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2022年5月

2022年5月31日 (火)

東京ワールドゲート赤坂 地上43階、高さ約210mの「赤坂トラストタワー」 2022年5月下旬の建設状況

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-(仮称)赤坂二丁目プロジェクト-

 「森トラスト」は、赤坂ツインタワー跡地を中心とした「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の整備を行っています。歴史・文化発信施設や滞在施設の整備、観光情報の提供といった文化発信・観光支援機能を導入するとともに、歩行者ネットワークの強化、周辺の緑地と連携したまとまりのある緑地の確保を行うことで、東京の都市再生への貢献を図ります。

 「完成イメージ」を見ても分かりますが、首都高速都心環状線沿いの「NTT赤坂ビル」は美装化して残ります。建築主に「エヌ・ティ・ティ都市開発」も参画しているのはそのためだです。 

● 街区名称を東京ワールドゲート赤坂に決定!
 「森トラスト」は、「NTT都市開発」と共同で進めている「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」について、街区の正式名称を「東京ワー
ルドゲート赤坂」、建物名称を「赤坂トラストタワー」に決定しました。

 引用資料 森トラスト(PDF:2022/05/12)
 国家戦略特別区域特定事業「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」 街区名称を「東京ワールドゲート赤坂」に決定 再び出会い、交流するための目的地となる街の実現を推進

 引用資料 NTT都市開発(2022/05/12)
 国家戦略特別区域特定事業「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」街区名称を「東京ワールドゲート赤坂」に決定再び出会い、交流するための目的地となる街の実現を推進

 「東京ワールドゲート赤坂」は、ニューノーマルのその先の未来において、多様な人々が再び出会い、交流するための目的地となることを目指し、街区コンセプトを「Next Destination ~もう一度、街で会おう~」に決定しました。人々が足を運びたくなる機能の整備、ニューノーマルな働き方・ライフスタイルの提案を通し、東京の国際ビジネス拠点へと進化を遂げる虎ノ門・赤坂エリアにさらなる活気とにぎわいをもたらします。

東京ワールドゲート赤坂 赤坂トラストタワーの概要
◆ 計画名-(仮称)赤坂二丁目プロジェクト
◆ 所在地-東京都港区赤坂一丁目1712番1他(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線・南北線・ 千代田線・丸ノ内線「溜池山王駅・国会議事堂前」駅直結、東京メトロ千代田線「赤坂」駅
◆ 階数-(新築建物)地上43階、塔屋2階、地下3階、(既存建物)地上7階、地下3階
◆ 高さ-(新築建物)最高部209.60m
◆ 敷地面積-(施設全体)15,735.14㎡、(新築建物)13,102.25㎡
◆ 建築面積-(施設全体)7,712.01㎡、(新築建物)6,670.42㎡
◆ 延床面積-(施設全体)219,957.86㎡、(新築建物)210,034.06㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 地震対策-中間層免震構造
◆ 用途-オフィス、ホテル、サービスアパートメント、店舗、クリニック、歴史文化発信施設など
◆ 建築主-森トラスト、エヌ・ティ・ティ都市開発
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2021年01月15日
◆ 竣工-(第1期)2024年08月予定、(第2期)2025年10月15日予定
◆ 開業-(第1期)2024年08月予定


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「建物外観」です。地震対策として「中間層免震構造」を採用します(引用:NTT都市開発)。


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「ウェルカムプラザ」です(引用:NTT都市開発)。


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「オフィスエントランス」です(引用:NTT都市開発)。


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「完成イメージ」です(引用:NTT都市開発)。


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「建物構成イメージ」です(引用:NTT都市開発)。


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「周辺地図」です。ビルは四角に見えますが、「L字型」です(引用:NTT都市開発)。


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「赤坂トラストタワー」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「カーテンウォール」の取り付けが始まっています。「柱カバー形式」のPCカーテンウォールです(写真提供読者さん)。


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1階部分です(写真提供読者さん)。


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北側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「NTT赤坂ビル」の北側に隣接する「NTT赤坂ビル旧館」の解体工事が始まっています(写真提供読者さん)。


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「NTT赤坂ビル旧館」に足場と防音壁の取り付けが行われています(写真提供読者さん)。


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「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の建築計画のお知らせです。高さが正確な数値に修正されています(写真提供読者さん)。



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2022年5月30日 (月)

日本橋エリアで最高・最大級 地上52階、高さ約284mの「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事」 2022年5月下旬の建設状況

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日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業-
 
国家戦略特区の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、日本橋の日本橋川沿いで計画されている大規模再開発プロジェクトです。歴史的建造物の「日本橋野村ビル」を保存するほか、船着き場の増設などによって舟運の活性化と観光需要の受け入れを図ります。日本橋川上空を通る首都高速道路の地下化を視野に、水辺を生かした施設配置なども想定しています。

 「日本橋一丁目中地区市街地再開発組合」は、再開発施設の建設に向け、既存建物の解体工事を「清水建設」の施工で2020年11月10日に着工しました。解体する既存施設は27棟です。

 「三井不動産」と「ヒルトン」は、「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」のブランディング及びマネジメント契約を締結しました。ホテルは三井不動産が開発、ヒルトンが運営し、2026年の開業を目指します。

 「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」は、「C街区」の39階~47階までの9フロアに展開します。60㎡以上のゆったりとしたキングルーム含め全197室の客室に、3つのレストランとウォルドーフ・アストリアの象徴でもあるラウンジ&バー「ピーコック・アレー」のほか、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える予定です。

● 2021年12月6日に着工!
 「三井不動産」と「野村不動産」は、日本橋一丁目中地区市街地再開発組合の一員として、「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、2021年12月6日に着工しました。竣工は2026年3月末の予定です。

 引用資料 三井不動産(PDF:2021/12/07)
 日本橋川沿い再開発第一弾、新たなランドマークとなる日本橋エリア最高・最大級のミクストユース開発 「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工 ZEB/ZEH認証・DBJ Green Building認証の取得など、次世代の新たな街づくりが始動

日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事
◆ 所在地-東京都中央区日本橋一丁目30番~32番(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅直結、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅直結、東京メトロ半蔵門線「三越前」駅徒歩3分、JR線「東京」駅徒歩10分
◆ 階数-(C街区)地上52階、塔屋2階、地下5階、(B街区)地上7階、地下2階、(A街区)地上4階、地下1階
◆ 高さ-(C街区)最高部約284m、(B街区)最高部約31m、(A街区)最高部約32m
◆ 敷地面積-(C街区)約15,560㎡、(B街区)約2,060㎡、(A街区)約1,370㎡、
◆ 建築面積-(C街区)約12,600㎡、(B街区)約1,200㎡、(A街区)約1,100㎡
◆ 延床面積-(C街区)約368,700㎡、(B街区)約6,500㎡、(A街区)約5,100㎡
◆ 構造-(C街区)鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)、(B街区)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、(A街区)鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 用途-(C街区)オフィス、商業施設、ホテル、居住施設、MICE施設、ビジネス支援施設、駐車場等、(B街区)共同住宅、商業施設、(A街区)業務施設、商業施設
◆ 客室数-197室(ウォルドーフ・アストリア東京日本橋)
◆ 総戸数-約100戸(C街区)、約50戸(B街区)
◆ 建築主-日本橋一丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、野村不動産)
◆ 都市計画・事業コンサルタント・基本設計・実施設計・監理-日建設計
◆ デザインアーキテクト-日建設計、ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PELLI CLARKE PELLI ARCHITECTS,INC.)
◆ 施工者-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業建設共同企業体「(C街区)清水建設、(B街区)清水建設・錢高組JV、(A街区)大林組」
◆ 解体工事-2020年11月10日~2022年03月31日予定
◆ 着工-2021年12月06日
◆ 竣工-2026年03月末予定
◆ 開業-2026年予定(ホテル)
◆ 総事業費-約3,120億円


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「外観イメージパース(中央通り北西方向から)」です。デザインアーキテクトには、日本橋三井タワー、日本橋室町三井タワーをデザインした「ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PELLI CLARKE PELLI ARCHITECTS,INC.)」を起用しています。


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「鳥瞰パース(夜景)」です。


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「日本橋川沿い低層部外観イメージ(右からA街区、B街区)」です。

A街区
 「日本橋野村ビル旧館」は、「自由様式」を標榜した建築家安井武雄により、1930年に竣工しました。三層構成を踏襲しながら柱型をなくし、東洋風の意匠を纏わせた折衷様式のデザインであり、貴重な近代建築物として中央区指定有形文化財に指定されています。「日本橋野村ビル旧館」の風格ある外観を保存活用する事で、日本橋の伝統と文化を受け継ぎつつ地域全体のさらなる賑わい形成を図ります。

B街区
 中央区指定有形文化財である「A街区」との一体感ある景観を醸成し、日本橋川の水辺空間にふさわしいヒューマンスケールな街並み形成を行います。「C街区」と地上3階レベルでデッキ接続しており、日本橋川沿いの賑わいにつながる商業空間の創出、および水辺の落ち着きを感じる多様なライフスタイルに対応可能な約50戸の住戸を予定しています。


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「中央通り側からの低層部外観イメージパース(夕景)」です。


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「用途断面図」です。


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「敷地配置図」です。


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「位置図」です。


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C街区

 北東側の歩道橋から見た「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「C街区」ぼ東側では、地中障害物の撤去を行っています。円筒形の「ケーシングチューブ」が並べられています(写真提供読者さん)。


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「C街区」の西側には、「乗入れ構台」が設置されています。乗入れ構台の上に掘削機を配置して「山留め壁」の構築が行われています(写真提供読者さん)。


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「乗入れ構台」です(写真提供読者さん)。


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「乗入れ構台」の下に作業スペースが設けられています(写真提供読者さん)。


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MHL掘削機(バケット式掘削機)

 「バケット式掘削機」です。似た外観に「MHL掘削機」と「MEH掘削機」がありますが、このタイプは「MHL掘削機」だと思います。バケット部分をベースマシンのクレーンで吊り上げて、先端の「クラムシェル」の開閉により地下の土砂を掘削します(写真提供読者さん)。

● RC地中連続壁の構築(山留め壁)
 一般的に「山留め壁」は、「三点式パイルドライバ」により「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」で「山留め壁」を構築しますが、この現場は、「RC地中連続壁」を構築するようです。

 地上52階、高さ約284mと規模が大きいので、周辺の地盤に及ぼす影響も大きくなります。西側には「東京メトロ銀座線」、東側には「都営地下鉄浅草線」が走っています。工事による軌道の沈下や浮き上りは絶対に許されません。そのため「ソイルセメント柱列壁工法」よりも強固な「RC地中連続壁」を採用するのだと思われます。

 「RC地中連続壁」は、安定液を用いて掘削した掘削溝に「鉄筋籠」を挿入し、コンクリートを打設して地中に連続した鉄筋コンクリート壁を構築する工法です。「MHL掘削機」では、掘削溝の比較的浅い部分掘削します。

(訂正)
 読者の方からメールを頂きました。この現場は「RC地中連続壁」ではなく、「CRM工法(掘削土再利用連壁工法)」だそうです。お詫びして訂正いたします。

 「CRM工法」は、安定液を用いて掘削した掘削溝に「H形鋼」を挿入し、現地の掘削土を再利用した「ソイルセメント」を打設して地中に連続壁を構築する工法です。超高層ビルでは「あべのハルカス」などで採用されています。


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BMX掘削機(水平多軸回転式掘削機)
 低空頭型の「水平多軸回転式掘削機」です。似た外観に「BMX掘削機」と「EMX掘削機」がありますが、このタイプは「BMX掘削機」だと思います。「水平多軸回転式掘削機」は、掘削土を「安定液」と共に地上に吸い上げます(写真提供読者さん)。

● RC地中連続壁の構築(山留め壁)
 一般的に「山留め壁」は、「三点式パイルドライバ」により「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」で「山留め壁」を構築しますが、この現場は、「RC地中連続壁」を構築するようです。

 地上52階、高さ約284mと規模が大きいので、周辺の地盤に及ぼす影響も大きくなります。西側には「東京メトロ銀座線」、東側には「都営地下鉄浅草線」が走っています。工事による軌道の沈下や浮き上りは絶対に許されません。そのため「ソイルセメント柱列壁工法」よりも強固な「RC地中連続壁」を採用するのだと思われます。

 「RC地中連続壁」は、安定液を用いて掘削した掘削溝に「鉄筋籠」を挿入し、コンクリートを打設して地中に連続した鉄筋コンクリート壁を構築する工法です。「BMX掘削機」では、掘削溝の比較的深い部分掘削します。

(訂正)
 読者の方からメールを頂きました。この現場は「RC地中連続壁」ではなく、「CRM工法(掘削土再利用連壁工法)」だそうです。お詫びして訂正いたします。

 「CRM工法」は、安定液を用いて掘削した掘削溝に「H形鋼」を挿入し、現地の掘削土を再利用した「ソイルセメント」を打設して地中に連続壁を構築する工法です。超高層ビルでは「あべのハルカス」などで採用されています。


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CRM工法(掘削土再利用連壁工法)

 「CRM工法(掘削土再利用連壁工法)」が採用された「あべのハルカス」の建設現場です。撮影は今から約12年前の2010年です。「あべのハルカス」の建設現場は、ほぼ毎週撮影に行っていました。

● RC地中連続壁とCRM工法の違い
 「掘削溝」を構築するまでの工程は同じですが、「RC地中連続壁」は「鉄筋籠」を建込んでコンクリートを打設しますが、「CRM工法」は「H形鋼」を建込んで現地の掘削土を再利用した「ソイルセメント」を打設します。

 CRM工法(掘削土再利用連壁工法)とは
 CRM工法研究会


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MHL掘削機(バケット式掘削機)
 「MHL掘削機(バケット式掘削機)」で掘削中の様子です(撮影:あべのハルカスの建設現場)。


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先端のバケットの開閉により掘削土を排出します(撮影:あべのハルカスの建設現場)。


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トレンチカッター掘削機(水平多軸回転式掘削機)
 水平多軸回転式掘削機は、「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の建設現場では「BMX掘削機」を使用していますが、あべのハルカスの建設現場ではドイツバウアー社の「トレンチカッター掘削機」を使用していました(撮影:あべのハルカスの建設現場)。


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「トレンチカッター掘削機」の先端です。「BMX掘削機」も同じような構造です。「水平多軸回転式掘削機」は、掘削土を「安定液」と共に地上に吸い上げます(撮影:あべのハルカスの建設現場)。


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芯材のH形鋼の建込み

 掘削溝には、複数本束ねた芯材の「H形鋼」を建込みます。その後に現地の掘削土を再利用した「ソイルセメント」を打設します(撮影:あべのハルカスの建設現場)。


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「H形鋼」の建込みと「ソイルセメント」の打設が完了した様子です。「H形鋼」の頭部分が見えます(撮影:あべのハルカスの建設現場)。


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「C街区」を東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「C街区」と「D街区(日本橋一丁目三井ビルディング)」との間です(写真提供読者さん)。


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A街区(日本橋野村ビル)

 「日本橋野村ビル」は、東西に細長いビルですが、1930年竣工の「旧館」、1959年増築の「本館」、1981年増築の「新館」で構成されています。昭和初期のモダニズム建築で知られる建築家「安井武雄氏」が設計した「日本橋野村ビル」は保存しますが、保存されるのは西側の「旧館」だけです(写真提供読者さん)。


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B街区

 「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(B街区)」の建設予定地です。中央の「本館」と奥の「新館」が「B街区」となります。本館と新館は解体して建て替えます(写真提供読者さん)。


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「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年5月29日 (日)

「国際赤坂ビル」を建て替え 地上28階、高さ約148mの「(仮称)赤坂二丁目計画」 2022年5月下旬の建設状況

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-(仮称)赤坂二丁目計画-
 「積水ハウス」は、2014年4月に「国際赤坂ビル」を約740億円で取得しました。「日本生命保険相互会社」は、2018年12月に共有持ち分の50%を400億円超で取得しました。現在の持ち分は、積水ハウス系が50%、日本生命保険系が50%となっています。

 「日商岩井(現:双日)」が、2001年に「トレードピアお台場」に東京本社を移転するまで、このビルに東京本社がありました。そのため「日商岩井ビル」と呼ばれていました。

 「国際赤坂ビル」の解体工事が行われ、跡地には、地上28階、地下3階、高さ約160m、延床面積約75,000㎡の超高層オフィスビルが計画されていました。

● 2022年4月1日に新築工事着手!
 「積水ハウス」と「日本生命保険相互会社」は、東京都港区赤坂二丁目において共同事業として開発を進めている「(仮称)赤坂二丁目計画」について、新築工事に着手しました。

 引用資料 積水ハウス(2022/04/01)
 「(仮称)赤坂二丁目計画」の新築着工について

 「建築計画のお知らせ」が正確な数値に書き換えられ、地上28階、搭屋1階、地下3階、高さ147.98m、延床面積73,984.00㎡に変更になっています。

 「(仮称)赤坂二丁目計画」は、東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅および東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅の地下鉄4路線と直結する交通利便性の高い立地です。また、周囲には大使館が多く所在していることや官庁街と近接していることから、国内企業に加えて外資系企業からのオフィス需要も高い立地となります。

(仮称)赤坂二丁目計画の概要
◆ 所在地-東京都港区赤坂二丁目410-1他(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅直結、東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅直結
◆ 階数-地上28階、搭屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部147.98m
◆ 敷地面積-5,988.25㎡
◆ 建築面積-2,967.19㎡
◆ 延床面積-73,984.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、飲食店舗、物販店舗、診療所、駐車場
◆ 建築主-積水ハウス、日本生命保険
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-大林・錢高・岩田地崎 建設共同企業体(大林組、錢高、岩田地崎建設JV)
◆ 解体工事-(地上部)2019年02月01日~2020年05月15日、(地下部)2021年07月01日~2022年03月31日予定
◆ 着工-2022年04月01日
◆ 竣工-2024年06月30日予定


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「位置図」です。


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「(仮称)赤坂二丁目計画」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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南側寄りです(写真提供読者さん)。


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「三点式パイルドライバ」が稼働しています(写真提供読者さん)。


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「三点式パイルドライバ」には「3連型アースオーガ」が装着されています。「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」で「山留め壁」を構築しています(写真提供読者さん)。


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「山留め壁」の構築現場です(写真提供読者さん)。


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「三点式パイルドライバ」」と「クラムシェル」のマシン本体が見えます(写真提供読者さん)。


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「(仮称)赤坂二丁目計画」の建築計画のお知らせです。高さが150.00mから147.98mに変更になっています(写真提供読者さん)。



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2022年5月28日 (土)

虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 特徴的なデザインの「C街区(C-1街区~C-4街区)」 2022年5月下旬の建設状況 

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虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
 「森ビル」は「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」を2019年8月5日に着工しました。総延床面積約861,500㎡、総事業費約5,800億円の超巨大プロジェクトになります。

 1989年に「街づくり協議会」を設立し、約30年かけ約300人の権利者と議論を重ね、計画を推進してきました。2017年には国家戦略特区法に基づき都市計画決定され、2019年8月5日に着工を迎えました。

 引用資料 森ビル(2019/08/22)
 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」いよいよ始動

 総延床面積約861,500㎡、オフィス総貸室面積213,900㎡、住宅戸数約1,400戸、「メインタワー」の高さは約325m、就業者数約20,000人、居住者数約3,500人、想定年間来街者数2,500~3,000万人で、そのスケールとインパクトは「六本木ヒルズ」に匹敵します。

虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門五丁目、麻布台一丁目および六本木三丁目の各地内
◆ 区域面積-約81,000㎡ 
◆ 敷地面積-約63,900㎡
◆ 延床面積-約861,500㎡
◆ 用途-共同住宅(約1,400戸)、オフィス(約213,900㎡)、店舗(約150店)、ホテル(約120室)、インターナショナルスクール(約14,000㎡、ブリティッシュ・スクール・イン・東京(予定))、中央広場(約6,000㎡)、文化施設(約9,000㎡)等
◆ 着工-2019年08月05日
◆ 竣工-2023年03月31日予定
◆ 総事業費-約5,800億円


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「虎ノ門・麻布台プロジェクト完成イメージ」です。


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C街区
 「ヘザウィック・スタジオ」による特徴的なデザインの低層の「C街区(C1街区、C2街区、C3街区、C4街区)」です。


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「C街区完成イメージ」です。この部分が街の東側のゲートになります。ワクワク感が満載ですね!


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地震対策

 「虎ノ門・麻布台プロジェクト」では、万が一の災害時には、「逃げ込める街」となるべく、様々な取り組みを行っています。3棟のタワーは、適切な制振装置を導入することで、東日本大震災レベルの地震が起きた場合でも、安心して事業継続が可能な耐震性能を備えています。

 高強度の鋼材やコンクリートを構造部材にバランスよく採用するとともに、地震時の揺れを効率的に低減できる場所に制振装置を積極的に配置し、高い耐震性を実現します。

 さらに、風揺れにも効果的な制振装置を各層に積極的に採用し、加えて建物頂部には風揺れ低減を目的とした大型制振装置「アクティブマスダンパー」を設置することで、地震以外の揺れにおいても、低減に努めています。

◆ オイルダンパー
 オイルの流体抵抗が揺れのエネルギーを吸収することで、風揺れから大地震まで制震効果を発揮します。メインタワー(304基)、西棟(267基)、東棟(172基)、低層棟(21基)

◆ 粘性体制震壁
 高粘度の粘性体の粘性せん断抵抗力を利用して、風や地震に伴う建物の揺れによる振動エネルギーを吸収します。メインタワー(302基)、西棟(288基)、東棟(220基)

◆ 座屈拘束ブレース
 柔らかく延び能力のある鋼材を使用したブレースで、大地震時のエネルギーを効果的に吸収します。メインタワー(1,200基)、低層棟(113基)


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「立面図」です。

 引用資料 森ビル(2021/02/18) 
 「アマンレジデンス 東京」「ジャヌ東京」が虎ノ門・麻布台プロジェクトに誕生

● 世界トップレベルの住宅「アマンレジデンス 東京」
 A街区最上部(54階~64階)に誕生する全91戸の「アマンレジデンス 東京」は、ホテルブランデッドレジデンスとしてエクスクルーシブなサービスを提供するほか、居住者専用の1,400㎡もの「アマン・スパ」も備えます。

● 日本初進出のアマンの姉妹ブランドホテル「ジャヌ東京」
 B-2街区低層部(1階~13階)には、モダンで遊び心のあるアマンの姉妹ブランド「ジャヌ」の客室数約120室のホテルが誕生します。サンスクリット語で「魂(Soul)」を表すジャヌは、ユニークなアプローチにより、より人間らしい関わり合いや、個人と社会がよりよく繋がるための「ソーシャル ウェルネス」に重きを置いた体験を提供します。


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「平面図」です。


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C街区の「街区図」です。「C-1街区、C-2街区、C-3街区、C-4街区」の4街区で構成されています。


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「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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東側の「桜田通り」から見た「C街区」の建設現場です。C街区の4街区「C-1街区、C-2街区、C-3街区、C-4街区」共に施工者は「大林組」です(写真提供読者さん)。


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「C-1街区」と「C-2街区」の間の道路です(写真提供読者さん)。


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植物園のようなガラス張りの斬新なデザインとなる「C-2街区」の建設現場です。写真左側は「C-3街区」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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アップです


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大林組カラーのオレンジ色(パッションオレンジ)のタワークレーンです(写真提供読者さん)。


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「C-2街区」の下層階です。曲線を多用する外観が分かるようになってきました(写真提供読者さん)。


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「C-1街区」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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「C-1街区」の西側です(写真提供読者さん)。


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「C-1街区」の更に西側です。更に奥が「C-4街区」です(写真提供読者さん)。



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2022年5月27日 (金)

神宮前交差点 超斬新なデザイン 新たなランドマークとなる「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業 新築工事」 2022年5月下旬の建設状況

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-神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業-

 「表参道」と「明治通り」が交差する「神宮前交差点」は、東京の顔とも言えます。北東側角にはランドマークとなる「東急プラザ表参道原宿」が建設されました。

 「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、商業地としての高いポテンシャルを有する一方、建築物の老朽化、明治通り拡幅による狭小な土地、歩行者と自動車が交錯する変形五叉路などの課題を抱えています。

 街区を再編・統合し、土地の有効・高度利用を図り、立地特性に相応しい商業拠点等を整備し、にぎわいを形成するとともに、変形五叉路の解消など安全な歩行者空間の確保を図り、西側角に新たなランドマークを建設します。

 「神六再開発」と、権利者及び特定事業参加者である「東急不動産」は、共に事業を進めている「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の外装・屋上デザインは、度肝を抜く超斬新なデザインで、間違いなく「神宮前交差点」の新たなランドマークになります。

 引用資料  東急不動産(2020/09/07)
 「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」 表参道・明治通り交差点に新施設が2022年度(予定)に誕生 建築家・平田晃久氏による「まちを編む」外装デザイン

神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名- 神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業 新築工事
◆ 所在地-東京都渋⾕区神宮前六丁目1000番(地名地番)
◆ 交通-東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前」駅、JR山手線「原宿」駅
◆ 階数-地上9階、地下3階
◆ 高さ-最高部46.40m、軒高45.60m
◆ 敷地面積-3,084.54㎡
◆ 建築面積-2,357.99㎡(2,357.99㎡)
◆ 延床面積-18,284.67㎡(19,893.74㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-店舗、公共公益施設、鉄道用変電施設、駐車場等
◆ 建築主-神六再開発株式会社(東急不動産は権利者及び特定事業参加者として参画)
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 外装・屋上デザイン-平田晃久建築設計事務所
◆ 施工者-清水建設
◆ 解体工事-2020年03月
◆ 着工-2020年12月01日
◆ 竣工-2023年08月31日予定
◆ 総事業費-約180億円


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「外観イメージ(夜)」です。


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「屋上イメージ」です。


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「位置図」です。


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「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業 新築工事」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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北側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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タワークレーン1基で建設しています(写真提供読者さん)。


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東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業 新築工事」の建築計画のお知らせです。延床面積が18,220.00㎡(19,829.07㎡)から18,284.67㎡(19,893.74㎡)に変更になっています(写真提供読者さん)。


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「神宮前交差点」の 北東側角には、2012年4月に開業した神宮前交差点のランドマークとなっている「東急プラザ表参道原宿」があります。



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2022年5月26日 (木)

虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業 地上49階、高さ約265mの「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」 2022年5月下旬の建設状況

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-虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業

 「虎ノ門一・二丁目地区再開発組合」が推進している「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、2019年11月25日に起工式を執り行い、着工しました。

 引用資料 森ビル(2019/11/25)
 『虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業』着工

 「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「国際新都心・グローバルビジネスセンター」へと拡大・進化を続ける虎ノ門ヒルズエリアの中央に位置し、地下鉄日比谷線虎ノ門ヒルズ駅整備と一体となった都市再開発事業です。駅とまちが一体となった駅広場や周辺開発と連携した歩行者ネットワーク等の都市基盤の強化・拡充を図るとともに、事務所、店舗、ホテル、ビジネス発信拠点など、多様な都市機能を整備します。

(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの概要
◆ 計画名-東京都市計画事業 虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目208番1 他
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅直結(2020年06月06日開業)
◆ 階数-(A-1街区)地上49階、塔屋1階、地下4階、(A-2街区)地上4階、地下3階、(A-3街区)地上12階、地下1階
◆ 高さ-(A-1街区)最高部265.75m、軒高264.00m、(A-2街区)最高部30.15m、(A-3街区)最高部59.00m
◆ 事業区域面積-18,860.78㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-(施設全体)13,963.34㎡、(A-1街区)9,907.59㎡、(A-2街区)2,444.69㎡、(A-3街区)1,610.98㎡
◆ 建築面積-(A-1街区)8,060.89㎡、(A-2街区)1,692.56㎡、(A-3街区)975.47㎡
◆ 延床面積-(A-1街区)238,441.51㎡、(A-2街区)8,761.02㎡、(A-3街区)7,986.11㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造(3街区共)
◆ 基礎工法-(A-1街区)直接基礎・杭基礎併用、(A-2街区)直接基礎、(A-3街区)場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-(A-1街区)オフィス、店舗、ホテル、ビジネス発信拠点、駐車場等、(A-2街区)店舗、駐車場等、(A-3街区)オフィス、共同
住宅、店舗、駐車場等
◆ 事業主-虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 建築主-森ビル(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 設計者・監理者-森ビル(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 施工者-鹿島建設(A-1街区、A-2街区、A-3街区)
◆ 着工-(A-1街区)2019年11月25日、(A-2街区)2020年09月01日、(A-3街区)2021年05月06日
◆ 竣工-(A-1街区)2023年07月15日予定、(A-2街区)2023年11月30日予定、(A-3街区)2023年07月15日予定


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「断面図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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東側から見た「A-1街区(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー)」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「A-1街区」の下層階を北東側から見た様子です。東側に飛び出した部分は、仮設の「作業構台」のように見えますが、本設の構造物です。完成予想図にも描かれています(写真提供読者さん)。


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下層階の様子です。この現場は「逆打ち工法」を採用しているので、地下躯体も同時に建設しています。地下躯体は、地下1階→地下2階→地下3階→地下4階と下に向かって構築するので「逆打ち工法」と言います(写真提供読者さん)。


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「A-1街区」を北側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「A-1街区」を西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「A-1街区」の西側に飛び出した部分です(写真提供読者さん)。


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たくさんの「ブレース」が見えます(写真提供読者さん)。


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「A-1街区」を南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「A-2街区」を東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「A-2街区」の北側部分です。「鉄骨建方」が地上まで到達しているように見えます(写真提供読者さん)。


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「A-3街区」を南側から見た様子です。タワークレーンが姿を現しています(写真提供読者さん)。


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「A-3街区」の地上部分の「鉄骨建方」がもうすぐ始まると思われます(写真提供読者さん)。



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2022年5月25日 (水)

国家戦略特区 高さ約229mと高さ約227mの超高層ツインタワー「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」 計画詳細を発表!

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- (仮称)芝浦一丁目計画 新築工事

 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の敷地に計画されている「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」は、総延床面積約55万㎡のビッグプロジェクトです。

 2期に分けて施工する計画で、先に南側の「S棟」を建設します。「S棟」の竣工後に、「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を解体して、跡地に「N棟」を建設します。2031年3月の全体完成を目指します。

 「野村不動産」並びに「野村不動産ビルディング」と、「JR東日本(東日本旅客鉄道)」は、共同で推進している国家戦略特別区域計画の特定事業である、「芝浦一丁目プロジェクト」の事業者として、2021年9月28日に起工式を執り行い、2021年10月1日に着工しました。

● 芝浦プロジェクトの計画詳細を発表!
 「野村不動産」と「JR東日本(東日本旅客鉄)」は、共同で推進している国家戦略特別区域計画の特定事業である「芝浦プロジェクト」の計画詳細を発表しました。

 引用資料 野村不動産(PDF:2022/05/23)
 延床面積約55万㎡大規模複合開発 「芝浦プロジェクト」 都心で空・海・緑を感じる新たな働き方 「TOKYO WORKation (トウキョウ ワーケーション)」を提案 ―東京湾岸部の景観を一新するオフィス・ホテル・商業施設・住宅の一体開発―

 引用資料 公式ホームページ
 芝浦プロジェクト

 「芝浦プロジェクト」では、都心の利便性と、眼前に広がる空と海を有する芝浦エリアならではの立地を活かし、「空と海、世界へひらかれたこの街で、新しい人と社会の未来をつくりだす」ことを目指します。

 その一環として、働き方や働く環境に求められる価値観が変化した今の時代に寄り添う新たな働き方、「TOKYO WORKation(トウキョウ ワーケーション)」を提案します。「ビジネスの中枢である東京都心で働くこと」と「空と海から得られる開放感」が融合し、自分に合ったスタイルで働くことが実現します。

芝浦プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1他 51筆
◆ 交通-(浜松町ビルディング基準)JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-(S棟)地上43階、地下3階、(N棟)地上45階、地下3階、(商業施設)地上1階~2階×5棟
◆ 高さ-(S棟)最高部228.88m、(N棟)最高部227.28m
◆ 敷地面積-(施設全体)39,819.13㎡(竣工時40,104.29㎡)、(S棟・N棟)34,555.47㎡
◆ 建築面積-(施設全体)28,192.39㎡、(S棟・N棟)27,377,75㎡ 
◆ 延床面積-(施設全体)551,437.56㎡、(S棟・N棟)550,455.80㎡ 
◆ 容積対象面積-(施設全体)445,744.63㎡、(S棟・N棟)444,795.47㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、商業施設、ホテル、共同住宅、ビジネス交流施設、生活支援施設、駐車場、DHC施設等
◆ 総戸数-約144戸
◆ 建築主-野村不動産ビルディング、JR東日本
◆ 設計者-槇総合計画事務所、清水建設、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド、日建設計
◆ 施工者-(S棟)清水建設、(N棟)未定
◆ 解体工事(S棟)2021年02月01日~2021年09月30日
◆ 着工-(S棟)2021年09月28日(起工式)、2021年10月01日(着工)、(N棟)2027年04月頃予定
◆ 竣工-(S棟)2025年02月予定、(全体)2031年03月31日予定

(備考) 敷地面積は、竣工時までに現状港区所有地(道路)を本敷地に編入することにより計40,104.29㎡になる予定です。


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「芝浦プロジェクト 完成予想パース」です。


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「芝浦プロジェクト 完成予想パース」です。


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プロジェクト概要

 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の建替事業として、芝浦プロジェクトでは、2021年10月に着工した「S棟」と、2027年度着工の「N棟」からなるツインタワーの建設を予定しています(竣工予定時期 S棟2025年2月、全体2030年度)。

● 野村不動産グループが2025年に本社をS棟へ移転!
 「野村不動産ホールディングス」は、「野村不動産ホールディングス」および「野村不動産」をはじめとするグループ各社の本社を、2025年 2月に竣工を予定している、大規模複合開発「芝浦プロジェクト」S 棟に移転することを決定しました。


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ラグジュアリーブランド「フェアモント東京」

 最上級のパーソナルなサービスとラグジュアリーな体験を提供するため、S棟上層階には、欧州最大手のホテルグループであるアコーが手掛けるラグジュアリーホテルブランド「フェアモント」が日本へ初進出します。

 世界最大手のホテルグループである「アコー(本社:フランス・パリ)」のラグジュアリーホテルブランド「フェアモント」の日本初進出となるホテル名称は「フェアモント東京」で、開業は2025年度を予定しています。


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「フロア構成図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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浜松町ビルディング(東芝ビルディング)
 「(仮称)芝浦一丁目建替計画新築工事」の予定地に建っている「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」です。地上40階、塔屋1階、地下3階、高さ165.9mの超高層オフィスビルです。「東芝ビルディング」として、1984年3月に竣工しました。

浜松町ビルディング(東芝ビルディング) の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1号
◆ 交通-JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-地上40階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.9m 
◆ 敷地面積-34,506.91㎡
◆ 建築面積-14,741.10㎡(東芝浜松町ビルを含む場合16,464.58㎡)
◆ 延床面積-162,612.86㎡(東芝浜松町ビルを含む場合176,567.92㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造(水平方向の揺れを吸収するダイナミックスクリューとオイルダンパーを低層階を中心に102ヶ所設置)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-港建物、第一生命保険
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設、鹿島建設JV
◆ 着工-1981年08月
◆ 竣工-1984年03月



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2022年5月24日 (火)

中央区 地上28階、高さ約165mの「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」 2022年5月下旬の建設状況

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-(仮称)新TODAビル計画 新築工事-

 「京橋一丁目東地区」は、旧ブリヂストン本社ビルや戸田建設の本社ビルのある約1.6haを対象に、都市再生特別地区、土地区画整理事業、日本橋・東京駅前地区地区計画を活用して開発します。「京橋一丁目東地区」の街区名称は「京橋彩区」に決定しています。

 先行して「A街区」に、地上23階、塔屋2階、地下2階、高さ149.56mの超高層ビル「ミュージアムタワー京橋(MUSEUM TOWER KYOBASHI)」が建設され、2019年7月5日に「竣工式」が執り行われました。

 引き続き、「戸田建設」の本社ビルが解体され跡地には、地上28階、地下3階、 高さ165.21mm、延床面積94,800.53㎡の「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」が建設されます。

 「戸田建設」は2021年8月18日に「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」の起工式を執り行いました。本社機能をはじめ、ミュージアムや飲食店舗などが入ります。

 引用資料 戸田建設
 (仮称)新TODAビル計画について

 地上1階~3階に「シェアオフィス、飲食店舗」、4階~5階に「カンファレンスホール」、6階に「ミュージアム」、8階~12階に「戸田建設本社」、13階~27階が「オフィスフロア」となります。

(仮称)新TODAビル計画 新築工事の概要
◆ 所在地-東京都中央区京橋一丁目7番1号ほか(地番)
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ「日本橋」駅、東京メトロ「京橋」駅
◆ 階数-地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.21m
◆ 敷地面積-6,147.44㎡
◆ 建築面積-4,679.32㎡
◆ 延床面積-94,800.53㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造(1階床下に免震装置を設置)、コア部に配置した「ダブルH形コアウォール」に地震力の大半を負担させる
◆ 用途-オフィス、集会場、美術館、物販店舗、飲食店舗、自動車車庫
◆ 建築主-戸田建設
◆ 設計者-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 解体工事-2019年08月01日~2022年02月15日予定
◆ 着工-2021年08月18日(起工式)
◆ 竣工-2024年09月20日予定


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「新社屋完成イメージ」です。


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西側から見た下層階のイメージです。


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「6階屋上庭園イメージ」です。


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北西側から見た下層階のイメージです。


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(仮称)アートスクエア

 中央通りに対し解放された広場「(仮称)アートスクエア」です。「(仮称)アートスクエア」は敷地全体を免震化しています。


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共通ロビー

 広場から連続する共通ロビーは「(仮称)アートスクエア」として、芸術・文化を通して人と寄り添う空間となります。共通ロビーと広場は可動式の開口部を開け放つことで内外一体利用でき、さまざまなイベントに対応できます。


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ダブルH形コアウォール免震構造

 コア部に配置した「ダブルH形コアウォール」に地震力の大半を負担させることで外周部を鉄骨細柱架構とし、アルミカーテンウォールとの融合によるフレームレス化を図っています。

 コアウォール の変形を抑制するため、「RC-S複合梁」と「高強度Super-CFT柱」によるハイブリッドアウトリガー架構を構成し、低層階に設けた座屈拘束ブレース併用ベルトトラスにより大きな曲げ戻し効果も実現します。また、大きな変形差が生じるコアウォール間には、制振部材としてせん断降伏型制振梁を用いて効果的なエネルギー吸収を行っています。


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「京橋彩区(京橋一丁目東地区)」の配置図です。


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「街区再編前」と「街区再編後」です。街区再編により、纏まった3つの街区の形成や老朽化した建築物の機能更新、歩車分離を行い地区全体の防災性、交通の安全性の向上を図ります。


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南西側から見た「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です。1基目のタワークレーンが姿を現しています(写真提供読者さん)。


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南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」の建築計画のお知らせです。高さが171.00mから165.21m、延床面積が94,813.34㎡から94,800.53㎡、竣工が2024年4月30日予定から2024年9月20日予定に変更になっています(写真提供読者さん)。



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2022年5月23日 (月)

JR田町駅前 地上24階、高さ約100mの「森永プラザビル(森永乳業と森永製菓の本社)」 建て替えが決定!

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-森永プラザビル建替え-
 私がJR田町駅にある「森永プラザビル」の実物を初めて見たのは、1984年秋だったと思います。当時は世間を騒がせていた「グリコ・森永事件」の渦中で、「森永製菓」は窮地に陥っていました。
 「森永製菓」は少しでも売上げを増やすために「森永プラザビル」の前でお菓子の臨時販売をしていました。私は少しでも売上げに貢献するために現地でお菓子のセットを買った事を覚えています。

 「森永製菓」と「森永乳業」とは兄弟会社の関係で、「モリナガグループ」を形成しています。森永製菓と森永乳業は、共に「森永プラザビル」に本社を構えています。

 「森永乳業」は、2022年5月13日開催の取締役会において、「森永乳業」の本社が入居する「森永プラザビル(東京都港区芝五丁目33番1号)」の建替えについて、決定しました。

 森永乳業 ニュースリリース(2022/05/13)
 森永プラザビル建替えに関するお知らせ

 現在、「森永乳業」の本社が入居する森永プラザビル(1974年竣工)は、築後48年を経過しており、従前より老朽化に伴う建替えを検討していましたが、現在の所在地(敷地面積6,135.55㎡)にて、ビルを建て替えることを決議しました。

 建替え後のビルの仕様、投資金額、時期(着工および完成時期)等は未定です。建替えにあたり、都市計画提案制度の活用により資産価値の向上を図るとともに、持続可能な社会の実現に向けた環境性能および地域との共生に十分配慮して取り組んでいきます。

森永プラザビル本館の概要
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目33番1号
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩1分、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅徒歩1分
◆ 階数-地上24階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部100.30m
◆ 敷地面積-6,135.55㎡(別館も含めた敷地面積)
◆ 延床面積-40,367.97㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-森永開発
◆ 設計者-森永エンゼルプラザ共同企業体1級建築士事務所
◆ 施工-鹿島建設、大成建設
◆ 竣工-1974年01月(リニューアル2014年03月)
◆ 本社移転-2024年春予定(森永乳業)


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汐留シティセンターに本社を移転!

 「森永プラザビル」の建替えに伴い、「森永乳業」は汐留シオサイトの「汐留シティセンター」に2024年春に本社を移転する予定です。建替え後のビルに本社を戻すかは未定です。ちなみに、同居する「森永製菓」は、建替えに伴う移転について「検討中」としています。


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森永プラザビル(Googleマップ)
 森永プラザビルは「本館」と「別館」で構成されており、敷地面積は6,135.55㎡です。JR田町駅周辺は再開発ラッシュになっており、北東側隣接地では、地上29階、塔屋1階、地下2階、高さ156.00mの超高層オフィスビル「田町タワー」が建設中です(Googleマップの衛星写真を引用)。


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田町タワー
 「三菱重工業」と子会社の「田町ビル」、不動産業などの「徳栄商事」は、JR田町駅近くに、地上29階、高さ156.00m、延床面積112,178.97㎡の「(仮称)TTMプロジェクト」を建設しています。

 「第一田町ビル」や「徳栄ビル本館、徳栄ビル新館」など複数ビルの敷地を一体開発し、オフィスを中心として商業施設なども入る複合ビルを建設します。低層部に店舗などの商業施設を配置し、中高層部にオフィスが入ります。

 「(仮称)TTMプロジェクト」は、2021年2月24日にビル本体新築工事に着手しました。2021年10月13日にビル名称が「田町タワー」に決定し、公式ホームページがオープンしました。

 引用資料 公式ホームページ
 田町タワー

田町タワーの概要
◆ 計画名-(仮称)TTMプロジェクト
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目315番1他(地番)
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩2分(ペデストリアンデッキで接続)、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅直結
◆ 階数-地上29階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部156.00m
◆ 敷地面積-8,617.93㎡
◆ 建築面積-5,949.77㎡
◆ 延床面積-112,178.97㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-芯棒型制震システム(免震+制振のハイブリッド構造)
◆ 用途-オフィス、飲食物販店舗、診療所、運動施設、保育所、駐車場
◆ 建築主-田町ビル、徳栄商事、三菱重工業
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工-清水建設
◆ 着工-2021年02月24日(着工)
◆ 竣工-2023年04月末日予定



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2022年5月22日 (日)

浜松町駅エリアの整備計画 浜松町駅西口開発計画・芝浦プロジェクト 歩行者ネットワークの構築・交通結節点の機能強化!

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-(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備-
 浜松町駅の周辺では、疾風怒濤の勢いで再開発が行われています。再開発に合わせて「ペデストリアンデッキ」などが整備されていますが、肝心の核となる「JR浜松町駅」が、旧態依然のままで街の激変に対応できていません。

 「港区」は、JR浜松町駅周辺の交通結節機能を強化するため、駅北口から汐留方面へ延長約75m・幅員約20mの「浜松町駅北口東西自由通路」の整備を計画しています。

 「浜松町駅北口東西自由通路」は、「京浜東北線・山手線・東海道本線・東海道新幹線」をオーバーパスするもので、世界貿易センタービルのデッキ・文化放送側デッキおよび汐留のペデストリアンデッキに接続します。

 「北口橋上駅舎整備」は、「北口東西自由通路」に沿って、北口を橋上駅舎化します。現在の北口は地上階にありますが、「北口橋上駅舎整備」が完了すると廃止されます。

● 歩行者ネットワークの構築・交通結節点の機能強化
 「世界貿易センタービルディング、野村不動産、JR東日本、東京モノレール、鹿島建設」の5社は、浜松町駅西口開発計画、及び芝浦プロジェクトに合わせ、浜松町駅エリアの整備を推進しています。

 「浜松町駅」は、主要交通機関が集積する利便性の高いターミナル駅であり、羽田から東京の玄関口としての機能を果たしています。昨今、駅周辺では複数の大型再開発プロジェクトが進行しており、今後は更に駅利用者・来訪者・就労人口が増加し、都心部の拠点の一つとしてこれまで以上に重要な役割を担っていくこととなります。

 駅周辺エリアを広域的につなぐ歩行者ネットワークの構築、及び浜松町駅の交通結節点としての機能強化を図り、利便性の高い魅力ある都市環境を整備していきます。

 引用資料 JR東日本(PDF:2022/05/18)
 【浜松町駅西口開発計画・芝浦プロジェクト】歩行者ネットワークの構築・交通結節点の機能強化を目的とした浜松町駅エリアの整備計画について

浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎の概要
◆ 計画名-(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備
◆ 所在地-東京都港区海岸一丁目44番2他(地名地番)
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 高さ-17.23m
◆ 敷地面積-7,488.34㎡
◆ 建築面積-2,013.33㎡
◆ 延床面積-1,109.19㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-現場造成杭
◆ 用途-駅舎
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-鉄建建設
◆ 着工-2019年09月01日
◆ 竣工-2028年10月31日予定


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「整備後の浜松町駅周辺イメージパース(2030年度予定)」です。


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「浜松町駅周辺エリアの位置関係(A・B・C・D・E・F)」です。

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「B:大門通り上の既存デッキ(2階レベル)から見た外観イメージ」です。

● 北口歩行者ネットワーク
 浜松町駅北口を中心に、竹芝・汐留方面、芝大門方面の各エリアをつなぐ歩行者ネットワークを形成します。線路を跨いで東西を繋ぐ自由通路はJR浜松町駅・東京モノレール浜松町駅の北口に新たに整備される改札(3階レベル)からフラットにアクセスできます(2026年度使用開始予定)。


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「C:南口自由通路 鳥瞰イメージ」です。

● 南口歩行者ネットワーク
 浜松町駅南口には既存の自由通路に加え新たな自由通路を整備し、混雑緩和やバリアフリーへの対応を図ります。これにより、浜松町二丁目エリアと、芝浦エリアをつなぐ歩行者ネットワークを強化します(新たな自由通路は2024年度使用開始予定。その後既存の自由通路を改修し、2026 年度全面使用開始予定)。


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「D:南口自由通路 芝浦側昇降口イメージ」です。


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「E:芝浦エリアの歩行者専用道路イメージ」です。

● 竹芝・汐留方面と芝浦方面をつなぐ歩行者空間の整備
 浜松町駅東側には、旧芝離宮庭園に沿って歩行者専用道路を整備します。これにより、竹芝・汐留方面と、芝浦方面が緑豊かな空間でつながります。浜松町駅から芝浦プロジェクトにかけて庇を設置することにより、雨に濡れずアクセス可能となります。


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「F:芝浦エリアの歩行者専用道路イメージ」です。


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「整備後の浜松町駅周辺イメージパース(2030年度予定)」です。

● 中央広場を起点とした交通結節点の機能強化
 浜松町駅中央改札前にひろがる「中央広場」と、「ステーションコア」と呼ばれる歩行者ネットワークを一体整備することで、JR山手線・京浜東北線、東京モノレール、都営地下鉄、バスターミナル、タクシーの各交通機関とのスムーズな乗換を実現します。


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「(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」の建築計画のお知らせです。「世界貿易センタービル」の再開発と一体的な整備になるので、工期が2019年9月1日~2028年10月31日(予定)と非常に長くなります(写真提供読者さん)。 



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2022年5月21日 (土)

地上30階、高さ約155mの「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」 ラグジュアリーブティックホテル「TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称)」が出店!

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-道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業-

 「渋谷区」は、渋谷駅中心地区のまちづくりを周辺地区へと広げ、より魅力あるまちにしていくために、2021年3月5日に「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」を都市計画決定しました。

 引用資料 渋谷区・公式HP(2021/03/05)
 道玄坂二丁目地区地区計画および道玄坂二丁目地区第一種市街地再開発事業を決定し、高度利用地区を変更(道玄坂二丁目南地区)しました

 「三菱地所」が、渋谷区道玄坂二丁目にて事業協力者として権利者と推進してきた「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」については、2022年1月19日に市街地再開発組合設立について東京都の認可を受け、2022年1月28日に再開発組合の設立総会が開催されました。

 引用資料 三菱地所(PDF:2022/01/28)
 「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」再開発組合設立のお知らせ ~渋谷駅周辺の大規模再開発に初参画~ 

 「オフィス棟」と「ホテル棟」の2棟で構成されています。「オフィス棟」は、地上30階、塔屋2階、地下3階、高さ約155m、「ホテル棟」は、地上11階、塔屋1階、地下2階、高さ約60mです。

道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区道玄坂二丁目38番他
◆ 交通-京王井の頭線「渋谷」駅直結、JR「渋谷」駅より徒歩2分、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線「渋谷」駅より徒歩2分
◆ 階数-(オフィス棟)地上30階、塔屋2階、地下3階、(ホテル棟)地上11階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(オフィス棟)最高部約155m、(ホテル棟)最高部約60m
◆ 敷地面積-約6,720㎡
◆ 延床面積-約87,100㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、ホテル等
◆ 建築主-道玄坂二丁目南地区市街地再開発組合(参加組合員 三菱地所)
◆ 設計者-三菱地所設計・山下設計設計共同体
◆ デザイン総合監修-北川原温建築都市研究所
◆ 事業コンサルタント-都市企画
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2022年度予定
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2026年度予定
◆ 総事業費-約767億円


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TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称) 
 ラグジュアリーブティックホテル「TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称) 」の「ルーフトッププール」のイメージです。「三菱地所」は、渋谷区道玄坂二丁目にて権利者と推進している「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」におけるホテル棟に、「テイクアンドギヴ・ニーズ」が運営するのホテルの出店が決定しました。開業は 2027年3月頃を予定しています。客室単価は、50,000円~300,000円を想定しています。

 引用資料 テイクアンドギヴ・ニーズ(2022/05/18)
 道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業 「TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称) 」出店決定

TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称)
◆ 所在地-東京都渋谷区道玄坂二丁目38番他
◆ 階数-地上11階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部約60m
◆ 延床面積-約13,000㎡
◆ 客室数-120~130室(客室サイズ28㎡〜120㎡)
◆ 客室単価(想定)-50,000 円~300,000円
◆ 共用施設-ルーフトッププール&バー、ルーフトップレストラン、オールデーダイニング、スペシャリティレストラン、シアタールーム、スパ、ジム
◆ 開業-2027年03月頃予定


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「スパイメージ」です(引用:テイクアンドギヴ・ニーズ)。


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「断面図」です(引用:テイクアンドギヴ・ニーズ)。


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「平面図」です。「渋谷マークシティ・ウエスト」の北側になります。現在は駐車場となっている部分は再開発に参画しません。そのため街区の一体的な再開発が不可能なため、敷地の中央が凹んだ形状になります(引用:三菱地所)。


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老朽化した「(1)道玄坂スヤマ、(2)世界堂ビル、(3)新大宗ビル1号館、(4)新大宗ビル2号館、(5)新大宗ビル3号館、(6)新大宗ビル4号館、(7)新大宗ビル5号館」などを解体します(引用:渋谷区)。


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「周辺地図 」です(引用:三菱地所)。



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2022年5月20日 (金)

地上43階、高さ約245mの「(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」 1年前倒しして2028年度に竣工予定!

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-札幌駅交流拠点北5西1・西2地区-
 
「JR北海道」は2019年11月11日に、JR札幌駅南口の「北5西1・西2地区」に一体的に整備する新ビルのうち、「西1街区」の高層棟は地上47階、高さ約230mを目指すことを明らかにしました。

 2020年8月4日には、「(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 計画段階環境配慮書」の縦覧が開始されました。延床面積約417,000㎡、最大高さ約255mの「A案」、約200m、約150mの2棟構成となる「B案」が公開されました。札幌市は、2021年3月12日に、高さ約255mの高層ビル建設を軸とした案に絞り込んだと明らかにしました。

 2021年9月15日に新たな概要が公開されました。概要は、地上46階、地下4階、高さ約250m、延床面積約395,000㎡です。2022年2月1日には「環境影響評価準備書」の縦覧が行われ、地上43階、地下4階、高さ約245m、延床面積約388,500㎡に少し規模が縮小されました。

● 1年前倒しして2028年度に竣工予定!
 「JR北海道」は2022年5月18日に、北海道新幹線の札幌延伸にあわせて札幌駅前に整備する複合高層ビルが、1年前倒しして2028年度に完成すると発表しました。2022年秋の都市計画決定を目指し、2023年度中に着工します。

 引用資料 JR北海道(PDF:2022/05/18)
 【社長会見】札幌駅直結「(仮称)北5西1・西2地区市街地再開発事業」~都市計画決定に向けた手続きを開始~

(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区の概要
◆ 計画名-(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-札幌市中央区北5条西1丁目及び西2丁目の一部
◆ 交通-JR「札幌」駅直結、札幌市営地下鉄東豊線・南北線「さっぽろ」駅
◆ 階数-地上43階、地下4階
◆ 高さ-最高部約245m
◆ 区域の規模-(施行区域)31,000㎡、(事業区域)23,000㎡
◆ 建築面積-約22,000㎡
◆ 延床面積-約388,500㎡
◆ 容積対象面積-容積率約1,500%
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、商業、宿泊、駐⾞場、バスターミナル等
◆ 建築主-札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合(参加組合員 札幌市、JR北海道、札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズ)
◆ 設計者-日本設計・清水建設 設計共同体
◆ 特定業務代行者-清水・伊藤・岩田地崎・札建・泰進共同企業体(代表企業:清水建設)
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2028年度予定


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「完成イメージ」です。



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「フロア構成」です。

主要用途

◇ 展望施設(41階~43階)-約4,500㎡
◇ 国際水準ホテル(35階~40階)-約25,500㎡(約200室)
◇ オフィス(10階~12階、18階~33階)-約85,500㎡
◇ 宿泊主体ホテル(10階、14階~17階)-約14,000㎡(約300室)
◇ 商業(地下1階~10階)-約109,000㎡
◇ その他共用部等-約150,000㎡

● マリオット・インターナショナルと提携!
 「JR北海道」は、2022年1月19日に、「JR北海道ホテルズ」と「マリオット・インターナショナル」が提携することを発表しました。高層部の6フロアに客室約200室の規模で、最上級ホテルが進出する予定です。

 「マリオット・インターナショナル」は、日本国内では6つのラグジュアリーブランド「ザ・リッツ・カールトン、セントレジス、JWマリオット、ラグジュアリーコレクション、Wホテル、エディション」のホテルを展開しています。


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「配置図」です。


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「新幹線アトリウム(仮称)」です。


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「駅前広場アトリウム(仮称)」です。


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「バスターミナル待合アトリウム(仮称)」です。


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「内観イメージ」です。


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「外装のスリットに面した屋内テラスイメージ」です。


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「展望ボックス(展望施設内)イメージ」です。41階~43階には延床面積約4,500㎡の「展望施設」が設けられます。

● JRタワー展望室T38(タワー・スリーエイト)は?
 既存の「JRタワー」の最上階38階には地上160mのパノラマが広がる「JRタワー展望室T38(タワー・スリーエイト)」があります。流石に隣接して2ヶ所の展望室は必要無いので、「JRタワー展望室T38(タワー・スリーエイト)」は廃止され、レストラン等に変更されると思われます。


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札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発
 「(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。写真手前の駐車場と左側の「ビックカメラ札幌店」入っている「エスタ」が再開発予定地となります。「エスタ」は解体されます。



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2022年5月19日 (木)

都営青山北町アパートの再開発 地上38階、高さ約180mの「(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業」 環境影響評価書案の縦覧!

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-(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業

 「東京都」は、老朽化した都営青山北町アパートを建て替え、都有地を活用した青山通り沿道との一体的なまちづくり「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」に取り組んでいます。

 都営青山北町アパートの敷地を、「都営住宅建替事業区域、民活事業区域、沿道一体型開発検討区域」の3つに分割し、それぞれ異なる事業により段階的にまちづくりを推進しています。

● 環境影響評価書案の縦覧!
 東京都環境局は、「(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業」に係る環境影響評価書案の縦覧を行っています。縦覧期間は、2022年5月16日(月)~6月14日(火)までです。

 引用資料 東京都環境局(2022/05/16)
 「(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業」に係る環境影響評価書案の縦覧

 「B-1地区」には、地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ約180m、延床面積約180,000㎡、「B-2地区」には、地上3階、地下2階、高さ約21m、延床面積約2,000㎡の再開発ビルが建設されます。

(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区北青山三丁目の一部
◆ 交通-東京メトロ千代田線・銀座線・半蔵門線「表参道」駅、東京メトロ銀座線「外苑前」駅
◆ 階数-(B-1地区)地上38階、塔屋2階、地下2階、(B-2地区)地上3階、地下2階
◆ 高さ-(B-1地区)最高部約180m、(B-2地区)最高部約21m
◆ 区域面積面積-(B-1地区)約27,000㎡、(B-2地区)約2,000㎡
◆ 敷地面積-(B-1地区)約20,300㎡、(B-2地区)約1,100㎡
◆ 建築面積-(B-1地区)約11,200㎡、(B-2地区)約370㎡
◆ 延床面積-(B-1地区)約180,000㎡、(B-2地区)約2,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-(B-1地区)オフィス、店舗、宿泊施設、公益施設、駐車場等、(B-2地区)店舗等
◆ 建築主途-独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 供用開始-2028年度予定


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「将来の完成予想図(イメージ図:計画地北側からの鳥瞰)」です。南西側の「A-1棟」は、地上20階、地下0階、高さ69.10mの「都営北青山三丁目丁目アパート」、「A-2棟」は、地上25階、塔屋2階、地下1階、高さ99.90mの賃貸マンション「ののあおやま民活棟(クラス青山)」です(引用:東京都環境局)。


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「広場側から再開発棟を望む」です(引用:港区議会)。


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「計画建物断面図(南西-北東断面)」です(引用:東京都環境局)。


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「計画建物断面図(北西-南東断面)」です(引用:東京都環境局)。


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「計画建物配置図」です(引用:東京都環境局)。


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「位置図」です(引用:港区議会)。


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「計画地位置図」です(引用:東京都)。


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「(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業」の予定地を南側から見た様子です。



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2022年5月18日 (水)

リクルートホールディングス 「Indeed(インディード)」の買収で成長が加速 2023年3月期の売上高3兆3千億円予想 人材サービス世界最大手が視野に!

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-リクルートホールディングス-
 「リクルートホールディングス(Recruit Holdings Co.,Ltd.)」は、求人広告、人材派遣、販売促進、ITソリューションなどのサービスを手掛けるリクルートグループの持株会社です。「ホットペッパー グルメ、じゃらんnet、SUUMO(スーモ)」などのサービスがお馴染みです。

 青色の反射ガラスで覆われた「リクルートGINZA8ビル」は、銀座八丁目のランドマークとなっています。リクルートの本社は「リクルートGINZA8ビル」にあると思っている方が多いと思いますが、「リクルートホールディングス」と「リクルート」の本社は、東京駅八重洲口の「グラントウキョウサウスタワー」にあります。

 「リクルートGINZA8ビル」にあるのは登記上本社ですが、「グラントウキョウサウスタワー」に2022年7月1日に本店移転を行うことを決定しています。「リクルートGINZA8ビル」は、不動産大手の「ヒューリック」に売却されています。

● 人材サービスで世界最大手が視野に!
 
「リクルートホールディングス」は、近年業績が急拡大しています。2022年3月期の連結決算では、売上高2,871,705百万円(前年同期比26.5%増)、営業利益378,929百万円(前年同期比132.7%増)となりました。売上高・営業利益共に過去最高の業績です。

 2023年3月期の連結業績予想は、売上高3,300,000百万円(前年同期比14.9%増)と売上高3兆円を大幅に上回る予想をしています。人材サービスで世界最大手が視野に入って来ました。ちなみに世界最大手の人材サービス会社は「アデコ(スイス)」です。

 業績急拡大の多くの部分を求人検索サイト「インディード(Indeed)」が支えています。 ”♪ 仕事探しはインディード バイト探しもインディード ♪” のCMでお馴染みのあの「インディード」です。


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リクルートホールディングスの連結決算

 「リクルートホールディングス」は、2022年5月16日に「2022年3月期決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結決算では、売上高2,871,705百万円(前年同期比26.5%増)、営業利益378,929百万円(前年同期比132.7%増)となりました。売上高・営業利益共に過去最高の業績です。

 リクルートホールディングス 決算短信(PDF:2022/05/16)
 2022年3月期決算短信〔IFRS〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)は、売上高3,300,000百万円(前年同期比14.9%増)、調整後EBITDA520,000百万円(前年同期比1.6%増)と、売上高・調整後EBITDA共に過去最高の業績予想をしています。

リクルートホールディングスの連結決算(売上高/営業利益)
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2007年3月      756,973百万円  (経常利益161,469百万円)
2008年3月   1,006,635百万円  (経常利益162,925百万円)
2009年3月   1,083,932百万円  113,157百万円
2010年3月      793,329百万円    71,513百万円
-----------------------------------------
2011年3月      752,688百万円    90,483百万円
2012年3月      806,661百万円  115,043百万円
2013年3月   1,049,200百万円  124,900百万円
2014年3月   1,191,500百万円  117,400百万円

2014年10月16日 東京証券取引所市場第一部に上場

2015年3月  1,299,930百万円  122,499百万円
2016年3月  1,588,623百万円  114,032百万円
2017年3月  1,941,922百万円  193,513百万円
2018年3月  2,173,385百万円  191,794百万円
2019年3月  2,310,756百万円  223,090百万円
2020年3月  2,399,465百万円  206,011百万円
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2021年3月  2,269,346百万円  162,823百万円
2022年3月  2,871,705百万円  378,929百万円

2023年3月予想 
2023年3月  3,300,000百万円 (調整後EBITDAは520,000百万円)

(備考)「リクルートホールディングス」は、1988年6月18日に発覚した「リクルート事件」の後遺症で長期間上場出来ませんでした。東京証券取引所市場第一部に上場したのは、2014年10月16日です。


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人材業界のGoogleと呼ばれるIndeed(インディード)
 「Indeed(インディード)」は、アメリカのテキサス州オースティンに本社を置く求人情報専門の検索エンジンです。2012年10月に、アメリカ大手新聞「ニューヨーク・タイムズ」が保有していた株式をリクルートが買収、リクルートの完全子会社となりました。

 買収額は当時の為替レートで965億円でした。買収時は高値掴みとかいろいろ言われ、社内外では懐疑的な意見が大半でした。しかし、「インディード」の買収は大成功を収め、インディードは今や「人材業界のGoogle」と呼ばれるまでに大化けし、リクルートのドル箱となっています。

 「インディード」は、アメリカにおいては、「オースティン、ニューヨーク、サンフランシスコ、サンマテオ、シアトル、スタンフォード」に拠点を構えています。海外事務所は「アムステルダム、ダブリン、デュッセルドルフ、ハイデラバード、ロンドン、パリ、シドニー、東京、チューリッヒ、トロント」にあります。
 世界60か国以上、28言語でサービスを展開し、全世界GDPの約94%をカバーしています。インディードにとって、リクルートホールディングスの本社がある「東京」は単なる一拠点に過ぎません。

 「インディード」の買収効果によって、2012年3月期に3%だった「リクルートホールディングス」の海外売上高比率は2021年3月期で45%になるなど、10年で大幅なグローバル化を遂げています。



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2022年5月17日 (火)

国家戦略特区 地上29階、高さ約180mの「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」 環境影響調査書の縦覧!

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- 虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業-

 「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、竣工した「東京虎ノ門グローバルスクエア」の東側、東京メトロ銀座線虎ノ門駅の直上部に当たる「虎ノ門一丁目東地区」を対象に、地権者らが再開発準備組合を設立し、事業化を目指しています。ブロック内を東西に2本の道路が走る三つの街区を対象とします。

 中央日本土地建物グループの子会社である「日本土地建物」が、「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」および「住友不動産」ともに事業推進パートナーとして参画している「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、「組合設立認可」を目指しています。

● 環境影響調査書案の縦覧!
 港区の ”港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の縦覧【虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業】” が行われています。縦覧期間は、2022年5月11日(水)~6月10日(金)までです。

 引用資料 港区・公式HP(2022/05/12)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の縦覧【虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業】

虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目 4番、5番、8番
◆ 交通-東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅直結
◆ 階数-地上29階、地下4階
◆ 高さ-最高部約180m
◆ 敷地面積-約6,400㎡
◆ 建築面積-約5,250㎡
◆ 延床面積-約120,700㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、店舗、ビジネス支援施設、駐車場 等
◆ 建築主-虎ノ門一丁目東地区市街地再開発準備組合
◆ 事業推進パートナー-日本土地建物(中央日本土地建物グループ)、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)、住友不動産
◆ 組合設立認可-2021年度予定 
◆ 着工-2022年度予定
◆ 竣工-2026年度予定


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「都道301号線(愛宕下通り)越し(街区東側)からの鳥瞰イメージ」です。


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「区道1011号線に面した広場の整備イメージ」です。


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「地下駅前広場のイメージ」です。


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「計画建築物立面図(北側)」です。最高部の高さが約180mです。


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「計画建築物立面図(東側)」です。


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「計画建築物立面図(南側)」です。南面は「壁面緑化」が行われるようです。


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「計画建築物立面図(西側)」です。


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「計画建築物断面図(南北断面)」です。工事は「逆打工法」で行われます。1階床を地下工事に先行して施工します。「逆打工法」の採用により、地下躯体工事と並行して、地上躯体工事を施工します。


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「1階平面図」です。


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「地下1階平面図」です。


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「計画建築物配置計画図」です。西隣は先に竣工した虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事の「東京虎ノ門グローバルスクエア」です。


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「計画地位置図(広域)」です。


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「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北西側から見た様子です。


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北東側から見た様子です。


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北側の東西に貫く道路です。


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南側の東西に貫く道路です。


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南東側から見た様子です。 仮囲いの先の白いビルから先が「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の範囲です。



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2022年5月16日 (月)

スーパーゼネコン5社(鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設、竹中工務店) 2022年3月期の決算が出揃う 20年前の2002年3月期と比較してみた!

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-スーパーゼネコン5社-
 2022年3月期の決算が続々と発表されています。スーパーゼネコンも5月12日に「大林組、清水建設」、5月13日に「鹿島建設、大成建設」の決算発表がありました(写真提供読者さん)。

 建設業界は、原材料価格の高騰などの影響を受けて、経営環境は厳しい状況が続いています。更に、新型コロナウイルス感染症による工期の遅れが目立つようになってきました。

 スーパーゼネコンは、「鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設、竹中工務店(売上高順)」の5社を指します。「鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設」は上場企業ですが、「竹中工務店」は非上場企業です。

5社の2022年3月期連結決算(売上高/営業利益)
1位 鹿島建設-2,079,695百万円(123,382百万円)
2位 大林組-1,922,884百万円(41,051百万円)
3位 大成建設-1,543,240百万円(96,077百万円)
4位 清水建設-1,482,961百万円(45,145百万円)
5位 竹中工務店-1,260,400百万円(46,300百万円)

(備考)「鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設」は、2022年3月期連結決算です。「竹中工務店」は、2021年12月期連結決算です。「竹中工務店」は非上場企業ですが、上場企業の「決算短信」に相当する「決算概要」を発表しています。

● 20年前の2002年3月期決算
 今から20年前の決算が知りたくて、押し入れに保管していた東洋経済の「会社四季報」や日本経済新聞の「会社情報」を引っ張り出してきました。スーパーゼネコン5社の2022年3月期連結決算と2002年3月期連結決算にほとんど変化が無いので愕然としました。

 かつては、世界企業番付・フォーチュン「Global(グローバル)500」の世界の大企業の売上高ランキングにランクインしていたスーパーゼネコンですが、今は1社も入っていません。

 日本のGDPはこの20年間ほとんど増えていません。スーパーゼネコン5社は、海外比率が高い「鹿島建設」でも26%くらいしかありません。市場はほとんどが日本国内です。日本経済の停滞が、スーパーゼネコン5社の業績に如実に現れています。

5社の2002年3月期連結決算(売上高/営業利益)
1位 鹿島建設-2,060,353百万円(42,320百万円)
2位 大成建設-1,673,834百万円(55,525百万円)
3位 清水建設-1,584,038百万円(51,821百万円)
4位 大林組-1,403,671百万円(17,622百万円)
5位 竹中工務店-1,226,400百万円(17,300百万円)

(備考)「鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設」は、2002年3月期連結決算です。「竹中工務店」は、2001年12月期連結決算です。「竹中工務店」のみ営業利益の部分が「経常利益」となります。


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売上高1位 鹿島建設
 「鹿島建設」の2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績は、売上高2,079,695百万円(前年比+9.0%)、営業利益123,382百万円(前年比△3.1%)です。

 鹿島建設(PDF:2022/05/13)
 2022年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績予想は、売上高2,270,000百万円(前年比+9.2%)、営業利益108,000百万円(前年比△12.5%)となっています。


Generalcontractor220512
売上高2位 大林組

 「大林組」の2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績は、売上高1,922,884百万円(前年比+8.8%)、営業利益41,051百万円(前年比△66.7%)です。

 三井不動産(PDF:2022/05/12)
 2022年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績予想は、売上高2,050,000百万円(前年比+6.6%)、営業利益100,000百万円(前年比+143.6%)となっています。


Generalcontractor220513
売上高3位 大成建設

 「大成建設」の2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績は、売上高1,543,240百万円(前年比+4.3%)、営業利益96,077百万円(前年比△26.4%)です。

 大成建設(PDF:2022/05/13)
 2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,800,000百万円(前年比+16.6%)、営業利益97,000百万円(前年比+1.0%)となっています。


Generalcontractor220514
売上高4位 清水建設

 「清水建設」の2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績は、売上高1,482,961百万円(前年比+1.8%)、営業利益45,145百万円(前年比△54.9%)です。

 清水建設(PDF:2022/05/12)
 2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,960,000百万円(前年比+32.2%)、営業利益71,500百万円(前年比+58.4%)となっています。


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売上高5位 竹中工務店

 「竹中工務店」の2021年12月期(2021年1月1日~2021年12月31日)の連結業績は、売上高1,260,400百万円(前年比+1.8%)、営業利益46,300百万円(前年比+16.5%)です。

 竹中工務店(2022/02/28)
 2021年度(第84期)決算概要 及び 次期業績見通し

● 2022年12月期の連結業績予想
 2022年12月期(2022年1月1日~2022年12月31日)の連結業績予想は、売上高1,295,000百万円(前年比+2.7%)、営業利益39,000百万円(前年比△15.9%)となっています。



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2022年5月15日 (日)

不動産大手5社(三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産HD、野村不動産HD) 2022年3月期の決算が出揃う!

Tokyotrading220511
-不動産大手5社-
 2022年3月期の決算が続々と発表されています。不動産大手5社も4月26日に「野村不動産ホールディングス」、5月11日に「東急不動産ホールディングス」、5月12日に「三菱地所」と「住友不動産」、5月13日に「三井不動産」の決算発表がありました(写真提供読者さん)。

 不動産大手5社は、売上高の順位変動はほとんどありませんが、2022年3月期は、「東急不動産ホールディングス」が、「住友不動産」を上回り、売上高で業界3位となりました。しかし、営業利益にままだまだ大差があります。

● ヒューリックが大手5社を猛追!
 不動産大手5社とは、「三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産HD、野村不動産HD」を指します。近年、「ヒューリック」が大手5社を猛追しています。すでに営業利益では業界4位です。ちなみにヒューリックは、「富士銀行(現:みずほ銀行)」が所有する不動産を母体に設立されました。

 更に、「大和ハウス工業」や「積水ハウス」などのハウスメーカーが、不動産大手が得意とする領域にどんどん進出しています。特に「大和ハウス工業」は、売上高4兆4395億円、営業利益3,832億円と競合他社を圧倒しています。

不動産大手5社の2022年3月期連結決算(売上高/営業利益)
1位 三井不動産-2,100,870百万円(244,978百万円)
2位 三菱地所-1,349,489百万円(278,977百万円)
3位 東急不動産HD-989,049百万円(83,817百万円)
4位 住友不動産-939,430百万円(233,882百万円)
5位 野村不動産HD-645,049百万円(91,210百万円)

参考
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6位 ヒューリック-447,077百万円(114,507百万円)
7位 東京建物-340,477百万円(58,784百万円)
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** 大和ハウス工業-4,439,536百万円(383,256百万円)
** 積水ハウス-2,589,579百万円(230,160百万円)

(備考)「三井不動産、三菱地所、東急不動産HD、住友不動産、野村不動産HD)」および「大和ハウス工業」は2022年3月期決算、「積水ハウス」は2022年1月期決算、「ヒューリック、東京建物」は2021年12月期決算の数値です。


Tokyocompany220511
売上高1位 三井不動産

 「三井不動産」の2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績は、売上高2,100,870百万円(前年比+4.63%)、営業利益244,978百万円(前年比+20.2%)です。

 三井不動産(PDF:2022/05/13)
 2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績予想は、売上高2,200,000百万円(前年比+4.7%)、営業利益300,000百万円(前年比+22.5%)となっています。


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売上高2位 三菱地所

 「三菱地所」の2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績は、売上高1,349,489百万円(前年比+11.8%)、営業利益278,977百万円(前年比+24.3%)です。

 三菱地所(PDF:2022/05/12)
 2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,416,000百万円(前年比+4.9%)、営業利益291,000百万円(前年比+4.3%)となっています。


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売上高3位 東急不動産ホールディングス
 「東急不動産ホールディングス」の2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績は、売上高989,049百万円(前年比+9.0%)、営業利益83,817百万円(前年比+48.3%)です。

 東急不動産ホールディングス(PDF:2022/05/11)
 2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,000,000百万円(前年比+1.1%)、営業利益90,000百万円(前年比+7.4%)となっています。


Tokyocompany220513
売上高4位 住友不動産
 「住友不動産」の2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績は、売上高939,430百万円(前年比+2.4%)、営業利益233,882百万円(前年比+6.7%)です。

 住友不動産(PDF:2022/05/12)
 2022年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績予想は、売上高950,000百万円(前年比+1.1%)、営業利益240,000百万円(前年比+2.6%)となっています。


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売上高5位 野村不動産ホールディングス

 「野村不動産ホールディングス」の2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績は、売上高645,049百万円(前年比+11.1%)、営業利益91,210百万円(前年比+19.5%)です。

 野村不動産ホールディングス(PDF:2022/04/26)
 2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績予想は、売上高680,000百万円(前年比+5.4%)、営業利益90,500百万円(前年比△0.8%)となっています。


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売上高6位 ヒューリック
 「ヒューリック」の2021年12月期(2021年1月1日~2021年12月31日)の連結業績は、売上高447,077百万円(前年比+31.6%)、営業利益114,507百万円(前年比+13.8%)です。

 ヒューリック(PDF:2022/01/28)
 2021年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2022年12月期の連結業績予想(コンセンサス)
 2022年12月期(2022年1月1日~2022年12月31日)の連結業績予想は、売上高469,540百万円(前年比+5.0%)、営業利益124,040百万円(前年比+8.3%)となっています。「ヒューリック」は、売上高予想を発表していません。そのため「アナリスト予想(コンセンサス)」です。

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売上高7位 東京建物

 「東京建物」の2021年12月期(2021年1月1日~2021年12月31日)の連結業績は、売上高340,477百万円(前年比+1.6%)、営業利益58,784百万円(前年比+18.4%)です。

 東京建物(PDF:2022/02/14)
 2021年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2022年12月期の連結業績予想
 2022年12月期(2022年1月1日~2022年12月31日)の連結業績予想は、売上高360,000百万円(前年比+5.7%)、営業利益60,000百万円(前年比+2.1%)となっています。



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2022年5月14日 (土)

超優良企業 半導体製造装置メーカーの「東京エレクトロン」 2022年3月期連結決算 売上高は一気に2兆円突破、営業利益は5992億円!

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-東京エレクトロン-
 「東京エレクトロン」は、1963年11月に「東京放送(現:TBSホールディングス)」の出資により、「東京エレクトロン研究所」として設立されました。1978年10月には「東京エレクトロン」に社名変更しています。

 「東京エレクトロン」の本社は、「赤坂Bizタワー」にあります。なぜ「赤坂Bizタワー」にあるかというと「TBSホールディングス」と「東京エレクトロン」は親子関係にあるためです。現在は関係が薄れていますが、現在でも「TBSホールディングス」は、「東京エレクトロン」の株式の5%弱を保有しています。

● 世界4位の半導体製造装置メーカー!
 半導体業界は空前の好景気となっています。5Gスマホ、高性能パソコン、高性能サーバー向けの先端半導体から、自動車、家電、産業機器向けの汎用半導体まで、半導体不足が起きています。そのため半導体製造装置メーカーも業績が絶好調です。

 2021年時点で、「東京エレクトロン」は、世界4位の半導体製造装置メーカーです。1位は「アプライド・マテリアルズ(アメリカ)」、2位は「ASMLホールディング(オランダ)」、3位は「ラムリサーチ(アメリカ)」です。

 「東京エレクトロン」の2022年3月期の連結決算は、売上高2,003,805百万円、営業利益599,271百万円です。売上高2兆円を超えており、「TBSホールディングス」より遥かに大きな企業に成長しました。


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東京エレクトロン(2022年3月期の連結業績)
 「東京エレクトロン」は、2022年5月12日に「2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。売上高2,003,805百万円(前期比+43.2%)、営業利益599,271百万円(前期比+86.9%)といずれも過去最高を記録しました。

 売上高は前期比43.2%増と驚異的な伸びで一気に2兆円を突破しました。これには私は正直驚きました。営業利益に至っては前期比86.9%増と6,000億円をわずかに切る驚異的な決算となっています。

 東京エレクトロン(PDF:2022/05/12)
 2022年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)  

2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 売上高-2,350,000百万円(前期比+17.3%)
◆ 営業利益-716,000百万円(前期比+19.5%)

東京エレクトロンの連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1999年3月     313,820百万円       6,382百万円
2000年3月     440,728百万円     35,816百万円
-----------------------------------------
2001年3月     723,880百万円   121,086百万円
2002年3月     417,825百万円  △18,310百万円
2003年3月     460,580百万円       1,118百万円
2004年3月     529,653百万円     22,279百万円
2005年3月     635,710百万円     63,982百万円
2006年3月     673,686百万円     75,703百万円
2007年3月     851,975百万円   143,978百万円
2008年3月     906,091百万円   168,498百万円
2009年3月     508,082 百万円    14,710百万円
2010年3月     418,636百万円    △2,180百万円
-----------------------------------------
2011年3月     668,722百万円     97,870百万円
2012年3月     633,091百万円     60,443百万円
2013年3月     497,299百万円     12,548百万円
2014年3月     612,170百万円     32,204百万円
2015年3月     613,124百万円     88,113百万円
2016年3月     663,948百万円   116,788百万円
2017年3月     799,719百万円   155,697百万円
2018年3月  1,130,728百万円   281,172百万円
2019年3月  1,278,240百万円   310,571百万円
2020年3月  1,127,286百万円   237,292百万円
-----------------------------------------
2021年3月  1,399,102百万円   320,685百万円
2022年3月  2,003,805百万円   599,271百万円

2023年3月期予想
2023年3月  2,350,000百万円   716,000百万円

(備考)2001年3月期のITバブル、2007年3月期・2008年3月期のプチバブルがピークとなっています。シリコンサイクルで好不況が周期的にやってくるため業績の振れが非常に激しいです。しかし、2018年3月期以降は高止まりが続いています。


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東京エレクトロン宮城新棟

 「東京エレクトロン」 は、昨今の半導体市場の需要拡大に対応するため、製造子会社である東京エレクトロン宮城 本社工場 に開発棟を建設します。2023年春の着工、2025年春の竣工を予定しています。建設費用は約470億円です。

 引用資料 東京エレクトロン(2022/05/12)
 東京エレクトロン宮城 新棟建設のお知らせ

 今後、社会のデジタル化を背景に半導体市場はさらなる拡大が予想されます。東京エレクトロン宮城が開発・製造しているエッチング製造装置の市場は、パターニング技術の進化とともに技術革新が続き、今後も大きな成長が見込まれています。

 新開発棟の建築により、技術開発力をさらに強化し、拡大する市場と多様化する技術ニーズを見据え、顧客の求める機能を備えた製品をタイムリーに提供することで、中長期における持続的な成長と社会の発展に貢献します。

東京エレクトロン宮城新棟の概要
◆ 所在地-宮城県黒川郡大和町テクノヒルズ1番
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 延床面積-約46,000㎡ *付帯設備エリア除く
◆ 構造-鉄骨造
◆ 地震対策-全免震構造
◆ 用途-プラズマエッチング装置など半導体製造装置の開発
◆ 着工-2023年春予定
◆ 竣工-2025年春予定
◆ 建設費用-約470億円


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「新棟完成予想図 (正面図)」です。



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2022年5月13日 (金)

地上43階、高さ約210mの「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」  街区名称を「東京ワールドゲート赤坂」、建物名称を「赤坂トラストタワー」に決定! 

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-(仮称)赤坂二丁目プロジェクト-

 「森トラスト」は、赤坂ツインタワー跡地を中心とした「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の整備を行っています。歴史・文化発信施設や滞在施設の整備、観光情報の提供といった文化発信・観光支援機能を導入するとともに、歩行者ネットワークの強化、周辺の緑地と連携したまとまりのある緑地の確保を行うことで、東京の都市再生への貢献を図ります。

 「完成イメージ」を見ても分かりますが、首都高速都心環状線沿いの「NTT赤坂ビル」は美装化して残ります。建築主に「エヌ・ティ・ティ都市開発」も参画しているのはそのためだです。 

● 街区名称を東京ワールドゲート赤坂に決定!
 「森トラスト」は、「NTT都市開発」と共同で進めている「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」について、街区の正式名称を「東京ワー
ルドゲート赤坂」、建物名称を「赤坂トラストタワー」に決定しました。

 引用資料 森トラスト(PDF:2022/05/12)
 国家戦略特別区域特定事業「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」 街区名称を「東京ワールドゲート赤坂」に決定 再び出会い、交流するための目的地となる街の実現を推進

 「東京ワールドゲート赤坂」は、ニューノーマルのその先の未来において、多様な人々が再び出会い、交流するための目的地となることを目指し、街区コンセプトを「Next Destination ~もう一度、街で会おう~」に決定しました。人々が足を運びたくなる機能の整備、ニューノーマルな働き方・ライフスタイルの提案を通し、東京の国際ビジネス拠点へと進化を遂げる虎ノ門・赤坂エリアにさらなる活気とにぎわいをもたらします。

東京ワールドゲート赤坂 赤坂トラストタワーの概要
◆ 計画名-(仮称)赤坂二丁目プロジェクト
◆ 所在地-東京都港区赤坂一丁目1712番1他(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線・南北線・ 千代田線・丸ノ内線「溜池山王駅・国会議事堂前」駅直結、東京メトロ千代田線「赤坂」駅
◆ 階数-(新築建物)地上43階、塔屋2階、地下3階、(既存建物)地上7階、地下3階
◆ 高さ-(新築建物)最高部約210m
◆ 敷地面積-(施設全体)15,735.14㎡、(新築建物)13,102.25㎡
◆ 建築面積-(施設全体)7,773.81㎡、(新築建物)6,732.22㎡
◆ 延床面積-(施設全体)218,377.52㎡、(新築建物)208,453.72㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 地震対策-中間層免震構造
◆ 用途-オフィス、ホテル、サービスアパートメント、店舗、クリニック、歴史文化発信施設など
◆ 建築主-森トラスト、エヌ・ティ・ティ都市開発
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2021年01月15日
◆ 竣工-(第1期)2024年08月予定、(第2期)2025年10月15日予定
◆ 開業-(第1期)2024年08月予定


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「建物外観」です。地震対策として「中間層免震構造」を採用します。


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「外構」です。


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「1 階ロビー」です。


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「断面図」です。


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「周辺地図」です。


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「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年5月12日 (木)

北区 地上26階、高さ約110mの「赤羽一丁目第一地区市街地再開発事業」 2023年3月に本組合設立予定!

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-赤羽一丁目第一地区市街地再開発事業-
 
「赤羽一丁目第一地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、赤羽駅東口から徒歩2分に位置する約0.5haの区域であり、賑わいのある飲食街を中心に大変活気のある地区です。

 一方で、駅前としての土地の有効利用がなされておらず、老朽化した建物が密集し、狭隘な道路も存在することから、合理的で健全な土地の高度利用と都市機能向上および、都市環境や災害防止の観点からも街並みの更新が求められるエリアとされていました。

 「丸紅都市開発」は、「丸紅」と共に事業協力者として計画推進中の「赤羽一丁目第一地区第一種市街地再開発事業」について、2020年8月17日に都市計画決定の告示がなさました。

● 2023年3月に本組合設立予定!
 「建設通信新聞」によると「赤羽一丁目第一地区市街地再開発事業」は、2023年3月に本組合設立予定です。地上26階、地下1階、高さ約110m、延床面積約32,700㎡で計画されています。

 建設通信新聞(2022/05/12)
 赤羽1丁目第一地区再開発/来春に本組合設立/延べ3.2万㎡ 25年度着工

 引用資料 北区・公式ホームページ
 赤羽一丁目における市街地再開発事業について

赤羽一丁目第一地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都北区赤羽一丁目10番・11番の一部
◆ 交通-JR「赤羽」駅徒歩2分
◆ 階数-地上26階、地下1階
◆ 高さ-最高部約110m
◆ 敷地面積-約2,900㎡
◆ 建築面積-約1,700㎡
◆ 延床面積-約32,700㎡
◆ 容積対象床面積-約23,100㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、店舗、駐車場
◆ 総戸数-約300戸
◆ 建築主-赤羽一丁目第一地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-丸紅都市開発、丸紅
◆ 本組合設立-2023年03月予定
◆ 解体工事-2024年09月予定 
◆ 着工-2025年09月予定
◆ 竣工-2028年04月予定


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「各地区の位置関係」です。計画区域は、「第一地区、第二地区、第三地区」と3つの地区に分かれており、これまでの間にそれぞれの地区で権利者の方々による市街地再開発準備組合が設立されています。


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「配置図」と「断面図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。



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2022年5月11日 (水)

総合商社大手5社の2022年3月期の連結業績 「三菱商事(9,375億円)、三井物産(9,147億円)、伊藤忠商事(8,202億円」と驚異的な純利益に!

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-総合商社-
 日本の株式市場は、日経平均株価もTOPIX(東証株価指数)も全く冴えませんが、日本企業はそれとは反比例するように、世界経済がコロナ禍から立ち直るにつれて急回復しており好決算が続出しています(写真提供読者さん)。

 私は、企業ヲタでもあるので1981年頃から40年以上企業の決算を見ていますが、今まで見た事の無い数字が続出しています。総合商社大手5社(三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅)も2022年3月期は、歴史的な資源価格の高騰などで、驚異的な好決算となりました。

● 通期の純利益は三菱商事が1位に!
 通期の純利益予想は「三井物産(8,400億円)、伊藤忠商事(8,200億円)、三菱商事(8,200億円)」となっていました。しかし、最終的な結果は三菱商事が逆転して1位となりました。

 総合商社大手5社の純利益は、「三菱商事(9,375億円)、三井物産(9,147億円)、伊藤忠商事(8,202億円)、住友商事(4,636億円)、丸紅(4,243億円)」です。総合商社大手5社の純利益の合計は3兆5605億円と驚異的な数値になりました。

 ちなみに総合商社は、総合商社大手5社に「豊田通商、双日」を含めると7社になります。2022年3月期の連結業績で、7社すべての純利益が過去最高となりました。

2022年3月期の純利益(2021年4月1日~2022年3月31日)
(1) 三菱商事-937,529百万円(9,375億円)
(2) 三井物産-914,722百万円(9,147億円)
(3) 伊藤忠商事-820,269百万円(8,202億円)
(4) 住友商事-463,694百万円(4,636億円)
(5) 丸紅-424,320百万円(4,243億円)
(6) 豊田通商-222,235百万円(2,222億円)


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三菱商事(通期の純利益9,375億円)

 「三菱商事」は、2022年5月10日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、937,529百万円となりました。

 三菱商事(PDF:2022/05/10)
 2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結) 

2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-17,264,828百万円(前期比+34.0%)
◆ 純利益-937,529百万円(前期比+443.3%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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三井物産(通期の純利益9,147億円)

 「三井物産」は、2022年5月2日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、914,722百万円となりました。

 三井物産(PDF:2022/05/02)
 2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-11,757,559百万円(前期比+46.8%)
◆ 純利益-914,722百万円(前期比+172.7%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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伊藤忠商事(通期の純利益8,202億円)

 「伊藤忠商事」は、2022年5月10日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。当社株主に帰属する当期純利益は、820,269百万円となりました。

 伊藤忠商事(PDF:2022/05/10)
 2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結) 

2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-12,293,348百万円(前期比+18.6%)
◆ 純利益-820,269百万円(前期比+104.3%)
(純利益は、当社株主に帰属する当期純利益)


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住友商事(通期の純利益4,636億円)

 「住友商事」は、2022年5月10日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、463,694百万円となりました。

 住友商事(PDF:2022/05/10)
 2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結) 

2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-5,495,015百万円(前期比+18.3%)
◆ 純利益-463,694百万円(前期は赤字)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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丸紅(通期の純利益4,243億円)

 「丸紅」は、2022年5月6日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、424,320百万円となりました。

 丸紅(PDF:2022/05/06)
 2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-8,508,591百万円(前期比+34.4%)
◆ 純利益-424,320百万円(前期比+90.1%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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豊田通商(通期の純利益2,222億円)

 「豊田通商」は、2022年4月28日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、222,235百万円となりました。

 豊田通商(PDF:2022/04/28)
 2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-8,028,000百万円(前期比+27.2%)
◆ 純利益-222,235百万円(前期比+65.1%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)



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2022年5月10日 (火)

海運大手3社の2022年3月期の連結業績 「日本郵船、商船三井、川崎汽船」の純利益2兆3603億円 「日本郵船」は純利益1兆円突破!

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-海運大手3社-
 日本の株式市場は、日経平均株価もTOPIX(東証株価指数)も全く冴えませんが、日本企業はそれとは反比例するように、世界経済がコロナ禍から立ち直るにつれて急回復しており好決算が続出しています(写真提供読者さん)。

 私は、企業ヲタでもあるので1981年頃から40年以上企業の決算を見ていますが、今まで見た事の無い数字が続出しています。特に「日本郵船、商船三井、川崎汽船」の海運大手3社の2022年3月期の最終利益は、日本郵船1,009,105百万円、商船三井708,819百万円、川崎汽船642,424百万円と3社合計で2兆3603億円と空前の好決算となりました。

● 異常とも言える利益水準の高さ!
 海運大手3社の異常とも言える利益水準の高さは、コンテナ船のスペース不足長期化による運賃高止まりが大きな要因です。海運大手3社の利益の多くは、コンテナ船事業統合会社「オーシャン ネットワーク エクスプレス」からもたらされています。

 シンガポールに本社を置く「オーシャン ネットワーク エクスプレス」の2022年3月期の税引後損益は16,756百万米ドル(1ドル130円換算で2兆1782億円)を計上しています。海運大手3社は、出資に応じた投資利益を計上したことが大きかったです。

 海運業界は構造的な不況業種でした。コンテナ船事業を切り離しての経営統合は、このままでは日本のコンテナ船事業が世界から取り残されるという危機感から行われました。

 経営統合して競争力がアップしたところに空前のコンテナ船バブルがやってきました。「日本郵船、商船三井、川崎汽船」が別々にコンテナ船事業を行っていたらここまでの利益は望めなかったと思います。

2022年3月期の純利益(2021年4月1日~2022年3月31日)
(1) 日本郵船-1,009,105百万円(1兆91億円)
(2) 商船三井-708,819百万円(7,088億円)
(3) 川崎汽船-642,424百万円(6,424億円)


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日本郵船(通期の純利益1兆91億円)

 「日本郵船」は、2022年5月9日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。親会社株主に帰属する当期純利益は、1,009,105百万円と日本の海運業界で初めて1兆円を突破しました。 

 日本郵船(PDF:2022/05/09)
 2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-2,280,775百万円(前期比+41.8%)
◆ 純利益-1,009,105百万円(前期比+624.8%)
(純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益)


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商船三井(通期の純利益7,088億円)
 「商船三井」は、2022年4月28日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。親会社株主に帰属する当期純利益は、708,819百万円と7,000億円を突破しました。 

 商船三井(PDF:2022/04/28)
 2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-1,269,310百万円(前期比+28.0%)
◆ 純利益-708,819百万円(前期比+687.1%)
(純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益)


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川崎汽船(通期の純利益6,424億円)
 「川崎汽船」は、2022年5月9日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。親会社株主に帰属する当期純利益は、642,424百万円と6,000億円を突破しました。 

 川崎汽船(PDF:2022/05/09)
 2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-756,983百万円(前期比+21.0%)
◆ 純利益-642,424百万円(前期比+491.0%)
(純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益)


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オーシャン ネットワーク エクスプレス

 「日本郵船、商船三井、川崎汽船」の海運大手3社は、コンテナ船事業を切り離し、経営統合して「オーシャン ネットワーク エクスプレス ホールディングス(Ocean Network Express Holdings,Ltd.)」を設立、2017年7月7日に発足し、2018年4月1日から営業を開始しています。出資比率は、「日本郵船38%、商船三井31%、川崎汽船31%」となっています。

 「ONE」は英語名の頭文字をとった略称で、日の丸コンテナ船事業を一つにするとの意味があります。ちなみに事業運営会社である「オーシャン ネットワーク エクスプレス(Ocean Network Express Pte. Ltd.)」はシンガポールに本社を置いています。持株会社の本社は東京、事業運営会社の本社はシンガポールということです。

海運業界の世界ランキング
 海運会社の経営規模の目安として、一般に通用しているのがコンテナ船積載量です。コンテナ船の積載能力やコンテナターミナルの貨物取扱数などを示す「TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個に相当)」という貨物容量の単位があります。

 「日本郵船、商船三井、川崎汽船」に莫大な利益をもたらした「オーシャン ネットワーク エクスプレス」ですが、TEUに基づいた海運業界の世界ランキングでは、2021年時点で世界7位に過ぎません。

TEUに基づいた海運業界の世界ランキング
(1) MSCグループ(スイス)
(2) A.P.モラー・マースク(デンマーク)
(3) CMA CGM(フランス)
(4) COSCO(中国)
(5) エバーグリーン・マリン(台湾)
(6) ハパックロイド(ドイツ)
(7) オーシャン ネットワーク エクスプレス(日本)
(8) HMM(韓国:旧社名は現代商船)
(9) 陽明海運(台湾)



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2022年5月 9日 (月)

横浜市 高さ約195m・約180m・約165mのトリプル超高層タワーマンション 東高島駅北地区のまちづくり 2022年度の工事ステップ!

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-(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計画-

 「横浜市」は、神奈川区の東高島駅北地区の一部水域を埋め立てて、新たなまちづくりを検討しています。街区は「A地区」~「E地区」まで計画されています。当初計画では工期が2018年~2022年予定でした。

 当初計画より大幅に遅れていますが、超高層タワーマンションを建設する前の「運河埋⽴」などの基盤整備が本格的に行われています。「東高島駅北地区土地区画整理組合」の公式ホームページに「全体工程表」が公開されています。

 引用資料 公式ホームページ
 東高島駅北地区土地区画整理組合

 計画に変更が無ければ、(C-1地区)地上47階、塔屋2階、地下2階、最高高さ約180m、(C-2地区A棟)地上42階、塔屋2階、地下2階、最高高さ約165m、(C-2地区B棟)地上52階、塔屋2階、地下2階、最高高さ約195mのトリプル超高層タワーマンションが建設される予定です。 

(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計の概要
◆ 所在地-横浜市神奈川区星野町及び神奈川一丁目地内
◆ 階数-(C-1地区)地上47階、塔屋2階、地下2階、(C-2地区A棟)地上42階、塔屋2階、地下2階、(C-2地区B棟)地上52階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-(C-1地区)最高部約180m、軒高約165m、(C-2地区A棟)最高部約165m、軒高約150m、(C-2地区B棟)最高部約195m、軒高約180m
◆ 敷地面積-(C地区全体)約28,100㎡、(C-1地区)約11,000㎡、 (C-2地区)約17,100㎡
◆ 建築面積-(C地区全体)約11,600㎡、(C-1地区)約4,300㎡、(C-2地区)約7,300㎡
◆ 延床面積-(C地区全体)約225,000㎡、(C-1地区)約87,000㎡、(C-2地区)約138,000㎡
◆ 容積対象床面積-(C地区全体)約168,600㎡、(C-1地区)約66,000㎡、(C-2地区)約102,600㎡
◆ 用途-共同住宅、商業施設、公益的施設等
◆ 建築主-日本貨物鉄道(JR貨物)、三井不動産レジデンシャル



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「施設配置計画図」です。合計3棟の超高層タワーマンションが建設される予定です(引用:横浜市)。


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「断面図」です(引用:横浜市)。


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「2021年度工事について」です。既存建物の解体や運河埋⽴がかなり進んでいます。


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「2022年度(令和4年度)上半期」の工事ステップです。


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「2022年度(令和4年度)下半期」の工事ステップです。「運河埋⽴」が一気に進む予定です。



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2022年5月 8日 (日)

目黒川沿い 地上30階、高さ約106mの「アトラスタワー五反田」 公式ホームページがオープン!

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-アトラスタワー五反田-
 西五反田二丁目の目黒川沿いに「海喜館」という旅館がありました。海喜館は解体されて跡地には、地上30階、地下1階、高さ105.76m、総戸数213戸(非分譲住戸11戸、広告対象外住戸5戸含む)の超高層タワーマンション「(仮称)品川プロジェクト」を建設しています。

 建築主が「旭化成不動産レジデンス」のため、正式名称が旭化成不動産レジデンスのアトラスを冠した「アトラスタワー五反田」に決定、公式ホームページがオープンしています。

 引用資料 公式ホームページ
 アトラスタワー五反田

アトラスタワー五反田の概要
◆ 計画名-(仮称)品川プロジェクト
◆ 所在地-東京都品川区西五反田二丁目22丁目1,2,3,5,6(地番)
◆ 交通-JR山手線「五反田」駅徒歩5分、都営浅草線「五反田」駅徒歩3分、東急池上線「五反田」駅徒歩5分
◆ 階数-地上30階、地下1階
◆ 高さ-最高部105.76m
◆ 敷地面積-2,079.57㎡
◆ 建築面積-1,096.00㎡
◆ 延床面積-21,643.19㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-共同住戸
◆ 総戸数-213戸(非分譲住戸11戸、広告対象外住戸5戸含む)
◆ 建築主-旭化成不動産レジデンス
◆ 設計者・監理者-(意匠・監理)NEXT ARCHITECT&ASSOCIATES、(構造・電気・設備・監理)西松建設
◆ 施工者-西松建設
◆ 着工-2021年04月01日
◆ 竣工-2024年03月中旬予定
◆ 入居開始-2024年04月中旬予定


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 「完成予想外観CG」です。


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「完成予想外観CG」です。


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「物件周辺再開発概念マップ」です。


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「敷地配置図」です。


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「位置図」です。



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2022年5月 7日 (土)

(仮称)足立区綾瀬3丁目計画 大規模制振タワーレジデンス 地上32階、高さ約118mの「シティタワー綾瀬」 公式ホームページがオープン!

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-(仮称)足立区綾瀬3丁目計画-
 足立区の「綾瀬駅」には、東京メトロの千代田線とJR東日本の常磐線が乗り入れています。常磐線の列車は緩行線で運行される常磐線各駅停車のみが停車します。千代田線と常磐線は「綾瀬駅」を介して相互直通運転を行っています。

 綾瀬駅の北側に「イトーヨーカドー 綾瀬店」がありますが、イトーヨーカドー 綾瀬店の東隣に「サンポップビル」と「エトセトラビル」 の2棟の大型商業ビルがありました。「サンポップビル」と「エトセトラビル」は、閉鎖されて解体されました。

 跡地には、「住友不動産」により、地上32階、地下1階、高さ118.00m、総戸数427戸の超高層タワーマンション「(仮称)足立区綾瀬3丁目計画」が建設されます。

● シティタワー綾瀬
 「(仮称)足立区綾瀬3丁目計画」の正式名称は「シティタワー綾瀬」に決定し、公式ホームページがオープンしています。「シティタワー綾瀬」の東側隣接地には、足立区による「交通広場」が整備予定です。

 引用資料 公式ホームページ
 シティタワー綾瀬

シティタワー綾瀬の概要
◆ 計画名-(仮称)足立区綾瀬3丁目計画
◆ 所在地- 東京都足立区綾瀬三丁目4番4他(地番)
◆ 交通-東京メトロ千代田線・JR常磐線「綾瀬」駅駅から徒歩1分
◆ 階数-地上32階、地下1階
◆ 高さ-最高部118.00m、軒高109.99m
◆ 敷地面積-3,643.67㎡
◆ 建築面積-1,837.59㎡
◆ 延床面積-47,092.02㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-427戸、その他店舗6区画
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者-長谷工コーポレーション
◆ 施工者-長谷工コーポレーション
◆ 着工-2022年04月01日予定
◆ 竣工-2024年12月中旬予定
◆ 入居開始-2025年06月下旬予定


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「外観完成予想図」です。


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東京メトロ千代田線「綾瀬」駅から徒歩1分、JR常磐線「綾瀬」駅」駅から徒歩1分の好立地です。


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「シティタワー綾瀬」の東側隣接地には、足立区による「交通広場」が整備予定です(引用:足立区)。


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「位置図」です。



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2022年5月 6日 (金)

「船橋競馬場」がテーマパークへと進化中! 船橋競馬場大規模改修工事 2022年5月初旬の建設状況

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-船橋競馬場大規模改修工事-
 1950年8月21日に開場した「船橋競馬場」は、千葉県船橋市に所在する地方競馬の競馬場です。競馬の主催者は「千葉県競馬組合」で、土地・施設は「よみうりランド」から賃借しています。

 「船橋競馬場」は、築50年以上が経過し躯体や設備が老朽化したため、「よみうりランド」は、成長戦略「飛躍」に基づき、船橋競馬場において観覧スタンドの全面的な建て替えや入場口新設などの改修計画を策定しました。

 「船橋競馬場大規模改修工事」では、観覧スタンドを全面的に建て替え、耐震を強化することにより快適かつ安心して観戦できるようにします。大型集客施設の正面に入場口を新設すると共に、場内には子供たちが馬と触れ合えるエリアを新規につくることで新たな客層を取り込み、地域にとっても賑わいのある施設へと生まれ変わります。万が一の災害時には防災拠点として地域へ貢献します。

 引用資料 よみうりランド(PDF:2019/03/27)
 船橋競馬場 大規模改修について

 現在は、競馬の開催を続けながらスタンドを全面的に建て替える工事が進んでいます。レース開催中は工事を止めていますが、それ以外は時間を決めて工事を行っています。「競走馬」に配慮して振動や騒音を最大限抑制して工事を行っています。

船橋競馬場大規模改修工事の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市若松一丁目2890-1の一部、他4筆(地番)
◆ 交通-京成電鉄「船橋競馬場」駅から徒歩約5分、JR「南船橋」駅から徒歩約10分
◆ 階数-地上5階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-25.900m
◆ 敷地面積-332,044.59㎡
◆ 建築面積-31,690.45㎡
◆ 延床面積-43,341.29㎡(建築全体43,527.27㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-観覧場
◆ 建築主-よみうりランド
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2020年12月01日
◆ 竣工-2024年03月31日予定
◆ オープン-2024年春予定


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「新スタンド イメージ(夕景)」です。


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「新入場口 イメージ」です。


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「商業施設側から見た完成イメージ」です。


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「周辺地図」です。


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大規模改修工事前の「船橋競馬場」です。


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「船橋競馬場大規模改修工事」の2022年5月初旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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新スタンドA棟

 既存のスタンドの西側部分約3分の1を解体して、「新スタンドA棟」が建設されました。「新スタンドA棟」は、2022年2月14日にオープンしました(写真提供読者さん)。


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解体中の残っている既存スタンド

 東側に既存のスタンドが約3分の2残っています。「新スタンドA棟」の竣工後に、残っている既存のスタンドを解体して、「新スタンドB棟」と「運営エリア(千葉県競馬組合事務所や騎手ルームなど)」を建設します(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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座席の解体が行われています(写真提供読者さん)。


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北側(裏側)の東側部分です(写真提供読者さん)。


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解体工事が行われています(写真提供読者さん)。


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更に西側です(写真提供読者さん)。


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更に西側です(写真提供読者さん)。


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「船橋競馬場大規模改修工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年5月 5日 (木)

地上35階、高さ約131mの「(仮称)西新宿五丁目 淀橋複合開発計画 タワーマンションプロジェクト」 公式ホームページがオープン!

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-西新宿五丁目北地区防災街区整備事業-
 「(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業施設建築物」の予定地は、十二社通り及び青梅街道沿いは中高層建築物が多いが老朽化した建物も多く、また、地区内部は狭隘な道路や木造建物も多く、地区全体として住環境、商環境、防災等に多くの課題がある地区です。 

 超高層ツインタワーが建設される予定で、A地区には、地上33階、地下2階、高さ151.40mの「A棟」、B地区には、地上35階、地下2階、高さ131.57mの「B棟」が建設中です。

● タワーマンションの公式HPがオープン!
 先行して、「A地区」が住友不動産のホームページに「(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト」として公開されていますが、「B地区」の「(仮称)西新宿五丁目 淀橋複合開発計画 タワーマンションプロジェクト」の公式ホームページがオープンしました。

 引用資料 公式ホームページ
 (仮称)西新宿五丁目 淀橋複合開発計画 タワーマンションプロジェクト

(仮称)西新宿五丁目 淀橋複合開発計画 タワーマンションプロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業施設建築物 B棟
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿五丁目801番(地番)
◆ 交通-東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅から徒歩8分、東京メトロ丸ノ内方南支線「中野坂上」駅から徒歩8分、都営大江戸線「西新宿五丁目」駅から徒歩10分、都営大江戸線「都庁前」駅から徒歩11分、JR総武・中央線「新宿」駅から徒歩17分
◆ 階数-地上35階、地下2階
◆ 高さ-最高部131.57m、軒高124.59m
◆ 敷地面積-4,267.00㎡
◆ 建築面積-2,081.09㎡
◆ 延床面積-44,545.03㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-マットスラブ工法(直接基礎)
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-共同住宅、店舗、保育所、駐車場、駐輪場
◆ 総戸数-427戸(非分譲住戸254戸・非分譲SOHO11室含む)、その他 店舗9区画・事務所
◆ 建築主-西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合(参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者-アール・アイ・エー
◆ 施工者-五洋建設(大成・五洋建設共同企業体:B棟は五洋建設)
◆ 着工-2019年06月30日
◆ 竣工-2023年01月下旬予定
◆ 入居開始-2023年06月下旬予定


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「西新宿五丁目北地区防災街区整備事業」の完成イメージです。


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「配置図」です(引用:新宿区景観まちづくり審議会)。


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「位置図」です。新宿副都心が拡大して西端が「神田川」まで到達しています。



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2022年5月 4日 (水)

JR南船橋駅周辺が「三井不動産村」に! JR南船橋駅南口市有地活用事業 2022年5月初旬の状況

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-JR南船橋駅南口-
 JR南船橋駅南口は、長い間開発から取り残されていました。目立った開発は、「ららぽーとスキードームSSAWS」の跡地に2006年4月24日に「IKEA船橋(現:IKEATokyo-Bay)」がオープン、総戸数1,211戸の 大規模マンション「ワンダーベイシティSAZAN」が2007年1月に竣工したくらいでした。

 「三井不動産」が、「船橋オートレース場」跡地に、大規模物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋」を整備しましたが、それに触発されるように動きが出てきました。

 「IKEATokyo-Bay」のすぐ北側に、三井不動産レジデンシャルが「(仮称)船橋市浜町2丁目計画 新築工事」が建設されました。正式名称は「パークホームズLaLa南船橋ステーションプレミア」で、2022年1月下旬に竣工しました。

 JR南船橋駅周辺は、「三井ショッピングパーク ららぽーと TOKYO-BAY、三井不動産ロジスティクスパーク船橋、パークホームズLaLa南船橋ステーションプレミア」と「三井不動産村」の様相を呈してきました。

JR南船橋駅南口市有地活用事業
 「南船橋駅南口地区」は、JR京葉線南船橋駅南口の駅前に位置し、官民連携事業等の実施によって、臨海部における賑わいの創出と回遊性の向上に寄与する魅力的なまちづくりを進めていく地区です。

 緑豊かな広場空間を駅前に配置することにより憩いと賑わいを提供し、周辺環境と調和を図りつつ、新たな回遊拠点を創出することをテーマにまちづくりを進めていきます。広場を中心としたまちづくりを行うことにより、地域が一体となる臨海部の玄関口を形成していきます。

 「船橋市」は、JR南船橋駅南口市有地活用事業の事業者募集で、「三井不動産グループ」を優先交渉権者に選定しています。大規模な広場空間を中心に商業施設、居住施設等を配置することで憩いと賑わいを提供し、新たな回遊拠点を創出することを提案しています。住む人、働く人、訪れる人が自分の居場所(庭)と思える広場、「まちの庭」を開発コンセプトとしています。

 引用資料 船橋市・公式ホームページ
 令和2年度第140回船橋市都市計画審議会の会議概要


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「地区整備計画」です。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業」の予定地の2022年5月初旬の状況です(写真提供読者さん)。


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最寄り駅となる「JR南船橋駅」です(写真提供読者さん)。


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北西側部分です(写真提供読者さん)。


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準備工事が行われています(写真提供読者さん)。


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撤去された「地中障害物」でしょうか?(写真提供読者さん)。


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東側部分です(写真提供読者さん)。



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2022年5月 3日 (火)

ポンテグランデTOKYO 足立区で一番高い高層ビル 地上42階、高さ約153m、総戸数466戸の「シティタワー千住大橋」

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-ポンテグランデTOKYO-

 足立区は、京成電鉄「千住大橋駅」周辺の約693,000㎡のエリアで、大規模再開発「千住大橋駅周辺地区・地区まちづくり計画」を進めています。その中心地区となるのが、ニッピとリーガルコーポレーションの工場跡地約120,000㎡超の再開発計画で、タウンの名称は「ポンテグランデTOKYO」となっています。

 10年以上前から、隅田川沿いに高さ150m級の2棟の超高層タワーマンションが建設される構想が発表されていましたが、一向に動きがありませんでした。

 「ニッピ」は、2020年3月27日に「E街区」を「長谷工コーポレーション」に譲渡する事を発表しました。「長谷工コーポレーション」は、自らが建築主になる事は少ないですが、自らが土地を取得、その後土地を譲渡して施工を請け負う事がよくあります。

● シティタワー千住大橋
 「E街区」には、地上42階、地下0階、高さ153.50m、総戸数466戸の「(仮称)ポンテグランデTOKYO E街区計画」が建設されています。正式名称は「シティタワー千住大橋」です。

 引用資料 公式ホームページ
 シティタワー千住大橋

シティタワー千住大橋
◆ 計画名-(仮称)ポンテグランデTOKYO E街区計画
◆ 所在地-東京都足立区千住橋戸町1番5ほか(地番)
◆ 交通-京成本線「千住大橋」駅から徒歩5分
◆ 階数-地上42階、地下0階
◆ 高さ-最高部153.50m、軒高146.45m
◆ 敷地面積-8,900.62㎡
◆ 建築面積-2,400.13㎡
◆ 延床面積-49,493.53㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-共同住宅、認可保育所
◆ 総戸数-466戸
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者・監理者-長谷工コーポレーション
◆ 施者者-長谷工・大成 建設共同企業体(長谷工コーポレーション、大成建設JV)
◆ 着工-2022年01月04日
◆ 竣工-2025年04月中旬予定
◆ 入居開始-2025年09月下旬予定


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約120,000㎡超の複合タウン「ポンテグランデTOKYO」です。


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「ポンテグランデTOKYO」です。


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「ポンテグランデTOKYO」の街区図です。「F街区」にも超高層タワーマンションが建設される予定です。

 引用資料 公式ホームページ
 ポンテグランデTOKYO


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「位置図」です。



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2022年5月 2日 (月)

船橋市 収容1万人規模の大型多目的アリーナ「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ) 」 2022年5月初旬の建設状況

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-(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY-
 千葉県船橋市をホームタウンとする国内男子プロバスケットボールリーグBリーグの「千葉ジェッツふなばし」は、「ミクシィ」と戦略的業務資本提携を締結し、「ミクシィ」は株式の過半数を取得し、連結子会社化しています。

 「三井不動産」は、「船橋オートレース場」跡地に、大規模物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋」を整備しましたが、北側のJR京葉線沿いに「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」があります。「三井不動産」と「ミクシィ」は、ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場に新アリーナを建設します。

● ららアリーナ 東京ベイを2022年2月に着工!
 「三井不動産」および「ミクシィ」は、今般、千葉県船橋市において収容客数1万人規模の大型多目的アリーナ「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」を建築着工しました。

 引用資料 三井不動産(2022/02/02)
 三井不動産 × ミクシィ 収容1万人規模の大型多目的アリーナ 「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ) 」建築に着手 千葉県船橋市に2024年春開業予定

 「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY」は、B.LEAGUE1部に所属し、2020年~2021年シーズンチャンピオンの「千葉ジェッツふなばし」がホームアリーナとして利用するほか、音楽コンサート、スポーツイベント、企業の展示会など様々なイベントに対応可能な施設を目指しています。

 「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」のすべてが収容客数1万人規模の大型多目的アリーナになる訳ではありません。一部に駐車台数1,007台の「(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画」が建設されます。

(仮称)LaLa arena TOKYO-BAYの概要
◆ 計画名-船橋市浜町2丁目計画
◆ 所在地-千葉県船橋市浜町二丁目5
◆ 交通-JR京葉線・武蔵野線「南船橋」駅徒歩約6分
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 高さ-30.95m
◆ 敷地面積-19,978.52㎡
◆ 建築面積-13,368.05㎡
◆ 延床面積-29,409.08㎡(建築物全体30,947.96㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-観覧場
◆ 収容客数-約10,000人
◆ 建築主-三井不動産、ミクシィ
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 外装コンセプトデザイン-HKS
◆ ランドスケープデザイン-SWA Group
◆ 着工-2022年02月
◆ 竣工-2024年03月予定
◆ 開業-2024年春予定

立体駐車場の概要
◆ 計画名-(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画
◆ 所在地-千葉県船橋市浜町二丁目1番2の一部(地番)
◆ 交通-JR京葉線「南船橋」駅
◆ 階数-地上6階、地下0階
◆ 高さ-20.71m
◆ 敷地面積-14,189.18㎡
◆ 建築面積-3,686.72㎡
◆ 延床面積-16,459.35㎡(建築物全体20,701.33㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-駐車場
◆ 駐車台数-1,007台
◆ 建築主-三井不動産
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2022年02月
◆ 竣工-2023年02月予定


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(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)の「鳥瞰 CG」です。


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「バスケットボール試合開催時 CG」です。


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「音楽コンサート開催時 CG」です。


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「位置図(狭域図)」です。西側には「(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画」が整備されます。
 

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北西側から見た2022年5月初旬の「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」と「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ) 」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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敷地西側です。この部分は「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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基礎杭となる「既製コンクリート杭」が並べられています(写真提供読者さん)。


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東側です(写真提供読者さん)。


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基礎工事が行われています(写真提供読者さん)。


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建込まれた「既製コンクリート杭」の上に鉄筋の配筋が行われています。この部分が柱になります(写真提供読者さん)。


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反対側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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建込まれた「既製コンクリート杭」の上に鉄筋の配筋が行われています(写真提供読者さん)。


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南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「船橋市浜町2丁目計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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「(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年5月 1日 (日)

「さいたま市」の新庁舎整備 新庁舎整備基本計画作成へ 地上20階程度、高さ90m~100m、延床面積最大60,000㎡を想定!

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-さいたま市・新庁舎整備等基本構想-
 「さいたま市役所」の庁舎は、1976年2月に竣工したかつての「浦和市役所」です。大宮市・与野市との合併に伴い、「さいたま市」が発足に伴い、旧3市の庁舎で最も築年数が浅く面積が広かったことから、「さいたま市役所」の本庁舎となりました。

 現庁舎の運用にあたっては、中規模修繕や執務室分散化等のコストなど、また、建物の老朽化、機能の低下に起因する財政負担が今後も見込まれま、大きな課題となっていました。

 さいたま市は2019年12月14日に、「さいたま市本庁舎整備検討調査報告書」をまとめました。答申の条件を踏まえ、建設地として「(1)食肉中央卸売市場ほか街区、(2)コクーン2・3街区、(3)さいたま新都心バスターミナルほか街区」の適地3カ所を挙げ、民間事業者が民間収益施設と一体的に整備することを想定し、それぞれ本庁舎部分取得費用やランニングコスト、規模などを示しました。

 移転場所の選定に当たっては、3適地の検討結果や答申を踏まえ、総合的に判断した結果、2021年2月2日にさいたま市長が、「さいたま新都心バスターミナルほか街区」への移転を目指すと表明しました。

 想定する規模は、地上20階程度、高さ90m~100m、延床面積最大60,000㎡(本庁舎約43,000㎡、民間施設約16,000㎡、既存バスターミナル約800㎡)で、概算費用を220.8億円、2028年度頃に建設工事を開始し、2031年度に移転を目指しています。

 引用資料 さいたま市・公式ホームページ
 新庁舎整備等基本構想(令和3年12月)

● 新庁舎整備基本計画作成へ!
 さいたま市が新庁舎整備事業の検討を本格化します。「さいたま市役所の位置に関する条例」の改正案を2022年4月28日に開いた臨時議会に提出しました。

 日刊建設工業新聞(2022/04/27)
 さいたま市/新庁舎整備基本計画作成へ、臨時議会に条例改正案提出


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新庁舎の規模

 概算面積約43,000㎡を想定しています。総延床面積最大60,000㎡(本庁舎約43,000㎡、民間施設約16,000㎡、既存バスターミナル約800㎡)を想定しています。


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新庁舎の整備場所

 移転場所の選定に当たっては、3適地の検討結果や答申を踏まえ、総合的に判断した結果、「さいたま新都心バスターミナルほか街区(埼玉県さいたま市大宮区北袋町一丁目603番地1,2)」の敷地面積約17,317㎡を移転場所としました。


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概略スケジュール

 2028年度頃に建設工事を開始し、2031年度に移転を目指しています。


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新庁舎の3適地
 「さいたま新都心駅周辺(半径800m 圏内)の範囲及び適地の位置」です。「さいたま市本庁舎整備審議会答申」では、さいたま新都心駅半径800m圏内に位置することなどを条件としていました。



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