総延床面積約110万㎡の超巨大プロジェクト 高さ約230m×3棟+高さ約145mの「(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画」 環境影響評価書案の閲覧!
-(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画-
東京都千代田区の「内幸町一丁目街区」で、関係権利者が「まちづくり方針」を固めました。約6.5haの敷地を「北地区、中地区、南地区」の3地区に分けて、大規模再開発を行います。全体完成は2037年度以降の予定です。
関係権利者は「NTT都市開発、公共建物、第一生命保険、帝国ホテル、東京センチュリー、東京電力パワーグリッド、NTT(日本電信電話)、日本土地建物、NTT東日本(東日本電信電話)、三井不動産」の10社です。
● 環境影響評価書案の閲覧!
東京都環境局から2021年6月8日に ”「(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(北地区)」環境影響評価書案、「(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(中地区)」環境影響評価書案、「(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(南地区)」環境影響評価書案” の閲覧が開始されました。
引用資料 東京都環境局(2021/06/08)
◇ 「(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(北地区)」環境影響評価書案
◇ 「(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(中地区)」環境影響評価書案
◇ 「(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(南地区)」環境影響評価書案
(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画の外観イメージ
「北地区」が、地上46階、地下4階の、高さ約230mと地上29階、地下4階、高さ約145m、「中地区」が、地上46階、地下6階、高さ約230m、「南地区」が、地上43階、地下5階、高さ約230mです。高さ約230m×3棟、高さ約145m×1棟の超高層ビル4棟が林立する事になります。新しい「帝国ホテル」のデザインがカッコイイですね!
● 総延床面積約110万㎡は日本最大!
延床面積は、「北地区」が約420,000㎡、「中地区」が約370,000㎡、「南地区」が約310,000㎡です。総延床面積1,100,000㎡となります。総延床面積約110万㎡は、単独のプロジェクトとしては、過去と現時点判明しているものも含めても日本最大の総延床面積となります。
北地区断面図
「北地区」の建築主は、「帝国ホテル、三井不動産(代表事業者)」です。地上46階、地下4階の「Ⅰ期」と地上29階、地下4階の「Ⅱ期」に分けて再開発します。最終共用は2037年度予定です。
北地区の概要
◆ 計画名-(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(北地区)
◆ 所在地-東京都千代田区内幸町一丁目1番1号 他
◆ 階数-(Ⅰ期・ノースタワー)地上46階、地下4階、(Ⅱ期・新本館)地上29階、地下4階)
◆ 高さ-(Ⅰ期・ノースタワー)最高部約230m、(Ⅱ期・新本館)最高部約145m
◆ 区域面積-約24,000㎡
◆ 延床面積-約420,000㎡
◆ 構造-(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、(地上)鉄骨造)
◆ 用途-オフィス、宿泊施設、商業及び駐車場等
◆ 建築主-帝国ホテル、三井不動産(代表事業者)
◆ 着工(解体工事含む)-(Ⅰ期・ノースタワー)2024年度予定、(Ⅱ期・新本館)2031年度予定
◆ 竣工-(Ⅰ期・ノースタワー)2030年度予定、(Ⅱ期・新本館)2036年度予定
◆ 供用開始-2037年度予定(最終共用分)
「北地区配置図」です。
中地区断面図
「中地区」の建築主は、「エヌ・ティ・ティ都市開発(代表事業者)、公共建物、東京電力パワーグリッド、三井不動産」です。地上46階、地下6階の超高層ビルを建設します。最終共用は2037年度予定です。
中地区の概要
◆ 計画名-(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(中地区)
◆ 所在地-東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 他
◆ 階数-地上46階、地下6階
◆ 高さ-最高部約230m
◆ 区域面積-約22,000㎡
◆ 延床面積-約370,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、宿泊施設、商業、ホール及び駐車場等
◆ 建築主-エヌ・ティ・ティ都市開発(代表事業者)、公共建物、東京電力パワーグリッド、三井不動産
◆ 着工(解体工事含む)-2022年度予定
◆ 竣工-2029年度予定(2037年度以降に工事完了予定)
◆ 供用開始-2037年度予定(最終共用分)
「中地区配置図」です。
南地区断面図
「南地区」の建築主は、「第一生命保険(代表事業者)、中央日本土地建物、東京センチュリー、東京電力パワーグリッド」です。地上43階、地下5階の超高層ビルを建設します。最終共用は2037年度予定です。
南地区の概要
◆ 計画名-(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(南地区)
◆ 所在地-東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 他
◆ 階数-地上43階、地下5階
◆ 高さ-最高部約230m
◆ 区域面積-約19,000㎡
◆ 延床面積-約310,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、宿泊施設、商業、ウェルネス促進施設及び駐車場等
◆ 建築主-第一生命保険(代表事業者)、中央日本土地建物、東京センチュリー、東京電力パワーグリッド
◆ 着工(解体工事含む)-2022年度予定
◆ 竣工-2028年度予定(2037年度以降に工事完了予定)
◆ 供用開始-2037年度予定(最終共用分)
「南地区配置図」です。
「(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(北地区、中地区、南地区)」の予定地です。
西側の日比谷公園から見た「(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画(北地区、中地区、南地区)」の予定地です。
帝国ホテル東京(北地区)
「帝国ホテル東京」のメインの「新本館」は、1970年3月10日開業で、老朽化がかなり進んでいます。「Ⅱ期工事」となるので、解体されるのはかなり先になります。
日比谷U-1ビル(中地区)
南側に隣接して「日比谷U-1ビル」があります。「NBF日比谷ビル」という名称でしたが、「三井不動産」が、2018年3月30日に取得して改称されました。この場所には、明治時代に「鹿鳴館」がありました。
概要は、地上26階、塔屋2階、地下4階、高さ109.30m、敷地面積5,065.35㎡、延床面積51,941.13㎡です。1984年6月30日に竣工しました。竣工時の名称は「大和生命ビル」です。
NTT日比谷ビル(中地区)
更に南側には、「NTT日比谷ビル」があります。概要は、地上9階、塔屋2階、地下4階、敷地面積13,041.13㎡、建築面積5,957.36㎡、延床面積79,753.72㎡です。1961年1月1日に「日比谷電々総合建物」として竣工しました。1962年に「BCS賞」を受賞しています。
みずほ銀行内幸町本部ビル(南地区)
街区の南端には「みずほ銀行内幸町本部ビル」があります。概要は、地上32階、塔屋2階、地下4階、高さ約140m、敷地面積13,500㎡、建築面積7,300㎡、延床面積135,000㎡です。「第一勧業銀行本店」として1980年9月に竣工しました。1982年「BCS賞」を受賞しています。
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