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2021年2月

2021年2月28日 (日)

「渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)」の建設予定地 「東急百貨店東横店西・南館解体工事」が本格化!

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-渋谷スクランブルスクエア-
 「渋谷駅地区 駅街区開発計画」は、JR渋谷駅の東側に地上47階、地下7階、高さ229.706mの東棟、西側に地上13階、地下5階、高さ約76mの西棟、東棟と西棟の間に、山手線・埼京線の線路とホームを覆う形で、地上10階、地下2階、高さ約61mの中央棟を建設します。

 「東京急行電鉄、JR東日本、東京メトロ」が推進している「渋谷駅街区開発計画」について、施設名称が「渋谷スクランブルスクエア(SHIBUYA SCRAMBLE SQUARE)」です。

 「渋谷スクランブルスクエア、東京急行電鉄、東日本旅客鉄道、東京地下鉄」は、「渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)」を2019年11月1日に開業しました。「渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)」は、既存建物の解体完了後に本体工事に着手し、2027年度の完成を目指します。

渋谷スクランブルスクエアの概要
◆ 計画名-渋谷駅地区駅街区開発計画
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷二丁目24番1他
◆ 階数-地上47階、地下7階(東棟)、地上10階、地下2階(中央棟)、地上13階、地下5階(西棟)
◆ 高さ-最高部229.706m、建築物229.706m(東棟)、約61m(中央棟)、約76m(西棟)
◆ 敷地面積-15,275.55㎡(施設全体)
◆ 建築面積-18,216.49㎡(施設全体)
◆ 延床面積-276,654.74㎡(施設全体)、約181,000㎡(東棟)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途-物販店舗、飲食店舗、オフィス、駅施設、駐車場等
◆ 事業主体-東京急行電鉄、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京地下鉄(東京メトロ)
◆ 設計者-渋谷駅周辺整備計画共同企業体(日建設計、東急設計コンサルタント、ジェイアール東日本設計事務所、メトロ開発)
◆ デザインアーキテクト-日建設計、隈研吾建築都市設計事務所、SANAA事務所
◆ 施工者-東急建設、大成建設JV
◆ 着工-2014年06月10日(準備工事)
◆ 竣工-2019年07月末(東棟)、2028年03月末予定(中央棟、西棟)
◆ 開業-2019年11月01日(東棟)、2027年度予定(中央棟、西棟)

(注意) 建築面積が敷地面積を上回るのは、西棟付近に設ける「西口アーバンコア」が道路上に架かっており、敷地面積には含まれないものの建築面積には含まれるためです。


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「渋谷スクランブルスクエア(東棟・中央棟・西棟)」の完成イメージです。

 引用資料 JR東日本(PDF:2015/07/14)
 JR渋谷駅改良工事の本体工事着手について


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東急東横店(西館・南館)

 「東急東横店」は、2020年3月31日(火)をもって営業を終了しました。この部分は「渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)」及び「渋谷駅橋上駅舎」の建設予定地となります(写真提供読者さん)。


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東急百貨店東横店の「西館」と「南館」が、「足場+防音壁」で囲われています(写真提供読者さん)。


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ゲートです(写真提供読者さん)。


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解体工事の工事名は「東急百貨店東横店西・南館解体工事」です(写真提供読者さん)。


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「労災保険関係成立票」です。解体工事の工期は、2020年10月1日~2024年12月31日(予定)となっています(写真提供読者さん)。



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2021年2月27日 (土)

(仮称)渋谷区役所建替プロジェクト 竣工した地上39階、高さ約143mの高級マンション「パークコート渋谷 ザ タワー」

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-(仮称)渋谷区役所建替プロジェクト-

 渋谷区は「渋谷区総合庁舎」とコンサートなどに使われる「渋谷公会堂」を一体で建て替える計画を進めました。総合庁舎が震度6強の地震で倒壊する危険性が高いことが分かったためです。

 公募で、「三井不動産、三井不動産レジデンシャル、日本設計」の3社で構成するグループが選定され、敷地の南東側に「新庁舎」、東側に「新公会堂」、北側に分譲の「超高層タワーマンション」を建設しました。

 「三井不動産レジデンシャル」は、定期借地の権利金を渋谷区に支払う代わりに、新庁舎と新公会堂を建設して渋谷区に譲り渡します。70年間の定期借地期間の終了後、分譲マンションの土地は更地に戻して渋谷区に返還します。渋谷区の財政負担はゼロとなります。

● パークコート渋谷 ザ タワー
 住宅棟の名称は「パークコート渋谷 ザ タワー」です。代々木公園、明治神宮の広大な緑と高級邸宅街にほど近い立地のため、三井不動産の高級ブランドである「パークコート」の名称となりました。2020年8月下旬に竣工し、2021年1月下旬から入居開始しています。

 引用資料 公式ホームページ
 パークコート渋谷 ザ タワー

パークコート渋谷 ザ タワーの概要
◆ 計画名-(仮称)渋谷区役所建替プロジェクト 住宅棟
◆ 所在地-東京都渋谷区宇田川町28番49他(地番)、東京都渋谷区宇田川町1番12号(住居表示)
◆ 交通-東急東横線・東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線・東京メトロ副都心線・JR山手線・東京メトロ銀座線・京王井の頭線「渋谷」駅徒歩8分、 東京メトロ千代田線・東京メトロ副都心線「明治神宮前」駅徒歩11分、JR山手線「原宿」駅徒歩12分
◆ 階数-地上39階、地下4階
◆ 高さ-最高部142.69m
◆ 敷地面積-12,420.30㎡(施設全体)、4,565.00㎡(住宅棟)
◆ 建築面積-1,689.99㎡
◆ 延床面積-61,491.62㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-総戸数503戸(総販売戸数353戸、事業協力者住戸150戸含む)、借地権の期間(2093年09月30日まで約70年)
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル
◆ 設計者・監理者-日本設計
◆ 施工者-東急建設
◆ 着工-2017年03月01日
◆ 竣工-2020年08月07日(工事完了)、2020年08月下旬(竣工)
◆ 入居開始-2021年01月下旬(2019年09月以前の契約締結分)


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「LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)」の西側が「パークコート渋谷 ザ タワー」です(写真提供読者さん)。


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上層階 に行くほど「ラッパ状」に広がる独特のデザインがよく分かります(写真提供読者さん)。


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最高部の様子です(写真提供読者さん)。


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下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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「LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)」越しに見た様子です(写真提供読者さん)。



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2021年2月26日 (金)

JR東日本 ホテルからトレインビュー(電車が見える部屋) 現青森駅東口駅舎跡地を活用した駅ビル開発 2024年度完成予定!

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-現青森駅東口駅舎跡地-

 「JR東日本・青森市・青森県・青森商工会議所」は、2018年6月に「青森駅周辺のまちづくりに関する連携協定」を締結し、「AOMORI CONNECTION」のロゴ策定やイベント連携等、青森駅周辺の賑わい創出を四者で連携し検討・実施してきました。

 四者連携による魅力あるまちづくりの実現に向けた取組みとして、「JR東日本」が青森駅自由通路整備後の現青森駅東口駅舎跡地を活用した駅ビルの開発を推進することとし、青森市及び青森県においても、新駅ビルを活用した施設整備に向けて取り組むこととしました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2021/02/25)
 現青森駅東口駅舎跡地を活用した駅ビル開発を中心とした魅力あるまちづくりを推進します

現青森駅東口駅舎跡地の概要
◆ 所在地-青森県青森市柳川一丁目内
◆ 交通-JR「青森」駅直結
◆ 階数-地上10階、地下0階
◆ 建築面積-約13,200㎡
◆ 延床面積-約17,800㎡
◆ 構想-鉄骨造
◆ 用途-商業施設(1階~3階)、行政施設(4階)、ホテル(4階~10階)
◆ 事業主体-JR東日本
◆ 着工-2021年度末予定
◆ 竣工-2024年度予定


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「完成イメージ」です。


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「フロア構成」です。ホテルの西側の客室からトレインビューが楽しめます。


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「駅ビル工事中及び駅ビル開業後の利用者動線について」です。


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「計画地」です。



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2021年2月25日 (木)

高さ約150mと高さ約110mの「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業」 「東急不動産」が参加組合員予定者に選定!

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-東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業-

 「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業」は、「大崎駅」と「五反田駅」の間に位置する品川区東五反田二丁目の約16,700㎡です。南側は「目黒川」に面しています。

 東側には地上20階程度、延床面積約70,000㎡の「業務棟」を整備します。中央には、地上40階程度、延床面積約41,000㎡の「住宅棟」を整備します。西側には「公園」を整備します。

 引用資料 品川区・公式HP(PDF:2019/09/24)
 東五反田二丁目第3地区再開発事業 事業者による近隣説明会の開催について

 地区内には約30棟の建物が存在し、築35年以上経過している建物が約6割を占めています。また、地区内には歩道が無い箇所や狭い道路があることから、安全性・防災性の課題があります。

 エリア内は、映像関連事業を手掛ける「IMAGICA GROUP(イマジカ グループ)」の拠点になっており、本店(本社は内幸町)や子会社の「IMAGICA Lab.(イマジカ ラボ)」の本社や東京映像センターなどがあります。

● 東急不動産が参加組合員予定者に選定!
 「東急不動産」は、東京都品川区で再開発事業の検討を進めている「東五反田二丁目第3地区市街地再開発準備組合」が実施した参加組合員募集において事業企画提案を行った結果、参加組合員予定者に選定され、2021年2月4日付で「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業 参加組合員予定者協定書」を締結しました。

 引用資料 東急不動産(2021/02/24)
 ~大崎・五反田エリア活性化の一翼を担う街づくり~ 「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業」 参加組合員予定者協定書の締結について 

東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都品川区東五反田二丁目の一部
◆ 階数-(A地区)地上約20階、(B地区)地上約40階、(C地区)公園
◆ 高さの最高限度-(B地区)約GL+151m、(A地区)約GL+115m、(C地区)公園
◆ 建物高さ-(A地区)約GL+110m、(B地区)約GL+150m、(C地区)公園 
◆ 敷地面積-(A地区)約9,200㎡、(B地区)約4,500㎡、(C地区)約1,500㎡
◆ 建築面積-(A地区)約4,400㎡、(B地区)約2,100㎡  
◆ 延床面積-(A地区)約70,000㎡、(B地区)約41,000㎡
◆ 容積対象面積-(A地区)約59,800㎡、(B地区)約28,900㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、共同住宅、保育所、公園
◆ 総戸数-約390戸
◆ 建築主-東五反田二丁目第3地区市街地再開発準備組合


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「立面イメージ(南側)」です(引用:品川区)。


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「配置図」です。東側から「A地区(業務棟)、B地区(住宅棟)、C地区(公園)」が整備されます。敷地面積は、「A地区」が約9,200㎡、「B地区」が約4,500㎡、「C地区」が約1,500㎡です(引用:品川区)。


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「位置図」です(引用:東急不動産)。



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2021年2月24日 (水)

地上49階、高さ約265mの「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の隣接地 「日本消防会館(ニッショーホール)」が単独で建て替え!

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-新日本消防会館-

 「虎ノ門ヒルズ」の西側では、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」を中心とする「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」の建設が行われています。「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」の「A-3街区」の北側に「日本消防協会本部」が入る「日本消防会館(ニッショーホール)」がありました。

 老朽化が進んでいた「日本消防会館」も「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」への参画を検討しました。しかし、取得床が少ないこと、「全国消防殉職者慰霊碑」を存置できるかが明確にならなかったことが要因となり単独で建て替える方針になりました。

 引用資料 日本消防会館・公式ホームページ
 新日本消防会館建設に対する消防関係者のご協力(ご寄付)について

 「日本消防会館」は建て替えの為、2020年9月30日を持って閉館しました。新しい「日本消防会館」は、鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄筋コンクリート造)、地上13階、地下2階、延床面積約16,000㎡で、2024年3月の竣工を予定しています。屋上には「全国消防殉職者慰霊碑」が設置されます。


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「外装構成」です。地上6階~12階はオフィスとなります。


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「日本消防防災情報センター内(1階)」です。


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「ホール客室イメージ」です。地上3階~5階は、1,000席の「ニッショーホール」となります。


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稼働していた頃の「日本消防会館(ニッショーホール)」です。地上9階、地下3階、高さ39.75m、延床面積約12,317㎡で、1981年に竣工しました。


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「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」の「A-3街区」の北側に「日本消防会館(ニッショーホール)」があります(写真提供読者さん)。


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「日本消防会館」は建て替えの為、2020年9月30日を持って閉館しました(写真提供読者さん)。 


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「解体工事のお知らせ」です。解体工事の工事名は「日本消防会館のとりこわし工事」、工期は2021年1月14日~2021年8月31日(予定)、「鹿島建設」の施工で行われています(写真提供読者さん)。 


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「配置図」です。「A-3街区」の北側が、新しい「日本消防会館」の建設予定地です(引用:森ビル)。


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虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業

 「虎ノ門一・二丁目地区再開発組合」が推進している「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、2019年11月25日に起工式を執り行い、着工しました。

 引用資料 森ビル(2019/11/25)
 『虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業』着工

 「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「国際新都心・グローバルビジネスセンター」へと拡大・進化を続ける虎ノ門ヒルズエリアの中央に位置し、地下鉄日比谷線虎ノ門ヒルズ駅整備と一体となった都市再開発事業です。駅とまちが一体となった駅広場や周辺開発と連携した歩行者ネットワーク等の都市基盤の強化・拡充を図るとともに、事務所、店舗、ホテル、ビジネス発信拠点など、多様な都市機能を整備します。

(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの概要
◆ 計画名-東京都市計画事業 虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目208番1 他
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅直結(2020年06月06日開業)
◆ 階数-(A-1街区)地上49階、塔屋1階、地下4階、(A-2街区)地上4階、地下3階、(A-3街区)地上12階、地下1階
◆ 高さ-(A-1街区)最高部265.75m、軒高264.00m、(A-2街区)最高部30.15m、(A-3街区)最高部59.00m
◆ 事業区域面積-18,860.78㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-(施設全体)13,963.34㎡、(A-1街区)9,907.59㎡、(A-2街区)2,444.69㎡、(A-3街区)1,610.98㎡
◆ 建築面積-(A-1街区)8,060.89㎡、(A-2街区)1,692.56㎡、(A-3街区)975.47㎡
◆ 延床面積-(A-1街区)238,441.51㎡、(A-2街区)8,761.02㎡、(A-3街区)7,986.11㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造(3街区共)
◆ 基礎工法-(A-1街区)直接基礎・杭基礎併用、(A-2街区)直接基礎、(A-3街区)場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-(A-1街区)オフィス、店舗、ホテル、ビジネス発信拠点、駐車場等、(A-2街区)店舗、駐車場等、(A-3街区)オフィス、共同
住宅、店舗、駐車場等
◆ 事業主-虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 建築主-森ビル(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 設計者・監理者-森ビル(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 施工者-鹿島建設(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 着工-(A-1街区)2019年11月25日、(A-2街区)2020年09月01日、(A-3街区)2021年05月06日
◆ 竣工-(A-1街区)2023年07月15日予定、(A-2街区)2023年11月30日予定、(A-3街区)2023年07月15日予定



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2021年2月23日 (火)

「住友不動産虎ノ門タワー」と同じ街区 地上38階、高さ約185mの「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」 2021年1月の建設状況

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-虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業-
 「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館」を対象にした再開発プロジェクトです。「病院棟」と「業務棟」が建設されます。

 新しく生まれ変わった「虎ノ門病院」は、2019年5月1日に開院し、5月7日から外来診療を開始しています。 病床数は819床です。「病院棟」が完成した事により、「業務棟」の建設に移行します。

 「業務棟」の計画名は 「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事」で、地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ184.925m、延床面積180,652.78㎡です。

 「日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、九州旅客鉄道(JR九州)、大成建設」が保留床取得者として参画する「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」について、2020年9月に新築工事が着工し、本格的にプロジェクトが始動しました。

 引用資料 日鉄興和不動産(PDF:2020/10/19)
 「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」 新時代の国際ビジネス拠点に大規模オフィスプロジェクト 始動

虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟の概要
◆ 計画名-虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目105番
◆ 交通-地下鉄銀座線「虎ノ門」駅、地下鉄銀座・南北線「溜池山王」駅
◆ 階数-地上38階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部184.925m、軒高179.925m
◆ 敷地面積-22,539.74(施設全体)
◆ 建築面積-15,264.31㎡(施設全体)、7,839.52㎡(業務棟)
◆ 延床面積-266,166.53㎡(施設全体)、180,652.78㎡(業務棟)
◆ 構造- 鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、店舗、業務・生活支援施設、駐車場
◆ 建築主-独立行政法人都市再生機構、虎ノ門エネルギーサービス
◆ 保留床取得者-日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、九州旅客鉄道(JR九州)、大成建設
◆ 設計者-(基本設計)日本設計・三菱地所設計共同企業体、(実施設計)大成建設
◆ 監理者-日本設計・三菱地所設計共同企業体
◆ 施工者-大成建設
◆ 解体工事-2019年03月13日~2020年08月17日
◆ 着工-2020年09月01日
◆ 竣工-2023年11月30日予定


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(仮称)虎ノ門二丁目計画の整備手順


(1) 国立印刷局の「虎の門工場」を東京都北区の「滝野川工場」へ機能移転
(2) 「虎の門工場」などを解体
(3) 「虎の門工場」跡地に「虎の門病院」の新病院棟を建設
(4) 「旧:虎の門病院」を解体
(5) 「旧:虎の門病院」の場所に、超高層オフィスビルを建設して、一部に国立印刷局の本局や「共同通信会館」の機能を移転
(6) 「共同通信会館」を解体して、アメリカ大使館前交差点を改良

 引用資料 港区・公式ホームページ リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の縦覧【(仮称)虎ノ門二丁目計画】 


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「虎ノ門・赤坂エリアの概況(2020年8月時点の鳥瞰写真に外観イメージパースを合成)」です。


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「虎ノ門・赤坂エリア鳥観図」です。


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完成イメージパースです。


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「施設構成図」です。


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「基準階平面図」です。オフィス基準階は、1フロア約3,500㎡(約1,050坪)、天井高2,900mm、フロア一体で利用しやすい形状かつレイアウトしやすい奥行き18mを確保した整形無柱空間を実現しています。


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「配置図」です。街区北側の「JTビル」は、「住友不動産」に売却されて、ビル名が「住友不動産虎ノ門タワー」に変更されています。


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「位置図」です。


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「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」の2021年1月の建設現場を北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。

● 住友不動産虎ノ門タワー(旧:JTビル)
 同じ街区の北側に日本たばこ産業の「JTビル」がありました。日本たばこ産業は、本社を「神谷町トラストタワー(26階~30階)」に移転し、2020年10月5日より新たな本社として稼働しました。

 「JTビル」は、「住友不動産」に売却され、2020年11月下旬に引き渡されました。売却額は非公表ですが、800億円といわれています。ビル名は「住友不動産虎ノ門タワー」に変更されています。


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「三点式パイルドライバ」が稼働しています(写真提供読者さん)。


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南側から見た様子です。「住友不動産虎ノ門タワー(旧:JTビル)」の特徴的な塔屋が見えます(写真提供読者さん)。


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「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事」の建築計画のお知らせです。「高さ、建築面積、延床面積」の数値が変更になっています(写真提供読者さん)。



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2021年2月22日 (月)

虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業 地上49階、高さ約265mの「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」 2021年1月の建設状況

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-虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業

 「虎ノ門一・二丁目地区再開発組合」が推進している「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、2019年11月25日に起工式を執り行い、着工しました。

 引用資料 森ビル(2019/11/25)
 『虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業』着工

 「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「国際新都心・グローバルビジネスセンター」へと拡大・進化を続ける虎ノ門ヒルズエリアの中央に位置し、地下鉄日比谷線虎ノ門ヒルズ駅整備と一体となった都市再開発事業です。駅とまちが一体となった駅広場や周辺開発と連携した歩行者ネットワーク等の都市基盤の強化・拡充を図るとともに、事務所、店舗、ホテル、ビジネス発信拠点など、多様な都市機能を整備します。

● ステーションタワーの航空法の制限高(標高)約233m
 「羽田空港高さ制限回答システム」で調べると「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の建設現場の航空法の高さ制限は、制限高(標高)約233mです。「建築計画のお知らせ」によると標高6.5m(T.P.6.5m)です。233m-6.5m=226.5mなので本来なら高さ226.5mの高さまで建設可能です。高さ265.75m-226.5m=39.25mです。40m弱の大幅な規制緩和が行われています。

 2014年5月に竣工した「虎ノ門ヒルズ 森タワー」も大幅な規制緩和が行われていますが、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」は、更に大きな規制緩和が行われています。

(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの概要
◆ 計画名-東京都市計画事業 虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目208番1 他
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅直結(2020年06月06日開業)
◆ 階数-(A-1街区)地上49階、塔屋1階、地下4階、(A-2街区)地上4階、地下3階、(A-3街区)地上12階、地下1階
◆ 高さ-(A-1街区)最高部265.75m、軒高264.00m、(A-2街区)最高部30.15m、(A-3街区)最高部59.00m
◆ 事業区域面積-18,860.78㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-(施設全体)13,963.34㎡、(A-1街区)9,907.59㎡、(A-2街区)2,444.69㎡、(A-3街区)1,610.98㎡
◆ 建築面積-(A-1街区)8,060.89㎡、(A-2街区)1,692.56㎡、(A-3街区)975.47㎡
◆ 延床面積-(A-1街区)238,441.51㎡、(A-2街区)8,761.02㎡、(A-3街区)7,986.11㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造(3街区共)
◆ 基礎工法-(A-1街区)直接基礎・杭基礎併用、(A-2街区)直接基礎、(A-3街区)場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-(A-1街区)オフィス、店舗、ホテル、ビジネス発信拠点、駐車場等、(A-2街区)店舗、駐車場等、(A-3街区)オフィス、共同
住宅、店舗、駐車場等
◆ 事業主-虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 建築主-森ビル(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 設計者・監理者-森ビル(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 施工者-鹿島建設(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 着工-(A-1街区)2019年11月25日、(A-2街区)2020年09月01日、(A-3街区)2021年05月06日
◆ 竣工-(A-1街区)2023年07月15日予定、(A-2街区)2023年11月30日予定、(A-3街区)2023年07月15日予定


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「断面図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」を東側から見た2021年1月の建設状況です。手前が「A-2街区」、奥が「A-1街区」です(写真提供読者さん)。


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「A-1街区」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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「A-1街区」は、「逆打ち工法」を採用しています。「逆打ち工法」では、このように最初に1階床を構築します(写真提供読者さん)。 


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1階床が完成すると地上階の「鉄骨建方」が始まります。「逆打ち工法」では、地上階と共に地下階の工事も同時に行います(写真提供読者さん)。


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「A-2街区」の建設現場です(写真提供読者さん)。



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2021年2月21日 (日)

虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 メインタワー(A街区) 54階~64階の「アマンレジデンス 東京」は、想像を絶する超高額な分譲価格になりそう!

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虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
 「森ビル」は「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」を2019年8月5日に着工しました。総延床面積約861,500㎡、総事業費約5,800億円の超巨大プロジェクトになります。

 1989年に「街づくり協議会」を設立し、約30年かけ約300人の権利者と議論を重ね、計画を推進してきました。2017年には国家戦略特区法に基づき都市計画決定され、2019年8月5日に着工を迎えました。

 引用資料 森ビル(2019/08/22)
 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」いよいよ始動

 総延床面積約861,500㎡、オフィス総貸室面積213,900㎡、住宅戸数約1,400戸、「メインタワー」の高さは約325m、就業者数約20,000人、居住者数約3,500人、想定年間来街者数2,500~3,000万人で、そのスケールとインパクトは「六本木ヒルズ」に匹敵します。

● 「アマンレジデンス 東京」&「ジャヌ東京」が誕生!
 「森ビル」は、2023年の開業に向けて推進中の大規模都市再生事業「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」において、世界有数のスモールラグジュアリーリゾートとホテルを擁する「アマン」とのパートナーシップにより、ブランデッドレジデンス「アマンレジデンス 東京」と、アマンの姉妹ブランドとなる日本初進出のラグジュアリーホテル「ジャヌ東京」を開業します。

 引用資料 森ビル(2021/02/18)
 「アマンレジデンス 東京」「ジャヌ東京」が虎ノ門・麻布台プロジェクトに誕生

虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門五丁目、麻布台一丁目および六本木三丁目の各地内
◆ 区域面積-約81,000㎡ 
◆ 敷地面積-約63,900㎡
◆ 延床面積-約861,500㎡
◆ 用途-共同住宅(約1,400戸)、オフィス(約213,900㎡)、店舗(約150店)、ホテル(約120室)、インターナショナルスクール(約14,000㎡、ブリティッシュ・スクール・イン・東京(予定))、中央広場(約6,000㎡)、文化施設(約9,000㎡)等
◆ 着工-2019年08月05日
◆ 竣工-2023年03月31日予定
◆ 総事業費-約5,800億円


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メインタワー(A街区)

 「メインタワー(A街区)」の完成イメージです。54階~64階が「共同住宅」、7階~52階が「オフィス」となります。完成イメージを見ると共同住宅とオフィスの間の53階の階高が高くなっています。53階は「構造切替階」となります。

メインタワー(A街区)の概要
◆ 計画名-虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事 A街区
◆ 所在地-東京都港区麻布台一丁目314番3 外
◆ 階数-地上64階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部325.19m
◆ 敷地面積-24,104.21㎡
◆ 建築面積-15.247.18㎡
◆ 延床面積-461.876.64㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、一部場所打ちコンクリート杭
◆ 地震対策-制振構造(オイルダンパー×304基、粘性体制震壁×302基、座屈拘束ブレース×1,200基、AMD(アクティブマスダンパー))
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、各種学校、駐車場等
◆ 総戸数-全91戸(アマンレジデンス 東京)
◆ 建築主-虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合
◆ 設計者-森ビル
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2019年08月05日
◆ 竣工-2023年03月31日予定


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世界トップレベルの住宅「アマンレジデンス 東京」

 A街区最上部(54階~64階)に誕生する全91戸の「アマンレジデンス 東京」は、ホテルブランデッドレジデンスとしてエクスクルーシブなサービスを提供するほか、居住者専用の1,400㎡もの「アマン・スパ」も備えます。

 「森ビル」の公式HPには、 ” 世界を代表するメガシティにふさわしい、世界レベルの「理想の住宅」がテーマです。ここでは、ホテルブランデッドレジデンスとして、ハイグレードなサービスを提供します。居住者専用のラウンジやスパのほか、各住戸ごとに専用のエレベーターホールも備えます。” と書いてあります。

● 想像を絶する超高額な分譲価格になりそう!
 「東京都環境局」のHPを見ると、「メインタワー(A街区)」の「住宅(分譲91戸)」の用途別床面積は、55,948.62㎡となっています。単純計算で、55,948.62㎡÷91戸=約615㎡となります。平均が約615㎡なので、最高階の一番広い住戸は更に広くなります。

 もちろん、「廊下・階段・バルコニー」などの「共用部分」を除く「専有面積」はより狭くなりますが、日本ではかつてないレベルの超高級分譲マンションになると思われます。「ここはニューヨーク? もしくは香港?」かと驚くような、国内外の超富裕層向けの想像を絶する高額な分譲価格になりそうです(笑)。


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53階は構造切替階
 
「共同住宅」と「オフィス」は柱の位置が異なるので、「構造切替階」で、柱の位置を切り替えます。「トラス構造」になっている53階が「構造切替階」となります。「構造切替階」は、柱が斜めに入り組んで使いにくいので、「機械室」となる場合が多いです。

 多くの超高層ビルは、共同住宅部分は上から見るとビルの中央部分が「空洞」になっています。この図を見ても空洞には見えませんが、71層(地上64階、塔屋2階、地下5階)、延床面積461.876.64㎡のビルの11層も使用しているに用途別床面積が55,948.62㎡しかないので、内部が空洞になる可能性が高いです。


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「立面図」です。


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「平面図」です。



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2021年2月20日 (土)

総延床面積約861,500㎡、総事業費約5,800億円の「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」 「アマンレジデンス 東京」&「ジャヌ東京」が誕生! 

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虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
 「森ビル」は「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」を2019年8月5日に着工しました。総延床面積約861,500㎡、総事業費約5,800億円の超巨大プロジェクトになります。

 1989年に「街づくり協議会」を設立し、約30年かけ約300人の権利者と議論を重ね、計画を推進してきました。2017年には国家戦略特区法に基づき都市計画決定され、2019年8月5日に着工を迎えました。

 引用資料 森ビル(2019/08/22)
 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」いよいよ始動

 総延床面積約861,500㎡、オフィス総貸室面積213,900㎡、住宅戸数約1,400戸、「メインタワー」の高さは約325m、就業者数約20,000人、居住者数約3,500人、想定年間来街者数2,500~3,000万人で、そのスケールとインパクトは「六本木ヒルズ」に匹敵します。

● 「アマンレジデンス 東京」&「ジャヌ東京」が誕生!
 「森ビル」は、2023年の開業に向けて推進中の大規模都市再生事業「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」において、世界有数のスモールラグジュアリーリゾートとホテルを擁する「アマン」とのパートナーシップにより、ブランデッドレジデンス「アマンレジデンス 東京」と、アマンの姉妹ブランドとなる日本初進出のラグジュアリーホテル「ジャヌ東京」を開業します。

 引用資料 森ビル(2021/02/18)
 「アマンレジデンス 東京」「ジャヌ東京」が虎ノ門・麻布台プロジェクトに誕生

虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門五丁目、麻布台一丁目および六本木三丁目の各地内
◆ 区域面積-約81,000㎡ 
◆ 敷地面積-約63,900㎡
◆ 延床面積-約861,500㎡
◆ 用途-共同住宅(約1,400戸)、オフィス(約213,900㎡)、店舗(約150店)、ホテル(約120室)、インターナショナルスクール(約14,000㎡、ブリティッシュ・スクール・イン・東京(予定))、中央広場(約6,000㎡)、文化施設(約9,000㎡)等
◆ 着工-2019年08月05日
◆ 竣工-2023年03月31日予定
◆ 総事業費-約5,800億円

メインタワー(A街区)の概要
◆ 計画名-虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事 A街区
◆ 所在地-東京都港区麻布台一丁目314番3 外
◆ 階数-地上64階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部325.19m
◆ 敷地面積-24,104.21㎡
◆ 建築面積-15.247.18㎡
◆ 延床面積-461.876.64㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、一部場所打ちコンクリート杭
◆ 地震対策-制振構造(オイルダンパー×304基、粘性体制震壁×302基、座屈拘束ブレース×1,200基、AMD(アクティブマスダンパー))
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、各種学校、駐車場等
◆ 総戸数-全91戸(アマンレジデンス 東京)
◆ 建築主-虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合
◆ 設計者-森ビル
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2019年08月05日
◆ 竣工-2023年03月31日予定

西棟(B-1街区)の概要
◆ 計画名-虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事 B-1街区
◆ 所在地-東京都港区麻布台一丁目32番6 外
◆ 階数-地上64階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部262.83m
◆ 敷地面積-9,648.39㎡
◆ 建築面積-6.377.03㎡
◆ 延床面積-185,228.13㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造(オイルダンパー×267基、粘性体制震壁×288基、AMD(アクティブマスダンパー))
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、保育所、駐車場等
◆ 総戸数-970戸(分譲802戸、サービスアパートメント168戸)
◆ 建築主-虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合
◆ 設計者-森ビル
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 着工-2019年10月01日
◆ 竣工-2023年03月31日予定

東棟(B-2街区)の概要
◆ 計画名-虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事 B-2街区
◆ 所在地-東京都港区麻布台一丁目12番、13番 外
◆ 階数-地上54階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部237.20m
◆ 敷地面積-16,467.87㎡
◆ 建築面積-8,273.24㎡
◆ 延床面積-169,248.83㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造(オイルダンパー×172基、粘性体制震壁×220基、AMD(アクティブマスダンパー))
◆ 用途-共同住宅、ホテル、店舗、集会場
◆ 総戸数-約330戸
◆ 客室数-約120室(日本初進出のアマンの姉妹ブランドホテル「ジャヌ東京」))
◆ 建築主-虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合
◆ 設計者-森ビル
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2019年08月05日
◆ 竣工-2023年03月31日予定


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「虎ノ門・麻布台プロジェクト完成イメージ」です。


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基準階平面図

 「メインタワー」の基準階平面図 です。約80m×約80mの巨大なオフィスビルです。規準階面積約4,600㎡(4,300㎡~4,840㎡)と「六本木ヒルズ」の約4,500㎡を上回ります。


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地震対策

 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」では、万が一の災害時には、「逃げ込める街」となるべく、様々な取り組みを行っています。3棟のタワーは、適切な制振装置を導入することで、東日本大震災レベルの地震が起きた場合でも、安心して事業継続が可能な耐震性能を備えています。

 高強度の鋼材やコンクリートを構造部材にバランスよく採用するとともに、地震時の揺れを効率的に低減できる場所に制振装置を積極的に配置し、高い耐震性を実現します。

 さらに、風揺れにも効果的な制振装置を各層に積極的に採用し、加えて建物頂部には風揺れ低減を目的とした大型制振装置「アクティブマスダンパー」を設置することで、地震以外の揺れにおいても、低減に努めています。

◆ オイルダンパー
 オイルの流体抵抗が揺れのエネルギーを吸収することで、風揺れから大地震まで制震効果を発揮します。メインタワー(304基)、西棟(267基)、東棟(172基)、低層棟(21基)

◆ 粘性体制震壁
 高粘度の粘性体の粘性せん断抵抗力を利用して、風や地震に伴う建物の揺れによる振動エネルギーを吸収します。メインタワー(302基)、西棟(288基)、東棟(220基)

◆ 座屈拘束ブレース
 柔らかく延び能力のある鋼材を使用したブレースで、大地震時のエネルギーを効果的に吸収します。メインタワー(1,200基)、低層棟(113基)


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「立面図」です。

● 世界トップレベルの住宅「アマンレジデンス 東京」
 A街区最上部(54階~64階)に誕生する全91戸の「アマンレジデンス 東京」は、ホテルブランデッドレジデンスとしてエクスクルーシブなサービスを提供するほか、居住者専用の1,400㎡もの「アマン・スパ」も備えます。

● 日本初進出のアマンの姉妹ブランドホテル「ジャヌ東京」
 B-2街区低層部(1階~13階)には、モダンで遊び心のあるアマンの姉妹ブランド「ジャヌ」の客室数約120室のホテルが誕生します。サンスクリット語で「魂(Soul)」を表すジャヌは、ユニークなアプローチにより、より人間らしい関わり合いや、個人と社会がよりよく繋がるための「ソーシャル ウェルネス」に重きを置いた体験を提供します。


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「平面図」です。


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東側の「桜田通」側から見た様子です。2021年1月の建設状況です。両側が高い谷のような場所に建設している様子がよく分かります(写真提供読者さん)。


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「B街区」です。大規模に工事が行われています。「乗入れ構台」が見えます(写真提供読者さん)。


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「霊友会釈迦殿」側です(写真提供読者さん)。


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「C街区」です(写真提供読者さん)。



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2021年2月19日 (金)

千代田区 地上26階、高さ約126mの「内神田一丁目地区第一種市街地再開発事業」 2021年2月19日に市街地再開発事業の個人施行を認可!

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―内神田一丁目地区第一種市街地再開発事業-
 「三菱地所」が参画する「都市再生特別地区(内神田一丁目地区)」は、オフィスビル2棟の敷地を一体開発する再開発事業を想定しており、2022年4月に着工、2025年度の完成を予定しています。

 引用資料 首相官邸(PDF:2019/12/17)
 都市再生特別地区 (内神田一丁目地区)都市計画(素案)の概要

 再開発予定地は、東京都が国家戦略特区の都市再生プロジェクトとして提案している事業の1つで、 大手町地区から日本橋川を挟んだ北側に位置する内神田一丁目の敷地面積約5,100㎡です。「コープビル」と「日立鎌倉橋ビル」の2棟が立地しています。

● 市街地再開発事業の個人施行を認可!
 「東京都」は、都市再開発法第7条の9第1項の規定に基づき、「内神田一丁目地区第一種市街地再開発事業」の個人施行を2021年2月19日(金)に認可します。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2021/02/18)
 内神田一丁目地区第一種市街地再開発事業の施行を認可します

 市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を行うとともに、神田・大手町エリアの回遊性向上と東京の国際競争力の強化及び地域の防災性向上を図ります。

内神田一丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都千代田区内神田一丁目1番12、14
◆ 階数-地上26階、地下4階
◆ 高さ-約126m
◆ 地区面積-約10,000㎡
◆ 敷地面積-約5,100㎡
◆ 延床面積-約約85,173㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、ビジネス支援施設、駐車場 他
◆ 建築主-三菱地所が参画
◆ 設計者-三菱地所設計
◆施工者-(未定)
◆ 着工-2022年04月予定
◆ 竣工-2025年度予定
◆ 総事業費-約551億円


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「イメージパース」です。元の画像が小さすぎて、拡大しても荒すぎて分かりにくいですが、上記の「首相官邸」が公開したイメージパースと低層部のデザインが少し変更になっているように見えます(引用:東京都都市整備局)。


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「通りからアイストップとなる部分を緑化し、緑の軸を強化する」です(引用:首相官邸)。


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「交流広場イメージ(イベント活用時)」です(引用:首相官邸)。


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「断面イメージ」です(引用:東京都都市整備局)。


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「配置図」です(引用:東京都都市整備局)。


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「位置図」です。「コープビル」と「日立鎌倉橋ビル」の2棟の敷地を一体的に再開発します(引用:首相官邸)。



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2021年2月18日 (木)

つくばエクスプレス・東武アーバンパークライン「流山おおたかの森」駅前 流山おおたかの森S・C FLAPS 2021年3月31日オープン!

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-流山おおたかの森S・C FLAPS-

 「髙島屋」の連結子会社である「東神開発」は、つくばエクスプレス・東武アーバンパークライン「流山おおたかの森駅」前に開発する「流山おおたかの森S・C FLAPS(フラップス)」の開業日を2021年3月31日(水)に決定しました。

 引用資料 高島屋・公式HP(PDF:2021/02/16)
 東神開発】「流山おおたかの森S・C FLAPS」2021年3月31日オープン
 
 開業日を皮切りに、「無印良品」、「ボーネルンドあそびのせかい」、「Daily Table KINOKUNIYA」、「Flying Tiger Copenhagen」ほか、関東初出店や千葉県初出店、SC初出店の店など、計32店舗の専門店が順次オープンします。

 東神開発は2004年から行政等の「街づくりパートナー」として、「流山おおたかの森駅」周辺を開発しており、今後「FLAPS」を皮切りに、2022年夏までに3つの施設を開業予定です。

 「FLAPS」は、既存の「流山おおたかの森S・C」、「流山おおたかの森S・C ANNEX1」、「こかげテラス」と合わせて、南口都市広場を中心とした駅周辺エリア発展のシンボルとなるような施設を目指します。

流山おおたかの森S・C FLAPSの概要
◆ 交通-つくばエクスプレス・東武アーバンパークライン「流山おおたかの森」駅
◆ 規模-地上6階、屋上階
◆ 敷地面積-約2,900㎡
◆ 延床面積-約11,300㎡
◆ 建築主-東神開発
◆ 設計者・デザイン監修-マウントフジアーキテクツスタジオ一級建築士事務所
◆ 施工者-フジタ
◆ オープン-2021年03月31日予定


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「FLAPS イメージ」です。


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「南口都市広場(完成イメージ図)」です。


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「FLAPS イベントスペースイメージ」です。


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「流山おおたかの森駅」周辺エリア開発 MAPです。



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2021年2月17日 (水)

「KAWASAKI DELTA」の南西側 川崎駅西口大宮町地区地区施設整備活用事業 優先交渉権者が「ホリプロ」を代表とするグループに決定!

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-川崎駅西口大宮町地区地区施設整備活用事業-

 JR東日本は、川崎駅西口大宮町地区で大規模複合施設「KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ)」を建設中です。この街区は以前は「大宮町地区 A―2街区」と呼ばれていました。

 再開発前は、街区中央を廃止された市道が分断していました。再開発に向けて、川崎市は街区を分断している廃道部分を「JR東日本」に売却しました。これによりJR東日本は一体的な開発が可能となりました。一方で「川崎市」は、JR東日本の所有地の南西側の一部を緑地用地として取得しました。

● ホリプログループがホールを整備!
 「川崎市」が、JR東日本から取得した緑地用地で、「川崎駅西口大宮町地区地区施設整備活用事業」の事業者の募集が行われました。川崎市民間活用推進委員会民間提案審査部会の審査を踏まえ、優先交渉権者がホリプロを代表とするグループに決定しました。

 引用資料 川崎市・公式(2021/02/16)
 川崎駅西口大宮町地区地区施設整備活用事業の事業者の決定について

 建設通信新聞(2021/02/17)
 ホリプログループがホール整備/JR川崎駅西口大宮町地区緑地活用/川崎市

 敷地面積約1,027㎡で、緑に包み込まれたような新施設には、音楽用途などに利用できる大小2つのホールを設けます。原則20年間の事業用定期借地契約を結び、2022年度中に供用開始します。

 音楽を軸にソフト事業を実施しますが、音楽の他にも、お笑いなどの演芸・企業イベント・トークショーや講演会や料理・メイク・ダンス・演技の教室やレッスンなど観覧型から参加型まで多様なラインナップを提供します。また、災害時には一時待機場所としても地域に提供します。


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「イメージパース」です。


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「イベント利用イメージ」です。


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「位置図」です。


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KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ)
 JR東日本は、「川崎駅西口大宮町地区」において、川崎市の中心的な広域拠点としての商業・業務エリアの形成を目指し、複合的土地利用による都市機能の強化を図るために、業務・宿泊・商業施設を新設する計画を進めています。

 JR東日本は、街区名称を「KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ)」に決定しています。街区内は「JR川崎タワー オフィス棟・商業棟」と「ホテルメトロポリタン 川崎」、歩行者デッキ上の中央広場「デルタプラザ」による構成とします。先行して2020年5月18日に「ホテルメトロポリタン 川崎」が開業しています。

 引用資料 JR東日本(PDF:2020/03/26)
 川崎駅西口開発計画 2021年4月全体完成 街区名称を「KAWASAKI DELTA」に決定

● 商業棟が2021年5月13 日(木)より順次開業!
 JR東日本は2021年1月22日に、川崎駅西口開発計画「KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ)」において、「JR川崎タワー」商業棟が2021年5月13日から順次開業すると発表しました。

 JR東日本(PDF:2021/01/22)
 JR川崎タワー 商業棟が2021年5月13日(木)より順次開業

KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ)の概要
◆ 計画名-川崎駅西口開発計画
◆ 所在地-神奈川県川崎市幸区大宮町1番地5
◆ 交通(ホテルメトロポリタン 川崎を基準)-JR東海道線・南武線・京浜東北線「川崎」駅より徒歩約2分、京急「川崎」駅より徒歩約9分
◆ 階数-(オフィス高層棟)地上29階、塔屋2階、地下2階、(オフィス低層棟)地上5階、地下1階、 (ホテル棟)地上16階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-(オフィス高層棟)最高部約135m、軒高128.25m、(オフィス低層棟)約27m、(ホテル棟))最高部約65m、軒高約59m
◆ 敷地面積-12,429.60㎡(施設全体)
◆ 建築面積-11,050.75㎡(施設全体)
◆ 延床面積-136.468.85㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、ホテル、商業施設
◆ 客室数-全304室(スイートルーム×1室、ツインルーム×101室、クイーンルーム×202室)
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者・監理者-ジェイアール東日本建築設計事務所(オフィス棟構造設計協力 大成建設)
◆ ホテルインテリアデザイン監修-SUPPOSE DESIGN OFFICE Co., Ltd.
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2018年05月18日(起工式)
◆ 竣工-2021年04月30日予定
◆ オープン-2020年05月18日(ホテルメトロポリタン 川崎)、2020年05月13日予定(順次開業)



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2021年2月16日 (火)

祝! 「日経平均株価」が終値で3万円を突破! 「東証1部」の過去40年間(1980年~2021年)の時価総額の推移を見比べてみました。

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-日経平均株価-

 兜町には、兜町の象徴である「平和不動産」が所有する「東京証券取引所ビル」があります。地上15階、塔屋2階、地下3階、延床面積49,627.82㎡で、バブル期の1988年4月に竣工しました。

 2021年2月15日の東京株式市場で「日経平均株価」が大幅反発しました。終値は前週末比564円08銭高の3万0084円15銭と、1990年8月2日以来、約30年半ぶりの高値を付けました。

 「日本銀行」だけでなく、アメリカやヨーロッパの中央銀行が大規模な金融緩和を続ける中、行き場をなくしたマネーが株式市場に流れ込んでいます。景気の回復を伴わない株高を「金融相場」と呼びます。日本の場合は「日本銀行」の買い支えしているので「官製相場」とも言われています。

 回復基調とは言え、まだまだ「コロナ禍」で経済が停滞している中で、株価だけが上がっている今の状況は異常かも知れません。それでも私は好意的に捉えています。株価が下がると実体経済に更に深刻なダメージを与えるからです。

● TOPIX(東証株価指数)はそんなに上がっていない!
 「日経平均株価」の急上昇を見ていると日本株は異常に上がってバブルのような感じを受けますが、実は日本株全体ははそんなに上がっていません。アメリカの「ナスダック」や、イント、韓国、台湾などの株式市場がの方がはるかに急上昇しています。

 2021年2月15日の「日経平均株価」の終値は30,084.15円、「TOPIX(東証株価指数)」は1,953.94です。「日経平均株価」は、東証一部上場企業のうち、225銘柄を抽出したにすぎません。それに対して、「TOPIX」は東証一部上場企業すべてを対象にしています。

 「日経平均株価」は3万円を突破しましたが、一部の銘柄が日経平均株価を押し上げていて、「TOPIX」は2018年1月23日に付けた終値ベースの直近高値1911.07をやっと上回った段階です。1,953.94÷1911.07=102.2です。2018年1月23日の直近高値からわずか2.2%しか上昇していません。

 「TOPIX」と東証1部の時価総額はほぼ比例します。東証1部の時価総額は2018年1月に700兆円を超えた事がありす。2021年2月15日終値時点の時価総額は約731兆円です。時価総額もほとんど増えていない事が分かります。「TOPIX」が回復してこそ本当の日本株復活といえます。


東証1部時価総額の推移

 1980年12月~2021年2月までの約40年間の東証1部の時価総額の推移です。バブル期の急上昇がいかに異常だったのかよく分かります。またバブル崩壊がいかに凄まじかったのかよく分かります。

 ITバブル期(1999年~2000年頃)は本格回復を期待しましたが、ITバブル崩壊・・・ プチバブル期(2005年~2007年頃)には今度こそと期待しましたが、リーマンショックと東日本大震災のダブルパンチでした。

 2013年の「アベノミクス」から株価が本格回復します。2020年の「新型コロナウイルス」のパンデミックで、また株価暴落を覚悟しましたが、各国の中央銀行が大規模な金融緩和を行い株価暴落を食い止めています。

東証1部時価総額の推移
1980年12月27日     73,220,724百万円
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1981年12月28日     87,977,503百万円
1982年12月28日     93,604,668百万円
1983年12月28日  119,505,223百万円
1984年12月28日  154,842,419百万円
1985年12月28日  182,696,779百万円
1986年12月27日  277,056,380百万円
1987年12月28日  325,477,919百万円
1988年12月28日  462,896,374百万円
1989年12月29日  590,908,794百万円
1990年12月28日  365,154,865百万円
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1991年12月30日  365,938,798百万円
1992年12月30日  281,005,635百万円
1993年12月30日  313,563,357百万円
1994年12月30日  342,140,944百万円
1995年12月29日  350,237,510百万円
1996年12月30日  336,385,108百万円
1997年12月30日  273,907,955百万円
1998年12月30日  267,783,547百万円
1999年12月30日  442,443,338百万円
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2000年12月29日  352,784,685百万円
2001年12月28日  290,668,537百万円
2002年12月30日  242,939,136百万円
2003年12月30日  309,290,031百万円
2004年12月30日  353,558,256百万円
2005年12月30日  522,068,129百万円
2006年12月29日  538,629,548百万円
2007年12月28日  475,629,039百万円
2008年12月30日  278,988,813百万円
2009年12月30日  302,712,168百万円
2010年12月30日  305,693,030百万円
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2011年12月30日  251,395,748百万円
2012年12月28日  296,442,945百万円
2013年12月30日  458,484,253百万円
2014年12月30日  505,897,342百万円
2015年12月30日  571,832,889百万円
2016年12月30日  560,246,997百万円
2017年12月29日  674,199,186百万円
2018年12月28日  562,121,332百万円
2019年12月30日  648,224,522百万円
2020年12月30日  666,862,093百万円
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2021年02月15日 7,312,641億円(普通株式ベース)

(備考)「NTTドコモ」は、親会社の「日本電信電話(NTT)」によるTOB(株式公開買い付け)の成立を受け、2020年12月25日に上場廃止となりました。12月24日終値ベースの時価総額は約12.5兆円でした。時価総額約12.5兆円が消えたので、2020年12月30日と2021年2月15日に12.5兆円をプラスすると時価総額の推移としては分かりやすいと思います。


時価総額上位20社

 2021年2月15日(月)終値時点の時価総額上位20社です。「ソフトバンクグループ」が、驚異的な決算により時価総額が20兆円を突破、「ソニー」も決算の大幅上方修正により15兆円を突破、「ユニクロ」を展開する「ファーストリテイリング」が10兆円を突破しています。

 京都企業が絶好調で、「日本電産、任天堂、村田製作所」の3社が上位20社に入っています。京都企業は、時価総額1兆円を超える企業が8社(全国約150社)もあります。人口比から考えると驚異的です。

 ベスト5の常連だった「NTTドコモ」は、親会社の「日本電信電話(NTT)」によるTOB(株式公開買い付け)の成立を受け、2020年12月25日に上場廃止されました。

時価総額上位20社
01 トヨタ自動車 27,591,907百万円
02 ソフトバンクグループ 20,908,592百万円
03 ソニー 15,094,874百万円
04 キーエンス 14,368,710百万円
05 日本電信電話 11,117,248百万円
06 ファーストリテイリング 10,550,086百万円
07 日本電産 8,938,304百万円
08 任天堂 8,769,155百万円
09 リクルートホールディングス 8,720,626百万円
10 中外製薬 8,643,789百万円
11 信越化学工業 7,808,261百万円
12 KDDI 7,753,564百万円
13 三菱UFJフィナンシャル・グループ 7,354,650百万円
14 第一三共 7,163,851百万円
15 ソフトバンク 6,869,553百万円
16 ダイキン工業 6,860,333百万円
17 東京エレクトロン 6,848,107百万円
18 村田製作所 6,716,242百万円
19 オリエンタルランド 6,460,956百万円
20 エムスリー  6,110,765百万円



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2021年2月15日 (月)

高さ約232m、総延床面積約55万㎡の超高層ツインタワー「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」 解体工事が本格化 2021年2月中旬の状況

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-(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事

 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の敷地に計画されている「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」は、総延床面積549,869.65㎡のビッグプロジェクトです。

 2期に分けて施工する計画で、先に南側の「S棟」を建設します。「清水建設」の施工で2021年9月に着工する予定です。「S棟」の竣工後に、「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を解体して、跡地に「N棟」を建設します。2031年3月の全体完成を目指します。

 「S棟」が、地上45階、地下3階、高さ232.55m、「N棟」が、地上47階、地下3階、高さ232.55mの巨大な超高層ツインタワーで、用途は、「オフィス、商業施設、ホテル、共同住宅、駐車場、DHC施設等」となります。

 引用資料 首相官邸・国家戦略特区(2017/08/14)
 第12回 東京都都市再生分科会 配布資料

 引用資料 野村不動産(PDF:2017/08/15)
 浜松町ビルディング(東芝ビルディング)建替事業 「(仮称)芝浦一丁目計画」 整備方針について

(仮称)芝浦一丁目計画第Ⅰ期新築工事範囲解体工事
 現在は、「(仮称)芝浦一丁目計画第Ⅰ期新築工事範囲解体工事」が行われています。解体工事の工期は、2021年2月1日~2021年9月30日(予定)となっており、「清水建設」の施工で行われています。

(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1他 51筆
◆ 交通-(浜松町ビルディング基準)JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-(S棟)地上45階、地下3階、(N棟)地上47階、地下3階
◆ 高さ-(S棟)最高部232.55m、(N棟)最高部232.55m
◆ 敷地面積-40,104.74㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約29,800㎡(施設全体)
◆ 延床面積-549,869.65㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、商業施設、ホテル、共同住宅、駐車場、DHC施設等
◆ 総戸数-約350戸
◆ 建築主-野村不動産ビルディング、JR東日本
◆ 設計者-槇総合計画事務所、清水建設
◆ 施工者-(S棟)清水建設、(N棟)未定
◆ 解体工事(S棟)2021年02月01日~2021年09月30日予定
◆ 着工-(S棟)2021年09月01日予定
◆ 竣工-(全体)2031年03月31日予定


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「イメージパース 芝浦運河対岸より計画地を望む」です。


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「計画断面イメージ」です。


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「配置図」です。

● S棟の航空法の制限高(標高)約193m
 「羽田空港高さ制限回答システム」で調べると「S棟」の建設予定地の航空法の高さ制限は、制限高(標高)約193mです。「国土地理院」のソフトで調べると標高約3mです。約193m-約3m=約190mです。高さ232.55mなので、40m以上の大幅な規制緩和が行われています。


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浜松町ビルディング(東芝ビルディング)
 「(仮称)芝浦一丁目建替計画新築工事」の予定地に建っている「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」です。地上40階、塔屋1階、地下3階、高さ165.9mの超高層オフィスビルです。「東芝ビルディング」として、1984年3月に竣工しました。

浜松町ビルディング(東芝ビルディング) の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1号
◆ 交通-JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-地上40階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.9m 
◆ 敷地面積-34,506.91㎡
◆ 建築面積-14,741.10㎡(東芝浜松町ビルを含む場合16,464.58㎡)
◆ 延床面積-162,612.86㎡(東芝浜松町ビルを含む場合176,567.92㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造(水平方向の揺れを吸収するダイナミックスクリューとオイルダンパーを低層階を中心に102ヶ所設置)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-港建物、第一生命保険
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設、鹿島建設JV
◆ 着工-1981年08月
◆ 竣工-1984年03月


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南側から見た2021年2月中旬の状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「フェンス」で敷地が閉鎖されています(写真提供SOCIO34050氏)。


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敷地内が閉鎖されて通行出来なくなるので、「東京モノレール」の高架下に仮設の陸橋を整備したようです。「東京モノレール」の車窓と共に絶好の定点観測ポイントになりそうです(写真提供SOCIO34050氏)。


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内部の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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既存樹木の伐採が行われています(写真提供SOCIO34050氏)。


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東側の通りです(写真提供SOCIO34050氏)。


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東側の「芝浦運河」に架かる「新芝浦橋」です。何か工事が行われています(写真提供SOCIO34050氏)。


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「仮橋設置工事」が行われています。工期は2021年7月31日(予定)までとなっています。「新芝浦橋」が工事用車両の主な通行ルートになるので仮設の橋を建設しているようです(写真提供SOCIO34050氏)。


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超高層ビルが増えて芝浦周辺の景観が大きく変わりました(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)芝浦一丁目計画第Ⅰ期新築工事範囲解体工事」が行われています(写真提供SOCIO34050氏)。


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「解体工事のお知らせ」です。解体工事の工期は、2021年2月1日~2021年9月30日(予定)となっており、「清水建設」の施工で行われています(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供SOCIO34050氏)。



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2021年2月14日 (日)

JR新宿駅 まだまだ続く「新宿駅東西自由通路」の工事 国内最大規模の空間演出型の媒体を整備 2021年1月の建設状況

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-新宿駅東西自由通路-
 新宿駅は1日の乗降客が約350万人を超える国内最大のターミナルです。常にどこかで工事が行われている新宿駅ですが、2012年9月から「新宿駅東西自由通路」の工事が行われています。

 「新宿駅東西自由通路」は、JR新宿駅の東口改札と西口改札を結ぶ改札内通路(北通路)を拡幅し、改札位置を変更して東西の行来を可能とする通路であり、新宿駅周辺における歩行者の回遊性向上に貢献します。

 改札内の通路(幅員約17m)を拡幅し、東口と西口を結ぶ幅員約25m、延長約100mの自由通路を整備していましたが、2020年7月19日(日)初電から供用開始しました。2021年春頃の完成を予定しています(写真提供読者さん)。

 引用資料 JR東日本(PDF:2020/06/02)
 新宿駅東西自由通路の供用開始および東口駅前広場の歩行者空間整備等について


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「東改札前」の完成時のイメージです。


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「西改札前」の完成時のイメージです。


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整備前(2012年)の配置図です。


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東西自由通路の供用開始時点(2020年7月)の配置図です。東西自由通路の供用開始により、地下の魔宮とも呼ばれていた「新宿ダンジョン」が劇的に解消しました。「新宿駅東西自由通路」の工事はまだ続いていて2021年春頃の完成を予定しています。


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新宿駅東西自由通路に新たな情報発信拠点

 JR東日本では、グループ経営ビジョン「変革 2027」に掲げる「都市を快適に」および生活サービス事業成長ビジョン「CITY UP!」の実現に向けて、山手線を起点にまちの個性を引き出し、まちや人が有機的につながる心豊かな都市生活空間「東京感動線」の創造を進めています。

 約370万人/日の世界一の乗降客が行き交う新宿駅の「東西自由通路」において、国内最大規模の空間演出型の媒体を「ジェイアール東日本企画」と共同で整備します。「東西自由通路」に、国内最大規模のLEDデジタルサイネージおよび天井面への演出照明・音響装置など空間演出型の媒体を整備します。2021年春頃の運用開始を予定しています。

 引用資料 JR東日本(PDF:2020/12/16)
 新宿駅東西自由通路に新たな情報発信拠点を創造します!

 世界最高峰のデジタルアート集団「Moment Factory (モーメントファクトリー)社」を起用しました。光・音・映像を連動させた従来の駅にはない媒体を用いて、新宿の新たな都市景観を創造するとともに、様々な情報発信します。

 新宿をモチーフにしたアートや、時間帯・季節に応じて映像・照明・音響装置を使用し統一感のある演出を行うことで、地域の魅力発信と新たな体験価値を創造し、新宿の新しいシンボルとなることを目指します。2021年春頃の運用開始を予定しています。


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「広告展開イメージ」です。


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「環境演出イメージ」です。


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「東西自由通路の位置および演出エリア」です。「新宿駅東西自由通路」が完成する2021年春頃の運用開始を予定しています。


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「新宿駅東西自由通路」は、2020年7月19日に供用開始しましたが、まだまだ工事は続いています(写真提供読者さん)。


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「仮囲い」が設置されて通路が狭くなっています(写真提供読者さん)。


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2021年春頃に「仮囲い」が撤去されるようです(写真提供読者さん)。



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2021年2月13日 (土)

地上43階、高さ約210mの「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」 国土交通省が民間都市再生事業計画として認定、正確な概要が判明!

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-(仮称)赤坂二丁目プロジェクト-
 
森トラストは、竣工した「虎ノ門パストラル」跡地、「赤坂ツインタワー」建て替え、「三田43MTビル」を中心とした再開発など、東京都港区内で計画している3件の開発予定地に積極投資しています。

 「森トラスト」は、赤坂ツインタワー跡地を中心とした約5,000坪の敷地において推進している「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の整備方針をまとめました。

 「完成イメージ」を見ても分かりますが、首都高速都心環状線沿いの「NTT赤坂ビル」は残ります。美装化して容積率の移転を行うと思われます。建築主に「エヌ・ティ・ティ都市開発」も参画しているのはそのためだです。

● 国土交通省が民間都市再生事業計画として認定!
 国土交通大臣は、「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」を優良な民間都市再生事業計画として認定しました。これにより、金融支援や税制上の特例措置等の支援が受けられます。

 引用資料 国土交通省(2021/02/12)
 ジャパンブランド発信施設等により、国際競争力強化を推進 ~(仮称)赤坂二丁目プロジェクトを国土交通大臣が認定~

 「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」では、歴史・文化発信施設や滞在施設の整備、観光情報の提供といった文化発信・観光支援機能を導入するとともに、歩行者ネットワークの強化、周辺の緑地と連携したまとまりのある緑地の確保を行うことで、東京の都市再生への貢献を図ります。

 「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」は、これまで大雑把な概要しか分かりませんでしたが、「国土交通省」の資料により正確な「敷地面積、建築面積、延床面積」が判明しました。

(仮称)赤坂二丁目プロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都港区赤坂一丁目1722番1他
◆ 階数-(新築建物)地上43階、塔屋2階、地下3階、(既存建物)地上7階、地下3階
◆ 高さ-(新築建物)最高部約210m
◆ 敷地面積-(施設全体)15,686.66㎡、(新築建物)13,102.25㎡、(既存建物)2,584.41㎡
◆ 建築面積-(施設全体)7,773.81㎡、(新築建物)6,732.22㎡、(既存建物)1,041.59㎡
◆ 延床面積-(施設全体)218,277.92㎡、(新築建物)208,453.72㎡、(既存建物)9,923.80㎡
◆ 容積対象面積-(施設全体)179,893.29㎡、(新築建物)170,640.00㎡、(既存建物)9,253.29㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、ホテル、共同住宅、展示施設、診療所、駐車場 等
◆ 建築主-森トラスト、エヌ・ティ・ティ都市開発
◆ 設計者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2021年01月15日
◆ 竣工-2025年10月15日予定


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「概要図」です。上層階は「共同住宅」と「ホテル」になります。


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「配置図」です。完成イメージ図を見ると四角いビルに見えますが、「L字型」です。


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「位置図」です。


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「事業スケジュール(予定)」です。2021年1月15日着工、2025年10月15日竣工予定です。


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「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の2021年1月の状況です(写真提供読者さん)。


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「No2ゲート」です(写真提供読者さん)。


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本格的に工事が行われています。


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「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の建築計画のお知らせです。「国土交通省」の資料により、計画通り2021年1月15日に着工した事が判明しました(写真提供読者さん)。



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2021年2月12日 (金)

渋谷区 高さ約179m、高さ約133mの「(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」 2021年1月の建設状況

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-(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業-
 
JR渋谷駅の南側の「(仮称) 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」の予定地にはたくさんの雑居ビルが建っていましたが、解体工事が終わり、本格的に工事が行われていて、光景が一変しています。

 渋谷の他の再開発と比べて、圧倒的に地権者の数が多いため合意形成までには涙ぐましい努力があった事は容易に想像出来ます。渋谷を「金城湯池(非常に守りの堅いたとえ)」とする東急グループの執念を感じます。

 引用資料 東急不動産(2018/10/31)
 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業 権利変換計画認可を受け2019年1月より解体着工

(仮称) 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区桜丘町、道玄坂一丁目及び渋谷三丁目各地内
◆ 対象区域-約26,000㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約16,970㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約254,830㎡(施設全体)

A街区の概要
◆ 階数-地上39階、地下4階
◆ 高さ-最高部179.97m(TP+17.26m)
◆ 敷地面積-8,072.28㎡
◆ 建築面積-7,392.15㎡
◆ 延床面積-184,602.81㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場 等
◆ 建築主-渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合(参加組合員・事業協力者・地権者-東急不動産)
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2019年05月01日
◆ 竣工-2023年11月30日予定

B街区の概要
◆ 階数-地上29階、地下2階(地上30階、地下1階 補助第18号線レベルを1階とした場合の階数)
◆ 高さ-最高部133.00m(TP+22.80m)
◆ 敷地面積-8,478.93㎡
◆ 建築面積-5,791.01㎡
◆ 延床面積-69,156.19㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、サービスアパートメント、駐車場 等
◆ 総戸数-約170戸
◆ 建築主-渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合(参加組合員・事業協力者・地権者-東急不動産)
◆ 設計者-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2020年05月01日
◆ 竣工-2023年11月30日予定

C街区の概要
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 高さ-最高部17.00m(TP+28.44m~)
◆ 敷地面積-約418㎡
◆ 建築面積-約320㎡
◆ 延床面積-約830㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 用途-教会 等
◆ 建築主-渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合(参加組合員・事業協力者・地権者-東急不動産)
◆ 設計者-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2019年07月01日
◆ 竣工-2020年05月15日予定


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「アーバン・コアイメージ」です。


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「補助線街路第18号線上空横断橋イメージ」です。


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組合設立認可時点の「配置計画図」です。配置図のほとんど変更は無いと思われます。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2015/09/14) リンク切れ
 渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合の設立認可について


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組合設立認可時点の「断面図」です。階数が変更になりましたが、参考になると思います。


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「(仮称) 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」の2021年1月の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「A街区」の建設現場です。JR線からかなり掘り下げています(写真提供読者さん)。


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「A街区」を視点を下げて見た様子です(写真提供読者さん)。


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JR線を鉄骨で支えています(写真提供読者さん)。


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奥が「B街区」です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業 A街区」の建築計画のお知らせです。


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「(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業 B街区」の建築計画のお知らせです。


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「(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業 C街区」の建築計画のお知らせです。



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2021年2月11日 (木)

半導体生産で世界最強の台湾の「TSMC(台湾積体電路製造)」 日本初となる本格的な開発拠点を茨城県つくば市に設立!

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-電子立国日本の自叙伝-

 今から約30年前、HNKスペシャル「電子立国日本の自叙伝(第1回は1991年1月27日放送)」が放送されました。「第1回 新・石器時代」、「第2回 トランジスタの誕生」、「第3回 石になった電気回路」、「第4回 電卓戦争」、「第5回 8ミリ角のコンピューター」、「第6回 ミクロン世界の技術大国」の全6回でした。

 正に「HNKスペシャル」という素晴らしい内容で、私の人生の中で一番素晴らしいテレビ番組と思っています。当時毎晩VTRで見返していたので、1回~第6回を延べ100回以上は見たと思います。元々半導体産業には興味がありましたが、この番組で私の半導体の知識が100倍以上になったと思います。

 第1回のオープニングの一部に、 ”日本が海外に輸出する電気製品の総額は約10兆500億円、自動車輸出に次ぐ稼ぎ頭である。これらエレクトロニクス製品のすべてに大量の半導体素子が使われている。日本が昨年生産した半導体素子は、トランジスタ単体やダイオードも含めれば約600億個、これは全世界の生産量の半分を超える量である。” という解説があります。

 当時いかに日本が半導体で世界を席巻していたか分かります。特に「DRAM」の強さは圧倒的で、向かうところ敵なしでした。しかし 1990年代中頃からアメリカの復活や韓国や台湾などの猛烈な追い上げがあり、今は見る影もありません。放送があった1991年には、日本の半導体産業がこんなに苦境に陥るとは夢にも思っていませんでした。

● 半導体材料と半導体製造装置は今でも強い 
 すっかり影が薄くなった日本の半導体産業ですが、「半導体材料」と「半導体製造装置」は今でも強いです。シリコンウェハーやフォトレジストなどの「半導体材料」に関しては世界一で、「半導体製造装置」もアメリカに次ぐ2位です。

 日本の「半導体製造装置」のメーカーは、前工程装置の「東京エレクトロン」、検査装置の「アドバンテスト、レーザーテック」、後工程装置の「ディスコ」が、2021年2月10日の終値時点で時価総額が1兆円を超えています。

 日本の半導体に関する2つの大きなニュースがありました。1つ目が半導体の受託生産で世界最大手の台湾の「TSMC」が茨城県つくば市に先端半導体の研究開発拠点を設立する方針であること、2つ目が半導体大手の「ルネサスエレクトロニクス」が、イギリスの「ダイアログ・セミコンダクター」の全株式を取得することで合意した事です。


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 半導体生産で世界最大手の台湾の「TSMC(台湾積体電路製造)」は2月9日、日本初となる本格的な開発拠点を茨城県つくば市に設立すると発表しました。

 半導体材料や半導体製造装置で強みを持つ日本勢と連携します。日本の半導体関連産業にとっても最先端の製造技術を持つ「TSMC」の進出メリットは大きいです。年内に全額出資子会社を設立します。投資額は186億円になる見込みです。

 「TSMC」は、2021年の設備投資計画を最大280億米ドル(1$=105円として約2兆9400億円)に設定し、前年実績から大幅に引き上げます。それに比べる投資額は186億円と「すずめの涙」ほどの金額ですが、「TSMC」が日本に進出する意味合いは非常に大きいです。

● 世界最強の半導体メーカーTSMC
 「TSMC(台湾積体電路製造:Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd.)」は、1987年にアメリカの「テキサス・インスツルメンツ」の上級副社長だった「モリス・チャン」が台湾で創業しました。半導体製造に特化した「ファウンドリ」で、ファウンドリ市場シェアは世界の半分以上を確保しています。

 「TSMC」がいかに凄い会社かというと、2021年2月10日の終値時点での時価総額は693,316,340千ドルです。1$=105円として約72.7兆円です。これは「トヨタ自動車」の約2.7倍です。

 半導体微細化技術で独走しており、世界最先端の5ナノメートル(nm)プロセスチップの生産を本格化しています。2022年には遥かに難度の高い3nmチップの生産に入る予定です。半導体の盟主だった「インテル」は、7nmチップの製造プロセスの開発が大幅に遅延しており、「TSMC」との技術格差は開くばかりです。

 世界最速のスーパーコンピュータ「富岳」のCPUである富士通の「A64FX」、アップルが自社開発した高性能CPU、世界を席巻している「NVIDIA」のGPUの製造は、「TSMC」が行っています。今や「TSMC」は世界で最も必要とされている会社と言っても過言ではありません。

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ルネサスエレクトロニクス

 すっかり影が薄くなった日本の半導体企業ですが、頑張っている企業もあります。NAND型フラッシュメモリーの「キオクシアホールディングス(旧:東芝メモリホールディングス)」、CMOSイメージセンサーの「ソニー」、車載用マイコンの「ルネサスエレクトロニクス」などです。

 「ルネサス エレクトロニクス」とイギリスのアナログ半導体会社「Dialog Semiconductor Plc」は2月8日、ルネサスがDialogを買収することで合意したと発表しました。

 ルネサスエレクトロニクス(2021/02/08)
 ルネサスがDialog社を買収し、 組み込みソリューションでのグローバルリーダーシップを強化

 「Dialog」は、パワーマネジメント、チャージング、AC/DCコンバータ、Wi-Fi、Bluetooth Low Energy(BLE)技術を提供する企業で、「ルネサス」がDialogの発行済普通株式と発行予定普通株式を1株当たり67.50ユーロですべて取得することで合意しています。買収総額は約49億ユーロ(約6157億円)に相当します。



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2021年2月10日 (水)

北区 地上26階、高さの最高限度115mの「赤羽一丁目第一地区市街地再開発事業」 2021年度に本組合設立、2023年度に着工予定!

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-赤羽一丁目第一地区市街地再開発事業-
 
「赤羽一丁目第一地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、赤羽駅東口から徒歩2分に位置する約0.5haの区域であり、賑わいのある飲食街を中心に大変活気のある地区です。

 一方で、駅前としての土地の有効利用がなされておらず、老朽化した建物が密集し、狭隘な道路も存在することから、合理的で健全な土地の高度利用と都市機能向上および、都市環境や災害防止の観点からも街並みの更新が求められるエリアとされていました。

 「丸紅都市開発」は、「丸紅」と共に事業協力者として計画推進中の「赤羽一丁目第一地区第一種市街地再開発事業」について、2020年8月17日に都市計画決定の告示がなさました。

 引用資料 丸紅都市開発(PDF:2020/11/30)
 『赤羽一丁目第一地区第一種市街地再開発事業』都市計画決定について

● 2021年度に本組合設立、2023年度に着工予定!
 「建設通信新聞」によると「赤羽一丁目第一地区市街地再開発事業」は、2021年度に本組合設立、2023年度に着工予定のようです。現時点では、地上26階、地下1階、高さ約111m(建築物の高さの最高限度115m)で計画されています。

 建設通信新聞(2021/02/10)
 東京都北区で再開発事業を計画している赤羽一丁目第一地区市街地再開発準備組合は、2021年度に組合設…

赤羽一丁目第一地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都北区赤羽一丁目10番・11番の一部
◆ 交通-JR「赤羽」駅徒歩2分
◆ 階数-地上26階、地下1階
◆ 高さ-約111m(建築物の高さの最高限度115m)
◆ 敷地面積-約2,890㎡
◆ 建築面積-約1,730㎡
◆ 延床面積-約31,960㎡
◆ 容積対象床面積-約23,100㎡
◆ 用途-共同住宅、店舗、駐車場
◆ 総戸数-約300戸
◆ 建築主-赤羽一丁目第一地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-丸紅都市開発、丸紅
◆ 本組合設立-2021年度予定  
◆ 着工-2023年04月予定
◆ 竣工-2025年07月予定


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「位置図}です。


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「赤羽一丁目第一地区市街地再開発事業」のイメージです。現在、北区赤羽一丁目では住民発意による組合施行の「第一種市街地再開発事業」の事業化が検討・計画されています。

 計画区域は、「第一地区、第二地区、第三地区」と3つの地区に分かれており、これまでの間にそれぞれの地区で権利者の方々による市街地再開発準備組合が設立されています。

 引用資料 北区・公式ホームページ
 赤羽一丁目における市街地再開発事業について

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「配置図」と「断面図」です。



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2021年2月 9日 (火)

JR東海道本線 大船~藤沢駅間に新駅 「神奈川県・藤沢市・鎌倉市・JR東日本」が、村岡新駅(仮称)の設置に関する覚書の締結! 

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-村岡新駅(仮称)-

 「神奈川県、藤沢市、鎌倉市」は2018年12月27日に、JR東海道本線の大船~藤沢駅間の新駅の設置で基本合意し、「村岡新駅(仮称)設置協議会」を設立しました。

 引用資料 神奈川県・公式HP(2018/12/27)
 村岡・深沢のまちづくりと新駅の実現に向けた合意 

 合意内容のうち、新駅設置では費用の約30%を神奈川県が負担します。藤沢市と鎌倉市はそれぞれ35%ずつ折半します。新駅の整備は約160億円と試算されています。

 基本合意により、湘南地域の藤沢市村岡地区と鎌倉市深沢地区にある合計約40haのエリアで、一体的な街づくりが本格的に動き出します。

● 村岡新駅(仮称)の設置に関する覚書の締結!
 2021年2月8日に、神奈川県、藤沢市及び鎌倉市とJR東日本は、新駅を設置することに合意し、覚書を締結しました。概略設計では「橋上駅」とし、駅舎の敷地面積は約880㎡、整備費用は約150億円と算出しています。2024年にも着工し、2032年頃の開業を目指します。

 引用資料 神奈川県・公式HP(2021/02/08)
 JR東海道本線の大船駅と藤沢駅間における村岡新駅(仮称)の設置に関する覚書の締結について

 費用負担は、神奈川県の負担割合が30.0%、藤沢市の負担割合が27.5%、鎌倉市の負担割合27.5%、JR東日本の負担割合が15.0%に変更になっています。


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新駅の位置図

 新駅は、藤沢市宮前付近(JR東海道本線大船駅・藤沢駅間)に設置されます。


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全域が藤沢市域なのに鎌倉市が27.5%負担
 
「まちづくりと新駅の概要図」です。新駅の範囲はすべて藤沢市域にあります。それなのになぜ「鎌倉市」が27.5%も負担するのかというと?

 新駅が鎌倉市の「深沢地区」の街づくりに欠かせないためです。「深沢地区」は、31.1haの広大な敷地で、JR東日本の「鎌倉総合車両センター」の跡地です。


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武田薬品工業湘南研究所

 新駅予定地の北東側に「武田薬品工業湘南研究所」があります。武田薬品工業が総工費約1,470億円を投じて設立しました。地上10階、延床面積31万㎡を超える、世界最大級の医薬研究所です。

 設立時には大変話題になった巨大研究所ですが、武田薬品工業は重点分野に位置づける3疾患領域のうち、がんと消化器はアメリカに、中枢神経は日本の湘南に集中する計画です。



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2021年2月 8日 (月)

高さ約235m、延床面積約257,000㎡の「中野駅新北口駅前エリアにおける拠点施設整備」 中野区長記者会見などの続報により判明した概要 

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-中野駅新北口駅前エリア-

 中野区では、「中野サンプラザ」と「中野区役所」を中心とする「中野駅新北口駅前エリア」における拠点施設整備の事業化推進のため、第一種市街地再開発事業の施行予定者となる民間事業者の募集・選定を行いました。

 審査委員会の審査結果を踏まえ、施行予定者候補及び次点候補を選定し、2021年1月29日に公表しました。今後、中野区と施行予定者候補との間で基本協定を締結することにより、施行予定者として正式に決定します。

 引用資料 中野区・公式HP(2021/01/29)
 中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備に係る民間事業者の募集について

● 中野駅新北口駅前エリアの続報
 「中野駅新北口駅前エリア」については1月31日にUPしましたが、続報により不明だった「施行予定者候補」と「次点候補」の概要等が判明したので再度UPします。

 引用資料 中野区・公式HP(2021/02/04)
 2021年2月4日 区長記者会見 中野駅新北口駅前エリアにおける拠点施設整備にかかる民間事業者募集の選定結果について

施行予定者候補の提案概要
◆ 街区名-NAKANOサンプラザシティ
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目内
◆ 交通-JR中央線・総武線・東京メトロ東西線「中野」駅から徒歩1分
◆ 高さ-約235m
◆ 階数-(未公表)
◆ 建築面積-約19,000㎡
◆ 延床面積-約257,000㎡
◆ 容積率対象面積-計画容積率900%
◆ 施行予定者候補-(代表事業者)野村不動産、(構成事業者・施行予定者)東急不動産、住友商事、ヒューリック、JR東日本、(構成事業者・協力事業者)清水建設、日本郵政不動産、日本設計、電通、ジェイアール東日本ビルディング、野村不動産ホテルズ、野村不動産パートナーズ、東急コミュニティー、リージョンワークス合同会社
◆ 都市計画決定-2022年度末予定
◆ 竣工-2028年度末予定
◆ 総事業費-約1,810億円


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想定スケジュール

 2022年度末の都市計画決定、2028年度末の竣工を目指します


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施行予定者候補に決定した「野村不動産」を代表事業者とする企業グループの「NAKANOサンプラザシティ」の完成イメージです。高層部には「中野サンプラザのDNA」を継承した斜めのラインが入っています。


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「NAKANOサンプラザシティ」の完成イメージです。


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NAKANOサンプラザシティの「新区庁舎側の鳥瞰 サンプラザの森」のイメージです。


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NAKANOサンプラザシティの「大ホール」のイメージです。最大7,000人規模となります。2018年2月時点では1万人規模を想定していたので、現実に即してかなり縮小されました。

多目的ホール整備の考え方
◆ 着席5,000人、スタンディング時最大7,000人規模の大ホールを整備
◆ 観客席は3層構造の扇形構造
◆ 音楽・サブカル・スポーツ・地域文化の4分野を中心とした興業を誘致


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NAKANOサンプラザシティの「断面構成図」です。シンボルタワーは、高層部が「オフィス」、中層部が「レジデンス」、低層部が「商業」となっています。


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NAKANOサンプラザシティの「配置構成図」です。


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次点候補のイメージ

 次点候補となった「東京建物」を代表事業者とする企業グループのイメージです。左側が「オフィス棟」、右側が「レジデンス棟」の超高層ツインタワーです。

次点候補の提案概要
◆ 高さ-(オフィス棟)約189m、(レジデンス棟)約224m
◆ 階数-(未公表)
◆ 建築面積-約16,000㎡
◆ 延床面積-約274,000㎡
◆ 容積率対象面積-計画容積率900%
◆ 総事業費-約1,950億円


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中野駅新北口駅前エリア
 中野駅新北口駅前エリアは、写真右側の「中野サンプラザ」と写真左側の「中野区役所」を中心とする大規模再開発計画です。



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2021年2月 7日 (日)

森トラスト 地上43階、高さ約210mの「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」 202年1月の建設状況

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-(仮称)赤坂二丁目プロジェクト-
 
森トラストは、竣工した「虎ノ門パストラル」跡地、「赤坂ツインタワー」建て替え、「三田43MTビル」を中心とした再開発など、東京都港区内で計画している3件の開発予定地に積極投資しています。

 「森トラスト」は、赤坂ツインタワー跡地を中心とした約5,000坪の敷地において推進している「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の整備方針をまとめました。

 東京圏国家戦略特別区域における特定事業として、地上43階、塔屋2階、地下3階、高さ約210m、延床面積約209,700㎡(既存建物含む約220,000㎡)の巨大な超高層複合ビルを建設します。

 引用資料 森トラスト(PDF:2017/12./13)
 『(仮称)赤坂二丁目プロジェクト』整備方針決定 ジャパンブランド発信施設と国際級ホテルを中心とした観光支援機能により国際競争力強化を目指す

 「建物外観イメージ」を見ても分かりますが、首都高速都心環状線沿いの「NTT赤坂ビル」は残ります。美装化して容積率の移転を行うと思われます。建築主に「エヌ・ティ・ティ都市開発」も参画しているのはそのためだです(写真提供読者さん)。

(仮称)赤坂二丁目プロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都港区赤坂一丁目1722番1他
◆ 階数-地上43階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部約210m
◆ 敷地面積-約15,750㎡
◆ 建築面積-約6,500㎡(約7,700㎡)
◆ 延床面積-約209,700㎡(約220,000㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、ホテル、共同住宅、展示施設、診療所、駐車場 等
◆ 建築主-森トラスト、エヌ・ティ・ティ都市開発
◆ 設計者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2021年01月15日
◆ 竣工-2025年10月15日予定


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「エントランス広場イメージ」です。


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「断面図」です。

 引用資料 首相官邸(PDF)
 都市再生特別地区(赤坂二丁目地区) 都市計画(素案)の概要


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「配置図」です。完成イメージ図を見ると四角いビルに見えますが、「L字型」です。


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「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の2021年1月の状況です(写真提供読者さん)。


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「No2ゲート」です(写真提供読者さん)。


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本格的に工事が行われています。「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の建築計画のお知らせでは、2021年1月15日着工予定となっていますが、「森トラスト」や「エヌ・ティ・ティ都市開発」からの正式なリリースが無いので着工しているかは不明です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2021年2月 6日 (土)

ソニー 2021年3月期の連結業績予想 巣ごもり消費によって上方修正 初の純利益1兆円超 時価総額が15兆円を超え過去最大に!

 
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-ソニー-

 日本の大手電機メーカーは、海外との競争に敗れてほぼ全滅状態ですが、「ソニー」は例外です。医療従事者を対象とした医療ポータルサイト「m3.com」のサービスを行っている時価総額約6兆円の「エムスリー」もソニーが34.0%出資するソニーの関係会社です。

 「ソニー」は、今は完全復活を遂げていますが、一時期はリストラに聖域を設けず、資産売却を加速していました。日本の電機メーカーの中でも「負け組」の烙印を押されていました。数年前までがまるでウソのような復活ぶりです。

 「ソニー」は2月3日、「2021年3月期 第3四半期決算短信(米国基準)」を発表しました。業績予想を修正し、純利益を昨年10月の前回予想から2,850億円多い1兆850億円になりそうだと発表しました。巣ごもり需要でゲーム販売が伸びたほか、映画「鬼滅の刃」のヒットなどで、2年ぶりに過去最高益を更新する見通しです。純利益では初めて1兆円突破を見込みます。

 引用資料 ソニー・公式HP(PDF:2021/02/03)
 2021年3月期  第3四半期決算短信〔米国基準〕(連結)

● 時価総額がついに15兆円を超える!
 2021年2月5日(金)の終値で時価総額が15,700,182百万円と遂に15兆円を超えました。これは2000年のITバブル期を上回り過去最大です。2012年には期価総額が1兆円を割り込む会社存亡の危機もありました。その時と比べると隔世の感があります。


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「2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)」です。の売上高は6兆7789億4100万円(前年同期比4.1%増)、営業利益9053億8500万円(前年同期比11.8%増)、純利益1兆647億7600万円(前年同期比87.0%増)でした。


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「2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)」です。売上高8兆8000億円(前回予想8兆5000億円)、営業利益9400億円(前回予想7000億円)、当期純利益1兆850億円(前回予想8000億円)と上方修正しました。


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「ソニーの主要6事業の営業損益」です。

 引用資料 日本経済新聞(2021/02/03)
 ソニー、初の純利益1兆円超 21年3月期 ゲームやテレビが好調で上方修正


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ソニーシティ

 東京都港区港南一丁目7-1にあるソニーの本社である「ソニーシティ」です。地上20階、塔屋2階、地下2階、高さ99.400m、延床面積 162,887.57㎡です。2006年9月に竣工しました。


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NBF大崎ビル(旧:ソニーシティ大崎)

 ソニーの「旧大崎西テクノロジーセンター」の再開発プロジェクトとして建設された地上25階、塔屋1階、地下2階、高さ141.00mの「NBF大崎ビル(旧:ソニーシティ大崎)」です。2011年3月に竣工しました。

 「ソニー」は、今は完全復活を遂げていますが、一時期はリストラに聖域を設けず、資産売却を加速していました。売却されて「ソニーシティ大崎」から「NBF大崎ビル」になりました。

 「三井不動産」をメインスポンサーとする国内最大のオフィス特化型J-REITである「日本ビルファンド投資法人(NBF)」に、2013年2月に660億円(取得諸経費、固定資産税、都市計画税及び消費税等を除く)で売却されました。持分割合は、日本ビルファンド投資法人が60%、国内機関投資家が40%となっています。



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2021年2月 5日 (金)

バージニア州アーリントン(ワシントンD.C.近郊) アマゾン・ドット・コム「第2本社(HQ2)の第2工期計画案」のデザインが超斬新!

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-アマゾンの第2本社(HQ2)-

 「アマゾン・ドット・コム」は、1994年7月に設立されました。本社はワシントン州の「シアトル」にあります。2020年12月31日期の連結決算の売上高386,064,000千ドル、営業利益22,899,000千ドルです。1$=105円で計算すると、売上高約40.5兆円、営業利益約2.4兆円です。

 設立からわずか25年ちょっとで世界屈指の超巨大企業に成長しました。「アマゾン・ドット・コム」があまりにも急成長したため、「シアトル」という都市が手狭になってきました。  

 「シアトル」に本社を残しながら、新たにもう1つの本社をシアトル以外の都市に建設すると発表しました。第2本社の候補地を公募しましたが、アメリカやカナダの多数の都市が立候補しました。

 第2本社の候補地は「ニューヨーク」と「バージニア州アーリントン」の2ヶ所に決定しましたが、諸事情により「ニューヨーク」は撤回され、「バージニア州アーリントン」に正式決定しました。
 「アーリントン」は、首都である「ワシントンD.C.」からポトマック川を西に渡った対岸に位置しています。「ワシントンD.C.」の都市圏と一体化しており、有名な「ペンタゴン(アメリカ国防総省の本庁舎)」もアーリントンにあります。

● 第2本社(HQ2)の第2工期計画案を公開!
 「アマゾン・ドット・コム」は2月2日、バージニア州アーリントンで開発を進めている「第2本社(HQ2)の第2工期計画案」を公開しました。「ペンプレイス(PenPlace)」と呼ぶ敷地に、3棟の地上22階のオフィスビルと、「ヘリックス(The Helix)」と呼ぶ高さ約107mのオフィスタワーを建設します。

 引用資料 アマゾン・ドット・コム(英語:2021/02/02)
 The next chapter for HQ2: sustainable buildings surrounded by nature

 「ヘリックス」は二重らせん状の建物で、屋外通路にバージニア州の木々や植物を植えます。アマゾンは「らせん状のバーティカル・フォレスト(垂直の森)」と表現してます。この建物は社員のオフィス空間になるほか、毎月特定の週末に一般公開する予定です。


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「第2本社(HQ2)の第2工期計画案」のイメージです。


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「ヘリックス(The Helix)」のイメージです。


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「Gathering on the green」のイメージです。



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2021年2月 4日 (木)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上38階、高さ約212mの「常盤橋タワー」 202年1月の建設状況

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TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前に位置する常盤橋街区において開発を進めています。「東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業)」の街区名称を「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」に決定しています。

 合わせて街区内に建設・計画中の2棟のタワーについて、A棟の名称を「常盤橋タワー」に、B棟の名称を「Torch Tower(トーチタワー)」に決定しています。

 引用資料 首相官邸(PDF:2020/09/04)
 都市再生特別地区 大手町地区(D-1街区)都市計画(素案)の概要

 引用資料 三菱地所(PDF:2020/09/17)
 世界に誇る日本の新たなシンボルが「日本を明るく、元気にする」東京駅前常盤橋プロジェクトの街区名称を「TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)」に決定 2027年度、東京駅前にニューノーマルを見据えた約2.0haの屋外空間を整備した新たな街が誕生

 プロジェクトビジョンである「日本を明るく、元気にする」に、「Torch」のもつ「灯り」のイメージを重ね合わせ、常盤橋街区が、日本を明るく照らす希望の灯りのような存在でありたいという想いを込めました。街区全体の総事業費は約5,000億円(うち三菱地所の事業費は約3,500億円)となっています。

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上63階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約390m(B棟)
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末
◆ 竣工-2027年09月下旬予定
◆ 総事業費-約5,000億円(街区全体)、約3,500億円(うち三菱地所の事業費)


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「TOKYO TORCH 全体開業時外観イメージ/JR 東京駅丸の内側より」です。A棟の名称が「常盤橋タワー」、B棟の名称が「Torch Tower(トーチタワー)」に決定しています。


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用途構成

 高さ350m超の「Torch Tower(B棟)」の62階・RFには、都心を眼下に、遠く富士山を臨むことができる、屋外空間併設の展望施設を整備します。57階~61階には、圧巻の眺望と世界水準のホスピタリティが約束された国際級ホテル(約100室)を誘致します。


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「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。10年超の事業期間をかけて段階的に4棟のビル開発を進める計画です。


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「計画配置図」です。「A棟・B棟・C棟・D棟」の4棟で構成されます。


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「事業概要」です。


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常盤橋タワー
 「三菱地所」は、2018年2月20日に「A棟新築工事」の起工式(安全祈願祭)を執り行いました。竣工は2021年6月末を予定しています。 「A棟」は、呉服橋交差点に面した街区南東に位置し、地上40階、高さ212m、延床面積約146,000㎡のオフィス・店舗からなる複合ビルとなり、東京メトロ東西線大手町駅コンコースと直結予定です。「A棟」の正式名称は「常盤橋タワー」に決定しています。

 引用資料 三菱地所(2018/02/20)
 大手町・丸の内・八重洲・日本橋の結節点における敷地面積3.1haの大規模再開発 「東京駅前常盤橋プロジェクト」A棟新築工事着工 -「働く」ことは「人が動き、交わる」こと。これからの「働く」を発信するシンボルタワーへ- 

常盤橋タワーの概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 A棟新築工事
◆ 階数-地上38階、地下5階 *建築基準法上40階
◆ 高さ-最高部約212m *東京都環境局のHPでは215.77m
◆ 敷地面積-5,455.97㎡
◆ 建築面積-3,965.01㎡
◆ 延床面積-146,440.68㎡
◆ 構造―鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎(一部併用)
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場等
◆ 建築主-三菱地所
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2018年02月20日(起工式)  
◆ 竣工-2021年06月末予定


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「A棟外装イメージパース/東京駅方面より」です。


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南東側から見た「常盤橋タワー」の2021年1月の建設状況です(写真提供読者さん)。


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南東側から見た下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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南西側から見た下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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西側から見た様子です(写真提供読者さん)。



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2021年2月 3日 (水)

JR田町駅前 地上36階、高さ約178m「東京工業大学田町キャンパス土地活用事業」 「東京工業大学」が正式に詳細を発表!

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-東京工業大学田町キャンパス土地活用事業-

 「東京工業大学(Tokyo Institute of Technology)」は、日本屈指の超難関大学です。文部科学省が実施している「スーパーグローバル大学事業」のトップ型指定校でもあります。

 キャンパスは3ヶ所に分かれており、メインの「大岡山キャンパス(目黒区大岡山)、「すずかけ台キャンパス(横浜市緑区)、「田町キャンパス(港区芝浦)」の3ヶ所です。

 JR田町駅より徒歩1分の「田町キャンパス」は、大学院イノベーションマネジメント研究科の一部、キャンパス・イノベーションセンター、東京工業大学附属科学技術高等学校があります。

 
「東京工業大学」は、「田町キャンパス」の再開発を検討しています。PPP・PFI手法を活用する方針です。PPP・PFIの導入は財政負担の軽減が狙いで、土地資産の有効活用を進めたい考えです。

● NTT都市開発・鹿島建設・JR東日本・東急不動産
 「東京工業大学」は、「田町キャンパス土地活用事業」の事業予定者を、「NTT都市開発・鹿島建設・JR東日本・東急不動産グループ」に決定しました。この事は2月1日にブログにUPしましたが、「東京工業大学」が正式に詳細を発表したので再度UPします。

 引用資料 東京工業大学・公式ホームページ
 東京工業大学田町キャンパス土地活用事業 事業予定者(交渉権者)の決定について

 NTT都市開発などの提案は、メインタワーの「複合施設A」が、地上36階、地下2階、高さ約178m、延床面積約247,700㎡、「複合施設B」が、地上7階、地下0階、高さ約33m、延床面積約2,500㎡です。

 民間施設用途が、「オフィス、ホテル、商業施設、保育所、産学官連携施設等」、大学施設用途が、「教育研究施設、産学官連携施設」となっています。

 「東京工業大学」が、2026年から75年間の定期借地権を設定(事業敷地Aに借地借家法第22条に規定する一般定期借地権を設定)し、2026年度の着工、2030年6月頃の一部供用開始を想定しています。

東京工業大学田町キャンパス土地活用事業の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦三丁目17-1他
◆ 交通-(東京工業大学キャンパス・イノベーションセンター基準)JR山手線・京浜東北線「田町」駅から徒歩1分、都営地下鉄浅草線・三田線「三田」駅から徒歩5分
◆ 階数-(複合施設A)地上36階、地下2階、(複合施設B)地上7階、地下0階
◆ 高さ-(複合施設A)約178m 、(複合施設B)高さ約33m
◆ 敷地面積-(複合施設A)22,678.63㎡、(複合施設B)544.52㎡
◆ 延床面積-(複合施設A)約247,700㎡、(複合施設B)約2,500㎡
◆ 容積対象面積-(複合施設A)計画容積率約1,000%、(複合施設B)計画容積率約400%
◆ 用途-(民間施設用途)オフィス、ホテル、商業施設、保育所、産学官連携施設等、(大学施設用途)教育研究施設、産学官連携施設
◆ 事業予定者-NTTUD・鹿島・JR東日本・東急不動産グループ社「(代表企業)エヌ・ティ・ティ都市開発、(構成員)鹿島建設、JR東日本、東急不動産」
◆ 着工-2026年度予定(定期借地権設定契約の締結は2026年04月頃予定)
◆ 一部供用開始-2030年06月頃予定
◆ グランドオープン-2032年04月頃予定
◆ 定期借地権の終了-2101年03月頃予定


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「複合施設A メインエントランス付近」です。


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「複合施設A エコトーンストリート」です。


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「複合施設B」です。「複合施設B」は、地上7階、地下0階、高さ約33m、延床面積約2,500㎡です。


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「本事業における施設構成(イメージ)」です。


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「本事業敷地の位置図」です。


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「東京工業大学・田町キャンパス」を東側から見た様子です。



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2021年2月 2日 (火)

JR東日本 海浜幕張駅の南東側に新改札口を設置 「京葉線海浜幕張駅における新改札口設置に関する基本協定書」を締結!

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-JR海浜幕張駅-

 2013年4月1日着工予定で着工される事なく保留になっていた「(仮称)六本木7丁目新築工事」ですが、「大成建設」の施工で2021年5月にも着手するそうです。当初は地上34階の超高層タワーマンションが計画されていましたが、地上22階の超高層オフィスビルになるようです。

 当時のブログ記事(2013/01/18)
 港区 地上34階、高さ約120m「(仮称)六本木7丁目新築工事」の建設予定地

 本題に戻って、千葉市では、「JR東日本、幕張新都心若葉住宅地区街づくりグループ(三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業)」とともに、京葉線海浜幕張駅の蘇我方への改札口増設について、交通結節機能の強化や利用者の利便性向上が期待できることから設置に向けた検討を進めてきました。このたび、三者で協力して改札口を増設することとなり、基本協定を締結しました。

 引用資料 千葉市・公式HP(PDF:2021/01/27)
 「京葉線海浜幕張駅における新改札口設置に関する基本協定書」を締結しました

 新改札口の設計及び工事は「JR東日本」が行い、それに要する費用は「千葉市、JR東日本、幕張新都心若葉住宅地区街づくりグループ」の各者が3分の1を負担することを基本とします。

 「三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業」は、「幕張ベイパーク 」を建設していますが、 JR海浜幕張駅には、東京方面にしか改札口が無いので遠回りする必要があります。


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「新改札口設置位置」です。南東側の蘇我方面に改札口を増設します。


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「既存改札口」です。東京方面にしか改札口が無いので、「幕張ベイパーク 」方面には向かうには遠回りする必要があります。


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幕張ベイパーク
 「千葉県企業庁」は、千葉市美浜区若葉三丁目の「幕張新都心若葉住宅地区」の総面積17.5ha(正確には175,808.59㎡)に共同住宅などを建設する事業予定者を総合評価方式で選定した結果、「三井不動産レジデンシャル」を代表企業とする「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区街づくり検討グループ」を特定しています。

 最終的には、「A区画、B-1街区、B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の8区画が開発され、約4,500戸の住宅機能を整備し、約1万人が暮らす街が整備される予定です。

 その中で、「B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の6街区には、6棟の超高層タワーマンションが林立する事になります(B-5街区はシニアレジデンスに変更予定) 。 

幕張新都心若葉住宅地区の概要
◆ B-1街区(敷地面積38,922.60㎡)-地上9階、総戸数505戸、竣工2024年予定
◆ B-2街区(敷地面積24,726.00㎡)-地上48階、総戸数826戸、竣工2020年12月
◆ B-3街区(敷地面積21,417.98㎡)-地上43階、総戸数749戸、竣工2024年03月予定
◆ B-4街区(敷地面積21,110.06㎡)-地上46階、総戸数714戸、竣工2027年予定
◆ B-5街区(敷地面積24,589.34㎡)-地上46階、総戸数703戸、竣工2029年予定
(B-5街区」は、地上28階のシニアレジデンスに変更され、熊谷組の施工で2021年8月下旬に着工予定)
◆ B-6街区(敷地面積17,409.40㎡)-地上37階、総戸数482戸、竣工2026年予定
◆ B-7街区(敷地面積20,518.63㎡)-地上37階、総戸数637戸、竣工2018年12月


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メッセ・アミューズ・モール

 不動産業の「ロイヤルリース」が、JR海浜幕張駅前の千葉県有地を取得し、2027年をめどに大型複合商業施設を整備する方針を明らかにしています。1000室規模のホテルや映画館、飲食店、温浴施設が入居する予定で、総投資額は300億円を見込みます。駅前の利便性を生かし、幕張や東京ディズニーリゾート(TDR)を訪れる幅広い客層を取り込みます。

 引用資料 千葉県・公式HP(2019/03/27)
 幕張新都心(千葉市美浜区ひび野一丁目8番)事業予定者の決定について

 建設予定地は、JR海浜幕張駅前の商業施設「メッセ・アミューズ・モール」が建っている12,622.67㎡で、分譲価格は57億2000万円です。「ロイヤルリース」は、「メッセ・アミューズ・モール」を運営していますが、土地を自社で保有することで、長期的な事業計画が立てやすくなるとしています。

 開発は2期に分けて行われます。第1期(2019年~2024年予定)では既存の施設の外観や内装を一部改装したうえで、映画館や飲食店を中心とした現在の営業体制を続けます。第2期(2027年下半期予定)で、ホテルや温浴施設が入る大型複合施設を開業します。



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2021年2月 1日 (月)

JR田町駅前 「東京工業大学」の「田町キャンパス土地活用事業」 「複合施設A」は、地上36階、高さ約178m、延床面積約247,700㎡!

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-東京工業大学・田町キャンパス土地活用事業-

 昨日UPした「NAKANOサンプラザシティ」は、「日刊建設工業新聞」によるとシンボルタワーの高さは約235m、総延床面積は約257,000㎡、総事業費は約1,810億円だそうです。想像以上に規模が大きくて驚きました。

 そして今回は「東京工業大学」です。「緊急事態宣言」の発出中は大規模プロジェクトの発表はほとんど無いと諦めていたので、次々と出てくるビッグプロジェクトにうれしい悲鳴です。

 「東京工業大学(Tokyo Institute of Technology)」は、日本屈指の超難関大学です。文部科学省が実施している「スーパーグローバル大学事業」のトップ型指定校でもあります。

 キャンパスは3ヶ所に分かれており、メインの「大岡山キャンパス(目黒区大岡山)、「すずかけ台キャンパス(横浜市緑区)、「田町キャンパス(港区芝浦)」の3ヶ所です。

 JR田町駅より徒歩1分の「田町キャンパス」は、大学院イノベーションマネジメント研究科の一部、キャンパス・イノベーションセンター、東京工業大学附属科学技術高等学校があります。

 
「東京工業大学」は、「田町キャンパス」の再開発を検討しています。PPP・PFI手法を活用する方針です。PPP・PFIの導入は財政負担の軽減が狙いで、土地資産の有効活用を進めたい考えです。

● NTT都市開発・鹿島建設・JR東日本・東急不動産
 「東京工業大学」は、「田町キャンパス土地活用事業」の事業予定者を、「NTT都市開発・鹿島建設・JR東日本・東急不動産グループ」に決定しました。

 引用資料 建設通信新聞(2021/02/01)
 NTT都市開発グループに/大学にオフィス、ホテルも/東工大の田町25万㎡PPP

 NTT都市開発などの提案は、メインタワーの「複合施設A」が、地上36階、地下2階、高さ約178m、延床面積約247,700㎡、「複合施設B」が、地上7階、延床面積約2,500㎡で計画しています。

 大学施設のほか産学官連携施設、オフィス、ホテル、商業施設、保育所などで構成する予定です。「東京工業大学」が、敷地に約75年間の定期借地権を設定し、2026年度の着工、2030年度の一部供用開始を想定しています。

田町キャンパス土地活用事業の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦三丁目17-1他
◆ 交通-(東京工業大学キャンパス・イノベーションセンター基準)JR山手線・京浜東北線「田町」駅から徒歩1分、都営地下鉄浅草線・三田線「三田」駅から徒歩5分
◆ 階数-(複合施設A)地上36階、地下2階、(複合施設B)地上7階
◆ 高さ-(複合施設A)約178m
◆ 敷地面積-(複合施設A)22,678.63㎡、(複合施設B)544.52㎡
◆ 延床面積-(複合施設A)約247,700㎡、(複合施設B)約2,500㎡
◆ 用途-大学施設、産学官連携施設、オフィス、ホテル、商業施設、保育所など
◆ 事業予定者-NTT都市開発、鹿島建設、JR東日本、東急不動産
◆ 着工-2026年度予定
◆ 一部供用開始-2030年度予定
◆ グランドオープン-2032年度予定


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「本事業敷地の位置図」です。

 引用資料 東京工業大学・公式ホームページ
 田町キャンパス再開発により国際的な産学官連携拠点を形成


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「東京工業大学・田町キャンパス」を東側から見た様子です。


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キャンパス北側にグラウンドがあります。このあたりに地上36階、地下2階、高さ約178m、延床面積約247,700㎡の「複合施設A」が建設される予定です。


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2003年10月の竣工と比較的新しい地上9階、延床面積約9,169㎡の「東京工業大学キャンパス・イノベーションセンター」は、当初は再開発の対象外でしたが、再開発の対象になりました。



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