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2021年10月 9日 (土)

JR戸塚駅近く 総投資額1,273億円のグローバルで革新的新薬を創出する一大拠点となる「中外ライフサイエンスパーク横浜」 2023年4月稼働予定!

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-中外製薬-

 「中外製薬(ちゅうがいせいやく)」にみなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか? 会社名は知っているけれどイマイチよく分からないというのが本音だと思います。「中外製薬」は、スイスのバーゼルに本拠を置く世界最大の製薬会社「ロシュ(エフ・ホフマン・ラ・ロシュ)」の子会社です。ロシュが株式の過半数を取得しています。

 「ロシュ」の本体の2021年10月8日の終値時点での時価総額は3,454.37億スイスフランです。1スイスフランは約121円なので、約41.8兆円です。世界の「メガファーマ」の時価総額は桁違いです。

 外資の子会社なら大したことないと侮ってはいけません。高い技術開発力を背景に、日本の製薬会社で時価総額No1の凄い会社なんです。2021年10月8日の終値時点で日本企業全体で16位に位置します。

● 中外ライフサイエンスパーク横浜
 「中外製薬」は2018年12月19日に、日立製作所より神奈川県横浜市の戸塚町、上倉田町に事業用地を取得しました。取得した事業用地に、グローバルで革新的新薬を創出する一大拠点として「中外ライフサイエンスパーク横浜」を建設しています。

 引用資料 横浜市・公式HP(2020/08/05)
 中外製薬株式会社 横浜研究拠点プロジェクトに係る事後調査結果報告書(工事中その1)

 引用資料 中外製薬・公式HP
 中外ライフサイエンスパーク横浜

 鹿島建設 建設現場の航空写真(約1ヶ月ごと)
 中外ライフサイエンスパーク横浜新築工事 

 総投資額は1,273億円で、2019年8月に着工しました。当初は、2022年9月に竣工、2023年1月の正式稼働を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で一時工事を縮小したため少し遅れています。現時点では、2022年10月竣工、2023年4月稼働予定です。竣工後は、静岡県の「御殿場研究所」、神奈川県の「鎌倉研究所」の機能を新たな研究施設に集約させ、両研究所は閉鎖する予定です。

中外ライフサイエンスパーク横浜の概要
◆ 計画名-中外ライフサイエンスパーク横浜新築工事
◆ 所在地-神奈川県横浜市戸塚区戸塚町字三ノ区216-1ほか(西側敷地)、神奈川県横浜市戸塚区上倉田町字堀内前79-1ほか(東側敷地)
◆ 交通-JR「戸塚」駅、横浜市営地下鉄「戸塚」駅
◆ 階数-地上6階、地下1階
◆ 高さ-最高部31.0m
◆ 棟数-16棟
◆ 敷地面積-79,784.34㎡(西側敷地)、78,806.41㎡(東側敷地)
◆ 建築面積-31,545.34㎡(西側敷地)、約4,000㎡(東側敷地)
◆ 延床面積-112,610.30㎡(西側敷地)、約10,000㎡(東側敷地)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-研究所、福利厚生施設等
◆ 建築主-中外製薬
◆ 建設マネジメント-日建設計コンストラクション・マネジメント
◆ 設計者・監理者-日建設計、日建設計シビル
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2019年08月01日
◆ 竣工-2022年10月予定
◆ 稼働-2023年04月予定
◆ 総投資額-1,273億円


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「西側から見た建物外観イメージ」です(引用:横浜市)。


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「東側から見た建物外観イメージ」です(引用:横浜市)。


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「施設配置図」です(引用:横浜市)。


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「位置図」です。JR・横浜市営地下鉄「戸塚駅」 の南側です(引用:中外製薬)。



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