国家戦略特区 地上43階、高さ約226mの「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」 2021年10月19日に再開発組合の設立を認可!
-(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業-
東京駅の八重洲口では、北側の「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、中央の「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、南側の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。
その中で、最も進んでいるのが「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。2018年12月3日に起工式が執り行われました。
3地区で最大規模なのが「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。地上46階、塔屋1階、地下4階、高さ約240m、延床面積約418,000㎡の超巨大な超高層複合ビルが建設される予定です。
当初計画では、2020年4月着工~2023年5月末竣工の予定でしたが、2022年度着工~2025年度竣工の予定に延期、更に延期されて、2024年度着工~2028年度竣工を想定しています。
● 再開発組合の設立を認可!
「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、八重洲二丁目中地区市街地再開発組合の設立を2021年10月19日(火)に認可します。市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、国際都市東京の玄関口として高次な機能集積と都市基盤の強化を実現します。
引用資料 東京都・報道発表資料(2021/10/18)
八重洲二丁目中地区市街地再開発組合の設立を認可します
概要は、地上43階、塔屋3階、地下3階、高さ約226m、建築面積約388,330㎡です。残念ながら当初計画の、地上46階、塔屋1階、地下4階、高さ約240m、延床面積約418,000㎡から規模が縮小されました。
参加組合員は「三井不動産、鹿島建設、ヒューリック」の3者でしたが、新たに「住友不動産、阪急阪神不動産、UR都市機構 」が参画して6者になります。「UR都市機構」が再開発で整備するバスターミナルを取得、「三井不動産、鹿島建設、住友不動産、阪急阪神不動産、ヒューリック」が他の施設の保留床処分を担います。
総事業費は約3,172億円と巨額になります。内訳は「調査設計計画費約84億円、土地整備費約123億円、補償費約723億円、工事費約2,062億円、事務費等約180億円」です。
(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
◆ 階数-地上43階、塔屋3階、地下3階(地上46階、塔屋1階、地下4階から変更)
◆ 高さ-約226m(GL+240mから変更)
◆ 施行面積-約22,000㎡
◆ 敷地面積-約19,500㎡
◆ 建築面積-約15,700㎡(変更されている可能性あり)
◆ 延床面積-約388,330㎡(約418,000㎡から変更)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、劇場、居住・滞在施設(サービスアパートメント)、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場 等車場
◆ 建築主-八重洲二丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、鹿島建設、住友不動産、阪急阪神不動産、ヒューリック、UR都市機構) *新たに「住友不動産、阪急阪神不動産、UR都市機構」が参画
◆ 基本設計-日建設計
◆ 着工-2024年度予定
◆ 竣工-2028年度月予定
◆ 総事業費-約3,172億円(調査設計計画費約84億円、土地整備費約123億円、補償費約723億円、工事費約2,062億円、事務費等約180億)
旧:イメージパース
地上46階、塔屋1階、地下4階、高さ240mの時の「イメージパース」です。細かい所では変更になっていますが、基本的な構造には変更はないようです(引用:内閣府)。
断面イメージ
地下2階に「バスターミナル」を設置し、地下1階では東京駅や京橋駅、北地区ビルと接続します。低層部には「商業店舗」を配置します。4階は「インターナショナルスクール」、3階~8階は「劇場」、3階~39階は「オフィス」や「機械室」などで、40階~43階が「サービスアパートメント」となります(引用:東京都)。
「位置図」です。階数、高さ、延床面積が減少したので、一部参加しないビルがあるのかと心配しましたが、「計画地」を見る限りでは街区の全ビルが再開発に参画するようです。土地所有者42者、借地権者11者の計53者の関係権利者となっています(引用:東京都)。
「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。
南東側から見た様子です。
北東側から見た様子です。
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