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2020年7月

2020年7月31日 (金)

武蔵小杉 地上38階の「コスギ サード アヴェニュー ザ・レジデンス」 事後調査報告書の縦覧により最高部の高さが約148mと判明!

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-Kosugi 3rd Avenue(コスギ サード アヴェニュー)-
 
「プラウドタワー武蔵小杉」と「エクラスタワー武蔵小杉」の間の「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、2016年11月15日に既存建物の解体工事に着手し、2017年3月27日に起工式が開催され着工されました。施設名称は「Kosugi 3rd Avenue」、住宅部分は「コスギ サード アヴェニュー ザ・レジデンス」となっています。

 引用資料 公式ホームページ
 コスギ サード アヴェニュー ザ・レジデンス

 「Kosugi 3rd Avenue(コスギ サード アヴェニュー)」は、2020年6月30日に竣工し、7月9日(木)より順次開業、2020年11月上旬にグランドオープン予定です。住宅部分の「コスギ サード アヴェニュー ザ・レジデンス」は、2020年12月中旬から入居開始予定です。

● 最高部の高さが約148mと判明!
 川崎市は、「小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業に係る事後調査報告書(工事中)」の縦覧を行っています。縦覧期間は、2020年7月27日~8月25日までです。事後調査報告書の縦覧により最高部の高さが約148mと判明しました。

 引用資料 川崎市・公式HP(2020/07/27)
 小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業に係る事後調査報告書(工事中)

 私を含め多くのビルブロガーが、地上38階、地下2階(建築基準法上 地上39階、地下2階)、高さ約142mと書いていますが、正確には、最高部が約148m、建築物が約137mでした。約148m-約142m=約6mです。わずか約6mですが、ビルヲタにとっては高くなるのは凄くうれしい事です(笑)。

 川崎市は、ホームページで「事後調査報告書」を公開するので助かります。「事後調査報告書」により、高さの変更が判明したり、最高部の高さが判明したりするので重宝します。出来れば概要は小数点以下まで公開して欲しいです。

コスギ サード アヴェニュー ザ・レジデンスの概要
◆ 計画名-小杉町3丁目東地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-神奈川県川崎市中原区小杉町三丁目600番(地番)
◆ 交通-東急東横線「武蔵小杉」駅徒歩2分、東急目黒線「武蔵小杉」駅徒歩2分、南武線「武蔵小杉」駅徒歩1分、横須賀線「武蔵小杉」駅徒歩1分(ホームまでは連絡通路利用でさらに徒歩6分要する)
◆ 階数-地上38階、地下2階(建築基準法上 地上39階、地下2階)
◆ 高さ-最高部約148m、建築物約137m
◆ 敷地面積-8,347.32㎡
◆ 建築面積-5,007.82㎡
◆ 延床面積-68,795.14㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎(管理人の推測)
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-共同住宅、商業・業務施設、小杉こども文化センター、総合自治会館、駐車場・駐輪場
◆ 総戸数-519戸(販売総戸数465戸、事業協力者戸数54戸含む)
◆ 建築主-小杉町3丁目東地区市街地再開発組合(売主 三井不動産レジデンシャル、東急不動産)
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 解体-2016年11月15日(既存建物の解体工事)
◆ 着工-2017年03月27日(起工式)
◆ 竣工-2020年06月30日
◆ 開業-2020年07月09日(順次開業)、2020年11月上旬予定(グランドオープン)
◆ 入居開始-2020年12月中旬予定(住宅部分)


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「外観完成予想CG」です。


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「建築計画等の概要」です。高さは、最高部が約148m、建築物が約137mです。


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「土地利用計画図」です。南側から見ると四角い超高層タワーマンションに見えますが、実際はハート形に近い「L字型」です。


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「位置図」です。



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2020年7月30日 (木)

横浜市金沢区 延床面積約195,270㎡ マルチテナント型物流施設「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1」が着工!

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-ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1-

 「ESR(旧レッドウッドグループ・ジャパン)」は、2020年7月16日に、神奈川県横浜市金沢区幸浦に延床面積約195,270㎡のマルチテナント型物流施設「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1」を着工したと発表しました。

 引用資料 ESR(PDF:2020/07/16)
 「ESR 横浜幸浦ディストリビューションセンター1」着⼯ -幸浦 IC ⾄近・⽇本の物流の重要拠点・延床 195,270 ㎡・免震構造-

 同じ敷地内に物流施設2棟を建設する計画で、第2期は2021年6月着工、2023年1月末竣工、敷地面積約90,282㎡、延床面積約195,000㎡を予定しています。総投資額は1期・2期合計で約1,000億円を見込んでいます。

 「ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1」 は、横浜市金沢区幸浦の東京湾に面した立地で、首都高速道路湾岸線「幸浦 IC」より1km、横浜港より15km、羽田空港より30km、東京港より40km、横浜中心部に近く、東京都心まで45km、と日本の物流・国際貿易・経済にとり大変重要なエリアに位置。需要の勢いが増すe-コマースや輸出入を伴う工業製品の高いニーズに対応できる希少な立地となっています。

ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1の概要
◆ 計画名-(仮称)ESR横浜幸浦ディストリビューションセンター1新築工事
◆ 所在地-神奈川県横浜市金沢区幸浦一丁目1-8(地名地番)
◆ 交通-(車)首都高速道路湾岸線「幸浦 IC」より1km、(電車)横浜シーサイドライン「並木北」駅より徒歩9分
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 敷地面積-90,282.88㎡
◆ 延床面積-約195,270㎡
◆ 構造-PCa・PC造(プレキャスト・プレストレストコンクリート造)
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-マルチテナント型物流施設
◆ 建築主-ESR幸浦1特定目的会社
◆ 設計者-塩浜工業
◆ 施工者-塩浜工業
◆ 着工-2020年07月15日
◆ 竣工-2022年01月31日予定
◆ 総投資額-約1,000億円(1期・2期合計)


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「完成イメージ」です。


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「庫内配置図」です。


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「位置図」です。



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2020年7月29日 (水)

サンシャインシティの隣接地 地上22階、高さ約101mの「(仮称)東京国際大学池袋国際キャンパス」 「建築計画のお知らせ」掲示!

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-(仮称)東京国際大学池袋国際キャンパス-

 「東京国際大学」は、池袋にグローバル教育機能を集約した都市型国際キャンパスを開設します。サンシャインシティに隣接する「造幣局跡地再開発事業(豊島区造幣局地区防災公園街区整備事業)」に東京国際大学の企画提案が採用されたものです。

 建設予定地は、「豊島区造幣局地区(市街地A画地)」で、「UR都市機構」が152億円で「東京国際大学」を売却先として決定しています。2020年10月に土地の引渡しを受け、2023年9月開校を予定しています。

 新キャンパスには、イングリッシュ・トラック・プログラムをはじめ、グローバル教育機能を集約し、川越キャンパスの収容定員約7,000人のうち3,500人を移転する計画です。学生数3,500人のうち2,000人は、100ヵ国超からの留学生で構成する計画です。

● 建築計画のお知らせ掲示!
 現地に7月20日に「建築計画のお知らせ」が掲示されました。「杉並区民氏」にメールで写真を送って頂きました。ありがとうございました。地上22階ということは分かっていましたが、高さ100mを超えるかが微妙でした。軒高94.35m、最高部100.80mでギリギリ最高部が100mを超えています。ビルヲタにとって、100mを超えるか超えないかは大違いです(笑)。

 引用資料 東京国際大学・公式ホームページ
 池袋国際キャンパス 開校記念募金のお願い

(仮称)東京国際大学池袋国際キャンパスの概要
◆ 所在地-東京都豊島区東池袋四丁目3277番202の一部
◆ 交通-JR線・東武線・西武線及び東京メトロ「池袋」駅から徒歩13分、JR線「大塚」駅から徒歩9分、東京メトロ「東池袋」駅から徒歩4分、都電荒川線「向原」停留場から徒歩4分
◆ 階数-地上22階、塔屋3階、地下0階
◆ 高さ-最高部100.80m、軒高94.35m
◆ 敷地面積-10,000.05㎡
◆ 建築面積-4,98136㎡
◆ 延床面積-34,486.50㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-大学
◆ 設置プログラム・学部等-イングリッシュ・トラック・プログラム(経済学部、国際関係学部、大学院)言語コミュニケーション学部
◆ 学生定員-3,500人
◆ 建築主-学校法人東京国際大学
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2020年11月01日予定
◆ 竣工-2023年05月31日予定
◆ 開校-2023年09月予定


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完成イメージです。


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完成イメージです。


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完成イメージです。


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(仮称)東京国際大学池袋国際キャンパスが建設される「豊島区造幣局地区(市街地A画地)」の位置図です。西側に「サンシャインシティ」が隣接しています。

 引用資料 UR都市機構(2017/07/06) リンク切れ
 豊島区造幣局地区(市街地A画地)〔東京都豊島区〕土地譲受人募集について


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「(仮称)東京国際大学池袋国際キャンパス」の建築計画のお知らせです(写真提供杉並区民氏)。


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イケ・サンパーク(としまみどりの防災公園)

 東隣りに、2020年7月11日に「イケ・サンパーク(としまみどりの防災公園)」がオープンしました。今後は、9月中旬に隣接する「としまキッズパーク」が開園し、また、イケ・サンパーク内の防災倉庫、カフェが完成する秋(11月頃)にイケ・サンパークの開園式を開催する予定です。

 引用資料 豊島区・公式HP
 造幣局地区まちづくりに関する説明会を開催しました。

 イケ・サンパークは、豊島区が掲げる「国際アート・カルチャー都市」を実現するための4つの公園の一つです。既に完成している、「南池袋公園、中池袋公園、池袋西口公園」に続き、集大成となるイケ・サンパークの開園によって、池袋駅周辺の4つの公園構想が完成します。

 それぞれ特長のある4つの公園の中でも、イケ・サンパークは敷地面積約17,000㎡で、豊島区内で最大の広さを持ち、全区的な防災性の向上を図るとともに、文化と賑わいのある市街地の形成に寄与する役割を担った公園です。



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2020年7月28日 (火)

葛飾区 地上38階、高さ約150mの「東金町一丁目西地区市街地再開発事業」 環境影響評価書の閲覧!

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-東金町一丁目西地区市街地再開発事業-

 東京都葛飾区で市街地再開発事業を検討している「東金町一丁目西地区市街地再開発準備組合」は、「三菱地所レジデンス、三井不動産レジデンシャルJV」を事業協力者に選定しています。エリアを「A敷地」と「B敷地」に分け2棟を建設します。

● 環境影響評価書の閲覧
 
東京都環境局が、「東金町一丁目西地区市街地再開発事業」環境影響評価書の閲覧を行っています。閲覧期間は、2020年7月16日~7月30日までです。

 引用資料 東京都環境局(2020/07/16)
 「東金町一丁目西地区市街地再開発事業」環境影響評価書

 工事は、一期工事(2021年度~2024年度予定)、二期工事(2024年度~2027年度予定)、三期工事(2028年度~2029年度予定)の3期に分けて行われる予定です。

 「A敷地(敷地面積約24,770㎡)」には、地上6階、地下2階、最高高さ約33mの「一期棟」、地上38階、地下1階、最高高さ約150mの「二期棟」が建設されます。「A敷地」の総延床面積は約165,500㎡です。「B敷地(敷地面積約650㎡)」には、地下円筒形の公共駐輪場が建設されます。

東金町一丁目西地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都葛飾区東金町一丁目地内
◆ 階数-(二期棟)地上38階、地下1階、(一期棟)地上6階、地下2階
◆ 高さ-(二期棟) 最高部約150m、(一期棟)最高部約33m
◆ 開発地区面積-約25,400㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約24,770㎡(A敷地)、約650㎡(B敷地)
◆ 建築面積- 約18,600㎡(A敷地)
◆ 延床面積-約165,500㎡(A敷地)
◆ 地震対策-基礎免震構造(二期棟)
◆ 用途-共同住宅、商業施設、公益施設、自動車教習所、公共駐輪場、駐車場 等
◆ 総戸数-約700戸
◆ 建築主-東金町一丁目西地区市街地再開発準備組合(事業協力者 三菱地所レジデンス、三井不動産レジデンシャルJV)
◆ コンサルタント業務-佐藤総合計画
◆ 着工-2021年度予定(一期工事)、2024年度予定(二期工事)、2028年度予定(三期工事)
◆ 竣工-2024年度予定(一期工事)、2027年度予定(二期工事)、2029年度予定(三期工事)


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「建物断面図」です。「二期棟」の最下部に「免震層」の記述があります。「二期棟」は地震対策として「基礎免震構造」を採用するようです。


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「配置計画図」です。


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「建物平面図(地上1階)」です。


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「建物平面図(地上4階)」です。4階の床面に「自動車教習コース」が設けられます。


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イトーヨーカドー金町店
 再開発予定地の中心は、「イトーヨーカドー金町店」が入っている建物です。


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金町自動車教習所

 「イトーヨーカドー金町店」の屋上に「金町自動車教習所」があります。用途に自動車教習所がります。「金町自動車教習所」は、建て替え後も屋上で継続します。


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敷地の西側は、「駐車場」や「駐輪場」として使用されています。



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2020年7月27日 (月)

東京ドーム 2023年プロ野球開幕に向けて「メインビジョン」を126mにまで拡大 メインビジョンの単体面積約1,073㎡は国内最大!

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-東京ドーム-

 「巨人」と「東京ドーム」は7月20日に記者会見を行い、「東京ドーム」の新型コロナウイルスの感染防止対策を発表しました。換気量をこれまでの1.5倍に高め、コンコースには大型送風機を30台設置、2023年の開幕に向けては大型ビジョンを約3.6倍に拡張するなど、総額100億円の設備投資を行います。

 引用資料 東京ドーム(PDF:2020/07/20)
 7月20日記者会見資料 

 2023年の開幕に向け大型ビジョンを横幅34mから126mへ段階的に約3.6倍拡張し、国内スタジアムでは最大となります。2022年までに球場での完全キャッシュレス化を行います。生体認証決済や自動ゲートの導入で接触を減らし「ウィズコロナ」の新時代にも対応します。


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第1期工事(2022年プロ野球開幕に向けて更新)

 第1期工事は、現在のメインビジョンに向かって左側のビッグボード1面、及びメインビジョン下部のサブビジョンを統合し、新たなメインビジョンとします。第1期工事終了時点でも総面積は現行メインビジョンの約2倍となり、変化を実感する事が出来ます。


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第2期工事(2023年プロ野球開幕に向けて更新)

 第2期工事は、2022年度に更新したメインビジョンの両サイドにあるビッグボード合計8面を統合し、全体の横幅を126mにまで拡大します。これにより、メインビジョン全体の面積は約1,073㎡となり、メインビジョンの単体面積では国内最大となる超大型ビジョンに生まれ変わります。


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東京ドームで行われた「世界らん展日本大賞2012」の時に撮影した「メインビジョン」です。約8年前の写真ですが、2020年時点も同じメインビジョンを使用しています。

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2階スタンドの飛沫が1階に落ちない工夫
 2階スタンドの観客の飛沫が1階スタンドに落ちない工夫として、「透明のひさし」を2階スタンド最前部に設置します(2020年7月27日迄に設置)。


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「透明のひさし」を2階スタンド最前部に設置します。


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2023年プロ野球開幕に向けて「東京ドーム」は大きく変わります。 



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2020年7月26日 (日)

幕張新都心 幕張ベイパークの第三弾 地上43階、高さ約157mの「幕張新都心若葉住宅地区計画(B-3街区)」 2020年7月下旬の状況

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-幕張ベイパーク-
 「千葉県企業庁」は、千葉市美浜区若葉三丁目の「幕張新都心若葉住宅地区」の総面積17.5ha(正確には175,808.59㎡)に共同住宅などを建設する事業予定者を総合評価方式で選定した結果、「三井不動産レジデンシャル」を代表企業とする「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区街づくり検討グループ」を特定しています。

 最終的には、「A区画、B-1街区、B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の8区画が開発され、約4,500戸の住宅機能を整備し、約1万人が暮らす街が整備される予定です。

 その中で、「B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の6街区には、6棟の超高層タワーマンションが林立する事になります。 

 第一弾として、「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-7街区)」が着工されました。正式名称は「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」で、2018年12月中旬に竣工し、2019年3月下旬から入居開始しています。

 第二弾として「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-2街区)」が建設されています。地上48階、高さ172.40m、延床面積91,020.05㎡、総戸数826戸の巨大な超高層タワーマンションです。正式名称は「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」です。

幕張ベイパークの第三弾はB-3街区
 
第三弾として「幕張新都心若葉住宅地区計画(B-3街区)」が建設されます。地上43階、高さ157.64m、延床面積88,914.04㎡、総戸数749戸の大規模な超高層タワーマンションです。

 引用資料 千葉市・公式HP(PDF:2018/05)
 千葉市のまちづくりの方向性 ~まちが、こう変わります~

幕張新都心若葉住宅地区計画(B-3街区)の概要

◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区若葉三丁目1-11(地番)
◆ 階数-地上43階、地下0階
◆ 高さ-最高部157.64m
◆ 敷地面積-21,417.98㎡
◆ 建築面積-9,761.05㎡
◆ 延床面積-88,914.04㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、既製コンクリート杭
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-共同住宅、駐車場、店舗、児童福祉施設
◆ 総戸数-749戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業
◆ 設計者・監理者-熊谷組
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2020年06月01日予定(当初計画)
◆ 竣工-2023年12月31日予定


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「完成予想図(まちづくりイメージ)」です。中央の「若葉3丁目公園」を6棟の超高層タワーマンションが取り囲む配置になります。


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若葉住宅地区竣工予定年度
 
第一弾の「B-7街区」、第二弾の「B-2街区」、第三弾の「B-3街区」共に当初計画とは、階数、総戸数、竣工時期が大幅に変更になっています。「B-1街区B-4街区、B-5街区、B-6街区」も大幅に変更になると思われます。

幕張新都心若葉住宅地区の概要
◆ B-1街区(敷地面積38,922.60㎡)-地上9階、総戸数505戸、竣工2024年予定
◆ B-2街区(敷地面積24,726.00㎡)-地上48階、総戸数826戸、竣工2020年12月予定
◆ B-3街区(敷地面積21,417.98㎡)-地上43階、総戸数749戸、竣工2023年12月予定
◆ B-4街区(敷地面積21,110.06㎡)-地上46階、総戸数714戸、竣工2027年予定
◆ B-5街区(敷地面積24,589.34㎡)-地上46階、総戸数703戸、竣工2029年予定
◆ B-6街区(敷地面積17,409.40㎡)-地上37階、総戸数482戸、竣工2026年予定
◆ B-7街区(敷地面積20,518.63㎡)-地上37階、総戸数637戸、竣工2018年12月


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「幕張新都心若葉住宅地区計画(B-3街区)」の2020年7月下旬の建設予定地です
(写真提供読者さん)。


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「仮囲い」で囲われています(写真提供読者さん)。


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内部の様子です。内部は草ボーボーで着工する気配が全くありません。着工予定が2019年12月1日から2020年6月1日に変更になったのですが、更に延期になったようです。「新型コロナウイルス感染症」が再び猛威を振るっているので賢明な選択だと思います(写真提供読者さん)。


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「幕張新都心若葉住宅地区計画(B-3街区)」の建築計画のお知らせです。概要等は変更が有りませんが、着工予定の2020年6月1日を過ぎてもまだ着工していません。第一弾の「B-7街区」も第二弾の「B-2街区」も計画よりも遅れて着工したので、これが通常運転なのかも知れません(写真提供読者さん)。



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2020年7月25日 (土)

幕張新都心 地上48階、高さ約172mの「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」 2020年7月下旬の建設状況

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-幕張ベイパーク-
 「千葉県企業庁」は、千葉市美浜区若葉三丁目の「幕張新都心若葉住宅地区」の総面積17.5ha(正確には175,808.59㎡)に共同住宅などを建設する事業予定者を総合評価方式で選定した結果、「三井不動産レジデンシャル」を代表企業とする「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区街づくり検討グループ」を特定しています。

 最終的には、「A区画、B-1街区、B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の8区画が開発され、約4,500戸の住宅機能を整備し、約1万人が暮らす街が整備される予定です。

 その中で、「B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の6街区には、6棟の超高層タワーマンションが林立する事になります。 

 第一弾として、「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-7街区)」が着工されました。正式名称は「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」で、2018年12月中旬に竣工し、2019年3月下旬から入居開始しています。

幕張ベイパーク スカイグランドタワー
 
第二弾として「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-2街区)」が建設されています。地上48階、高さ172.40m、延床面積91,020.05㎡、総戸数826戸の巨大な超高層タワーマンションです。正式名称は「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」です。

 引用資料 公式ホームページ
 幕張ベイパーク スカイグランドタワー  

幕張ベイパーク スカイグランドタワーの概要
◆ 計画名-(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-2街区)
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区若葉三丁目1-1(地番)
◆ 交通-京葉線「海浜幕張」駅徒歩13分
◆ 階数-地上48階、地下0階
◆ 高さ-最高部172.40m
◆ 敷地面積-18,938.88㎡
◆ 建築面積-7,072.43㎡
◆ 延床面積-91,020.05㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-中間免震構造(1階と2階の間に積層ゴム等を設置)
◆ 用途-共同住宅、店舗、駐車場
◆ 総戸数-826戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業
◆ 設計者・監理者-熊谷組
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2018年01月15日
◆ 竣工-2020年12月下旬予定
◆ 入居開始-2021年03月下旬予定


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第二弾として「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」が建設中です。


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「B-2街区」の配置図です。他に「①アリーナ付きスポーツ施設、②スポーツバー・レストラン、③クリニックモール」が整備されます。


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「完成予想図(まちづくりイメージ)」です。最終的には、6棟の超高層タワーマンションが林立する事になります。

 引用資料 千葉市・公式HP(PDF:2018/05)
 千葉市のまちづくりの方向性 ~まちが、こう変わります~


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「完成予想図(まちづくりイメージ)」です。中央の「若葉3丁目公園」を6棟の超高層タワーマンションが取り囲む配置になります。


Chibamakuhari191113
若葉住宅地区竣工予定年度
 
第一弾の「B-7街区」、第二弾の「B-2街区」、第三弾の「B-3街区」共に当初計画とは、階数、総戸数、竣工時期が大幅に変更になっています。「B-1街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区」も大幅に変更になると思われます。

幕張新都心若葉住宅地区の概要
◆ B-1街区(敷地面積38,922.60㎡)-地上9階、総戸数505戸、竣工2024年予定
◆ B-2街区(敷地面積24,726.00㎡)-地上48階、総戸数826戸、竣工2020年12月予定
◆ B-3街区(敷地面積21,417.98㎡)-地上43階、総戸数749戸、竣工2023年04月予定
◆ B-4街区(敷地面積21,110.06㎡)-地上46階、総戸数714戸、竣工2027年予定
◆ B-5街区(敷地面積24,589.34㎡)-地上46階、総戸数703戸、竣工2029年予定
◆ B-6街区(敷地面積17,409.40㎡)-地上37階、総戸数482戸、竣工2026年予定
◆ B-7街区(敷地面積20,518.63㎡)-地上37階、総戸数637戸、竣工2018年12月


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「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」の2020年7月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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2基あったタワークレーンが1基に減っています(写真提供読者さん)。


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最高部です。「塔屋」も含め最高部に到達しています(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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「クリニックモール」の建設現場です(写真提供読者さん)。



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2020年7月24日 (金)

地上23階、高さ約130mの「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」 新宿区景観まちづくり審議会資料 「京王百貨店新宿店」も超高層化?

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-(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト-
 
小室哲哉サウンドの乃木坂46配信限定シングル「Route 246」のMusic Videoティザー編が公開されましたが、「晴海客船ターミナル」の展望台のバックに「HARUMI FLAG(ハルミフラッグ)」が映っていました。それにしてもメンバーの顔面偏差値が高過ぎ!

 YouTube(1分13秒)
 乃木坂46 『Route 246』Teaser

 本題に戻って、「明治安田生命」は、新宿駅西口に近接する「明治安田生命新宿ビル」などの解体工事に2020年4月1日に着手しました。「明治安田生命新宿ビル」と隣接する6棟を一体的に解体します。

 解体区域の敷地面積は約6,300㎡とかなり広いです。解体工事の施工は「大成建設」が担当します。解体工事の工期は2022年8月31日までを予定しています。

 解体されるビルは、「(1)明治安田生命新宿ビル、(2)明治安田生命新宿ビル別館、(3)第一スカイビル、(4)高倉第二ビル、(5)明治安田生命新宿第三ビル跡地、(6)永和ビル跡地」の合計6棟です。「(7)KSビル跡地」の解体工事は、鉄道弘済会が発注しました。

 「明治安田生命保険」は、「明治安田生命新宿ビル」や周辺のビルを一体的に建て替えます。計画称は「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」で、概要は、地上23階、地下4階、高さ約130m、延床面積約97,000㎡です。オフィス、商業、ホール、駐車場などで構成する予定です。 

● 新宿区景観まちづくり審議会資料
 「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」は、7月20日にUPしたばかりですが、「新宿区景観まちづくり審議会」の資料で詳細が判明したので再度UPしたいと思います。

 引用資料 新宿区景観まちづくり審議会(2020/07/17)
 第69回新宿区景観まちづくり審議会

(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト

◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目9番1~12
◆ 交通-JR「新宿」駅徒歩2分、東京メトロ丸の内線「新宿」駅徒歩4分、小田急線「新宿」駅徒歩4分、京王線「新宿」駅徒歩4分、京王新線(都営新宿線)「新宿」駅徒歩5分、都営大江戸線「新宿」駅徒歩5分
◆ 階数-地上23階、地下4階
◆ 高さ-最高部約130m
◆ 敷地面積-約6,300㎡
◆ 延床面積-約97,000㎡
◆ 容積対象面積-約81.800㎡(容積率1,300%)
◆ 構造-(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、(地上)鉄骨造
◆ 用途-オフィス、商業、ホール、駐車場など
◆ 建築主-明治安田生命保険、他
◆ 解体工事-2020年04月01日~2022年08月31日予定
◆ 着工-2021年04月予定
◆ 竣工-2025年予定


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「駅前広場を取り囲む光の演出」です。低層部の柱や壁面をライトアップして、駅前広場を取り囲むような夜間景観を演出する計画です。


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「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」のイメージパースです。建物は暖色系の「PCカーテンウォール」を外装に使い、駅前のランドマークを形成する外観を目指します。

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「断面図」です。最高部の高さが約130mです。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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京王百貨店新宿店も超高層化?

 「グランドターミナルのボイドのイメージ」です。なんと「京王百貨店新宿店」がある場所にも超高層ビルが描かれています。「京王百貨店新宿店」の建て替えも水面下で動いていると思われます。


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「明治安田生命新宿ビル」を北東側から見た様子です。


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京王百貨店新宿店

 「京王百貨店新宿店」です。あくまでも私の妄想ですが、建て替えによって驚異の高さ約260mのトリプルタワーが出現するかも知れません。ただし、このビルも地下に「京王新宿駅」があり、建て替えを行う場合は超難工事になります。



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2020年7月23日 (木)

「新宿御苑」の北東側 地上36階、高さ約135mの超高層タワーマンション「(仮称)新宿区四谷4丁目計画」 新宿区が外観イメージを公開!

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-(仮称)新宿区四谷4丁目計画-

 私は、「(仮称)新宿区四谷4丁目計画」については全く知らなくて、2020年7月20日の「建設通信新聞」に外観イメージが掲載されて、「へー! こんな計画があるんだ!」と初めて知りました。

 東京のプロジェクトは多くの場合、解体工事のかなり前から徐々に概要が明らかになってくる事が多いので、いきなり「完成予想図」を見て新規プロジェクトの存在を知る事は珍しいです。

 詳しい概要が知りたかったので調べて見ると、2020年7月17日に開かれた「第69回新宿区景観まちづくり審議会」で、詳しく概要が公開されていました。地上36階、地下1階、高さ135.120m、延床面積33,216.50㎡、総戸数286戸の超高層タワーマンションです。

 引用資料 第69回新宿区景観まちづくり審議会(PDF:2020/07/17)
 (仮称)新宿区四谷4丁目計画

 間違っているかも知れませんが、昔の地図を見ると建設予定地には「IDCフロンティア新宿ソリューションセンター」という建物が建っています。既存建物を解体して、超高層タワーマンションを建設するようです。

 「第69回新宿区景観まちづくり審議会」の資料には「建築主」は載っていませんでした。建設通信新聞によると設計者は「日建ハウジングシステム」のようです。

(仮称)新宿区四谷4丁目計画の概要
◆ 所在地-東京都新宿区四谷四丁目
◆ 交通-東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅、東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅
◆ 階数-地上36階、塔屋あり、地下1階
◆ 高さ-最高部135.120m 
◆ 敷地面積-2,251.38㎡(有効敷地面積2,249.70㎡)
◆ 建築面積-1,338.45㎡
◆ 延床面積-33,216.50㎡(容積対象面積22,492.44㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎(管理人の推測)
◆ 用途-共同住宅、保育所
◆ 総戸数-286戸
◆ 着工-2021年04月初旬予定
◆ 竣工-2024年09月末予定


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「西側立面図」と「南側立面図」です。


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「断面図」です。最高部の高さが135.120mです。基礎工法は「直接基礎」のようです。


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「配置図」です。


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「位置図」です。「新宿御苑」の北東側です。昔の地図を見ると「IDCフロンティア新宿ソリューションセンター」の跡地のようです。



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2020年7月22日 (水)

地上46階、高さ約190mの「浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業」 環境影響調査書案の縦覧 港区が詳細なイメージパースを公開!

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-浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業-

 浜松町二丁目西口地区では、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む再開発が計画されています。合計で6棟のビルが建設される巨大プロジェクトです。6棟中4棟が超高層ビルになります。

 第一弾として、「日本生命保険相互会社」と「大林組」がB街区で建設していた「日本生命浜松町クレアタワー」が、2018年8月31日に竣工しました。

 「B街区」の南側に隣接する「東京都交通局大門庁舎」などがある区画で、「浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。港区は、土地を所有する権利者として、浜松町二丁目地区市街地再開発組合に参加し、「(仮称)文化芸術ホール」を整備します。

● 環境影響調査書案の縦覧!
 「浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業」の港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧が行われています。縦覧期間は、2020年7月21日(火)~8月20日(木)までです。

 引用資料 港区・公式HP(2020/07/21)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業】

 詳細な「イメージパース」や立面図・配置図などが公開されていますが、「イメージパース」は以前公開されたのと比べるとデザインがかなり変更され、よりスタイリッシュになっています。

 現在は、「鹿島建設」により既存建物の解体工事が行われています。解体工事の工期は、2020年2月20日~2021年2月19日(予定)です。本体工事の工期は、2021年2月~2026年10月(予定)です。

 予定している工事期間が、約69ヶ月と非常に長いですが、「工事工程」を見ると、1~47ヶ月が「高層棟」の工事、48~69ヶ月が「中層棟」の工事となっています。

浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目3-20他
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅
◆ 階数-地上46階、地下2階
◆ 高さ-最高部約190m
◆ 地区面積-約5,890㎡
◆ 敷地面積-約4,700㎡
◆ 延床面積-約77,500㎡(容積対象面積53,000㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、文化芸術ホール、地下鉄施設、駐車場 等
◆ 総戸数-約400戸
◆ 建築主-浜松町二丁目地区市街地再開発組合(参加組合員 港区)
◆ 設計者-(基本設計)アール・アイ・エー、(実施設計)鹿島建設・世界貿易センタービルディングJV
◆ 施工者-鹿島建設・世界貿易センタービルディングJV
◆ 解体工期-2020年02月20日~2021年02月19日予定
◆ 着工-2021年02月予定(高層棟の着工)
◆ 竣工-2026年10月予定(中層棟の竣工)
◆ 総事業費-約515億円

(備考)工事期間が、約69ヶ月(予定)と非常に長いのは、1~47ヶ月が「高層棟」の工事、48~69ヶ月が「中層棟」の工事と2工程に分けて行うためです。


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「立面図(西側立面)」です。


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「立面図(南側立面)」です。


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「断面図(南北断面)」です。基礎工法は「高層棟」が直接基礎、「中層棟」が杭基礎のようです。


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文化芸術ホールの「断面図(東西断面)」です。

● (仮称)文化芸術ホール
 港区は、再開発組合に加入して区有地を活用し、再開発事業で取得する権利床を活用して、市街地再開発事業の中で 、「(仮称)文化芸術ホール」を整備します。大ホール機能(600席程度)、小ホール機能(100席程度)、創造支援機能などを整備します。


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「配置計画図」です。


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「位置図」です。



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2020年7月21日 (火)

両国リバーセンタープロジェクト 隅田川沿いの「ヒューリック両国リバーセンター」 2020年11月全面開業!

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-両国リバーセンタープロジェクト-

 「東京都」は、隅田川沿いの両国地区において、舟運の活性化を促し、川とまちとが結びつくような魅力ある水辺空間を創出するとともに、災害時に物資輸送等の中継拠点として活用することを計画しています。また、墨田区は当エリアを観光振興の拠点の一つとして、観光まちづくりを推進しています。

 東京都は水辺とまちの動線を円滑にするため、両国船着場の増設、スーパー堤防の整備を行います。また、墨田区と連携して、既存の両国防災船着場に隣接する都有地と区有地を活用し、水辺のにぎわい創出及び防災性の向上に資する複合拠点施設を整備していきます。

 施設の整備に当たっては、定期借地方式により民間事業者の創意工夫を活かしていくこととし、事業者を募集し「ヒューリック」に決定しています。

 引用資料 東京都建設局
 「両国リバーセンタープロジェクト」について

● ヒューリック両国リバーセンター
 「ヒューリック」は、東京都及び墨田区が所有する土地を活用した PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)事業「ヒューリック両国リバーセンター」を、2020年11月に全面開業します。

 引用資料 ヒューリック(PDF:2020/07/15)
 「ヒューリック両国リバーセンター」2020年11月全面開業

 「ヒューリック両国リバーセンター」は隅田川に面し、両国国技館や旧安田庭園、刀剣博物館、江戸東京博物館など歴史・文化に関わる観光資源が集積する地域に立地しており、これら両国の地域特性を最大限に活かす複合施設として、公民が連携して事業を推進していました。

 東京都が新たに整備したスーパー堤防に面する施設低層部の2階には、舟運利用者のための待合所(東京都)がオープンし、更なる舟運の活性化が図られます。地域の人々が利用する両国子育てひろば(墨田区)は1階・2階、2階~9階には「ザ・ゲートホテル両国 by HULIC」が開業します。

ヒューリック両国リバーセンター
◆ 計画名-両国リバーセンター新築工事
◆ 所在地-東京都墨田区横網一丁目 2番13号(住居表示)  
◆ 交通-JR総武線「両国」駅徒歩3分
◆ 階数-地上9階、地下0階
◆ 高さ-34.74m
◆ 敷地面積-1,509.15㎡
◆ 建築面積-1,314.52㎡
◆ 延床面積-8,157.75㎡ 
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、CFT造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-舟運利用者待合所、事務所、児童福祉施設、ホテル等
◆ 客室数-126室(ザ・ゲートホテル両国 by HULIC)
◆ 建築主-ヒューリック
◆ 設計者-佐藤総合計画
◆ 施工者-鉄建・坂田特定建設工事共同企業体
◆ 着工-2018年10月01日
◆ 竣工-2020年03月31日
◆ オープン-2020年11月12日予定


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「国技館より望む」です。


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「客室イメージ」です。


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「事業対象敷地」です。


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「位置図」です。



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2020年7月20日 (月)

新宿の逆襲(The Shinjuku Strikes Back) 明治安田生命新宿ビルの跡地など 地上23階、高さ約130mの「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」

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-明治安田生命新宿ビル-

 私は、1978年からの「スター・ウォーズ」ヲタクです。中でも一番好きなのは、1980年に公開されたエピソード5「帝国の逆襲(The Empire Strikes Back)」です。

 東京都庁が新宿に移転した頃は、新宿は地価においてもオフィス立地においても正に日本の中心といった感じでした。しかし今は、地価は銀座に大きく差をつけられ、オフィスは丸の内・大手町とく選べると大きく遅れています。

 しかし、ここ最近、ビッグプロジェクトの発表が目白押しです。「帝国の逆襲(The Empire Strikes Back)」じゃないですが、「新宿の逆襲(The Shinjuku Strikes Back)」が始まりました!

 「明治安田生命」は、新宿駅西口に近接する「明治安田生命新宿ビル」などの解体工事に2020年4月1日に着手しました。「明治安田生命新宿ビル」と隣接する6棟を一体的に解体します。

 解体区域の敷地面積は約6,300㎡とかなり広いです。解体工事の施工は「大成建設」が担当します。解体工事の工期は2022年8月31日までを予定しています。

 解体されるビルは、「(1)明治安田生命新宿ビル、(2)明治安田生命新宿ビル別館、(3)第一スカイビル、(4)高倉第二ビル、(5)明治安田生命新宿第三ビル跡地、(6)永和ビル跡地」の合計6棟です。「(7)KSビル跡地」の解体工事は、鉄道弘済会が発注しました。

● (仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト
 「明治安田生命保険」は、「明治安田生命新宿ビル」や周辺のビルを一体的に建て替えます。計画称は「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」で、概要は、地上23階、地下4階、高さ約130m、延床面積約97,000㎡です。オフィス、商業、ホール、駐車場などで構成する予定です。

 引用資料 日刊建設工業新聞(2020/07/20)
 明治安田生命/東京・西新宿に延べ9・7万平米超高層ビル、21年4月の着工めざす

 引用資料 建設通信新聞(2020/07/20)
 事務所・商業約10万㎡/21年4月着工目指す/明治安田生命新宿ビル建替

 建物は暖色系の「PCカーテンウォール」を外装に使い、駅前のランドマークを形成する外観を目指します。また低層部の柱や壁面をライトアップして、駅前広場を取り囲むような夜間景観を演出する計画です。

(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目9-1他
◆ 交通-JR「新宿」駅徒歩2分、東京メトロ丸の内線「新宿」駅徒歩4分、小田急線「新宿」駅徒歩4分、京王線「新宿」駅徒歩4分、京王新線(都営新宿線)「新宿」駅徒歩5分、都営大江戸線「新宿」駅徒歩5分   
◆ 階数-地上23階、地下4階
◆ 高さ-約130m
◆ 敷地面積-約6,300㎡
◆ 延床面積-約97,000㎡  
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造  
◆ 用途-オフィス、商業、ホール、駐車場など
◆ 建築主-明治安田生命保険、他
◆ 解体工事-2020年04月01日~2022年08月31日予定
◆ 着工-2021年04月予定
◆ 竣工-2025年予定


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「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」のイメージパースです。


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「明治安田生命新宿ビル」です。


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「明治安田生命新宿ビル」を北東側から見た様子です。


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「明治安田生命新宿ビル」を東側から見た様子です。



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2020年7月19日 (日)

新宿駅を挟んで東西に高さ約260mの超高層ツインタワー JR東日本の「ルミネエスト新宿」の建て替えも高さ約260m!

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-新宿駅に高さ約260mの超高層ツインタワー-

 2020年7月13日に「小田急電鉄」が、新宿駅西口周辺の「小田急百貨店・本館」と「新宿ミロード」を建て替て、地上48階、地下5階、高さ約260m、延床面積281,700㎡の超高層複合ビルを建設するというビッグニュースが入って来ましたが、またまたビッグニュースが入って来ました。

● ルミネエスト新宿の建て替えも高さ260m!
 昨日、各マスコミが新宿駅の東西に東京都庁を上回る、高さ約260mの超高層ビルのツインタワーを建設する構想を報じました。ツインタワー建設構想で予定地とされているのは、「ルミネエスト新宿」と「小田急百貨店・本館」です。もうビックリ仰天です!

 産経新聞(2020/07/18)
 新宿大改造でツインタワー 都庁上回る260メートル 2040年代完成目指す 

 毎日新聞(2020/07/19)
 東京・新宿駅にツインタワー 都庁上回る、高さ260メートル JR東など、40年代完成目指す


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JR東日本グループの「ルミネエスト新宿」です。開業は1964年5月20日なので、すでに56年以上経過しています。 


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地上から見た「ルミネエスト新宿」です。


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「ルミネエスト新宿」を北東側から見た様子です。


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新宿駅と言えば西口のイメージがありますが、「東口」も大きく変わります!


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小田急百貨店・本館
 「小田急電鉄」は、新宿駅西口周辺の「小田急百貨店・本館」と「新宿ミロード」を建て替えます。概要は、地上48階、地下5階、高さ約260m、延床面積281,700㎡の超高層複合ビルになります。用途は商業施設、オフィス、駅施設で、2022年度着工、2029年度の竣工を予定しています。

(仮称)新宿駅西口地区の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目1番の一部
◆ 階数-地上48階、地下5階
◆ 高さ-約260m
◆ 敷地面積-約15,720㎡
◆ 延床面積-約281,700㎡
◆ 容積対象面積-約251,500㎡(容積率1,600%)
◆ 用途-商業施設、オフィス、駅施設
◆ 建築主-小田急電鉄、東京地下鉄(東京メトロ)
◆ 着工-2022年度予定
◆ 竣工-2029年度予定


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新しい制限表面

 新宿駅周辺は、以前は「羽田空港」の航空法による高さ制限がありませんでしたが、羽田空港の飛行経路の変更により、「外側水平表面」に入りました。

 引用資料 国土交通省(2019/09/30)
 羽田空港の制限表面の変更に関する公聴会を開催します

● 高さ約260mは航空法の高さ制限ギリギリ!
 「小田急百貨店・本館」の航空法での高さ制限を「羽田空港高さ制限回答システム」で調べると、制限表面の種類が外側水平表面、制限高(標高)が約301mとなっています。

 国土地理院の「標高がわかるWeb地図」で調べると「小田急百貨店・本館」の標高は約38mです。301-38=263mなので、高さ約263mのビルまで建設可能です。「ルミネエスト新宿」は約38.5mでほとんど同じです。誤差等を考えると高さ約260mは航空法の高さ制限ギリギリである事が分かります。

 
新区域内では、海面からの高さが約310mの「NTTドコモ代々木ビル(ビルの高さはクレーン込み約272m)」だけが高さ制限を超過していますが、飛行への影響はないそうです。



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2020年7月18日 (土)

JR田町駅東口 地上36階、高さ約180mの「msb Tamachi 田町ステーションタワーN」が竣工 街区全体が完成!

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-msb Tamachi(ムスブ田町)-

 「東京ガス、三井不動産株、三菱地所」は、田町駅東口の芝浦エリアにおいて、3社共同で「(仮称)TGMM芝浦プロジェクト」の開発計画を進めています。街区名称を「msb Tamachi(ムスブ田町)」に決定しています。

 先行して街区内の「msb Tamachi 田町ステーションタワーS」と「プルマン東京田町」が2018年5月1日に竣工しています。竣工に先がけて、2018年4月27日に「竣工式」を執り行いました。

● 街区全体が完成!
 「東京ガス、三井不動産、三菱地所」は、JR田町駅東口の芝浦エリアにおいて、2015年10月より街区名称「msb Tamachi(ムスブ田町)」の開発を進めており、2020年7月15日に「msb Tamachi 田町ステーションタワーN」の竣工をもって、街区全体が完成しました。

 引用資料 三井不動産(PDF:2020/07/15)
 「msb Tamachi(ムスブ田町)」街区全体竣工 およびエリアマネジメント活動始動・商業施設全体開業  

 2020年9月1日(火)より、「タワーN」 の商業ゾーンが一斉に営業を開始を予定しています。総計36店舗の「msb Tamachi ショップ&レストラン」となってスケールアップオープンします。

msb Tamachi 田町ステーションタワーNの概要

◆ 計画名-(仮称)TGMM芝浦プロジェクト(B棟新築工事)
◆ 所在地-東京都港区芝浦三丁目1番1号(住居表示)
◆ 交通-JR「田町」駅徒歩3分、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅徒歩5分
◆ 階数-地上36階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部180.08m
◆ 敷地面積-13,234.18㎡
◆ 建築面積-6,292.85㎡
◆ 延床面積-152,342.19㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接杭及び杭基礎
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場、駐輪場、公共用歩廊
◆ 建築主-東京ガス
◆ 設計者・監理者-日建設計、三菱地所設計
◆ 外装デザイン-KPF(Kohn Pedersen Fox Associates)
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2015年09月01日(B棟Ⅰ期)、2017年08月01日 (B棟Ⅱ期)
◆ 竣工-2020年07月15日
◆ 開業-2020年09月01日(商業ゾーン)

msb Tamachi 田町ステーションタワーSの概要
◆ 計画名-(仮称)TGMM芝浦プロジェクト(A棟・ホテル棟新築工事)
◆ 所在地-東京都港区芝浦三丁目1番21号(住居表示)
◆ 交通-JR「田町」駅徒歩1分、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅徒歩3分
◆ 階数-(A棟)地上31階、地下2階、(ホテル棟)地上9階、地下2階
◆ 高さ-(A棟)最高部168.98m、(ホテル棟)約50m
◆ 敷地面積-11,663.63㎡(A棟、ホテル棟)
◆ 建築面積-8,704.92㎡(A棟、ホテル棟)
◆ 延床面積-150,056.36(A棟、ホテル棟)、約136,620㎡(A棟)、約13,430㎡(ホテル棟)
◆ 構造-鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭兼用直接基礎
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、店舗、集会場、ホテル、駐車場
◆ 客室数-143室(プルマン東京田町)
◆ 建築主-三井不動産、三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計、日建設計
◆ 外装デザイン-KPF(Kohn Pedersen Fox Associates)
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2015年09月28日(起工式)、2015年10月01日(着工)
◆ 竣工-2018年04月23日(工事完了)、2018年04月27日(竣工式)、2018年05月01日(竣工)
◆ 開業-2018年10月01日(プルマン東京田町)、2018年11月15日(商業ゾーン)


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「田町駅東口北地区」全体ゾーニングです。「公共街区」から始まった工事ですが、長い歳月をかけて遂に街区全体が完成しました。着工前からウォッチングしているので感慨無量です。


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「位置図」です。



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2020年7月17日 (金)

「パレットタウン」を再開発する「青海ST区画プロジェクト(仮称)」 計画地の一部に最大約13,000席の「大型複合アリーナ」を建設!

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-青海ST区画プロジェクト(仮称)-
 「パレットタウン(palette town)」は、「森ビル」が臨海副都心の「青海ST区画」に1999年3月22日に開業しました。暫定利用の事業用借地権を活用しています。当初は2010年に閉鎖される予定でしたが、延長されています。

 「森ビル」と「トヨタ自動車」が、東京都臨海部のお台場にある複合施設「パレットタウン」の再開発に乗り出します。入居するトヨタの大型ショールーム「メガウェブ」や商業施設「ヴィーナスフォート」の建て替えを検討します。

 計画名は「青海ST区画プロジェクト(仮称)」で、敷地面積約79,300㎡に、アリーナ(コンベンション機能を含む)、ホテル、商業、エンタテイメント施設、展示施設、オフィスの複合施設を建設する予定です。

 東京都港湾局 臨海副都心
 青海ST区画

● 大型複合アリーナ建設計画
 トヨタグループの「東和不動産」は、計画地の一部の敷地面積約27,000㎡に「大型複合アリーナ」を建設し、2025年秋にオープンすることを発表しています。アリーナは、各種イベント等が開催できる多目的ホールとして計画する予定です。

 引用資料 東和不動産(PDF:2020/03/31)
 大型複合アリーナ建設計画に関するお知らせ 

大型複合アリーナ建設計画
◆ 所在地-東京都江東区青海一丁目
◆ 敷地面積-約79,300㎡(施設全体)、約27,000㎡(大型複合アリーナ)
◆ 延床面積-約37,000㎡
◆ 用途- 多目的アリーナ
◆ 収容人員-(スポーツ)約10,000席、(イベント等)約10,000〜13,000席
◆ 建築主-東和不動産
◆ 着工-2023年頃予定
◆ 竣工-2025年06月頃予定
◆ オープン-2025年秋予定


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「イメージパース(アリーナ内観)」です。


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「計画地」です。「青海ST区画プロジェクト(仮称)」の敷地面積は約79,300㎡です。計画地の一部の敷地面積約27,000㎡に「大型複合アリーナ」を建設します。


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「パレットタウン」を北東側から見た様子です。


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「パレットタウン」は、シンボルの大観覧車を中心としたお台場の大規模娯楽施設です。


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「パレットタウン」を西側から見た様子です。



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2020年7月16日 (木)

「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」の南側の街区 「北海道放送(HBC)」の移転跡地に地上27階の超高層複合ビルを建設!

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-HBC敷地に複合ビル計画-
 写真は、北海道のシンボルである「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」周辺の衛星写真です。札幌市もどんどん高層化しつつあります(Googleマップの衛星写真の3Dモードを引用)。

 「北海道新聞」によると、「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」の南側の街区にある北海道放送(HBC)本社社屋を含む札幌市中央区北1西5の敷地に、「NTT都市開発」が、高級ホテルや商業施設、オフィスなどが入る超高層複合ビルを計画しています。

 引用資料 北海道新聞(2020/07/15)
 HBC敷地に複合ビル計画 27階建て 23年完成目指す 

 「北海道放送(HBC)」は隣接地に完成した新社屋へ2020年秋までに移転し、現社屋を解体します。「NTT都市開発」によると、解体跡地と、近隣する中央署、北菓楼札幌本館の間に突き出す形の敷地約4,600㎡に高層ビルを建設します。

 概要は、地上27階、地下2階、延床面積約60,800㎡です。2021年中の着工、2023年完成を目指すとしています。入居するホテルや商業施設などの詳細は今後詰めます。

 予定地周辺では、2006年9月に「日本生命札幌ビル(北3条西4)」、2014年8月に「札幌三井JPビルディング(北2西4)」、2017年1月に「札幌フコク生命越山ビル(北2西3)」、2020年3月に「大同生命札幌ビル(北3西3)」が竣工するなど再開発が進んでいます。

HBC敷地の複合ビル計画の概要
◆ 所在地-北海道札幌市中央区北1条西5丁目
◆ 交通-JR「札幌」駅から徒歩10分、札幌市営地下鉄「札幌」駅から徒歩5分、札幌市営地下鉄「大通」駅から徒歩5分
◆ 階数-地上27階、地下2階
◆ 高さ-(不明)
◆ 敷地面積-約4,600㎡
◆ 延床面積-約60,800㎡
◆ 用途-ホテル、商業施設、オフィス
◆ 建築主-NTT都市開発
◆ 着工-2021年予定
◆ 竣工-2023年予定


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「計画予定地」です。


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すぐ北側に北海道のシンボルである「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」があります。

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日本生命札幌ビル

 周辺では高層化が進みつつあります。超高層ビルの第一弾として建設された「日本生命札幌ビル」です。地上23階、塔屋1階、地下2階、高さ99.87mです。2006年9月に竣工しました。



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2020年7月15日 (水)

大和ハウス工業 新横浜駅から約3km立地に約10㎡のマルチテナント型物流施設「DPL横浜港北Ⅰ」を着工!

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-DPL横浜港北Ⅰ-

 「大和ハウス工業」は2020年7月10日に、神奈川県横浜市都筑区で、大型マルチテナント型物流施設「DPL横浜港北Ⅰ」を2020年7月中旬から着工すると発表しました。

 引用資料 (2020/07/10)
 マルチテナント型物流施設「DPL横浜港北Ⅰ」着工

 「DPL横浜港北Ⅰ」は、2020年3月に「首都高神奈川7号横浜北西線」が開通し、「横浜港北ジャンクション」が新設されたことで、第三京浜道路や首都高速道路湾岸線はもとより、東名高速道路や首都圏中央連絡自動車道(圏央道)にもアクセスしやすい、非常に利便性の高い場所に位置しています。

 さらに、JR横浜線・横浜市営地下鉄「新横浜駅」から約3km(車で約10分)と、従業員が通勤しやすい場所に位置しています。あわせて、従業員500人が雇用されることを想定し、普通乗用車約250台、自転車約260台の駐輪場も用意しました。

 「DPL横浜港北Ⅰ」は、テナント企業の従業員の労働環境整備の一環として、テナント企業の従業員専用の保育施設やカフェテリア、無人コンビニエンスストア、休憩スペースを設置します。

DPL横浜港北Ⅰの概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市都筑区川向町字南耕地412他
◆ 交通-首都高速道路「横浜港北出入口」から約0.1km(乗り口同様)、 第三京浜道路「港北インターチェンジ」から約0.3km(乗り口約3km)、JR横浜線・横浜市営地下鉄「新横浜駅」から約3km(車で約10分)
◆ 階数-地上6階、地下0階
◆ 高さ-43.3m(幅161m×奥行き99m)
◆ 敷地面積-40,489.59㎡
◆ 建築面積-17,560.19㎡
◆ 延床面積-99,676.55㎡
◆ 賃貸面積-73,210.15㎡
◆ 構造-PCa・PC造(プレキャスト・プレストレストコンクリート造)
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-マルチテナント型物流施設
◆ 建築主-大和ハウス工業
◆ 設計者-淺沼組
◆ 施工者-淺沼組
◆ 着工-2020年07月中旬
◆ 竣工-2022年03月予定
◆ 入居開始-2022年04月予定
◆ 総投資額-約270億円


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「保育施設(イメージ)」です。


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「カフェテリア(イメージ)」です。


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「DPL横浜港北Ⅰ」地図です。



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2020年7月14日 (火)

小田急電鉄と東京地下鉄 「小田急百貨店・本館、新宿ミロード」を再開発 地上48階、高さ約260mの「(仮称)新宿駅西口地区」を建設!

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-小田急電鉄・新宿駅西口で大規模再開発-

 「小田急電鉄」は2015年4月30日に ”「長期ビジョン2020」および「グループ中期経営計画(2015~2017年度)」の策定について” を発表しています。

 「小田急電鉄」は、新宿駅西口周辺の「小田急百貨店・本館(賃貸面積約61,000㎡)、小田急ハルク(賃貸面積約26,000㎡)、新宿ミロード(賃貸面積約約8,600㎡)、新宿スバルビル(賃貸面積約12,000㎡)」などの再開発計画の検討に入りました。

● (仮称)新宿駅西口地区ルの概要が判明!
 「小田急電鉄」と「東京地下鉄」がJR新宿駅西口で計画している大規模駅ビルの概要が判明しました。 ”「(仮称)新宿駅西口地区」開発計画について” というHPがオープンしていて、動画で概要や完成予想図が公開されています。

 しかし、 ”「本計画概要の再配布、映像加工を禁じます。他サイトへの転載はご遠慮ください。 」、「本サイトURLおよび本サイトに記載した内容の他サイトやSNS等への転載はご遠慮ください。」” と書いてあるので、残念ながら完成予想図やURLを載せるのは控えます。

 概要は、地上48階、地下5階、高さ約260m、延床面積281,700㎡の超高層複合ビルになります。用途は商業施設、オフィス、駅施設で、2022年度着工、2029年度の竣工を予定しています。

 引用資料 建設通信新聞(2020/07/14)
 延べ28万㎡、22年度着工/新宿グランドターミナル/小田急電鉄と東京地下鉄

(仮称)新宿駅西口地区の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目1番の一部
◆ 階数-地上48階、地下5階
◆ 高さ-約260m
◆ 敷地面積-約15,720㎡
◆ 延床面積-約281,700㎡
◆ 容積対象面積-約251,500㎡(容積率1,600%)
◆ 用途-商業施設、オフィス、駅施設
◆ 建築主-小田急電鉄、東京地下鉄(東京メトロ)
◆ 着工-2022年度予定
◆ 竣工-2029年度予定


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新しい制限表面

 新宿駅周辺は、以前は「羽田空港」の航空法による高さ制限がありませんでしたが、羽田空港の飛行経路の変更により、「外側水平表面」に入りました。

 引用資料 国土交通省(2019/09/30)
 羽田空港の制限表面の変更に関する公聴会を開催します

● 高さ約260mは航空法の高さ制限ギリギリ!
 「小田急百貨店・本館」の航空法での高さ制限を「羽田空港高さ制限回答システム」で調べると、制限表面の種類が外側水平表面、制限高(標高)が約301mとなっています。

 国土地理院の「標高がわかるWeb地図」で調べると「小田急百貨店・本館」の標高は約38mです。301-38=263mなので、高さ約263mのビルまで建設可能です。誤差等を考えると高さ約260mは航空法の高さ制限ギリギリである事が分かります。

 
新区域内では、海面からの高さが約310mの「NTTドコモ代々木ビル(ビルの高さはクレーン込み約272m)」だけが高さ制限を超過していますが、飛行への影響はないそうです。


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「計画地位置図」です。南北に細長い敷地で、「小田急百貨店・本館、新宿ミロード」が再開発の対象になります。す。


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小田急百貨店・本館

 小田急百貨店の本丸である「小田急百貨店・本館(賃貸面積約61,000㎡)」です。地上14階、地下2階で、竣工は1967年です。この再開発は超難工事になります。「小田急百貨店(本館)、新宿ミロード」の地下には、「小田急新宿駅」があります。

 さらに、「小田急百貨店(本館)」を1度に建て替えると、建て替え時に売上が消滅してしまいます。最低でも半分ずつ工事を行う1期工事、2期工事に分ける必要があります。

 関西では、地下に駅があるというほぼ同じ条件の「阪神梅田本店」が入居する「大阪神ビルディング」の建て替えが進行中です。半分ずつ工事を行うⅠ期工事、Ⅱ期工事に分けて行っており、「小田急百貨店(本館)」も同じような感じで行われると思われます。


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「京王百貨店新宿店」の奥にある「新宿ミロード」も再開発の対象です。


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新宿ミロード

 「新宿ミロード」は、地上11階、地下2階、延床面積約20,058㎡(賃貸面積約8,600㎡)となっています。1984年に竣工しました。


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京王百貨店新宿店

 「京王百貨店新宿店」です。小田急グループが動くと京王グループも動くと思います。ただし、このビルも地下に「京王新宿駅」があり、建て替えを行う場合は超難工事になります。



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2020年7月13日 (月)

三井物産の本社が退去した「日本生命丸の内ガーデンタワー」 2021年下半期より「Salesforce Tower Tokyo」として稼働!

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-日本生命丸の内ガーデンタワー-

 「(仮称)日本生命大手町ビル 新築工事」は、千代田区丸の内の「丸の内AIGビル」を建て替えるプロジェクトです。「丸の内AIGビル」の跡地に、地上22階、塔屋2階、地下3階、高さ約115mの超高層オフィスビルが建設されました。

 正式名称は「日本生命丸の内ガーデンタワー」となっています。2014年07月18日に工事完了、2014年11月7日に商業ゾーン(地下1階~地上3階)がオープンしています。

 「三井物産」は再開発のために、2014年11月25日に本店事務所を近隣の2つのビルに移転しました。「日本生命丸の内ガーデンタワー(登記上の本店所在地)」と「JAビル」です。

 「三井物産ビル」が2020年2月23日に竣工し、5月7日に「三井物産」は、「日本生命丸の内ガーデンタワー」及び「JAビル」から、Otemachi One街区内の「三井物産ビル」へ本社を移転しました。

● Salesforce Tower Tokyo
 「サンフランシスコ」に本社がある「セールスフォース・ドットコム」は、1999年3月8日に創業しました。最初の国際拠点として、本社設立からわずか1年後の2000年に日本オフィスを開設しました。

 和田倉濠に隣接し、優れた眺望を有する「日本生命丸の内ガーデンタワー」の全てのオフィスゾーンをSalesforceが借受け、この借受部分について、「Salesforce Tower Tokyo」の呼称で2021年下半期より稼働する予定です。

 セールスフォース・ドットコム
 国内事業への投資を拡大 新たに「Salesforce Tower Tokyo」を開設へ

 「Salesforce Tower」の開設は、アジアでは初です。世界では「サンフランシスコ、ニューヨーク、シカゴ、インディアナポリス、アトランタ、ロンドン、ダブリン」に次いで8番目となります。

日本生命丸の内ガーデンタワーの概要
◆ 計画名-(仮称)日本生命大手町ビル 新築工事の概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内一丁目1番3号
◆ 交通-都営地下鉄三田線、東京メトロ千代田線・半蔵門線・丸ノ内線・東西線「大手町」駅 直結
◆ 階数-地上22階、塔屋2階、地下3階  (注意)地上23階の資料もあります。
◆ 高さ-最高部約115m、軒高100.00m
◆ 敷地面積-3,988.42㎡
◆ 建築面積-2,799.51㎡
◆ 延床面積-56,120.47㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、筋コンクリート造)
◆ 地震対策-制振構造(粘性制振壁、制振ブレース、鉄骨制振柱、鋼板耐震壁)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-日本生命保険相互会社
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-大林組、竹中工務店、大成建設JV
◆ 着工-2012年03月21日
◆ 竣工-2014年07月18日(工事完了)
◆ オープン-2014年11月07日 商業ゾーン(地下1階~地上3階)オープン 


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セールスフォース・ドットコム(Salesforce.com)

 「セールスフォース・ドットコム」は、顧客関係管理(CRM)ソリューションを中心としたクラウドコンピューティング・サービスの提供企業です。1999年3月8日に設立されました。

 2020年7月10日終値時点の時価総額は179,190,880千ドル(1$=107円で換算して約19兆1700億円)です。2020年6月末時点での世界の時価総額ランキングのベスト50に入っています。

 設立からわずか21年しか経過していないことを考えると驚異的です。しかし、アメリカの西海岸にはこのような企業がたくさんあります。これがアメリカの凄い所です。 

セールスフォース・ドットコム(Salesforce.com)の企業情報
◆ 本社所在地-カリフォルニア州・サンフランシスコ
◆ 設立-1999年03月08日
◆ 時価総額-179,190,880千ドル(2020年7月10日終値時点) 
◆ 売上高-17,098,000千ドル(2020年01月期)
◆ 営業利益-297,000千ドル(2020年01月期)


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サンフランシスコで最も高いセールスフォース・タワー
 
「サンフランシスコ」で最も高さが高い地上61階、高さ約326mの「セールスフォース・タワー」です。2018年5月22日に新社屋の完成式が開かれました 。61階のうち36階分をセールスフォースがオフィスや来客用スペースとして使用しています。

 完成予想図引用 BUSINESS INSIDER JAPAN
 「クラウド売上1兆企業」が高層300m社屋を作る理由 —セールスフォースの強さを「タワー」で垣間見た

 2018年5月時点で、創業20年に満たない企業がこんな大規模な超高層ビルのメインテナントになるのは凄いですね(ビルの持ち主はボストンプロパティーズ)。正に「アメリカン・ドリーム!」ですね!


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「三井物産」の退去後、2021年下半期より「Salesforce Tower Tokyo」の呼称で稼働する予定の「日本生命丸の内ガーデンタワー」です。


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「和田倉濠」越しに見た様子です。地震対策として「制振構造」を採用しています。建物外周の「鉄骨制振柱」と建物北側のコア部分に「粘性制振壁、制振ブレース、鋼板耐震壁」を配置しています。

 4階~22階のオフィスフロアは、建物の柱や梁を外壁の外側に配置する「アウトフレーム構造」を採用しています。庇(ひさし)と外部柱により日射を遮蔽することで空調負担を低減しています。


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「三井物産ビル」です。「三井物産」は2020年5月7日に、「日本生命丸の内ガーデンタワー」及び「JAビル」から、Otemachi One街区内の「三井物産ビル」へ本社を移転しました(写真提供読者さん)。



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2020年7月12日 (日)

時価総額1兆円突破! 新横浜に世界唯一のオンリーワン企業「レーザーテック」という凄い会社があるのをご存知でしょうか?

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レーザーテック-
 新横浜駅近くに「レーザーテック」という会社があるのをご存知でしょうか? 「レーザーテック」は投資家から熱い視線を浴びていて、遂に時価総額が1兆円を突破しました。2020年7月10日終値時点の時価総額は1,085,236百万円です。

 2019年6月期の連結決算の売上高が28,769百万円、営業利益が7,941百万円と売上高が300億円にも満たない企業の時価総額が1兆円を突破するのは凄い事です。

 世界中で新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が再び強まっており、足もとの世界景気回復期待が遠のいていることから株式市場でも改めてリスク回避の売り圧力が発生しています、

 しかし、半導体セクターは5Gインフラの本格化に加え、テレワーク市場の拡大に伴うデータセンター増設など構造的な需要拡大局面への移行が見込まれています。更に高集積化の流れが加速するなか、EUV(極端紫外線)技術を活用した露光装置の市場拡大も顕著です。「レーザーテック」は、EUV向けマスクブランクス検査装置を供給する世界唯一のオンリーワン企業として注目されています。

● EUV露光装置
 最先端半導体を量産するために「EUV露光装置」の製造ラインへ導入が本格化しています。7ナノ以降の線幅に対応するには「EUV(Extreme Ultraviolet、極端紫外線)露光装置」が必要です。

 「EUV露光装置」の開発には、現在のところオランダの大手半導体製造装置メーカー「ASML」のみが成功し、日本の「ニコン」はあまりにも高度な技術のため参入を諦めています。「キヤノン」は別の方式である「ナノインプリント」に注力しています。そのため「ASML」が市場シェア100%を獲得しています。

 しかし、「露光装置」だけでは半導体は製造出来ません。「EUV露光装置」は半導体製造装置市場に大きな影響を与えています。「レーザーテック」以外にも「東京エレクトロン」や「アドバンテスト」などが恩恵を受けています。

 引用資料 楽天証券(2020/03/13)
 特集:EUV露光装置が織り成す半導体革命(レーザーテック、東京エレクトロン、アドバンテスト)


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レーザーテック研究開発センター兼本社社屋

 「レーザーテック研究開発センター兼本社社屋」は新横浜にあります。「野村不動産」が、入居企業の要望にあわせてオフィスビルを開発する「オーダーメード型オフィスビル開発事業」の一環として建設しました。

 「野村不動産」がビルを建設して、完成後に「レーザーテック」に引き渡しました。ビルは2008年2月に竣工し、2008年3月24日から業務開始しています。

レーザーテック研究開発センター兼本社社屋の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目10-1
◆ 計画名-業務集中・新横浜センター(仮称)
◆ 交通-JR新幹線・横浜線「新横浜」駅徒歩8分、横浜市営地下鉄3号線「新横浜」駅徒歩7分
◆ 階数-地上7階、地下1階
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 敷地面積-1,999.30㎡
◆ 延床面積-約10,495㎡
◆ 事業主-野村不動産(野村不動産がビルを建設して、完成後にレーザーテックに引き渡し)
◆ 竣工-2008年02月
◆ 業務開始日-2008年03月24日


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「EUVマスクブランクス欠陥検査/レビュー装置 ABICS E120NEW」です。

 引用資料 レーザーテック
 半導体関連装置


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楽天証券が予想する「レーザーテックの業績」です。2021年6月期は売上高550億円、2022年6月期は売上高750億円と急成長すると予想しています。



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2020年7月11日 (土)

JR東日本 東京駅が大きく変わる エキナカ商業施設「グランスタ東京(GRANSTA TOKYO)」が2020年8月3日に開業!

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-東京駅北通路周辺整備-

 「JR東日本」では、「東京駅が街になる」という 「Tokyo Station City」のコンセプトのもと、丸の内駅舎の保存・復原、グラントウキョウノースタワー・グラントウキョウサウスタワー・グランルーフの開業、八重洲駅前広場の整備など、東京駅構内・駅周辺の整備を順次進めています。

 2012年に着手した「改札内北通路」の改良工事とあわせ、「中央通路」と「北自由通路」間の改良工事にを行っています。これにより、バリアフリールートの増設、待合広場の開設をはじめとした駅サービス機能の強化、新たな店舗展開等により、利便性・快適性の向上、魅力的なエキナカの展開を図り、日本の表玄関にふさわしい駅へと更なる進化を図ります。

● グランスタ東京が2020年8月3日オープン!
 JR東日本グループは、エキナカ商業施設「グランスタ東京(GRANSTA TOKYO)」を東京駅構内1階と地下1階の北通路周辺エリアに、2020年8月3日に開業します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2020/07/02)
 東京駅の新たな駅サービス機能の使用開始とエキナカ商業空間「グランスタ東京」の開業のお知らせ

 新設したスペースの売場面積は約6,500㎡で、飲食店、デリ、雑貨、駅弁、グロサリー、コスメ、フラワーショップなど全66店舗が入居します(12店舗は開業済み)。


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地下1階の配置図です。


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地上1階の配置図です。


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工事の「位置図」です。

 引用資料 JR東日本(PDF:2015/12/02)
 東京駅北通路周辺整備について


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東京駅北通路周辺整備計画

 工事範囲は、駅構内の「中央通路」と「北自由通路」に挟まれた部分で、地上1階部分を再整備し、地下1階部分を掘削して新設します。2層分の整備面積は約17,600㎡です。

◆ 地上1階部分は既存店舗(ノースコート、セントラルストリートの一部)を閉鎖し、全面的に再整備します。一部の範囲(約2,600㎡)を掘削し、新たな店舗スペースやコンコースを配置します。

◆ 地下1階部分は、大部分の範囲(約6,300㎡)を掘削し、駅施設や店舗のスペースを新設します。

◆ 地下1階から地上1階、ホーム階をつなぐエレベーターを4基(段差対応エレベーター1基含む)新設します。改良後の北通路と地下1階、ホーム階をつなぐエスカレーターは13基設けます。

◆ 中央地下通路沿いに、吹抜けのあるシンボリックな空間を持つ「地下中央待合広場(仮称)」約500㎡を整備します。待合広場の周辺にベビー休憩室や免税カウンターなどを配置し、駅のサービス機能を強化します。

◆ 店舗面積は合計で約6,300㎡を計画しています。飲食店や物販店を配置し、にぎわいのある魅力的な空間を創出します。店舗開発運営は「鉄道会館」が行います。


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着工前・完成後

 東京駅のホームやコンコースを歩いていても全く気が付きませんが、「東京駅北通路周辺整備」の工事が行われている部分は、レンガアーチと盛り土により、開業当時から線路・ホームが高架化されていたようです。内部での工事の様子は、下記の「大林組」のホームページに詳しく載っています。

 引用資料 大林組
 東京駅に新たな流れをつくる 東京駅北通路改良他1~4工事


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工事の大まかな手順
 線路やホームを「鉄筋コンクリート造」の高架橋に改良し、通路の幅員を12mに拡張する今回のプロジェクトです。この工事を駅の運用を行いながら、作業は終電から始発までの間に行うので超難工事になります。

(1) レンガアーチの上にある在来線の7本の線路と4つのホームを、橋脚で支持する仮設の桁(線路部分:工事桁、ホーム部分:ホーム桁)に架け替え。
(2) 既設構造物を解体・撤去する。
(3) 柱・梁などの躯体を構築し、工事桁の外周に埋設型枠を設置してコンクリートを打設。高架橋を完成させる。



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2020年7月10日 (金)

道玄坂の西側にも再開発の波 渋谷マークシティ・ウエストの北側 地上31階、高さ約150mの「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」

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-道玄坂の西側にも再開発の波-

 渋谷地区は疾風怒濤の勢いで再開発が行われていますが、その波は道玄坂一丁目・二丁目の西側にも波及しています。道玄坂一丁目では、地上21階、塔屋1階、地下1階、高さ106.90mの超高層オフィスビル「渋谷ソラスタ」が、2019年3月29日に竣工しました。

 道玄坂二丁目では、「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(旧:ドンキホーテホールディングス)」が、地上28階、地下1階(建築基準法上 地上27階、地下2階)、高さ約120mの超高層複合ビル「(仮称)渋谷区道玄坂二丁目開発計画」を建設中です。

● 道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業
 「建設通信新聞」の報道で、「道玄坂二丁目南地区市街地再開発準備組合」が計画している「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」の概要が判明しました。地上31階、高さ約150m、延床面積約74,000㎡で、オフィス、店舗、ホテルなどで構成超高層複合ビルが建設されます。

 引用資料 建設通信新聞(2020/07/10)
 延べ7.4万㎡複合施設/準備組合来年度都計決定目指す/道玄坂2南地区再開発

 高・中・低層部の3層構成で、周辺の街並みとの調和に配慮したスカイラインを形成します。高さ約150mの高層部にはオフィスや店舗など、高さ約60mの中層部にはホテル、店舗などを設けます。

 沿道広場は、建物低層部のにぎわいと一体的なオープンスペースとして機能します。道玄坂一丁目と二丁目をつなぐ通路や緑道を整備し、歩行者ネットワークを創出、ネットワークの結節点には広場を設け、地区内外の回遊性を向上します。

道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区道玄坂二丁目10他
◆ 交通-JR線・副都心線・半蔵門線・銀座線・東急東横線・田園都市線・京王井の頭線「渋谷」駅、京王井の頭線「神泉」駅
◆ 階数-地上31階
◆ 高さ-約150m
◆ 敷地面積-約6,720㎡
◆ 延床面積-約74,000㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、ホテル等
◆ 建築主-道玄坂二丁目南地区市街地再開発準備組合
◆ 都市計画決定-2021年度予定


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「計画地位置図」です。「渋谷マークシティ・ウエスト」の北側になります。街区の一体的な再開発は無理なようで、凹んだ形状になっています。


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渋谷ソラスタ(SHIBUYA SOLASTA)

 「(仮称)南平台プロジェクト」は、かつて「東急不動産」の本社があった「新南平台東急ビル」および「南平台東急ビル(東急スカイラインアパートメンツ)、渋谷TODビル、広井ビル」の4棟を地権者と共同して建替えるプロジェクトです。

  地上21階、塔屋1階、地下1階、高さ106.90m、延延床面積46,953.76㎡の超高層オフィスビルが建設されました。正式名称は「渋谷ソラスタ(SHIBUYA SOLASTA)」です。「渋谷ソラスタ」は、2019年3月29日に竣工しました。

渋谷ソラスタ(SHIBUYA SOLASTA)の概要
◆ 計画名-(仮称)南平台プロジェクト
◆ 所在地-東京都渋谷区道玄坂一丁目21番1号(住居表示)
◆ 交通-JR線・副都心線・半蔵門線・銀座線・東急東横線・田園都市線・京王井の頭線「渋谷」駅6分、京王井の頭線「神泉」駅4分
◆ 階数-地上21階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-106.90m
◆ 敷地面積-4,128.33㎡
◆ 建築面積-2,612.16㎡
◆ 延床面積-46,953.76㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、集会所、飲食店、駐車場
◆ 建築主-一般社団法人道玄坂121(東急不動産および地権者で組成した事業会社)
◆ プロジェクトマネージャー-東急不動産
◆ 設計者・監理者-清水建設・東急設計コンサルタント設計共同企業体
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2016年07月01日
◆ 竣工-2019年02月27日 (工事完了)、2019年03月29日(竣工)


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(仮称)渋谷区道玄坂二丁目開発計画
 「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」は、「東急百貨店本店」の南側の渋谷区道玄坂二丁目に、地上28階、地下1階、高さ約120m、延床面積41,950.00㎡の超高層複合ビル「(仮称)渋谷区道玄坂二丁目開発計画」を建設中です。

 引用資料 ドンキホーテホールディングス(PDF:2018/08/13)
 (仮称)渋谷区道玄坂二丁目開発計画」について ~渋谷全体の発展に寄与する開発計画のお知らせ~

 用途は、「店舗、オフィス、ホテル、駐車場、駐輪場」となります。ホテル客室数は約300室を予定しています。「ドンキホーテホールディングス」は、2019年2月1日付で「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」に商号変更しました。

(仮称)渋谷区道玄坂二丁目開発計画の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区道玄坂二丁目1番6号外(地番)
◆ 階数-地上28階、地下1階(建築基準法上 地上27階、地下2階)
◆ 高さ-最高部約120m、軒高約116m
◆ 敷地面積-5,897.39㎡
◆ 建築面積-3,850.00㎡
◆ 延床面積-41,950.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-店舗、オフィス、ホテル、駐車場、駐輪場
◆ 客室数-約300室
◆ 建築主-パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(旧ドンキホーテホールディングス)
◆ 設計者-東急設計コンサルタント
◆ 施工者-熊谷組
◆ 解体工事-2018年01月09日~2019年05月31日
◆ 着工-2019年11月中旬
◆ 竣工-2023年03月中旬予定



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2020年7月 9日 (木)

中央大学の「法学部」が45年ぶりに都心回帰 中央大学(仮称)茗荷谷キャンパス新築計画 2023年に法学部が文京区の新キャンパスに移転!

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-中央大学法学部-

 中央大学は、中長期事業計画「Chuo Vision 2025」に、八王子市の「多摩キャンパス」にある法学部を文京区にある「後楽園キャンパス」に移転させる計画が盛り込みました。看板学部である「法学部」を都心に戻すことで志願者増を狙います。 

 1970年代~1990年代に郊外へ相次いで移転した大学の都心回帰が猛烈な勢いで進んでいます。少子化の影響で経営課題を抱える大学にとって、利便性が向上する都心回帰は学生獲得競争の「勝利の方程式」となっています。

● 茗荷谷新キャンパス計画
 「東京都交通局」は、2018年12月に 文京区の東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅近くの都営バスの車庫として利用していた都有地7,255.56㎡を対象に公募した「茗荷谷駅前都有地開発」の事業用定期借地権者の予定者に、「学校法人中央大学」を選定しました。文京区が進める駅周辺街づくりの一環として、地域コミュニティー施設や保育所、郵便局などの入居を条件に新キャンパスを建設します。

 当初は、法学部を文京区にある「後楽園キャンパス」に移転させる計画でしたが、「茗荷谷駅前都有地開発」の事業用定期借地権者の予定者に決定したため、「茗荷谷駅前都有地開発」の用地に法学部を移転する計画に変更したようです。 

 引用資料 中央大学(PDF)
 中央大学学員時報 2020年1月号 

 茗荷谷新キャンパス計画の概要
◆ 計画名-中央大学(仮称)茗荷谷キャンパス新築計画
◆ 所在地-東京都文京区大塚一丁目58-33ほか(地名地番)
◆ 交通-東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅近く
◆ 階数-地上8階、地下3階
◆ 高さ-35.00m
◆ 敷地面積-7,255.56㎡
◆ 建築面積-5,140.00㎡
◆ 延床面積-34,310.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-大学、店舗、福祉施設
◆ 建築主-学校法人中央大学
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2020年06月上旬予定(当初計画)
◆ 竣工-2023年02月下旬予定


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「中央大学(仮称)茗荷谷キャンパス新築計画」の予定地です。 敷地北側が「春日通り」に面し、東側は「アトラスタワー茗荷谷」、西側に「跡見学園」が隣接します。


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法学部の移転スケジュールです。看板学部である「法学部」が「多摩キャンパス」に移転したのは1978年です。2023年に45年ぶりに都心に帰って来ます。

 引用資料 中央大学(PDF)
 2023年、法学部が文京区の新キャンパスに移転します。


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中央大学・後楽園キャンパス

 「文京シビックセンター」の展望台から見た中央大学の「後楽園キャンパス」です。「後楽園キャンパス」は、小石川台地の東端にあります。東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅」にも近く、周辺には「礫川公園、小石川後楽園、東京ドーム、文京シビックセンター」などがあります。

● 法学部の1年次が使用
 2024年以降は、八王子市の「多摩キャンパス」から、法学部の1年次が「後楽園キャンパス」に移転します。2年次~4年次は「茗荷谷新キャンパス」となります。



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2020年7月 8日 (水)

中央大学 地上18階、高さ約96mの「中央大学 (仮称)駿河台記念館建替計画」 白門の聖地に「ロースクール(法科大学院)」が移転!

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-中央大学 (仮称)駿河台記念館建替計画-

 「学校法人中央大学」は、創立130周年にあたる2015年にその後の10年間を見すえた中長期事業計画「Chuo Vision 2025」を策定しています。その1つとして「駿河台記念館(創立100周年記念館)」の建て替えを行います。

 「駿河台記念館」については、2023年度までに建て替えを行い、専門職大学院法務研究科及び戦略経営研究科を移転させ、教育研究施設として展開するほか、全学的な利用にも供するとともに、学員会本部機能、その他現在収容されている諸機関の利用に供することにします。

 「中央大学 (仮称)駿河台記念館建替計画」の概要は、地上18階、塔屋1階、地下1階、高さ96.00m、延床面積16,000.00㎡です。2023年3月下旬竣工予定です。

● 白門の聖地にロースクールが移転!
 東京大学の「赤門(あかもん)」に対して、中央大学を「白門(はくもん)」と呼称されることがあります。中央大学と言えば「法学部」ですが、司法試験の合格者数は、1951年~1970年にかけて20年の間、「中央大学」がトップでした。1970年代や1980年代は、トップが赤門の「東京大学」、2位が白門の「中央大学」というパターンが多かったです。

1982年は1位(全体で457人が合格)
1位 中央大学(90人)
2位 東京大学(78人)
3位 早稲田大学(72人)
4位 慶應義塾大学(31人)
5位 京都大学(29人)

 ここ最近の司法試験の合格者数は毎年1,500人くらいですが、1970年代や1980年代の司法試験の合格者数は毎年500人を少し切るくらいで、文字通り日本で一番難しい超超難関試験でした。

 現在の中央大学の「ロースクール(法科大学院)」は、「市ヶ谷キャンパス(新宿区市谷本村町42-8)」にありますが、2023年に中央大学創設の地である白門の聖地「駿河台」に移転します。

 引用資料 中央大学(PDF)
 中央大学学員時報 2020年1月号

中央大学 (仮称)駿河台記念館建替計画の概要

◆ 所在地-東京都千代田区神田駿河台三丁目11番地5号
◆ 交通-JR中央・総武線「御茶ノ水」駅徒歩約3分、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅徒歩約6分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅徒歩約3分、都営地下鉄新宿線「小川町」駅徒歩約5分
◆ 階数-地上18階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部96.00m
◆ 敷地面積-1,943.77㎡
◆ 建築面積-1,000.00㎡
◆ 延床面積-16,000.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-学校
◆ 建築主-学校法人 中央大学
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2020年11月上旬予定
◆ 竣工-2023年03月下旬予定

 
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「新施設完成夜イメージ図」です。


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建築計画のお知らせの「配置図」です。「日本大学理工学部駿河台校舎 タワー・スコラ」の西隣に建設されます。


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「中央大学 (仮称)駿河台記念館建替計画」の建築計画のお知らせです(読者の方がらの写真提供)。



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2020年7月 7日 (火)

武蔵小杉 地域の拠点病院「日本医科大学武蔵小杉病院新築工事」 移転跡地に地上50階、高さ約188mの超高層ツインタワーマンション建設!

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-日本医科大学武蔵小杉病院-

 「学校法人日本医科大学」は、老朽化した「日本医科大学武蔵小杉病院」を建て替えて、跡地を再開発する計画を進めています。「A地区、B地区、C地区」の3地区に分かれています。

 「B地区」の「日本医科大学新丸子グラウンド」跡地に「日本医科大学武蔵小杉病院」を建設します。2019年3月下旬に着工しました。建物は2021年7月末竣工、事前準備及び移転を経てグランドオープンは2021年秋を予定しています。

 引用資料 学校法人日本医科大学
 日本医科大学武蔵小杉病院新築工事 着工について

日本医科大学武蔵小杉病院の概要

◆ 計画名-日本医科大学武蔵小杉病院新築工事
◆ 所在地-神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目304-2(地番)
◆ 階数-地上9階、地下0階
◆ 高さ-41.54m
◆ 敷地面積-13,891.24㎡
◆ 建築面積-5,685.85㎡
◆ 延床面積-32,911.91㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-病院
◆ 病床数-372床
◆ 建築主-学校法人日本医科大学
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-フジタ(大和ハウス工業グループ)
◆ 着工-2019年03月下旬
◆ 竣工-2021年07月31日予定
◆ 開院-2021年秋予定


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「完成予想図(南西方向より)」です。


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「施設構成」です。


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「配置図」です。

● 日本医科大学看護学部
 病院の北側の「駐車場」には、地上6階、地下2階の教育施設を建設します。教育施設は第2期として新病院完成後に工事に着手する予定で、「日本医科大学看護学部」が入ることを想定しています。


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学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画
 「学校法人日本医科大学武蔵小杉キャンパス再開発計画」は、地域の拠点病院である「日本医科大学武蔵小杉病院」の機能を停止する事が出来ないので、「A地区、B地区、C地区」の3地区に分けて連鎖的に再開発されます。

開発の手順
(1) 最初に「B地区」に「日本医科大学病院」の新病院を着工します。
(2) 新病院の完成後に「日本医科大学武蔵小杉病院」の機能を移転し、「C地区」の「日本医科大学武蔵小杉病院」の建物を解体します。
(3) 「C地区」の「日本医科大学武蔵小杉病院」の跡地に、地上50階、地下1階、高さ約188mの超高層ツインタワーマンションを建設します。


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C地区(現在は、日本医科大学武蔵小杉病院)
 「C地区」は、「日本医科大学武蔵小杉病院」の敷地面積20,178.29㎡です。「C地区」は民間に売却する予定です。跡地には、地上50階、地下1階、高さ約188m、総戸数約1,500戸の超高層ツインタワーマンションを建設する計画です。事業者には「三菱地所レジデンス、大成建設」が予定されています。

C地区の概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目304-2、小杉町二丁目298-1の一部 外
◆ 階数-地上50階、塔屋あり、地下1階
◆ 高さ-最高部約188m、建物高さ約180m
◆ 敷地面積-20,178.29㎡(施設全体)
◆ 建築面積-10,500.00㎡(施設全体)
◆ 延床面積-174,800.00㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、高齢者向け福祉サービス施設、高齢者向け住宅、健康増進施設、飲食・物販施設等
◆ 総戸数-約1,500戸(総戸数には高齢者向け住宅の戸数は含めていない)
◆ 事業者-三菱地所レジデンス、大成建設
◆ 竣工-2026年02月28日予定



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2020年7月 6日 (月)

創立50周年記念事業 聖マリアンナ医科大学菅生キャンパス内施設リニューアル計画 延床面積約60,000㎡の「入院棟」を新築!

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-聖マリアンナ医科大学-

 「聖マリアンナ医科大学」は、川崎市宮前区に、カトリック系の「財団法人聖マリアンナ会東横病院」を母体として、1971年4月に「東洋医科大学」として開学しました。1973年4月には「聖マリアンナ医科大学」変更されています。

 「聖マリアンナ医科大学」は、2021年に創立50周年を迎えます。「創立50周年記念事業」の一環として、「聖マリアンナ医科大学菅生キャンパス内施設リニューアル計画」を行っています。その中で最大のプロジェクトが大学病院の建替え事業です。

 「新入院棟」 は、地上12階、地下0階、高さ約51m、延床面積約60,183㎡です。構造は、柱が鉄筋コンクリート造、梁が鉄骨造で、地震対策として「免震構造」を採用します。災害拠点病院として屋上には「ヘリポート」を設置します。「新入院棟」 は、2022年度末の供用開始予定しています。

● 新型コロナウイルス感染症にも対応
 「聖マリアンナ医科大学菅生キャンパス内施設リニューアル計画」の中で、新型コロナウイルス感染症が勃発しました。新病院の設計は感染症対応の備えが十分とは言えませんでした。そこで設計の最終段階でしたが、急遽、修正を加えなんとか間にあわせました。

 引用資料 聖マリアンナ医科大学
 菅生キャンパスリニューアル計画

 外観イメージ引用 聖マリアンナ医科大学
 創立50周年記念事業募金のご案内

聖マリアンナ医科大学新入院棟(新築)の概要
◆ 計画名-聖マリアンナ医科大学菅生キャンパス内施設リニューアル計画
◆ 所在地-神奈川県川崎市宮前区菅生二丁目16番1号
◆ 階数-地上12階、地下0階
◆ 高さ-最高部約51m、建築物44.47m
◆ 敷地面積-84,567.16㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約6,6667㎡
◆ 延床面積-約60,183㎡
◆ 構造-(柱)鉄筋コンクリート造、(梁)鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-病院
◆ 病床数-955床(現状1,175床)
◆ 建築主-学校法人聖マリアンナ医科大学
◆ 設計者-梓設計
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2019年07月01日 (計画全体)
◆ 竣工-2026年08月31日予定(計画全体)


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「新病院断面図」です。災害拠点病院として屋上には「ヘリポート」を設置します。


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「建築計画概要(主要な建物概要)」です。「入院棟(新築)」以外にも「エントランス棟(新築)」と「外来棟病院別館(改修)」を行います。


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「菅生キャンパスリニューアルスケジュール」です。全体の完成は、2026年8月31日を予定しています。



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2020年7月 5日 (日)

横浜市高速鉄道(横浜市営地下鉄) 横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸「あざみ野~新百合ヶ丘」 計画段階配慮書の縦覧!

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-横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸-

 「横浜市」と「川崎市」は、横浜市高速鉄道(横浜市営地下鉄)3号線(ブルーライン)新百合ヶ丘延伸に伴なう概略ルートと駅位置を2020年1月22日に決定しています。

 延伸区間は、現在のブルーラインの終点であるあざみ野駅(横浜市青葉区)から、嶮山(けんざん)付近、すすき野付近、ヨネッティー王禅寺付近を通り、新百合ヶ丘駅(川崎市麻生区)へ至る約6.5kmの路線で、各付近に駅が設けられます。

 あざみ野~新百合ヶ丘間が開業すると、同区間は20分程度、新横浜~新百合ヶ丘間は8分程度それぞれ所要時間が短縮される見込みです。乗換えなしの移動が可能となるため、川崎市北部や多摩地区などから東海道新幹線新横浜駅へのアクセスが向上し、横浜とを結ぶ新たな都市軸が形成されます。

 「横浜市」と「川崎市」は、概算事業費約1,720億円を見込んでおり、2020年度以降は、審議会答申の目標年次である2030年の開業を目指して、環境影響評価や都市計画、鉄道事業法上の手続きを経て用地を取得し着工に至る想定をしています。

● 計画段階配慮書の縦覧!
 横浜市環境影響評価条例に基づき、横浜市営地下鉄3号線あざみ野~新百合ヶ丘間(横浜市域)に係る計画段階配慮書の縦覧を行っています。縦覧期間は、2020年7月3日(金)~7月17日(金)までです。

 引用資料 横浜市・公式HP(2020/07/03)
 94.横浜市営地下鉄3号線あざみ野~新百合ヶ丘間(横浜市域)に係る計画段階配慮書


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「概略ルート・駅位置図」です。


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「延伸事業の内容」です。


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横浜市高速鉄道(横浜市営地下鉄)

 横浜市域をひとつに結んで走る「ブルーライン(横浜市高速鉄道1・3号線)」は、1972年12月16日の開業以来着実に路線を伸ばし、現在、あざみ野~湘南台間で全長40.4kmとなり、路線バスや各近郊鉄道との連携を図りながら、広域的な交通ネットワークを形成し、横浜の基幹交通として沿線地域の発展に大きな役割を果たしています。

 また、2008年3月30日には、横浜北部を東西に走る「グリーンライン(横浜市高速鉄道4号線)」が開業しました。この路線は、中山駅からブルーラインのセンター南駅・センター北駅で接続し、日吉駅までの13kmを結ぶ鉄道で、東京都心及び横浜方面へのアクセスが飛躍的に向上しました。



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2020年7月 4日 (土)

川崎市 高さ約146mと高さ約92mの「(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業」 川崎市が完成予想パースを公開!

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-(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業-
 東急田園都市線鷺沼駅前で、「(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。川崎市は、川崎市環境影響評価に関する条例に基づき、「(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業」に係る条例環境影響評価準備書及び要約書の写しの縦覧を行っています。縦覧期間は、2020年6月29日~8月12日までです。下記の2つの資料で、「完成予想パース」が公開されています。

 引用資料 川崎市・公式HP(2020/06/29)
 (仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業に係る条例環境影響準備書

 引用資料 川崎市・公式HP(2020/06/29)
 鷺沼駅周辺地区のまちづくり

 地上37階、地下2階、最高高さ約146m、延床面積約86,000㎡の「駅前街区」と地上20階、地下2階、最高高さ約92m、延床面積約29,000㎡の「北街区」が建設されます。容積率は500%で、両ビルで合計530戸の共同住宅を計画しています。

 川崎市は再開発に合わせて、宮前区役所と市民館、図書館などを移転する方針を示しており、「駅前街区」のビルの3階~5階部分に「市民館、図書館、ホール」が入る計画となっています。また、「北街区」のビルの2階~5階部分に「区役所」が移転する予定です。

(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市宮前区鷺沼三丁目1番2外
◆ 交通-東急田園都市線「鷺沼」駅前
◆ 階数-(駅前街区)地上37階、地下2階、(北街区)地上20階、地下2階
◆ 高さ-(駅前街区)最高部約146m、軒高約140m、(北街区)最高部約92m、軒高約86m
◆ 敷地面積-(施設全体)約14,850㎡、(駅前街区)約11,170㎡、(北街区)約3,680㎡
◆ 建築面積-(施設全体)約12,300㎡、(駅前街区)約9,150㎡、(北街区)約3,150㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約115,000㎡、(駅前街区)約86,000㎡、(北街区)約29,000㎡
◆ 容積対象床面積-(施設全体)約74,250㎡、(駅前街区)約55,850㎡、(北街区)約18,400㎡
◆ 構造-(駅前街区)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、(北街区) 鉄筋コンクリート造
◆ 用途-(駅前街区)商業、市民館(ホール)、図書館、都市型住宅、駐車場等、(北街区)区役所、都市型住宅
◆ 総戸数-(施設全体)約530戸、(駅前街区)約390戸、(北街区)約140戸
◆ 建築主-鷺沼駅前地区再開発準備組合(東急電鉄、JAセレサ川崎、横浜銀行、ほか) 
◆ 解体工事-2021年12月頃予定
◆ 竣工-2030年01月(全体完成)


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「完成予想パース」です。


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「北側立面図(駅前街区)」です。


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「北側立面図(北街区)」です。


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「断面図」です。


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「配置図」です。



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2020年7月 3日 (金)

総延床面積約860,400㎡、総事業費約5,800億円の超巨大プロジェクト 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 2020年6月上旬の建設状況

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虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
 「森ビル」は「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」を2019年8月5日に着工しました。総延床面積約860,400㎡、総事業費約5,800億円の超巨大プロジェクトになります。

 引用資料 森ビル(2019/08/22)
 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」いよいよ始動

 1989年に「街づくり協議会」を設立し、約30年かけ約300人の権利者と議論を重ね、計画を推進してきました。2017年には国家戦略特区法に基づき都市計画決定され、2019年8月5日に着工を迎えました。

 総延床面積約860,400㎡、オフィス総貸室面積213,900㎡、住宅戸数約1,400戸、「メインタワー」の高さは約330m、就業者数約20,000人、居住者数約3,500人、想定年間来街者数2,500~3,000万人で、そのスケールとインパクトは「六本木ヒルズ」に匹敵します。

虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門五丁目、麻布台一丁目および六本木三丁目の各地内
◆ 区域面積-約81,000㎡ 
◆ 敷地面積-約63,900㎡
◆ 延床面積-約860,400㎡
◆ 用途-共同住宅(約1,400戸)、オフィス(約213,900㎡)、店舗(約150店)、ホテル(約120室)、インターナショナルスクール(約14,000㎡、ブリティッシュ・スクール・イン・東京(予定))、中央広場(約6,000㎡)、文化施設(約9,000㎡)等
◆ 着工-2019年08月05日
◆ 竣工-2023年03月31日予定
◆ 総事業費-約5,800億円

メインタワー(A街区)の概要
◆ 計画名-虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事 A街区
◆ 所在地-東京都港区麻布台一丁目314番3 外
◆ 階数-地上64階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部325.11m
◆ 敷地面積-24,104.21㎡
◆ 建築面積-15.662.94㎡
◆ 延床面積-460,248.32㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、一部場所打ちコンクリート杭
◆ 地震対策-制振構造(オイルダンパー×304基、粘性体制震壁×302基、座屈拘束ブレース×1,200基、AMD(アクティブマスダンパー))
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、各種学校、駐車場等
◆ 総戸数-約90戸
◆ 建築主-虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合
◆ 設計者-森ビル
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2019年08月05日
◆ 竣工-2023年03月31日予定

西棟(B-1街区)の概要
◆ 計画名-虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事 B-1街区
◆ 所在地-東京都港区麻布台一丁目32番6 外
◆ 階数-地上64階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部262.89m
◆ 敷地面積-9,648.39㎡
◆ 建築面積-6.377.03㎡
◆ 延床面積-185,228.13㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造(オイルダンパー×267基、粘性体制震壁×288基、AMD(アクティブマスダンパー))
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、保育所、駐車場等
◆ 総戸数-約970戸(サービスアパートメント約170戸を含む)
◆ 建築主-虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合
◆ 設計者-森ビル
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 着工-2019年10月01日
◆ 竣工-2023年03月31日予定

東棟(B-2街区)の概要
◆ 計画名-虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事 B-2街区
◆ 所在地-東京都港区麻布台一丁目12番、13番 外
◆ 階数-地上54階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部237.20m
◆ 敷地面積-16,467.87㎡
◆ 建築面積-8,273.24㎡
◆ 延床面積-169,248.83㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造(オイルダンパー×172基、粘性体制震壁×220基、AMD(アクティブマスダンパー))
◆ 用途-共同住宅、ホテル、店舗、集会場
◆ 総戸数-約330戸
◆ 客室数-約120室(日本初進出のラグジュアリーホテル)
◆ 建築主-虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合
◆ 設計者-森ビル
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2019年08月05日
◆ 竣工-2023年03月31日予定


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「虎ノ門・麻布台プロジェクト完成イメージ」です。


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「屋上緑化が施された低層棟(イメージ)」です。


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ヒルズがつながり、新たな文化・経済圏を創出

 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」は、「アークヒルズ」に隣接し 、「文化都心 ・六本木ヒルズ」と、「グローバルビジネスセンター・虎ノ門ヒルズ」の中間、まさに森ビルの戦略エリアの中心にあり、文化とビジネスの両方の個性を備えたエリアに位置します。


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「平面図」です。


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基準階平面図

 「メインタワー」の基準階平面図 です。約80m×約80mの巨大なオフィスビルです。規準階面積約4,600㎡(4,300㎡~4,840㎡)と「六本木ヒルズ」の約4,500㎡を上回ります。


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「立面図」です。


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地震対策

 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」では、万が一の災害時には、「逃げ込める街」となるべく、様々な取り組みを行っています。3棟のタワーは、適切な制振装置を導入することで、東日本大震災レベルの地震が起きた場合でも、安心して事業継続が可能な耐震性能を備えています。

 高強度の鋼材やコンクリートを構造部材にバランスよく採用するとともに、地震時の揺れを効率的に低減できる場所に制振装置を積極的に配置し、高い耐震性を実現します。

 さらに、風揺れにも効果的な制振装置を各層に積極的に採用し、加えて建物頂部には風揺れ低減を目的とした大型制振装置「アクティブマスダンパー」を設置することで、地震以外の揺れにおいても、低減に努めています。

◆ オイルダンパー
 オイルの流体抵抗が揺れのエネルギーを吸収することで、風揺れから大地震まで制震効果を発揮します。メインタワー(304基)、西棟(267基)、東棟(172基)、低層棟(21基)

◆ 粘性体制震壁
 高粘度の粘性体の粘性せん断抵抗力を利用して、風や地震に伴う建物の揺れによる振動エネルギーを吸収します。メインタワー(302基)、西棟(288基)、東棟(220基)

◆ 座屈拘束ブレース
 柔らかく延び能力のある鋼材を使用したブレースで、大地震時のエネルギーを効果的に吸収します。メインタワー(1,200基)、低層棟(113基)


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東側の「桜田通」側から見た様子です。両側が高い谷のような場所に建設している様子がよく分かります(写真提供読者さん)。


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「C街区」です(写真提供読者さん)。


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「B街区」です。大規模に工事が行われています。「乗入れ構台」が見えます(写真提供読者さん)。


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「霊友会釈迦殿」側です(写真提供読者さん)。


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かつての道路だった部分がまだ一部残っています(写真提供読者さん)。


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「桜田通」です。少し先に東京メトロ日比谷線「神谷町駅」がありますが、「東西歩行者通路(地下)」が整備され、地上に出ることなく行き来できるようになります(写真提供読者さん)。



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2020年7月 2日 (木)

地上51階、高さ約250mの「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」 権利変換計画認可 新しい外観イメージ公開!

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-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業-

 「東京駅前八重洲一丁目東地区」は、「A地区」と「B地区」に分かれていますが、「B地区」の概要は、地上51階、地下4階、高さ約250m、延床面積約225,200㎡です。特定業務代行者は「東京建物、大林組」です。総事業費は約2,104億円の予定です。

 現在は、「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業に係る既存建物解体及びインフラ切回し工事」が行われています。「解体工事のお知らせ」によると、工期は2020年4月1日~2021年9月末日(予定)で、「大林組」の施工により行われています。

● 東京都知事より権利変換計画の認可!
 「東京建物」は、「東京駅前八重洲一丁目東B 地区市街地再開発組合」の一員として、「東京駅前八重洲一丁目東B 地区市街地再開発事業」を推進してきました。今般、東京都知事より権利変換計画の認可を受けました。本認可を受け、再開発組合は2020年10月より解体工事に着手します。

 引用資料 東京建物(PDF:2020/07/01)
 東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業権利変換認可のお知らせ

東京駅前八重洲一丁目東B地区の概要

◆ 計画名-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目6番、7番、8番及び9番の一部
◆ 階数-地上51階、地下4階
◆ 高さ-最高部約250m
◆ 敷地面積-約10,600㎡
◆ 建築面積-約8,400㎡
◆ 延床面積-約225,200㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、店舗、バスターミナル、カンファレンス、医療施設、駐車場等
◆ 建築主-東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(特定業務代行者 東京建物、大林組)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)大林組
◆ 施工者-大林組(特定業務代行者)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2021年09月末日予定
◆ 着工-2021年10月01日予定
◆ 竣工-2025年03月31日予定
◆ 総事業費-約2,104億円


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「外観イメージ中央通り方面から望む」です。この角度からの外観イメージを初めて見ました。外壁の「カーテンウォール」が、 2019年1月の発表時と比べてデザインや色調がかなり変更になっているようです。


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「さくら通り・八重洲仲通り沿いの低層部イメージ」です。


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「断面図」です。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2019/01/10)
 東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合の設立を認可します


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「配置図」です。再開発に参加しないビルがかなりあるため敷地の西側が凹んだ、いびつな形状になります。

 
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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。


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現在は、「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業に係る既存建物解体及びインフラ切回し工事」が行われています。工期は2020年4月1日~2021年9月末日(予定)で、「大林組」の施工により行われています(写真提供読者さん)。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2020年7月 1日 (水)

横浜市のJR関内駅前に新たな超高層複合ビル 地上31階、高さ約150mの「関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」

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-関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業-
 
「神奈川新聞社」によると、横浜市中区の旧横浜市庁舎に隣接する「関内駅前港町地区」に、「三菱地所」などがオフィスを核とした高さ約150mの超高層複合ビルを建設することが6月30日に分かりました。

 既存ビルなどを取り壊して2020年代後半の開業を目指します。旧市庁舎街区には先行して別の超高層複合ビルが完成し、市庁舎の移転で空洞化が懸念される関内駅前に2棟の超高層ビルが誕生します。

 (追記)イメージ引用 不動産流通研究所(2020/07/01)
 関内駅前の再開発で優先交渉権者に/三菱地所他

 神奈川新聞社(2020/07/01)
 関内駅前に超高層ビル 三菱地所など再開発へ 横浜

 「関内駅前港町地区」の地権者でつくる「関内駅前港町地区市街地再開発準備組合」が、6月30日に総会を開催しました。優先交渉権者として、「三菱地所、ケン・コーポレーション、スターツコーポレーション、東急不動産、フジタ」の5社で構成するグループを選びました。

 計画では、超高層複合ビルは、地上31階、地下1階、高さ約150m、延床面積約88,500㎡です。中心となるオフィスにはグローバル企業の本社誘致などを見込みます。高層部には高級賃貸マンションや展望フロア、低層棟には商業施設などを構え、「旧市庁舎街区」のビルとデッキで接続させます。

 現在は「関内中央ビル」や「横浜関内ビル」をはじめ、複数のビルや飲食店が立ち並びます。今後は環境影響評価(アセスメント)を経て正式に再開発組合を立ち上げ、2025年度にも既存物件の解体に着手します。

関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区港町二丁目、中区真砂町二丁目
◆ 交通-JR「関内」駅すぐ、 横浜市営地下鉄「関内」駅すぐ
◆ 階数-地上31階、地下1階
◆ 高さ-最高部約150m
◆ 敷地面積-約7,700㎡
◆ 延床面積-約88,500㎡
◆ 用途-オフィス、共同住宅、商業施設など
◆ 建築主-関内駅前港町地区市街地再開発準備組合
◆ 優先交渉権者-三菱地所、ケン・コーポレーション、スターツコーポレーション、東急不動産、フジタ
◆ 既存物件の解体-2025年度予定
◆ 竣工-2029年度予定


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「関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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「関内駅周辺地区」です。「港町民間街区」の部分が、「関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。街区の地下を横浜市営地下鉄の「ブルーライン(1号線・3号線)」が斜めに横切っているので、基礎工事が難しそうです。

 引用資料 横浜市・公式HP
 関内駅周辺地区のまちづくり


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横浜市現市庁舎街区等活用事業

 「関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」の隣の街区では、横浜市が2019年1月から公募を実施していた「現市庁舎街区活用事業」について3件の応募があり、横浜市現市庁舎街区等活用事業審査委員会において審査が行われ、答申を受領しました。

 この答申を踏まえ、「国際的な産学連携」「観光・集客」というテーマに沿った地区の賑わいと活性化の核づくり等の観点から、最も優れた提案を行った「三井不動産」を代表者とするグループを事業予定者として決定しました。

 「三井不動産」を代表者とする計8社のグループは、「(代表者)三井不動産、(構成員)鹿島建設、京浜急行、第一生命、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、関内ホテルマネジメント(星野リゾートの全額出資子会社)」で構成されています。

 「MINATO-MACHI LIVE(ミナト マチ ライブ)」を事業コンセプトに、地上30階、地下1階、高さ160.7m、延床面積約117,017㎡の超高層複合施設を提案しました。その後、規模が拡大されて、地上34階、高さ約180m、延床面積約131,000㎡に変更になっています。

横浜市現市庁舎街区等活用事業の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区港町一丁目1番地
◆ 階数-(タワー棟)地上34階、塔屋2階、地下1階、(行政棟)地上8階、地下1階、(LVA棟)地上2階、地下0階
◆ 高さ-(タワー棟)最高部約180m、建築物約170m、(行政棟)最高部約55m、建築物約37m、(LVA棟)最高部約15m
◆ 敷地面積-16,522.87㎡
◆ 建築面積-約11,100㎡
◆ 延床面積-約131,000㎡(容積対象床面積約120,000㎡)
◆ 用途-オフィス、教育施設、観光・集客施設、商業施設、宿泊施設ほか
◆ 事業予定者-(代表者)三井不動産、(構成員)、鹿島建設、京浜急行、第一生命、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、関内ホテルマネジメント(星野リゾートの全額出資子会社)
◆ 着工-2021年予定
◆ 竣工-2025年予定
◆ 開業-2025年予定


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横浜市現市庁舎街区等活用事業の 「施設断面図」です。



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