神田川沿いの水辺をいかした親水広場や船着場の整備 東京都は、「外神田一丁目南部地区」を街並み再生地区に指定!
-外神田一丁目南部地区-
東京都心部の開発事業で、船着場の整備が新たな潮流として台頭しています。首都高速道路の地下化が計画中の日本橋川沿いエリアの再開発などが代表格ですが、それ以外の地区でも川沿いに親水空間と船着場をセットで検討する動きが増えました。
千代田区で再開発事業を検討している「外神田一丁目1・2・3番地区再開発準備組合」は、対象地南部を流れる神田川沿いに親水広場や船着場、親水歩行者空間などを整備する方向で検討しています。
東京都は、東京のしゃれた街並みづくり推進条例の街区再編まちづくり制度に基づき、「外神田一丁目南部地区」を街並み再生地区に指定しました。あわせて、「外神田一丁目南部地区」のまちづくりのガイドラインである街並み再生方針を定めました。
引用資料 東京都・報道発表(2020/11/24)
外神田一丁目南部地区を街並み再生地区に指定
建設通信新聞(2020/11/17)
水辺活用へ船着場/親水空間とセットで検討/都心開発で相次ぐ
計画概要案によると、神田川沿いにはホテル・住宅棟、既存施設を改築する万世会館棟を建設し、国道17号を挟んだ敷地北側にはオフィス・商業棟として大型施設を建設します。オフィス・商業棟の低層部には貫通道路を設けた上で、さらに国道上空にデッキを整備して南側のホテル・住宅棟と接続する計画です。
再開発には野村不動産グループや日建設計などが参画し、都市計画手続きを経て2022年度にも本組合を設立する見通しです。2023年度の着工、2028年度の竣工を想定しています。
「神田川や船着場が十分見通せる開放性を有するおおむね800㎡以上の親水広場(イメージ)」です。
「親水広場につながる地区内南北動線(イメージ)」です。
「外神田一丁目南部地区 街並み再生地区 区域図」です。「外神田一丁目1・2・3番地区」と同じ範囲です。
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