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2022年2月 8日 (火)

「中野サンプラザ」と「中野区役所」を再開発 (仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業 高さ約262m、延床面積約298,000㎡に規模拡大!

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-中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業-

 中野区では、「中野サンプラザ」と「中野区役所」を中心とする「中野駅新北口駅前エリア」における拠点施設整備の事業化推進のため、第一種市街地再開発事業の施行予定者となる民間事業者の募集・選定を行いました。審査委員会の審査結果を踏まえ、施行予定者候補及び次点候補を選定し、2021年1月29日に公表しました。

 「野村不動産」を代表とするグループ「(代表事業者)野村不動産、(共同事業者)東急不動産、住友商事、ヒューリック、JR東日本)」は、中野区とともに推進する「中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業」において、2021年5月6日に中野区と基本協定書を締結しました。

● 高さ約262m、延床面積約298,000㎡に規模拡大!
 「東京都環境局」は、「(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」に係る環境影響評価調査計画書の縦覧を行っています。縦覧期間は、2022年2月7日(月)~2月16日(水)までです。

 「(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」は、高さ約235m、延床面積約257,000㎡で計画されていましたが、高さ約262m、延床面積約298,000㎡に規模が拡大されました。

 引用資料 東京都環境局(2022/02/07)
 「(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」に係る環境影響評価調査計画書が提出されました。

 「羽田空港高さ制限回答システム」で調べると、「中野サンプラザ」と「中野区役所」の航空法での高さ制限は、制限表面の種類が「外側水平表面」、制限高(標高)が約301m「建築等可能高=制限高-照会地の地盤の高さ(標高)」となっています。
 「国土地理院」のアプリで標高を調べると約39mです。301m-39m=262mなので、高さ約262mの超高層ビルまで建設可能です。高さ約262mは航空法の高さ制限ギリギリです。

中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業の概要
◆ 計画名-(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目2-47 他
◆ 交通-JR中央線・総武線・東京メトロ東西線「中野」駅から徒歩1分
◆ 高さ-最高部約262m、建築基準法の高さ約250m(最高部約235mから変更)
◆ 階数-地上60階、塔屋2階、地下3階、塔屋2階
◆ 施行予定区域面積-約23,456㎡
◆ 建築面積-約18,765㎡
◆ 延床面積-約298,000㎡(約257,000㎡から変更)
◆ 地震対策-中間層免震構造(2層の免震層)

◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、ホテル、ホール、駐車場など
◆ 総戸数-約1,000戸
◆ 施行予定者-(代表事業者)野村不動産、(共同事業者)東急不動産、住友商事、ヒューリック、JR東日本、(構成事業者・協力事業者)清水建設、日本郵政不動産、日本設計、電通、ジェイアール東日本ビルディング、野村不動産ホテルズ、野村不動産パートナーズ、東急コミュニティー、リージョンワークス合同会社
◆ 解体-2024年度予定
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 供用開始-2029年度予定


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高さ約235m、延床面積約257,000㎡時点の完成イメージです。外観デザインもかなり変更される可能性があります(引用:中野区)。


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「南北断面図」です。最高階には「展望広場」や「展望ロビー」が整備されます。共同住宅の総戸数は約1,000戸です(引用:東京都環境局)。


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「東西断面図」です(引用:東京都環境局)。

● 日本初? 完全2層の中間層免震構造
 機械室の下に「免震層」が2層あるので、 地震対策として「中間層免震構造」を採用する事が分かります 。一部では無く、完全に2層の「中間層免震構造」は、私が把握している限りでは、日本初です。この高さで「免震構造」は珍しく、普通は制振構造」を採用します。

 高さ約231mの「住友不動産六本木グランドタワー」は、地上29階のスカイロビーの下部の28階に「免震層」を設置しています。(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」は、完成すると日本で一番高い「免震構造」の超高層ビルになります。


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「整備方針」です(引用:東京都環境局)。


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「配置計画図」です(引用:東京都環境局)。


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「計画地位置図」です(引用:東京都環境局)。


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中野駅新北口駅前エリア
 中野駅新北口駅前エリアは、写真右側の「中野サンプラザ」と写真左側の「中野区役所」を中心とする大規模再開発計画です。



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