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2022年2月

2022年2月28日 (月)

(仮称)三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業 地上42階、高さ約210mの「東京三田再開発プロジェクト」 2022年2月下旬の建設状況

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-三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業-

 国家戦略特区の「三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「札の辻(ふだのつじ)交差点」の西側に広がる広大な敷地です。区域面積は約40,000㎡とかなり広いです。広大な敷地を「Ⅰ街区、Ⅱ街区、Ⅲ街区」の3街区に分けて整備します。総事業費は約1,620億円です。

 最大規模の「Ⅰ街区」の「複合棟1」は、地上42階、塔屋1階、地下4階です。高さですが、「建築計画のお知らせ」では約215m、2021年1月28日の、”「(仮称)三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業」変更届その2” では約211m、「東京都環境局」の資料では210.29mとなっています。いずれの場合でも田町・三田エリアで最高の高さになります。

 引用資料 住友不動産
 東京三田再開発プロジェクト

東京三田再開発プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)三田三・四丁目地区第一種市街地再発事業 複合棟-1 新築工事
◆ 所在地-東京都港区三田三丁目11番2他(地名地番)
◆ 交通-都営浅草線・三田線「三田」駅より徒歩3分、JR線「田町」駅より徒歩5分
◆ 階数-(Ⅰ街区)地上42階、塔屋1階、地下4階、(Ⅱ街区)地上7階、地下1階、(Ⅲ街区)地上9階、塔屋1階、地下1階および地上4階、地下2階
◆ 高さ-(Ⅰ街区)最高部210.29m、(Ⅱ街区)最高部27.7m、(Ⅲ街区)最高部31.7mおよび11.5m
◆ 区域面積-約40,000㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約30,000㎡(施設全体)、19,170.29㎡(Ⅰ街区)
◆ 建築面積-約12,270㎡(施設全体)、7,869.29㎡(Ⅰ街区)
◆ 延床面積-約228,700㎡(施設全体)、199,709.90㎡(Ⅰ街区)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造(Ⅰ街区)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造+免震構造
◆ 用途-オフィス、貸会議室等、店舗、駐車場(Ⅰ街区)
◆ 建築主-三田三・四丁目地区市街地再開発組合(地権者な らびに参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2019年12月01日(Ⅰ街区)
◆ 竣工-2023年12月中旬予定(Ⅰ街区)
◆ 総事業費-約1,620億円

(備考) 上記の「高さ、敷地面積、建築面積、延床面積」は、「東京都環境局」が公表している資料を参考にしています。


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「東京三田再開発プロジェクト」の完成イメージです。地震対策として、「制振構造+免震構造」を採用します(引用:住友不動産)。


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南側の「住友不動産三田ツインビル西館」と色調を統一しています(引用:住友不動産)。


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「基準階平面図(7階)」です(引用:住友不動産)。


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「基準階平面図(35階~36階階)」です(引用:住友不動産)。


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「配置図」です(引用:東京都)。 


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「東京三田再開発プロジェクト」の2022年2月下旬の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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この部分は「吹き抜け」になると思われます(写真提供SOCIO34050氏)。


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南西側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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街区西側の「聖坂(ひじりざか)」から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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Ⅲ街区の地上9階、塔屋1階、地下1階、高さ31.7mの「住宅棟1」の建設現場です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「乗入れ構台」が一部撤去されて建物が上に伸びています(写真提供SOCIO34050氏)。


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奥のユニークな形状の建物は、故・丹下健三氏設計の「駐日クウェート大使館」でが、「住宅棟1」が最高部に到達すると見えなくなります(写真提供SOCIO34050氏)。


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聖坂側の「蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)」です。「東京のサグラダ・ファミリア」とか「三田のガウディ」とか呼ばれていますが、「曳家」を行い少し移設されます(写真提供SOCIO34050氏)。



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2022年2月27日 (日)

JR田町駅近く (仮称)TTMプロジェクト 地上29階、高さ約156mの「田町タワー」 2022年2月下旬の建設状況

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-田町タワー-
 「三菱重工業」と子会社の「田町ビル」、不動産業などの「徳栄商事」は、JR田町駅近くに、地上29階、高さ156.00m、延床面積112,178.97㎡の「(仮称)TTMプロジェクト」を建設しています。

 「第一田町ビル」や「徳栄ビル本館、徳栄ビル新館」など複数ビルの敷地を一体開発し、オフィスを中心として商業施設なども入る複合ビルを建設します。低層部に店舗などの商業施設を配置し、中高層部にオフィスが入ります。

 「第一田町ビル」には、「三菱自動車工業」の本社が入っていましたが、「三菱自動車」は、「第一田町ビル」の建て替えに伴い、JR田町駅芝浦口にある「msb Tamachi田町ステーションタワーS」の24階~30階(総合受付は3階、オフィスは24階~30階)に移転し、2019年1月7日から新本社での業務を開始しています。

 
「(仮称)TTMプロジェクト」は、2021年2月24日にビル本体新築工事に着手しました。2021年10月13日にビル名称が「田町タワー」に決定し、公式ホームページがオープンしました。

 引用資料 公式ホームページ
 田町タワー

田町タワーの概要
◆ 計画名-(仮称)TTMプロジェクト
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目315番1他(地番)
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩2分(ペデストリアンデッキで接続)、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅直結
◆ 階数-地上29階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部156.00m
◆ 敷地面積-8,617.93㎡
◆ 建築面積-5,949.77㎡
◆ 延床面積-112,178.97㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-芯棒型制震システム(免震+制振のハイブリッド構造)
◆ 用途-オフィス、飲食物販店舗、診療所、運動施設、保育所、駐車場
◆ 建築主-田町ビル、徳栄商事、三菱重工業
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工-清水建設
◆ 着工-2021年02月24日(着工)
◆ 竣工-2023年04月末日予定


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「田町タワー」の完成イメージです。


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「田町タワー」の完成イメージです。


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「フロア構成図」です。


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「28F平面図」です。


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「基準階平面図(中層階)」です。


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芯棒型制震システム
 「(1)芯棒RCコア、(2)制振ブレース、(3)免震層」です。地震対策として「機能性+経済性の両立を実現する日本初の免震+制振のハイブリッド構造システム」を採用しています。

 低層部の剛強なRCコアで芯棒を構築し、芯棒周りにダンパーを集中することで事務所階に要していたダンパー設置用スペースを削減し、高い耐震性能と事務所空間の拡充を実現しています。免震構造と制振構造それぞれの長所を活かした新しい制振構造です。


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「位置図」です。


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「田町タワー」の2022年2月下旬の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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タワークレーン4基で「鉄骨建方」を行っています(写真提供SOCIO34050氏)。


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どんどん上に伸びています(写真提供SOCIO34050氏)。


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ビルの南西側です。この部分にはJR田町駅と直結するデッキが整備されます(写真提供SOCIO34050氏)。


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ビルの北西側です。「第一京浜」に面するこの部分には「サンクンガーデン」が整備されます(写真提供SOCIO34050氏)。



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2022年2月26日 (土)

国家戦略特区 高さ約229mと高さ約227mの超高層ツインタワー「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」 2022年2月下旬の建設状況

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-(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事

 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の敷地に計画されている「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」は、総延床面積約55万㎡のビッグプロジェクトです。

 2期に分けて施工する計画で、先に南側の「S棟」を建設します。「S棟」の竣工後に、「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を解体して、跡地に「N棟」を建設します。2031年3月の全体完成を目指します。

 「野村不動産」並びに「野村不動産ビルディング」と、「JR東日本(東日本旅客鉄道)」は、共同で推進している国家戦略特別区域計画の特定事業である、「芝浦一丁目プロジェクト」の事業者として、2021年9月28日に起工式を執り行い、2021年10月1日に着工しました。

 引用資料 野村不動産(PDF:2021/09/28)
 国家戦略特区 浜松町エリアの延床面積約55万㎡の大規模複合開発「芝浦一丁目プロジェクト」 10月1日に着工(野村不動産ホールディング株式会社、東日本旅客鉄道株式会社)

 引用資料 国土交通省(2021/10/22)
 水辺の賑わい・舟運活性化を通じた国際的な観光・ビジネス拠点整備 ~(仮称)芝浦一丁目計画を国土交通大臣が認定~

芝浦一丁目プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1他 51筆
◆ 交通-(浜松町ビルディング基準)JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-(S棟)地上43階、地下3階、(N棟)地上45階、地下3階、(商業施設)地上1階~2階×5棟
◆ 高さ-(S棟)最高部228.88m、(N棟)最高部227.28m
◆ 敷地面積-(施設全体)39,819.13㎡(竣工時40,104.29㎡)、(S棟・N棟)34,555.47㎡
◆ 建築面積-(施設全体)28,192.39㎡、(S棟・N棟)27,377,75㎡ 
◆ 延床面積-(施設全体)551,437.56㎡、(S棟・N棟)550,455.80㎡ 
◆ 容積対象面積-(施設全体)445,744.63㎡、(S棟・N棟)444,795.47㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、商業施設、ホテル、共同住宅、ビジネス交流施設、生活支援施設、駐車場、DHC施設等
◆ 総戸数-約144戸
◆ 建築主-野村不動産ビルディング、JR東日本
◆ 設計者-槇総合計画事務所、清水建設
◆ 施工者-(S棟)清水建設、(N棟)未定
◆ 解体工事(S棟)2021年02月01日~2021年09月30日
◆ 着工-(S棟)2021年09月28日(起工式)、2021年10月01日(着工)、(N棟)2027年04月頃予定
◆ 竣工-(S棟)2025年03月頃予定、(全体)2031年03月31日予定

(備考) 敷地面積は、竣工時までに現状港区所有地(道路)を本敷地に編入することにより計40,104.29㎡になる予定です。


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「イメージパース」です(引用:野村不動産)。


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「概要図」です(引用:国土交通省)。


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「配置図」です(引用:野村不動産)。


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「事業スケジュール(予定)」です。全体の工期は、2021年10月1日~2031年3月31日予定です(引用:国土交通省)。


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浜松町ビルディング(東芝ビルディング)
 「(仮称)芝浦一丁目建替計画新築工事」の予定地に建っている「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」です。地上40階、塔屋1階、地下3階、高さ165.9mの超高層オフィスビルです。「東芝ビルディング」として、1984年3月に竣工しました。

浜松町ビルディング(東芝ビルディング) の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1号
◆ 交通-JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-地上40階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.9m 
◆ 敷地面積-34,506.91㎡
◆ 建築面積-14,741.10㎡(東芝浜松町ビルを含む場合16,464.58㎡)
◆ 延床面積-162,612.86㎡(東芝浜松町ビルを含む場合176,567.92㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造(水平方向の揺れを吸収するダイナミックスクリューとオイルダンパーを低層階を中心に102ヶ所設置)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-港建物、第一生命保険
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設、鹿島建設JV
◆ 着工-1981年08月
◆ 竣工-1984年03月


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「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」の2022年2月下旬の建設状況です。2021年9月28日に起工式を執り行い、2021年10月1日に着工しました(写真提供SOCIO34050氏)。


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北側寄りです(写真提供SOCIO34050氏)。


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中央寄りです(写真提供SOCIO34050氏)。


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「山留め壁」の構築が終わって次の工程に移行しています(写真提供SOCIO34050氏)。

● 順打ち工法を採用!
 私は、この現場は「逆打ち工法」が採用されると予想していました。そのため「山留め壁」の構築が終わると「構真柱(こうしんちゅう)」の建込みが始まると予想していました。

 しかし、「構真柱」の建込みは行われず、「乗入れ構台」が設置されました。この現場は下から上に向かって順番に構築する「順打ち工法」が採用されるようです。


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「乗入れ構台」です。「油圧ショベル」で掘削工事を行っています。「地下3階+耐圧盤」の深さまで掘削すると思われます(写真提供SOCIO34050氏)。


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南側寄りです(写真提供SOCIO34050氏)。


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「油圧ショベル」で掘削工事を行っています(写真提供SOCIO34050氏)。


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「乗入れ構台」の下にも「油圧ショベル」が見えます(写真提供SOCIO34050氏)。



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2022年2月25日 (金)

横浜市都筑区 世界最大の総合自動車部品メーカー「ボッシュ・グループの研究開発施設」を建設 本社機能も渋谷から移転へ!

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-(仮称)Bosch Fusion Project-

 「横浜市は」、2018年に区民文化センター整備の条件付きで土地活用の事業提案型公募を実施し、「横浜市都筑区における区民文化センター等整備予定地活用事業者選定委員会」による審査・選定を経て、2018年11月26日にドイツに本社を置く世界最大の総合自動車部品メーカーの日本法人「ボッシュ」を代表企業とするグループを事業予定者に決定しています。

 整備予定地は、横浜市営地下鉄の「センター北駅」と「センター南駅」の間にある商業施設「港北みなも」前の敷地です。「都筑区民文化センター(仮称)」および「ボッシュ・グループ研究開発拠点」を整備します。

 ちなみに「ボッシュ」の親会社の「ロバート・ボッシュ(Robert Bosch GmbH)」は、ドイツのシュトゥットガルト近郊のゲルリンゲンに本社を置く世界最大の総合自動車部品メーカーです。2021年の売上高は暫定決算で788億ユーロ(約10.2兆円)です。

● プロジェクトの概要が明らかに!
 「ボッシュ」は2022年2月24日ににオンラインで会見し、横浜市都筑区で実施している新研究開発施設・都筑区民文化センター建設プロジェクトの概要を明らかにしました。

 引用資料 ボッシュ(2022/02/24)
 ボッシュ株式会社 新研究開発拠点ならびに都筑区民文化センター(仮称)建設プロジェクトに関する記者会見

 引用資料 ボッシュ(2022/02/24)
 ボッシュ、新研究開発施設を起点に未来のモビリティ形成を促進横浜市都筑区に新たな研究開発施設および都筑区民文化センター(仮称)を建設

 竣工予定は2024年9月で、「ボッシュ」は新社屋に東京都渋谷区渋谷から本社も移転します。自社施設と公共施設を一体的に整備する公民連携事業はボッシュ・グループで初となります。設備投資額は1911年の日本進出以来最大の約390億円(約3億ユーロ)を想定しています。


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ボッシュ・グループの研究開発施設
 「ボッシュ・グループの研究開発施設」の完成イメージです(引用:ボッシュ)。

ボッシュ・グループの研究開発施設の概要
◆ 計画名-(仮称)Bosch Fusion Project
◆ 所在地-神奈川県横浜市都筑区中川中央一丁目9番1、2
◆ 交通-横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンライン「センター北」駅、横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンライン「センター南」駅
◆ 階数-地上7階、地下2階
◆ 高さ-30.98m
◆ 敷地面積-12,037.66㎡(区民文化センター部分を含む)
◆ 建築面積-8,180.45㎡(区民文化センター部分を含む)
◆ 延床面積-59,095.25㎡(区民文化センター部分を含む)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス、店舗(飲食・物販)、劇場、駐車場
◆ 建築主-ボッシュ
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2022年01月01日
◆ 竣工-2024年09月30日予定
◆ 移転時期-2024年12月までに順次移転予定

 
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都筑区民文化センター(仮称)
 「都筑区民文化センター(仮称)」の完成イメージです。地震対策として「免震構造」を採用し、1階にはギャラリーやリハーサル室など、2階には約300席のホールを備えます。竣工後に横浜市に売却した後、2024年度中(2025年3月まで)の開館を予定しています(引用:ボッシュ)。

都筑区民文化センター(仮称)の概要
◆ 階数-地上4階、地下1階
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 建築主-ボッシュ
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2022年01月01日
◆ 竣工-2024年09月30日予定
◆ 開館時期-2024年度中(2025年03月まで)


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完成イメージです(引用:ボッシュ)。


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完成イメージです(引用:ボッシュ)。


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完成イメージです(引用:ボッシュ)。


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「施設配置とアクセス」です。整備予定地は、横浜市営地下鉄の「センター北駅」と「センター南駅」の間にある商業施設「港北みなも」前の敷地です。北側に「都筑区民文化センター(仮称)」、南側に「Bosch棟(ボッシュ・グループの研究開発施設)」を整備します(引用:横浜市)。



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2022年2月24日 (木)

超高層ビルが林立 「大宮駅グランドセントラルステーション化構想(大宮GCS化構想)」 会議資料を公開!

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-大宮駅グランドセントラルステーション化構想-

 さいたま市は、「大宮駅グランドセントラルステーション化構想(大宮GCS化構想)」における駅及び交通基盤等の「取組内容」と「実現のための方策」に関して調整を図る場として大宮グランドセントラルステーション推進会議(大宮GCS推進会議)基盤整備推進部会を設置しています。

 「さいたま市」は2022年2月22日に、大宮駅グランドセントラルステーション(GCS)化構想の具体化を検討するまちづくり調整会議に東口駅前広場の区域案を提示、了承を得ました。

 再開発が検討される「中地区」を活用して、駅前交通広場から中央通り側に連続性を確保できる区域に広場を新設します。2022年度は都市計画案をまとめ、2023年度に都市計画手続きに入ります。

 引用資料 さいたま市・公式HP(2022/02/22)
 「第2回大宮GCSまちづくり調整会議」の会議資料を公開しました。


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「大宮駅グランドセントラルステーション化構想(大宮GCS化構想)」のイメージです。


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JR大宮駅の東口です。


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JR大宮駅の「ルミネ大宮1」が入っている東口の駅ビルです。巨大ターミナルJR大宮駅の駅ビルにしては貧弱です。


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JR大宮駅の東口正面の街区です。低層の雑居ビルが密集しています。とても人口1,333,160人(2022年1月1日の推計人口)の玄関口には見えません。


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「大宮タカシマヤ(高島屋大宮店)」がある街区です。



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2022年2月23日 (水)

平塚市 ツインシティ大神地区土地区画整理事業 イオンモールが「(仮称)平塚プロジェクト」を着工!

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-(仮称)平塚プロジェクト-

 「イオンモール」は、神奈川県平塚市のツインシティ大神地区に出店する「(仮称)平塚プロジェクト」において、2023年春の開業を目指し、建築工事に着手しました。

 引用資料 イオンモール(2022/01/28/)
 「(仮称)平塚プロジェクト」建築着工について

 計画地は、神奈川県の県央部に立地し、神奈川県内を南北に繋ぐ広域幹線道路である国道129号に面し、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)や東名高速道路、新東名高速道路のインターチェンジからのアクセスも良い広域からの集客も見込める交通の要衝に位置しています。

 計画地を含む周辺約69万㎡では、神奈川県の掲げる「ツインシティ整備計画」に基づき、平塚市が認可した「ツインシティ大神地区土地区画整理事業」が現在進行中です。

 「(仮称)平塚プロジェクト」では、ツインシティ大神地区のまちづくりの中核となる施設として、地域の賑わいや交流を生み出し、新しいライフスタイルやエクスペリエンス(体験)を発信する商業施設を創造していきます。

(仮称)平塚プロジェクトの概要
◆ 所在地- 神奈川県平塚市大神(ツインシティ大神地区土地区画整理事業地内)
◆ 敷地面積-約131,000㎡
◆ 延床面積-約67,000㎡
◆ 総賃貸面積-約33,000㎡
◆ 駐車台数-約3,300台
◆ 開店-2023年春予定


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「近隣図」です。


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「広域図」です。



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2022年2月22日 (火)

目黒区の「ピーコックストア自由が丘店」跡地 イオンモールが「(仮称)自由が丘二丁目計画新築工事」を着工!

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-(仮称) 自由が丘二丁目計画-

 「イオンモール」は、東京都目黒区の「ピーコックストア自由が丘店」跡地に新たな商業施設「(仮称) 自由が丘二丁目計画」を出店します。2023年秋の開業を目指します。

 引用資料 イオンモール(PDF:2022/02/07)
 「(仮称)自由が丘二丁目計画」建築工事着工について

 「(仮称) 自由が丘二丁目計画」の計画地は、東急東横線・東急大井町線「自由が丘駅」正面口から西へ約160m (徒歩2分)に位置します。この地では「ピーコックストア自由が丘店」が、約52年間営業してきましたが、今回、新たな商業施設として生まれ変わります。

 自由が丘駅周辺は、個性豊かなショップが多数集積し、街歩きとショッピングを楽しむ人々で賑わう目黒区最大の商業エリアです。イオンモールは地域住民に親しまれ、成長してきた自由が丘ブランドをさらに高め、新たな賑わいの創出に寄与できる商業施設の創出を目指します。

(仮称)自由が丘二丁目計画の概要
◆ 計画名-(仮称)自由が丘二丁目計画新築工事
◆ 所在地-東京都目黒区自由が丘二丁目27-11
◆ 交通-東急東横線・東急大井町線「自由が丘」駅徒歩2分
◆ 階数-地上4階、地下2階
◆ 敷地面積-3,548.99㎡
◆ 建築面積-2,867.73㎡
◆ 延床面積-9,565.43㎡
◆ 総賃貸面積-約5,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-店舗、飲食店
◆ 建築主-イオンモール
◆ 設計者-イチケン
◆ 施工者-イチケン
◆ 着工-2022年01月04日
◆ 竣工-2023年10月31日予定
◆ 開店-2023年秋予定


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。



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2022年2月21日 (月)

港区の「薬研坂通り」沿い 地上46階、高さ約157m、総戸数約700戸の「(仮称)赤坂七丁目2番地区再開発事業」 環境影響調査書の縦覧!

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-(仮称)赤坂七丁目2番地区再開発事業-
 「薬研坂(やげんざか)」という地名は、一旦下ってから再び上る坂の形状が漢方薬をすり潰して粉末にするために使う「薬研(やげん)」に似ているところからつけられました。

 先行して「薬研坂」の東側に「赤坂ガーデンシティ」と「パークコート赤坂 ザ タワー」が建設されました。「薬研坂」の西側でも再開発が計画されています。「(仮称)赤坂七丁目2番地区再開発事業」です。

● 環境影響調査書の縦覧!
 港区では、港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の縦覧【(仮称)赤坂七丁目2番地区再開発事業】が行われています。縦覧期間は、2022年2月21日(月)~3月22日(火)までです。

 引用資料 港区・公式HP(2022/01/21)
 湊区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の縦覧【(仮称)赤坂七丁目2番地区再開発事業】

(仮称)赤坂七丁目2番地区再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区赤坂七丁目2番
◆ 交通-東京メトロ銀座線・半蔵門線「青山一丁目」駅、都営大江戸線「青山一丁目」駅
◆ 階数-(高層棟)地上46階、地下2階、(中層棟)地上5階、地下1階
◆ 高さ-(高層棟)最高部約157m、(中層棟)最高部約29m
◆ 敷地面積-約8,710㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約5,220㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約92,000㎡(施設全体)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、その他(保育園、生活利便施設)
◆ 総戸数-約700戸
◆ 建築主-赤坂七丁目2番地区再開発準備組合
◆ 事業協力者-野村不動産、日鉄興和不動産、清水建設
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2026年度予定


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「イメージパース」です。


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「計画建築物立面図(南側)」です。


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「計画建築物断面図(東西断面)」です。


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「計画建築物配置図」です。


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「計画地位置図(広域)」です。



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2022年2月20日 (日)

小田急小田原線向ヶ丘遊園駅北側の「登戸土地区画整理事業」 地上25階、高さ約90mの「(仮称)神奈川県川崎市多摩区登戸51街区計画」

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-(仮称)神奈川県川崎市多摩区登戸51街区計画-
 小田急小田原線向ヶ丘遊園駅の北側一帯では、川崎市の地域生活拠点及び多摩区の中心として、商業、業務、住宅等の機能を有する複合的で、健全な市街地環境の計画的な形成を図るため、地区の特性に応じて、適切かつ良好な土地利用を図るため「登戸土地区画整理事業」が行われています。

 「登戸土地区画整理事業」の一部として、「三井不動産レジデンシャル」と「小田急不動産」が、地上25階、高さ89.98m、総戸数241戸のタワーマンションを計画しています。

 2022年1月4日~2月17日まで、「(仮称)神奈川県川崎市多摩区登戸51街区計画に係る条例環境影響評価準備書」の縦覧が行われました。現在は縦覧期間が終了していますが、まだ見る事が出来ます。

 引用資料 川崎市・HP(2022/01/04)
 (仮称)神奈川県川崎市多摩区登戸51街区計画に係る条例環境影響評価準備書

(仮称)神奈川県川崎市多摩区登戸51街区計画
◆ 所在地-神奈川県川崎市多摩区登戸(登戸土地区画整理事業51街区)
◆ 交通-小田急小田原線「向ヶ丘遊園」駅
◆ 階数-地上25階、地下0階
◆ 高さ-最高部89.98m、建築物79.98m
◆ 敷地面積-約3,450㎡
◆ 建築面積-約1,460㎡
◆ 延床面積-約25,290㎡(住宅等約20,720㎡、店舗等約2,080㎡、駐車場等2,490㎡)
◆ 容積対象床面積-約19,450㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-共同住宅、店舗等
◆ 総戸数-241戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル、小田急不動産
◆ 着工-2023年01月中旬予定
◆ 竣工-2025年10月中旬予定


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「計画建物立面図(南側)」です。


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「計画建物立面図(北側)」です。


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「計画建物断面図」です。地震対策として「免震構造」を採用するようです。


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「土地利用計画図」です。


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「計画地位置図(土地区画整理事業完了後)」です。「登戸土地区画整理事業」の一部として建設されます。



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2022年2月19日 (土)

JR浜松町駅 京浜東北線南行用ホームの拡幅工事 「(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」のイメージパースを公開!

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-(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備-
 浜松町駅の周辺では、疾風怒濤の勢いで再開発が行われています。再開発に合わせて「ペデストリアンデッキ」などが整備されていますが、肝心の核となる「JR浜松町駅」が、旧態依然のままで街の激変に対応できていません。

 「港区」は、JR浜松町駅周辺の交通結節機能を強化するため、駅北口から汐留方面へ延長約75m・幅員約20mの「浜松町駅北口東西自由通路」の整備を計画しています。

 「浜松町駅北口東西自由通路」は、「京浜東北線・山手線・東海道本線・東海道新幹線」をオーバーパスするもので、世界貿易センタービルのデッキ・文化放送側デッキおよび汐留のペデストリアンデッキに接続します。

 「北口橋上駅舎整備」は、「北口東西自由通路」に沿って、北口を橋上駅舎化します。現在の北口は地上階にありますが、「北口橋上駅舎整備」が完了すると廃止されます。

● 京浜東北線南行用ホームの拡幅工事
 「JR東日本」は2022年2月15日に、浜松町駅の京浜東北線南行用ホームの拡幅工事に伴ない、2022年5月21日深夜に東海道線東京~品川間を運休すると発表しました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2022/02/15)
 浜松町駅 京浜東北線(大船方面)ホーム拡幅に伴う上野東京ライン(東海道線・常磐線)の一部区間運休について

 単に私が知らなかっただけかも知れませんが、「(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」のイメージパースを初めて見ました。完成が楽しみですね!

浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎の概要
◆ 計画名-(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備
◆ 所在地-東京都港区海岸一丁目44番2他(地名地番)
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 高さ-17.23m
◆ 敷地面積-7,488.34㎡
◆ 建築面積-2,013.33㎡
◆ 延床面積-1,109.19㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-現場造成杭
◆ 用途-駅舎
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-鉄建建設
◆ 着工-2019年09月01日
◆ 竣工-2028年10月31日予定


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「ホーム拡幅工事の詳細について」です。ホーム拡幅は、拡幅量最大約3.6m(幅員約6.5m→約10.1m)、線路移設は、移設延長約442m行われます。


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「大門通りの通行止めについて」です。鉄道だけではなく、2022年5月22日の4時頃~12時頃は、道路も通行止めになります。


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「(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」の建築計画のお知らせです。「世界貿易センタービル」の再開発と一体的な整備になるので、工期が2019年9月1日~2028年10月31日(予定)と非常に長くなります(写真提供読者さん)。 


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浜松町二丁目4地区
 浜松町二丁目では、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「浜松町二丁目4地区」の再開発が計画されています。合計で6棟のビルが建設される巨大プロジェクトです。6棟中4棟が超高層ビルになります。

 第一弾として、「B街区」に、地上29階、塔屋1階、地下3階、高さ155.04mの「日本生命浜松町クレアタワー」が、2018年8月31日に竣工しました。第二弾として、「A街区」に、地上39階、塔屋2階、地下3階、高さ197.321mの「世界貿易センタービルディング南館」が、2021年3月25日に竣工しました。

 地上37階、塔屋2階、地下3階、高さ約200mで計画されていた「A-1棟」が、地上46階、塔屋2階、地下3階、高さ約235mに変更されました。階数で9階、高さで約35m高くなりました。A街区全体の延床面積も286,566.20㎡から約314,000㎡と大幅に拡大しています。

 引用資料 世界貿易センタービルディング(PDF:2021/07/12)
 「浜松町二丁目4地区」都市計画変更手続きの開始について

変更後 (仮称)浜松町二丁目4地区A街区全体の概要
◆ 計画名-(仮称)浜松町二丁目4地区A街区
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目5番22、37、48他
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅
◆ 階数-(本館:A-1棟)地上46階、地下3階、(ターミナル:A-2棟)地上8階、地下3階、(南館:A-3棟)地上39階、地下3階、(モノレール棟)地上5階、地下0階
◆ 高さ-(本館:A-1棟)約235m、(ターミナル:A-2棟)約55m、(南館:A-3棟)197.321m、(モノレール棟)約35m
◆ 敷地面積-21,007.17㎡(A街区全体)
◆ 建築面積-約18,200㎡(A街区全体)
◆ 延床面積-約314,000㎡(A街区全体)
◆ 容積対象面積-約256,000㎡(A街区全体)
◆ 用途-オフィス、店舗、都市計画駐車場、モノレール駅舎、バスターミナル、カンファレンスセンター、医療センター、子育て支援施設、観光支援施設、DMO 活動施設、ホテル等
◆ 建築主-世界貿易センタービルディング、東京モノレール、JR東日本
◆ 設計者-日建設計、鹿島建設、トーニチコンサルタント、ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ 着工-2017年09月07日(南館)
◆ 竣工-2029年度予定(A街区全体)


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「断面イメージ 」です(引用:世界貿易センタービルディング)。


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「配置図」です(引用:世界貿易センタービルディング)。



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2022年2月18日 (金)

新宿TOKYU MILANO再開発計画 地上48階、高さ約225mの「東急歌舞伎町タワー」 2022年1月の建設状況 

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-新宿TOKYU MILANO再開発計画-
 2014年12月31日に閉館した新宿・歌舞伎町の映画館「新宿TOKYU MILANO(新宿ミラノ座)」の跡地活用に向けた再開発事業が動き出しています。「東急建設」の施工で既存施設の解体工事「新宿TOKYU MILANO(本館・新館)解体工事」が行われました。

 当初は同じ街区の北西側に立地する「グリーンプラザ新宿」は再開発に参加しない見通しと伝えられていましたが、再開発に加わる事になり、街区の一体的な再開発が可能になりました。

 「東京急行電鉄(現:東急)」と「東急レクリエーション」は2019年8月5日に、「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」の建設工事に着手しました。

● 東急歌舞伎町タワー
 「東急」および「東急レクリエーション」は、新宿TOKYU MILANO跡地を中心とした敷地にて推進している歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)の施設名称を、「東急歌舞伎町タワー」に決定しました。

 名称には、東急グループが歌舞伎町の街とともに、エンターテインメントを通して新たな観光拠点を創り上げていきたいという意志が込められています。竣工は2023年1月11日、開業は2023年春を予定しています。

 引用資料 東急(2021/11/18)
 「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」 施設名称を「東急歌舞伎町タワー」に決定 ―2023年春開業予定、コンセプトは「“好きを極める場”の創出」―

東急歌舞伎町タワーの概要
◆ 計画名-(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 新築工事
◆ 所在地-東京都新宿区歌舞伎町一丁目29番1、同番3(地名地番)
◆ 交通- 西武「西武新宿」駅徒歩2分、JR「新宿」駅東口徒歩7分
◆ 階数-地上48階、塔屋1階、地下5階  
◆ 高さ-最高部225.00m
◆ 敷地面積-4,603.74㎡
◆ 建築面積-3,171.05㎡  
◆ 延床面積-87,411.89㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-ホテル、劇場、映画館、店舗、駐車場等
◆ 客室数-ラグジュアリーホテル97室、ライフスタイルホテル538室
◆ 建築主-東急レクリエーション、東急
◆ 設計者・監理者-久米設計・東急設計コンサルタント設計共同企業体
◆ 外装デザイン-永山祐子建築設計
◆ 企画・プロデュース-POD
◆ 施工者-清水・東急建設共同企業体(清水建設、東急建設JV)
◆ 着工-2019年08月05日 
◆ 竣工-2023年01月11日予定
◆ 開業-2023年春予定

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「建築計画概要」です。


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(地下1階~地下4階)ライブホール

 新宿エリア最大級のキャパシティをもつ1,500名収容のライブホールを展開します。


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(地上6階~8階)劇場

 舞台と客席の一体感を重視した設計により、アーティストと観客がお互いの鼓動や息遣いを感じられる、客席数約900席の自由度の高いエンターテインメントのステージです。


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(9階~10階)映画館

 多くの映画ファンに惜しまれながら、2014年12月31日に58年の歴史に幕を閉じた「新宿ミラノ座」跡地に映画館が戻ってきます。スクリーン数は8つを想定しています。


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(17階~47階)ホテル

 ラグジュアリークラスのホテルと、新しいライフスタイルを提案するホテルが誕生します。ホテルの経営は、「東急」の100%出資で設立した「THM」が担い、「東急ホテルズ」が運営を受託します。


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「(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 新築工事」の2022年1月の建設状況です(写真提供読者さん)。


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最高部です(写真提供読者さん)。


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東側から見上げた様子です(写真提供読者さん)


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南東側から見上げた様子です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供SOCIO34050氏)。



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2022年2月17日 (木)

小田急小田原線・JR南武線「登戸」駅前 地上35階、高さ約146mの「(仮称)登戸駅前地区市街地再開発事業」 環境影響評価方法書の縦覧!

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-(仮称)登戸駅前地区市街地再開発事業-

 登戸は、新宿まで小田急小田原線快速急行で約16分です。小田急小田原線とJR南武線の2路線が交差する鉄道交通の要所です。小田急小田原線・JR南武線「登戸」駅前で「(仮称)登戸駅前地区市街地再開発事業」が計画されています。

 川崎市は、「(仮称)登戸駅前地区市街地再開発事業に係る条例環境影響評価方法書」の縦覧を行っています。縦覧期間は、2022年2月7日~3月23日までです。

 引用資料 川崎市・公式HP(2022/02/07)
 (仮称)登戸駅前地区市街地再開発事業に係る条例環境影響評価方法書

 地上35階、地下1階、高さ約146m、延床面積約61,000㎡、総戸数約400戸の超高層タワーマンションが建設されます。事業協力者は「東急、東急不動産、小田急電鉄、小田急不動産」となっています。

(仮称)登戸駅前地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市多摩区登戸90、93、94街区の一部
◆ 交通-小田急小田原線「登戸」駅、JR南武線「登戸」駅
◆ 階数-地上35階、地下1階
◆ 高さ-最高部約146m、建築物約136m
◆ 敷地面積-約5,950㎡
◆ 建築面積-約4,160㎡
◆ 延床面積-約61,000㎡(住宅約41,300㎡、商業約11,300㎡、駐車場約7,100㎡、駐輪場約1,300㎡)
◆ 容積対象面積-約44,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 用途-共同住宅、商業施設
◆ 総戸数-約400戸
◆ 建築主-登戸駅前地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-東急、東急不動産、小田急電鉄、小田急不動産
◆ 着工-2024年11月予定
◆ 竣工-2028年01月予定


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「断面図(東西断面)」です。高さは、最高部約146m、建築物約136mです。


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断面図(南西断面)」です。延床面積約61,000㎡で、内訳は「住宅約41,300㎡、商業約11,300㎡、駐車場約7,100㎡、駐輪場約1,300㎡」となります。


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「土地利用計画図」です。


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「計画地周辺図」です。


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「計画地位置図」です。小田急小田原線とJR南武線の2路線が交差する鉄道交通の要所です。



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2022年2月16日 (水)

横浜市 「北仲通北地区」の最後の1棟 地上42階、高さ約170mの「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」 環境影響評価方法書の縦覧!

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-(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事-
 「北仲通北地区」は、2000年代に高さ約220m×1棟、高さ約170m×3棟の超高層ビルが合計4棟林立する開発イメージが公開されました。「リーマンショック」の影響もあり、2010年代中頃に入ってから本格的に開発が始まりました。

 「A-4地区」は「ザ・タワー横浜北仲」、「B-2地区」は「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」として竣工済みです。「A-1・2地区」には、「大和地所、住友不動産」が、地上41階、地下3階、高さ約162mの再開発ビルを建設予定です。詳細が不明なのは「B-1地区」のみとなっていました。

 「横浜市」は、 2021年9月3日に横浜市環境影響評価条例に基づき、(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事 計画段階配慮書の縦覧を行い、概要が判明しました。これで「北仲通北地区」の4棟の超高層ビルの概要が判明しました。

● 環境影響評価方法書の縦覧!
 横浜市は、横浜市環境影響評価条例に基づき、「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事 環境影響評価方法書の縦覧を行っています。縦覧期間は、2022年2月15日(火)~3月31日(木)までです。

 引用資料 横浜市(2022/02/15)
 (仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事に係る環境影響評価方法書の縦覧について

(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通五丁目25番1
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅、JR京浜東北線・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅
◆ 階数-地上42階、塔屋2階、地下1階
◆ 高さ-最高部約170m、建築物約150m
◆ 対象事業実施区域面積-約13,000㎡(歩行者デッキ部分含む)
◆ 敷地面積-約12,345㎡
◆ 建築面積-約9,000㎡
◆ 延床面積-約110,000㎡
◆ 容積対象面積-約74,100㎡(容積率約600%)
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-共同住宅、事務所、店舗
◆ 事業者-東急不動産、京浜急行電鉄、第一生命保険
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2027年度予定
◆ 供用開始-2027年度予定


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「施設断面図」です。高さは、最高部約170m、建築物約150mです。5階が「免震層」になっています。地震対策として「中間免震構造」を採用します。


Yokohamakitanaka220213
「施設配置図」です。


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「北仲通北再開発等促進地区地区計画図」です。


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「対象事業実施区域位置図」です。


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北仲通地区の超高層ビル群
 「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」が建設されると「北仲通地区」の超高層ビル群が一段と厚みを増します。



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2022年2月15日 (火)

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の隣接地 「日本消防会館」の建て替え 新日本消防会館 建設工事 2022年1月の建設状況

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-新日本消防会館-

 「虎ノ門ヒルズ」の西側では、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」を中心とする「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」の建設が行われています。「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」の「A-3街区」の北側に「日本消防協会本部」が入る「日本消防会館(ニッショーホール)」がありました。

 老朽化が進んでいた「日本消防会館」も「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」への参画を検討しました。しかし、取得床が少ないこと、「全国消防殉職者慰霊碑」を存置できるかが明確にならなかったことが要因となり単独で建て替える方針になりました。

 引用資料 公益財団法人日本消防協会(PDF:2021/02)
 新日本消防会館の建設について

 「日本消防会館」は建て替えの為、2020年9月30日を持って閉館しました。新しい「日本消防会館」は、地上14階、塔屋1階、地下2階、高さ69.38m、延床面積16,208.66㎡を予定しています。屋上には「全国消防殉職者慰霊碑」が設置されます。

新日本消防会館 建設工事の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目18番1、18番2、18番3、18番4、18番5
◆ 階数-地上14階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-69.38m
◆ 敷地面積-1,925.70㎡
◆ 建築面積-1,427.14㎡
◆ 延床面積-16,208.66㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-飲食店、事務所、会議室、劇場、展示場、駐車場
◆ 建築主-公益財団法人日本消防協会
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工事-2021年01月14日~2022年08月31日
◆ 着工-2021年09月15日
◆ 竣工-2024年03月31日予定
◆ 総事業費-178億円(設計費等4.9億円、建設費145.5億円、仮移転等経費27.8億円)


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「新駅(日比谷線虎ノ門ヒルズ駅)方面より(区道127、128号線交差地点)」です。


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「虎ノ門病院側(区道1009号線)」です。

フロア構成
◆ 1階-日本消防防災情報センター(整備方針検討中)
◆ 2階-多様な会議室、ホールエントランス
◆ 3階~5階-ニッショーホール(1,000席)
◆ 6階~12階-事務所(消防関係団体等を配置)
◆ 屋上-全国消防殉職者慰霊碑
◆ 地下1階-飲食店鋪等
◆ 地下2階-駐車場、機械諸室


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「新日本消防会館 建設工事」の2022年1月の建設状況です(写真提供読者さん)。 


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着工していますが、地下躯体の解体工事を行っているようです。解体工事の工期は2021年1月14日~2022年8月31日(予定)となっています(写真提供読者さん)。


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「解体工事のお知らせ」です。解体工事の工事名は「日本消防会館のとりこわし工事」、工期は2021年1月14日~2022年8月31日(予定)、「鹿島建設」の施工で行われています(写真提供読者さん)。 


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「新日本消防会館 建設工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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「配置図」です。「A-3街区」の北側が、新しい「日本消防会館」の建設現場です(引用:森ビル)。



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2022年2月14日 (月)

「愛宕グリーンヒルズ」の北側 地上43階、高さ約160mの「(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業」 環境影響調査書案の縦覧!

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-(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業-

 「森ビル」が代表者を務めていた「愛宕山周辺地区まちづくり協議会」は、「(仮称)愛宕山周辺地区開発事業」の「(F・G地区)」の計画を進めていました。

 「(仮称)愛宕山周辺地区開発事業」の「(F・G地区)」は、「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」や「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」とほぼ同じ時期に開発構想が明らかになりました。当初の計画では、 着工が2016年度予定、竣工が2019年度予定でしたが、5年以上新しいニュースがありませんでした。

 2021年7月12日に、「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」は、港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業】を行いました。2021年9月3日に港区議会の「建設常任委員会」が開かれて、「愛宕地区地区計画の変更(原案)について」が公開されて、より細かな概要が判明しました。

● 環境影響調査書案の縦覧!
 港区では、港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業】が行われています。縦覧期間は、2022年1月21日(金)~2月21日(月)までです。

 引用資料 港区・公式HP(2022/01/21)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業】

(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区愛宕一丁目
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「神谷町」駅、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅、都営三田線「御成門」駅
◆ 階数-(F地区)地上43階、地下2階、(G地区)地上3階、地下0階
◆ 高さ-(F地区)最高部約160m、(G地区)最高部約15m
◆ 敷地面積-(F地区)約2,910㎡、(G地区)約790㎡
◆ 敷地面積-(F地区)約1,500㎡、(G地区)約400㎡
◆ 延床面積-(F地区)約55,000㎡、(G地区)約950㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-(F地区)共同住宅、オフィス、生活・産業支援施設、店舗、駐車場、(G地区)店舗、寺院 等
◆ 事業主-独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
◆ 着工-2024年度予定
◆ 竣工-2028年度予定


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「F地区の立面図(東立面図)」です。


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「F地区の立面図(北立面図)」です。


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「F地区の断面図(南北断面時)」です。基礎工法は「直接基礎」、構造は「鉄筋コンクリート造」です。


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「F地区の断面図(東西断面時)」です。


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「G地区の断面図(東棟断面・西棟断面)」です。


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「配置計画図」です。


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「計画地位置図(詳細)」です。


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「(仮称)愛宕地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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愛宕神社参道

 愛宕神社参道が、「F地区」と「G地区」の境目になります。



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2022年2月13日 (日)

「ホテルオークラ東京別館」の解体 鹿島建設の施工による「ホテルオークラ東京別館解体工事」 2022年1月の解体状況

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-ホテルオークラ東京別館-

 「ホテルオークラ東京」の建て替え「The Okura Tokyo(オークラ東京)」が2019年9月12日のオープンしました。約1年後の2020年9月30日に「ホテルオークラ東京別館」が閉館しました。建物は、2020年10月~2021年9月末まで「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」に貸し出していました。

● (仮称)六本木一丁目計画(計画が消滅か?)
 2019年2月11日に、港区環境アセスメント「港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)六本木一丁目計画】」が行われました。「ホテルオークラ東京別館」が「野村不動産」により建て替えられます。

 計画名は「(仮称)六本木一丁目計画」で、敷地面積は約9,260㎡です。敷地の南側には、地上43階、地下2階、最高高さ約180m、延床面積約63,500㎡の「住宅棟」、敷地の北側には、地上21階、最高高さ約115m、延床面積約47,500㎡の「事務所棟」が建設される予定です。

 建物周辺にはまとまった規模の広場状空地、南西側には公園を設ける計画で、「住宅棟」と「事務所棟」の間は敷地の高低差を活かした立体的なオープンスペースと緑化空間で繋げる方針です。2021年度に新築工事に着手、2024年度に竣工、2025年度に供用開始する予定です。

● ホテルオークラ東京別館解体工事
 「ホテルオークラ」は、2020年9月30日に営業を終了した「ホテルオークラ東京別館」の解体工事の施工者を「鹿島建設」に決めました。2021年11月15日に解体工事に着手し、2022年12月31日の工事完了を目指します。跡地の活用方針は未定となっています。

 跡地の活用については、2019年2月に「野村不動産」が、「環境影響調査計画書」を港区に提出していました。ホテルオークラは「現時点で跡地の活用方法は確定しておらず、今後検討を深めていく」としています。「野村不動産」による「(仮称)六本木一丁目計画」が消滅した可能性が高いです。


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「足場+防音壁」の設置が行われています(写真提供読者さん)。


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「足場+防音壁」です(写真提供読者さん)。


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「解体工事のお知らせ」です。工事名は「ホテルオークラ東京別館解体工事」で、「鹿島建設」の施工により行われています。解体工事の工期は、2021年11月15日~2022年12月31(予定)です(写真提供読者さん)。


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営業時のホテルオークラ東京別館
 「ホテルオークラ東京別館」は、地上13階、塔屋2階、地下4階、高さ45.6m、延床面積約65,472㎡です。1973年に竣工しました。客室数は381室です。



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2022年2月12日 (土)

都営青山北町アパートの再開発 地上38階、高さ約180mの「(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業」 イメージパース公開!

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-(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業

 「東京都」は、老朽化した都営青山北町アパートを建て替え、都有地を活用した青山通り沿道との一体的なまちづくり「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」に取り組んでいます。

 都営青山北町アパートの敷地を、「都営住宅建替事業区域、民活事業区域、沿道一体型開発検討区域」の3つに分割し、それぞれ異なる事業により段階的にまちづくりを推進しています。

 2020年5月21日に、「(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業」に係る環境影響評価調査計画書の縦覧が行われました。概要は、地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ約180m、延床面積約185,000㎡です。

● イメージパース公開!
 2022年2月9日に港区議会の建設常任委員会の資料が公開され、概要とイメージパースが公開されました。「B-1地区」は、地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ約180m、延床面積約180,000㎡となります。

 引用資料 港区議会・建設常任委員会(PDF:2022/02/09)
 北青山三丁目地区の街づくりについて

(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区北青山三丁目の一部
◆ 交通-東京メトロ千代田線・銀座線・半蔵門線「表参道」駅、東京メトロ銀座線「外苑前」駅
◆ 階数-(B-1地区)地上38階、塔屋2階、地下2階、(B-2地区)地上3階、地下2階
◆ 高さ-(B-1地区)最高部約180m、(B-2地区)最高部約21m
◆ 区域面積面積-(B-1地区)約27,000㎡、(B-2地区)約2,000㎡
◆ 敷地面積-(B-1地区)約20,300㎡、(B-2地区)約1,100㎡
◆ 建築面積-(B-1地区)約11,200㎡、(B-2地区)約370㎡
◆ 延床面積-(B-1地区)約180,000㎡、(B-2地区)約2,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-(B-1地区)オフィス、店舗、宿泊施設、公益施設、駐車場等、(B-2地区)店舗等
◆ 建築主途-独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2028年度予定


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「広場側から再開発棟を望む」です(引用:港区議会)。


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「断面図」です(引用:港区議会)。


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「配置図」です。南西側の「A-1地区」は、地上20階、地下0階、高さ69.10mの「都営北青山三丁目丁目アパート」、「A-2地区」は、地上25階、塔屋2階、地下1階、高さ99.90mの賃貸マンション「ののあおやま民活棟(クラス青山)」です(引用:港区議会)。


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「位置図」です(引用:港区議会)。


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「計画地位置図」です(引用:東京都)。


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「(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業」の予定地を南側から見た様子です。



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2022年2月11日 (金)

海外移転の危機もあった超優良企業 半導体製造装置メーカーの「東京エレクトロン」 2022年3月期連結決算の営業利益は5,700億円を予想!

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-東京エレクトロン-
 「東京エレクトロン」は、1963年11月に「東京放送(現:TBSホールディングス)」の出資により、「東京エレクトロン研究所」として設立されました。1978年10月には「東京エレクトロン」に社名変更しています。

 「東京エレクトロン」の本社は、「赤坂Bizタワー」にあります。なぜ「赤坂Bizタワー」にあるかというと「TBSホールディングス」と「東京エレクトロン」は親子関係にあるためです。現在は関係が薄れていますが、現在でも「TBSホールディングス」は、「東京エレクトロン」の株式の5%弱を保有しています。

● 世界4位の半導体製造装置メーカー!
 半導体業界は空前の好景気となっています。5Gスマホ、高性能パソコン、高性能サーバー向けの先端半導体から、自動車、家電、産業機器向けの汎用半導体まで、半導体不足が起きています。そのため半導体製造装置メーカーも業績が絶好調です。

 「東京エレクトロン」は、世界4位の半導体製造装置メーカーです。1位は「アプライド・マテリアルズ(アメリカ)」、2位は「ASMLホールディング(オランダ)」、3位は「ラムリサーチ(アメリカ)」です。

 「東京エレクトロン」の2021年3月期の連結決算は、売上高1,399,102百万円、営業利益320,685百万円です。売上高1兆円を遥かに超えており、「TBSホールディングス」より遥かに大きな企業に成長しました。

 
Tel210314
東京エレクトロン(
通期の営業利益予想5,700億円)
 「東京エレクトロン」は、2022年2月10日に「2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の営業利益は570,000百万円を予想しています。 

 東京エレクトロン(PDF:2022/02/10)
 2022年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 

2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)
◆ 売上高-1,438,988百万円(前期比+49.9%)
◆ 営業利益-430,691百万円(前期比+104.8%)

2022年3月期通期は3回目の上方修正(売上高/営業利益)
◆ 2021年04月30日発表  1,700,000百万円/442,000百万円
◆ 2021年08月16日修正  1,850,000百万円/508,000百万円
◆ 2021年11月12日修正  1,900,000百万円/551,000百万円
◆ 2022年02月10日修正  1,950,000百万円/570,000百万円

(備考) 2021年4月30日に最初の2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)が発表されて、その後3回の上方修正が行われています。正に「我が世の春」を謳歌しています。

東京エレクトロンの連結決算(売上高/営業利益)
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2007年3月     851,975百万円   143,978百万円
2008年3月     906,091百万円   168,498百万円
2009年3月     508,082 百万円    14,710百万円
2010年3月     418,636百万円    △2,180百万円
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2011年3月     668,722百万円     97,870百万円
2012年3月     633,091百万円     60,443百万円
2013年3月     497,299百万円     12,548百万円
2014年3月     612,170百万円     32,204百万円
2015年3月     613,124百万円     88,113百万円
2016年3月     663,948百万円   116,788百万円
2017年3月     799,719百万円   155,697百万円
2018年3月  1,130,728百万円   281,172百万円
2019年3月  1,278,240百万円   310,571百万円
2020年3月  1,127,286百万円   237,292百万円
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2021年3月  1,399,102百万円   320,685百万円

2022年3月期予想
2022年3月  1,950,000百万円   570,000百万円

(備考) 2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)は、売上高1兆9500億円(前期比+39.4%)、営業利益5700億円(前期比+77.7%)を予想しています。シリコンサイクルで好不況が周期的にやってくるため業績の振れが非常に激しいです。


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東京エレクトロンが日本から消える危機があった!

 2013年9月24日にアメリカの半導体製造装置メーカーで世界トップの「アプライド・マテリアルズ」と日本トップの「東京エレクトロン」が、2014年後半までに経営統合することで合意したという衝撃的なニュースが流れました。

 合併後の新会社の本社は、アメリカでも日本でも無く、税制的に優遇される「オランダ」にというのも衝撃的でした。結果的には、アメリカ合衆国司法省の承認が得られず経営統合を断念されました。

 現在、米中の半導体戦争が燃え盛っています。「半導体製造装置メーカー」は国の宝です。半導体製造装置メーカーのトップ同士の経営統合は今の時代では到底考えられません。

 当時は、米中は協調路線で、今ほど「半導体製造装置メーカー」が重要視されていませんでした。「半導体製造装置メーカー」は、シリコンサイクルで好不況が周期的にやってきて経営が不安定な業種でした。そのための生き残りをかけた経営統合でした。

 絶不調だった2013年9月頃に今の状況を予想するのは不可能だったと思いますが、2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)が、売上高1兆9500億円、営業利益5700億円の超優良企業が日本から消えていた可能性があると考えるとゾッとします。日本にとってもアメリカにとっても、半導体製造装置のトップ企業が国内に残って本当に良かったと思います。



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2022年2月10日 (木)

地上48階、高さ約260mの「(仮称)新宿駅西口地区開発事業」 共同事業者候補として「東急不動産」を選定 外観デザインが大幅に変更!

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-(仮称)新宿駅西口地区開発事業-

 「小田急電鉄」は、新宿駅西口周辺の「小田急百貨店・本館(賃貸面積約61,000㎡)、小田急ハルク(賃貸面積約26,000㎡)、新宿ミロード(賃貸面積約約8,600㎡)、新宿スバルビル(賃貸面積約12,000㎡)」などの再開発計画の検討に入りました。

 「小田急電鉄」および「東京地下鉄」が事業主体となる新宿駅西口地区の開発計画について、国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都都市再生分科会が開催され、計画が内閣府のHPに公表されたことを踏まえて、計画概要が発表されています。

 小田急グループの流通業の中核企業である「小田急百貨店」は、「小田急電鉄」が「東京地下鉄(東京メトロ)」と共同して推進する、国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトである新宿駅西口地区開発計画の進捗に伴い、2022年9月末(予定)をもって、新宿店本館での営業を終了し、以降、新宿店は「新宿西口ハルク」にて営業を継続します。

● 共同事業者候補として東急不動産を選定!
 「小田急電鉄」は2022年2月9日に、「小田急電鉄」および「東京地下鉄(東京メトロ)」が推進している「新宿駅西口地区開発計画」において、「東急不動産」を共同事業者候補として選定したと発表しました。総事業費のうち、小田急電鉄および東急不動産の投資予定額は、2,000億円程度を見込んでいます。

 引用資料 小田急電鉄(PDF:2022/02/09)
 新宿駅西口地区開発計画における新たな共同事業者参画に係るお知らせ
 
 「新宿駅西口地区開発計画」は、地上48階、塔屋1階、地下5階、高さ約260m、延床面積約281,700㎡となり、高層部にはハイグレードなオフィス機能、中低層部には新たな顧客体験を提供する商業機能を備えます。

● 共同事業者の募集はコロナ禍のため?
 ここからは私の勝手な推測ですが、本来なら小田急が開発する部分は、「小田急電鉄」の単独で行う予定だったと思われます。しかし、コロナ禍により「小田急電鉄」の経営は急速に悪化しています。

 5,000億円を超えていた売上高が2021年3月期の連結決算では385,978百万円と4,000億円を切っています。営業利益に至っては24,190百万円の赤字です。2022年3月期の連結決算予想も売上高365,400百万円、営業利益5,400百万円と非常に苦しい予想をしています。

 「東京地下鉄(東京メトロ)」を除く部分の投資予定額は2,000億円程度と巨額です。平時ならともかくコロナ禍の中で「小田急電鉄」が単独で行うにはリスクが高過ぎると判断したのだと思われます。

 「東急不動産ホールディングス」は、2022年3月期の連結決算予想は売上高1,010,00百万円、営業利益80,000百万円と売上高1兆円超、営業利益800億円を予想しています。総合不動産大手の「東急不動産」が共同事業者候補になった事により資金面でのリスクは無くなりました。

 「小田急電鉄」が「東急不動産」に敷地の一部を譲渡し、建物の共有持ち分を取得する「等価交換方式」の採用を前提とし、共同で計画を進める予定です。「小田急電鉄」にとって「金城湯池」の新宿の本拠地の敷地の一部を譲渡するのは苦渋の選択だと思います。

(仮称)新宿駅西口地区開発事業の概要
◆ 所在地-京都新宿区新宿三丁目および西新宿一丁目各地内
◆ 階数-地上48階、塔屋1階、地下5階
◆ 高さ-最高部約260m
◆ 敷地面積-約15,720㎡
◆ 延床面積-約281,700㎡
◆ 容積対象面積-約251,500㎡(容積率1,600%)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎と杭基礎を併用
◆ 用途-商業施設、オフィス、駅施設 等
◆ 建築主-小田急電鉄、東京地下鉄(東京メトロ)、東急不動産
◆ 設計者-日本設計
◆ 閉館-2022年09月末予定
◆ 解体工事-2022年10月予定
◆ 着工-2022年10月予定
◆ 竣工-2029年度予定
◆ 供用開始-2029年度予定
◆ 小田急電鉄および東急不動産の投資予定額-2,000億円程度(東京地下鉄の投資予定額を除く)


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2022年2月9日公開のイメージパース

 2022年2月9日に小田急電鉄より公開された「計画建物イメージパース(西側から計画建物を望む)」です。下記の2020年9月9日に公開されたイメージパースと比べると外観デザインが大幅に変更になっています(引用:小田急電鉄)。


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2020年9月9日公開のイメージパース

 2020年9月9日に小田急電鉄より公開された「計画建物イメージパース(西側から計画建物を望む)」です。

 引用資料 小田急電鉄(PDF:2020/09/09)
 新宿駅西口地区の開発計画について


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「2階・東西デッキ グランドシャフト」です(引用:小田急電鉄)。


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「13、14階・ビジネス創発機能 吹き抜け」です(引用:小田急電鉄)。


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断面図(南北断面)
 最高部の高さは、「G.L.(平均地盤)」+約260mとなっています。建設予定地の、「G.L.(平均地盤)」は、「T.P.(東京湾平均海面:Tokyo Peil)+40mです(引用:東京都環境局)

● 高さ約260mは航空法の高さ制限ギリギリ!
 「小田急百貨店・本館」の航空法での高さ制限を「羽田空港高さ制限回答システム」で調べると、制限表面の種類が外側水平表面、制限高(標高)が約301mとなっています。建設予定地の平均地盤面は、T.P.+40mなので、301-40=261mで、高さ約261mのビルまで建設可能です。


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「配置図」です。南北に細長い敷地で、「小田急百貨店・本館、モザイク通り、新宿ミロード」が再開発の対象になります(引用:内閣府)。


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小田急百貨店・本館

 小田急百貨店の本丸である「小田急百貨店・本館」です。地上14階、地下2階、高さ約60mです。1966年9月に「新館」として一部開店し、1967年11月に「本館」として全面開業しました。


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「京王百貨店新宿店」の奥にある「モザイク通り」や「新宿ミロード」も再開発の対象です。


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工事期間中は新宿西口ハルクでの営業
 工事期間中は「新宿西口ハルク」での営業とります。それに向けた改装工事に2022年春頃より着手します。改装後は、「食品、化粧品、インターナショナルブティック」中心の構成となる予定です。

● 小田急西口ハルク
 
 「小田急西口ハルク」は、地上8階、地下3階、延床面積44,078.3㎡(賃貸面積約26,000㎡)、です。1962年11月の開業時にはこの建物が「小田急百貨店」の本館でした。当初「東京建物」が所有していましたが、2000年に「小田急電鉄」が買収しています。

 2002年に大規模な改修工事「小田急ハルク・リニューアル計画」が行われ、テナントとして「ビックカメラ」を導入し、百貨店の売場は縮小しています。



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2022年2月 9日 (水)

品川区 高さ約151mと高さ約107mの「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業」 市街地再開発組合の設立を2022年2月9日に認可!

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-東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業-
 「東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業」は、「大崎駅」と「五反田駅」の間に位置する品川区東五反田二丁目の約16,000㎡です。南側は「目黒川」に面しています。

 地区内には約30棟の建物が存在し、歩道が無い箇所や狭い道路があることから、安全性・防災性の課題があります。エリア内は、映像関連事業を手掛ける「IMAGICA GROUP(イマジカ グループ)」の拠点になっており、本店や子会社の「IMAGICA Lab.(イマジカ ラボ)」の本社や東京映像センターなどがあります。

 「東急不動産」は、東京都品川区で再開発事業の検討を進めている「東五反田二丁目第3地区市街地再開発準備組合」が実施した参加組合員募集において、参加組合員予定者に選定さています。

● 市街地再開発組合の設立を認可!
 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「東五反田二丁目第3地区市街地再開発組合」の設立を2022年2月9日に認可します。土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新により、魅力的で安全性の高い複合市街地の形成を図るとともに、目黒川沿いに連続した緑道やオープンスペース等を整備することで、潤いある市街地環境を創出します。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2022/02/08)
 東五反田二丁目第3地区市街地再開発組合の設立を認可します

 再開発区域を東から「1街区、2街区、公園」の3街区に分けます。以前は東から「A地区、B地区、C地区」の3地区に分けていましたが、名称が変更になっています。

 「1街区(業務棟)」は、地上約20階、塔屋2階、地下2階、高さ約107m、「2街区(住宅棟)」は、地上約39階、塔屋2階、地下1階、高さ約151mです。西側は「公園」となります。

東五反田二丁目第3地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都品川区東五反田二丁目の一部
◆ 交通-JR「五反田」駅、JR「大崎」駅
◆ 階数-(1街区)地上約20階、塔屋2階、地下2階、(2街区)地上約39階、塔屋2階、地下1階
◆ 高さ-(1街区)約107m、(2街区)約151m  
◆ 敷地面積-(1街区)約9,210㎡、(2街区)約4,440㎡、(公園)約1,500㎡
◆ 建築面積-(1街区)約3,960㎡、(2街区)約2,140㎡  
◆ 延床面積-(1街区)約69,110㎡、(2街区)約42,710㎡
◆ 構造-(1街区)鉄骨造、(2街区)鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-(1街区)オフィス、店舗、駐輪場・駐車場、(2街区)共同住宅、保育所、駐輪場 
◆ 総戸数-約390戸
◆ 建築主-東五反田二丁目第3地区市街地再開発組合(参加組合員 東急不動産)
◆ 基本設計・事業コンサルタント-アール・アイ・エー
◆ 事業協力者・特定業務代行者-竹中工務店 
◆ 着工-2023年11月予定
◆ 竣工-2027年05月予定
◆ 総事業費-922億5600万円(ビルの建設工事費約658億3000万円)


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「断面イメージ」です(引用:東京都)。


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「配置図」です。東側から「1街区(業務棟)、2街区(住宅棟)、公園」が整備されます(引用:東京都)。


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「位置図」です(引用:東京都)。


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「位置図および周辺開発状況」です。「大崎・五反田地区」は、オセロを次々とひっくり返すように疾風怒濤の勢いで再開発が行われています。まだまだ「検討・準備中地区」もありますが、一部を除いてほぼ一帯が再開発されます(引用:品川区)。



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2022年2月 8日 (火)

「中野サンプラザ」と「中野区役所」を再開発 (仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 高さ約262m、延床面積約298,000㎡に規模拡大!

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-中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業-

 中野区では、「中野サンプラザ」と「中野区役所」を中心とする「中野駅新北口駅前エリア」における拠点施設整備の事業化推進のため、第一種市街地再開発事業の施行予定者となる民間事業者の募集・選定を行いました。審査委員会の審査結果を踏まえ、施行予定者候補及び次点候補を選定し、2021年1月29日に公表しました。

 「野村不動産」を代表とするグループ「(代表事業者)野村不動産、(共同事業者)東急不動産、住友商事、ヒューリック、JR東日本)」は、中野区とともに推進する「中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業」において、2021年5月6日に中野区と基本協定書を締結しました。

● 高さ約262m、延床面積約298,000㎡に規模拡大!
 「東京都環境局」は、「(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」に係る環境影響評価調査計画書の縦覧を行っています。縦覧期間は、2022年2月7日(月)~2月16日(水)までです。

 「(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」は、高さ約235m、延床面積約257,000㎡で計画されていましたが、高さ約262m、延床面積約298,000㎡に規模が拡大されました。

 引用資料 東京都環境局(2022/02/07)
 「(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」に係る環境影響評価調査計画書が提出されました。

 「羽田空港高さ制限回答システム」で調べると、「中野サンプラザ」と「中野区役所」の航空法での高さ制限は、制限表面の種類が「外側水平表面」、制限高(標高)が約301m「建築等可能高=制限高-照会地の地盤の高さ(標高)」となっています。
 「国土地理院」のアプリで標高を調べると約39mです。301m-39m=262mなので、高さ約262mの超高層ビルまで建設可能です。高さ約262mは航空法の高さ制限ギリギリです。

中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業の概要
◆ 計画名-(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目2-47 他
◆ 交通-JR中央線・総武線・東京メトロ東西線「中野」駅から徒歩1分
◆ 高さ-最高部約262m、建築基準法の高さ約250m(最高部約235mから変更)
◆ 階数-地上60階、塔屋2階、地下3階、塔屋2階
◆ 施行予定区域面積-約23,456㎡
◆ 建築面積-約18,765㎡
◆ 延床面積-約298,000㎡(約257,000㎡から変更)
◆ 地震対策-中間層免震構造(2層の免震層)

◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、ホテル、ホール、駐車場など
◆ 総戸数-約1,000戸
◆ 施行予定者-(代表事業者)野村不動産、(共同事業者)東急不動産、住友商事、ヒューリック、JR東日本、(構成事業者・協力事業者)清水建設、日本郵政不動産、日本設計、電通、ジェイアール東日本ビルディング、野村不動産ホテルズ、野村不動産パートナーズ、東急コミュニティー、リージョンワークス合同会社
◆ 解体-2024年度予定
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 供用開始-2029年度予定


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高さ約235m、延床面積約257,000㎡時点の完成イメージです。外観デザインもかなり変更される可能性があります(引用:中野区)。


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「南北断面図」です。最高階には「展望広場」や「展望ロビー」が整備されます。共同住宅の総戸数は約1,000戸です(引用:東京都環境局)。


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「東西断面図」です(引用:東京都環境局)。

● 日本初? 完全2層の中間層免震構造
 機械室の下に「免震層」が2層あるので、 地震対策として「中間層免震構造」を採用する事が分かります 。一部では無く、完全に2層の「中間層免震構造」は、私が把握している限りでは、日本初です。この高さで「免震構造」は珍しく、普通は制振構造」を採用します。

 高さ約231mの「住友不動産六本木グランドタワー」は、地上29階のスカイロビーの下部の28階に「免震層」を設置しています。(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」は、完成すると日本で一番高い「免震構造」の超高層ビルになります。


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「整備方針」です(引用:東京都環境局)。


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「配置計画図」です(引用:東京都環境局)。


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「計画地位置図」です(引用:東京都環境局)。


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中野駅新北口駅前エリア
 中野駅新北口駅前エリアは、写真右側の「中野サンプラザ」と写真左側の「中野区役所」を中心とする大規模再開発計画です。



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2022年2月 7日 (月)

「東京ミッドタウン日比谷」のすぐ北側 (仮称)東宝ツインタワービル再開発計画 新築工事 2021年1月の建設状況

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-(仮称)東宝ツインタワービル再開発計画-
 「東宝」は、取締役会において、 千代田区有楽町一丁目の 「東宝ツインタワービル」 の 閉館及び建て替え について決議しています。「東宝ツインタワービル」は、東宝創業の地である日比谷に、屋上の二つの塔をシンボルマークとして1969年5月に開業しました。

 引用資料 東宝(PDF:2019/06/25)
 東宝ツインタワービル 再開発計画の概要

 「東宝ツインタワービル」は、2019年12月末に閉館しました。閉館後の新ビルについては、低層部に商業店舗を配置したオフィスビルを計画し、映画・演劇を中心とした上質なエンタテイ ンメントの街「日比谷ブロードウェイ」の玄関口に相応しいビルの再生を目指します。

 「東宝ツインタワービル解体工事」が行われ、2021年4月1日に「(仮称)東宝ツインタワービル再開発計画 新築工事」に着工しました。2023年春に新ビル開業を予定しています。

東宝ツインタワービル再開発計画の概要
◆ 計画名-(仮称)東宝ツインタワービル再開発計画 新築工事
◆ 所在地-東京都千代田区有楽町一丁目2-3(地名地番)
◆ 交通-東京メトロ日比谷線・東京メトロ千代田線「日比谷」駅直結、東京メトロ有楽町線「有楽町」駅徒歩4分、都営三田線「日比谷」駅徒歩3分、JR線「有楽町」駅徒歩3分
◆ 階数-地上11階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-54.55m
◆ 敷地面積-1,491.83㎡
◆ 建築面積-1,313.65㎡
◆ 延床面積-16,696.96㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 建築主-東宝
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-2020年01月15日~2021年04月30日予定
◆ 着工-2021年04月01日
◆ 竣工-2023年03月15日予定
◆ 開業-2023年春予定
◆ 所要資金-約90億円予定


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北東側から見た「(仮称)東宝ツインタワービル再開発計画 新築工事」の2021年1月の建設状況です(写真提供読者さん)。


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最高部です(写真提供読者さん)。


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東側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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南西側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)東宝ツインタワービル再開発計画 新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年2月 6日 (日)

総合商社大手5社の2022年3月期の連結業績予想 「三井物産、伊藤忠商事、三菱商事」が純利益8,000億円台と史上最高に達する見込み!

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-総合商社-
 日本の株式市場は、日経平均株価もTOPIX(東証株価指数)も全く冴えませんが、日本企業はそれとは反比例するように、世界経済がコロナ禍から立ち直るにつれて急回復しており好決算が続出しています(写真提供読者さん)。

 私は、企業ヲタでもあるので1981年頃から40年以上企業の決算を見ていますが、今まで見た事の無い数字が続出しています。特に「日本郵船、商船三井、川崎汽船」の海運大手3社の2022年3月期の最終利益予想は、日本郵船9,300億円、商船三井6,300億円、川崎汽船5,200億円と3社合計で2兆800億円と空前の好決算を見込んでいます。

 総合商社大手5社(三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅)も2022年3月期は、歴史的な資源価格の高騰などで、通期の純利益予想は「三井物産(8,400億円)、伊藤忠商事(8,200億円)、三菱商事(8,200億円)」が8,000億円台と総合商社の史上最高に達する見込みです。5社合計で3兆3400億円を見込んでいます。

 アメリカの「アップル」の2021年9月期の純利益は94,680,000千ドルとすでに日本円で10兆円を突破しています。「マイクロソフト」や「アルファベット(Googleの持株会社)」も近いうちに10兆円を突破すると思われます。
 この数字は売上高ではではなく純利益です。「GAFAM」の異次元の利益と比べると絶望的な気持ちになりますが、日本企業が利益を増やす事が日本経済の復活に繋がると私は信じています。

2022年3月期の純利益予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(1) 三井物産-840,000百万円(720,000百万円←640,000百万円)
(2) 伊藤忠商事-820,000百万円(750,000百万円←550,000百万円)
(3) 三菱商事-820,000百万円(740,000百万円←380,000百万円)
(4) 住友商事-460,000百万円(380,000百万円←290,000百万円)
(5) 丸紅-400,000百万円(350,000百万円←230,000百万円)
(6) 豊田通商-210,000百万円(190,000百万円←150,000百万円)

(備考) 第3四半期での通期予想(第2四半期での通期予想←第1四半期での通期予想)です。「豊田通商」を含む6社は、いずれも2回の上方修正を行っています。


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三井物産(通期の純利益予想8,400億円)

 「三井物産」は、2022年2月3日に「2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、840,000百万円を予想しています。 

 三井物産(PDF:2022/02/03)
 2022年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-840,000百万円(720,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)
◆ 収益-8,589,429百万円(前期比+49.6%)
◆ 純利益-633,256百万円(前期比+218.3%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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伊藤忠商事(通期の純利益予想8,200億円)

 「伊藤忠商事」は、2022年2月3日に「2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の当社株主に帰属する当期純利益は、820,000百万円を予想しています。 

 伊藤忠商事(PDF:2022/02/03)
 2022年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-820,000百万円(750,000百万円から上方修正)
(純利益は、当社株主に帰属する当期純利益)

2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)
◆ 収益-9,093,654百万円(前期比+19.8%)
◆ 純利益-678,864百万円(前期比+86.3%)
(純利益は、当社株主に帰属する当期純利益)


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三菱商事(通期の純利益予想8,200億円)

 「三菱商事」は、2022年2月3日に「2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、820,000百万円を予想しています。 

 三菱商事(PDF:2022/02/03)
 2022年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-820,000百万円(740,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)
◆ 収益-12,371,138百万円(前期比+35.8%)
◆ 純利益-644,768百万円(前期比+281.2%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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住友商事(通期の純利益予想4,600億円)

 「住友商事」は、2022年2月4日に「2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、460,000百万円を予想しています。 

 住友商事(PDF:2022/02/04)
 2022年3月期第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-460,000百万円(380,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)
◆ 収益-3,945,122百万円(前期比+19.8%)
◆ 純利益-335,131百万円(前期は赤字)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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丸紅(通期の純利益予想4,000億円)

 「丸紅」は、2022年2月3日に「2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、400,000百万円を予想しています。

 丸紅(PDF:2022/02/03)
 2022年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-400,000百万円(350,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)
◆ 収益-6,218,311百万円(前期比+35.1%)
◆ 純利益-327,438百万円(前期比+102.2%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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豊田通商(通期の純利益予想2,100億円)

 「豊田通商」は、2022年2月2日に「2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、210,000百万円を予想しています。 

 豊田通商(PDF:2022/02/02)
 2022年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-210,000百万円(190,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)
◆ 収益-5,776,713百万円(前期比+29.9%)
◆ 純利益-180,271百万円(前期比+101.7%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)



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2022年2月 5日 (土)

登録有形文化財 歴史的建造物「旧九段会館」の建て替え事業 「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」 2022年1月の建設状況

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-九段会館-
 「九段会館」は、1934年3月に竣工しました。しかし、2011年3月11日に発生した「東日本大震災」で、天井が崩落して、休館に追い込まれていました。

 「財務省関東財務局」は、「九段会館」の土地の貸し付け先を決める一般競争入札の落札者を「東急不動産」に決定しています。定期借地権方式で土地を貸し付け、建物の一部を保存しつつ、残りの部分を解体して高度利用を図る事業です。

 「東急不動産」と「鹿島建設」が出資する「合同会社ノーヴェグランデ」は、「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」の新築工事に着手しました。2022年7月竣工予定です。
 
 引用資料 東急不動産(2019/09/17)
 登録有形文化財の歴史的建造物「旧九段会館」建て替え事業 (仮称)九段南一丁目プロジェクトが新築着工 「水辺に咲くレトロモダン」をコンセプトに2022年7月竣工予定

 コンクリート造の建物に瓦葺きの勾配屋根を塔屋とパラペットに冠する「帝冠様式」。その特徴をよく表す建物北側と東側部分をL字状に保存して活用します。

 保存部分は「免震レトロフィット工法」の採用、中性化により劣化したコンクリートの補修対策の実施、外壁のスクラッチタイルの落下防止対策の実施等により、創建時の姿を復原・保存します。

九段会館建て替えの概要
◆ 計画名-(仮称)九段南一丁目プロジェクト
◆ 所在地-東京都千代田区九段南一丁目5番1外
◆ 交通-東京メトロ半蔵門線・東西線、都営新宿線「九段下」駅徒歩1分
◆ 階数-地上17階、地下3階
◆ 高さ-最高部85.0m、軒高74.97m
◆ 敷地面積-8,765.85㎡
◆ 建築面積-5,106.90㎡
◆ 延床面積-67,738.20㎡(既存建物保存部分含む)
◆ 構造-鉄骨造(CFT造)、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震レトロフィット(既存の建物の基礎などに免震装置を設置)
◆ 用途-オフィス、店舗、集会場、駐車場等
◆ 建築主-合同会社ノーヴェグランデ(東急不動産と鹿島建設が出資)
◆ 設計者・監理者- 鹿島・梓 設計・工事監理業務共同企業体
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2018年03月01日(解体工事含む)
◆ 竣工-2022年07月15日予定
◆ 開業-2022年10月予定
◆ 土地の貸付期間-2018年03月01日から70年間(定期借地権方式)


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「メインエントランス イメージ」です。


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「お濠沿い テラス イメージ」です。


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「屋上庭園 イメージ」です。


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北西側からお濠(牛ヶ淵)越しに見た「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」の2022年1月の建設状況です(写真提供読者さん)。


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新築されたオフィス部分の外観はほぼ完成しています(写真提供読者さん)。


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オフィスフロアは、基準階面積は約2,500㎡の無柱空間です。「コア部分」を道路側に設けており、お濠(牛ヶ淵)側は眺望が抜群です。 


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お濠(牛ヶ淵)のギリギリまで建設しています(写真提供読者さん)。 


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保存部分と新築部分の接続部分です(写真提供読者さん)。 


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北側の保存部分です(写真提供読者さん)。 


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東側の保存部分です(写真提供読者さん)。 


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北側と東側の保存部分です(写真提供読者さん)。 


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内部の様子です(写真提供読者さん)。 


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北側の「メインエントランス」です。保存部分は、地震対策として「免震レトロフィット(既存の建物の基礎などに免震装置を設置)」を採用しています(写真提供読者さん)。 


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「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年2月 4日 (金)

船橋市 収容1万人規模の大型多目的アリーナ「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ) 」建築に着手 完成イメージ公開!

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-(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY-
 「乃木坂46」の5期生が2月2日からYouTube「乃木坂配信中」で毎日1人ずつ紹介されていますが、レベルが非常に高くて話題になっています。「井上 和」、「一ノ瀬 美空」、和は「なぎ」と読み、美空は「みく」と読みます。すぐには読めませんよね・・・ こんな名前ばかりだと学校の先生は大変だと思います(笑)。

 本題に戻って、千葉県船橋市をホームタウンとする国内男子プロバスケットボールリーグBリーグの「千葉ジェッツふなばし」は、「ミクシィ」と戦略的業務資本提携を締結し、「ミクシィ」は株式の過半数を取得し、連結子会社化しています。

 「三井不動産」は、「船橋オートレース場」跡地に、大規模物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋」を整備しましたが、北側のJR京葉線沿いに「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」があります。「三井不動産」と「ミクシィ」は、ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場に新アリーナを建設します。

● ららアリーナ 東京ベイを2022年2月に着工!
 「三井不動産」および「ミクシィ」は、今般、千葉県船橋市において収容客数1万人規模の大型多目的アリーナ「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」を建築着工することを決定しました。

 引用資料 三井不動産(2022/02/02)
 三井不動産 × ミクシィ 収容1万人規模の大型多目的アリーナ 「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ) 」建築に着手 千葉県船橋市に2024年春開業予定

 「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY」は、B.LEAGUE1部に所属し、2020年~2021年シーズンチャンピオンの「千葉ジェッツふなばし」がホームアリーナとして利用するほか、音楽コンサート、スポーツイベント、企業の展示会など様々なイベントに対応可能な施設を目指しています。

 「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」のすべてが収容客数1万人規模の大型多目的アリーナになる訳ではありません。一部に駐車台数1,007台の「(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画」が建設されます。

(仮称)LaLa arena TOKYO-BAYの概要
◆ 計画名-船橋市浜町2丁目計画
◆ 所在地-千葉県船橋市浜町二丁目5
◆ 交通-JR京葉線・武蔵野線「南船橋」駅徒歩約6分
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 高さ-30.95m
◆ 敷地面積-19,978.52㎡
◆ 建築面積-13,368.05㎡
◆ 延床面積-29,409.08㎡(建築物全体30,947.96㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-観覧場
◆ 収容客数-約10,000人
◆ 建築主-三井不動産、ミクシィ
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 外装コンセプトデザイン-HKS
◆ ランドスケープデザイン-SWA Group
◆ 着工-2022年02月
◆ 竣工-2024年03月予定
◆ 開業-2024年春予定

立体駐車場の概要
◆ 計画名-(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画
◆ 所在地-千葉県船橋市浜町二丁目1番2の一部(地番)
◆ 交通-JR京葉線「南船橋」駅
◆ 階数-地上6階、地下0階
◆ 高さ-20.71m
◆ 敷地面積-14,310.34㎡
◆ 建築面積-3,587.35㎡
◆ 延床面積-20,575.07㎡(建築物全体20,707.67㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-駐車場
◆ 駐車台数-1,007台
◆ 建築主-三井不動産
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2022年02月
◆ 竣工-2023年02月予定


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(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)の「鳥瞰 CG」です。


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「バスケットボール試合開催時 CG」です。


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「音楽コンサート開催時 CG」です。


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「位置図(狭域図)」です。西側には「(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画」が整備されます。


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西側から見た2021年12月末の「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」です(写真提供読者さん)。


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東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「船橋市浜町2丁目計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年2月 3日 (木)

高さ約250mから約245mに変更 (仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 環境影響評価準備書の縦覧!

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-札幌駅交流拠点北5西1・西2地区-
 
「JR北海道」は2019年11月11日に、JR札幌駅南口の「北5西1・西2地区」に一体的に整備する新ビルのうち、「西1街区」の高層棟は地上47階、高さ約230mを目指すことを明らかにしました。

 高層棟について2019年11月1日に東京・渋谷に開業した渋谷駅直結の超高層ビル「渋谷スクランブルスクエア」をモデルに、新ビルを新幹線と各交通機関との結節点としたい考えを示しました。

 2020年8月4日には、「(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 計画段階環境配慮書」の縦覧が開始されました。延床面積約417,000㎡、最大高さ約255mの「A案」、約200m、約150mの2棟構成となる「B案」が公開されました。札幌市は、2021年3月12日に、高さ約255mの高層ビル建設を軸とした案に絞り込んだと明らかにしました。

 2021年9月15日に新たな概要が公開されました。概要は、地上46階、地下4階、高さ約250m、延床面積約395,000㎡です。少し規模が縮小されました。それでも札幌市ではダントツに高い超高層ビルになります。

● 環境影響評価準備書の縦覧!
 「札幌市」では、札幌駅の南口に位置する北5条西1丁目及び西2丁目地区での実施が検討されている第一種市街地再開発事業について、札幌市環境影響評価条例に基づき、事業計画案に対し調査・予測・評価を実施し、その結果に対する事業者の考え方を取りまとめた「環境影響評価準備書」を作成し、縦覧を行っています。縦覧期間は、2022年2月1日(火)~3月2日(水)までです。

 引用資料 札幌市・公式HP(2022/02/01)
 (仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 環境影響評価準備書

 2021年9月15日の時点では、地上46階、地下4階、高さ約250m、延床面積約395,000㎡でしたが、地上43階、地下4階、高さ約245m、延床面積約388,500㎡に少し規模が縮小されました。

(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区の概要
◆ 計画名-(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-札幌市中央区北5条西1丁目及び西2丁目の一部
◆ 交通-JR「札幌」駅直結
◆ 階数-地上43階、地下4階(地上46階、地下4階から変更)
◆ 高さ-最高部約245m(最高部約250mから変更)
◆ 区域の規模-(施行区域)31,000㎡、(事業区域)23,000㎡
◆ 建築面積-約22,000㎡
◆ 延床面積-約388,500㎡(約395,000㎡から変更)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、商業、宿泊、駐⾞場、バスターミナル等
◆ 建築主-JR北海道
◆ 着工-2023年秋予定(工事期間は全体で約59ヶ月を予定)
◆ 竣工-2029年秋予定
◆ 開業-2029年秋予定


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「計画建築物のイメージパース」です。


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「計画建築物 断面計画」です。

● マリオット・インターナショナルと提携!
 「JR北海道」は、2022年1月19日に、「JR北海道ホテルズ」と「マリオット・インターナショナル」が提携することを発表しました。高層部の6フロアに客室約200室の規模で、最上級ホテルが進出する予定です。

 「マリオット・インターナショナル」は、日本国内では6つのラグジュアリーブランド「ザ・リッツ・カールトン、セントレジス、JWマリオット、ラグジュアリーコレクション、Wホテル、エディション」のホテルを展開しています。


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「計画建築物 配置計画図」です。


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「事業の実施区域位置図」です。


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工事工程表

 工事期間は全体で約59ヶ月を予定しています。工事は「逆打ち工法」で行われます。先行して「地下鉄骨1階先行床」を構築します。その後「地上躯体工事」と「地下躯体工事」を同時に行います。


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札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発
 「(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。写真手前の駐車場と左側の「ビックカメラ札幌店」入っている「エスタ」が再開発予定地となります。「エスタ」は解体されます。



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2022年2月 2日 (水)

神宮前交差点 超斬新なデザイン 新たなランドマークとなる「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業 新築工事」 2022年1月の建設状況

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-神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業-

 「表参道」と「明治通り」が交差する「神宮前交差点」は、東京の顔とも言えます。北東側角にはランドマークとなる「東急プラザ表参道原宿」が建設されました。

 「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、商業地としての高いポテンシャルを有する一方、建築物の老朽化、明治通り拡幅による狭小な土地、歩行者と自動車が交錯する変形五叉路などの課題を抱えています。

 街区を再編・統合し、土地の有効・高度利用を図り、立地特性に相応しい商業拠点等を整備し、にぎわいを形成するとともに、変形五叉路の解消など安全な歩行者空間の確保を図り、西側角に新たなランドマークを建設します。

● 超斬新な外装・屋上デザイン!
 「神六再開発」と、権利者及び特定事業参加者である「東急不動産」は、共に事業を進めている「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の外装・屋上デザインは、度肝を抜く超斬新なデザインで、間違いなく「神宮前交差点」の新たなランドマークになります。

 引用資料  東急不動産(2020/09/07)
 「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」 表参道・明治通り交差点に新施設が2022年度(予定)に誕生 建築家・平田晃久氏による「まちを編む」外装デザイン

神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名- 神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業 新築工事
◆ 所在地-東京都渋⾕区神宮前六丁目1000番(地名地番)
◆ 交通-東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前」駅、JR山手線「原宿」駅
◆ 階数-地上9階、地下3階
◆ 高さ-最高部46.40m、軒高45.60m
◆ 敷地面積-3,084.54㎡
◆ 建築面積-2,357.99㎡(2,357.99㎡)
◆ 延床面積-18,220.00㎡(19,829.07㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-店舗、公共公益施設、鉄道用変電施設、駐車場等
◆ 建築主-神六再開発株式会社(東急不動産は権利者及び特定事業参加者として参画)
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 外装・屋上デザイン-平田晃久建築設計事務所
◆ 施工者-清水建設
◆ 解体工事-2020年03月
◆ 着工-2020年12月01日
◆ 竣工-2023年08月31日予定
◆ 総事業費-約180億円


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「外観イメージ(夜)」です。


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「屋上イメージ」です。


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「位置図」です。 


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「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業 新築工事」の2022年1月の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「タワークレーン」が姿を現しています(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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躯体がまだ地上に現していません。竣工が2022年12月31日(予定)から2023年8月31日(予定)に変更になっていますが、躯体がまだ地上に現れていない状況を見ると納得ですね(写真提供読者さん)。


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「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業 新築工事」の建築計画のお知らせです。「建築面積、延床面積」が変更になっています。竣工が2022年12月31日(予定)から2023年8月31日(予定)に変更になっています(写真提供読者さん)。


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「神宮前交差点」の 北東側角には、2012年4月に開業した神宮前交差点のランドマークとなっている「東急プラザ表参道原宿」があります。



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2022年2月 1日 (火)

東京メトロ(東京地下鉄) 有楽町線延伸(豊洲・住吉間)及び南北線延伸(品川・白金高輪間)の鉄道事業許可を申請!

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-有楽町線延伸及び南北線延伸-

 「東京メトロ(東京地下鉄)」は2022年1月28日に、有楽町線延伸(豊洲・住吉間4.8km)及び南北線延伸(品川・白金高輪間2.5km)の鉄道事業許可を国土交通大臣に申請しました。

 引用資料 東京メトロ(2022/01/28)
 有楽町線延伸(豊洲・住吉間)及び南北線延伸(品川・白金高輪間)の鉄道事業許可を申請しました。
 
 建設費は有楽町線延伸が約2,690億円、南北線延伸が約1,310億円です。共に2030年代半ばを開業目標とします。2路線の総建設費約4,000億円のビッグプロジェクトがいよいよ始動します。


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有楽町線延伸(豊洲・住吉間)
 「地下鉄8号線(有楽町線)」の豊洲以北への延伸は、国の都市交通審議会答申第15号(1972年3月)において初めて答申されました。以来、江東区を始め、沿線自治体が中心となり実現に向けた検討を進めています。

 有楽町線延伸(豊洲・住吉間)の沿線地域である豊洲周辺を含む臨海地域は、国と東京都により、特定都市再生緊急整備地域や国際戦略総合特区のアジアヘッドクォーター特区に位置づけられ、近年多くの再開発が進展しています。

 本路線は、臨海地域と都区部東部の観光拠点等とのアクセス利便性の向上や地域のまちづくりの面での効果が期待されるとともに、東西線の混雑緩和にも寄与します。

 現時点では、「有楽町線」や「半蔵門線」との直通運転は想定していないようですが、有楽町線の「豊洲駅」は2面4線のため分岐や合流が可能です。また、半蔵門線の「住吉駅」も2層構造で分岐や合流が可能です。開業が近付くにつれて直通運転の計画が具体化していくと思われます。

有楽町線延伸(豊洲・住吉間)の概要
◆ 建設キロ-4.8km
◆ 経由地-豊洲駅~東陽町駅~住吉駅
◆ 総建設費-約2,690億円
◆ 開業目標-2030年代半ば


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南北線延伸(品川・白金高輪間)
 
南北線延伸(品川・白金高輪間)の周辺地域である品川駅周辺は、リニア中央新幹線の整備を契機に、東京と国内外の広域的な交通結節点として期待され、新たな国際競争力強化の拠点として、多様な機能が集積する再開発エリアであります。本路線は、品川駅で山手線、東海道線等のJR東日本主要幹線、羽田空港に連絡する京急線、東海道新幹線と接続し、六本木・赤坂等との都心部のアクセス利便性向上等に寄与します。

 「白金高輪駅」には、「東京メトロ南北線」と「都営地下鉄三田線」が乗り入れており、「東京メトロ南北線」と「都営地下鉄三田線」の白金高輪駅以北への直通運転を想定しています。

南北線延伸(品川・白金高輪間)の概要
◆ 建設キロ-2.5km
◆ 経由地-品川駅~白金高輪駅
◆ 総建設費-約1,310億円
◆ 開業目標-2030年代半ば


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白金高輪駅
 「白金高輪駅」のホームは島式2面4線となっています。内側2線(2番・3番)を「東京メトロ南北線」、外側の2線(1番・4番)を「都営地下鉄三田線」が使用しています。白金台駅方の内側に引き上げ線が2線あり、東京メトロと都営地下鉄が共同で使用しています。白金台駅方の引き上げ線の2線を品川方面に延伸します。

● フルスクリーンタイプ(フルハイトタイプ)
 白金高輪駅を含む「東京メトロ南北線」のホームドアは、日本の地下鉄では珍しい「フルスクリーンタイプ(フルハイトタイプ)」のホームドアです。品川駅のホームドアも「フルスクリーンタイプ(フルハイトタイプ)」になる可能性があります。

 ホームドアのタイプは、大きく分けて2種類あります。一つ目が「フルスクリーンタイプ(フルハイトタイプ)」と呼ばれる天井近くまでスクリーンで覆われたもので、もう一つが「ハーフハイトタイプと呼ばれる高さ130cmのものです。

 「フルハイトタイプ」が理想ですが、コストが非常に高い上に、天井近くまでスクリーンで覆うので新線や新駅の工事と同時に行わないと設置が難しいです。



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