国家戦略特区 高さ約229mと高さ約227mの超高層ツインタワー「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」 2022年2月下旬の建設状況
-(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事-
「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の敷地に計画されている「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」は、総延床面積約55万㎡のビッグプロジェクトです。
2期に分けて施工する計画で、先に南側の「S棟」を建設します。「S棟」の竣工後に、「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を解体して、跡地に「N棟」を建設します。2031年3月の全体完成を目指します。
「野村不動産」並びに「野村不動産ビルディング」と、「JR東日本(東日本旅客鉄道)」は、共同で推進している国家戦略特別区域計画の特定事業である、「芝浦一丁目プロジェクト」の事業者として、2021年9月28日に起工式を執り行い、2021年10月1日に着工しました。
引用資料 野村不動産(PDF:2021/09/28)
国家戦略特区 浜松町エリアの延床面積約55万㎡の大規模複合開発「芝浦一丁目プロジェクト」 10月1日に着工(野村不動産ホールディング株式会社、東日本旅客鉄道株式会社)
引用資料 国土交通省(2021/10/22)
水辺の賑わい・舟運活性化を通じた国際的な観光・ビジネス拠点整備 ~(仮称)芝浦一丁目計画を国土交通大臣が認定~
芝浦一丁目プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1他 51筆
◆ 交通-(浜松町ビルディング基準)JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-(S棟)地上43階、地下3階、(N棟)地上45階、地下3階、(商業施設)地上1階~2階×5棟
◆ 高さ-(S棟)最高部228.88m、(N棟)最高部227.28m
◆ 敷地面積-(施設全体)39,819.13㎡(竣工時40,104.29㎡)、(S棟・N棟)34,555.47㎡
◆ 建築面積-(施設全体)28,192.39㎡、(S棟・N棟)27,377,75㎡
◆ 延床面積-(施設全体)551,437.56㎡、(S棟・N棟)550,455.80㎡
◆ 容積対象面積-(施設全体)445,744.63㎡、(S棟・N棟)444,795.47㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、商業施設、ホテル、共同住宅、ビジネス交流施設、生活支援施設、駐車場、DHC施設等
◆ 総戸数-約144戸
◆ 建築主-野村不動産ビルディング、JR東日本
◆ 設計者-槇総合計画事務所、清水建設
◆ 施工者-(S棟)清水建設、(N棟)未定
◆ 解体工事(S棟)2021年02月01日~2021年09月30日
◆ 着工-(S棟)2021年09月28日(起工式)、2021年10月01日(着工)、(N棟)2027年04月頃予定
◆ 竣工-(S棟)2025年03月頃予定、(全体)2031年03月31日予定
(備考) 敷地面積は、竣工時までに現状港区所有地(道路)を本敷地に編入することにより計40,104.29㎡になる予定です。
「イメージパース」です(引用:野村不動産)。
「概要図」です(引用:国土交通省)。
「配置図」です(引用:野村不動産)。
「事業スケジュール(予定)」です。全体の工期は、2021年10月1日~2031年3月31日予定です(引用:国土交通省)。
浜松町ビルディング(東芝ビルディング)
「(仮称)芝浦一丁目建替計画新築工事」の予定地に建っている「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」です。地上40階、塔屋1階、地下3階、高さ165.9mの超高層オフィスビルです。「東芝ビルディング」として、1984年3月に竣工しました。
浜松町ビルディング(東芝ビルディング) の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1号
◆ 交通-JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-地上40階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.9m
◆ 敷地面積-34,506.91㎡
◆ 建築面積-14,741.10㎡(東芝浜松町ビルを含む場合16,464.58㎡)
◆ 延床面積-162,612.86㎡(東芝浜松町ビルを含む場合176,567.92㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造(水平方向の揺れを吸収するダイナミックスクリューとオイルダンパーを低層階を中心に102ヶ所設置)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-港建物、第一生命保険
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設、鹿島建設JV
◆ 着工-1981年08月
◆ 竣工-1984年03月
「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」の2022年2月下旬の建設状況です。2021年9月28日に起工式を執り行い、2021年10月1日に着工しました(写真提供SOCIO34050氏)。
北側寄りです(写真提供SOCIO34050氏)。
中央寄りです(写真提供SOCIO34050氏)。
「山留め壁」の構築が終わって次の工程に移行しています(写真提供SOCIO34050氏)。
● 順打ち工法を採用!
私は、この現場は「逆打ち工法」が採用されると予想していました。そのため「山留め壁」の構築が終わると「構真柱(こうしんちゅう)」の建込みが始まると予想していました。
しかし、「構真柱」の建込みは行われず、「乗入れ構台」が設置されました。この現場は下から上に向かって順番に構築する「順打ち工法」が採用されるようです。
「乗入れ構台」です。「油圧ショベル」で掘削工事を行っています。「地下3階+耐圧盤」の深さまで掘削すると思われます(写真提供SOCIO34050氏)。
南側寄りです(写真提供SOCIO34050氏)。
「油圧ショベル」で掘削工事を行っています(写真提供SOCIO34050氏)。
「乗入れ構台」の下にも「油圧ショベル」が見えます(写真提供SOCIO34050氏)。
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