世界貿易センタービル跡地 地上46階、高さ約235mの「浜松町二丁目4地区A街区(A-1棟、A-2棟)」 2022年3月中旬の解体状況
-浜松町二丁目4地区-
浜松町二丁目では、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「浜松町二丁目4地区」の再開発が計画されています。合計で6棟のビルが建設される巨大プロジェクトです。6棟中4棟が超高層ビルになります。
第一弾として、「B街区」に、地上29階、塔屋1階、地下3階、高さ155.04mの「日本生命浜松町クレアタワー」が、2018年8月31日に竣工しました。第二弾として、「A街区」に、地上39階、塔屋2階、地下3階、高さ197.321mの「世界貿易センタービルディング南館」が、2021年3月25日に竣工しました。
地上37階、塔屋2階、地下3階、高さ約200mで計画されていた「A-1棟」が、地上46階、塔屋2階、地下3階、高さ約235mに変更されました。階数で9階、高さで約35m高くなりました。A街区全体の延床面積も286,566.20㎡から約314,000㎡と大幅に拡大しています。
引用資料 内閣府(2021/06/29)
生特別地区(浜松町二丁目4地区)都市計画(素案)の概要
「世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、JR東日本(東日本旅客鉄道)」は、浜松町駅西口において開発を進めている「都市再生特別地区(浜松町二丁目4地区)A 街区」における都市計画の変更手続きを開始しました。
引用資料 世界貿易センタービルディング(PDF:2021/07/12)
「浜松町二丁目4地区」都市計画変更手続きの開始について
(仮称)浜松町二丁目4地区A街区全体の概要
◆ 計画名-(仮称)浜松町二丁目4地区A街区
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目5番22、37、48他
◆ 階数-(本館:A-1棟)地上46階、地下3階、(ターミナル:A-2棟)地上8階、地下3階、(南館:A-3棟)地上39階、地下3階、(モノレール棟)地上5階、地下0階
◆ 高さ-(本館:A-1棟)約235m、(ターミナル:A-2棟)約55m、(南館:A-3棟)197.321m、(モノレール棟)約35m
◆ 敷地面積-21,007.17㎡(A街区全体)
◆ 建築面積-約18,200㎡(A街区全体)
◆ 延床面積-約314,000㎡(A街区全体)
◆ 容積対象面積-約256,000㎡(A街区全体)
◆ 用途-オフィス、店舗、都市計画駐車場、モノレール駅舎、バスターミナル、カンファレンスセンター、医療センター、子育て支援施設、観光支援施設、DMO 活動施設、ホテル等
◆ 建築主-世界貿易センタービルディング、東京モノレール、JR東日本
◆ 設計者-日建設計、鹿島建設、トーニチコンサルタント、ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ 着工-2017年09月07日(南館)
◆ 竣工-2029年度予定(A街区全体)
(備考) 「A-1棟、A-2棟」の設計者と施工者は「鹿島建設」、総延床面積約210,000㎡、着工は2022年5月予定、竣工は2027年2月予定です。
国際水準の宿泊施設・DMO 活動拠点の整備
レジャー・ビジネス両面の訪日外国人の短期滞在ニーズに対応した世界的知名度を有する国際水準の宿泊施設を整備し、浜松町駅周辺エリアの MICE 開催地・観光地としての魅力向上、地域ブランド醸成に寄与します。
また、MICE 主催者の視察受け入れやエリアの魅力のプレゼンテーション、事務所機能などに活用する DMO の活動拠点を整備します(引用:世界貿易センタービルディング)。
「旧芝離宮恩賜庭園より計画建物を望む(夜景)」です(引用:内閣府)。
「旧芝離宮恩賜庭園と立体的な繋がりを意識した屋上緑化」です(引用:世界貿易センタービルディング)。
「大門通り沿い(浜松町駅側)より計画地を望む」です(引用:内閣府)。
「大門通り側より計画地を望む」です(引用:内閣府)。
「断面イメージ 」です(引用:内閣府)。
「配置図」です。JR浜松町駅では、「(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」が行われており、「北口東西自由通路」と「北口橋上駅舎」が整備されます。完成すると格段に便利になります(引用:内閣府)。
「位置図」です(引用:内閣府)。
「世界貿易センタービルディング本館」の2022年3月中旬の解体状況です。大阪から浜松町に出張に行った友人に撮影してもらいました。
● 世界貿易センタービルディング既存本館・別館解体
解体工事の工事名は「世界貿易センタービルディング既存本館・別館解体」、解体工事の施工者は「鹿島建設」、解体工事の工期は2021年8月1日~2023年3月31日(予定)となっています。
ビルの外側に「マストクライミング方式」のタワークレーンを設置しています。スーパーゼネコン各社はいろいろな超高層ビルの解体工法を開発しましたが、ビルの外側に「マストクライミング方式」のタワークレーンを建てて上から解体する一般的な工法が一番コストパフォーマンスが良いのかも知れません。
「世界貿易センタービルディング本館」の西側部分です。
北側のゲートです。
「日本生命浜松町クレアタワー」の屋外デッキから見た様子です。「世界貿易センタービルディング本館」 の北側デッキ部分はまだ残っています。
「世界貿易センタービルディング本館」の1階部分です。
「世界貿易センタービルディング本館」の南側部分です。柱に「13~19」までの番号が振られています。
「世界貿易センタービルディング本館」の下層階を南西側から見た様子です。
本館南側の「世界貿易センタービル別館」の解体工事の様子です。稼働していた頃には1階に「浜松町バスターミナル」がありました。
「世界貿易センタービル別館」の解体工事が本格的に行われています。
「油圧ショベル」で解体しています。
2階の「油圧ショベル」から直接地上の「ダンプトラック」に廃材を積み込んでいます。
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