地上49階、高さ約287mの「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」 2020年11月10日に既存建物の解体工事に着工!
- 日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業-
国家戦略特区の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、日本橋の日本橋川沿いで計画されている総事業費約3,167億円の大規模再開発プロジェクトです。
引用資料 東京都・報道発表資料(2018/12/13)
日本橋一丁目中地区市街地再開発組合の設立を認可します
歴史的建造物の「日本橋野村ビル」を保存するほか、船着き場の増設などによって舟運の活性化と観光需要の受け入れを図ります。日本橋川上空を通る首都高速道路の地下化を視野に、水辺を生かした施設配置なども想定しています。
参加組合員として「三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス」の3社が参画し、設計を「日建設計」が担当します。2019年度に権利変換計画認可、2020年度の着工(解体工事)、2025年度の竣工を目指します。
● 2020年11月10日に既存建物の解体工事に着工!
「日本橋一丁目中地区市街地再開発組合」は、再開発施設の建設に向け、既存建物の解体工事を「清水建設」の施工で2020年11月10日に着工します。解体する既存施設は27棟です。解体工事は2022年3月末に終え、2025年度の完成を目指します。
建設通信新聞(2020/10/13)
清水で11月既存解体/延べ約37万㎡、25年度完成/日本橋一丁目中地区再開発
日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区日本橋一丁目地内
◆ 地区面積-約30,000㎡
◆ 総延床面積-約373,200㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、共同住宅、ホテル、カンファレンス施設等
◆ 建築主-日本橋一丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス)
◆ 設計者-日建設計
◆ 解体工事-2020年11月10日~2022年03月31日予定
◆ 竣工-2025年度予定
◆ 総事業費-約3,167億円
◆ A街区
概要-地上5階、地下1階、高さ約38m、延床面積約4,900㎡
◆ B街区
概要-地上7階、地下1階、高さ約31m、延床面積約5,700㎡
◆ C街区
概要-地上49階、地下5階、高さ約287m、延床面積約362,600㎡
「イメージパース(日本橋室町方面から)」です。
「断面図」です。
「配置図」です。
「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北東側から見た様子です。
A街区(日本橋野村ビル)
「日本橋野村ビル」は、東西に細長いビルですが、1930年竣工の「旧館」、1959年増築の「本館」、1981年増築の「新館」で構成されています。昭和初期のモダニズム建築で知られる建築家「安井武雄氏」が設計した「日本橋野村ビル」は保存しますが、保存されるのは西側の「旧館」だけです。
● 野村ホールディングスが豊洲に移転!
「野村ホールディングス」はこれまで、本社が日本橋と大手町の2拠点ありました。日本橋地区の再開発事業に伴い、「野村ホールディングス」と傘下の「野村證券」の日本橋本店の業務を豊洲の「豊洲ベイサイドクロスタワー」に2020年5月7日以降順次移転しました。
豊洲の「豊洲ベイサイドクロスタワー」への移転を機に本社は「大手町本社(アーバンネット大手町ビル)」に一本化しました。ただし、本店所在地は日本橋地区の「日鉄日本橋ビル」に残しています。
B街区
「日本橋野村ビル」を北東側から見た様子です。本館と新館が「B街区」となります。本館と新館は解体して建て替えます。
角度を変えて見た様子です。
C街区
「C街区」を北東側から見た様子です。地上49階、地下5階、高さ約287m、延床面積約362,600㎡の超高層複合ビルを建設します。「日鉄日本橋ビル」の手前までが「C街区」です。
「C街区」を南東側から見た様子です。写真左端の「日鉄日本橋ビル」から北側が「C街区」です。
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