新宿駅を挟んで東西に高さ約260mの超高層ツインタワー JR東日本の「ルミネエスト新宿」の建て替えも高さ約260m!
-新宿駅に高さ約260mの超高層ツインタワー-
2020年7月13日に「小田急電鉄」が、新宿駅西口周辺の「小田急百貨店・本館」と「新宿ミロード」を建て替て、地上48階、地下5階、高さ約260m、延床面積281,700㎡の超高層複合ビルを建設するというビッグニュースが入って来ましたが、またまたビッグニュースが入って来ました。
● ルミネエスト新宿の建て替えも高さ260m!
昨日、各マスコミが新宿駅の東西に東京都庁を上回る、高さ約260mの超高層ビルのツインタワーを建設する構想を報じました。ツインタワー建設構想で予定地とされているのは、「ルミネエスト新宿」と「小田急百貨店・本館」です。もうビックリ仰天です!
産経新聞(2020/07/18)
新宿大改造でツインタワー 都庁上回る260メートル 2040年代完成目指す
毎日新聞(2020/07/19)
東京・新宿駅にツインタワー 都庁上回る、高さ260メートル JR東など、40年代完成目指す
JR東日本グループの「ルミネエスト新宿」です。開業は1964年5月20日なので、すでに56年以上経過しています。
地上から見た「ルミネエスト新宿」です。
「ルミネエスト新宿」を北東側から見た様子です。
新宿駅と言えば西口のイメージがありますが、「東口」も大きく変わります!
小田急百貨店・本館
「小田急電鉄」は、新宿駅西口周辺の「小田急百貨店・本館」と「新宿ミロード」を建て替えます。概要は、地上48階、地下5階、高さ約260m、延床面積281,700㎡の超高層複合ビルになります。用途は商業施設、オフィス、駅施設で、2022年度着工、2029年度の竣工を予定しています。
(仮称)新宿駅西口地区の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目1番の一部
◆ 階数-地上48階、地下5階
◆ 高さ-約260m
◆ 敷地面積-約15,720㎡
◆ 延床面積-約281,700㎡
◆ 容積対象面積-約251,500㎡(容積率1,600%)
◆ 用途-商業施設、オフィス、駅施設
◆ 建築主-小田急電鉄、東京地下鉄(東京メトロ)
◆ 着工-2022年度予定
◆ 竣工-2029年度予定
新しい制限表面
新宿駅周辺は、以前は「羽田空港」の航空法による高さ制限がありませんでしたが、羽田空港の飛行経路の変更により、「外側水平表面」に入りました。
引用資料 国土交通省(2019/09/30)
羽田空港の制限表面の変更に関する公聴会を開催します
● 高さ約260mは航空法の高さ制限ギリギリ!
「小田急百貨店・本館」の航空法での高さ制限を「羽田空港高さ制限回答システム」で調べると、制限表面の種類が外側水平表面、制限高(標高)が約301mとなっています。
国土地理院の「標高がわかるWeb地図」で調べると「小田急百貨店・本館」の標高は約38mです。301-38=263mなので、高さ約263mのビルまで建設可能です。「ルミネエスト新宿」は約38.5mでほとんど同じです。誤差等を考えると高さ約260mは航空法の高さ制限ギリギリである事が分かります。
新区域内では、海面からの高さが約310mの「NTTドコモ代々木ビル(ビルの高さはクレーン込み約272m)」だけが高さ制限を超過していますが、飛行への影響はないそうです。
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