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2021年5月

2021年5月31日 (月)

地上51階、高さ約250mの「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」 2021年5月上旬の状況

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-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業-

 「東京駅前八重洲一丁目東地区」は、「A地区」と「B地区」に分かれていますが、「B地区」の概要は、地上51階、塔屋1階、地下4階、高さ約250mです。特定業務代行者は「東京建物、大林組」です。総事業費は約2,104億円の予定です。

 現在は、「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業に係る既存建物解体及びインフラ切回し工事」が行われています。「解体工事のお知らせ」によると、工期は2020年4月1日~2021年9月末日(予定)で、「大林組」の施工により行われています。

 引用資料 東京建物(PDF:2020/07/01)
 東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業権利変換認可のお知らせ

 「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」では、大規模なバスターミナルや回遊性の高い歩行者ネットワークを整備するとともに、カンファレンスや外国語対応の医療施設等を整備することで、国際都市東京の国際競争力の向上を図ります。

東京駅前八重洲一丁目東B地区の概要
◆ 計画名-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目6番、7番、8番及び9番の一部
◆ 階数-地上51階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部約250m
◆ 敷地面積-10,604.25㎡
◆ 建築面積-8,388.50㎡
◆ 延床面積-225,063.24㎡
◆ 容積対象面積-約186,500㎡(容積率約1,760%)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、店舗、バスターミナル、カンファレンス、医療施設、駐車場等
◆ 建築主-東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(特定業務代行者 東京建物、大林組)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)大林組
◆ 施工者-大林組・大成建設共同企業体(代表者 大林組)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2021年09月末日予定
◆ 着工-2021年10月01日予定
◆ 竣工-2025年04月30日予定
◆ 総事業費-約2,104億円


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「外観イメージ中央通り方面から望む」です(引用:東京建物)。


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「さくら通り・八重洲仲通り沿いの低層部イメージ」です(引用:東京建物)。


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「概要図」です(引用:国土交通省)


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「配置図」です。再開発に参加しないビルがかなりあるため敷地の西側が凹んだ、いびつな形状になります(引用:東京都)。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の2021年5月上旬の状況です。既存建物の解体工事が行われています(写真提供読者さん)。


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南側の「八重洲通り」沿いです。かなり解体工事が進んでいます(写真提供読者さん)。


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東側の「八重洲仲通り」沿いです。かなり解体工事が進んでいます(写真提供読者さん)。


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西側の「外堀通り」沿いです。再開発に参画しないビルがあるので、外堀通り側は、凸凹になります(写真提供読者さん)。


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街区を東西を貫く道路が閉鎖されています(写真提供読者さん)。


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街区を東西を貫く道路が3本共に閉鎖されています(写真提供読者さん)。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2021年5月30日 (日)

「ソニー御殿山5号館」の跡地 住友不動産 地上14階、高さ約100mのオフィスビル「(仮称)東五反田二丁目計画」

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- (仮称)東五反田二丁目計画-

 品川区北品川五丁目のl「ソニー本社」跡地に、住友不動産が、地上19階、塔屋1階、地下2階、高さ約90mの 「(仮称)北品川5丁目計画」を建設していますが、「(仮称)北品川5丁目計画」の南西側の「ソニー御殿山5号館」の跡地に住友不動産が、地上14階、地下2階、高さ約100mの「(仮称)東五反田二丁目計画」の建設を計画しています。

 2021年2月下旬に近隣住民説明会が開催されました。地上14階で高さ約100mとは随分階高が高いと思いますが、1階ピロティだけで約10m「免震装置」が入ったり、空調を屋上階に設置するとこの高さになるとの説明があったそうです。

 引用資料 品川区(PDF:2021/02/24)
 (仮称)東五反田二丁目計画 事業者による近隣説明会の開催について

(仮称)東五反田二丁目計画の概要
◆ 所在地-東京都品川区東五反田二丁目436-5他(地名地番)
◆ 交通-JR「大崎」駅、JR「五反田」駅
◆ 階数-地上14階、地下2階
◆ 高さ-地盤面から約100m
◆ 敷地面積-約4,900㎡
◆ 延床面積-約31,300㎡(容積対象面積約25,400㎡)
◆ 用途-オフィス
◆ 建築主-住友不動産


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「北側道路と歩行者空間のイメージ」です。


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「広場空間のイメージ」です。

 

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「立面イメージ(北側から見たイメージ)」です。


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「配置イメージ(配置図兼1階平面図イメージ)」です。


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「位置図」です。



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2021年5月29日 (土)

渋谷駅周辺最大規模 総延床面積約322,200㎡の巨大プロジェクト 高さ約208mと高さ約175mの「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」

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-渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業-
 渋谷駅周辺では、疾風怒濤の勢いで再開発が行われています。2020年12月1日には、新たに「渋谷二丁目西地区」が、国家戦略特区に追加されました。その時の資料では、計画地の地図を見てもあまりに範囲が広すぎて具体的な場所が特定出来ませんでした。そのため、具体的な概要が判明するのはかなり先になると予想していました。

 私の予想に反して、2021年5月28日に渋谷区から「渋谷駅東口地区まちづくり」の中で、「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」のかなり詳細な概要が発表されました。「YouTube」で、より詳細が公開されています。59分9秒と長いですが、完成イメージ等も多数公開されており、最後まで見る事をお勧めします。

 引用資料 渋谷区・公式HP(2021/05/28)
 渋谷駅東口地区まちづくり

 引用資料 YouTube(2021/05/26) 59分9秒
 渋谷駅東口地区都市計画素案意見交換会

 私が想像していたより遥かに範囲が広く遥かに規模が大きかったです。地上5階、地下1階、高さ約50mの「A街区」、地上41階、地下4階、高さ約208mの「B街区」、地上41階、地下2階、高さ約175mの「C街区」が整備されます。総延床面積約322,200㎡で、渋谷駅周辺では最大の巨大プロジェクトになります。

渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷二丁目12番、13番、14番、16番地内
◆ 敷地面積-約18,800㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約322,200㎡(施設全体)
◆ 容積対象面積-約243,900㎡(施設全体)
◆ 建築主-渋谷二丁目西地区市街地再開発準備組合
◆ 着工-2025年予定
◆ 竣工-2029年予定

A街区の概要
◆ 階数-地上5階、地下1階
◆ 高さ-約50m
◆ 敷地面積-約1,700㎡
◆ 延床面積-約4,200㎡
◆ 容積対象面積-約2,700㎡
◆ 用途-店舗 等

B街区の概要
◆ 階数-地上41階、地下4階
◆ 高さ-約208m
◆ 敷地面積-約12,800㎡
◆ 延床面積-約255,000㎡
◆ 容積対象面積-約201,000㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、ホテル、人材育成施設、バスターミナル、熱源機械室、駐車場 等

C街区の概要
◆ 階数-地上41階、地下2階
◆ 高さ-約175m
◆ 敷地面積-約4,300㎡
◆ 延床面積-約63,000㎡
◆ 容積対象面積-約40,200㎡
◆ 用途-共同住宅、生活支援施設、駐車場 等


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「断面イメージ」です。 西側から地上5階、地下1階、高さ約50mの「A街区」、地上41階、地下4階、高さ約208mの「B街区」、地上41階、地下2階、高さ約175mの「C街区」が整備されます。

● 渋谷スクランブルスクエアに次ぐ延床面積
 最大規模の「B街区」は、地上41階、地下4階、高さ約208m、延床面積約255,000㎡の巨大なオフィスビルになります。渋谷駅周辺では、全体竣工時の「渋谷スクランブルスクエア」に次ぐ延床面積になります。


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「配置図」です。


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「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地です。


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角度を変えて見た様子です。B街区には主に、「みずほ情報総研渋谷事業所」など「みずほフィナンシャルグループ」のビルが建っています。


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「整備平面イメージ」です。


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「位置図」です。


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「渋谷駅」を中心として360度、タマネギの皮のように幾重にも再開発が検討されています



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2021年5月28日 (金)

森トラスト 地上43階、高さ約210mの「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」 202年5月上旬の建設状況

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-(仮称)赤坂二丁目プロジェクト-

 「森トラスト」は、赤坂ツインタワー跡地を中心とした「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の整備を行っています。歴史・文化発信施設や滞在施設の整備、観光情報の提供といった文化発信・観光支援機能を導入するとともに、歩行者ネットワークの強化、周辺の緑地と連携したまとまりのある緑地の確保を行うことで、東京の都市再生への貢献を図ります。

 「完成イメージ」を見ても分かりますが、首都高速都心環状線沿いの「NTT赤坂ビル」は美装化して残ります。建築主に「エヌ・ティ・ティ都市開発」も参画しているのはそのためだです。 

 国土交通大臣は、「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」を優良な民間都市再生事業計画として認定しました。これにより、金融支援や税制上の特例措置等の支援が受けられます。

 引用資料 国土交通省(2021/02/12)
 ジャパンブランド発信施設等により、国際競争力強化を推進 ~(仮称)赤坂二丁目プロジェクトを国土交通大臣が認定~

(仮称)赤坂二丁目プロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都港区赤坂一丁目1722番1他
◆ 階数-(新築建物)地上43階、塔屋2階、地下3階、(既存建物)地上7階、地下3階
◆ 高さ-(新築建物)最高部約210m
◆ 敷地面積-(施設全体)15,735.14㎡、(新築建物)13,102.25㎡
◆ 建築面積-(施設全体)7,773.81㎡、(新築建物)6,732.22㎡
◆ 延床面積-(施設全体)218,377.52㎡、(新築建物)208,453.72㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、ホテル、共同住宅、展示施設、診療所、駐車場 等
◆ 建築主-森トラスト、エヌ・ティ・ティ都市開発
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2021年01月15日
◆ 竣工-2025年10月15日予定


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「六本⽊通り側からの⿃瞰イメージ」です。

 引用資料 首相官邸(PDF)
 都市再生特別地区(赤坂二丁目地区) 都市計画(素案)の概要


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「断面図」です(引用:首相官邸)。


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「配置図」です。完成イメージ図を見ると四角いビルに見えますが、「L字型」です(引用:首相官邸)。


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「位置図」です(引用:首相官邸)。


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「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の2021年5月上旬の状況です(写真提供読者さん)。


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北側寄りから見た様子です(写真提供読者さん)。


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「アースドリル掘削機」です。内部は見えませんが、工事は「逆打ち工法」で行われていると思われます。基礎工法は「直接基礎、杭基礎」なので、「直接基礎」の部分は「構真柱」の建込み、「杭基礎」の部分は「場所打ちコンクリート拡杭」の構築+「構真柱」の建込みを行っていると思われます(写真提供読者さん)。


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「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の建築計画のお知らせです。正確な数値に修正されています(写真提供読者さん)。



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2021年5月27日 (木)

渋谷駅東口エリアに歩行者デッキ 「渋谷ヒカリエ ヒカリエデッキ」が2021年7月15日オープン 将来的には「スカイウェイ」と接続!

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-渋谷ヒカリエ ヒカリエデッキ-

 「東急」は、2020年7月15日(木)に、渋谷ヒカリエの北側、東京メトロ銀座線線路の上部に位置する歩行者デッキ「渋谷ヒカリエ ヒカリエデッキ」をオープンします。

 引用資料 東急(2021/05/25)
 2021年7月、渋谷駅東口エリアに歩行者デッキ「渋谷ヒカリエ ヒカリエデッキ」がオープン! ~歩行者ネットワークが拡充され、新たな賑わいや憩いの空間が誕生します~

 「渋谷ヒカリエ ヒカリエデッキ」は、渋谷ヒカリエの3階および4階に面し、宮益坂と並行して整備された歩行者デッキです。ヒカリエデッキを経由することで、渋谷駅から宮益坂上までスムーズに移動できるようになり、渋谷駅東口エリアの歩行者ネットワークが拡充され、回遊性・利便性が向上します。

 また、将来的には、ヒカリエデッキから、「渋谷駅地区 駅街区開発計画(渋谷スクランブルスクエアなど)」にて整備を行う歩行者デッキおよび渋谷マークシティを経由することで、宮益坂上と道玄坂上を一度も地上に降りることなく移動できるようになります。なお、ヒカリエデッキは渋谷駅東西をつなぐ歩行者動線「スカイウェイ」の一部として先行してオープンするものです。


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「4階ヒカリエデッキのイメージ「です。


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「位置図」です。


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「ヒカリエデッキ全体図」です。


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完成イメージです。


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「ヒカリエデッキオープン後の利用動線」です。「ヒカリエデッキ」が完成しても「渋谷スクランブルスクエア」方面に向かうには、当面は渋谷ヒカリエ の「アーバン・コア」を経由する必要があります。


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東京メトロ銀座線渋谷駅頭上のスカイウェイ
 東京メトロ銀座線「渋谷駅」は渋谷駅街区基盤整備に合わせて大規模なリニューアル工事を進めています。屋根の上部には歩行者動線「スカイウェイ」も整備します。

 「ヒカリエデッキ」が完成しても当面は渋谷ヒカリエ の「アーバン・コア」を経由する必要がありますが、将来的には、「ヒカリエデッキ」から歩行者動線「スカイウェイ」を通り、「渋谷スクランブルスクエア」、「渋谷マークシティ」までつながる動線が確保され、駅の東西を歩いて移動できるようになります(撮影2021年5月上旬:写真提供読者さん)。


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JR渋谷駅の上空には「橋上駅舎」が整備されています(写真提供読者さん)。


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「橋上駅舎」の工事の様子です(写真提供読者さん)。



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2021年5月26日 (水)

北海道新築分譲マンションで階数・高さ共にNo.1 地上48階、高さ約175mの「(仮称)北8西1再開発タワーマンションプロジェクト」 2021年5月20日の建設状況

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-札幌駅北口8・1地区第一種市街地再開発事業-

 JR札幌駅北口の北8西1地区に、地上50階、地下1階、高さ約180m、総延床面積約158,000㎡の超高層ツインタワーマンションを建設する計画が動き出しました。

 その後計画が大幅に見直されて、「住宅棟」は1棟となり、地上50階、地下2階、高さ約180m、総延床面積約122,000㎡となりました。更に計画が見直され、「住宅棟」は、地上48階、地下2階、高さ175.2mとなり、2020年7月3日に「起工式」が行われて着工しました。

 引用資料 公式ホームページ
 北8西1地区第一種市街地再開発事業

 再開発は地権者の合意に時間がかりますが、地権者により再開発に向けた検討が開始されたのが1988年(昭和63年)です。それから約32年が経過しての着工となりました。

● (仮称)北8西1再開発タワーマンションプロジェクト
 「A棟(住宅棟)」は、「(仮称)北8西1再開発タワーマンションプロジェクト」として公式ホームページがオープンしています。売主は「大和ハウス工業、住友不動産、東急不動産、NIPPO」の4社で、マンション名は大和ハウス工業の「プレミストタワー」になるようです。

 引用資料 公式ホームページ
 (仮称)北8西1再開発タワーマンションプロジェクト

 「(仮称)北8西1再開発タワーマンションプロジェクト」は、地上48階、塔屋2階、地下2階、高さ175.20mと北海道新築分譲マンションで階数・高さ共にNo.1となります。

(仮称)北8西1再開発タワーマンションプロジェクトの概要
◆ 計画名-札幌駅北口8・1地区第一種市街地再開発事業 施設建築物(A棟)、札幌駅北口8・1地区第一種市街地再開発事業 施設建築物(B棟)
◆ 所在地-海道札幌市北区北8条西1丁目3番
◆ 交通-JR「札幌」駅、札幌市営地下鉄「さっぽろ」駅
◆ 階数-(A棟)地上48階、塔屋2階、地下2階、(B棟)地上14階、地下1階
◆ 高さ-(A棟)最高部175.20m、軒高166.20m、(B棟)最高部50.70m、軒高50.20m
◆ 敷地面積-(A棟)9,712.88㎡、(B棟)1,967.25㎡
◆ 建築面積-(A棟)6,982.88㎡、(B棟)1,419.77㎡
◆ 延床面積-(A棟)99,602.37㎡、(B棟)14,431.95㎡
◆ 構造-(A棟)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、(B棟)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-(A棟)直接基礎、(B棟)直接基礎
◆ 用途-(A棟)共同住宅、店舗(物販、飲食、その他)、事務所、自動車車庫、多目的ホール、(B棟)ホテル、物販店舗
◆ 総戸数-624戸(一般分譲対象外住戸82戸含む)
◆ 建築主-札幌駅北口8・1地区市街地再開発組合(売主 大和ハウス工業、住友不動産、東急不動産、NIPPO)
◆ 設計者-大成建設
◆ 監理者-ドーコン
◆ 施工者-大成建設・伊藤組土建・スターツCAM共同企業体(代表者 大成建設)
◆ 着工-2020年07月03日(起工式)
◆ 竣工-2023年12月予定
◆ 入居開始-2024年03月予定


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「断面図」です。地上48階、塔屋2階、地下2階、高さ175.20mの「A棟」と地上14階、地下1階、高さ50.70mの「B棟」が建設されます。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「札幌駅北口8・1地区第一種市街地再開発事業」の2021年5月20日の建設状況です(写真提供OD氏)。


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地上48階、塔屋2階、地下2階、高さ175.20mの「A棟(住宅棟)」の建設現場です。タワークレーンが1基姿を現しています(写真提供OD氏)。


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地上14階、地下1階、高さ50.70mの「B棟(ホテル棟)」の建設現場です。タワークレーン1基で建設しています(写真提供OD氏)。 


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街区を南東側から見た様子です。「B棟(ホテル棟)」は、南東側に建設されています(写真提供OD氏)。


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「B棟(ホテル棟)」のアップです(写真提供OD氏)。


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街区の北西側です。パッと見は「立体駐車場」に見えます。しかし、北西側の用途は「業務」となっています(写真提供OD氏)。


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「札幌駅北口8・1地区第一種市街地再開発事業 施設建築物(A棟)」の建築計画のお知らせです(写真提供OD氏)。



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2021年5月25日 (火)

虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業 地上49階、高さ約265mの「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」 2021年5月上旬の状況

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-虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業

 「虎ノ門一・二丁目地区再開発組合」が推進している「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、2019年11月25日に起工式を執り行い、着工しました。

 引用資料 森ビル(2019/11/25)
 『虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業』着工

 「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「国際新都心・グローバルビジネスセンター」へと拡大・進化を続ける虎ノ門ヒルズエリアの中央に位置し、地下鉄日比谷線虎ノ門ヒルズ駅整備と一体となった都市再開発事業です。駅とまちが一体となった駅広場や周辺開発と連携した歩行者ネットワーク等の都市基盤の強化・拡充を図るとともに、事務所、店舗、ホテル、ビジネス発信拠点など、多様な都市機能を整備します。

(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの概要
◆ 計画名-東京都市計画事業 虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目208番1 他
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅直結(2020年06月06日開業)
◆ 階数-(A-1街区)地上49階、塔屋1階、地下4階、(A-2街区)地上4階、地下3階、(A-3街区)地上12階、地下1階
◆ 高さ-(A-1街区)最高部265.75m、軒高264.00m、(A-2街区)最高部30.15m、(A-3街区)最高部59.00m
◆ 事業区域面積-18,860.78㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-(施設全体)13,963.34㎡、(A-1街区)9,907.59㎡、(A-2街区)2,444.69㎡、(A-3街区)1,610.98㎡
◆ 建築面積-(A-1街区)8,060.89㎡、(A-2街区)1,692.56㎡、(A-3街区)975.47㎡
◆ 延床面積-(A-1街区)238,441.51㎡、(A-2街区)8,761.02㎡、(A-3街区)7,986.11㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造(3街区共)
◆ 基礎工法-(A-1街区)直接基礎・杭基礎併用、(A-2街区)直接基礎、(A-3街区)場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-(A-1街区)オフィス、店舗、ホテル、ビジネス発信拠点、駐車場等、(A-2街区)店舗、駐車場等、(A-3街区)オフィス、共同
住宅、店舗、駐車場等
◆ 事業主-虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 建築主-森ビル(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 設計者・監理者-森ビル(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 施工者-鹿島建設(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 着工-(A-1街区)2019年11月25日、(A-2街区)2020年09月01日、(A-3街区)2021年05月06日
◆ 竣工-(A-1街区)2023年07月15日予定、(A-2街区)2023年11月30日予定、(A-3街区)2023年07月15日予定


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「断面図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」を東側から見た2021年5月上旬の建設状況です。手前が「A-2街区」、奥が「A-1街区」です(写真提供読者さん)。


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「A-1街区」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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「A-1街区」の南側です。「構台」が設置され、「構台」の上で「クローラークレーン」が稼働しています(写真提供読者さん)。


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「A-1街区」の中央です。「A-1街区」は、「逆打ち工法」を採用しています。「逆打ち工法」では、このように最初に1階床を構築します(写真提供読者さん)。


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「A-1街区」の北側です。「構台」が設置され、「構台」の上で「クローラークレーン」が稼働しています(写真提供読者さん)。


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更に北側では、地上17階、地下2階、高さ97.05mの「(仮称)虎ノ門二丁目計画」が建設されています。2022年3月31日竣工予定です(写真提供読者さん)。


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南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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北側寄りから見た様子です(写真提供読者さん)。


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「A-2街区」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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「山留め壁」が見えます。「A-2街区」は地下3階なのでかなり深く掘削しています(写真提供読者さん)。



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2021年5月24日 (月)

JR代々木駅近くに新たな再開発計画 地上39階、 高さ約150m、延床面積約69,000㎡の「代々木駅西口南地区市街地再開発事業」

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-代々木駅西口南地区市街地再開発事業-

 「代々木駅西口南地区市街地再開発準備組合」は、JR代々木駅近くで「代々木駅西口南地区市街地再開発事業」を計画しています。概要は、地上39階、地下3階、 高さ約150m、延床面積約69,000㎡で、「店舗、オフィス、共同住宅、駐車場」などで構成される予定です。事業協力者には大和ハウスグループの「フジタ」が参画しています。

 引用資料 建設通信新聞(2021/05/24)
 6.9万㎡複合施設を整備/事業協力者はフジタ/代々木駅西口南再開発準備組合

 再開発の対象地区は渋谷区代々木一丁目内の敷地面積約5,400㎡です。2020年から地元関係者らによる勉強会を3回開き、まちづくりの検討を進めてきました。今後、勉強会の意見などをもとに地区計画策定の要望書を渋谷区に提出します。渋谷区主催の意見交換会などを経て、都市計画手続きに着手する見通しです。

 計画地は新宿や渋谷に近いなど交通利便性が高い立地で、加えて「明治神宮」や「新宿御苑」などの大規模な緑地が近接しています。一方で、駅前の歩行者の滞留空間の不足や狭あい道路の多さ、一部のエリアが浸水予想区域などが課題となっています。

代々木駅西口南地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区代々木一丁目内
◆ 交通-JR山手線・中央本線「代々木」駅、都営地下鉄大江戸線「代々木」駅、小田急小田原線「南新宿」駅
◆ 階数-地上39階、地下3階
◆ 高さ-約150m
◆ 敷地面積-約5,400㎡
◆ 延床面積-約69,000㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-店舗、オフィス、共同住宅、駐車場など
◆ 建築主-代々木駅西口南地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-フジタ(大和ハウスグループ)


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「代々木駅西口南地区市街地再開発事業」の予定地です。JR山手線・中央本線「代々木駅」、都営地下鉄大江戸線「代々木駅」、小田急小田原線「南新宿駅」に近接する好立地です。


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「事業計画地図」です(引用:建設通信新聞)。



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2021年5月23日 (日)

「浜松町駅西口周辺開発計画」変更届 世界貿易センタービルディング 本館(A-1棟) 高さ約200mから高さ約235mに大幅規模拡大!

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-浜松町二丁目4地区-
 
浜松町二丁目では、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「浜松町二丁目4地区」の再開発が計画されています。合計で6棟のビルが建設される巨大プロジェクトです。6棟中4棟が超高層ビルになります。

 第一弾として、「B街区」に、地上29階、塔屋1階、地下3階、高さ155.04mの「日本生命浜松町クレアタワー」が、2018年8月31日に竣工しました。第二弾として、「A街区」に、地上39階、塔屋2階、地下3階、高さ197.321mの「世界貿易センタービルディング南館」が、2021年3月25日に竣工しました。

● A-1棟が高さ約200mから高さ約235mに変更!
 東京都環境局が ”「浜松町駅西口周辺開発計画」変更届” の縦覧を行っています。地上37階、塔屋2階、地下3階、高さ約200mで計画されていた「A-1棟」が、地上46階、塔屋2階、地下3階、高さ約235mに変更されました。階数で9階、高さで約35m高くなりました。A街区全体の延床面積も286,566.20㎡から約314,000㎡と大幅に拡大しています。

 引用資料 東京都環境局(2021/05/19)
 「浜松町駅西口周辺開発計画」変更届

● 航空法での高さ制限は約201m
 「A-1棟」の建設予定地である「世界貿易センタービル」の高さ制限は、「羽田空港高さ制限回答システム」で調べると、制限表面の種類が「円錐表面」、制限高(標高)約204m「建築等可能高=制限高-照会地の地盤の高さ(標高)」となっています。平均地盤面は、T.P.+3.0m(海抜3.0m)です。

 約204m-3.0m=約201mで、高さ約201mの超高層ビルが建設可能です。約235m-約201m=約34mとなります。高さ約34mの大幅な規制緩和が行われる事になります。「国家戦略特区」恐るべしです。

変更後 (仮称)浜松町二丁目4地区A街区全体の概要
◆ 計画名-(仮称)浜松町二丁目4地区A街区
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目5番22、37、48他
◆ 敷地面積-21,007.17㎡(A街区全体)
◆ 建築面積-約18,200㎡(A街区全体)
◆ 延床面積-約314,000㎡(A街区全体)
◆ 容積対象面積-約256,000㎡(A街区全体)
◆ 用途-バスターミナル、タクシープール、ステーションコア、オフィス、店舗、駐車場、駅舎、ホテル等
◆ 建築主-世界貿易センタービルディング、東京モノレール、JR東日本
◆ 設計者-日建設計、鹿島建設、トーニチコンサルタント、ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ 着工-2017年09月07日(南館)
◆ 竣工-2028年度予定(A街区全体)

変更前 (仮称)浜松町二丁目4地区A街区全体の概要
◆ 計画名-(仮称)浜松町二丁目4地区A街区
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目5番22、37、48他
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅
◆ 敷地面積-21,007.17㎡(A街区全体)
◆ 建築面積-18,124.46㎡(A街区全体)
◆ 延床面積-286,566.20㎡(A街区全体)
◆ 容積対象面積-235,280.30㎡(A街区全体)
◆ 用途-オフィス、店舗、交流施設、生活支援施設、鉄道施設、駐車場 等
◆ 建築主-世界貿易センタービルディング、東京モノレール、JR東日本
◆ 設計者-日建設計、鹿島建設、トーニチコンサルタント、ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ 着工-2017年09月07日(南館)
◆ 竣工-2027年度予定(A街区全体)


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「断面図(東西)」です。上層階に「ホテル」が追加され、ホテル部分は西側にセットバックしています。


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「配置計画図」です。


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(変更前)「旧芝離宮恩賜庭園」越しの東側から見た「外観イメージ」です。

 引用資料 世界貿易センタービルディング(PDF:2017/09/07)
 浜松町二丁目4地区A街区本格始動 2021年の竣工に向け、世界貿易センタービルディング南館(業務棟)が着工

 変更前は、「南館(世界貿易センタービルディング南館)」と「本館(A-1棟)」は、双方共に同じ高さ約200mで計画されていました。



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2021年5月22日 (土)

中央区 地上28階、高さ約171mの「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」 (仮称)新TODAビル計画に伴う解体工事 2021年5月上旬の状況

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-(仮称)新TODAビル計画 新築工事-

 「京橋一丁目東地区」は、旧ブリヂストン本社ビルや戸田建設の本社ビルのある約1.6haを対象に、都市再生特別地区、土地区画整理事業、日本橋・東京駅前地区地区計画を活用して開発します。「京橋一丁目東地区」の街区名称は「京橋彩区」に決定しています。

 先行して「A街区」に、地上23階、塔屋2階、地下2階、高さ149.56mの超高層ビル「ミュージアムタワー京橋(MUSEUM TOWER KYOBASHI)」が建設され、2019年7月5日に「竣工式」が執り行われました。

 引き続き、「戸田建設」の本社ビルが解体され跡地には、地上28階、地下3階、 高さ171.00m、延床面積約95,500㎡の「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」が建設されます。

 引用資料 戸田建設
 (仮称)新TODAビル計画について

 2019年12月17日~2022年2月15日の工期で、「戸田建設」の施工により、「(仮称)新TODAビル計画に伴う解体工事【Ⅲ街区】」が行われています。解体される「戸田ビルディング」の概要は、地上9階、塔屋3階、地下4階、高さ(最高部39.970m、軒高31,000m)、延床面積30,369.19㎡となっています。

(仮称)新TODAビル計画 新築工事の概要
◆ 所在地-東京都中央区京橋一丁目7番1号ほか(地番)
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ「日本橋」駅、東京メトロ「京橋」駅
◆ 階数-地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部171.00m
◆ 敷地面積-6,147.44㎡
◆ 建築面積-4,679.32㎡
◆ 延床面積-94,813.34㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-オフィス、集会場、美術館、物販店舗、飲食店舗、自動車車庫
◆ 建築主-戸田建設
◆ 設計者-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 解体工事-2019年12月17日~2022年02月15日予定(Ⅲ街区)
◆ 着工-2021年08月01日予定
◆ 竣工-2024年04月30日予定


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「中央通り広場イメージ」です。


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「京橋彩区(京橋一丁目東地区)」の配置図です。


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「街区再編前」と「街区再編後」です。街区再編により、纏まった3つの街区の形成や老朽化した建築物の機能更新、歩車分離を行い地区全体の防災性、交通の安全性の向上を図ります。


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「(仮称)新TODAビル計画に伴う解体工事」の2021年5月上旬の状況を南西側から見た様子です。「地中障害撤去」と「山留工事」が行われています(写真提供読者さん)。


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東側から見た様子です。「東京ミッドタウン八重洲」の建設現場が見えます(写真提供読者さん)。


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「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」の建築計画のお知らせです。正確な数値に修正されています(写真提供読者さん)。



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2021年5月21日 (金)

JR東日本の「羽田空港アクセス線」 「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」変更届の閲覧 構造形式や断面形状が一部変更! 

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-羽田空港アクセス線(仮称)整備事業-

 JR東日本は、羽田空港と東京駅、新宿駅、新木場駅の3つの駅を結ぶ「羽田空港アクセス線構想」を発表しています。実現すれば、東京駅まで最短18分(現在は最短28分)、新宿駅まで最短23分(現在は最短41分)、臨海部の新木場駅まで最短20分(現在は最短41分)でいずれも乗り換えなしで結ばれ、空港へのアクセス時間が大幅に短縮されます。

(1) 東山手ルート(東京駅ルート)
 
最短18分(現在は最短28分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→大汐線(改修)→大汐短絡線(新設)→田町駅付近で東海道本線に合流→東海道本線→東京駅

(2) 西山手ルート(新宿駅ルート)
 
最短23分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→東品川短絡線(新設)→大井町駅~品川シーサイド駅間でりんかい線に合流→りんかい線→埼京線→新宿駅

(3) 臨海部ルート(新木場駅ルート)
 
最短20分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→りんかい線の引込線(複線化)→品川埠頭分岐部信号場→りんかい線→新木場駅

 「JR東日本」が整備を計画してる「(仮称)羽田空港アクセス線」のうち新線として整備する東京貨物ターミナル~羽田空港間の「アクセス新線」が、2021年1月20日付で国土交通省から鉄道事業法に基づく第一種鉄道事業として許可されました。

 事業区間は12.4kmです。JR田町駅付近から東京貨物ターミナルまでを既存線路の「改良区間」、東京貨物ターミナルから羽田空港までを「新線建設」として整備します。延長は「改良区間」が約7.4km、「アクセス新線」が約5.0kmとなります。

 事業費は3,000億円、開業は2029年度を予定しています。運転本数は1時間8本(上下線) 、1日144本(上下線)とされています。片道では、1時間4本となるので、15分間隔での運転を想定しています。

● 「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」変更届
 ”「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」変更届” が提出されています。Webで閲覧する事が出来ます。閲覧のみ可能で、印刷及びダウンロードを行うことはできません。

 引用資料 東京都環境局(2021/05/19)
 「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」変更届

 東京貨物ターミナル内改良区間の「高架橋構造」を「地平構造」に変更やアクセス新線区間の「シールドトンネル」の断面形状を「複円断面」から「単円断面」への変更など割と大きな変更があります。


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「事業区間平面図及び断面図(変更後)」です。


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「事業区間平面図及び断面図(変更前)」です。


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構造形式の変更

 事業計画の具体化に伴い、東京貨物ターミナル内改良区間において計画していた「高架橋構造」を「地平構造」に変更します。


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断面形状の変更

 事業計画の具体化に伴い、関係機関と協議を行った結果、アクセス新線区間における「シールドトンネル」の断面形状を「複円断面」から「単円断面」へ変更します。



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2021年5月20日 (木)

登録有形文化財 歴史的建造物「旧九段会館」の建て替え事業 「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」 2021年5月上旬の建設状況

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-九段会館-
 
女優の「新垣結衣(32)」と歌手で俳優の「星野源(40)」が結婚することを発表しました。ニュースを見た時に我が目を疑いました(笑)。まさか「逃げ恥」が現実になるとは・・・ コロナ禍で明るいニュースが無い中で、本当にうれしいニュースです。それにしても「ガッキー」がお嫁さんとは本当に羨ましい!

 本題に戻って、「九段会館」は、1934年3月に竣工しました。しかし、2011年3月11日に発生した「東日本大震災」で、天井が崩落して、休館に追い込まれていました。

 「財務省関東財務局」は、「九段会館」の土地の貸し付け先を決める一般競争入札の落札者を「東急不動産」に決定しています。定期借地権方式で土地を貸し付け、建物の一部を保存しつつ、残りの部分を解体して高度利用を図る事業です。

 「東急不動産」と「鹿島建設」が出資する「合同会社ノーヴェグランデ」は、「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」の新築工事に着手しました。2022年7月竣工予定です。
 
 引用資料 東急不動産(2019/09/17)
 登録有形文化財の歴史的建造物「旧九段会館」建て替え事業 (仮称)九段南一丁目プロジェクトが新築着工 「水辺に咲くレトロモダン」をコンセプトに2022年7月竣工予定

 コンクリート造の建物に瓦葺きの勾配屋根を塔屋とパラペットに冠する「帝冠様式」。その特徴をよく表す建物北側と東側部分をL字状に保存して活用します。

 保存部分は「免震レトロフィット工法」の採用、中性化により劣化したコンクリートの補修対策の実施、外壁のスクラッチタイルの落下防止対策の実施等により、創建時の姿を復原・保存します。

九段会館建て替えの概要
◆ 計画名-(仮称)九段南一丁目プロジェクト
◆ 所在地-東京都千代田区九段南一丁目5番1外
◆ 交通-東京メトロ半蔵門線・東西線、都営新宿線「九段下」駅徒歩1分
◆ 階数-地上17階、地下3階
◆ 高さ-最高部85.0m、軒高74.97m
◆ 敷地面積-8,765.85㎡
◆ 建築面積-5,106.90㎡
◆ 延床面積-67,738.20㎡(既存建物保存部分含む)
◆ 構造-鉄骨造(CFT造)、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震レトロフィット(既存の建物の基礎などに免震装置を設置)
◆ 用途-オフィス、店舗、集会場、駐車場等
◆ 建築主-合同会社ノーヴェグランデ(東急不動産と鹿島建設が出資)
◆ 設計者・監理者- 鹿島・梓 設計・工事監理業務共同企業体
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2018年03月01日(解体工事含む)
◆ 竣工-2022年07月15日予定
◆ 開業-2022年10月予定
◆ 土地の貸付期間-2018年03月01日から70年間(定期借地権方式)


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「メインエントランス イメージ」です。


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「お濠沿い テラス イメージ」です。


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「屋上庭園 イメージ」です。


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北西側からお濠(牛ヶ淵)越しに見た「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」の2021年5月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「鉄骨建方」が急ピッチで行われています。この部分はオフィスフロアとなります(写真提供読者さん)。


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オフィスフロアは、基準階面積は約2,500㎡の無柱空間です。「コア部分」を道路側に設けており、お濠(牛ヶ淵)側は眺望が抜群です。 


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お濠(牛ヶ淵)のギリギリまで建設しています(写真提供読者さん)。 


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北東側から見た「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2021年5月19日 (水)

新宿TOKYU MILANO再開発計画 地上48階、高さ約225mの「(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 新築工事」 2021年5月上旬の建設状況

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-新宿TOKYU MILANO再開発計画-
 浜松町の「世界貿易センタービル」の建て替え計画の「A-1棟」が、高さ約200mから約235mに変更されるようです。近隣住民向けに説明会があったようで、これはビッグサプライズですね! 外観デザインも大幅に変更されています。

 イメージパース等の詳細
 浜松町二丁目4地区 計画変更説明会

 本題に戻って、2014年12月31日に閉館した新宿・歌舞伎町の映画館「新宿TOKYU MILANO(新宿ミラノ座)」の跡地活用に向けた再開発事業が動き出しています。「東急建設」の施工で既存施設の解体工事「新宿TOKYU MILANO(本館・新館)解体工事」が行われました。

 当初は同じ街区の北西側に立地する「グリーンプラザ新宿」は再開発に参加しない見通しと伝えられていましたが、再開発に加わる事になり、街区の一体的な再開発が可能になりました。

 地上48階、塔屋1階、地下5階 、高さ約225m、延床面積87,871.50㎡の超高層複合ビルが建設されます。敷地面積4,603.74㎡で、高さ200m超は日本では最小敷地面積です。

 「東京急行電鉄」と「東急レクリエーション」は2019年8月5日に、「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」の建設工事に着手しました。2022年8月31日の完成を予定しています。

 引用資料 東急レクリエーション(PDF:2019/08/05)
 歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿 TOKYU MILANO 再開発計画)」本格着工について

 引用資料 第64回新宿区景観まちづくり審議会(2018/04/13)
 (PDF)新宿TOKYU MILANO再開発計画

新宿TOKYU MILANO再開発計画の概要
◆ 計画名-(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 新築工事
◆ 所在地-東京都新宿区歌舞伎町一丁目29番1、同番番3
◆ 交通- 西武「西武新宿」駅徒歩2分、JR「新宿」駅東口徒歩7分
◆ 階数-地上48階、塔屋1階、地下5階  
◆ 高さ-最高部225.00m
◆ 敷地面積-4,603.74㎡
◆ 建築面積-3,171.05㎡  
◆ 延床面積-87,949.98㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-ホテル、劇場、映画館、店舗、駐車場等
◆ 客室数-未定(運営:東急ホテルズ)
◆ 建築主-東急レクリエーション、東京急行電鉄
◆ 設計者・監理者-久米設計・東急設計コンサルタント設計共同企業体
◆ 外装デザイン-永山祐子建築設計
◆ 企画・プロデュース-POD
◆ 施工者-清水・東急建設共同企業体(清水建設、東急建設JV)
◆ 着工-2019年08月05日 
◆ 竣工-2022年08月31日予定


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「立面図(東側・北側・西側・南側)」です。


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「建築計画概要」です。約1,500人を収容する「ライブホール」、約850席の劇場、約8スクリーンの「映画館」、宿泊施設(運営:東急ホテルズ)を立体的に配置します。


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「配置図」です。

 
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「(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 新築工事」の2021年5月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「基壇部」の鉄骨建方が終わって、「高層部」の鉄骨建方が急ピッチで行われています(写真提供読者さん)。


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「基壇部」と「高層部」の階高が全く違う事が分かります(写真提供読者さん)。


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タワークレーン2基で、鉄骨建方が行われています(写真提供読者さん)。


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南西側から見上げた様子です(写真提供読者さん)。


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北東側から見上げた様子です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2021年5月18日 (火)

高さ約240mと高さ約120mの超高層ツインタワー「赤坂エンタテインメント・シティ計画」 TBSホールディングスがイメージパースを公表!

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-(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画-

 「三菱地所」と「東京放送ホールディングス」は2019年1月30日に、東京・赤坂にある「国際新赤坂ビル(東館、西館、アネックス)」などの建て替えに関する事業協定を締結した事を発表しています。

 「東京都環境局」は、2021年4月9日に「(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画」に係る環境影響評価書案の縦覧を行いました。「環境影響評価書案」により、「東館」は、地上44階、塔屋1階、地下4階、最高高さ約240m、延床面積約179,000㎡、「西館」は、地上23階、塔屋1階、地下2階、最高高さ約120m、延床面積約42,000㎡と判明しました。

● TBSからイメージパースが公開!
 「環境影響評価書案の縦覧」では、外観がイメージしにくかったですが、2021年5月14日に「TBSホールディングス」から詳細なイメージパースが公開されました。

 引用資料 TBSホールディングス(PDF:2021/05/14)
 赤坂エンタテインメント・シティ計画

 ちなみに「東京放送ホールディングス」は、2020年10月1日から「TBSホールディングス」に商号を変更しています。計画が最初に発表された2019年1月30日時点では、まだ「東京放送ホールディングス」でした。

 赤坂エンタテインメント・シティ計画の概要
◆ 計画名-(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画
◆ 所在地-東京都港区赤坂二丁目、六丁目
◆ 交通-東京メトロ千代田線「赤坂」駅直結
◆ 階数-(東館)地上44階、塔屋1階、地下4階、(西館)地上23階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(東館)最高部約240m、(西館)最高部約120m
◆ 計画地面積-(施設全体)約17,400㎡
◆ 敷地面積-(施設全体)約14,200㎡、(東館)約8,800㎡、(西館)約5,400㎡
◆ 建築面積-(施設全体)約9,800㎡、(東館)約5,500㎡、(西館)約4,300㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約221,000㎡、(東館)約179,000㎡、(西館)約42,000㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-(東館)オフィス、商業、駐車場等、(西館)ホテル、劇場、ホール、駐車場等
◆ 建築主-三菱地所、TBSホールディングス
◆ 都市計画決定-2021年度予定
◆ 解体工事着工-2022年度予定
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 供用開始-2028年度予定


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「赤坂エンタテインメント・シティ」のイメージパースです。パッと見は「六本木ヒルズ森タワー」に似ていますが、上から見ると横長のビルです(引用:TBSホールディングス)。


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夜の「赤坂エンタテインメント・シティ」のイメージパースです(引用:TBSホールディングス)。


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「フロア構成図」です(引用:TBSホールディングス)。


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「フロア構成図」です(引用:TBSホールディングス)。


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「東館断面図」です。最高高さ240m程度です。「塔屋」で思いっ切り高さを稼いでいます(引用:東京都環境局)。

● 東館は「逆打ち工法」を採用
 東館は、「構真柱」を先に建込む「逆打ち工法」を採用します。最初に1階床を構築し、その後、地上階は1階→2階→3階と上に向かって、地下階は地下1階→地下2階→地下3階と下に向かって、躯体を同時に構築します。地下は最終的には地表面よりマイナス約29mまで掘削します。


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「西館断面図」です。最高高さ120m程度です(引用:東京都環境局)。

● 西館は「順打ち工法」を採用
 
「西館」は、最初に地表面よりマイナス約23.5mまで掘削します。その後、地下2階→地下1階→1階→2階と上に向かって躯体を構築します。


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「赤坂サカス」と一体化した街が誕生します。もはや「TBSホールディングス」は不動産会社ですね(引用:TBSホールディングス)。


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「配置図」です。東京メトロ千代田線「赤坂」駅直結の好立地です(引用:東京都環境局)。


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「計画地位置図(詳細)」です。街区の全容が判明しました。「国際新赤坂ビル(東館・西館)」以外にも2020年9月22日で営業終了したホテル「インソムニア 赤坂」と「赤坂鳳月堂ビル」も再開発に参画するようです(引用:東京都環境局)。


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「赤坂エンタテインメント・シティ計画」の予定地の空撮です。


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国際新赤坂ビル(東館・西館)
 
「国際新赤坂ビル」です。「東館」と「西館」に分かれています。

国際新赤坂ビルの概要
◆ 所在地-東京都港区赤坂二丁目14-27(東館)、東京都港区赤坂六丁目1-20(西館)
◆ 交通-東京メトロ千代田線「赤坂」駅直結
◆ 階数-(東館)地上24階、塔屋1階、地下3階、(西館)地上18階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(東館)99.75m *塔を含む最高部139.3m、(西館)76.95m 
◆ 敷地面積-11,772.35㎡(東館+西館)
◆ 延床面積-81,160.39㎡(東館+西館)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-国際自動車
◆ 設計者・監理者-三菱地所
◆ 施工者-大林組(東館)、大成建設(西館)
◆ 竣工-1980年09月



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2021年5月17日 (月)

歴史的建造物の「横浜郵船ビル」を保全・活用して建て替え 地上22階、高さ約112mの「(仮称)横浜市中区海岸通計画」  計画段階配慮書の縦覧!

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-(仮称)横浜市中区海岸通計画-

 「神奈川県警察本部」の西側に歴史的建造物の「横浜郵船ビル」があります。「日本郵船」と「三菱地所」は、歴史的建造物の「 横浜郵船ビル」の大部分を、保全・活用して建て替えます。

 計画名は「(仮称)横浜市中区海岸通計画」で、地上22階、塔屋2階、地下2階、高さ約112m(正確には111,100m)、延床面積約88,600㎡の超高層ビルを建設します。

 「横浜市」は、横浜市環境影響評価条例に基づき、(仮称)横浜市中区海岸通計画 計画段階配慮書の縦覧を行っています。縦覧期間は、2021年5月14日(金)~5月28日(金)までです。

 引用資料 横浜市・公式HP(2021/05/14)
 97.(仮称)横浜市中区海岸通計画に係る計画段階配慮書の縦覧について

 2023年から既存建物の解体工事に着手、2024年に着工、2027年に竣工、2028年の供用開始を目指します。1階・2階が「商業店舗」、1階~3階が「教育施設」、4階以上が「オフィス」となります。

(仮称)横浜市中区海岸通計画の概要
◆ 所在地-横浜市中区海岸通三丁目9番
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅徒歩3分、JR「桜木町」駅徒歩10分、JR「関内」駅徒歩10分
◆ 階数-地上22階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部111,100m、建築物99,100m
◆ 敷地面積-約10,550㎡
◆ 建築面積-約8,600㎡
◆ 延床面積-約88,600㎡(容積対象床面積約73,850㎡) 
◆ 用途-オフィス、商業、教育施設等
◆ 建築主-日本郵船、三菱地所
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2023年予定
◆ 着工-2024年予定
◆ 竣工-2027年予定
◆ 供用開始-2028年予定


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「施設断面図(東西)」です。正確な高さは、最高部111,100m、建築物99,100mです。


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「施設断面図(南北)」です。


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「施設配置図」です。再開発予定地は、西側の「横浜郵船ビル」と東側「横浜ビル」です。2棟共に「日本郵船」が100%出資する「郵船不動産」が所有しています。「三菱地所」はもちろんですが、「日本郵船」も「三菱金曜会」の有力企業です。


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「計画区域位置図」です。



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2021年5月16日 (日)

「旧:虎の門病院」の跡地 地上38階、高さ約185mの「⻁ノ⾨⼆丁⽬地区第⼀種市街地再開発事業 業務棟」 2021年5月上旬の建設状況 

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-虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業-
 「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館」を対象にした再開発プロジェクトです。「病院棟」と「業務棟」が建設されます。

 新しく生まれ変わった「虎ノ門病院」は、2019年5月1日に開院し、5月7日から外来診療を開始しています。 病床数は819床です。「病院棟」が完成した事により、「業務棟」の建設に移行します。

 「業務棟」の計画名は 「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事」で、地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ184.925m、延床面積180,652.78㎡です。

 「日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、九州旅客鉄道(JR九州)、大成建設」が保留床取得者として参画する「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」について、2020年9月に新築工事が着工し、本格的にプロジェクトが始動しました。

 引用資料 日鉄興和不動産(PDF:2020/10/19)
 「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」 新時代の国際ビジネス拠点に大規模オフィスプロジェクト 始動

● 最高部の高さは、184.925m? それとも 179.925m?
 港区が、「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」の港区環境影響調査実施要綱に基づく事後調査報告書の閲覧を行っています。縦覧期間は、2021年5月11日(火)~6月10日(木)までです。

 引用資料 港区・公式HP(2021/05/11)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく事後調査報告書(工事中その3)の閲覧【虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業】

 「事後調査報告書の閲覧」なので、特に新しい情報は無いのですが、最高部の高さが分からなくなってしまいました。「建築計画のお知らせ」では、最高部184.925m、軒高179.925mですが、「事後調査報告書の閲覧」の断面図では最高高さ179.925mとなっています。

虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟の概要
◆ 計画名-虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目105番
◆ 交通-地下鉄銀座線「虎ノ門」駅、地下鉄銀座・南北線「溜池山王」駅
◆ 階数-地上38階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部184.925m、軒高179.925m
◆ 敷地面積-22,539.74(施設全体)
◆ 建築面積-15,264.31㎡(施設全体)、7,839.52㎡(業務棟)
◆ 延床面積-266,166.53㎡(施設全体)、180,652.78㎡(業務棟)
◆ 構造- 鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、店舗、業務・生活支援施設、駐車場
◆ 建築主-独立行政法人都市再生機構、虎ノ門エネルギーサービス
◆ 保留床取得者-日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、九州旅客鉄道(JR九州)、大成建設
◆ 設計者-(基本設計)日本設計・三菱地所設計共同企業体、(実施設計)大成建設
◆ 監理者-日本設計・三菱地所設計共同企業体
◆ 施工者-大成建設
◆ 解体工事-2019年03月13日~2020年08月17日
◆ 着工-2020年09月01日
◆ 竣工-2023年11月30日予定


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「本事業の整備⼿順」です(引用:港区環境アセス)。

虎ノ門二丁目地区の整備手順
(1) 国立印刷局の「虎の門工場」を東京都北区の「滝野川工場」へ機能移転
(2) 「虎の門工場」などを解体
(3) 「虎の門工場」跡地に「虎の門病院」の新病院棟を建設
(4) 「旧:虎の門病院」を解体
(5) 「旧:虎の門病院」の場所に、超高層オフィスビルを建設して、一部に国立印刷局の本局や「共同通信会館」の機能を移転
(6) 「共同通信会館」を解体して、アメリカ大使館前交差点を改良


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「虎ノ門・赤坂エリア鳥観図」です(引用:日鉄興和不動産) 。


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完成イメージパースです(引用:日鉄興和不動産) 。


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「⽴⾯図(東⽴⾯図)」です(引用:港区環境アセス)。


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「断⾯図」です。最高高さ179.925mとなっています(引用:港区環境アセス)。


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「施設構成図」です(引用:日鉄興和不動産) 。


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「基準階平面図」です。オフィス基準階は、1フロア約3,500㎡(約1,050坪)、天井高2,900mm、フロア一体で利用しやすい形状かつレイアウトしやすい奥行き18mを確保した整形無柱空間を実現しています(引用:日鉄興和不動産) 。


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「配置図」です。街区北側の「JTビル」は、「住友不動産」に売却されて、ビル名が「住友不動産虎ノ門タワー」に変更されています(引用:日鉄興和不動産) 。


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「位置図」です(引用:日鉄興和不動産) 。


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「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」の2021年5月上旬の建設現場です(写真提供読者さん)。

● 住友不動産虎ノ門タワー(旧:JTビル)
 同じ街区の北側に日本たばこ産業の「JTビル」がありました。日本たばこ産業は、本社を「神谷町トラストタワー(26階~30階)」に移転し、2020年10月5日より新たな本社として稼働しました。

 「JTビル」は、「住友不動産」に売却され、2020年11月下旬に引き渡されました。売却額は非公表ですが、800億円といわれています。ビル名は「住友不動産虎ノ門タワー」に変更されています。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事」の建築計画のお知らせです。「建築計画のお知らせ」では、最高部の高さは184.925mとなっています(写真提供読者さん)。



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2021年5月15日 (土)

不動産大手5社(三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産HD、野村不動産HD) 2021年3月期の決算が出揃う!

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-不動産大手5社-

 2021年3月期の決算が続々と発表されています。不動産大手5社も4月27日に「野村不動産ホールディングス」、5月11日に「東急不動産ホールディングス」、5月13日に「三菱地所」と「住友不動産」、5月14日に「三井不動産」の決算発表がありました。

 2021年3月期は、新型コロナウイルス感染拡大の影響及び緊急事態宣言の発令等により、売上高は「三井不動産」以外は減収となり、営業利益は5社共に減益となりました。ただし、約1年前に発表された2021年3月期予想と比べると、売上高・営業利益共にマイナス幅は縮小されています。

不動産大手5社の2021年3月期連結決算(単位百万円)
1位 三井不動産 売上高2,007,554、営業利益203,770
2位 三菱地所 売上高1,207,594、営業利益224,394
3位 住友不動産 売上高 917,472、営業利益219,244
4位 東急不動産HD 売上高907,735、営業利益56,517
5位 野村不動産HD 売上高580,660、営業利益76,333
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参考 大和ハウス工業 売上高4,126,769、営業利益357,121

不動産大手5社の2020年3月期連結決算(単位百万円)
1位 三井不動産 売上高1,905,642、営業利益280,617
2位 三菱地所 売上高1,302,196、営業利益240,768
3位 住友不動産 売上高1,013,512、営業利益234,332
4位 東急不動産HD 売上高963,198、営業利益79,312
5位 野村不動産HD 売上高676,495、営業利益81,905
------------------------------------------------
参考 大和ハウス工業 売上高4,380,209、営業利益381,114


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1位 三井不動産

 「三井不動産」の2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の連結業績は、売上高2,007,554百万円(前年比+5.3%)、営業利益203,770百万円(前年比△27.4%)です。

 売上高は、投資家向け分譲の過去最高の売上計上、国内住宅分譲の好調な販売や順調な引渡し、2兆75億円となり、過去最高を更新しました。日本の不動産会社で初めて2兆円を突破しました。

 2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績予想は、売上高2,150,000百万円(前年比+7.1%)、営業利益230,000百万円(前年比+12.9%)となっています。

 三井不動産(PDF:2021/05/14)
 2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 東京ドームの加算は2022年3月期第1四半期から
 「三井不動産」は、「東京ドーム」に対する株式公開買い付け(TOB)を行いました。東京ドームの損益については、2022年3月期第1四半期から「その他」セグメントに取り込み予定です。


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2位 三菱地所

 「三菱地所」の2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の連結業績は、売上高1,207,594百万円(前年比△7.3%)、営業利益224,394百万円(前年比△6.8%)です。

 2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,326,000百万円(前年比+9.8%)、営業利益245,000百万円(前年比+9.22%)となっています。

 三菱地所(PDF:2021/05/13)
 2021年3月期  決算短信〔日本基準〕(連結)


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3位 住友不動産

 「住友不動産」の2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の連結業績は、売上高917,472百万円(前年比△9.5%)、営業利益219,244百万円(前年比△6.4%)です。

 2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績予想は、売上高920,000百万円(前年比+0.3%)、営業利益228,000百万円(前年比+4.0%)となっています。

 住友不動産(PDF:2021/05/13)
 2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)


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4位 東急不動産ホールディングス

 「東急不動産ホールディングス」の2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の連結業績は、売上高907,735百万円(前年比△5.8%)、営業利益 56,517百万円(前年比△28.7%)です。

 2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,040,000百万円(前年比+14.6%)、営業利益80,000百万円(前年比+41.5%)となっています。

 仮に「住友不動産」と「東急不動産ホールディングス」が共に計画通りだったとすると、「東急不動産ホールディングス」の売上高が、「住友不動産」を上回り、売上高が業界3位となります。

 東急不動産ホールディングス(PDF:2021/05/11)
 2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)


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5位 野村不動産ホールディングス

 「野村不動産ホールディングス」の2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の連結業績は、売上高580,660百万円(前年比△14.2%)、営業利益76,333百万円(前年比△6.8%)です。

 2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績予想は、売上高680,000百万円(前年比+17.1%)、営業利益77,000百万円(前年比+0.9%)となっています。

 野村不動産ホールディングス(PDF:2021/04/27)
 2021年3月期  決算短信〔日本基準〕(連結)

(備考) 不動産大手5社とは、「三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産HD、野村不動産HD」の上記5社を指します。しかし、近年は、「大和ハウス工業」や「積水ハウス」などのハウスメーカーが、不動産大手が得意とする領域にどんどん進出しています。



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2021年5月14日 (金)

ビックリ仰天! 渋谷区道玄坂二丁目 「東急百貨店本店」を2023年春以降に建物解体工事に着手+「Bunkamura」を大規模改修!

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-東急百貨店本店+Bunkamura-

 「東急、L Catterton Real Estate、東急百貨店」は、渋谷の商業エリアと松濤の住宅エリアの結節点に位置する渋谷区道玄坂二丁目24番土地(現・東急百貨店本店)における開発計画を3社で推進していくことに、5月13日に正式合意しました。今後は本計画の推進のため、本計画の企画検討・設計などを実施していきます。

 東急百貨店 ニュースリリース(PDF:2021/05/13)
 東急株式会社、L Catterton Real Estate、株式会社東急百貨店 渋谷区道玄坂二丁目24番土地における開発計画を3社で推進していくことに合意 ~日本を代表するワールドクラスクオリティの施設を渋谷エリアに創出~

 本計画は、渋谷エリアで多数の複合施設の開発・運営や渋谷の魅力向上に向けてさまざまな取り組みを行ってきた東急グループと、グローバルな不動産開発投資会社としてアイコニックな複合施設開発を手掛けるLCREがパートナーシップを組み、隣接するBunkamuraとの一体化により、「感動」「高揚」など真の豊かさを感じる、日本を代表するワールドクラスクオリティの施設を渋谷エリアに創出します。

 なお、本計画の推進に伴い、計画地に立地する東急百貨店本店は2023年春以降に建物解体工事に着手予定です。また、隣接するBunkamuraは本計画に合わせて大規模改修工事を実施するため、2023年4月より長期休館する予定ですが、東急グループの文化事業の牽引役としての活動は継続するとともに、本計画との一体化に向けて準備を進めます。

● L Catterton Real Estate
 「LCRE(L Catterton Real Estate)」は、LVMHグループにより設立された、全世界で17のオフィスを構え、250億ドル以上の資金を有する、世界最大かつ最もグローバルに展開するコンシューマ業界特化の投資会社です。

 GINZA SIX(東京、日本)、マイアミ・デザイン・ディストリクト(フロリダ、US)、ブレントウッド(ブリティッシュコロンビア、カナダ)など、次世代型のアイコニックな複合施設開発を展開しています。

 「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」は日本語読みをすると分かりやすいと思います。フランス・パリを本拠地とする世界最大のファッション業界大手企業体です。「Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)、CELINE(セリーヌ)、TAG HEUER (タグ・ホイヤー)」など数え切れない数の超一流ブランドを傘下に収めています。


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東急百貨店本店(建て替え)
 「東急百貨店本店」は、1967年11月1日に「東横店」に替わる本店として開店しました。地上9階、地下3階です。開店から50年以上が経過しており、老朽化も指摘されていました。

 「東急百貨店本店」は、2023年春以降に建物解体工事に着手予定である事が発表されました。いつかは建て替えるとは思っていましたが、このニュースを見て正直ビックリしました。

● 渋谷から東急百貨店が消える?
 再開発の具体的な内容は決まっていませんが、東急は会見で「比較的高層の建物となる可能性が高い。ハイエンドの商業施設や高級住宅の複合施設のようなものがありうる。オフィス向けの施設にはならないのではないか」と述べています。

 新しいビルに「東急百貨店本店」が入るのかは分かりません。2020年3月31日には「東横店」が閉店しています。もし、新しいビルに「東急百貨店本店」が入らなかったら渋谷から「東急百貨店」が消える事になります。


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「東急百貨店本店」の西側に隣接して「Bunkamura」が建っています。「東急百貨店本店」と「Bunkamura」は、各階の連絡通路で結ばれてます。


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Bunkamura(大規模改修)

 「Bunkamura」は、1989年9月3日に複合文化施設として開業しました。コンサートホール(音楽)、劇場(演劇)、美術館(美術)、ミニ・シアター(映像)の各施設をはじめ、カフェやアート関連ショップなどがあります。

 「Bunkamura」は、計画に合わせて大規模改修工事を実施するため、2023年4月より長期休館する予定です。1989年9月3日開業と比較的新しいので建て替えは行いません。



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2021年5月13日 (木)

高さ約235m、延床面積約257,000㎡の巨大プロジェクト「中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業」 基本協定書を中野区と締結!

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-中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業-

 中野区では、「中野サンプラザ」と「中野区役所」を中心とする「中野駅新北口駅前エリア」における拠点施設整備の事業化推進のため、第一種市街地再開発事業の施行予定者となる民間事業者の募集・選定を行いました。

 審査委員会の審査結果を踏まえ、施行予定者候補及び次点候補を選定し、2021年1月29日に公表しました。今後、中野区と施行予定者候補との間で基本協定を締結することにより、施行予定者として正式に決定します。

 引用資料 中野区・公式HP(2021/01/29)
 中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備に係る民間事業者の募集について

 引用資料 中野区・公式HP(2021/02/04)
 2021年2月4日 区長記者会見 中野駅新北口駅前エリアにおける拠点施設整備にかかる民間事業者募集の選定結果について

● 基本協定書を中野区と締結!
 「野村不動産」を代表とするグループ「(代表事業者)野村不動産、(共同事業者)東急不動産、住友商事、ヒューリック、JR東日本)」は、中野区とともに推進する「中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業」において、2021年5月6日に中野区と基本協定書を締結しました。今後は、個人施行予定者として事業に参画し、2022年度末の都市計画決定・2028年度内の竣工を目指します。

 引用資料 野村不動産(PDF:2021/05/12)
 中野サンプラザを再整備する大規模複合開発 - 『中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業』に関する基本協定書を中野区と締結

中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業の概要
◆ 街区名-NAKANOサンプラザシティ
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目2-47 他
◆ 交通-JR中央線・総武線・東京メトロ東西線「中野」駅から徒歩1分
◆ 高さ-約235m
◆ 階数-(未公表)
◆ 施行予定区域面積-約23,456㎡
◆ 建築面積-約19,000㎡
◆ 延床面積-約257,000㎡
◆ 容積率対象面積-計画容積率900%
◆ 用途-ホール、オフィス、共同住宅、商業、ホテル
◆ 施行予定者-(代表事業者)野村不動産、(共同事業者)東急不動産、住友商事、ヒューリック、JR東日本、(構成事業者・協力事業者)清水建設、日本郵政不動産、日本設計、電通、ジェイアール東日本ビルディング、野村不動産ホテルズ、野村不動産パートナーズ、東急コミュニティー、リージョンワークス合同会社
◆ 都市計画決定-2022年度末予定
◆ 竣工-2028年度末予定
◆ 総事業費-約1,810億円


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施行予定者候補に決定した「野村不動産」を代表事業者とする企業グループの「NAKANOサンプラザシティ」の完成イメージです。高層部には「中野サンプラザのDNA」を継承した斜めのラインが入っています(引用:中野区)。


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NAKANOサンプラザシティの「新区庁舎側の鳥瞰 サンプラザの森」のイメージです(引用:中野区)。


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NAKANOサンプラザシティの「大ホール」のイメージです。最大7,000人規模となります。2018年2月時点では1万人規模を想定していたので、現実に即してかなり縮小されました(引用:中野区)。

多目的ホール整備の考え方
◆ 着席5,000人、スタンディング時最大7,000人規模の大ホールを整備
◆ 観客席は3層構造の扇形構造
◆ 音楽・サブカル・スポーツ・地域文化の4分野を中心とした興業を誘致


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「屋上広場完成予想パース」です(引用:野村不動産)。


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「集いの広場完成予想パース」です(引用:野村不動産)。


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「歩行者空間完成予想パース」です(引用:野村不動産)。


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NAKANOサンプラザシティの「断面構成図」です。シンボルタワーは、高層部が「オフィス」、中層部が「レジデンス」、低層部が「商業」となっています(引用:中野区)。


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NAKANOサンプラザシティの「配置構成図」です(引用:中野区)。


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「施行予定区域図」です(引用:野村不動産)。


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中野駅新北口駅前エリア
 中野駅新北口駅前エリアは、写真右側の「中野サンプラザ」と写真左側の「中野区役所」を中心とする大規模再開発計画です。



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2021年5月12日 (水)

JR東日本 新宿駅東西自由通路に空間演出型の媒体 国内最大規模の大型LEDビジョン「新宿ウォール456」が放映開始!

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-新宿駅東西自由通路-
 1日に約370万人の世界一の乗降客が行き交う新宿駅は、常にどこかで工事が行われている新宿駅ですが、2012年9月から「新宿駅東西自由通路」の工事が行われています。

 「新宿駅東西自由通路」は、JR新宿駅の東口改札と西口改札を結ぶ改札内通路(北通路)を拡幅し、改札位置を変更して東西の行来を可能とする通路であり、新宿駅周辺における歩行者の回遊性向上に貢献します。

 改札内の通路(幅員約17m)を拡幅し、東口と西口を結ぶ幅員約25m、延長約100mの自由通路を整備していましたが、2020年7月19日の初電から供用開始しました。

● 新宿ウォール456が放映開始!
 「JR東日本」と「ジェイアール東日本企画」は、新宿駅東西自由通路に空間演出型媒体の設置を進めてきましたが、2021年5月10日(月)より広告・環境演出の放映を開始しました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2021/05/10)
 新宿駅東西自由通路に空間演出型の媒体が登場!~国内最大規模の大型LEDビジョン「新宿ウォール456」の初回放映はパナソニック株式会社の「ナノイーX」広告!~

 国内最大規模となる長さ45.6mの超大型LEDビジョン「新宿ウォール456」に加え、光柱・天井面への間接照明、16カ所の音響装置により、空間全体で一体感のある圧倒的な表現が可能です。

 環境演出では、世界最高峰のデジタルアート集団「Moment Factory (モーメントファクトリー)社」を起用し、「新宿カラーバス(色彩に包まれる)」と名付けた空間コンセプトをもとに、光・音・映像を連動させた新しい媒体を用いて、新宿の新たな都市景観を創造するとともに、様々な情報発信を行っていきます。


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パナソニック株式会社「ナノイーX」

 初回の広告放映は2021年5月10日(月)からパナソニックの「ナノイーX」を訴求した広告を放映しています。

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新宿駅東西自由通路平面図

 高さ1.7m×幅45.6mの「新宿ウォール456」、70インチ×25面の「J・ADビジョン新宿駅東西自由通路」、70インチ×14面の「J・ADビジョン新宿駅西改札」の同時広告展開が可能です。


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「東西自由通路の位置および演出エリア」です。


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高さ1.7m×幅45.6mの「新宿ウォール456」です(写真提供読者さん)。


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「J・ADビジョン新宿駅東西自由通路」です(写真提供読者さん)。


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70インチのフルハイビジョン規格液晶モニターとなっています。「放映時の現地写真」を見ると柱も色が変化するようです(写真提供読者さん)。


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新宿駅東西自由通路新設他工事

 「新宿駅東西自由通路」は、2020年7月19日に供用開始しましたが、「新宿駅東西自由通路新設他工事」はまだ続いています。「労災保険関係成立票」によると、工期は2012年10月22日~2022年3月31日(予定)となっています。「大成建設」の施工で行われています(写真提供読者さん)。



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2021年5月11日 (火)

「国際赤坂ビル」を建て替え 地上28階、高さ約160mの「(仮称)赤坂二丁目計画」 建築計画のお知らせ  2022年4月着工!

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-(仮称)赤坂二丁目計画-
 港区に新たな超高層タワーマンションが建設されます。「(仮称)港区港南三丁目プロジェクト」の港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧が、2021年5月11日(火)~6月10日(木)まで行われます。

 港区・公式ホームページ(2021/05/11)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)港区港南三丁目プロジェクト】

 概要は、建物最高高さ約120m、延床面積約76,230㎡です。今朝は「(仮称)港区港南三丁目プロジェクト」をUPしようと思いましたが、完成予想図や立面図等が無かったので諦めました・・・

 本題に戻って、「積水ハウス」は、2014年4月に「国際赤坂ビル」を約740億円で取得しました。「日本生命保険相互会社」は、2018年12月に共有持ち分の50%を400億円超で取得しました。現在の持ち分は、積水ハウス系が50%、日本生命保険系が50%となっています。

 「日商岩井(現:双日)」が、2001年に「トレードピアお台場」に東京本社を移転するまで、このビルに東京本社がありました。そのため「日商岩井ビル」と呼ばれていました。

 「大成建設」により「港区赤坂2丁目国際赤坂ビル(上屋)解体工事」が行われ、跡地には、地上28階、地下3階、高さ約160m、延床面積約75,000㎡の超高層オフィスビルが建設されます。

 引用資料 港区・公式HP(2020/11/11) リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【(仮称)赤坂二丁目計画】

(仮称)赤坂二丁目計画の概要
◆ 所在地-東京都:港区赤坂二丁目4番5号
◆ 交通-東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅直結、東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅直結
◆ 階数-地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 敷地面積-5,988.25㎡
◆ 建築面積-約2,915㎡
◆ 延床面積-約75,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途- オフィス、店舗、育成用途、駐車場等
◆ 建築主-積水ハウス、日本生命保険
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2019年02月01日~2020年05月15日
◆ 着工-2022年04月01日予定
◆ 竣工-2024年06月30日予定


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「断面図(A断面)」です。


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「立面図(北側立面図)」です。


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「立面図(東側立面図)」です。


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「配置計画図」です。


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「緑化計画図」です。

 

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解体前の「国際赤坂ビル」です。

建て替え前の国際赤坂ビルの概要
◆ 所在地-東京都港区赤坂二丁目4番5号
◆ 交通-東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅直結、東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅直結
◆ 階数-地上20階、地下4階
◆ 高さ-76.4m
◆ 敷地面積-6,008.27㎡
◆ 延床面積-62,836.39㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途- オフィス、店舗
◆ 建築主-国際自動車
◆ 設計者-三菱地所
◆ 竣工-1973年02月


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「(仮称)赤坂二丁目計画」の2021年5月上旬の建設予定地です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です。地上躯体の解体は終わっています。「大林組」の施工で2021年7月から地下解体の解体工事が始まるようです(写真提供読者さん)。


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東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅直結の好立地です(写真提供読者さん)。


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「建築計画のお知らせ」の目隠しが、半分めくれて見えていたそうです。着工が2022年4月1日予定、竣工が2024年6月30日予定と判明しました(写真提供読者さん)。



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2021年5月10日 (月)

渋谷区 高さ約179m、高さ約133mの「(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」 2021年5月上旬の建設状況

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-(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業-
 
JR渋谷駅の南側の「(仮称) 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」の予定地にはたくさんの雑居ビルが建っていましたが、解体工事が終わり、本格的に工事が行われていて、光景が一変しています。

 渋谷の他の再開発と比べて、圧倒的に地権者の数が多いため合意形成までには涙ぐましい努力があった事は容易に想像出来ます。渋谷を「金城湯池(非常に守りの堅いたとえ)」とする東急グループの執念を感じます。

 引用資料 東急不動産(2018/10/31)
 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業 権利変換計画認可を受け2019年1月より解体着工

(仮称) 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区桜丘町、道玄坂一丁目及び渋谷三丁目各地内
◆ 対象区域-約26,000㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約16,970㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約254,830㎡(施設全体)

A街区の概要
◆ 階数-地上39階、地下4階
◆ 高さ-最高部179.97m(TP+17.26m)
◆ 敷地面積-8,072.28㎡
◆ 建築面積-7,392.15㎡
◆ 延床面積-184,602.81㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場 等
◆ 建築主-渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合(参加組合員・事業協力者・地権者-東急不動産)
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2019年05月01日
◆ 竣工-2023年11月30日予定

B街区の概要
◆ 階数-地上29階、地下2階(地上30階、地下1階 補助第18号線レベルを1階とした場合の階数)
◆ 高さ-最高部133.00m(TP+22.80m)
◆ 敷地面積-8,478.93㎡
◆ 建築面積-5,791.01㎡
◆ 延床面積-69,156.19㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、サービスアパートメント、駐車場 等
◆ 総戸数-約170戸
◆ 建築主-渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合(参加組合員・事業協力者・地権者-東急不動産)
◆ 設計者-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2020年05月01日
◆ 竣工-2023年11月30日予定

C街区の概要
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 高さ-最高部17.00m(TP+28.44m~)
◆ 敷地面積-約418㎡
◆ 建築面積-約320㎡
◆ 延床面積-約830㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 用途-教会 等
◆ 建築主-渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合(参加組合員・事業協力者・地権者-東急不動産)
◆ 設計者-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2019年07月01日
◆ 竣工-2020年05月15日予定


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「アーバン・コアイメージ」です。


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「補助線街路第18号線上空横断橋イメージ」です。


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組合設立認可時点の「配置計画図」です。配置図のほとんど変更は無いと思われます。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2015/09/14) リンク切れ
 渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合の設立認可について


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組合設立認可時点の「断面図」です。階数が変更になりましたが、参考になると思います。


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「(仮称) 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業 A街区」の2021年5月上旬の建設状況です。この現場は「逆打ち工法」で建設されています(写真提供読者さん)。


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「逆打ち工法」なので、最初に「構真柱(こうしんちゅう)」を建込みます。写真は、建込まれた「構真柱」の頭部分です(写真提供読者さん)。


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「構真柱」の上に「鉄骨建方」を行います(写真提供読者さん)。


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「鉄骨建方」が行われた部分は、床が高くなってます(写真提供読者さん)。


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完成した床部分です。多くの場合「逆打ち工法」では、1階床を最初に構築します。しかし、この現場は急傾斜地に建設しているので、この部分が1階床になるかは分かりません(写真提供読者さん)。


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完成した床部分に「クラムシェル」が見えます。「クラムシェル」で掘削土を揚土しています。「逆打ち工法」では、地下階は下に向かって構築します(写真提供読者さん)。


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構築された床を横から見るとこんな感じです(写真提供読者さん)。


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「階高が低すぎる・・・」と心配するかも知れませんが、心配する必要はありません。下の階は床は仮設の「作業床」で、コンクリートは「捨てコンクリート」のため、解体されて更に掘り下げられて本設の床が構築されます(写真提供読者さん)。


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JR線からかなり掘り下げています。 この部分は、仮設の「作業床」です。床のコンクリートは「捨てコンクリート」のため、上の階の床が完成すると解体されます(写真提供読者さん)。


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「(仮称) 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業 B街区」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業 A街区」の建築計画のお知らせです。


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「(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業 B街区」の建築計画のお知らせです。


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「(仮称)渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業 C街区」の建築計画のお知らせです。



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2021年5月 9日 (日)

「東京ミッドタウン八重洲」のすぐ北側 (仮称)ヤンマー東京ビル新築工事 2021年5月上旬の建設状況

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-(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事-

 「ヤンマー」は、2020年2月4日に関係者出席のもと旧ヤンマー東京ビル跡地にて「地鎮祭」を行い、2月5日より「(仮称)ヤンマー東京ビル」の新築工事に着手しました。「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事」と共に2022年8月に同時グランドオープンの予定です。

 引用資料 ヤンマー(2020/02/04)
 ヤンマー東京ビルの新築工事着工について

 「(仮称)ヤンマー東京ビル」は、環境性能に優れたヤンマーのバイオディーゼルコージェネレーションシステム等の最新環境技術の導入が予定されており、建築物の環境性能総合評価指標である「CASBEE(キャスビー)」において最高ランク(Sランク)を実現する計画です。また、「中間免震構造」を採用による災害対策の強化や東京駅から八重洲地下街等を通じての直通の立地を活かした高アクセスを実現します。

 現時点における竣工後のビル運用計画は、地下3階・地下2階が「駐車場」、地下1階~地上2階が「商業エリア」、3階~14階が「ヤンマーグループ、オフィステナントエリア」となる予定です。

(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事の概要
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目1番1号(地番)
◆ 階数- 地上14階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部69.88m
◆ 敷地面積-1,483.79㎡
◆ 建築面積-1,360.00㎡
◆ 延床面積-21,834.74㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 建築主-セイレイ興産(ヤンマーグループ)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2020年02月04日(地鎮祭)、2020年02月05日(着工)
◆ 竣工-2022年08月20日予定


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西側から見た「(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事」の2021年5月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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北側から見た様子です。左側(東側)のタワークレーンは、「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事 A-2街区」のタワークレーンだと思われます(写真提供読者さん)。


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「(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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八重洲Kビル
 「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の街区の北東角に「八重洲Kビル」があります。八重洲Kビルは「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」には参画しませんが、「(仮称)東京Yビルプロジェクト」として、地上12階、地下1階、高さ55m、延床面積約6,050㎡のオフィスビルに単独で建て替えられる予定です。

(仮称)東京Yビルプロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目1番3号(地番)
◆ 階数- 地上12階、地下1階
◆ 高さ-最高部約55m
◆ 敷地面積-640.88㎡
◆ 建築面積-約530㎡
◆ 延床面積-約6,050㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 用途-オフィス、一部店舗
◆ 建築主-柿本商会
◆ 設計者-山下設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 解体工事-2021年04月08日~2022年08月31日予定
◆ 着工-2021年10月01日予定
◆ 竣工-2023年06月30日予定


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「仮囲い」で囲われています。現在、「(仮称)東京Yビルプロジェクト解体工事」が、清水建設の施工で行われています。 解体工事の工期は、2021年4月8日~2022年8月31日(予定)となっています(写真提供読者さん)。


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「(仮称)東京Yビルプロジェクト」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2021年5月 8日 (土)

八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業 地上45階、高さ約240mの「東京ミッドタウン八重洲」 2021年5月上旬の建設状況

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-八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業-
 東京駅周辺では、丸の内側では怒涛の勢いで再開発が行われていますが、八重洲側では再開発があまり進んでいませんでした。丸の内側は区画が大きい上に地権者が超大手企業のため再開発が比較的スムーズに進みますが、八重洲側は小規模なビルが多く権利関係が複雑に絡み合っているため合意形成が非常に難しいためです。
 
 そんな中でも、「八重洲一丁目東地区再開発計画」、「八重洲二丁目北地区再開発計画」、「八重洲二丁目中地区再開発計画」の3地区で再開発が協議されています。
 その中で、最も進んでいるのが「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。

 「三井不動産」は、八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の一員として、「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、2018年12月3日に起工式を執り行いました。

● 街区名称を東京ミッドタウン八重洲に決定!
 「三井不動産」は、八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の一員として、「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、街区名称を「東京ミッドタウン八重洲」に決定しました。

 引用資料 三井不動産(2021/04/08)
 「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の街区名称を「東京ミッドタウン八重洲」に決定 日本の玄関口・八重洲に、第3の「東京ミッドタウン」が2022年8月末竣工(予定)

 引用資料 公式ホームページ
 東京ミッドタウン八重洲

 「東京ミッドタウン(港区赤坂)」、「東京ミッドタウン日比谷(千代田区有楽町)」に続く3施設目の東京ミッドタウンとなる「東京ミッドタウン八重洲」となります。

東京ミッドタウン八重洲の概要
◆ 計画名-八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目地内 他
◆ 交通-JR「東京」駅地下直結、東京メトロ丸の内線「東京」駅地下直結、東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩3分、東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋」駅徒歩6分
◆ 階数- (A-1街区)地上45階、塔屋2階、地下4階、(A-2街区)地上7階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(A-1街区)最高部約240m、(A-2街区)最高部約41m
◆ 地区面積-(A-1街区)12,390.43㎡、(A-2街区)1,043.69㎡
◆ 敷地面積-(A-1街区)10,875.16㎡、(A-2街区)742.92㎡
◆ 延床面積-(A-1街区)283,896.06㎡、(A-2街区)5,853.53㎡
◆ 構造-(A-1街区・A-2街区)鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-(A-1街区)パイルド・ラフト基礎(直接基礎と杭基礎の複合基礎)、(A-2街区)直接基礎
◆ 地震対策-(A-1街区)制振構造(制振ブレースと制振オイルダンパーを設置)
◆ 用途-(A-1街区)オフィス、店舗、ホテル、小学校、バスターミナル、駐車場等、(A-2街区)オフィス、店舗、子育て支援施設、駐輪場、駐車場、住宅等
◆ 客室数-98室(39階~45階)
◆ 建築主-八重洲二丁目北地区市街地再開発組合(事業協力者 三井不動産)
◆ 設計者-(基本設計・実施設計)日本設計、(実施設計)竹中工務店
◆ 監理者-日本設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-(既存建物等解体工事)2017年09月01日~2018年11月30日、(地下解体工事)2018年06月01日~2020年12月31日予定
◆ 着工-2018年12月03日(起工式)
◆ 竣工-2022年08月末予定
◆ オープン-2022年末予定(ホテル開業)


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丸の内側から見た「完成イメージ」です。


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施設一覧

 39階~45階には、ブルガリ ホテルズ & リゾーツ日本初進出となる「ブルガリ ホテル 東京」が開業します。ブルガリ ホテルズ & リゾーツは、これまで、ミラノ、ロンドン、バリなど世界6都市に展開しています。「ブルガリ ホテル東京」は10軒目の開業で、日本初進出となります(2021年3月時点)。


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「5階屋外テラス イメージパース」です。


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「2階オフィスロビー イメージパース」です。


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「フロア構成図」です。


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1フロア約4,100㎡(約1,240坪)もあります。広大なオフィスフロアで自由度の高いレイアウトとワークスタイルの多様性に対応します。


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「配置図」です。


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「東京ミッドタウン八重洲周辺図」です。南側に計画中の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」と合わせて「東京ミッドタウン八重洲」と思われます。


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丸の内側から見た「東京ミッドタウン八重洲」の2021年5月上旬の建設状況です。高さ約205mの「グラントウキョウノースタワー」と「グラントウキョウサウスタワー」より約35m高いのでもっと圧迫感があるのかと思っていましたが、間に「外堀通り」があってより離れているので圧迫感はほとんど感じません(写真提供読者さん)。


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遠近法で、南側の「グラントウキョウサウスタワー」より低く見えます(写真提供読者さん)。


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「カーテンウォール」の取り付けもどんどん進んでいます(写真提供読者さん)。


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最高部です(写真提供読者さん)。


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「塔屋」の構築を行っています(写真提供読者さん)。


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南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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低層部の張り出した部分の構築も本格的に行われています(写真提供読者さん)。



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2021年5月 7日 (金)

大幅に規模が拡大! JR小岩駅前 地上45階、高さ約169mの「南小岩七丁目地区第一種市街地再開発事業」 環境影響評価調査計画書の縦覧!

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-南小岩七丁目地区第一種市街地再開発事業-

 東京都江戸川区の「JR小岩駅」の南口と北口では複数の市街地再開発事業が計画されています。南口では第一弾として、地上29階、塔屋1階、地下2階、高さ105.20m、総戸数177戸(地権者住戸12戸)の「南小岩七丁目西地区第一種市街地再開発事業施設建築物」が建設され、「アルファグランデ小岩スカイファースト」として2015年4月下旬に竣工しました。

 更に第2弾として「南小岩六丁目地区第一種市街地再開発事業」が建設中で、第3弾として施行区域が最大規模の「南小岩七丁目地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

● 環境影響評価調査計画書の縦覧!
 東京都環境局から「南小岩七丁目地区第一種市街地再開発事業」環境影響評価調査計画書の閲覧が行われています。Webでも閲覧のみ可能ですが、閲覧には、Windows7~10、Internet Explorer及びAdobe Acrobat Reader DCが必要です。ブラウザで一番人気の「Google Chrome」でも接続は出来ますが、PDFの中身が真っ白で何も見る事が出来ません。

 引用資料 東京都環境局(2021/05/06)
 「南小岩七丁目地区第一種市街地再開発事業」環境影響評価調査計画書

 当初は、地上25階、地下3階、高さ約100m、延床面積約123,000㎡で計画されていましたが、地上45階、地下2階、高さ約169m、延床面積約152,000㎡と大幅に規模が拡大されています。全国でいろいろ再開発を見てきましたが、計画変更でこんなに高さが高くなったのは記憶にありません。

 2023年度の都市計画決定、2024年度の本組合設立認可を経て、2025年度に着工、2029年度に竣工、2030年度の供用開始を目指します。事業協力者は「日鉄興和不動産グループ(構成企業:住友商事、長谷工コーポレーション、学研ホールディングス)、コンサルタントは「アール・アイ・エー」が務めます。

南小岩七丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都江戸川区南小岩七丁目の一部
◆ 交通-JR総武本線(緩行線)「小岩」駅
◆ 階数-(東棟)地上45階、地下2階、(西棟)地上13階、地下2階
◆ 高さ-(東棟)最高部約169m、(西棟)最高部約60m
◆ 敷地面積約-約15,000㎡
◆ 建築面積-約12,000㎡
◆ 延床面積-約152,000㎡
◆ 用途-共同住宅、商業施設、公益施設、駐車場、駐輪場等
◆ 総戸数-(東棟)約950戸、(西棟)約300戸
◆ 建築主-南小岩七丁目地区市街地再開発組合(予定)
◆ 事業協力者-日鉄興和不動産グループ(構成企業:住友商事、長谷工コーポレーション、学研ホールディングス)
◆ コンサルタント-アール・アイ・エー
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2029年度予定
◆ 供用開始-2030年度予定


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「建物概要図」です(引用:東京都環境局)。


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「配置計画図」です(引用:東京都環境局)。


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「JR小岩駅」の周辺では再開発計画が目白押しです(引用:東京都環境局)。


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現時点で公開されている完成イメージです。地上25階、高さ約100mで描かれています。地上45階、高さ約169mに変更されたので、完成イメージも大幅に変更されると思われます。

 引用資料 江戸川区・公式ホームページ
 南小岩七丁目地区


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2017年6月頃公開されていた完成イメージです。この頃の概要は、地上25階、地下3階、高さ約100m、延床面積約123,000㎡となっていました(引用:江戸川区)。

南小岩七丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都江戸川区南小岩七丁目の一部
◆ 階数-地上25階、地下3階
◆ 高さ-最高部約100m
◆ 敷地面積約-約15,000㎡
◆ 建築面積-約12,000㎡
◆ 延床面積-約123,000㎡(容積対象面積約87,000㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-商業(物販・飲食)、非商業、共同住宅、駐車場、駐輪場 等
◆ 総戸数-約350戸


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JR小岩駅のホームから見た「南小岩七丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。奥に見えている超高層タワーマンションは、「アルファグランデ小岩スカイファースト」です。


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「南小岩七丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地には、中小の雑居ビルや民家などが密集しています。


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最寄り駅となる「JR小岩駅」です。島式1面2線の高架駅です。総武本線の緩行線を走る中央・総武線各駅停車のみが停車します。



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2021年5月 6日 (木)

札幌市 新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト 地上30階、高さ約98m「プレミストタワー新さっぽろ」の概要決定!

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-新さっぽろ駅周辺地区-
 
「大和ハウス工業」は、「大和リース」と、「医療法人新さっぽろ脳神経外科病院、医療法人新札幌整形外科病院、社会医療法人交雄会メディカル記念塔病院、学校法人札幌学院大学、学校法人滋慶学園札幌看護医療専門学校」の6者とともに、札幌市厚別区の「市営住宅下野幌団地」跡地などにおいて「新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」として共同開発を進めています。

 北海道発のJR駅・地下鉄駅の直結プロジェクトで、開発総敷地面積約55,700㎡の住・商・医・学を含めた大規模複合開発となります。総事業費は約500億円を予定しています。

● プレミストタワー新さっぽろの概要決定!
 「大和ハウス工業」は、現在、「新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」のI街区内において、分譲マンション「プレミストタワー新さっぽろ」を建設中ですが、その概要が決定しました。2021年5月1日より、マンションギャラリーをグランドオープンし、2021年6月中旬より販売開始を予定しています。

 引用資料 大和ハウス工業(2021/04/28)
 「プレミストタワー新さっぽろ」概要決定

 引用資料 公式ホームページ
 プレミストタワー新さっぽろ

 「プレミストタワー新さっぽろ」は、地上30階、地下1階、高さ98.51m、総戸数220戸(別途ゲストルーム3戸、ワーキングラウンジ1戸、フィットネスルーム1戸、パーティールーム1戸、スカイラウンジ1戸、管理事務室1戸)の超高層タワーマンションです。「大和ハウス工業」から、経済産業省が実施する「超高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)実証事業」に初めて採択されました。

プレミストタワー新さっぽろの概要
◆ 計画名-新さっぽろ駅周辺地区Ⅰ街区マンション新築工事
◆ 所在地-札幌市厚別区厚別中央一条六丁目493-37ほか(地番)
◆ 交通-地下鉄東西線「新さっぽろ」駅より徒歩4分、JR千歳線「新札幌」駅より徒歩4分
◆ 階数-地上30階、地下1階
◆ 高さ-最高部98.51m
◆ 敷地面積-4,234.35㎡
◆ 建築面積-1,312.29㎡
◆ 延床面積-24,655.60㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-(調査中)
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-220戸(別途ゲストルーム3戸、ワーキングラウンジ1戸、フィットネスルーム1戸、パーティールーム1戸、スカイラウンジ1戸、管理事務室1戸)
◆ 建築主-大和ハウス工業
◆ 設計者・監理者-ドーコン
◆ 施工者-フジタ・大成建設特定建設工事共同企業体(代表者 フジタ)
◆ 着工-2020年07月02日
◆ 竣工- 2023年05月中旬予定
◆ 入居開始-2023年07月下旬予定


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「新さっぽろ駅周辺地区 G・I 街区開発プロジェクト(I 街区)」のイメージ図です(引用:大和ハウス工業)。


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「新さっぽろ駅周辺地区 G・I 街区開発プロジェクト(I 街区)」のイメージ図です(引用:大和ハウス工業)。


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「現地案内図」です(引用:プレミストタワー新さっぽろ・公式HP)。



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2021年5月 5日 (水)

上智大学四谷キャンパス 「住友林業」が持つ最新技術を結集 国産材を使用した木造耐火構造の「上智大学15号館」が着工!

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-上智大学15号館-

 「学校法人上智学院」と「住友林業」は、2021年4月26日に「上智大学15号館」の起工式を行いました。「上智大学15号館」は国産材を使用した木造3階の耐火構造で、原材料の調達、その輸送、材料の加工など、建築等の過程で出るCO2(エンボディード・カーボン)の排出を削減します。住友林業が設計・施工し、2022年4月の竣工、2022年6月の供用開始を目指します。

 引用資料 学校法人上智学院(2021/04/27)
 木造耐火構造の「上智大学15号館」が着工 住友林業の最新技術で脱炭素社会に寄与

 「上智大学15号館」は、「ポストテンション耐震技術( 耐力部材に通した高強度の鋼棒やワイヤーロープに引張力を与えることで部材間の固定度を高める技術)、耐火木質部材「木ぐるみFR(1時間耐火の大臣認定を取得した純木質耐火集成材で、木をあらわしにすることができる構造材)」など住友林業が持つ最新技術を結集しています。

上智大学15号館の概要
◆ 計画名-(仮称)上智大学15号館
◆ 所在地-東京都千代田区麹町六丁目16番、17番、18番の各一部
◆ 交通-JR中央線快速・総武線「四ツ谷」駅徒歩3分、東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷」駅徒歩4分
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 敷地面積-38,337.58㎡(施設全体)
◆ 建築面積-163.05㎡
◆ 延床面積-478.35㎡
◆ 構造-木造(耐火構造)
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 地震対策-ポストテンション耐震技術(耐力部材に通した高強度の鋼棒やワイヤーロープに引張力を与えることで部材間の固定度を高める技術)
◆ 用途-学校、飲食店舗
◆ 建築主-学校法人上智学院
◆ 設計者・監理者-住友林業
◆ 施工者-住友林業
◆ 着工-2021年04月26日(起工式) 、2021年05月(着工)
◆ 竣工-2022年04月予定
◆ 供用開始-2022年06月予定


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外観は異なる太さの木材を交差させた格子で覆うデザインで、上智大学の建学の理念に連なる「多様性」「他者との交流」「真理」「伝統」を表現しています。外部の格子には多摩産材のスギを使用します。


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2階・3階には、約60人収容の教室を1つずつ設置します。


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1階にはカフェを開設します。カフェは 一般の方も利用出来ます。


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「上智大学6号館(ソフィアタワー)」東側の 東門手前の麹町大通りに面した場所に建設予定です。


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上智大学の「四谷キャンパス」です。


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四谷キャンパスのシンボルである「上智大学6号館(ソフィアタワー)」です。概要は、地上17階、塔屋1階、地下1階、高さ75.535m、延床面積38,855.41㎡です。2017年1月20日に竣工しました。


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「上智大学15号館」は、「上智大学6号館(ソフィアタワー)」の東側に建設予定です。



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2021年5月 4日 (火)

葛飾区 京成立石駅の南口でも再開発計画が進行中 地上34階、高さ約125mの「立石駅南口東地区第一種市街地再開発事業」

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-立石駅南口東地区第一種市街地再開発事業-

 京成立石駅は、ジャンクション的な役目を果たす「青砥駅」の一つ手前の駅です。島式2面2線の地上駅ですが、「都市高速鉄道京成電鉄押上線(四ツ木駅~青砥駅間)連続立体交差事業」が行われており、将来的には高架化されます。高架化工事に合わせるように駅の北口(立石駅北口地区)と南口(立石駅南口西地区、立石駅南口東地区)に再開発が計画されています。

 立石駅南口東地区では、立石駅南口東地区市街地再開発準備組合と準備組合に参加組合員予定者として参画している「野村不動産、阪急阪神不動産」が「立石駅南口東地区第一種市街地再開発事業」を計画しています。

 引用資料 野村不動産(PDF:2019/06/04)
 「立石駅南口東地区第一種市街地再開発事業」都市計画決定のお知らせ

 現時点でのスケジュールは、2021年度に再開発組合(本組合)設立認可がされ、2022年度に権利変換計画認可、2023年度に施設建築物工事着手、2026年度に施設建築物が竣工する予定となっています。

立石駅南口東地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都葛飾区立石一丁目の一部及び立石四丁目の一部
◆ 交通-京成電鉄押上線「京成立石」駅
◆ 施行区域面積-約10,000㎡
◆ 建築主-立石駅南口東地区市街地再開発組合(予定)
◆ 参加組合員予定者-野村不動産、阪急阪神不動産
◆ 設計者-事業コンサルタント-佐藤総合計画
◆ 事業協力者-清水建設
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2026年度予定

A敷地の概要
◆ 階数-地上34階、地下1階
◆ 高さ-約125m
◆ 敷地面積-約5,060㎡
◆ 建築面積-約3,350㎡
◆ 延床面積-約53,200㎡(容積対象床面積約37,900㎡) 
◆ 用途-共同住宅、事務所、店舗、公益、 駐輪場、駐車場 等
◆ 総戸数-約450戸

B敷地の概要
◆ 階数-地上3階、地下1階
◆ 高さ-約16m
◆ 敷地面積-約760㎡
◆ 建築面積-約530㎡
◆ 延床面積-約1,500㎡(容積対象床面積約1,160㎡)
◆ 用途-事務所、店舗、公益、 駐輪場 等


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「施行区域」です。「A敷地」と「B敷地」で構成されています。


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「周辺地図」です。西隣では「立石駅南口西地区第一種市街地再開発事業」も計画されています。


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立石駅北口地区第一種市街地再開発事業
 京成立石駅の北口では、「立石駅北口地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、立石駅北口地区市街地再開発組合の設立を2021年4月28日に認可しました。

 引用資料 東京建物(PDF:2021/04/28)
 『立石駅北口地区第一種市街地再開発事業』市街地再開発組合設立認可

立石駅北口地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都葛飾区立石四丁目及び立石七丁目各地内
◆ 交通-京成電鉄押上線「京成立石」駅
◆ 区域面積-約22,000㎡
◆ 建築主-立石駅北口地区市街地再開発組合(参加組合員 東京建物、旭化成不動産レジデンス、首都圏不燃建築公社)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 総事業費-約932億円

西街区の概要
◆ 階数-地上35階、地下2階
◆ 高さ-約120m
◆ 敷地面積-約7,130㎡
◆ 建築面積-約4,900㎡
◆ 延床面積-約79,200㎡(容積対象床面積約57,000㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、店舗、駐車場、駐輪場
◆ 総戸数-約650戸

東街区(葛飾区総合庁舎)の概要
◆ 階数-地上13階、地下3階
◆ 高さ-約62m
◆ 敷地面積-約4,660㎡
◆ 建築面積-約3,260㎡
◆ 延床面積-約41,100㎡(容積対象床面積約32,600㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-葛飾区総合庁舎、店舗、公益、駐車場、駐輪場



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2021年5月 3日 (月)

JR南船橋駅周辺が「三井不動産村」に! JR南船橋駅南口市有地活用事業 完成後のイメージ図 

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-JR南船橋駅南口-
 JR南船橋駅南口は、長い間開発から取り残されていました。目立った開発は、「ららぽーとスキードームSSAWS」の跡地に2006年4月24日に「IKEA船橋(現:IKEATokyo-Bay)」がオープン、総戸数1,211戸の 大規模マンション「ワンダーベイシティSAZAN」が2007年1月に竣工したくらいでした。

 「三井不動産」が、「船橋オートレース場」跡地に、大規模物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋」を整備中ですが、それに触発されるように動きが出てきました。

 「IKEATokyo-Bay」のすぐ北側に、三井不動産レジデンシャルが「(仮称)船橋市浜町2丁目計画 新築工事」を建設中です。正式名称は「パークホームズLaLa南船橋ステーションプレミア」です。

 JR南船橋駅周辺は、「三井ショッピングパーク ららぽーと TOKYO-BAY、三井不動産ロジスティクスパーク船橋、パークホームズLaLa南船橋ステーションプレミア」と「三井不動産村」の様相を呈してきました。

JR南船橋駅南口市有地活用事業
 「南船橋駅南口地区」は、JR京葉線南船橋駅南口の駅前に位置し、官民連携事業等の実施によって、臨海部における賑わいの創出と回遊性の向上に寄与する魅力的なまちづくりを進めていく地区です。

 緑豊かな広場空間を駅前に配置することにより憩いと賑わいを提供し、周辺環境と調和を図りつつ、新たな回遊拠点を創出することをテーマにまちづくりを進めていきます。広場を中心としたまちづくりを行うことにより、地域が一体となる臨海部の玄関口を形成していきます。

 「船橋市」は、JR南船橋駅南口市有地活用事業の事業者募集で、「三井不動産グループ」を優先交渉権者に選定しています。大規模な広場空間を中心に商業施設、居住施設等を配置することで憩いと賑わいを提供し、新たな回遊拠点を創出することを提案しています。住む人、働く人、訪れる人が自分の居場所(庭)と思える広場、「まちの庭」を開発コンセプトとしています。

 引用資料 船橋市・公式ホームページ
 令和2年度第140回船橋市都市計画審議会の会議概要


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「地区整備計画」です。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業」の予定地を南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業」の予定地を南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業」の予定地を西側に見た様子です。「IKEATokyo-Bay」が見えます(写真提供読者さん)。



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2021年5月 2日 (日)

葛飾区 葛飾区総合庁舎も入る地上35階、高さ約120mの「立石駅北口地区第一種市街地再開発事業」 市街地再開発組合の設立!

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-立石駅北口地区第一種市街地再開発事業-

 京成立石駅は、ジャンクション的な役目を果たす「青砥駅」の一つ手前の駅です。島式2面2線の地上駅ですが、「都市高速鉄道京成電鉄押上線(四ツ木駅~青砥駅間)連続立体交差事業」が行われており、将来的には高架化されます。高架化工事に合わせるように駅の北口(立石駅北口地区)と南口(立石駅南口西地区、立石駅南口東地区)に再開発が計画されています。

● 市街地再開発組合の設立!
 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、立石駅北口地区市街地再開発組合の設立を2021年4月28日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、防災性・安全性の向上に寄与する公共施設を整備するとともに、業務機能の導入や良質な住宅供給を行い、魅力ある駅前環境を形成します。

 引用資料 東京都報道発表資料(2021/04/27)
 立石駅北口地区市街地再開発組合の設立を認可します

 引用資料 東京建物(PDF:2021/04/28)
 『立石駅北口地区第一種市街地再開発事業』市街地再開発組合設立認可

 「東街区」には「葛飾区総合庁舎」が入ります。3階床下に免震構造を採用し、「ヘリポート」も備えるなど防災拠点としての機能を大幅に高めます。参加組合員「東京建物、旭化成不動産レジデンス、首都圏不燃建築公社」で、基本設計は「日本設計」が担当しています。

立石駅北口地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都葛飾区立石四丁目及び立石七丁目各地内
◆ 交通-京成電鉄押上線「京成立石」駅
◆ 区域面積-約22,000㎡
◆ 建築主-立石駅北口地区市街地再開発組合(参加組合員 東京建物、旭化成不動産レジデンス、首都圏不燃建築公社)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 総事業費-約932億円

西街区の概要
◆ 階数-地上35階、地下2階
◆ 高さ-約120m
◆ 敷地面積-約7,130㎡
◆ 建築面積-約4,900㎡
◆ 延床面積-約79,200㎡(容積対象床面積約57,000㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、店舗、駐車場、駐輪場
◆ 総戸数-約650戸

東街区(葛飾区総合庁舎)の概要
◆ 階数-地上13階、地下3階
◆ 高さ-約62m
◆ 敷地面積-約4,660㎡
◆ 建築面積-約3,260㎡
◆ 延床面積-約41,100㎡(容積対象床面積約32,600㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-葛飾区総合庁舎、店舗、公益、駐車場、駐輪場


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「建物完成予想図」です(引用:東京建物)。


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「各ゾーンの完成イメージ」です(引用:東京建物)。


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「断面イメージ」です。「東街区」には「葛飾区総合庁舎」が入ります(引用:東京都) 。


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「配置図」です(引用:東京都) 。


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「位置図」です(引用:東京都) 。



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2021年5月 1日 (土)

葛飾区 地上40階、高さ約150mの「東金町一丁目西地区第一種市街地再開発事業」 市街地再開発組合の設立!

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-東金町一丁目西地区第一種市街地再開発事業-

 東京都葛飾区で市街地再開発事業を検討している「東金町一丁目西地区市街地再開発準備組合」は、「三菱地所レジデンス、三井不動産レジデンシャルJV」を事業協力者に選定しています。

● 市街地再開発組合の設立!
 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、東金町一丁目西地区市街地再開発組合の設立を2021年4月28日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を行うとともに、建物更新による不燃化による防災性の向上、及び良好な住環境と魅力的な商業環境を整えた複合市街地の形成を図ります。

 引用資料 東京都報道発表資料(2021/04/27)
 東金町一丁目西地区市街地再開発組合の設立を認可します

東金町一丁目西地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都葛飾区東金町一丁目地内
◆ 交通-千代田・JR常磐線(緩行)「金町」駅、京成金町線「京成金町」駅
◆ 階数-(二期)地上40階、地下2階、(一期)地上4階、地下2階
◆ 高さ-(二期) 最高部約150m、(一期)最高部約30m
◆ 敷地面積-約24,770㎡
◆ 延床面積-約171,250㎡
◆ 地震対策-基礎免震構造(二期)
◆ 用途-共同住宅、商業施設、公益施設、自動車教習所、公共駐輪場、駐車場 等
◆ 総戸数-約860戸
◆ 建築主-東金町一丁目西地区市街地再開発組合(参加組合員 三菱地所レジデンス、三井不動産レジデンシャル、三菱地所)
◆ コンサルタント業務-佐藤総合計画
◆ 特定業務代行者-フジタ(大和ハウスグループ)
◆ 着工-2022年度予定(Ⅰ期)
◆ 竣工-2030年度予定(Ⅱ期)


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「断面イメージ」です。「Ⅰ期工事」と「Ⅱ期工事」に分けて建設するため、工期が、2022年度(予定)~2030年度(予定)と長期になります。

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「配置図」です。現在の「イトーヨーカドー金町店」の屋上に「金町自動車教習所」がありまが、「金町自動車教習所」は、建て替え後も屋上で継続します。

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「位置図」です。現在の「理科大学通り」は歩道が狭く、歩きにくいですが、再開発により広い歩道が整備されるので格段に歩きやすくなります。


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イトーヨーカドー金町店
 再開発予定地の中心は、「イトーヨーカドー金町店」が入っている建物です。


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金町自動車教習所

 「イトーヨーカドー金町店」の屋上に「金町自動車教習所」があります。用途に自動車教習所がります。「金町自動車教習所」は、建て替え後も屋上で継続します。



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