これは便利! JR東日本が東京駅南口の改札外に自由通路を整備 「東京駅南部東西自由通路」の本体工事着手!
-東京駅の東西自由通路-
巨大ターミナルのJR東京駅は非常に素晴らしい駅ですが、大きな欠点があります。丸の内から八重洲もしくは八重洲から丸の内に東西に抜けるのが非常に不便な事です。
大都市の巨大駅の多くは、駅中心部分に自由通路を設置していますが、東京駅はそのような構造になっていません。東西に抜けるには駅の入場券を購入して改札内を通過する必要があます。お金を払いたくない場合は、北側に「北自由通路」と「北地下自由通路」があるのでこれを利用すれば無料で東西に抜ける事が出来ます。
北側には「北自由通路(地上1階)」と「北地下自由通路(地下1階)」がありますが、南側には自由通路がありません。そのため駅南側の有楽町方面の「馬車先通り」まで移動してガード下を東西に抜ける事になります。
「JPタワー」が建設された頃に、南側に自由通路を整備するという話題が出ていましたが、最近は南側には自由通路を整備するという話題を耳にする事がありませんでした。
● 東京駅南部東西自由通路を整備!
JR東日本は2022年3月10日に、東京駅南口の改札外に、駅東側の八重洲地区と西側の丸の内地区を行き来できる「東京駅南部東西自由通路」を整備すると発表しました。2022年3月下旬に工事を始め、2029年頃に完成する予定です。
引用資料 JR東日本(PDF:2022/03/10)
東京駅南部東西自由通路の本体工事着手について
JR東日本は、回遊性の高い歩行者ネットワークの整備に向け、東京都およびJR東海とともに検討を重ねてきました。すでに自由通路の八重洲方一部は整備済みであり、準備工事などを進めていましたが、開通に向け整備を開始します。
新たに整備する自由通路は地下1階に整備され、長さは約290m、幅員は約8mです。開通すると、丸の内方から八重洲方もしくは八重洲方から丸の内方に南口を徒歩で移動する所要時間が4分程度になり、大幅に短縮されます。
東京駅南部東西自由通路の概要
◆ 延長-約290m(うち八重洲方の一部は整備済)
◆ 幅員-約8m
◆ 階層-地下1階
◆ 着工-2022年03月下旬
◆ 使用開始-2029年頃予定
「東京駅南部東西自由通路 平面図(地下1階)」です。すでに自由通路の八重洲方一部は整備済みです。
「東京駅南部東西自由通路 縦断面図」です。
「位置図」です。 北側には「北自由通路(地上1階)」と「北地下自由通路(地下1階)」がありますが、南側には自由通路がありませんでした。
「東京駅南部東西自由通路」は、このあたりの地下1階に整備されます。
| 固定リンク
« 地上29階、高さ約180mの「みなとみらい21中央地区52街区」 横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録 多くの完成イメージを公開! | トップページ | シナガワ グースの跡地 「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」環境影響調査計画書の縦覧 延床面積約313,100㎡に規模拡大! »
「121 東京都・千代田区②」カテゴリの記事
- 大手町地区の再開発が「日本橋川」を越えて神田エリアへ! 「千代田区立スポーツセンター」と「東京都千代田合同庁舎」の一体的な建て替えを計画!(2025.04.23)
- 皇居に面した一等地に立地する「パレスサイドビル」 「毎日新聞」が再開発計画を提案するよう複数の不動産会社に打診、最大2,000億円規模!(2025.04.20)
- 千代田区 九段南一丁目地区まちづくり 地上21階、高さ約130mの「(仮称)SMBC九段プロジェクト」 完成イメージが公開されていた!(2025.04.15)
- 総延床約110万㎡ 地上45階、高さ約232mの(仮称)サウスタワー「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 A棟」 2025年4月1日に着工!(2025.04.04)
- TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 「外殻ブレース制振構造」を採用 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 2025年3月18日の建設状況(2025.03.28)