上智大学四谷キャンパス 「住友林業」が持つ最新技術を結集 国産材を使用した木造耐火構造の「上智大学15号館」が着工!
-上智大学15号館-
「学校法人上智学院」と「住友林業」は、2021年4月26日に「上智大学15号館」の起工式を行いました。「上智大学15号館」は国産材を使用した木造3階の耐火構造で、原材料の調達、その輸送、材料の加工など、建築等の過程で出るCO2(エンボディード・カーボン)の排出を削減します。住友林業が設計・施工し、2022年4月の竣工、2022年6月の供用開始を目指します。
引用資料 学校法人上智学院(2021/04/27)
木造耐火構造の「上智大学15号館」が着工 住友林業の最新技術で脱炭素社会に寄与
「上智大学15号館」は、「ポストテンション耐震技術( 耐力部材に通した高強度の鋼棒やワイヤーロープに引張力を与えることで部材間の固定度を高める技術)、耐火木質部材「木ぐるみFR(1時間耐火の大臣認定を取得した純木質耐火集成材で、木をあらわしにすることができる構造材)」など住友林業が持つ最新技術を結集しています。
上智大学15号館の概要
◆ 計画名-(仮称)上智大学15号館
◆ 所在地-東京都千代田区麹町六丁目16番、17番、18番の各一部
◆ 交通-JR中央線快速・総武線「四ツ谷」駅徒歩3分、東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷」駅徒歩4分
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 敷地面積-38,337.58㎡(施設全体)
◆ 建築面積-163.05㎡
◆ 延床面積-478.35㎡
◆ 構造-木造(耐火構造)
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 地震対策-ポストテンション耐震技術(耐力部材に通した高強度の鋼棒やワイヤーロープに引張力を与えることで部材間の固定度を高める技術)
◆ 用途-学校、飲食店舗
◆ 建築主-学校法人上智学院
◆ 設計者・監理者-住友林業
◆ 施工者-住友林業
◆ 着工-2021年04月26日(起工式) 、2021年05月(着工)
◆ 竣工-2022年04月予定
◆ 供用開始-2022年06月予定
外観は異なる太さの木材を交差させた格子で覆うデザインで、上智大学の建学の理念に連なる「多様性」「他者との交流」「真理」「伝統」を表現しています。外部の格子には多摩産材のスギを使用します。
2階・3階には、約60人収容の教室を1つずつ設置します。
1階にはカフェを開設します。カフェは 一般の方も利用出来ます。
「上智大学6号館(ソフィアタワー)」東側の 東門手前の麹町大通りに面した場所に建設予定です。
上智大学の「四谷キャンパス」です。
四谷キャンパスのシンボルである「上智大学6号館(ソフィアタワー)」です。概要は、地上17階、塔屋1階、地下1階、高さ75.535m、延床面積38,855.41㎡です。2017年1月20日に竣工しました。
「上智大学15号館」は、「上智大学6号館(ソフィアタワー)」の東側に建設予定です。
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