品川駅北側の東西の道路交通を劇的に改善 JR線上空に「環状第4号線(港南・高輪)」を整備 「品川駅北口駅前広場」にも接続!
-環状第4号線(港南・高輪)-
品川駅周辺の最大の弱点は、東西の道路交通が極端に貧弱な事です。JR線によって東西が完全に分断されています。北側は、JR田町駅南側の「札の辻橋」、南側は、JR品川駅南側の「八ッ山橋」まで東西の幹線道路がありません。途中に「おばけトンネル」の異名もある「高輪橋架道橋」がありましたが、天井が極端に低く幅も狭いので話になりません。
品川駅周辺の道路交通を劇的に改善するプロジェクトが動き出しています。「環状第4号線(港南・高輪)」です。東京都建設局ならびに都市整備局は2019年7月29日に、東京都港区高輪三丁目~江東区新砂三丁目で計画している「環状第4号線」のうち、港南~高輪間の事業に着手しました。事業費は876億円で、事業期間は2032年度までです。
引用資料 東京都都市整備局
環状第4号線(高輪地区)
事業区間は港区港南一丁目~高輪三丁目で、港南側が旧海岸通り、高輪側が国道1号(桜田通り)に接続します。延長は1,270m、幅員25.6~33.5mの道路の新設または拡幅を行なう事業となり、4車線と歩道、自動車走行空間を整備します。
区間の途中にある「鉄道(JR線・京浜急行)」や「国道15号(第一京浜)」とは交差部は橋梁構造とします。国道15号へのアクセスのため、高輪側では道路中央部分に側道を設けます。
JR線の上空では、線路上に人工地盤を構築して整備される「品川駅北口駅前広場」と接続されます。「環状第4号線」と結節する事により、品川駅の北の玄関口となります。
鳥瞰図(第一京浜交差部)
「国道15号(第一京浜)」とは立体交差になります。国道15号へのアクセスのため、高輪側では道路中央部分に側道を設けます(引用:東京都都市整備局)。
「平面図」と「縦断図」です(引用:東京都都市整備局)。
「断面図」です(引用:東京都都市整備局)。
品川駅周辺土地区画整理事業
「品川駅周辺土地区画整理事業」の事業の概要です。
引用資料 UR都市機構(PDF)
品川駅周辺土地区画整理事業
品川駅北口駅前広場
「品川駅北口駅前広場」の範囲です。拡幅される「北側コンコース」の更に北側に建設されます。「品川駅北口駅前広場」は、線路上に人工地盤を構築して整備します。面積約8,800㎡とかなり広いです。「環状第4号線」と結節する事により品川駅の北の玄関口となります。
「北側コンコース」の拡幅は「JR東日本」が行い、「品川駅北口駅前広場」の整備は「UR都市機構」が行いますが、2つの事業は一体的に行われます(引用:UR都市機構)。
この先で「国道15号(第一京浜)」とは立体交差します。
東側から見た様子です。この先でJR線をオーバーパスします。
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