時価総額1兆円突破! 新横浜に世界唯一のオンリーワン企業「レーザーテック」という凄い会社があるのをご存知でしょうか?
-レーザーテック-
新横浜駅近くに「レーザーテック」という会社があるのをご存知でしょうか? 「レーザーテック」は投資家から熱い視線を浴びていて、遂に時価総額が1兆円を突破しました。2020年7月10日終値時点の時価総額は1,085,236百万円です。
2019年6月期の連結決算の売上高が28,769百万円、営業利益が7,941百万円と売上高が300億円にも満たない企業の時価総額が1兆円を突破するのは凄い事です。
世界中で新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が再び強まっており、足もとの世界景気回復期待が遠のいていることから株式市場でも改めてリスク回避の売り圧力が発生しています、
しかし、半導体セクターは5Gインフラの本格化に加え、テレワーク市場の拡大に伴うデータセンター増設など構造的な需要拡大局面への移行が見込まれています。更に高集積化の流れが加速するなか、EUV(極端紫外線)技術を活用した露光装置の市場拡大も顕著です。「レーザーテック」は、EUV向けマスクブランクス検査装置を供給する世界唯一のオンリーワン企業として注目されています。
● EUV露光装置
最先端半導体を量産するために「EUV露光装置」の製造ラインへ導入が本格化しています。7ナノ以降の線幅に対応するには「EUV(Extreme Ultraviolet、極端紫外線)露光装置」が必要です。
「EUV露光装置」の開発には、現在のところオランダの大手半導体製造装置メーカー「ASML」のみが成功し、日本の「ニコン」はあまりにも高度な技術のため参入を諦めています。「キヤノン」は別の方式である「ナノインプリント」に注力しています。そのため「ASML」が市場シェア100%を獲得しています。
しかし、「露光装置」だけでは半導体は製造出来ません。「EUV露光装置」は半導体製造装置市場に大きな影響を与えています。「レーザーテック」以外にも「東京エレクトロン」や「アドバンテスト」などが恩恵を受けています。
引用資料 楽天証券(2020/03/13)
特集:EUV露光装置が織り成す半導体革命(レーザーテック、東京エレクトロン、アドバンテスト)
レーザーテック研究開発センター兼本社社屋
「レーザーテック研究開発センター兼本社社屋」は新横浜にあります。「野村不動産」が、入居企業の要望にあわせてオフィスビルを開発する「オーダーメード型オフィスビル開発事業」の一環として建設しました。
「野村不動産」がビルを建設して、完成後に「レーザーテック」に引き渡しました。ビルは2008年2月に竣工し、2008年3月24日から業務開始しています。
レーザーテック研究開発センター兼本社社屋の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市港北区新横浜二丁目10-1
◆ 計画名-業務集中・新横浜センター(仮称)
◆ 交通-JR新幹線・横浜線「新横浜」駅徒歩8分、横浜市営地下鉄3号線「新横浜」駅徒歩7分
◆ 階数-地上7階、地下1階
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 敷地面積-1,999.30㎡
◆ 延床面積-約10,495㎡
◆ 事業主-野村不動産(野村不動産がビルを建設して、完成後にレーザーテックに引き渡し)
◆ 竣工-2008年02月
◆ 業務開始日-2008年03月24日
「EUVマスクブランクス欠陥検査/レビュー装置 ABICS E120NEW」です。
引用資料 レーザーテック
半導体関連装置
楽天証券が予想する「レーザーテックの業績」です。2021年6月期は売上高550億円、2022年6月期は売上高750億円と急成長すると予想しています。
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