◆ 竣工-2025年度予定


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「池袋駅⻄側から望む」です。


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「断⾯イメージ」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。



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2020年6月 3日 (水)

新宿ダンジョンが劇的に解消 2012年9月の着工から約8年 JR新宿駅の「新宿駅東西自由通路」が2020年7月19日(日)初電から供用開始!

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-新宿駅東西自由通路-
 昨日、我が家にもやっと「アベノマスク」が届きました。昨夜、東京都民に警戒を呼びかける「東京アラート」を出しました。「東京アラート」が出されるのは初めてです。なんとか感染拡大を抑え込んでほしいです。

 本題に戻って、新宿駅は1日の乗降客が約350万人を超える国内最大のターミナルです。常にどこかで工事が行われている新宿駅ですが、2012年9月から「新宿駅東西自由通路」の工事が行われています。

 「新宿駅東西自由通路」は、JR新宿駅の東口改札と西口改札を結ぶ改札内通路(北通路)を拡幅し、改札位置を変更して東西の行来を可能とする通路であり、新宿駅周辺における歩行者の回遊性向上に貢献します。

● 2020年7月19日(日)初電から供用開始!
 改札内の通路(幅員約17m)を拡幅し、東口と西口を結ぶ幅員約25m、延長約100mの自由通路を整備していましたが、2020年7月19日(日)初電から供用開始します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2020/06/02)
 新宿駅東西自由通路の供用開始および東口駅前広場の歩行者空間整備等について


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「東改札前」の完成時のイメージです。


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「西改札前」の完成時のイメージです。


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整備前(2012年)の配置図です。


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新宿ダンジョンが劇的に解消

 東西自由通路の供用開始時点(2020年7月)の配置図です。東西自由通路の供用開始により、地下の魔宮とも呼ばれていた「新宿ダンジョン」が劇的に解消します。今までは東口-西口間の移動は怒りを覚えるくらい不便でしたが、東口-西口間の移動が一気にスムーズになります。

● 各改札の名称を変更
 東西自由通路供用開始に伴い、東口および西口の改札を自由通路に面する位置へ移設します。併せて各改札の名称を変更します。「新南改札、甲州街道改札、ミライナタワー改札」については、名称の変更はありません。



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2020年6月 2日 (火)

豊洲市場 地上11階、延床面積約40,684㎡の「千客万来施設(6街区)新築工事」 「五洋建設」の施工で2020年10月着工!

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-千客万来施設(6街区)新築工事-
 「東京都」では、豊洲市場の本体施設と連携し、豊洲ならではの活気や賑わいを生み出していくため、民間事業者により、「千客万来施設」を整備することとしています。

 事業予定者を「万葉倶楽部」に決定しましたが、「豊洲市場」の迷走により、「東京都」と「万葉倶楽部」との間で、いろいろとすったもんだがあって、本当に着工するの? いつ着工するの? と訳が分からない様態になっていました。

● 2020年10月着工!
 
「万葉倶楽部」は、豊洲市場に計画している「千客万来施設(6街区)新築工事」を、「五洋建設」の施工で2020年10月着工します。2022年12月の完成を目指しています。

 建設通信新聞(2020/06/02)
 五洋で10月着工/延4万㎡千客万来施設/万葉倶楽部

千客万来施設(6街区)新築工事の概要
◆ 所在地-東京都江東区豊洲六丁目101-1一部
◆ 階数-地上11階、地下1階
◆ 敷地面積-約10,840㎡
◆ 建築面積-約7,587㎡
◆ 延床面積-約40,684㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、木造
◆ 用途-ホテル、公衆浴場、事務所、物販店舗、飲食店、集会場、託児所、駐車場など
◆ 建築主-万葉倶楽部
◆ 設計者-万葉倶楽部、五洋建設
◆ 施工者-五洋建設
◆ 着工-2020年10月予定
◆ 竣工-2022年12月予定


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「配置図」です。

 引用資料 東京都中央卸売市場
 千客万来施設事業の実施に向けて


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「千客万来施設(6街区)新築工事」の建設予定地です。


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「東京都市計画道路幹線街路環状第2号線」に面しています。先の橋は「豊洲大橋」です。


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最寄りの駅は、「東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)」の「市場前駅(しじょうまええき)」です。


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「市場前駅」と「千客万来施設(6街区)新築工事」は、歩行者デッキで直結します。



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2020年6月 1日 (月)

JR前橋駅前 地上27階、高さ約93mの「JR前橋駅北口地区第一種市街地再開発事業」

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-JR前橋駅北口地区第一種市街地再開発事業-

 JR前橋駅周辺は、土地の有効活用を図るための高度利用地区として都市計画が定められているものの、長きに渡り、平面的な利用が続いており、駅に隣接した高立地条件が活かされていない状況となっています。

 こうした状況を踏まえ「JR前橋駅北口地区第一種市街地再開発事業」は、前橋市が策定した「前橋市市街地総合再生計画」の重点施策区域の拠点として位置づけられた「JR前橋駅周辺」地区において、再開発事業の制度を活用し、前橋市の「顔」として相応しいにぎわいや利便性の高い、多くの市民や来街者の多様なニーズに対応した施設整備を目的としています。 

 JR前橋駅に隣接した立地を生かして、幅広い世代に対応する良好な住宅を供給し、子育て環境の充実を図るための支援施設、駅前周辺の利便性を高めるための店舗、さらに敷地内に広場空間を設けるなど、駅周辺における賑わい拠点として整備を進めていきます。

 引用資料 前橋市・公式HP
 JR前橋駅北口地区第一種市街地再開発事業(再開発事業協議会) 

● 建築計画のお知らせ掲示!
 すでに現地には、「建築計画のお知らせ」が掲示されているようです。下記の「有限会社アール・イー・ビー」のホームページによると、概要は、地上27階、地下1階、高さ92.95m、延床面積29,038.81㎡、総戸数約200戸となっています。

 有限会社アール・イー・ビー(平面図・立面図あり)
 【 前橋駅北口再開発事業 】 其の伍 説明会に行って来ました @ 2020年2月14日(金)

 建築主は「市街地再開発組合」を設立しないで、個人施行者として「ファーストコーポレーション、東京建物」の2者が行う珍しい第一種市街地再開発事業となります。

JR前橋駅北口地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-群馬県前橋市表町二丁目29番2,3,5,17、367番6,7,8、704番1
◆ 交通-JR「前橋」駅すぐ
◆ 階数-地上27階、地下1階
◆ 高さ-92.95m
◆ 敷地面積-3,860.00㎡
◆ 建築面積-約2,400㎡
◆ 延床築面積-29,038.81㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、店舗、児童福祉施設(子育て支援施設)、駐車場(住宅駐車場)
◆ 総戸数-約200戸
◆ 建築主-JR前橋駅北口地区第一種市街地再開発事業個人施行者(ファーストコーポレーション、東京建物)
◆ 設計者・監理者-宮田建築事務所
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2020年07月予定
◆ 竣工-2023年03月予定


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「建物配置図・1F平面図」です。


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「位置図」です。



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