IHI工場跡地における豊洲2・3丁目再開発のラストピース IHI・三菱地所の共同開発事業「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」が始動!
-(仮称)豊洲4-2街区開発計画-
「IHI(旧:石川島播磨重工業)」と「三菱地所」は、これまで豊洲フロント・豊洲フォレシアの2物件において、共同開発事業を行っていますが、江東区豊洲二丁目に位置する「豊洲4-2街区」において、オフィスを中心とした複合施設の新たな共同開発事業を行います。
「豊洲4-2街区」は、IHI工場跡地における豊洲2・3丁目再開発のラストピースとなります。現在は結婚式場やスポーツ施設として暫定利用されていますが、2021年度内に既存建物の解体工事が行われ、新築計画は2022年春着工、2025年春竣工を目指しています。
引用資料 三菱地所(PDF:2021/03/19)
IHI・三菱地所による3件目の共同開発事業 「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」始動 ~新たなコラボレーションにより豊洲を新ビジネス創出・発信の場へ~
2棟の建物で構成され、主要用途となるオフィスのほか、低層部に大屋根を設けた広場空間と、広場を取り囲むような商業施設を配置し、施設利用者だけでなく、周辺街区の居住者や就業者等、様々な人々が集い、まち全体のにぎわい創出に寄与する開発とする予定です。
また、2階レベルでは、大屋根広場を囲むように歩行者デッキを整備します。このデッキから、3街区と4-2街区間の晴海通りに架かる既存歩行者デッキと接続し、地区内の回遊性を高め、にぎわいを地区内に伝播させることを目指します。
● 地上17階と地上15階
「豊洲4-2街区」は、階数、高さ、延床面積等の概要が未発表なので、詳細がよく分かりませんが、「イメージパース(晴海通り側から見る)」で階数を数えると、高い方の棟が塔屋も含めて20層、低い方の棟が16層に見えますが、「日経新聞」の報道によると地上17階と地上15階のようです。3街区の3棟の高さが約75mなので、高い方の棟が高さ約100m、低い方の棟が高さ約75mくらいでしょうか?
(仮称)豊洲4-2街区開発計画の概要
◆ 所在地-東京都江東区豊洲二丁目14-1,2,4
◆ 交通-東京メトロ有楽町線「豊洲」駅、ゆりかもめ線「豊洲」駅
◆ 階数-(高層棟)地上17階、塔屋3階?、(中層棟)地上15階、塔屋1階?
◆ 高さ-(未発表)
◆ 街区面積-19,493.36㎡
◆ 延床面積-(未発表)
◆ 用途-オフィス、店舗、インキュベーションオフィス、シェア企業寮
◆ 総戸数-40戸程度(シェア社員寮)
◆ 建築主-IHI、三菱地所
◆ 着工-2022年春予定
◆ 竣工-2025年春予定
「周辺地図」です。
豊洲3街区
「豊洲3街区」は、「豊洲3-1街区、豊洲3-2街区、豊洲3-3街区」の3区画に分かれています。超高層ビルではなく高さ約75mの巨大な高層オフィスビルが3棟建設されました。手前から「豊洲フロント、豊洲フォレシア、豊洲キュービックガーデン」の豊洲3兄弟です(笑)。
豊洲フロント(共同開発第1弾)
一番最初に着工された「(仮称)豊洲3-1街区ビル計画」は、「豊洲フロント」として2010年8月26日に竣工しました。東京メトロ有楽町線「豊洲駅」より徒歩2分の立地です。
豊洲フロントの概要
◆ 計画名-(仮称)豊洲3-1街区ビル計画
◆ 所在地-東京都江東区豊洲三丁目2番20号
◆ 交通-東京メトロ有楽町線「豊洲駅」より徒歩2分
◆ 階数-地上15階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部76.3m、最高軒高66.1m
◆ 敷地面積-13,700.00㎡
◆ 建築面積-7,445.13㎡
◆ 延床面積-106,860.72㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄筋コンクリ-ト造
◆ 地震対策-制震構想(オイルダンパー)
◆ 用途-オフィス(2階~15階)、店舗(1階)、駐車場
◆ 建築主-豊洲3の1特定目的会社(三菱地所100%出資)、IHI
◆ 設計・監理-三菱地所設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2008年12月01日
◆ 竣工-2010年07月22日(工事完了)、2010年08月26日(竣工)
豊洲フォレシア(共同開発第2弾)
「(仮称)豊洲3-2街区ビル計画」は、3-1街区の「豊洲フロント」と3-3街区の「豊洲キュービックガーデン」の間の敷地に建設されたオフィスビルです。「豊洲フォレシア」として、2014年7月15日に竣工しました。
豊洲フォレシアの概要
◆ 計画名-(仮称)豊洲3-2街区ビル計画
◆ 所在地-東京都江東区豊洲三丁目2番24号(住居表示)
◆ 交通-東京メトロ有楽町線「豊洲」駅より徒歩1分、ゆりかもめ線「豊洲」駅より徒歩6分
◆ 階数-地上16階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部83.2m、最高軒高71.7m
◆ 敷地面積-16,242.68㎡
◆ 延床面積-101,502.57㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-基礎免震構造
◆ 用途-オフィス(2階~16階)、店舗(1階)、駐車場(地下1階)
◆ 建築主-豊洲三丁目開発特定目的会社(三菱地所が出資者並びに開発業務受託者)、IHI
◆ 設計・監理-三菱地所設計
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2012年08月01日
◆ 竣工-2014年07月15日
◆ オープン-2014年08月28(1階商業ゾーン)
| 固定リンク
« 港区の「薬研坂通り」沿い 地上46階、高さ約157m、総戸数約700戸の「(仮称)赤坂七丁目2番地区再開発事業」 環境影響調査書案の縦覧! | トップページ | 疾風怒濤の勢いで再開発が進む赤坂エリア 地上43階、高さ約210mの「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」 安全祈願祭を実施して本格着工! »
「127 東京都・江東区」カテゴリの記事
- 豊洲二・三丁目地区開発のラストピース 総延床面積約136,000㎡の「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」 街区名称を 「豊洲セイルパーク(TOYOSU SAIL PARK)」に決定!(2025.02.23)
- 江東区 地上42階、高さ約155m、延床面積約90,000㎡の「大島三丁目1番地地区市街地再開発事業」 2025年度に都市計画決定!(2024.09.30)
- 「有明アリーナ」の対岸 延床面積約149,000㎡のマルチテナント型物流施設「(仮称)DLP東雲」 2024年6月7日の建設状況(2024.06.18)
- 東京臨海副都心・有明南G1区画 延床面積約56,500㎡の「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」 2024年6月7日の建設状況(2024.06.13)
- テレビ朝日 (仮称)有明南H街区プロジェクト 有明発・複合型エンタテインメント施設「東京ドリームパーク」 2024年6月7日の建設状況(2024.06.16)