本格的に行われている「京王電鉄京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業」 約7.2kmの区間を高架化、7駅が高架駅に!
-京王電鉄京王線連続立体交差化事業-
「東京都」と「京王電鉄」は、京王電鉄京王線の笹塚駅から仙川駅間付近にかけて、道路と鉄道との連続立体交差事業を行っています。京王線の笹塚駅~仙川駅間約7.2km(7,225m)の区間を高架化することにより、25ヶ所の踏切を除却するとともに7ヶ所の都市計画道路を立体化し、あわせて側道を整備するものです。
「京王電鉄京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業」により、「代田橋駅、明大前駅(京王線)、下高井戸駅、桜上水駅、上北沢駅、芦花公園駅、千歳烏山駅」が高架駅となります。
当初は、計画名が「京王電鉄京王線(笹塚駅~つつじヶ丘駅間)連続立体交差化及び複々線化事業」でしたが、計画が見直され「京王電鉄京王線(笹塚駅~仙川駅間)の連続立体交差事業」に名称が変更になっています。
2019年5月30日には、「京王電鉄京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業」において新たに高架化する7駅(代田橋駅、明大前駅、下高井戸駅、桜上水駅、上北沢駅、芦花公園駅、千歳烏山駅)の外観デザインが発表されています。
引用資料 京王電鉄・公式HP(PDF:2019/05/30)
京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業により高架化する7駅の新しい駅舎の外観デザインを決定しました!
● 工事は大幅に遅れている
全体の工事区間を8つに分割し、2018年10月より、用地が連担して取得できている笹塚駅側の地上への取付部と代田橋駅付近の「第1工区」、明大前駅付近の「第2工区」、芦花公園駅付近の「第6工区」、仙川駅側の地上への取付部の「第8工区」の鉄道工事に着手しています。また、2021年4月より下高井戸駅付近の「第3工区」、桜上水駅付近の「第4工区」に着手しています。
当初の事業期間は、2013年度~2022年度の予定でしたが、大幅に遅れています。2021年6月23日時点のQ&Aでは「(Q)この事業が終わるのはいつですか? (A)現在、事業期間は2022年度末までとなっておりますが、用地取得の進捗状況を踏まえ、今後の事業工程について精査を行っております。精査結果を踏まえて、事業期間の変更について関係者と調整を行って参ります。」と書かれています。
全国の「連続立体交差事業」を見ていると分かりますが、「連続立体交差事業」が当初計画通り完成する事はまずありません。10年以上遅れる事も珍しくありません。
代田橋駅(だいたばしえき)
レンガ調や透明感のある素材を組み合わせることで、近隣の歴史的な建築物や玉川上水の流れを感じさせるデザインとしました。
明大前駅(めいだいまええき)
透明感のある素材をリズミカルに組み合わせることで、街の賑やかさと移り変わりが間近に感じられるデザインとしました。
下高井戸駅(しもたかいどえき)
温かな色彩の大庇を街へ向けて広げることで、賑わいのある商店街との繋がりを表現したデザインとしました。
桜上水駅(さくらじょうすいえき)
木質調等自然と調和する質感や柔らかな配色により、静かな住宅街と共存するデザインとしました。
上北沢駅(かみきたざわえき)
落ち着いた色合いと透明感のある素材を組み合わせることにより、地元のシンボルである桜並木が映えるデザインとしました。
芦花公園駅(ろかこうえんえき)
木質調の縦格子を連ねることで書架を表現し、文学にゆかりのある街を感じさせるデザインとしました。
千歳烏山駅(ちとせからすやまえき)
温かみのある配色と開放感のある粗目の格子により街との一体感を演出し、賑わいのある街に溶け込むデザインとしました。
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