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2021年2月21日 (日)

虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 メインタワー(A街区) 54階~64階の「アマンレジデンス 東京」は、想像を絶する超高額な分譲価格になりそう!

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虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
 「森ビル」は「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」を2019年8月5日に着工しました。総延床面積約861,500㎡、総事業費約5,800億円の超巨大プロジェクトになります。

 1989年に「街づくり協議会」を設立し、約30年かけ約300人の権利者と議論を重ね、計画を推進してきました。2017年には国家戦略特区法に基づき都市計画決定され、2019年8月5日に着工を迎えました。

 引用資料 森ビル(2019/08/22)
 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」いよいよ始動

 総延床面積約861,500㎡、オフィス総貸室面積213,900㎡、住宅戸数約1,400戸、「メインタワー」の高さは約325m、就業者数約20,000人、居住者数約3,500人、想定年間来街者数2,500~3,000万人で、そのスケールとインパクトは「六本木ヒルズ」に匹敵します。

● 「アマンレジデンス 東京」&「ジャヌ東京」が誕生!
 「森ビル」は、2023年の開業に向けて推進中の大規模都市再生事業「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」において、世界有数のスモールラグジュアリーリゾートとホテルを擁する「アマン」とのパートナーシップにより、ブランデッドレジデンス「アマンレジデンス 東京」と、アマンの姉妹ブランドとなる日本初進出のラグジュアリーホテル「ジャヌ東京」を開業します。

 引用資料 森ビル(2021/02/18)
 「アマンレジデンス 東京」「ジャヌ東京」が虎ノ門・麻布台プロジェクトに誕生

虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門五丁目、麻布台一丁目および六本木三丁目の各地内
◆ 区域面積-約81,000㎡ 
◆ 敷地面積-約63,900㎡
◆ 延床面積-約861,500㎡
◆ 用途-共同住宅(約1,400戸)、オフィス(約213,900㎡)、店舗(約150店)、ホテル(約120室)、インターナショナルスクール(約14,000㎡、ブリティッシュ・スクール・イン・東京(予定))、中央広場(約6,000㎡)、文化施設(約9,000㎡)等
◆ 着工-2019年08月05日
◆ 竣工-2023年03月31日予定
◆ 総事業費-約5,800億円


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メインタワー(A街区)

 「メインタワー(A街区)」の完成イメージです。54階~64階が「共同住宅」、7階~52階が「オフィス」となります。完成イメージを見ると共同住宅とオフィスの間の53階の階高が高くなっています。53階は「構造切替階」となります。

メインタワー(A街区)の概要
◆ 計画名-虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事 A街区
◆ 所在地-東京都港区麻布台一丁目314番3 外
◆ 階数-地上64階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部325.19m
◆ 敷地面積-24,104.21㎡
◆ 建築面積-15.247.18㎡
◆ 延床面積-461.876.64㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、一部場所打ちコンクリート杭
◆ 地震対策-制振構造(オイルダンパー×304基、粘性体制震壁×302基、座屈拘束ブレース×1,200基、AMD(アクティブマスダンパー))
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、各種学校、駐車場等
◆ 総戸数-全91戸(アマンレジデンス 東京)
◆ 建築主-虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合
◆ 設計者-森ビル
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2019年08月05日
◆ 竣工-2023年03月31日予定


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世界トップレベルの住宅「アマンレジデンス 東京」

 A街区最上部(54階~64階)に誕生する全91戸の「アマンレジデンス 東京」は、ホテルブランデッドレジデンスとしてエクスクルーシブなサービスを提供するほか、居住者専用の1,400㎡もの「アマン・スパ」も備えます。

 「森ビル」の公式HPには、 ” 世界を代表するメガシティにふさわしい、世界レベルの「理想の住宅」がテーマです。ここでは、ホテルブランデッドレジデンスとして、ハイグレードなサービスを提供します。居住者専用のラウンジやスパのほか、各住戸ごとに専用のエレベーターホールも備えます。” と書いてあります。

● 想像を絶する超高額な分譲価格になりそう!
 「東京都環境局」のHPを見ると、「メインタワー(A街区)」の「住宅(分譲91戸)」の用途別床面積は、55,948.62㎡となっています。単純計算で、55,948.62㎡÷91戸=約615㎡となります。平均が約615㎡なので、最高階の一番広い住戸は更に広くなります。

 もちろん、「廊下・階段・バルコニー」などの「共用部分」を除く「専有面積」はより狭くなりますが、日本ではかつてないレベルの超高級分譲マンションになると思われます。「ここはニューヨーク? もしくは香港?」かと驚くような、国内外の超富裕層向けの想像を絶する高額な分譲価格になりそうです(笑)。


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53階は構造切替階
 
「共同住宅」と「オフィス」は柱の位置が異なるので、「構造切替階」で、柱の位置を切り替えます。「トラス構造」になっている53階が「構造切替階」となります。「構造切替階」は、柱が斜めに入り組んで使いにくいので、「機械室」となる場合が多いです。

 多くの超高層ビルは、共同住宅部分は上から見るとビルの中央部分が「空洞」になっています。この図を見ても空洞には見えませんが、71層(地上64階、塔屋2階、地下5階)、延床面積461.876.64㎡のビルの11層も使用しているに用途別床面積が55,948.62㎡しかないので、内部が空洞になる可能性が高いです。


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「立面図」です。


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「平面図」です。



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