「ホテルオークラ東京別館」の解体工事に2021年11月15日着手 跡地の活用方針は未定 野村不動産の「(仮称)六本木一丁目計画」はどうなった?
-ホテルオークラ東京別館-
「ホテルオークラ東京」の建て替え「The Okura Tokyo(オークラ東京)」が2019年9月12日のオープンしました。約1年後の2020年9月30日に「ホテルオークラ東京別館」が閉館しました。建物は、2020年10月~2021年9月末まで「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」に貸し出していました。
● (仮称)六本木一丁目計画
2019年2月11日に、港区環境アセスメント「港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)六本木一丁目計画】」が行われました。「ホテルオークラ東京別館」が「野村不動産」により建て替えられます。
計画名は「(仮称)六本木一丁目計画」で、敷地面積は約9,260㎡です。敷地の南側には、地上43階、地下2階、最高高さ約180m、延床面積約63,500㎡の「住宅棟」、敷地の北側には、地上21階、最高高さ約115m、延床面積約47,500㎡の「事務所棟」が建設される予定です。
建物周辺にはまとまった規模の広場状空地、南西側には公園を設ける計画で、「住宅棟」と「事務所棟」の間は敷地の高低差を活かした立体的なオープンスペースと緑化空間で繋げる方針です。2021年度に新築工事に着手、2024年度に竣工、2025年度に供用開始する予定です。
● 2021年11月15日に解体工事着手!
「ホテルオークラ」は、2020年9月30日に営業を終了した「ホテルオークラ東京別館」の解体工事の施工者を「鹿島建設」に決めました。2021年11月15日に解体工事に着手し、2022年12月末の工事完了を目指します。跡地の活用方針は未定となっています。
日刊建設工業新聞(2021/11/08)
ホテルオークラ/東京別館(東京都港区)を解体/鹿島で11月15日工事着手
跡地の活用については、2019年2月に「野村不動産」が、「環境影響調査計画書」を港区に提出していました。ホテルオークラは「現時点で跡地の活用方法は確定しておらず、今後検討を深めていく」としています。「野村不動産」による「(仮称)六本木一丁目計画」が消滅した可能性が高いと思われます。
「ホテルオークラ東京別館」は、地上13階、塔屋2階、地下4階、高さ約57m、延床面積約65,472㎡です。1973年に竣工しました。客室数は381室です。
「環境影響調査計画書」では、敷地の南側に、地上43階、地下2階、最高高さ約180m、延床面積約63,500㎡の「住宅棟」を建設する計画でした。
「環境影響調査計画書」では、敷地の北側に、地上21階、最高高さ約115m、延床面積約47,500㎡の「事務所棟」を建設するる計画でした。
| 固定リンク
« 総合商社大手5社の2022年3月期の連結業績予想 「伊藤忠商事、三菱商事、三井物産」が純利益7,000億円台と史上最高水準に達する見込み! | トップページ | 地上25階、高さ約115mと地上23階、高さ約115mの2棟で構成する「(仮称)品川駅北周辺地区第一種市街地再開発事業」 完成イメージを公開! »
「122 東京都・港区②」カテゴリの記事
- 国家戦略特区 地上29階、高さ約180mの「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業 施設建築物」 建築計画のお知らせ掲示!(2023.06.06)
- 虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業 地上49階、高さ約265mの「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」 2023年5月下旬の建設状況(2023.06.05)
- 地上49階、高さ約265mの「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」 桜田通りをオーバーパスする巨大な歩行者デッキ「T-デッキ」 2023年5月下旬の建設状況(2023.06.04)
- 「国際赤坂ビル」を建て替え 地上28階、高さ約148mの「赤坂グリーンクロス(AKASAKA GREEN CROSS)」 2023年5月下旬の建設状況(2023.05.26)
- 「旧:虎の門病院」の跡地 地上38階、高さ約185mの「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」 2023年5月下旬の建設状況(2023.05.23)