« 地上27階、高さ約99m「浦和駅西口南高砂地区第一種市街地再開発事業」 「三菱UFJ信託銀行浦和支店」が移転、再開発が遂に動き出す? | トップページ | 本厚木駅北口再開発 検討区域は約1.5ha 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期ししていた「再開発準備組合」を発足! »

2021年10月25日 (月)

「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「浜松町二丁目4地区」 「東京モノレール」が、モノレール浜松町駅ビルの建替工事に本格着手!

Tokyohamamatucho211011
-モノレール浜松町駅ビル建替工事-
 日本経済新聞が、 ”三井不動産が東京タワー周辺の再開発に乗り出す。2030年前後に周辺一帯の2万5000平方メートルに商業施設などの建設を検討する。東京スカイツリーに電波塔が移り、建設から60年以上と老朽化も進む。新型コロナウイルスの収束による訪日客の回復も見据え、知名度の高い東京都心のシンボルを生かした観光施設として再生する。”  と報道しました。いったいどんな再開発になるのか? この記事だけでは想像出来ません。

 本題に戻って、JR東日本グループの「東京モノレール」は、浜松町駅西口にて進行中の開発事業に伴い、モノレール浜松町駅ビルの建替工事に本格着手します。竣工は2029年 12月(工事期間8年3ヶ月)の予定です。

 引用資料 東京モノレール(PDF:2021/10/22)
 モノレール浜松町駅建替工事に着手します

整備内容
◇ 駅ビル3階中央部に開発ビルと駅を直結する歩行者広場を整備します。
◇ ステーションコアと接続し、他交通機関との乗換利便性の向上、交通結節点機能強化を図ります。
◇ 周辺の自由通路整備事業等と併せ、竹芝、芝浦地区等との歩行者ネットワークを形成します。
◇ 現在2階と3階に分かれている改札口を3階に集約し、わかりやすく利用しやすい駅とします。
◇ 1964年の開業から57年が経過した駅施設を更新し、防災機能の強化を図ります。

モノレール浜松町駅ビル建替工事の概要
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目4番12
◆ 交通-東京モノレール「浜松町」駅、JR山手線・京浜東北線、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅
◆ 階数-地上5階、地下0階
◆ 高さ-約35m
◆ 敷地面積-約5,300㎡
◆ 延床面積-約10,800㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、ホーム上家は鉄骨造
◆ 用途-モノレール駅、歩行者広場、商業施設
◆ 建築主-東京モノレール(主要株主 JR東日本79.00%、日立製作所12.00%、ANAホールディングス9.00%)
◆ 設計者-トーニチコンサルタント・JR東日本建築設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2021年10月
◆ 竣工-2029年12月予定(工事期間8年3ヶ月)


Tokyohamamatucho211012
「プラットホームイメージ」です(引用:東京モノレール)。


Tokyohamamatucho211013
「歩行者広場イメージ」です(引用:東京モノレール)。


Tokyohamamatucho211014
「現在のモノレール浜松町駅」の配置図です(引用:東京モノレール)。


Tokyohamamatucho211015
「新モノレール浜松町駅」の配置図です。現在2階と3階に分かれている改札口を3階に集約します(引用:東京モノレール)。


Tokyohamamatucho210671
浜松町二丁目4地区
 浜松町二丁目では、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「浜松町二丁目4地区」の再開発が計画されています。合計で6棟のビルが建設される巨大プロジェクトです。6棟中4棟が超高層ビルになります。

 第一弾として、「B街区」に、地上29階、塔屋1階、地下3階、高さ155.04mの「日本生命浜松町クレアタワー」が、2018年8月31日に竣工しました。第二弾として、「A街区」に、地上39階、塔屋2階、地下3階、高さ197.321mの「世界貿易センタービルディング南館」が、2021年3月25日に竣工しました。

 地上37階、塔屋2階、地下3階、高さ約200mで計画されていた「A-1棟」が、地上46階、塔屋2階、地下3階、高さ約235mに変更されました。階数で9階、高さで約35m高くなりました。A街区全体の延床面積も286,566.20㎡から約314,000㎡と大幅に拡大しています。

 引用資料 世界貿易センタービルディング(PDF:2021/07/12)
 「浜松町二丁目4地区」都市計画変更手続きの開始について

変更後 (仮称)浜松町二丁目4地区A街区全体の概要
◆ 計画名-(仮称)浜松町二丁目4地区A街区
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目5番22、37、48他
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅
◆ 階数-(本館:A-1棟)地上46階、地下3階、(ターミナル:A-2棟)地上8階、地下3階、(南館:A-3棟)地上39階、地下3階、(モノレール棟)地上5階、地下0階
◆ 高さ-(本館:A-1棟)約235m、(ターミナル:A-2棟)約55m、(南館:A-3棟)197.321m、(モノレール棟)約35m
◆ 敷地面積-21,007.17㎡(A街区全体)
◆ 建築面積-約18,200㎡(A街区全体)
◆ 延床面積-約314,000㎡(A街区全体)
◆ 容積対象面積-約256,000㎡(A街区全体)
◆ 用途-オフィス、店舗、都市計画駐車場、モノレール駅舎、バスターミナル、カンファレンスセンター、医療センター、子育て支援施設、観光支援施設、DMO 活動施設、ホテル等
◆ 建築主-世界貿易センタービルディング、東京モノレール、JR東日本
◆ 設計者-日建設計、鹿島建設、トーニチコンサルタント、ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ 着工-2017年09月07日(南館)
◆ 竣工-2029年度予定(A街区全体)


Tokyohamamatucho210675
「断面イメージ 」です(引用:世界貿易センタービルディング)。


Tokyohamamatucho210676
「配置図」です(引用:世界貿易センタービルディング)。



|

« 地上27階、高さ約99m「浦和駅西口南高砂地区第一種市街地再開発事業」 「三菱UFJ信託銀行浦和支店」が移転、再開発が遂に動き出す? | トップページ | 本厚木駅北口再開発 検討区域は約1.5ha 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期ししていた「再開発準備組合」を発足! »

122 東京都・港区②」カテゴリの記事

104 鉄道(新線・高架化・複々線化、その他)」カテゴリの記事