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2021年5月21日 (金)

JR東日本の「羽田空港アクセス線」 「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」変更届の閲覧 構造形式や断面形状が一部変更! 

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-羽田空港アクセス線(仮称)整備事業-

 JR東日本は、羽田空港と東京駅、新宿駅、新木場駅の3つの駅を結ぶ「羽田空港アクセス線構想」を発表しています。実現すれば、東京駅まで最短18分(現在は最短28分)、新宿駅まで最短23分(現在は最短41分)、臨海部の新木場駅まで最短20分(現在は最短41分)でいずれも乗り換えなしで結ばれ、空港へのアクセス時間が大幅に短縮されます。

(1) 東山手ルート(東京駅ルート)
 
最短18分(現在は最短28分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→大汐線(改修)→大汐短絡線(新設)→田町駅付近で東海道本線に合流→東海道本線→東京駅

(2) 西山手ルート(新宿駅ルート)
 
最短23分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→東品川短絡線(新設)→大井町駅~品川シーサイド駅間でりんかい線に合流→りんかい線→埼京線→新宿駅

(3) 臨海部ルート(新木場駅ルート)
 
最短20分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→りんかい線の引込線(複線化)→品川埠頭分岐部信号場→りんかい線→新木場駅

 「JR東日本」が整備を計画してる「(仮称)羽田空港アクセス線」のうち新線として整備する東京貨物ターミナル~羽田空港間の「アクセス新線」が、2021年1月20日付で国土交通省から鉄道事業法に基づく第一種鉄道事業として許可されました。

 事業区間は12.4kmです。JR田町駅付近から東京貨物ターミナルまでを既存線路の「改良区間」、東京貨物ターミナルから羽田空港までを「新線建設」として整備します。延長は「改良区間」が約7.4km、「アクセス新線」が約5.0kmとなります。

 事業費は3,000億円、開業は2029年度を予定しています。運転本数は1時間8本(上下線) 、1日144本(上下線)とされています。片道では、1時間4本となるので、15分間隔での運転を想定しています。

● 「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」変更届
 ”「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」変更届” が提出されています。Webで閲覧する事が出来ます。閲覧のみ可能で、印刷及びダウンロードを行うことはできません。

 引用資料 東京都環境局(2021/05/19)
 「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」変更届

 東京貨物ターミナル内改良区間の「高架橋構造」を「地平構造」に変更やアクセス新線区間の「シールドトンネル」の断面形状を「複円断面」から「単円断面」への変更など割と大きな変更があります。


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「事業区間平面図及び断面図(変更後)」です。


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「事業区間平面図及び断面図(変更前)」です。


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構造形式の変更

 事業計画の具体化に伴い、東京貨物ターミナル内改良区間において計画していた「高架橋構造」を「地平構造」に変更します。


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断面形状の変更

 事業計画の具体化に伴い、関係機関と協議を行った結果、アクセス新線区間における「シールドトンネル」の断面形状を「複円断面」から「単円断面」へ変更します。



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