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2020年9月29日 (火)

恵比寿ガーデンプレイスタワー 長周期地震動の揺れを半減させる制震装置を設置 新開発のTMD型制震装置「D3SKY-L」を採用!

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-恵比寿ガーデンプレイスタワー-
 「サッポロ不動産開発」は、運営する「恵比寿ガーデンプレイスタワー」をより安全・安心に利用してもらうために、「鹿島建設」が新たに開発したTMD型制震装置「D3SKY-L」を屋上に設置する制震工事を行います。

 引用資料 鹿島建設(PDF:2020/09/18)
 長周期地震動の揺れを半減させる制震装置を設置「恵比寿ガーデンプレイスタワーで制震工事を実施」より安全・安心の最新鋭の制震ビルに

 「恵比寿ガーデンプレイスタワー」は、地上40階、地下5階、高さ約167mの超高層オフィスビルとして1994年に竣工しました。住宅、ホテル、映画館、美術館、レストランやカフェなどから構成される商業施設「恵比寿ガーデンプレイス」内のランドマークともいえる建物です。

 強固な地盤の上に、構造評定を受け、大臣認定を取得した安全性の高い超高層建物ですが、制震工事を実施する事により長周期地震動を含む大地震から中小地震まで、建物の揺れ幅や揺れを強く感じる時間が大幅に低減されることになり、建物を利用する全ての人の安全・安心に繋がる、最新鋭の制震ビルに生まれ変わります。

● TMD型制震装置「D3SKY-L」
 工事を進めるにあたっては、「サッポロ不動産開発」と「鹿島建設」が共同で、地震動に対する制震効果に加え、眺望や工事中のテナント等に与える影響を最小限に抑える工法を検討し、ヘリポートとして使用されていた屋上の限られたスペースで効果を発揮する、省スペースのTMD「D3SKY-L」の採用を決定しました。

恵比寿ガーデンプレイスタワーの概要
◆ 計画名-恵比寿ガーデンプレイス建設工事 B工区
◆ 所在地-東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号
◆ 交通-JR山手線「恵比寿」駅徒歩5分、東京メトロ日比谷線「恵比寿」駅徒歩7分
◆ 階数-地上40階、塔屋1階、地下5階
◆ 高さ-最高部166.6m
◆ 敷地面積-53,010.86㎡(Ⅱ街区全体)
◆ 建築面積-8,105.21㎡(多目的ホール含む)
◆ 延床面積-174,254.87㎡(多目的ホール含む)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 建築主-サッポロ不動産開発
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-恵比寿ガーデンプレイス建設工事 B工区共同企業体(代表 鹿島建設株)
◆ 着工-1991年08月26日
◆ 竣工-1994年09月01日
◆ オープン-1994年10月08日


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新開発D3SKY-Lの構造概要

 「D3SKY-L」は、鹿島建設が新たに開発した多段積層ゴム式の大地震対応の大型TMD(Tuned Mass Damper)で、専用開発の積層ゴムを用いた3段構成として装置高さを低く抑えた仕様になっていること、また、錘重量450t(許容ストローク1.5m)のTMD を3基連結した構成とすることで、大幅な省スペース化を実現したことにより、工事中でもオフィス・レストラン街は通常通りの就業・営業が可能です。

 東日本大震災において都内近傍で観測された地震動に対するシミュレーションを行った結果、建物全方向の揺れを半減、揺れを強く感じる時間も大幅に低減されることが確認されています。

工事概要
◆ 制震装置-TMD「D3SKY-L」×3基(錘重量計1,350t)
◆ 設置場所-恵比寿ガーデンプレイスタワー屋上
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 工期-2020年09月~2022年08月予定


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「屋上に設置されたTMDの完成予想CG」です。



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