地上52階、高さ約284mの「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事」 東京都環境局が「変更届」の縦覧!
- 日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業-
国家戦略特区の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、日本橋の日本橋川沿いで計画されている大規模再開発プロジェクトです。歴史的建造物の「日本橋野村ビル」を保存するほか、船着き場の増設などによって舟運の活性化と観光需要の受け入れを図ります。日本橋川上空を通る首都高速道路の地下化を視野に、水辺を生かした施設配置なども想定しています。
参加組合員として「三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス」の3社が参画し、設計を「日建設計」が担当します。「日本橋一丁目中地区市街地再開発組合」は、再開発施設の建設に向け、既存建物の解体工事を「清水建設」の施工で2020年11月10日に着工しました。解体する既存施設は27棟です。
「三井不動産株」と「ヒルトン」は、「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」のブランディング及びマネジメント契約を締結しました。ホテルは三井不動産が開発、ヒルトンが運営し、2026年の開業を目指します。
「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」は、「C街区」の39階~47階までの9フロアに展開します。60㎡以上のゆったりとしたキングルーム含め全197室の客室に、3つのレストランとウォルドーフ・アストリアの象徴でもあるラウンジ&バー「ピーコック・アレー」のほか、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える予定です。
● 「(仮称)日本橋一丁目中地区再開発計画」変更届
東京都環境局が ”「(仮称)日本橋一丁目中地区再開発計画」変更届” の縦覧を行っています。閲覧期間は2021年9月29日~10月28日までです。閲覧には、Windows7~10、Internet Explorer及びAdobe Acrobat Reader DCが必要です。
引用資料 東京都環境局(2021/09/29)
「(仮称)日本橋一丁目中地区再開発計画」変更届
この「変更届」は、地上49階、地下5階、高さ約287mで計画されていた当初計画に対しての「変更届」です。そのため2020年10月27日以降に公開された「完成イメージ」や「建築計画のお知らせ」の概要は、変更後のものが反映されています。
日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)
◆ 所在地-東京都中央区日本橋一丁目32番
◆ 階数-地上52階、塔屋2階、地下5階
◆ 高さ-最高部約284m
◆ 敷地面積-約15,560.00㎡(C街区)
◆ 敷地面積-約12,600.00㎡(C街区)
◆ 延床面積-約368,700.00㎡(C街区)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、集会場、ホテル、共同住宅、駐車場 等
◆ 建築主-日本橋一丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-(未定) *解体工事は清水建設
◆ 解体工事-2020年11月10日~2022年03月31日予定
◆ 着工-2021年09月01日予定
◆ 竣工-2025年12月31日予定
◆ 開業-2026年予定(ホテル)
(備考) 上記の階数や面積等は「建築計画のお知らせ」の数値です。「変更届」では「C街区」は、階数が地上51階、塔屋3階、地下5階、延床面積が約373,800㎡となっています。
2020年10月27日に公開されていた「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」のイメージパースです。一番上の最新のイメージパースとは基本的には同じですが、最新のイメージパースはより細かく描かれています。
引用資料 三井不動産(PDF:2020/10/27)
ヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」が日本初進出 ~三井不動産とヒルトンがブランディング及びマネジメント契約を締結、2026年に開業予定~
「断面図(変更後)」です。
「配置図」です。「C街区」の南西側が、正方形から台形にセットバックします(引用:三井不動産)。
「位置図」です(引用:三井不動産)。
「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。
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