総延床面積約565,000㎡ 「(仮称)神宮外苑地区市街地再開発事業」環境影響評価書案の縦覧 完成イメージや断面図などが公開!
-東京都市計画神宮外苑地区地区計画-
「東京都」は、神宮外苑地区における国立競技場の建替計画の具体化を契機に、同地区一帯の再整備を進めるための「東京都市計画神宮外苑地区地区計画」を決定しています。
2015年4月1日の東京都の報道発表では、「神宮球場」と「秩父宮ラグビー場」の土地を交換した上で、「秩父宮ラグビー場」を先に取り壊し、2020年の東京オリンピック期間中は「新国立競技場」の駐車場などとして利用を予定していました。
2020年の東京オリンピック翌年以降跡地に新しい球場を建設、完成は2022年度を想定、新球場が完成するまでは、現在の球場を利用、「秩父宮ラグビー場」は、球場を取り壊したあとで整備し、完成は2025年度を想定していました。
● 環境影響評価書案の縦覧!
「(仮称)神宮外苑地区市街地再開発事業」環境影響評価書案の縦覧が行われています。縦覧期間は、2021年8月16日(月)~9月14日(火)までです。閲覧には、Windows7~10、Internet Explorer及びAdobe Acrobat Reader DCが必要です。
引用資料 東京都環境局(2021/08/16)
(仮称)神宮外苑地区市街地再開発事業」環境影響評価書案
「(仮称)神宮外苑地区市街地再開発事業」は、「三井不動産、宗教法人明治神宮、独立法人日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事」による再開発プロジェクトです。
計画地面積約174,700㎡に総延床面積約565,000㎡の施設群を整備するビッグプロジェクトになります。2022年度に解体工事に着手する見通しで、全体工事の完了は2035年度を予定しています。
(仮称)神宮外苑地区市街地再開発事業の概要
◆ ラグビー場棟-地上7階、地下1階、高さ約55m、延床面積約76,700㎡
◆ 複合棟A-地上40階、塔屋1階、地下2階、高さ約185m、延床面積約127,300㎡
◆ 複合棟B-地上18階、塔屋1階、地下1階、高さ約80m、延床面積約30,300㎡
◆ 文化交流施設棟-地上1階、地下0階、高さ約6m、延床面積約2,000㎡
◆ 野球場及び球場併設ホテル棟-地上14階、塔屋1階、地下1階、高さ約60m、延床面積約115,700㎡
◆ 事務所棟-地上38階、地下5階、高さ約190m、延床面積約213,000㎡
「緑化のイメージ(広場)」です。
「配置計画図」です。
「建築計画の概要」です。
「複合棟A」と「野球場及び球場併設ホテル棟」の断面図です。
「複合棟B」の断面図です。
「ラグビー場棟」の断面図です。
「事務所棟」の断面図です。
段階建て替えイメージ図
2015年4月1日の東京都の報道発表時点では、「野球場」を先に整備する予定でしたが、何度か計画が見直されて「ラグビー場」を先に整備する予定に変更になっています。
完成までの作業工程
(1) 「神宮第二球場」を解体
(2) 神宮第二球場の跡地に「ラグビー場棟Ⅰ期」を建設
(3) 「秩父宮ラグビー場」を解体
(4) 秩父宮ラグビー場の跡地に「野球場及び球場併設ホテル棟」を建設
(5) 「神宮球場」を解体
(6) 神宮球場の跡地に「ラグビー場棟Ⅱ期」を建設、残りの敷地には「広場」を整備
「工事工程表」です。
秩父宮ラグビー場
「秩父宮ラグビー場」は1947年11月に東京ラグビー場として完成して、1953年から現在の名称になっています。収容人数は24,871人で、大学ラグビーやトップリーグが行われ、東大阪市の「近鉄花園ラグビー場」と共に日本ラグビー界の聖地となっています。
「秩父宮ラグビー場」を角度を変えて見た様子です。
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