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2021年11月

2021年11月30日 (火)

高さが約16mも低くなった・・・ 地上44階、高さ約217mの「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」 市街地再開発組合の設立を認可!

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-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 「国家戦略特区」の「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」は、南北2街区に分けて開発します。「永代通り」沿いの「南街区」には、地上45階、地下5階、高さ約235m、延床面積約180,500㎡の超高層複合ビル、「日本橋川」沿いの「北街区」には、地上2階、地下1階、延床面積約1,000㎡の施設を計画していました。

 「東京都環境局」は、2020年4月20日に「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書の閲覧を行いました。2019年4月23日に公開された「国家戦略特区」の資料からは、階数が地上45階、地下5階から地上46階、塔屋2階、地下4階、最高部の高さが約235mから約233mに変更になりました。

● 市街地再開発組合の設立を認可!
 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「八重洲一丁目北地区市街地再開発組合」の設立を2021年11月30日(火)に認可します。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2021/11/29)
 八重洲一丁目北地区市街地再開発組合の設立を認可します

 「北街区」の階数が、地上46階、塔屋2階、地下4階から地上44階、地下3階に変更、高さが約233mから約217mに変更、延床面積が約181,460㎡から約178,026㎡に変更されました。私的には、高さが約233m-約217m=約16mと約16mも低くなったのがショックです・・・

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目1番および2番
◆ 階数-(南街区)地上44階、地下3階(地上46階、塔屋2階、地下4階から変更)、(北街区)地上2階、地下1階
◆ 高さ-(南街区)最高部約217m(最高部約233mから変更)、(北街区)約12m
◆ 敷地面積-(南街区)約7,560㎡、(北街区)約1,700㎡
◆ 延床面積-(南街区)約178,026㎡(約181,460㎡から変更)、(北街区)約1,101㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、宿泊施設、店舗、寺院、高度金融人材サポート施設
◆ 建築主-八重洲一丁目北地区市街地再開発組合
◆ 事業協力者-東京建物、大成建設
◆ 特定業務代行者-東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設
◆ コンサルタント-日本設計
◆ 着工-(南街区)2024年度予定、(北街区)2031年度予定
◆ 竣工-(南街区)2029年度予定、(北街区)2032年度予定
◆ 総事業費-約1,582億円


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2019年4月23日に公開されたイメージ
 2019年4月23日に公開された「国家戦略特区」のイメージです。一番上の2021年11月29日に公開された「東京都」の資料では、外観デザインがかなり変更になっています(引用:内閣府)。


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2021年11月29日に公開されたイメージ
 「下層階のイメージパース」です。下層階や北街区は外観デザインが大幅に変更になっています(引用:東京都)。


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「断面イメージ」です。最高部の高さが約217mです(引用:東京都)。


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「配置図」です(引用:東京都)。


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「2階平面図」です(引用:東京都)。


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「位置図」です(引用:東京都)。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。


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新呉服橋ビルディング

 「八重洲一丁目北地区」の街区西側にある「新呉服橋ビルディング」です。1977年1月に竣工しました。地上21階、地下4階、高さ112.48m、延床面積41,005.81㎡の超高層ビルですが、再開発が始まると解体されます。

● みずほ信託銀行の本店が移転!
 「新呉服橋ビルディング」には、「みずほ信託銀行」の本店が置かれていましたが、「みずほ信託銀行」の本店は、2021年11月22日に「みずほ丸の内タワー」に移転しました。


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TGビルディング・本館

 「八重洲一丁目北地区」の街区東側にある「TGビルディング・本館」を南西側から見た様子です。


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TGビルディング(本館・別館)

 「八重洲一丁目北地区」の街区東側にある「TGビルディング(本館・別館)」を南東側から見た様子です。手前が「本館」で、奥が「別館」です。

 「本館」は1954年10月、「別館」は1970年8月に竣工しました。 地上8階、地下2階で、延床面積は「本館」と「別館」を合わせて27,025.78㎡となっています。


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北街区

 「日本橋川」沿いの「北街区」には、小規模なビルが建っています。



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2021年11月29日 (月)

新潟駅付近連続立体交差事業 JR東日本が「新潟駅高架下開発」の工事着手 延床面積約30,000㎡(店舗面積約13,000㎡)を開発!

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-新潟駅付近連続立体交差事業-

 新潟駅周辺では、「新潟市」が主体となって「新潟駅付近連続立体交差事業」が行われています。西誇線橋の新潟駅寄り付近から都市計画道路万代島ルート線(栗の木バイパス)までの約2.5kmの区間を高架化し、新潟駅付近では、新幹線ホームと同じ高さとなります。新潟駅と在来線の越後線、信越線・白新線が高架化します。

● 新潟駅高架下開発
 JR東日本は2021年11月25日に、駅舎高架化を含むリニューアル工事が進む新潟駅について、駅の高架下である1~2階部分について、店舗等の開発工事に、2022年1月に着手すると発表しました。

 引用資料 JR東日本新潟支社(PDF:2021/11/25)
 新潟駅高架下開発の工事着手について

 リニューアルで新たに生まれるのは、駅北側の在来線が地上ホームから3階へ移ったことにより生まれた空間で、延床面積約30,000㎡(駅施設等を除く)、店舗面積約13,000㎡が新たに新潟駅に誕生し、商業設備が大幅に強化されます。

 駅高架下は4期に分かれて整備予定です。2022年1月から工事が始まり、開業は、「Ⅰ期」が 2022年06月頃予定、「Ⅱ期」が2023年春頃予定、「Ⅲ期」2023年冬頃予定、「Ⅳ期(全体開業)」は2024年春頃予定です。

新潟駅高架下開発の概要
◆ 所在地-新潟県新潟市中央区花園一丁目1-1
◆ 交通-JR「新潟」駅直結
◆ 階数-地上2階(一部地上3階)
◆ 延床面積-約30,000㎡(駅施設等を除く)
◆ 店舗面積-約13,000㎡
◆ 事業主体-JR東日本、JR東日本新潟シティクリエイト
◆ 着工-2022年01月予定
◆ 開業-(Ⅰ期) 2022年06月頃予定、(Ⅱ期)2023年春頃予定、(Ⅲ期)2023年冬頃予定、(Ⅳ期)2024年春頃予定


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「イメージパース(コンコース側 施設外観)」です。


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「イメージパース(施設内観)」です。


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「計画図」です。延床面積約30,000㎡(駅施設等を除く)、店舗面積約13,000㎡が新たに新潟駅に誕生し、商業設備が大幅に強化されます。


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開発の位置付け

 新潟市が進める「にいがた2km(新潟都心のまちづくり)」の拠点の一つとして新潟駅高架下開発に取り組み、駅周辺の賑わいを創出することで地方創生に資するまちづくりを推進していきます。

 さらに、古町・万代等含めた地域と連携し賑わい創出に引き続き取り組むことで、賑わいを波及させ「にいがた2km」全体の活性化を推進していきます。



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2021年11月28日 (日)

札幌市 南2西3南西地区第一種市街地再開発事業 地上28階、高さ約111mの「ライオンズタワー札幌」 公式ホームページがオープン!

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-南2西3南西地区第一種市街地再開発事業-

 札幌市の狸小路で16年にわたって親しまれてきた大手ディスカウントショップ「ドン・キホーテ札幌店」が、2018年4月16日に閉店しました。「ドン・キホーテ札幌店」は、2002年4月にオープン、札幌市民や外国人観光客に人気の店でした。

 「ドン・キホーテ札幌店」があった区画では、合計7棟のビルを解体して、地上28階、地下2階の超高層複合ビルを建設する「南2西3南西地区第一種市街地再開発事業」が進んでいます。
  
 「南2西3南西地区第一種市街地再開発事業」の構想は、かなり前からありました。「南2条西3丁目再開発を考える会」が設立されたのは、今から24年以上前の1997年7月です。それから紆余曲折があって、組合設立認可が下りたのが2015年11月です。

● ライオンズタワー札幌
 オリックスグループの「大京」は、北海道札幌市の「南2西3南西地区第一種市街地再開発事業」において建築中の分譲マンション「ライオンズタワー札幌」の物件情報を、2021年11月25日より公式ホームページで公開しました。

 引用資料 大京(PDF:2021/11/25)
 JR札幌駅から地下街で直結、「商・公・住」一体の複合再開発「ライオンズタワー札幌」、物件情報を初公開

 引用資料 公式ホームページ
 ライオンズタワー札幌

 「ライオンズタワー札幌」は、JR「札幌」駅から地下街で直結し、札幌最大級のアーケード商店街「狸小路商店街」に隣接するなど、通勤・通学やショッピングなどでの高い利便性を有します。

 地上28階の建物は、地下2階~6階を物販・飲食などの商業店舗と公共駐輪場、7階を屋上庭園やラウンジなどの住宅共用施設、9階〜28階を「ライオンズタワー札幌」で構成します。
 「ライオンズタワー札幌」の一部は事前販売されています。最高額は3億3000万円で、すでに売却済みです。北海道内の会社経営者が購入しました。

ライオンズタワー札幌の概要
◆ 計画名-南2西3南西地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-北海道札幌市中央区南二条西3丁目20番(地番)
◆ 交通-札幌市営地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通」駅徒歩3分、札幌市電「狸小路」駅徒歩1分
◆ 階数-地上28階、塔屋あり、地下2階
◆ 高さ-111.55m
◆ 敷地面積-3,698.76㎡
◆ 建築面積-約3,281㎡
◆ 延床面積-約43,610㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造(油圧式制震ダンパ「ハイビルダム」)
◆ 用途-商業、業務、共同住宅、公共駐輪場
◆ 総戸数-総戸数133戸(権利者住戸15戸、一般分譲対象外住戸67戸を含む)他に、ゲストルーム1戸、コミュニティルーム1戸、プライベートラウンジ1戸、スタディルーム3戸
◆ 建築主-南2西3南西地区市街地再開発組合(売主 大京「オリックスの100%子会社」)
◆ 設計者・監理者-NTTファシリティーズ、プランテック総合計画事務所
◆ 施工者-佐藤工業・岩田地崎建設・岩倉建設共同企業体
◆ 着工-2019年07月(着工)、2019年10月01日(安全祈願祭)
◆ 竣工-2023年04月28日予定
◆ 入居開始-2023年05月10日予定


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下層階の地下2階~6階は、物販・飲食などの商業店舗と公共駐輪場、7階は屋上庭園やラウンジなどの住宅共用施設となっています。


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「ラウンジ完成予想図」です。


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地下街と直結する札幌都心スタイル
 地下街と接する立地であることを生かして、直接出入りができるよう専用の出入口を設けます。雨や雪が降っていても、気軽に出掛けられる地下街と直結する「札幌都心スタイル」となっています。


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商業・公共・住宅一体の大型複合施設

 建物の地下2階~6階は商業施設で構成されます。そのうち、地下2階~3階部分は物販・飲食などの商業店舗や公共駐輪場、4階~6階部分は都市型水族館「札幌大通水族館(仮称)」が入居する予定です。

 7階は、低層階の商業施設と高層階の住宅が交わる場所となり、一般の方も使用できる開放的な屋上庭園と、ラウンジやゲストルームなど入居者専用の住宅共用施設を備えます。9階~28階は分譲マンション「ライオンズタワー札幌」の全133戸が揃います。

● 都市型水族館「札幌大通水族館(仮称)」
 「大京」は、「オリックス」の100%子会社です。オリックスグループの「オリックス不動産」は、京都市に「京都水族館」、東京スカイツリータウンに「すみだ水族館」の都市型水族館を運営しています。

 「札幌大通水族館(仮称)」は、オリックス不動産ではなく、不動産会社「株式会社ユニホー」が運営する予定です。延床面積約5,100㎡(バックヤード含む)と「京都水族館」や「すみだ水族館」よりも小型の都市型水族館になります。


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揺れを吸収し建物の損傷を抑える制震構造

 基礎工法は「直接基礎」です。下層階が「鉄骨造」、上層階が「鉄筋コンクリート造」となります。地震対策として「制震構造」を採用します。油圧式制震ダンパ「ハイビルダム」を採用し、建物の揺れを抑えて安全性と居住性を高めます。


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「位置図」です。



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2021年11月27日 (土)

ヨドバシホールディングス 地上12階、延床面積約74,670㎡の「(仮称)ヨドバシ仙台第1ビル」 国土交通が民間都市再生事業計画として認定!

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-(仮称)ヨドバシ仙台第1ビル計画 整備事業-

 「ヨドバシホールディングス」は、仙台駅東口の「ヨドバシ仙台第1ビル開発計画」の建設を着手することを決定しました。概要は、地上12階、地下1階、2023年春の竣工を予定しています。

 引用資料 ヨドバシホールディングス(2021/01/26)
 ヨドバシ仙台第1ビル開発計画 事業計画が決定いたしました

 「ヨドバシホールディングスは、2012年3月に竣工した1期工事である「ヨドバシ仙台第2ビル」の開業以降2期計画の開発構想を継続検討してきました。

 仙台市においては、2019年7月に都心再構築プロジェクトを始動し、2020年9月に本件計画地が特定都市再生緊急整備地域として国の指定を受けた地域となるなど、都市開発の機運醸成が図られてきました。

 「ヨドバシホールディングス」は、こういった動きを受け、まちづくりに貢献すべく開発構想を計画し周辺地域はもとより仙台市を始め多くの協力を得ながら、地域のさらなる発展と活性化に寄与すべく開発を進めるタイミングであると判断し、この度事業の決定を行いました。

● 民間都市再生事業計画として認定!
 国土交通大臣は、「(仮称)ヨドバシ仙台第1ビル計画 整備事業」を優良な民間都市再生事業計画として認定しました。これにより、金融支援や税制上の特例措置等の支援が受けられます。

 引用資料 国土交通省(2021/11/26)
 仙台駅東口地区に魅力や賑わいを創出する都市空間を形成 ~(仮称)ヨドバシ仙台第1ビル計画 整備事業を国土交通大臣が認定~

ヨドバシ仙台第1ビル開発計画の概要
◆ 計画名-(仮称)ヨドバシ仙台第1ビル計画 整備事業
◆ 所在地-宮城県仙台市宮城野区榴岡一丁目3番1他
◆ 交通-JR・仙台市地下鉄「仙台」駅すぐ
◆ 階数-地上12階、搭屋1階、地下1階 
◆ 高さ-最高部56.20m、建築物54.20m
◆ 敷地面積-11,049.03㎡
◆ 建築面積-8,117.71㎡
◆ 延床面積-74,670.45㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-百貨店、駐車場、オフィス
◆ 建築主-ヨドバシホールディングス
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2021年11月01日
◆ 竣工-2023年04月30日予定


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「計画敷地北東、宮城野通り方面から」です。低層階には、ヨドバシカメラの店舗のほか、飲食店などの商業施設が入り、中層階は駐車場、上層階にはオフィスが入居する予定です(引用:ヨドバシホールディングス)。


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「計画敷地北西、JR仙台方面から」です。新しいビルの完成後、イメージ図左側の現在のヨドバシカメラがある建物には、別のテナントが入る予定です(引用:ヨドバシホールディングス)。


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「概要図」です(引用:国土交通省)。


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「ヨドバシ仙台第1ビル 計画建物 配置計画」です(引用:ヨドバシホールディングス)。


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「事業スケジュール(予定)」です(引用:国土交通省)。


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「(仮称)ヨドバシ仙台第1ビル」の建築計画のお知らせです。読者の方から1ヶ月くらい前に送って頂きました。ありがとうございました。



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2021年11月26日 (金)

横浜市の関内地区に超高層ツインタワー 地上30階、高さ約170mの「関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」 「計画段階配慮書」の縦覧!

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-関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業-
 「三菱地所」を代表企業として、「スターツコーポレーション、フジタ、ケン・コーポレーション、東急不動産」から構成されるコンソーシアムは、2020年6月30日に「関内駅前港町地区市街地再開発準備組合」から「関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」の事業協力者優先交渉権者に選定され、2020年10月1日に準備組合と事業協力に関する基本協定書を締結し、事業協力者として参画することが決定しました。

 計画されている超高層複合ビルは、地上31階、地下1階、高さ約150m、延床面積約88,500㎡です。中心となるオフィスにはグローバル企業の本社誘致などを見込みます。高層部には高級賃貸マンションや展望フロア、低層棟には商業施設などを構え、「旧市庁舎街区」のビルとデッキで接続させます。

● 計画段階配慮書の縦覧!
 横浜市は、横浜市環境影響評価条例に基づき、「(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業 計画段階配慮書」の縦覧を行っています。縦覧期間は、2021年11月25日(木)~12月9日(木)までです。

 引用資料 横浜市・公式HP(2021/11/25)
 (仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業 計画段階配慮書

 階数が、地上31階、地下1階から地上30階、塔屋1階、地下1階に、高さが約150mから約170mに変更になっています。しかし、完成イメージに変更が無いのと建築面積と延床面積にほとんど変更が無いので、当初から最高部の高さは約170mだった可能性が高いです。

(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区尾上町二丁目、中区真砂町二丁目、中区港町二丁目
◆ 交通-JR「関内」駅すぐ、 横浜市営地下鉄「関内」駅すぐ
◆ 階数-地上30階、塔屋1階、地下1階(地上31階、地下1階から変更)
◆ 高さ-最高部約170m(約150mから変更)
◆ 敷地面積-約7,720㎡(約7,700㎡から変更)
◆ 建築面積-約5,320㎡(約5,500㎡から変更)
◆ 延床面積-約88,600㎡(約88,500㎡から変更)
◆ 容積対象床面積-約75,700㎡(約75,500㎡から変更)
◆ 用途-オフィス、商業施設、住宅施設、観光・集客施設、交通広場
◆ 建築主-関内駅前港町地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-(代表企業)三菱地所、(構成企業)スターツコーポレーション、フジタ、ケン・コーポレーション、東急不動産
◆ 都市計画協議、事業計画案検討など-2020年~2022年度予定
◆ 都市計画決定-2023年度予定
◆ 組合設立認可-2024年度予定
◆ 権利変換計画認可、建物解体・着工-2025年度予定
◆ 竣工-2029年度予定


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2020年10月1日に公開された完成イメージです。隣接地の地上33階、高さ約170mの「横浜市現市庁舎街区等活用事業」 とほぼ同じ高さで描かれていました。この時点ですでに最高部の高さは約170mだった可能性が高いです。

 引用資料 三菱地所(PDF:2020/10/01)
 関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業 事業協力に関する基本協定書を締結


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「施設概要図(ボリューム図)」です。ビルから一部が飛び出した「スカイラウンジ(展望フロア)」も設けられます(引用:横浜市)。


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「施設断面図(東西)」です。塔屋がかなり高いので、最高部約170m、建築物約170m、軒高約150mの可能性が高いです(引用:横浜市)。


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「施設断面図(南北)」です(引用:横浜市)。


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「施設配置図」です(引用:横浜市)。


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「再開発エリア」です。JR関内駅と尾上町通りにはさまれた、旧市庁舎街区に隣接する約1.4haです(引用:三菱地所)


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「関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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横浜市現市庁舎街区等活用事業

 横浜市が2019年1月から公募を実施していた「現市庁舎街区活用事業」について3件の応募があり、横浜市現市庁舎街区等活用事業審査委員会において審査が行われ、答申を受領しました。

 この答申を踏まえ、「国際的な産学連携」「観光・集客」というテーマに沿った地区の賑わいと活性化の核づくり等の観点から、最も優れた提案を行った「三井不動産」を代表者とするグループを事業予定者として決定しました。

 「三井不動産」を代表者とする計8社のグループは、「(代表者)三井不動産、(構成員)鹿島建設、京浜急行、第一生命、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、関内ホテルマネジメント(星野リゾートの全額出資子会社)」で構成されています。

 何度も概要が変更になっていますが、2021年8月25日の環境影響評価準備書の縦覧では、地上33階、塔屋2階、地下1階、高さ約170m、延床面積約130,200㎡となっています。

 横浜市 公式ホームページ(2021/08/25)
 横浜市現市庁舎街区活用事業に係る環境影響評価書の縦覧

横浜市現市庁舎街区等活用事業の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区港町一丁目1番地
◆ 階数-(タワー棟)地上33階、塔屋2階、地下1階、(行政棟)地上8階、地下1階、(LVA棟)地上2階、地下0階
◆ 高さ-(タワー棟)最高部約170m、建築物約170m、(行政棟)最高部約55m、建築物約37m、(LVA棟)最高部約17m
◆ 敷地面積-16,522.87㎡
◆ 建築面積-約11,100㎡
◆ 延床面積-約130,200㎡
◆ 容積対象床面積-約120,000㎡
◆ 用途-オフィス、教育施設、観光・集客施設、商業施設、宿泊施設ほか
◆ 事業予定者-(代表者)三井不動産、(構成員)、鹿島建設、京浜急行、第一生命、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、関内ホテルマネジメント(星野リゾートの全額出資子会社)
◆ 着工-2021年予定
◆ 竣工-2025年予定
◆ 開業-2025年下期予定



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2021年11月25日 (木)

「渋谷ヒカリエ」の隣接地 地上23階、高さ約123mの「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事」 2021年12月1日着工!

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-渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業-
 「東京都」は、「渋谷二丁目17地区市街地再開発組合」の設立を2019年8月28日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、老朽建築物の更新と周辺地区との回遊性の強化を一体的に行い、業務・商業施設等の多様な都市機能が集積した複合施設として整備を図ります。

 再開発予定地は渋谷駅東側に位置し、西側から「シオノギ渋谷ビル、渋谷アイビスビル、渋谷東宝ビル、太陽生命渋谷ビル」の4棟のビルです。2020年11月2日~2022年7月31日(予定)の工期で既存建物の解体工事が行われています。

 建築主は「渋谷二丁目17地区市街地再開発組合」で、参加組合員は「塩野義製薬、南塚産業、NANZUKA、東宝、太陽生命保険社、東急」となっています。

● 2021年12月1日(水)着工!
 「渋谷二丁目17地区市街地再開発組合」とその参加組合員である「東急」は、渋谷駅東口エリアで計画する「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業」の新築工事に2021年12月1日(水)から着工します。開業は2024年度上期の予定です。

 引用資料 東急(2021/11/24)
 「渋谷二丁目17地区市街地再開発事業」新築工事に着手! ~渋谷駅東口エリアに2024年度上期開業予定~

 「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業」は、渋谷ヒカリエや青山通りに隣接する地上23階の複合施設の整備を行い、渋谷駅東口エリアの新たな賑わい拠点を目指すとともに、渋谷駅周辺の回遊性向上を図るものです。

 地上1階~4階の低層部は、商業機能などを配置し、敷地内の広場などと一体的に整備することで、賑わいや憩いを創出します。5階~23階は、渋谷エリアでニーズの高い、駅につながる利便性の高いハイグレードなオフィスを提供します。

渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷二丁目100番(地番)
◆ 階数-地上23階、地下4階
◆ 高さ-約123m(2021年11月24日のリリースでは約120m)
◆ 敷地面積-3,461.99㎡
◆ 建築面積-約2,423㎡
◆ 延床面積-約44,500㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス(地上5階~地上23階)、店舗(地上1階~地上4階)、駐車場(地下1階)
◆ 建築主-渋谷二丁目17地区市街地再開発組合(構成員 塩野義製薬、南塚産業、NANZUKA、東宝、太陽生命保険社、東急)
◆ 設計者-渋谷二丁目17地区設計共同企業体(東急設計コンサルタント、三菱地所設計、パシフィックコンサルタンツ)
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-2020年11月02日~2022年07月31日予定
◆ 着工-2021年12月01日
◆ 竣工-2024年05月末日予定


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「ヒカリエ側広場イメージ」です(引用:東急)。


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「低層部イメージ(青山通り側)」です(引用:東急)。


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「歩行者ネットワークイメージ」です(引用:東急)。


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「配置図」です(引用:東京都)。


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「位置図」です。建物北側の「渋谷ヒカリエ」、南東側の「渋谷クロスタワー」に至る歩道橋と2階デッキで接続し、歩行者ネットワークを充実させます(引用:東急)。


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「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2021年11月24日 (水)

幕張新都心 超高層シニアレジデンス 地上28階、高さ約105mの「(仮称)パークウェルステイト幕張計画」 2021年11月下旬の建設状況

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-幕張ベイパーク-
 「千葉県企業庁」は、千葉市美浜区若葉三丁目の「幕張新都心若葉住宅地区」の総面積17.5ha(正確には175,808.59㎡)に共同住宅などを建設する事業予定者を総合評価方式で選定した結果、「三井不動産レジデンシャル」を代表企業とする「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区街づくり検討グループ」を特定しています。

 最終的には、「A区画、B-1街区、B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の8区画が開発され、約4,500戸の住宅機能を整備し、約1万人が暮らす街が整備される予定です。

 第一弾の「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」と第二弾の「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」は竣工済です。現在は、第三弾の 「幕張ベイパーク  ミッドスクエアタワー」が建設中です。

 第四弾として超高層シニアレジデンス「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-5街区)」が建設予定です。「B-5街区」は、当初計画では、2029年の竣工予定で、地上46階、総戸数703戸の超高層タワーマンションが建設予定でしたが、超高層シニアレジデンスに計画変更されました。

● (仮称)パークウェルステイト幕張計画
 「三井不動産レジデンシャル」は、千葉県千葉市美浜区において、首都圏最大級となるシニアレジデンス「(仮称)パークウェルステイト 幕張 計画」を2021年8月31日に着工しました。2024年秋の開業を予定しています。

 引用資料 三井不動産レジデンシャル(PDF:2021/09/02)
 ~大規模複合開発 が進行する幕張ベイパーク に「三井のシニアサービスレジデンス」~ 「(仮称)パークウェルステイト幕張 計画」着工 首都圏最大級 地上 28階、 617 室 2024年 秋 開業予定

(仮称)パークウェルステイト幕張計画の概要
◆ 計画名-(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-5街区)
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区若葉三丁目1番23(地番)
◆ 交通-JR京葉線「海浜幕張」駅
◆ 階数-地上28階、地下0階
◆ 高さ-最高部105.60m
◆ 敷地面積-24,589.34㎡
◆ 建築面積-6,955.81㎡
◆ 延床面積-49,596.39㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、既製コンクリート杭
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-住宅型有料老人ホーム、飲食店、クリニック、事務所
◆ 総戸数-617室(一般居室534室、介護居室83室)
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル
◆ 設計者・監理者-熊谷組
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2021年08月31日
◆ 竣工-2024年07月下旬予定
◆ 開業-2024年秋予定


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「タワー棟外観完成イメージ」です。


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「ランドスケープ鳥瞰イメージ」です。


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「完成予想イメージ」です。


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「幕張ベイパーク全体敷地図」です。


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「計画地案内図」です。


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2021年11月下旬の「(仮称)パークウェルステイト幕張計画」の建設状況です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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「場所打ちコンクリート拡底杭」の構築を行っています(写真提供読者さん)。


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「鉄筋かご」を建込んでいます(写真提供読者さん)。


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「アースドリル掘削機」です。「拡底バケット」を装着しています(写真提供読者さん)。


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「ハンマークラブ」です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)パークウェルステイト幕張計画」となる「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-5街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2021年11月23日 (火)

北区 地上39階、高さ約146mの「十条駅西口地区第一種市街地再開発事業」 施設名称を「J&TERRACE(ジェイトテラス)」に決定!

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-十条駅西口地区第一種市街地再開発事業-

 JR埼京線の十条駅西口では、「十条駅西口地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。再開発予定地は、住商併用建物が多く建ち並ぶ地区です。しかし、地域の賑わい創出、安全な交通環境整備、防災性の向上等の都市的課題を抱えています。

 このため、駅前広場や都市計画道路等の都市基盤を整備し、土地の集約・高度利用により、地域生活を支える商業・サービス施設や良質な都市型住宅を整備することで、まちの活力と安全性・防災性の向上を図ります。

 北区初30階超となる地上39階、地下2階、高さ約146m、総戸数578戸の分譲マンションを中心に、駅前ロータリー整備を含めた「公共」「商業」一体の大規模複合再開発施設を建築し、まちとしての魅力及び機能の向上を図り、駅前に新たな賑わいと緑豊かな空間を創出します。

● 施設名称をJ&TERRACE(ジェイトテラス)に決定!
 「十条駅西口地区再開発組合」が推進し、「日鉄興和不動産、東急不動産」が参加組合員として参画する「十条駅西口地区第一種市街地再開発事業」において、施設名称を「J&TERRACE(ジェイトテラス)」、建物名称を「J&MALL (ジェイトモール)」に決定しました。

 日鉄興和不動産 公式HP(PDF:2021/11/22)
 北区初30階超「住宅・商業・公益」一体の駅前複合施設 施設名称・建物名称を「J& TERRACE」「J& MALL」に決定 新たなにぎわいの拠点として十条の魅力を次代につなぐプロジェクト

 引用資料 再開発事業公式HP
 十条駅西口地区第一種市街地再開発事業

J&TERRACE(ジェイトテラス)の概要  
◆ 計画名-十条駅西口地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都北区上十条二丁目1001番他(地番)
◆ 交通-JR埼京線「十条」駅徒歩1分
◆ 階数-地上39階、地下2階
◆ 高さ-最高部146.16m
◆ 敷地面積-7,071.32㎡
◆ 建築面積-4,691.78㎡
◆ 延床面積-80,979.53㎡(容積対象床面積約56,383㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-共同住宅、商業、業務、公共施設、交通広場、地下公共駐輪場
◆ 総戸数-578戸
◆ 建築主-十条駅西口地区市街地再開発組合(参加組合員 日鉄興和不動産、東急不動産)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)前田建設工業
◆ 施工者-前田建設工業
◆ 解体工事-2020年05月
◆ 着工-2021年03月
◆ 竣工-2024年10月31日予定


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「再開発事業完成予想CG」です。

● 基壇部施設はJ&MALL(ジェイトモール)
 基壇部施設 は「J&MALL(ジェイトモール))」となります。建物の1階〜4階の一部を商業・業務フロアとし、北区公益施設の入居を予定しています。地元の活気を生み出す店舗や商業施設を整備し、幅広い世代がともに暮らし、人と情報の交流が地域をつなぐ、安心で快適な「にぎわいの拠点の形成」を目指します。


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「再開発事業完成予想CG」です。


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「事業計画イメージ断面図」です。


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「事業計画イメージ配置図」です。


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「位置図」です。



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2021年11月22日 (月)

幕張新都心 幕張ベイパークの第三弾 地上43階、高さ約155mの 「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」 2021年11月下旬の建設状況

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-幕張ベイパーク-

 「千葉県企業庁」は、千葉市美浜区若葉三丁目の「幕張新都心若葉住宅地区」の総面積17.5ha(正確には175,808.59㎡)に共同住宅などを建設する事業予定者を総合評価方式で選定した結果、「三井不動産レジデンシャル」を代表企業とする「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区街づくり検討グループ」を特定しています。

 最終的には、「A区画、B-1街区、B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の8区画が開発され、約4,500戸の住宅機能を整備し、約1万人が暮らす街が整備される予定です。

 第一弾の「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」と第二弾の「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」は竣工済です。現在は、第三弾の 「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」と第四弾として超高層シニアレジデンス「(仮称)パークウェルステイト幕張計画」が建設中です。

● 幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー
 
第三弾として「幕張新都心若葉住宅地区計画(B-3街区)」が建設中です。地上43階、高さ155.64m、延床面積85,469.98㎡、総戸数749戸の大規模な超高層タワーマンションです。正式名称が「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」に決定して公式ホームページがオープンしています。

 引用資料 公式ホームページ
 幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー

幕張ベイパーク ミッドスクエアタワーの概要
◆ 計画名-幕張新都心若葉住宅地区計画(B-3街区)
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区若葉三丁目1-11(地番)
◆ 交通-JR京葉線「海浜幕張」駅徒歩13分
◆ 階数-地上43階、地下0階
◆ 高さ-最高部155.64m
◆ 敷地面積-21,417.98㎡(B-3街区全体)、16,441.15㎡(ミッドスクエアタワー)
◆ 建築面積-7,266.17㎡(ミッドスクエアタワー)
◆ 延床面積-85,469.98㎡(ミッドスクエアタワー)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、既製コンクリート杭
◆ 地震対策-中間免震構造(1階と2階の間に積層ゴム等を設置)
◆ 用途-共同住宅、駐車場、店舗、児童福祉施設
◆ 総戸数-749戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業
◆ 設計者・監理者-熊谷組
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2020年08月24日
◆ 竣工-2023年10月下旬予定
◆ 入居開始-2024年03月下旬予定


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「外観完成予想CG」です。


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「外観完成予想CG」です。


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「グランドエントランス完成予想CG」です。


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「免震構造概念CG」です。地震対策として、「中間免震構造(1階と2階の間に積層ゴム等を設置)」を採用します。第一弾の「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」と第二弾の「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」も「中間免震構造」を採用しています。


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「位置図」です。


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「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」の2021年11月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」は、地震対策として「中間免震構造」を採用します。1階と2階の間に積層ゴム等の「免震装置」を設置します。現在は「免震層」の構築行っている段階だと思われます(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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タワークレーンの「ベース架台」だと思われます。もうすぐ1基目のタワークレーンが姿を現すと思われます(写真提供読者さん)。


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「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」となる「幕張新都心若葉住宅地区計画(B-3街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2021年11月21日 (日)

JR京葉線 海浜幕張駅~新習志野駅間の新駅「幕張豊砂駅(まくはりとよすなえき)」 「ホーム屋根」が姿を現す 2021年11月下旬の建設状況

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-JR京葉線 海浜幕張駅~新習志野駅間の新駅-

 「JR京葉線」の海浜幕張駅と新習志野駅の間に新駅を設置します。新駅の位置は、千葉市美浜区浜田二丁目で、海浜幕張駅と新習志野駅のほぼ中間点を予定しています。駅舎は線路南側(海側)に置き、「イオンモール幕張新都心・ファミリーモール」の向かいになります。

 新駅の予定地は、高架橋が上下線で独立しており、上り線が2階付近、下り線が地上を走っているため、線路間に高さが違うホームを置く予定です。また、新駅の北側には京葉線や武蔵野線の電車基地「京葉車両センター」があるため、その上をまたぐ自由通路(約150m)も設置する予定です。

 「JR東日本(東日本旅客鉄道)」と「千葉県、イオンモール、千葉市」の3者を構成員とする幕張新都心拡大地区新駅設置協議会では、幕張新都心全体における都市機能の強化や交通機能の分散化を図るため、京葉線新駅について2018年4月20日に基本協定を締結し、2020年7月下旬から本格着工して事業を進めています。開業時期は2023年春予定です。

 引用資料 JR東日本千葉支社(PDF:2020/10/30)
 幕張新都心拡大地区新駅の事業進捗について

● 幕張豊砂駅(まくはりとよすなえき)
 JR東日本は2021年10月29日に、京葉線新習志野駅~海浜幕張駅間の新駅名を「幕張豊砂駅(まくはりとよすなえき)」に決定したと発表しました。新駅が位置する「豊砂」地域は幕張の沖合に位置していたところであり、将来豊かになってほしいという意味を込めて命名されました。

 JR東日本 千葉支社(PDF:2021/10/29)
 京葉線 新習志野駅~海浜幕張駅間の新駅の駅名決定について

幕張豊砂駅(まくはりとよすなえき)の概要
◆ 位置-千葉県千葉市美浜区浜田二丁目(海浜幕張駅と新習志野駅のほぼ中間点、海浜幕張駅から約1.7㎞、新習志野駅から約1.7㎞)
◆ 駅舎-線路南側(海側)に設置、駅本屋は地上1階(鉄骨造)
◆ ホーム-全長約210m(10両対応)、線路間に2階層(下りホーム1階、上りホーム2階)、エスカレーター(2基)、エレベーター(1基)
◆ 自由通路-駅舎とは分離し、新駅東側(蘇我方面)に設置、全長約150m×幅員約4m(屋根及び壁付き)、エレベーター(2基)
◆ 着工-2020年07月下旬
◆ 開業-2023年春予定


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【上り(東京方面)ホームイメージ図】です。「上り(東京方面)」は高架となります。


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【改札内コンコースイメージ図】です。


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【中央部断面図】です。高架橋が上下線で独立し、上り線が2階付近、下り線が地上を走っているため、上り線を高架2階、下り線を地上1階に設置します。


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「幕張豊砂駅(まくはりとよすなえき)」の設置位置です。千葉市美浜区浜田二丁目で、JR新習志野駅から約1.7km、JR海浜幕張駅から約1.7kmの位置です。超巨大な商業施設「イオンモール幕張新都心」の玄関口になります。


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「幕張豊砂駅(まくはりとよすなえき)」の2021年11月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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駅舎です(写真提供読者さん)。


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このあたりに「改札口」を設置すると思われます(写真提供読者さん)。


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「鉄骨」が準備されています(写真提供読者さん)。


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「ホーム屋根」が姿を現しています(写真提供読者さん)。


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北側から見た様子です。新駅の北側には京葉線や武蔵野線の電車基地「京葉車両センター」があります。見えている電車は「京葉車両センター」に停車している電車です(写真提供読者さん)。


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「ホーム屋根」が姿を現しています(写真提供読者さん)。


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下り線側のホームが見えます(写真提供読者さん)。


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南東側です。「駅前広場整備工事」が行われています(写真提供読者さん)。


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「駅前広場整備工事」の工期は、2021年9月1日~2023年2月28日(予定)となっています(写真提供読者さん)。



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2021年11月20日 (土)

野村不動産 JR津田沼駅南口の商業・業務施設「モリシア津田沼」を中心とした約2.9haを再開発 2025年度以降に解体工事に着手!

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-JR津田沼駅南口の再開発-

 「野村不動産」は「習志野市」に、JR総武線津田沼駅南口にある駅前広場や商業・業務施設「モリシア津田沼」などを対象に、市街地再開発事業を提案しています。

 「野村不動産」が提案するJR津田沼駅南口地区は、JR津田沼駅南口すぐの駅前広場(広さ0.7ha程度、交番裏のタクシープールを除く)、その南側に習志野市の津田沼公園(同0.5ha強)、さらにその南側にあるモリシア津田沼(同約1.67ha)を合わせた2.9ha程度のエリアです。「野村不動産」は、モリシア津田沼の土地・建物の信託受益権を取得済みです。

● 解体工事を2025年度以降に着手!
 「野村不動産」が、JR総武線津田沼駅南口のモリシア津田沼を含むエリアで計画する再開発で、解体工事を2025年度以降に着手することが分かりました。解体工事に1年、新築工事に4~5年の工期を見込みます。

 建設通信新聞(2021/11/19)
 野村不動産/25年度以降に解体着手/JR津田沼駅南口2.9haを再開発

 また、習志野市はモリシア津田沼に入る「習志野文化ホール」を2023年4月1日に閉館する方針を固めました。1978年開館の習志野文化ホールは、施設・設備の老朽化やバリアフリーなどに課題があり、利用を継続するには大規模改修工事が必要となります。

 習志野市は2018年度に大規模改修工事を予定していましたが、「野村不動産」から再開発の申し出があったため、工事内容を大幅に縮小しました。配管など多くの設備が未改修となっていることから、解体前に閉館することにしました。


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「津田沼駅南口の現況」です(引用:建設通信新聞)。


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再開発構想が動き出した商業・業務施設「モリシア津田沼」を北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「モリシア津田沼」の南側には、「仲よし幼稚園跡地活用事業」として「津田沼 ザ・タワー」が建されました。概要は、地上44階、塔屋2階、地下2階、高さ(最高部161.04m、建物高さ152.10m)、敷地面積8,050.23㎡、延床面積88,116.30㎡、総戸数759戸(ほかにゲストルーム・スカイサロン・スタジオ・シアタールーム等共用施設)です(写真提供読者さん)。


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「モリシア津田沼」のエントランスです(写真提供読者さん)。


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「モリシア津田沼」を南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。



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2021年11月19日 (金)

総事業費約923億円 高さ約151mと高さ約107mの「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業」 2023年11月に着工!

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-東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業-
 新横浜に本社を置く半導体関連検査装置の「レーザーテック」が11月18日終値での時価総額が3,023,765百万円と3兆円を突破しています。神奈川県に本社を置く企業としては、時価総額1位です。ちなみに2位が「日産自動車」です。1年ちょっと前までは、こんな凄い会社になるとは夢にも思っていませんでした。

 本題に戻って、「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業」は、「大崎駅」と「五反田駅」の間に位置する品川区東五反田二丁目の約16,700㎡です。南側は「目黒川」に面しています。

 地区内には約30棟の建物が存在し、歩道が無い箇所や狭い道路があることから、安全性・防災性の課題があります。エリア内は、映像関連事業を手掛ける「IMAGICA GROUP(イマジカ グループ)」の拠点になっており、本店(本社は内幸町)や子会社の「IMAGICA Lab.(イマジカ ラボ)」の本社や東京映像センターなどがあります。

 「東急不動産」は、東京都品川区で再開発事業の検討を進めている「東五反田二丁目第3地区市街地再開発準備組合」が実施した参加組合員募集において事業企画提案を行った結果、参加組合員予定者に選定さています。

 引用資料 品川区・公式HP(PDF:2020/07/20)
 東五反田二丁目第3地区における都市計画の決定ならびに変更 

● 2023年11月に着工!
 品川区の「東五反田二丁目第3地区市街地再開発組合」が事業計画をまとめました。総事業費922億5600万円(ビルの建設工事費約658億3000万円)を投じて2棟の再開発ビルを建設します。2023年11月に着工、2027年5月に竣工、2029年3月の事業完了を目指します。

 日刊建設工業新聞(2021/11/16)
 東五反田二丁目第3地区再開発/2棟総延べ11万平米、23年11月着工へ/組合

 再開発区域を東から「A地区、B地区、C地区」3地区に分けます。「A地区」は、地上約20階、塔屋2階、地下2階、高さ約107m、「B地区」は、地上約39階、塔屋2階、地下1階、高さ約151mです。「C地区」は公園となります。

 A地区は「業務棟」で、地下1階・地下2階は駐車場、地上1階~20階はオフィスフロアとなります。地上1階・地上2階に店舗や駐輪場、駐車場なども入ります。塔屋1階・塔屋2階には機械室を設けます。

 B地区は「住宅棟」で、地下1階は駐車場、地上1階・地上2階と地上4階~39階は共同住宅(総戸数390戸)、地上1階には保育所機能も入ります。3階は駐輪場、塔屋1階・塔屋2階は機械室となります。

東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都品川区東五反田二丁目の一部
◆ 階数-(A地区)地上約20階、塔屋2階、地下2階、(B地区)地上約39階、塔屋2階、地下1階、(C地区)公園
◆ 高さ-(A地区)約107m、(B地区)約151m  
◆ 敷地面積-(A地区)約9,210㎡、(B地区)約4,440㎡、(C地区)約1,500㎡
◆ 建築面積-(A地区)約3,960㎡、(B地区)約2,140㎡  
◆ 延床面積-(A地区)約69,110㎡、(B地区)約42,710㎡
◆ 構造-(A地区)鉄骨造、(B地区)鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-(A地区)オフィス、店舗、駐輪場・駐車場、(B地区)共同住宅、保育所、駐輪場、(C地区)公園 
◆ 総戸数-390戸
◆ 建築主-東五反田二丁目第3地区市街地再開発準備組合(参加組合員 東急不動産)
◆ 特定業務代行者-竹中工務店 
◆ 着工-2023年11月予定
◆ 竣工-2027年05月予定
◆ 総事業費-922億5600万円(ビルの建設工事費約658億3000万円)


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「南側立面図」です(引用:品川区)。


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「配置図」です。東側から「A地区(業務棟)、B地区(住宅棟)、C地区(公園)」が整備されます。概要は表記されている数値から少し変更になっています(引用:品川区)。


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「対象地区の現況と課題」です(引用:品川区)。


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「位置図および周辺開発状況」です。「大崎・五反田地区」は、オセロを次々とひっくり返すように疾風怒濤の勢いで再開発が行われています。まだまだ「検討・準備中地区」もありますが、一部を除いてほぼ一帯が再開発されます(引用:品川区)。



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2021年11月18日 (木)

幕張新都心 「幕張ベイパーク」の北側 千葉市の新拠点病院「千葉市立病院再整備基本構想」 実施設計は「日建設計」を特定!

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-千葉市立病院再整備基本構想-
 
11月18日の0時~12時(予定)まで、ブログがメンテナンス中だったので、更新が遅れました。申し訳ございません。乃木坂46の「まいちゅん(新内眞衣)」が昨夜放送された「オールナイトニッポン」で乃木坂46から卒業することを発表しました。

 「BBA(ババア)」とか「水泥棒」とか言われ、いじられキャラで通していましたが、実際は高長身で足が長くスタイル抜群の綺麗なお姉さんです。
 コミュ力おばけで、天性の人当たりの良さで1期生から4期生までをつなげる乃木坂の接着剤のようなメンバーで、まさに乃木坂のお母さん的な存在です。本当にさみしいです。

 本題に戻って、「千葉市」は、「海浜病院」に代わる新病院の建設に向け、「千葉市立病院再整備基本構想」を進めています。建設予定地は、早期の着工が可能で、新病院の建設に必要な広さが確保でき、移転の影響も少なく、千葉市西部の医療ニーズに対応できる場所に建設することが望ましいと考えられるため、幕張新都心若葉住宅地区小学校・公益施設用地内を建設予定地とします。

● 実施設計は日建設計
 「千葉市」は、新病院整備に伴う業務委託2件の公募型プロポーザルを実施した結果、千葉市立新病院整備実施設計業務委託は「日建設計」、千葉市立新病院整備実施設計CM業務委託は「プラスPM・シップヘルスケアリサーチ&コンサルティングJV」を優先交渉権者に特定しました。

 建設通信新聞(2021/11/18)
 千葉市の新病院/実施設計は日建/CMはプラスPMJV特定

 新病院は、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)の免震構造、地上5階、高さは31m以下、延床面積約33,000㎡を想定しています。屋上にヘリポートや機械室を設置します。病床数は、約380床~430床で、当初は333床で稼働します。概算工事費は約220億円です。

 2021年度・2022年度の実施設計、2022年度・2023年度の造成工事を経て、2023年度に本体工事に着手し、遅くとも2025年度上期に開院します。


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「新病院建設予定地」です。「幕張ベイパーク」の北側で、「千葉県立幕張総合高等学校」の東隣に位置します(引用:千葉市)。


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「新病院建設予定地」です。建設予定地は美浜区若葉三丁目1番26に位置する幕張新都心若葉住宅地区の小学校・公益施設用地のうち約35,000㎡を活用します(写真提供読者さん)。


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敷地は更地になっています(写真提供読者さん)。


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新病院開院後は、現在の海浜病院施設は除却し、用地は、所有者である千葉県に返還する予定です(写真提供読者さん)。


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敷地の三方向が道路に面しておりアクセスには問題はありません(写真提供読者さん)。



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2021年11月17日 (水)

世界最大級2万席の音楽アリーナ 街区名称が「ミュージックテラス」、施設名称が「Kアリーナ横浜・ヒルトン横浜・Kタワー横浜」 に決定!

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-Kアリーナプロジェクト-
 
「横浜市」は2017年11月8日に、「みなとみらい21地区60・61街区(一部)」の市有地で公募していた開発事業予定者を、「ケン・コーポレーション」に決定しました。

 世界最大級の音楽アリーナとインターナショナルブランドホテル、オフィスの整備を通じて、上質なエンターテイメントを提供する「ミュージック・パーク」を形成し、国内外から多くの人が訪れる国際的な交流拠点として相応しい、地域の賑わいの核となる施設を創出します。

 「ケン・コーポレーション」は、横浜みなとみらい21地区で計画を進めている「Kアリーナプロジェクト」を2020年8月1日に着工しました。竣工は、2023年7月を予定しています。

● Kアリーナ横浜・ヒルトン横浜・Kタワー横浜
 「ケン・コーポレーション」 は、横浜みなとみらい21地区で大規模複合開発「Kアリーナプロジェクト」を推進していますが、2万席を誇る世界最大級の音楽アリーナの名称を「Kアリーナ横浜」に決定しました。

 また、併設するツインタワーのホテル棟は、ヒルトン初の横浜進出となる「ヒルトン横浜」に、オフィス棟の名称を「Kタワー横浜」に、開発街区全体の名称を「ミュージックテラス」に決定しました。

 引用資料 ケン・コーポレーション(PDF:2021/11/16)
 世界最大級、 2万席の音楽アリーナが 2023 年秋誕生 音楽アリーナの施設名称を 「Kアリーナ横浜」 に、 ホテルブランドを 「ヒルトン」 に決定

 国際都市・横浜の新たなディスティネーションとして、国内外から多くのゲストが集い、賑わい溢れる、環境にも配慮した大型アリーナが2023年秋に誕生します。観光・エンターテイメントの街に相応しい新たなシンボルとなるべく、プロジェクトを推進していきます。
 
ミュージックテラスの概要
◆ 計画名-Kアリーナプロジェクト新築工事
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目2番2他(60・61街区の一部区画)
◆ 交通-みなとみらい線「新高島」駅より徒歩約5分、JR「横浜」駅より徒歩約9分
◆ 階数-(Kアリーナ横浜)地上9階、地下0階、(ヒルトン横浜)地上26階、地下1階、(Kタワー横浜)地上21階、地下1階
◆ 高さ-(ヒルトン横浜・Kタワー横浜)99.87m、(Kアリーナ横浜)約45m
◆ 敷地面積-31,793.97㎡
◆ 建築面積-約27,600㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約118,680㎡、(Kアリーナ横浜)約54,090㎡、(ヒルトン横浜)約34,850㎡、(Kタワー横浜)約29,740㎡
◆ 用途-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-(Kアリーナ横浜) 観覧場(音楽アリーナ)、駐車場等、(ヒルトン横浜)ホテル、店舗、駐車場等、(Kタワー横浜)オフィス、店舗、駐車場等
◆ アリーナ座席数-20,030席
◆ ホテル客室数-339室
◆ 建築主-ケン・コーポレーション
◆ 設計者-梓設計(代表)、国建、鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2020年08月01日
◆ 竣工-2023年07月予定
◆ 開業-2023年秋予定


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「ミュージックテラスの広場」です。開発街区全体の名称は「ミュージックテラス」に決定しています。


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「アリーナ外観」です。多種多様な文化が混じりあう国際都市・横浜に、世界最大級の音楽に特化したアリーナとなる「Kアリーナ横浜」が誕生します。


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「アリーナ内観」です。

● 約2万席の完売出来るアーティストは少ない
 素晴らしい施設ですが、唯一の不安材料は、「音楽に特化したアリーナ」ということで稼働率が確保できるのか? ということです。「横浜アリーナ」のような多目的アリーナではないので他の用途での稼働率確保は望めません。

 世界最大級2万席を完売出来るアーティストの数は極めて限られます。さいたまスーパーアリーナの「アリーナモード」は、エンドステージの場合実質約16,000席くらいですが、かなり有名なアーティストでも完売出来ず、客席上段が黒幕で覆われたライブ映像をよく見かけます。


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「アリーナ断面」です。20,030席を誇る客席は、ステージ前方のアリーナに加え、三層構造となるスタンドの全席がステージ正面を向いた扇型の形状で、オーディエンスに囲まれた迫力ある空間と一体感を生みだします。


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「ワイド 40mの VIP ラウンジ」です。「VIP エリア」は、ホスピタリティに溢れた特別な空間で、国内に類をみないラグジュアリーな鑑賞スタイルを提案します。


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「音楽と横浜の夜景を楽しめるバーラウンジ」です。7階に設けるバーラウンジからは、横浜の美しい夜景が広がります。


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「ホテルロビー」です。ミュージックテラスの中央には、客室はスイートを含む339室の「ヒルトン横浜」が開業します。


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「オフィスエントランスホール」です。「Kタワー横浜」は、みなとみらいエリアでは供給の少ない、中規模(基準階専有部200坪強) のハイグレードオフィスとなります。


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「断面イメージ」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。



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2021年11月16日 (火)

南船橋 男子プロバスケットボール「千葉ジェッツふなばし」 1万人規模のアリーナプロジェクト 2022年1月中旬着工、2024年3月完成予定!

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1万人規模のアリーナプロジェクト
 千葉県船橋市をホームタウンとする国内男子プロバスケットボールリーグBリーグの「千葉ジェッツふなばし」は、「ミクシィ」と戦略的業務資本提携を締結し、「ミクシィ」は株式の過半数を取得し、連結子会社化しています。

 「三井不動産」は、「船橋オートレース場」跡地に、大規模物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋」を整備しましたが、北側のJR京葉線沿いに「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」があります。

 「三井不動産」と「ミクシィ」は、ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場に新アリーナを建設し、「千葉ジェッツふなばし」がホームアリーナとして利用する予定です。ゼネコンなどを対象とした設計と施工を一括した指名コンペが実施され、優先交渉権者に「清水建設」を特定しています。

 「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」は、南船橋駅南口から西北西約500mに位置します。「三井不動産」と「ミクシィ」が検討するアリーナは、Bリーグの基準に基づきメインアリーナとサブアリーナなどが入ります。
 メインアリーナは、チーム運営会社の「千葉ジェッツふなばし」が2019年4月に発表した「千葉ジェッツ 夢のアリーナプロジェクト」で示された1万人規模とします。

 ジェッツの試合は年間でも多くて35~36試合しかありません。それだけではビジネス上、民間でやる意味はないので、バスケットの試合以外に音楽のライブコンサートやeスポーツの大会など各種イベントにも活用します。(写真提供読者さん)。

● 2022年1月中旬着工、2024年3月完成予定!
 国内男子プロバスケットボールリーグBリーグの「千葉ジェッツふなばし」の新本拠地となる大型アリーナが具体化してきました。2021年1月中旬に着工し、2024年3月に完成予定です。地上4階、高さ約30mの規模で、年内をめどに正式発表される見通しのようです。

 日刊スポーツ(2021/11/06)
 B1千葉新本拠が南船橋に24年完成 コロナ禍も“夢のアリーナ”構想進行


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「1万人規模のアリーナプロジェクト」のイメージです。

 引用資料 千葉ジェッツふなばし
 【千葉ジェッツ 夢のアリーナプロジェクト】 始動


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「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」です(写真提供読者さん)。

● 駐車場の一部が立体駐車場化!
 「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」のすべてが1万人規模のアリーナになる訳ではありません。駐車場の約4分の3がアリーナ、約4分の1が立体駐車場になるようです。

 「立体駐車場」の概要は、地上6階、地下0階、建築面積3,587.35㎡、延床面積20,575.07㎡、駐車台数1,007台、工期は、2022年2月~2023年2月(予定)です。建築主が「三井不動産」、設計者・施工者が「清水建設」となっています。


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「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」を東側から見た様子です。すぐ北側はJR京葉線です(写真提供読者さん)。



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2021年11月15日 (月)

都立明治公園及び都立代々木公園Park-PFI事業 「明治公園」が東京建物グループ、「代々木公園」が東急不動産グループに決定!

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-都立明治公園及び都立代々木公園Park-PFI事業-

 都立明治公園及び都立代々木公園において、東京都として初めて都市公園法に基づく公募設置管理制度(Park-PFI)を活用し、公園周辺のまちづくりにあわせて新たな公園の整備・管理運営を行う設置等予定者を決定しました。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2021/11/09)
 都立明治公園及び都立代々木公園Park-PFI事業設置等予定者の決定について

 「公募設置管理制度(Park-PFI)」とは、都市公園において飲食店、売店等の公園利用者の利便性の向上に資する公園施設(公募対象公園施設)の設置と、設置した施設から得られる収益を活用して、その周辺の園路、広場等の公園施設(特定公園施設)の整備等を一体的に行う民間事業者を公募により選定する制度です。

● 都立明治公園の設置等予定者
 都立明治公園の設置等予定者が、事業者名「Tokyo Legacy Parks」に決定しました。代表構成団体が「東京建物」、構成団体が「三井物産、日本工営、西武造園、読売広告社、日テレアックスオン」となっています。

 コンセプトは「TOKYO LEGACY PARKs」です。世界に誇れる、東京という都市の“レガシー”となる公園を創り、責任を持って持続的に運営、希望と誇りと共に次世代へ継承します。


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「明治公園のイメージ」です。


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明治公園の「施設整備イメージ」です。


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明治公園の「事業対象地」です。


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都立代々木公園の設置等予定者

 都立代々木公園の設置等予定者が、事業者名「代々木公園STAGES」に決定しました。代表構成団体が「東急不動産」、構成団体が「東急、石勝エクステリア、東急コミュニティー」となっています。

 コンセプトは「STAGES IN THE PARK」です。来園者が相互に感性を刺激し合う舞台を整備することで、自分らしく輝くことができる公園を創出します。


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「代々木公園のイメージ」です。


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代々木公園の「施設整備イメージ」です。


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代々木公園の「事業対象地」です。「岸記念体育会館」があった場所です。「岸記念体育会館」の機能は、新国立競技場の南側に建設された「JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE」に移行しています。



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2021年11月14日 (日)

地上52階、高さ約284mの「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事」 メインのC街区は「清水建設」に施工予定者が決定!

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日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業-
 
国家戦略特区の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、日本橋の日本橋川沿いで計画されている大規模再開発プロジェクトです。歴史的建造物の「日本橋野村ビル」を保存するほか、船着き場の増設などによって舟運の活性化と観光需要の受け入れを図ります。日本橋川上空を通る首都高速道路の地下化を視野に、水辺を生かした施設配置なども想定しています。

 参加組合員として「三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス」の3社が参画し、設計を「日建設計」が担当します。「日本橋一丁目中地区市街地再開発組合」は、再開発施設の建設に向け、既存建物の解体工事を「清水建設」の施工で2020年11月10日に着工しました。解体する既存施設は27棟です。

 「三井不動産株」と「ヒルトン」は、「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」のブランディング及びマネジメント契約を締結しました。ホテルは三井不動産が開発、ヒルトンが運営し、2026年の開業を目指します。

 「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」は、「C街区」の39階~47階までの9フロアに展開します。60㎡以上のゆったりとしたキングルーム含め全197室の客室に、3つのレストランとウォルドーフ・アストリアの象徴でもあるラウンジ&バー「ピーコック・アレー」のほか、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える予定です。

● 施工予定者が決定!
 国家戦略特区の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」の施工予定者が決定しました。メインのC街区は「清水建設」、B街区は「清水建設・錢高組JV」、A街区は「大林組」が施工します。具体的な本体着工の時期は、今後締結する正式契約に合わせて確定する見通しです。

 建設通信新聞(2021/11/11)
 日本橋一丁目中地区再開発/施工予定者に清水建設/C街区延37万㎡、高さ284m

日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事
◆ 所在地-東京都中央区日本橋一丁目32番
◆ 階数-(C街区)地上52階、塔屋2階、地下5階、(B街区)地上7階、地下2階、(A街区)地上4階、地下1階
◆ 高さ-(C街区)最高部約284m
◆ 敷地面積-(C街区)約15,560㎡
◆ 建築面積-(C街区)約12,600㎡、
◆ 延床面積-(C街区)約368,700㎡、(B街区)約6,500㎡、(A街区)約5,100㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 用途-(C街区)オフィス、店舗、集会場、ホテル、共同住宅、駐車場 等、(B街区)店舗、共同住宅、駐車場、変電所 等、(A街区)店舗、オフィス 等
◆ 建築主-日本橋一丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、野村不動産、野村ホールディングス)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-(C街区)清水建設、(B街区)清水建設・錢高組JV、(A街区)大林組
◆ 解体工事-2020年11月10日~2022年03月31日予定
◆ 着工-今後締結する正式契約に合わせて確定する見通し
◆ 竣工-2026年03日予定
◆ 開業-2026年予定(ホテル)
◆ 総事業費-約3,120億円


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「断面図」です(引用:東京都環境局)。


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「配置図」です。「C街区」の南西側が、正方形から台形にセットバックします(引用:三井不動産)。


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「位置図」です(引用:三井不動産)。



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2021年11月13日 (土)

「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」の南側 地上26階、高さ約116mの「(仮称)札幌北1西5(旧北海道放送本社跡地)計画」 起工式を挙行!

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-(仮称)札幌北1西5(旧北海道放送本社跡地)計画-
 札幌がどんどん高層化しつつあります。「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」の南側の街区にある北海道放送(HBC)本社社屋を含む札幌市中央区北1西5の敷地に、「NTT都市開発」が、高級ホテルや商業施設、オフィスなどが入る超高層複合ビルを計画しています。

 「北海道放送(HBC)」は隣接地に完成した新社屋へ2020年秋に移転しました。すでに旧社屋の解体工事は終わっています。予定地周辺では、2006年9月に「日本生命札幌ビル(北3条西4)」、2014年8月に「札幌三井JPビルディング(北2西4)」、2017年1月に「札幌フコク生命越山ビル(北2西3)」、2020年3月に「大同生命札幌ビル(北3西3)」が竣工するなど再開発が進んでいます。

● 2021年11月12日に起工式を挙行!
 「NTT都市開発」は、旧北海道放送本社跡地において開発中の計画建物について、2021年11月12日に「起工式」を実施し、本格着工しました。竣工は2024年2月を予定しています。

 引用資料 NTT都市開発(PDF:2021/11/12)
 (仮称)札幌北1西5(旧北海道放送本社跡地)計画における新築工事着工について

 計画地は、札幌の都心部において北海道庁と大通公園に挟まれたエリアに位置しており、都心部ならではの高い利便性、豊かな緑に囲まれた解放感と落ち着いた環境による希少な立地性、北海道を代表する歴史的建造物に隣接する歴史性を備えています。

 計画建物は、地上26階、塔屋1階、地下2階、延床面積約60,916㎡、北棟と南棟の2棟構成を予定しており、北一条地下駐車場公共地下歩道へ直接接続予定です。

 北棟低層部には店舗・アトリウム・テナント専用ラウンジ等を、中層部には1フロア最大10分割までの区画割りが可能な賃貸オフィス(基準階面積500坪超)を、高層部にはハイグレードな国際的ホテルチェーンの誘致を計画しています。

 南棟は札幌におけるインキュベーション拠点の構築をめざし、コワーキングスペースやスモールオフィスに加え、多様な人材の交流を促進するイベントラウンジ等を計画しています。

(仮称)札幌北1西5(旧北海道放送本社跡地)計画の概要
◆ 所在地-北海道札幌市中央区一条西5丁目1番4(地番)
◆ 交通-札幌市営地下鉄「大通」駅から徒歩6分、JR「札幌」駅から徒歩10分
◆ 階数-地上26階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ- 116.6m
◆ 敷地面積-約4,606㎡
◆ 延床面積-約60,916㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-オフィス(約23,915㎡)、ホテル(約15,122㎡)、店舗、駐車場
◆ 建築主-NTT都市開発
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2021年10月(着工)、2021年11月12日(起工式)
◆ 竣工-2024年02月予定


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「アトリウム空間」です。


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「南棟外観」です。


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「建物構成」です。


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「所在地」です。


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すぐ北側には北海道のシンボルである「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」があります。



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2021年11月12日 (金)

国家戦略特区 地上29階、高さ約180mの「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」 港区の環境影響調査書案の縦覧により詳細が判明!

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- 虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業-

 「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、竣工した「東京虎ノ門グローバルスクエア」の東側、東京メトロ銀座線虎ノ門駅の直上部に当たる「虎ノ門一丁目東地区」を対象に、地権者らが再開発準備組合を設立し、事業化を目指しています。ブロック内を東西に2本の道路が走る三つの街区を対象とします。

 中央日本土地建物グループの子会社である「日本土地建物」が、「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」および「住友不動産」ともに事業推進パートナーとして参画している「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、2021年度の「組合設立認可」を目指しています。

 2021年9月3日に港区議会の「建設常任委員会」が開かれて、「第一種市街地再開発事業の区域公告について(虎ノ門一丁目東地区)」が公開されました。新たなイメージパースが公開されました。外観デザインが大幅に変更になっています。

● 環境影響調査書案の縦覧!
 港区の ”港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業】” が行われています。縦覧期間は、2021年11月11日(木)~12月10日(金)までです。

 引用資料 港区・公式HP(2021/11/11)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業】

虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目 4番、5番、8番
◆ 交通-東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅直結
◆ 階数-地上29階、地下4階
◆ 高さ-最高部約180m
◆ 敷地面積-約6,400㎡
◆ 建築面積-約5,250㎡
◆ 延床面積-約120,700㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、店舗、ビジネス支援施設、駐車場 等
◆ 建築主-虎ノ門一丁目東地区市街地再開発準備組合
◆ 事業推進パートナー-日本土地建物(中央日本土地建物グループ)、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)、住友不動産
◆ 組合設立認可-2021年度予定 
◆ 着工-2022年度予定
◆ 竣工-2026年度予定


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「都道301号線(愛宕下通り)越し(街区東側)からの鳥瞰イメージ」です。


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「区道1011号線に面した広場の整備イメージ」です。


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「地下駅前広場のイメージ」です。


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「計画建築物立面図(北側)」です。最高部の高さが約180mです。


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「計画建築物立面図(東側)」です。


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「計画建築物立面図(南側)」です。南面は「壁面緑化」が行われるようです。


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「計画建築物立面図(西側)」です。


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「計画建築物断面図(南北断面)」です。工事は「逆打工法」で行われます。1階床を地下工事に先行して施工します。「逆打工法」の採用により、地下躯体工事と並行して、地上躯体工事を施工します。


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「1階平面図」です。


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「地下1階平面図」です。


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「計画建築物配置計画図」です。西隣は先に竣工した虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事の「東京虎ノ門グローバルスクエア」です。


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「計画地位置図(広域)」です。


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「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北西側から見た様子です。


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北東側から見た様子です。


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北側の東西に貫く道路です。


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南側の東西に貫く道路です。


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南東側から見た様子です。 仮囲いの先の白いビルから先が「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の範囲です。



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2021年11月11日 (木)

茨城県 JR水郡線「常陸大宮駅(ひたちおおみやえき) 」 新駅舎・自由通路のデザイン決定 2025年度完成予定!

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-常陸大宮駅(ひたちおおみやえき)-

 茨城県常陸大宮市は11月2日に、整備計画を進めているJR水郡線「常陸大宮駅(ひたちおおみやえき) 」の新駅舎と東西自由通路のイメージ図を公開しました。「JR東日本」など関係機関と協議を重ね、基本設計が完了しました。

 今後、2022度の完了を目指し、駅舎や自由通路、東西駅前広場の実施設計に入ります。着工は2023年度の予定で、2025年度までの完成を目指しています。

 引用資料 常陸大宮市・公式HP(2021/11/02)
 JR常陸大宮駅の新駅舎・自由通路のイメージ図公開

 駅舎の外観は、常陸大宮市塩子地区に伝わる茨城県有形民俗文化財の「西塩子の回り舞台」をモチーフにした大きな屋根が特徴です。駅周辺の低層の住環境にも調和するよう、落ち着いたデザインになっています。

 駅周辺整備計画では、現在の駅舎を北側にずらして改築し、新たに自由通路を設置します。東西駅前広場、駅西交流拠点やアクセス道路などを一体的に整備します。


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「東口外観イメージ」です。駅周辺の低層の住環境と調和した落ち着きのあるデザインとなっています。


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「東口外観イメージ」です。


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「西口外観イメージ」です。駅西側の土地を構成する「河岸段丘」と対応した、風景と調和したデザインとなっています。


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「西口外観イメージ」です。


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「自由通路イメージ」です。JR水郡線「常陸大宮駅(ひたちおおみやえき)」は、相対式2面2線となっています。

● 自由通路の整備のみで橋上駅舎化しない
 多く駅の場合、「自由通路」の設置に合わせて橋上駅舎化しますが、「常陸大宮駅」は自由通路の整備のみで、自由通路沿って改札口は設置しません。改札口は、従来通りの上下線別々に地上に設置します。

 常陸大宮市・公式HP
 東西自由通路の整備

 「1番線」が上り本線、「2番線」が下り本線ですが、上下列車とも大半が駅舎側の1番線を使用するために橋上駅舎化のメリットがあまりないため橋上駅舎化しなかったのだと思われます。省力化のために片方のホームに上下列車を集中させるのは地方の乗降客数の少ない駅では珍しくありません。


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「自由通路イメージ」です。


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「自由通路イメージ」です。常陸大宮市産材の利用を促進し、常陸大宮市の街にふさわしいデザインとなっています。



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2021年11月10日 (水)

伊勢丹相模原店跡地 地上41階の「(仮称)相模大野4丁目計画」 CO₂排出量実質ゼロのプラウドシリーズ 「外観イメージパース」を公開!

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-(仮称)相模大野4丁目計画-

 「野村不動産」は、相模原市南区の伊勢丹相模原店跡地に、超高層タワーマンション「(仮称)相模大野4丁目計画」を建設します。完成すれば相模原市内で一番高い建築物になる見通しです。

 建設予定地は、小田急「相模大野駅」すぐで、2019年9月30日に閉店した「伊勢丹相模原店」の跡地です。土地・建物については「野村不動産」が「三越伊勢丹ホールディングス」から取得しています。敷地面積は敷地面積約10,186.49㎡です。

 概要は、2021年6月28日の「相模原市環境影響評価条例の規定による環境影響評価準備書」によると、地上43階、地下3階、最高高さ約163m、延床面積約85,000㎡、総戸数750戸となっています。

● CO₂排出量実質ゼロのプラウドシリーズ
 「野村不動産」は、2025年3月に竣工予定の「(仮称)相模大野4丁目計画」に於いて、電気・ガス併用の新築分譲マンションでは国内初となる、CO₂排出量実質ゼロのプラウドシリーズを建築することを決定しました。

 引用資料 野村不動産(2021/11/09)
 国内初 電気・ガス CO₂排出量実質ゼロの分譲マンション建築決定 プラウドシリーズ「(仮称)相模大野 4 丁目計画」(旧伊勢丹跡地) ―再生可能エネルギーによる電気自動車充電設備を駐車場全区画に設置―

 階数が地上43階、地下3階から地上41階、地下3階に、総戸数が750戸から687戸に変更になっています。高さは変更前が最高部約163m、軒高約151mでしたが、記載されていないので分かりませんが、2階分低くなっていると思われます。

(仮称)相模大野4丁目計画の概要
◆ 所在地-神奈川県相模原市南区相模大野四丁目4009番45(地番)
◆ 交通-小田急小田原線・江ノ島線「相模大野」駅すぐ
◆ 階数-(高層棟)地上41階、地下3階、(低層棟)地上2階、地下3階
◆ 高さ-(高層棟)最高部約163m、軒高約151m、(低層棟)最高部約15m *変更前の数値です。
◆ 敷地面積-10,186.49㎡
◆ 建築面積-約7,800㎡ *変更前の数値です。
◆ 延床面積-約85,000㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-(高層棟)商業、地域貢献施設、共同住宅、(低層棟)商業、地域貢献施設
◆ 総戸数-687戸(予定)
◆ 建築主-野村不動産
◆ 設計者-三井住友建設
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 着工-2021年11月
◆ 竣工-2025年03月予定
◆ 供用開始-2025年05月予定


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「広場イメージパース」です(引用:野村不動産)。


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変更前の地上43階、地下3階の時点の「外観イメージパース」です。外観デザインがかなり変更になっているように見えます(引用:相模原市)。


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地上43階、地下3階の時点の「土地利用計画図」です(引用:相模原市)。


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「対象事業実施区域位置図」です(引用:相模原市)。



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2021年11月 9日 (火)

地上25階、高さ約115mと地上23階、高さ約115mの2棟で構成する「(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業」 完成イメージを公開!

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-(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業-

 JR東日本は、「高輪ゲートウェイ駅」の周辺で「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」を進めています。その中でも最大規模が高輪ゲートウェイ駅に直結する「4街区」です。「4街区」と「第一京浜」の間に南北に細長い再開発から取り残された場所がありました。その部分が再開発される事になりました。

 港区は、 ”港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業】” を行っています。縦覧期間は、2021年11月1日(月)~11月30日(火)までです。

 引用資料 港区・公式HP(2021/11/01)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業】

● 完成イメージを公開!
 「(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業」の完成イメージが「日刊建設工業新聞」で公開されました。「港区議会資料」のようですが、港区議会のホームページを探しても完成イメージ等を見つける事が出来ませんでした。

 引用資料 日刊建設工業新聞(2021/11/09)
 品川駅北周辺地区再開発(東京都港区)/高輪築堤の移設検討/準備組合

 2棟で構成され、北側の「区域4-2B」が、地上25階、地下2階、高さ約115m、延床面積約26,600㎡、南側の「区域4-2C」が、地上23階、地下2階、高さ約115m、延床面積約39,900㎡となります。

 2棟のビルの間には約1,400㎡の広場を整備します。高輪ゲートウェイ駅周辺で出土した「高輪築堤」の信号機部分などを移築保存し、鉄道開業時の街の歴史を伝える施設にする方針です。

(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪二丁目・港区港南二丁目の各一部
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線「高輪ゲートウェイ」駅、都営地下鉄浅草線・京急本線「泉岳寺」駅
◆ 階数-(区域4-2B)地上25階、地下2階、(区域4-2C)地上23階、地下2階
◆ 高さ-(区域4-2B)最高部約115m、(区域4-2C)最高部約115m
◆ 区域面積-(区域4-2B)約3,000㎡、(区域4-2C)約4,000㎡
◆ 敷地面積-(施設全体)約6,500㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約66,500㎡、(区域4-2B)約26,600㎡、(区域4-2C)約39,900㎡
◆ 用途-(区域4-2B)宿泊施設、店舗、(区域4-2C)オフィス、共同住宅、店舗
◆ 建築主-品川駅北周辺地区市街地再開発準備組合(事業協力者 JR東日本、日鉄興和不動産)
◆ 着工-2024年度予定
◆ 竣工-2029年度予定(区域4-2C)、2031年度予定(区域4-2B)


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「歩行者の主な通行ルート図」です(引用:港区)。


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「計画地位置図(詳細)」です。南北に非常に細長い敷地になります(引用:港区)。


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「計画地位置図(広域)」です(引用:港区)。


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「(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地です(写真提供読者さん)。


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正面にあるビルは、ブランド品など量販店向け中心に卸売りなどを行うドウシシャ(東証1部上場)の「ドウシシャ東京本社ビル」です。計画地位置図(広域)を見ると「ドウシシャ東京本社ビル」は、再開発に参画しないようで、「ドウシシャ東京本社ビル」より南側(写真左側)から再開発区域になります(写真提供読者さん)。



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2021年11月 8日 (月)

「ホテルオークラ東京別館」の解体工事に2021年11月15日着手 跡地の活用方針は未定 野村不動産の「(仮称)六本木一丁目計画」はどうなった?

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-ホテルオークラ東京別館-

 「ホテルオークラ東京」の建て替え「The Okura Tokyo(オークラ東京)」が2019年9月12日のオープンしました。約1年後の2020年9月30日に「ホテルオークラ東京別館」が閉館しました。建物は、2020年10月~2021年9月末まで「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」に貸し出していました。

● (仮称)六本木一丁目計画
 2019年2月11日に、港区環境アセスメント「港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)六本木一丁目計画】」が行われました。「ホテルオークラ東京別館」が「野村不動産」により建て替えられます。

 計画名は「(仮称)六本木一丁目計画」で、敷地面積は約9,260㎡です。敷地の南側には、地上43階、地下2階、最高高さ約180m、延床面積約63,500㎡の「住宅棟」、敷地の北側には、地上21階、最高高さ約115m、延床面積約47,500㎡の「事務所棟」が建設される予定です。

 建物周辺にはまとまった規模の広場状空地、南西側には公園を設ける計画で、「住宅棟」と「事務所棟」の間は敷地の高低差を活かした立体的なオープンスペースと緑化空間で繋げる方針です。2021年度に新築工事に着手、2024年度に竣工、2025年度に供用開始する予定です。

2021年11月15日に解体工事着手!
 「ホテルオークラ」は、2020年9月30日に営業を終了した「ホテルオークラ東京別館」の解体工事の施工者を「鹿島建設」に決めました。2021年11月15日に解体工事に着手し、2022年12月末の工事完了を目指します。跡地の活用方針は未定となっています。

 日刊建設工業新聞(2021/11/08)
 ホテルオークラ/東京別館(東京都港区)を解体/鹿島で11月15日工事着手

 跡地の活用については、2019年2月に「野村不動産」が、「環境影響調査計画書」を港区に提出していました。ホテルオークラは「現時点で跡地の活用方法は確定しておらず、今後検討を深めていく」としています。「野村不動産」による「(仮称)六本木一丁目計画」が消滅した可能性が高いと思われます。


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「ホテルオークラ東京別館」は、地上13階、塔屋2階、地下4階、高さ約57m、延床面積約65,472㎡です。1973年に竣工しました。客室数は381室です。


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「環境影響調査計画書」では、敷地の南側に、地上43階、地下2階、最高高さ約180m、延床面積約63,500㎡の「住宅棟」を建設する計画でした。


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「環境影響調査計画書」では、敷地の北側に、地上21階、最高高さ約115m、延床面積約47,500㎡の「事務所棟」を建設するる計画でした。



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2021年11月 7日 (日)

総合商社大手5社の2022年3月期の連結業績予想 「伊藤忠商事、三菱商事、三井物産」が純利益7,000億円台と史上最高水準に達する見込み!

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-総合商社-
 企業の決算が続々と発表されています。世界経済がコロナ禍から急回復しており好決算が続出しています。特に海運大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)や総合商社大手5社(三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅)は、今まで見た事の無いような好決算となっています。

 11月5日に総合商社大手5社の「2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)」が出揃いました。総合商社大手5社の2022年3月期は、全社が通期純利益の予想を上方修正し、最高益を更新する見込みです。

 歴史的な資源価格の高騰で、通期の純利益予想は「伊藤忠商事(7,500億円)、三菱商事(7,400億円)、三井物産(7,200億円)」が7,000億円台と総合商社の史上最高水準に達する見込みです。

 引用資料 日本経済新聞(2021/11/05)
 商社5社、非資源強化で最高益へ 資源高の恩恵も

2022年3月期の純利益予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(1) 伊藤忠商事-750,000百万円(550,000百万円から上方修正)
(2) 三菱商事-740,000百万円(380,000百万円から上方修正)
(3) 三井物産-720,000百万円(640,000百万円から上方修正)
(4) 住友商事-380,000百万円(290,000百万円から上方修正)
(5) 丸紅-350,000百万円(230,000百万円から上方修正)
(6) 豊田通商-190,000百万円(150,000百万円から上方修正)


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伊藤忠商事(通期の純利益予想7,500億円)

 「伊藤忠商事」は、2021年11月5日に「2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の当社株主に帰属する当期純利益は、750,000百万円を予想しています。 

 伊藤忠商事(PDF:2021/11/05)
 2022年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-750,000百万円(550,000百万円から上方修正)
(純利益は、当社株主に帰属する当期純利益)

2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
◆ 収益-5,874,770百万円(前期比+19.5%)
◆ 純利益-500,612百万円(前期比+98.3%)
(純利益は、当社株主に帰属する当期純利益)


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三菱商事(通期の純利益予想7,400億円)

 「三菱商事」は、2021年11月5日に「2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、740,000百万円を予想しています。 

 三菱商事(PDF:2021/11/05)
 2022年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-740,000百万円(380,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
◆ 収益-7,726,735百万円(前期比+34. 9%)
◆ 純利益-360,560百万円(前期比+315.9%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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三井物産(通期の純利益予想7,200億円)

 「三井物産」は、2021年11月2日に「2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、720,000百万円を予想しています。 

 三井物産(PDF:2021/11/02)
 2022年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-720,000百万円(640,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
◆ 収益-5,416,199百万円(前期比+46.2%)
◆ 純利益-404,630百万円(前期比+267.8%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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住友商事(通期の純利益予想3,800億円)

 「住友商事」は、2021年11月4日に「2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、380,000百万円を予想しています。 

 住友商事(PDF:2021/11/04)
 2022年3月期第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-380,000百万円(290,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
◆ 収益-2,543,079百万円(前期比+18.4%)
◆ 純利益-241,036百万円(前期は赤字)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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丸紅(通期の純利益予想3,500億円)

 「丸紅」は、2021年11月2日に「2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、350,000百万円を予想しています。 

 丸紅(PDF:2021/11/02)
 2022年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-350,000百万円(230,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
◆ 収益-4,075,788百万円(前期比+33.8%)
◆ 純利益-205,834百万円(前期比+102.4%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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豊田通商(通期の純利益予想1,900億円)

 「豊田通商」は、2021年10月29日に「2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、190,000百万円を予想しています。 

 豊田通商(PDF:2021/10/29)
 2022年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-190,000百万円(150,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
◆ 収益-3,744,666百万円(前期比+37.0%)
◆ 純利益-127,573百万円(前期比+206.0%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)



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2021年11月 6日 (土)

「六本木ヒルズ」の西隣 地上55階、高さ約200mの「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」 特定業務代行者を「大成建設」に決定!

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-西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業 -

 「野村不動産、ケン・コーポレーション、竹中工務店」が事業協力者として参画している大規模プロジェクト「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」は、「国家戦略特区」の提案案件となっています。
 
 計画地は、「東京の都市づくりビジョン」において、「センターコア再生ゾーン」に位置づけられており、居住機能を始め、多様な機能の集積により、魅力とにぎわいのある都市空間の形成に向けた機能更新を積極的に促進することとされています。

 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「西麻布三丁目北東地区市街地再開発組合」の設立を2020年9月10日に認可しました。「野村不動産、ケン・コ ーポレーション」は、これまで事業協力者として協力してきましたが、正式に参加組合員として再開発事業に参画します。

 引用資料 東京都報道発表資料(2020/09/09)
 西麻布三丁目北東地区市街地再開発組合の設立を認可

 引用資料 野村不動産(PDF:2020/09/10)
 住宅・事務所・商業・ホテルの超高層棟と三寺社からなる複合再開発 『西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業』 市街地再開発組合設立認可のお知らせ

● 特定業務代行者を大成建設に決定!
 「西麻布三丁目北東地区市街地再開発組合」は特定業務代行者を「大成建設」に決定しました。既存建物の解体や再開発ビルの施工などを任せます。2022年度の権利変換計画認可を経て、2023年度に着工、2027年度の竣工を予定しています。

 日刊建設工業新聞(2021/11/05)
 西麻布三丁目北東地区再開発(東京都港区)/特定業務代行者は大成建設/組合

西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区西麻布三丁目及び六本木六丁目各地内
◆ 階数-(A街区)地上55階、地下3階、(B1街区~B3街区)地上3階、地下1階
◆ 高さ-(A街区)約200m、(B1街区~B3街区)約11~15m
◆ 施行区域面積-約16,000㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約10,250㎡(施設全体)
◆ 建築面積-(A街区)約3,800㎡、(B1街区~B3街区)約1,290㎡
◆ 延床面積-(A街区)約96,000㎡、(B1街区)約950㎡、(B2街区)約830㎡、(B3街区)約950㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-(A街区)共同住宅、オフィス、商業、ホテル、子育て支援施設、(B1街区~B3街区)神社及び寺院並びにこれらに付属する建築物
◆ 総戸数-約500戸(地権者住戸含む)
◆ 建築主-西麻布三丁目北東地区市街地再開発組合(参加組合員 野村不動産、ケン・コ ーポレーション)
◆ 事業協力者-野村不動産、ケン・コーポレーション、竹中工務店
◆ 設計者-梓設計(基本設計)
◆ 施工者-大成建設(特定業務代行者)
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2027年度予定
◆ 総事業費-約824億円


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「完成イメージ」です(引用:野村不動産)。


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「断面イメージ」です(引用:東京都)。


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「配置図」です(引用:野村不動産)。


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「位置図」です(引用:東京都)。


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「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」の予定地の北端です。


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街区を北東側から見た様子です。北東側に「六本木ヒルズ」を含む周辺地区との回遊性を高める歩行者デッキや地域の拠点となるオープンスペース(広場)を整備します。


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都市計画道路である「補助10 号線(テレビ朝日通り)」は拡幅されます。


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更に南側です。


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新撰組「沖田総司」のゆかりの神社である「櫻田神社」も再開発に参加します。


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更に南側の「心臓血管研究所付属病院」は再開発に参加しません。


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「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」の予定地の南端です。南端の「ファミリーマート 六本木テレ朝通り店」が入っている建物は、解体されて「緑地」が整備されます。



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2021年11月 5日 (金)

「ニコン」が新本社ビルを建設 JR横須賀線「西大井駅」近く ニコンのゆかりの地である「大井製作所」に2024年夏頃移転!

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-ニコン-

 「ニコン」は2021年11月4日に本社の移転を発表しました。東京都品川区の大井製作所の敷地内空地に新本社を建設する方針を固め、具体的検討を開始しました。2022年夏に着工し、2024年春の竣工、2024年夏の稼働開始を目指します。

 引用資料 ニコン(2021/11/04)
 新本社の建設計画について

 計画中の新本社ビルに、コーポレート部門、各事業ユニットの企画部門および先進R&D関連部門を集約することで、開発機能の強化や事業間シナジーの創出を図り、持続的な成長を目指します。

 新本社は、地上6階、延床面積約42,000㎡となる見込みです。柔軟な働き方に対応したワークプレイスを整え、デジタル化を推進するオフィス空間を目指します。ニコンの各事業の歴史、製品、技術などを一堂に展示する「ニコンミュージアム」も新本社ビルに併設します。

 建設予定地の「大井製作所」は、ニコンが100年以上にわたって拠点を構え、さまざまな製品やサービスを生み出してきたゆかりの地です。ニコンの旧社名が「日本光学工業株式会社」であったことから、多くの社員が通勤に使用した通りはいつしか「光学通り」と呼ばれるようになりました。その光学通りに面した場所に、新本社を建設する計画です。

ニコン新本社の概要
◆ 所在地-東京都品川区西大井一丁目5480-1他
◆ 交通-JR横須賀線「西大井」駅
◆ 階数-地上6階、地下0階
◆ 敷地面積-約18,000㎡
◆ 延床面積-約42,000㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 地震対策-基礎免震構造
◆ 用途-新本社、研究所、ミュージアム
◆ 建築主-ニコン
◆ 着工-2022年夏予定
◆ 竣工-2024年春予定 
◆ 稼働-2024年夏予定


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「外観イメージ」です。

● 現在の苦境から立ち直って欲しい!
 私の一眼レフカメラデビューは、1982年12月に買った「Nikon F3 HP」です。当時、「Nikon F3 HP」は名機と呼ばれ価格も高くてカメラファン憧れのカメラでした。
 デジタル一眼レフカメラデビューは、2004年3月に買った「Nikon D70」です。私のカメラ人生は、ニコンと共に歩んでいると言っても過言ではありません。

 その「ニコン」ですが、現在は経営的に非常に苦しい状態に陥っています。1つ目の柱であるカメラがスマホの急速な普及で市場が縮小して苦境に陥っています。
 もう一つの柱である半導体製造装置の「露光装置」は、オランダの「ASML」に完膚なきまでに叩きのめされ、最先端の「EUV露光装置」は、あまりにも技術的難易度が高いためニコンは参入を諦め、「ASML」が世界シェア100%となっています。

 正に勝負する製品が無くなっている状態で、その状況が決算に如実に表れています。ニコンは、2013年3月期には売上高1,010,493百万円と売上高1兆円を超えていました。過去最高益は2008年3月期の営業利益135,169百万円と約1,350億円の利益を計上していました。

 しかし、2021年3月期は、売上高451,223百万円と2013年3月期の半分以下、営業利益△56,241百万円と約560億円の大赤字に陥っています。2022年3月期予想は、売上高535,000百万円、営業利益34,000百万円と黒字転換する見通しですが復活には程遠い状態です。

 本社を移転したからと言って経営が改善する訳ではありませんが、私の大好きな「ニコン」が復活する事を切に願っています。現在のニコンの惨状はニコンファンから見るとあまりのも悲しいです・・・


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「新本社計画地」です。


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品川インターシティC棟

 ニコンの現在の本社は「品川インターシティC棟」にあります。「新有楽町ビルヂング」から2014年11月25日に「品川インターシティC棟」に移転しました。



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2021年11月 4日 (木)

新宿TOKYU MILANO再開発計画 地上48階、高さ約225mの「(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 新築工事」 2021年10月31日の建設状況

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-新宿TOKYU MILANO再開発計画-
 2014年12月31日に閉館した新宿・歌舞伎町の映画館「新宿TOKYU MILANO(新宿ミラノ座)」の跡地活用に向けた再開発事業が動き出しています。「東急建設」の施工で既存施設の解体工事「新宿TOKYU MILANO(本館・新館)解体工事」が行われました。

 当初は同じ街区の北西側に立地する「グリーンプラザ新宿」は再開発に参加しない見通しと伝えられていましたが、再開発に加わる事になり、街区の一体的な再開発が可能になりました。

 地上48階、塔屋1階、地下5階 、高さ約225m、延床面積87,871.50㎡の超高層複合ビルが建設されます。敷地面積4,603.74㎡で、高さ200m超は日本では最小敷地面積です。

 「東京急行電鉄」と「東急レクリエーション」は2019年8月5日に、「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」の建設工事に着手しました。2022年8月31日の完成を予定しています。

 引用資料 東急レクリエーション(PDF:2019/08/05)
 歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿 TOKYU MILANO 再開発計画)」本格着工について

 引用資料 第64回新宿区景観まちづくり審議会(2018/04/13)
 (PDF)新宿TOKYU MILANO再開発計画

新宿TOKYU MILANO再開発計画の概要
◆ 計画名-(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 新築工事
◆ 所在地-東京都新宿区歌舞伎町一丁目29番1、同番番3
◆ 交通- 西武「西武新宿」駅徒歩2分、JR「新宿」駅東口徒歩7分
◆ 階数-地上48階、塔屋1階、地下5階  
◆ 高さ-最高部225.00m
◆ 敷地面積-4,603.74㎡
◆ 建築面積-3,171.05㎡  
◆ 延床面積-87,411.89㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-ホテル、劇場、映画館、店舗、駐車場等
◆ 客室数-未定(運営:東急ホテルズ)
◆ 建築主-東急レクリエーション、東京急行電鉄
◆ 設計者・監理者-久米設計・東急設計コンサルタント設計共同企業体
◆ 外装デザイン-永山祐子建築設計
◆ 企画・プロデュース-POD
◆ 施工者-清水・東急建設共同企業体(清水建設、東急建設JV)
◆ 着工-2019年08月05日 
◆ 竣工-2022年08月31日予定


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「立面図(東側・北側・西側・南側)」です。


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「建築計画概要」です。約1,500人を収容する「ライブホール」、約850席の劇場、約8スクリーンの「映画館」、宿泊施設(運営:東急ホテルズ)を立体的に配置します。


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「配置図」です。


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「(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 新築工事」の2021年10月31日の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「基壇部」と「高層部」の境目です(写真提供SOCIO34050氏)。


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北側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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北東側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「基壇部」です(写真提供SOCIO34050氏)。


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下層階です(写真提供SOCIO34050氏)。


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東側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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東側から見上げた様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供SOCIO34050氏)。



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2021年11月 3日 (水)

「明治安田生命新宿ビル」他の跡地 地上23階、高さ約129mの「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」 2021年10月31日の建設状況

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-(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト-
 「明治安田生命」は、新宿駅西口に近接する「明治安田生命新宿ビル」などの解体工事に2020年4月1日に着手しました。「明治安田生命新宿ビル」と隣接する6棟を一体的に解体します。

 解体区域の敷地面積は約6,300㎡とかなり広いです。解体工事の施工は「大成建設」が担当します。解体工事の工期は2022年8月31日までを予定しています。

 解体されるビルは、「(1)明治安田生命新宿ビル、(2)明治安田生命新宿ビル別館、(3)第一スカイビル、(4)高倉第二ビル、(5)明治安田生命新宿第三ビル跡地、(6)永和ビル跡地」の合計6棟です。「(7)KSビル跡地」の解体工事は、鉄道弘済会が発注しました。

 跡地に建設される「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の概要は、地上23階、地下4階、高さ(最高部128.71m(設備突出部)、建築部125.71m)、延床面積96,901.94㎡です。オフィス、商業、ホール、駐車場などで構成する予定です。

 引用資料 新宿区景観まちづくり審議会(2020/07/17)
 第69回新宿区景観まちづくり審議会

 「明治安田生命保険」が推進し、「森ビル」がプロジェクトマネジメントに参画する「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」が、2021年8月1日に着工しました。

(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目9番1~12
◆ 交通-JR「新宿」駅徒歩2分、東京メトロ丸の内線「新宿」駅徒歩4分、小田急線「新宿」駅徒歩4分、京王線「新宿」駅徒歩4分、京王新線(都営新宿線)「新宿」駅徒歩5分、都営大江戸線「新宿」駅徒歩5分
◆ 階数-地上23階、地下4階
◆ 高さ-最高部128.71m(設備突出部)、建築部125.71m
◆ 敷地面積-6,294.72㎡
◆ 建築面積-3,819.26㎡
◆ 延床面積-96,901.94㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、ホール、子育て支援施設、駐車場
◆ 建築主-明治安田生命保険
◆ プロジェクトマネジメント-森ビル
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-大成・竹中建設共同企業体(大成建設、竹中工務店JV)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2022年08月31日予定
◆ 着工-2021年08月01日
◆ 竣工-2025年11月30日予定


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「駅前広場を取り囲む光の演出」です。低層部の柱や壁面をライトアップして、駅前広場を取り囲むような夜間景観を演出する計画です。


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「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」のイメージパースです。建物は暖色系の「PCカーテンウォール」を外装に使い、駅前のランドマークを形成する外観を目指します。

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「断面図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の2021年10月31日の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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内部の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「三点式パイルドライバ」です。「ロックオーガ」で、「山留め壁」を構築する部分の「地中障害物の撤去」を行っていると思われます(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の建築計画のお知らせです(写真提供SOCIO34050氏)。



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2021年11月 2日 (火)

品川で新たな再開発 高さ約115m、延床面積約66,500㎡の「(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業」 環境影響調査計画書の縦覧!

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-(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業-

 JR東日本は、「高輪ゲートウェイ駅」の周辺で「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」を進めています。その中でも最大規模が高輪ゲートウェイ駅に直結する「4街区」です。「4街区」と「第一京浜」の間に南北に細長い再開発から取り残された場所があり、私はずっと残念に思っていました(写真提供読者さん)。

 その部分が再開発される事になりました。「品川駅北周辺地区市街地再開発準備組合」が、敷地面積約6,500㎡に、高さ約115m、延床面積約66,500㎡の「オフィス、共同住宅、商業、宿泊、駐車場等」で構成する再開発ビルを建設します。2024年度の着工、2031年度の全体竣工を目指します。

● 環境影響調査計画書の縦覧!
 港区は、 ”港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業】” を行っています。縦覧期間は、2021年11月1日(月)~11月30日(火)までです。

 引用資料 港区・公式HP(2021/11/01)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業】

(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪二丁目・港区港南二丁目の各一部
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線「高輪ゲートウェイ」駅、都営地下鉄浅草線・京急本線「泉岳寺」駅
◆ 階数-(未発表)
◆ 高さ-最高部約115m
◆ 区域面積-約7,000㎡
◆ 敷地面積-約6,500㎡
◆ 延床面積-約66,500㎡
◆ 用途-オフィス、共同住宅、商業、宿泊、駐車場等
◆ 建築主-品川駅北周辺地区市街地再開発準備組合(事業協力者 JR東日本、日鉄興和不動産)
◆ 着工-2024年度予定
◆ 竣工-2031年度予定(全体完成)


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ドウシシャ東京本社ビルは参画しない

 正面にあるビルは、ブランド品など量販店向け中心に卸売りなどを行うドウシシャ(東証1部上場)の「ドウシシャ東京本社ビル」です。計画地位置図(広域)を見ると「ドウシシャ東京本社ビル」は、再開発に参画しないようで、「ドウシシャ東京本社ビル」より南側(写真左側)から再開発区域になります(写真提供読者さん)。


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「歩行者の主な通行ルート図」です。何気に凄いのが、地上41階、高さ約170mで想定している「(仮称)泉岳寺周辺地区市街地再開発事業」がしれっと描かれている事です(笑)。


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「計画地位置図(詳細)」です。南北に非常に細長い敷地になります。


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「計画地位置図(広域)」です。


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品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)
 JR東日本は、「高輪ゲートウェイ駅」の周辺で「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」を進めています。国家戦略特別区域計画に認定されている「品川開発プロジェクト」においては、国内外から先進的な企業と人材が集い、多様な交流から新たなビジネス・文化が生まれるまちづくりを目指しています。

 引用資料 JR東日本(PDF:2019/04/22)
 品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)が都市計画決定されました ~高輪ゲートウェイ駅周辺のまちづくりが本格始動します~

● 高輪築堤の調査・保存
 「JR東日本」は2021年4月21日に、国際交流拠点を目指して進めている再開発プロジェクト「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」で出土した「高輪築堤」について、その調査・保存方針を明らかにしました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2021/04/21)
 品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)における高輪築堤の調査・保存について


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「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)概要」です。



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2021年11月 1日 (月)

歴史的建造物の「横浜郵船ビル」を全面的に保存 地上21階、高さ約99mの「(仮称)横浜市中区海岸通計画」 完成イメージ公開!

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-(仮称)横浜市中区海岸通計画-

 「神奈川県警察本部」の西側に歴史的建造物の「横浜郵船ビル」があります。「日本郵船」と「三菱地所」は、歴史的建造物の「横浜郵船ビル」の大部分を、保全・活用して建て替えます。

 再開発予定地は、西側の「横浜郵船ビル」と東側「横濱ビル」です。2棟共に「日本郵船」が100%出資する「郵船不動産」が所有しています。「三菱地所」はもちろんですが、「日本郵船」も「三菱金曜会」の有力企業です。

 計画名は「(仮称)横浜市中区海岸通計画」で、地上22階、塔屋2階、地下2階、高さ約112m(正確には111,100m)、延床面積約88,600㎡の超高層ビルを建設します。

 横浜市は2021年10月11日に、(仮称)横浜市中区海岸通計画に係る第2分類事業判定届出書添付資料の閲覧を行いました。全面的とも言える計画の大幅な見直しが行われました。

 当初は西側の歴史的建造物の「横浜郵船ビル」の大部分を、保全・活用して建て替えを計画していましたが、「横浜郵船ビル」を全面的に保存する事になりました。東側の「横濱ビル」のみの建て替えとなり、それに伴い概要も大幅に変更になりました。

 引用資料 横浜市・公式HP(2021/10/11)
 97.(仮称)横浜市中区海岸通計画に係る第2分類事業判定届出書添付資料の閲覧について

● 横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録
 横浜市は、2021年9月6日に「第64回横浜市都市美対策審議会景観審査部会」を開催しました。2021年10月29日には議事録が公開されました。その中で、「(仮称)横浜市中区海岸通計画」の完成イメージが公開されています。

 引用資料 横浜市・公式HP(2021/10/29)
 第64回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和3年9月6日開催)

(仮称)横浜市中区海岸通計画の概要
◆ 所在地-横浜市中区海岸通三丁目9番
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅徒歩3分、JR「桜木町」駅徒歩10分、JR「関内」駅徒歩10分
◆ 階数-(A-1地区)地上21階、塔屋1階、地下1階、(A-2地区)地上7階、地下1階、(A-3地区)地上2階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-(A-1地区)最高部約99m、建築物約99m、(A-2地区)約26m、(A-3地区)約18m
◆ 敷地面積-(施設全体)約10,550㎡、(A-1地区)約5,000㎡
◆ 建築面積-(施設全体)約6,500㎡、(A-1地区)約3,500㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約81,400㎡ 、(A-1地区)約72,800㎡ 
◆ 用途-オフィス、商業等
◆ 建築主-日本郵船、三菱地所
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2022年予定
◆ 竣工-2026年予定
◆ 供用開始-2027年予定


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「歴史的な街並み、商住エリアからの景観に配慮した高層デザインの考え方」です。


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「歴史的建造物の意匠を尊重した景観形成の考え方」です。


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「施設断面図(東西)」です。東側の「横濱ビル」のみの建て替えとなり、最高高さが約99mに変更になりました。



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「施設断面図(南北)」です。


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「施設配置図」です。


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「地区計画の区域(案)」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)横浜市中区海岸通計画」の予定地の空撮です。



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