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2022年2月 6日 (日)

総合商社大手5社の2022年3月期の連結業績予想 「三井物産、伊藤忠商事、三菱商事」が純利益8,000億円台と史上最高に達する見込み!

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-総合商社-
 日本の株式市場は、日経平均株価もTOPIX(東証株価指数)も全く冴えませんが、日本企業はそれとは反比例するように、世界経済がコロナ禍から立ち直るにつれて急回復しており好決算が続出しています(写真提供読者さん)。

 私は、企業ヲタでもあるので1981年頃から40年以上企業の決算を見ていますが、今まで見た事の無い数字が続出しています。特に「日本郵船、商船三井、川崎汽船」の海運大手3社の2022年3月期の最終利益予想は、日本郵船9,300億円、商船三井6,300億円、川崎汽船5,200億円と3社合計で2兆800億円と空前の好決算を見込んでいます。

 総合商社大手5社(三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅)も2022年3月期は、歴史的な資源価格の高騰などで、通期の純利益予想は「三井物産(8,400億円)、伊藤忠商事(8,200億円)、三菱商事(8,200億円)」が8,000億円台と総合商社の史上最高に達する見込みです。5社合計で3兆3400億円を見込んでいます。

 アメリカの「アップル」の2021年9月期の純利益は94,680,000千ドルとすでに日本円で10兆円を突破しています。「マイクロソフト」や「アルファベット(Googleの持株会社)」も近いうちに10兆円を突破すると思われます。
 この数字は売上高ではではなく純利益です。「GAFAM」の異次元の利益と比べると絶望的な気持ちになりますが、日本企業が利益を増やす事が日本経済の復活に繋がると私は信じています。

2022年3月期の純利益予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(1) 三井物産-840,000百万円(720,000百万円←640,000百万円)
(2) 伊藤忠商事-820,000百万円(750,000百万円←550,000百万円)
(3) 三菱商事-820,000百万円(740,000百万円←380,000百万円)
(4) 住友商事-460,000百万円(380,000百万円←290,000百万円)
(5) 丸紅-400,000百万円(350,000百万円←230,000百万円)
(6) 豊田通商-210,000百万円(190,000百万円←150,000百万円)

(備考) 第3四半期での通期予想(第2四半期での通期予想←第1四半期での通期予想)です。「豊田通商」を含む6社は、いずれも2回の上方修正を行っています。


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三井物産(通期の純利益予想8,400億円)

 「三井物産」は、2022年2月3日に「2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、840,000百万円を予想しています。 

 三井物産(PDF:2022/02/03)
 2022年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-840,000百万円(720,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)
◆ 収益-8,589,429百万円(前期比+49.6%)
◆ 純利益-633,256百万円(前期比+218.3%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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伊藤忠商事(通期の純利益予想8,200億円)

 「伊藤忠商事」は、2022年2月3日に「2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の当社株主に帰属する当期純利益は、820,000百万円を予想しています。 

 伊藤忠商事(PDF:2022/02/03)
 2022年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-820,000百万円(750,000百万円から上方修正)
(純利益は、当社株主に帰属する当期純利益)

2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)
◆ 収益-9,093,654百万円(前期比+19.8%)
◆ 純利益-678,864百万円(前期比+86.3%)
(純利益は、当社株主に帰属する当期純利益)


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三菱商事(通期の純利益予想8,200億円)

 「三菱商事」は、2022年2月3日に「2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、820,000百万円を予想しています。 

 三菱商事(PDF:2022/02/03)
 2022年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-820,000百万円(740,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)
◆ 収益-12,371,138百万円(前期比+35.8%)
◆ 純利益-644,768百万円(前期比+281.2%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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住友商事(通期の純利益予想4,600億円)

 「住友商事」は、2022年2月4日に「2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、460,000百万円を予想しています。 

 住友商事(PDF:2022/02/04)
 2022年3月期第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-460,000百万円(380,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)
◆ 収益-3,945,122百万円(前期比+19.8%)
◆ 純利益-335,131百万円(前期は赤字)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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丸紅(通期の純利益予想4,000億円)

 「丸紅」は、2022年2月3日に「2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、400,000百万円を予想しています。

 丸紅(PDF:2022/02/03)
 2022年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-400,000百万円(350,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)
◆ 収益-6,218,311百万円(前期比+35.1%)
◆ 純利益-327,438百万円(前期比+102.2%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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豊田通商(通期の純利益予想2,100億円)

 「豊田通商」は、2022年2月2日に「2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)」を発表しました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、210,000百万円を予想しています。 

 豊田通商(PDF:2022/02/02)
 2022年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 純利益-210,000百万円(190,000百万円から上方修正)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2022年3月期第3四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年12月31日)
◆ 収益-5,776,713百万円(前期比+29.9%)
◆ 純利益-180,271百万円(前期比+101.7%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)



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