総合商社大手5社の2022年3月期の連結業績 「三菱商事(9,375億円)、三井物産(9,147億円)、伊藤忠商事(8,202億円」と驚異的な純利益に!
-総合商社-
日本の株式市場は、日経平均株価もTOPIX(東証株価指数)も全く冴えませんが、日本企業はそれとは反比例するように、世界経済がコロナ禍から立ち直るにつれて急回復しており好決算が続出しています(写真提供読者さん)。
私は、企業ヲタでもあるので1981年頃から40年以上企業の決算を見ていますが、今まで見た事の無い数字が続出しています。総合商社大手5社(三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅)も2022年3月期は、歴史的な資源価格の高騰などで、驚異的な好決算となりました。
● 通期の純利益は三菱商事が1位に!
通期の純利益予想は「三井物産(8,400億円)、伊藤忠商事(8,200億円)、三菱商事(8,200億円)」となっていました。しかし、最終的な結果は三菱商事が逆転して1位となりました。
総合商社大手5社の純利益は、「三菱商事(9,375億円)、三井物産(9,147億円)、伊藤忠商事(8,202億円)、住友商事(4,636億円)、丸紅(4,243億円)」です。総合商社大手5社の純利益の合計は3兆5605億円と驚異的な数値になりました。
ちなみに総合商社は、総合商社大手5社に「豊田通商、双日」を含めると7社になります。2022年3月期の連結業績で、7社すべての純利益が過去最高となりました。
2022年3月期の純利益(2021年4月1日~2022年3月31日)
(1) 三菱商事-937,529百万円(9,375億円)
(2) 三井物産-914,722百万円(9,147億円)
(3) 伊藤忠商事-820,269百万円(8,202億円)
(4) 住友商事-463,694百万円(4,636億円)
(5) 丸紅-424,320百万円(4,243億円)
(6) 豊田通商-222,235百万円(2,222億円)
三菱商事(通期の純利益9,375億円)
「三菱商事」は、2022年5月10日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、937,529百万円となりました。
三菱商事(PDF:2022/05/10)
2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-17,264,828百万円(前期比+34.0%)
◆ 純利益-937,529百万円(前期比+443.3%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)
三井物産(通期の純利益9,147億円)
「三井物産」は、2022年5月2日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、914,722百万円となりました。
三井物産(PDF:2022/05/02)
2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-11,757,559百万円(前期比+46.8%)
◆ 純利益-914,722百万円(前期比+172.7%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)
伊藤忠商事(通期の純利益8,202億円)
「伊藤忠商事」は、2022年5月10日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。当社株主に帰属する当期純利益は、820,269百万円となりました。
伊藤忠商事(PDF:2022/05/10)
2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-12,293,348百万円(前期比+18.6%)
◆ 純利益-820,269百万円(前期比+104.3%)
(純利益は、当社株主に帰属する当期純利益)
住友商事(通期の純利益4,636億円)
「住友商事」は、2022年5月10日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、463,694百万円となりました。
住友商事(PDF:2022/05/10)
2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-5,495,015百万円(前期比+18.3%)
◆ 純利益-463,694百万円(前期は赤字)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)
丸紅(通期の純利益4,243億円)
「丸紅」は、2022年5月6日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、424,320百万円となりました。
丸紅(PDF:2022/05/06)
2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-8,508,591百万円(前期比+34.4%)
◆ 純利益-424,320百万円(前期比+90.1%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)
豊田通商(通期の純利益2,222億円)
「豊田通商」は、2022年4月28日に「2022年3月期連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)」を発表しました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、222,235百万円となりました。
豊田通商(PDF:2022/04/28)
2022年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
◆ 売上高-8,028,000百万円(前期比+27.2%)
◆ 純利益-222,235百万円(前期比+65.1%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)
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