「泉岳寺駅」と一体的な整備 地上30階、高さ約145mの「東京都市計画事業泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業」 2021年6月中旬の状況
-東京都市計画事業泉岳寺駅地区-
「泉岳寺駅」は、羽田空港へのアクセスなど広域的な結節機能を担っており、空港需要の増大に伴いその重要性は高まっています。さらに、駅周辺の開発の進捗により見込まれる駅利用者増加への対応や、乗換えを含む利用者の安全性・利便性の確保を図る必要があります。
「泉岳寺駅」は国道15号の下に位置し、国道の空間内だけではホームの拡幅が困難であるため、道路に隣接する民有地を含めた市街地整備を行う必要があります。
このことから、駅の改良と隣接市街地との一体的な整備を、JR新駅周辺の街開きまでに確実に行うため、東京都施行による「東京都市計画事業泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業」を実施します。
● 特定建築者予定者が決定!
「東急不動産」と「京浜急行電鉄」により構成されるコンソーシアムは、2021年4月15日に「東京都市計画事業泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業」の特定建築者予定者に選定され、2021年6月2日に東京都と特定建築者の業務に関する基本協定書を締結し、特定建築者として参画することが決定しました。
引用資料 東京都報道発表資料(2021/04/16)
泉岳寺駅地区開発事業 特定建築予定者を決定
引用資料 東急不動産(2021/06/03)
東京都市計画事業泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業 特定建築者の業務に関する基本協定書を締結
東京都市計画事業泉岳寺駅地区の概要
◆ 計画名-東京都市計画事業泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業
◆ 所在地-港区高輪二丁目81-1 ほか(地番)
◆ 交通-都営地下鉄浅草線・京急本線「泉岳寺」駅直結、JR山手線・京浜東北線「高輪ゲートウェイ」駅への歩行者デッキに接続予定
◆ 階数-地上30階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部約145m
◆ 敷地面積-約8,486㎡
◆ 建築面積-約5,124㎡
◆ 延床面積-約110,644㎡(容積対象床面積82,666㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造)
◆ 用途-共同住宅、業務施設、商業施設、駅舎、駐車場
◆ 総戸数-約350戸
◆ 建築主-東京都
◆ 特定建築者予定者-東急不動産、京浜急行電鉄
◆ 着工-2023年04月頃予定
◆ 竣工-2028年03月頃予定
「駅とまちの一体的な整備のイメージ」です(引用:東京都 都市整備局)。
泉岳寺駅の機能強化
「泉岳寺駅(せんがくじえき)」です。「東京都交通局(都営地下鉄)」と「京浜急行電鉄」の共同使用駅です。島式2面4線の地下駅となっています。
「泉岳寺駅」は、現状でもホーム(幅員5m)がラッシュ時に混雑しており、今後、周辺開発により利用者が大幅に増加することが見込まれます。このことから、駅利用者の安全性・利便性の向上や交通結節機能の更なる強化を図るため、「泉岳寺駅」の大規模改良を進めていきます。
「西側立面図」です。最高部の高さが約145mです。当初は、高さ約160mで計画されていましたが、高さ約145mとなりました(引用:港区環境アセスメント)
「南北断面図」です(引用:港区環境アセスメント)
「施設配置図」です(引用:港区環境アセスメント)。
「計画地位置図」です。隣接地では、JR東日本による高輪ゲートウェイ駅周辺のまちづくり「(仮称)品川駅北周辺地区1街区、2街区、3街区、4街区開発事業」が行われます。「泉岳寺駅」周辺は超高層ビルが林立する街に生まれ変わります(引用:東急不動産)。
高輪ゲートウェイ駅前の歩行者デッキから見た2021年6月中旬の状況です。赤線の部分が「東京都市計画事業泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業」の建設予定地です。
手前は、JR東日本の「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区」で、地上30階、塔屋1階、地下3階、高さ161.43mの超高層ビルが建設されます(写真提供読者さん)。
「東京都市計画事業泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業」の建設予定地のアップです(写真提供読者さん)。
既存建物がフェンスで閉鎖されています(写真提供読者さん)。
「解体工事のお知らせ」が掲示されています(写真提供読者さん)。
「計画平面図」です(写真提供読者さん)。
「市街地再開発事業の概要」です(写真提供読者さん)。
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