国家戦略特区 「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」 地上43階、高さ約226m、延床面積約388,300㎡に規模縮小
-(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業-
東京駅の八重洲口では、北側の「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、中央の「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、南側の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。
その中で、最も進んでいるのが「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。2018年12月3日に起工式が執り行われました。
3地区で最大規模なのが「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。地上46階、塔屋1階、地下4階、高さ約240m、延床面積約418,000㎡の超巨大な超高層複合ビルが建設される予定です。
当初計画では、2020年4月着工~2023年5月末竣工の予定でしたが、2022年度着工~2025年度竣工の予定に延期、更に延期されて、2024年度着工~2028年度竣工を想定しています。
● 再開発組合の設立認可が申請!
「八重洲二丁目中地区市街地再開発準備組合」は、「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の具体化に向けて、施行者となる再開発組合の設立認可が申請され、それに伴う事業計画書案の縦覧が7月29日から東京都中央区役所で始まりました。
建設通信新聞(2021/07/30)
八重洲二丁目中地区再開発/工事費は2062億円
再開発ビルは、地上43階、塔屋3階、地下3階、高さ約226m、建築面積約388,300㎡です。残念ながら当初計画の、地上46階、塔屋1階、地下4階、高さ約240m、延床面積約418,000㎡から規模が縮小されました。
地下2階に「バスターミナル」を設置し、地下1階では東京駅や京橋駅、北地区ビルと接続します。低層部には「商業店舗」を配置します。3階・4階は「インターナショナルスクール」、3階~8階は「劇場」、4階~39階は「オフィス」や「機械室」などで、40階~43階が「サービスアパートメント」となります。
総事業費は約3,172億円と巨額になります。内訳は「調査設計計画費約84億円、土地整備費約123億円、補償費約723億円、工事費約2,062億円、事務費等約180億円」となっています。補償費約723億円というのがなんとも凄まじいですね。大手デベロッパー以外は土地を集約化する巨大再開発が不可能な理由がよく分かります。
(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
◆ 階数-地上43階、塔屋3階、地下3階(地上46階、塔屋1階、地下4階から変更)
◆ 高さ-約226m(GL+240mから変更)
◆ 施行面積-約22,000㎡
◆ 敷地面積-約19,500㎡(変更されている可能性あり)
◆ 建築面積-約15,700㎡(変更されている可能性あり)
◆ 延床面積-約388,300㎡(約418,000㎡から変更)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、サービスアパートメント、劇場、インターナショナルスクール、店舗、バスターミナル、駐車場
◆ 建築主-八重洲二丁目中地区市街地再開発準備組合(事業協力者 三井不動産、鹿島建設、ヒューリック)
◆ 再開発コンサルタント業務-日建設計
◆ 解体工事-2023年05月予定
◆ 着工-2024年度予定
◆ 竣工-2029年01月予定
◆ 総事業費-約3,172億円(調査設計計画費約84億円、土地整備費約123億円、補償費約723億円、工事費約2,062億円、事務費等約180億)
「外堀通り沿いの低層部イメージ」です(引用:内閣府)。
「鍛冶橋通り・柳通り交差点付近の低層部イメージ」です(引用:内閣府)。
「断面構成図」です。地上46階、塔屋1階、地下4階時の断面構成図なので変更になると思われます(引用:内閣府)。
「配置図」です(引用:内閣府)。
「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。
南東側から見た様子です。
北東側から見た様子です。
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