JR東日本 福島駅アプローチ線新設工事(在来線と新幹線を結ぶアプローチ線) 2021年4月初旬からアプローチ線高架橋の初弾工事に着手!
-福島駅アプローチ線新設工事-
JR東日本は、輸送障害時のダイヤ復旧時間短縮を目的として、山形新幹線が分岐する「福島駅」で、在来線(山形新幹線が通る奥羽本線)から東北新幹線へ合流する「アプローチ線」の増設工事を発表しましています。
引用資料 JR東日本(PDF:2020/03/03)
山形新幹線をより便利に快適にします
福島駅では山形新幹線「つばさ」上下列車がともに14番線から発着しています。そのため上り列車では2度の平面交差が必要となるなどの問題を抱えており、ダイヤ作成上のネックとなっていました。
上りアプローチ線を新設して上り「つばさ」が11番線に入れるようになれば平面交差が解消され、上下の「つばさ」が同時発着可能となり、輸送障害時の復旧時間短縮などの効果も見込めます。
● 2021年4月初旬から初弾工事に着手!
JR東日本は、2021年4月初旬から福島駅に整備する在来線・奧羽新線と山形新幹線部分の新たなアプローチ線高架橋の初弾工事に着手します。「鉄建建設」が施工し、準備工事を経て本格着工から供用開始までの期間は6年程度を見込みます。
建設通信新聞(2021/03/05)
JR東日本/福島駅アプローチ線初弾/鉄建建設で来月着工
現在の「福島駅」は、山形・新庄方面を単独のアプローチ線で上下線が共有しており、2度の平面交差が生じています。輸送障害時の復旧に時間がかかるため、上り側にアプローチ線を設けて複線化することで課題を解消します。上りアプローチ線新設区間は高架区間が長さ約540m、地平区間は長さ約760mです。
「1工区」は福島駅から福島市庭坂街道こ線橋付近までの高架橋約245mと橋梁1橋を築造します。今後発注する「2工区」では、山形方面の残る高架橋約210mや地平区間約700m、高架と地平両区間の取り付け部となる補強土区間約85mなどを施工します。
「現行」です。
「上りアプローチ新設後」です。
アプローチ線が上下別線となり、平面交差が無くなります。この事により上下つばさ号が同時発着可能となります。
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