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2022年6月

2022年6月30日 (木)

台湾・台北駅前 高さ約368mと高さ約288mの超高層ツインタワー「台北雙子星大楼新築工事」 「熊谷組」が受注!

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-台北雙子星大楼新築工事-
 「熊谷組」の100%子会社である華熊營造股份有限公司は、台湾台北市(台北駅前)において、台北雙星股份有限公司から「台北雙子星大楼(台北ツインタワーC1.D1)新築工事」を受注しました。

 引用資料 熊谷組(2022/06/29)
 台湾・台北駅前に生まれる新たなランドマーク 超高層ツインタワー「台北雙子星大楼新築工事」を受注

 「台北雙子星大楼(台北ツインタワーC1.D1)新築工事」は、台湾の投資会社大手の藍天電脳股份有限公司と不動産開発会社の宏匯股份有限公司の合弁会社である台北雙星股份有限公司が台北市で進める開発計画のうち、二棟からなる超高層事務所棟と大規模商業施設が一体化した大型複合ビルを建設するものです。

 建物は地上56階、高さ約288mの超高層事務所からなる「C1 TOWER棟」と、地上74階、高さ約367.7mの超高層事務所・ホテルからなる「D1 TOWER棟」で構成されています。

 これまでも熊谷組と華熊營造股份有限公司は台湾において数多くの施工実績があり、なかでも2004年には完成時に世界一の高さを誇った「TAIPEI 101」(高さ508m)を施工、さらにその実績と技術力が高く評価され2018年には台北市にてDNAの螺旋構造の様な外観が特徴的な高層芸術住宅「陶朱隠園」の受注、施工に繋がりました。

台北雙子星大楼(台北ツインタワーC1.D1)新築工事の概要
◆ 所在地-台北市中正区公園段-小段
◆ 階数-(C1棟)地上56階、地下4階、(D1棟)地上74階、地下4階
◆ 高さ-(C1棟)約288m、(D1棟)約367.7m
◆ 延床面積-(C1棟)約203,154㎡、(D1棟)約319,532㎡
◆ 用途-(C1棟)オフィス、(D1棟)オフィス、ホテル、商業施設、駅舎、駐車場
◆ 建築主-台北雙星股份有限公司
◆ 設計者-(基本設計)SOM建築設計事務所、(詳細設計)三大聯合建築師事務所、(構造設計)永峻工程顧問(TAIPEI 101構造設計)
◆ 施工者-共同企業体 (SP)華熊營造股份有限公司、(SB)中華工程股份有限公司、(SB)久年營造股份有限公司
◆ 着工-2022年10月着工予定
◆ 竣工-全体工期は非公表
◆ 総事業費-約2,665億円


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完成予想図(左側がD1 TOWER棟、右側がC1 TOWER棟)です。


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「フロア構成図」です。


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低層部分の完成予想図です。



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2022年6月29日 (水)

港区 地上39階、高さ約140mの「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」 市街地再開発組合の設立を認可!

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-白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業-
 「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業 」の予定地は、幅員が狭い道路が多く、広場のようなまとまった空間が少ないほか、住宅と工場が混在するなど防災性に課題を抱えています。

 「東急不動産」は、「 白金一丁目西部中地区 市街地再開発準備組合」 が実施した参加組合員幹事企業募集において事業企画提案を行った結果、参加組合員幹事企業に選定されました。

● 市街地再開発組合の設立を認可!
 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、白金一丁目西部中地区市街地再開発組合の設立を2022年6月24日に認可しました。土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、安全な都市基盤の形成による地域防災機能の強化、まちの新たなにぎわいの創出、良質な都市型住宅の導入と工場機能継続のための環境整備を図ります。

 東京都・都市整備局 報道発表資料(2022/06/23)
 白金一丁目西部中地区市街地再開発組合の設立を認可します

白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区白金一丁目15、16ほか
◆ 交通-東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪」駅徒歩3分
◆ 階数-(A街区)地上39階、地下1階、(B街区)地上4階
◆ 高さ-(A街区)最高部約140m、(B街区)約15m
◆ 敷地面積-(施設全体)約12,200㎡、(A地区)約11,200㎡、(B地区)約1,000㎡
◆ 延床面積-(施設全体)99,710㎡、(A地区)約97,720㎡、(B地区)約1,990㎡
◆ 用途-(A地区)共同住宅、店舗、子育て支援施設、(B地区)工場、共同住宅
◆ 総戸数-約900戸(施設全体)
◆ 建築主-白金一丁目西部中地区市街地再開発組合
◆ 参加組合員-参加組合員:東急不動産、三井不動産レジデンシャル、大成建設、大成有楽不動産、日本郵政不動産
◆ 特定業務代行者-大成建設
◆ コーディネーター-ユーディ都市建築研究所
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 総事業費-約790億円


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イメージパースです。「高層棟、中層棟、工場棟」の3棟が建設されます。


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「断面イメージ」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、 「白金アエルシティ」の道路を挟んだ北西側です。


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「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」の予定地の南東角です。


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更に北側です。


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「白金一丁目西部中地区第一種市街地再開発事業」の予定地の北東角です。



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2022年6月28日 (火)

千葉県市川市 「I-linkタウンいちかわ」の南側 京葉ガス市川工場跡地開発事業 地上29階、高さ約105mの「共同住宅(分譲)」などを開発!

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-京葉ガス市川工場跡地開発事業-

 「京葉ガス」は、JR市川駅前の「I-linkタウンいちかわ」の南側にある京葉ガス市川工場跡地およびその周辺所有地において、新たな街づくりを目指しています。京葉ガス市川工場跡地開発事業は、地域の活性化と防災に資する街づくりを進めることにより、エリア価値の向上と地域課題解決に寄与することを目的としています。

 引用資料 京葉ガス(2022/06/24)
 京葉ガス市川工場跡地開発事業に関するお知らせ

 開発予定地は、「京葉ガス」がガス製造工場として活用していましたが、2006年に操業を停止しガス製造設備等の解体撤去などを進めていました。その後、跡地の活⽤について検討を進め、開発事業計画をまとめたことから市川市へ宅地開発事業計画相談書を提出し、宅地開発事業計画相談結果通知書を受領しました。

  開発面積約38,000㎡、総延床面積約99,790㎡で、「共同住宅(賃貸)地域貢献施設、運動広場、商業施設、共同住宅(分譲)、シニア住宅、コンビニエンスストア」を建設する予定です。

 開発事業にあたっては、「三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、イオンリテール、三菱地所リアルエステートサービス」と共同で⾏っていきます。今後、市川市をはじめ行政機関との調整のうえ、2023年5月末から順次着工し、段階的に供用開始予定です。

京葉ガス市川工場跡地開発事業の概要
◆ 所在地-千葉県市川市市川南⼆丁目72番ほか、四丁目2141番1ほか
◆ 交通-JR総武本線「市川」駅
◆ 開発面積-約38,000㎡
◆ 延床面積-約99,790㎡(施設全体)
◇ 共同住宅(賃貸)地域貢献施設-(階数)地上9階、(高さ)約29m、(敷地面積)約5,000㎡、(延床面積)約12,300㎡、(工期)2023年05月末~2025年02月末予定
◇ 運動広場-(階数)地上1階、(高さ)約5m、(敷地面積)約4,500㎡、(延床面積)約170㎡、(工期)2023年05月末~2026年09月末予定
◇ 商業施設-(階数)地上2階、(高さ)約15m、(敷地面積)約7,000㎡、(延床面積)約10,500㎡、(工期)2024年09月末~2025年09月末予定
◇ 共同住宅(分譲)-(階数)地上29階、(高さ)約105m、(敷地面積)約17,100㎡、(延床面積)約65,800㎡、(工期)2023年09月末~2026年09月末予定
◇ シニア住宅-(階数)地上11階、(高さ)約37m、(敷地面積)約2,800㎡、(延床面積)約10,800㎡、(工期)2023年08月末~2025年04月予定
◇ コンビニエンスストア-(階数)地上1階、(高さ)約5m、(敷地面積)約1,600㎡、(延床面積)約220㎡、(工期)2023年08月~2023年11月予定
◆ 建築主-京葉ガス
◆ 設計者-長谷工コーポレーション
◆ 施工者-(未定)


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「配置図」です。


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「概要」です。


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「事業予定地 」です。



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2022年6月27日 (月)

国家戦略特区 地上33階、高さ約179mの「日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業」 2022年6月27日に市街地再開発組合の設立を認可!

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-日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業-

 「日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「A街区~D街区」までの4街区に分けて再開発します。北側の「A街区」には、超高層複合ビル、南側の日本橋川沿いに位置する「B街区~D街区」には、3棟の低層の店舗や倉庫などを整備する計画です。

● 市街地再開発組合の設立を認可!
 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「日本橋室町一丁目地区市街地再開発組合」の設立を2022年6月27日(月)に認可します。「日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業」は、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、歩行者ネットワークの強化による回遊性の向上や国際競争力の高いライフサイエンスビジネス拠点の形成を目指します。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2022/06/24)
 日本橋室町一丁目地区市街地再開発組合の設立を認可します

日本橋室町一丁目地区の概要
◆ 計画名-日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都中央区日本橋室町一丁目5番の一部、6・8番
◆ 交通-東京メトロ半蔵門線・銀座線「三越前」駅
◆ 階数-(A街区)地上33階、塔屋3階、地下4階、(B街区)地上3階、(C街区)地上1階、(D街区)地上1階
◆ 高さ-(A街区)最高部約179.5m、(B街区)約15m、(C街区)約4m、(D街区)約4m
◆ 敷地面積-(A街区)約4,800㎡、(B街区)約430㎡、(C街区)約240㎡、(D街区)約1,360㎡
◆ 延床面積-(A街区)約115,470㎡、(B街区)約650㎡、(C街区)約20㎡、(D街区)約20㎡
◆ 構造-(A街区)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、(B街区)鉄骨造、(C街区)鉄骨造、(D街区)鉄骨造
◆ 用途-(A街区)共同住宅、事務所、店舗、駐車場、(B街区)店舗、(C街区)倉庫、(D街区)倉庫
◆ 総戸数-約113戸
◆ 建築主-日本橋室町一丁目地区市街地再開発組合
◆ 事業協力者-三井不動産、清水建設
◆ コンサルタント-日建設計
◆ 着工-(A街区)2024年06月末予定、(B街区~D街区)2029年06月予定
◆ 竣工-(A街区)2028年度予定、(B街区~D街区)2030年05月末予定
◆ 総事業費-950億円


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以前公開されていた「日本橋室町一丁目地区第一種市街地再開発事業」のイメージパースです。一番上の最新のイメージパースと比べると下層階のデザインがかなり変更になっています。


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大幅に変更された下層階のイメージパースです。日本橋地区の街並み景観ガイドラインに沿って、下層階を百尺(約31m)の高さに揃えます。


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「断面イメージ」です。

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「配置図」です。「A街区」の間に道路があり2区画に分かれていますが、道路上空を利用して一体開発します。道路部分は「貫通通路」となります。

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「位置図 」です。


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A街区

 「A街区」を南西側から見た様子です。黒いビルの「スルガビル」とその北側の茶色のビルは再開発には参画しません。


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スルガビル

 「スルガビル」は、現時点では再開発には参画しませんが、「スルガビル」は2019年10月29日に「三井不動産」が取得しています。今後、「スルガビル」も参画するのか? 単独で建替えられるのか? 不明です。


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B街区・C街区・D街区

 「B街区・C街区・D街区」を西側から見た様子です。南側が「日本橋川」、北側が幹線道路に面している東西に細長い敷地です。



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2022年6月26日 (日)

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の隣接地 「日本消防会館」の建て替え 新日本消防会館 建設工事 2022年5月下旬の建設状況

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-新日本消防会館-

 「虎ノ門ヒルズ」の西側では、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」を中心とする「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」の建設が行われています。「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」の「A-3街区」の北側に「日本消防協会本部」が入る「日本消防会館(ニッショーホール)」がありました。

 老朽化が進んでいた「日本消防会館」も「虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業」への参画を検討しました。しかし、取得床が少ないこと、「全国消防殉職者慰霊碑」を存置できるかが明確にならなかったことが要因となり単独で建て替える方針になりました。

 引用資料 公益財団法人日本消防協会(PDF:2021/02)
 新日本消防会館の建設について

 「日本消防会館」は建て替えの為、2020年9月30日を持って閉館しました。新しい「日本消防会館」は、地上14階、塔屋1階、地下2階、高さ69.38m、延床面積16,208.66㎡を予定しています。屋上には「全国消防殉職者慰霊碑」が設置されます。

新日本消防会館 建設工事の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目18番1、18番2、18番3、18番4、18番5
◆ 階数-地上14階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-69.38m
◆ 敷地面積-1,925.70㎡
◆ 建築面積-1,427.14㎡
◆ 延床面積-16,208.66㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-飲食店、事務所、会議室、劇場、展示場、駐車場
◆ 建築主-公益財団法人日本消防協会
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工事-2021年01月14日~2022年08月31日予定
◆ 着工-2021年09月15日
◆ 竣工-2024年03月31日予定
◆ 総事業費-178億円(設計費等4.9億円、建設費145.5億円、仮移転等経費27.8億円)


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「新駅(日比谷線虎ノ門ヒルズ駅)方面より(区道127、128号線交差地点)」です。


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「虎ノ門病院側(区道1009号線)」です。

フロア構成
◆ 1階-日本消防防災情報センター(整備方針検討中)
◆ 2階-多様な会議室、ホールエントランス
◆ 3階~5階-ニッショーホール(1,000席)
◆ 6階~12階-事務所(消防関係団体等を配置)
◆ 屋上-全国消防殉職者慰霊碑
◆ 地下1階-飲食店鋪等
◆ 地下2階-駐車場、機械諸室


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「新日本消防会館 建設工事」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。 


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内部の様子です(写真提供読者さん)。 


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地上躯体は完全に姿を消しています(写真提供読者さん)。 


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「乗入れ構台」が設置されています(写真提供読者さん)。


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「解体工事のお知らせ」です。解体工事の工事名は「日本消防会館のとりこわし工事」、工期は2021年1月14日~2022年8月31日(予定)、「鹿島建設」の施工で行われています(写真提供読者さん)。 


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「新日本消防会館 建設工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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「配置図」です。「A-3街区」の北側が、新しい「日本消防会館」の建設現場です(引用:森ビル)。



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2022年6月25日 (土)

国家戦略特区 地上29階、高さ約180mの「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」 2022年6月24日に市街地再開発組合の設立を認可!

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- 虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業-

 「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、竣工した「東京虎ノ門グローバルスクエア」の東側、東京メトロ銀座線虎ノ門駅の直上部に当たる「虎ノ門一丁目東地区」を対象に、地権者らが再開発準備組合を設立し、事業化を目指しています。ブロック内を東西に2本の道路が走る三つの街区を対象とします。

 中央日本土地建物グループの子会社である「日本土地建物」が、「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」および「住友不動産」ともに事業推進パートナーとして参画している「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、「組合設立認可」を目指しています。

● 市街地再開発組合の設立を認可!
 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合の設立を2022年6月24日に認可しました。土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、銀座線虎ノ門駅と一体となった広場や歩行者通路の整備、産学官連携のビジネス創出・交流機能の整備等により、交通結節機能の拡充と災害時支援機能の強化、国際ビジネス交流拠点の形成を図ります。

 東京都・都市整備局 報道発表資料(2022/06/23)
 虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合の設立を認可します

虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目 4番、5番、8番
◆ 交通-東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅直結
◆ 階数-地上29階、地下4階
◆ 高さ-最高部約180m
◆ 敷地面積-約6,400㎡
◆ 建築面積-約5,250㎡
◆ 延床面積-約120,700㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、店舗、ビジネス支援施設、駐車場 等
◆ 建築主-虎ノ門一丁目東地区市街地再開発準備組合
◆ 事業推進パートナー-日本土地建物(中央日本土地建物グループ)、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)、住友不動産
◆ 着工-2023年07月予定
◆ 竣工-2026年10月予定
◆ 総事業費-約1,084億円


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「都道301号線(愛宕下通り)越し(街区東側)からの鳥瞰イメージ」です(引用:港区)。


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「区道1011号線に面した広場の整備イメージ」です(引用:港区)。


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「地下駅前広場のイメージ」です(引用:港区)。


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「計画建築物立面図(北側)」です。最高部の高さが約180mです(引用:港区)。


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「計画建築物立面図(東側)」です(引用:港区)。


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「計画建築物立面図(南側)」です(引用:港区)。


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「計画建築物立面図(西側)」です(引用:港区)。


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「計画建築物断面図(南北断面)」です。工事は「逆打工法」で行われます。1階床を地下工事に先行して施工します。「逆打工法」の採用により、地下躯体工事と並行して、地上躯体工事を施工します(引用:港区)。


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「1階平面図」です(引用:港区)。


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「地下1階平面図」です(引用:港区)。


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「計画建築物配置計画図」です。西隣は先に竣工した虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事の「東京虎ノ門グローバルスクエア」です(引用:港区)。


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「計画地位置図(広域)」です(引用:港区)。


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「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北西側から見た様子です。


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北東側から見た様子です。


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北側の東西に貫く道路です。


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南側の東西に貫く道路です。


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南東側から見た様子です。 仮囲いの先の白いビルから先が「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の範囲です。



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2022年6月24日 (金)

浜松町駅エリアの整備計画 歩行者ネットワークの構築・交通結節点の機能強化 2022年6月中旬の建設状況

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-(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備-
 浜松町駅の周辺では、疾風怒濤の勢いで再開発が行われています。再開発に合わせて「ペデストリアンデッキ」などが整備されていますが、肝心の核となる「JR浜松町駅」が、旧態依然のままで街の激変に対応できていません。

 「港区」は、JR浜松町駅周辺の交通結節機能を強化するため、駅北口から汐留方面へ延長約75m・幅員約20mの「浜松町駅北口東西自由通路」の整備を計画しています。

 「浜松町駅北口東西自由通路」は、「京浜東北線・山手線・東海道本線・東海道新幹線」をオーバーパスするもので、世界貿易センタービルのデッキ・文化放送側デッキおよび汐留のペデストリアンデッキに接続します。

 「北口橋上駅舎整備」は、「北口東西自由通路」に沿って、北口を橋上駅舎化します。現在の北口は地上階にありますが、「北口橋上駅舎整備」が完了すると廃止されます。

● 歩行者ネットワークの構築・交通結節点の機能強化
 「世界貿易センタービルディング、野村不動産、JR東日本、東京モノレール、鹿島建設」の5社は、浜松町駅西口開発計画、及び芝浦プロジェクトに合わせ、浜松町駅エリアの整備を推進しています。

 「浜松町駅」は、主要交通機関が集積する利便性の高いターミナル駅であり、羽田から東京の玄関口としての機能を果たしています。昨今、駅周辺では複数の大型再開発プロジェクトが進行しており、今後は更に駅利用者・来訪者・就労人口が増加し、都心部の拠点の一つとしてこれまで以上に重要な役割を担っていくこととなります。

 駅周辺エリアを広域的につなぐ歩行者ネットワークの構築、及び浜松町駅の交通結節点としての機能強化を図り、利便性の高い魅力ある都市環境を整備していきます。

 引用資料 JR東日本(PDF:2022/05/18)
 【浜松町駅西口開発計画・芝浦プロジェクト】歩行者ネットワークの構築・交通結節点の機能強化を目的とした浜松町駅エリアの整備計画について

浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎の概要
◆ 計画名-(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備
◆ 所在地-東京都港区海岸一丁目44番2他(地名地番)
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 高さ-17.23m
◆ 敷地面積-7,488.34㎡
◆ 建築面積-2,013.33㎡
◆ 延床面積-1,109.19㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-現場造成杭
◆ 用途-駅舎
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-鉄建建設
◆ 着工-2019年09月01日
◆ 竣工-2028年10月31日予定


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「整備後の浜松町駅周辺イメージパース(2030年度予定)」です。


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「浜松町駅周辺エリアの位置関係(A・B・C・D・E・F)」です。

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「B:大門通り上の既存デッキ(2階レベル)から見た外観イメージ」です。

● 北口歩行者ネットワーク
 浜松町駅北口を中心に、竹芝・汐留方面、芝大門方面の各エリアをつなぐ歩行者ネットワークを形成します。線路を跨いで東西を繋ぐ自由通路はJR浜松町駅・東京モノレール浜松町駅の北口に新たに整備される改札(3階レベル)からフラットにアクセスできます(2026年度使用開始予定)。


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「C:南口自由通路 鳥瞰イメージ」です。

● 南口歩行者ネットワーク
 浜松町駅南口には既存の自由通路に加え新たな自由通路を整備し、混雑緩和やバリアフリーへの対応を図ります。これにより、浜松町二丁目エリアと、芝浦エリアをつなぐ歩行者ネットワークを強化します(新たな自由通路は2024年度使用開始予定。その後既存の自由通路を改修し、2026 年度全面使用開始予定)。


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「D:南口自由通路 芝浦側昇降口イメージ」です。


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「E:芝浦エリアの歩行者専用道路イメージ」です。

● 竹芝・汐留方面と芝浦方面をつなぐ歩行者空間の整備
 浜松町駅東側には、旧芝離宮庭園に沿って歩行者専用道路を整備します。これにより、竹芝・汐留方面と、芝浦方面が緑豊かな空間でつながります。浜松町駅から芝浦プロジェクトにかけて庇を設置することにより、雨に濡れずアクセス可能となります。


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「F:芝浦エリアの歩行者専用道路イメージ」です。


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「整備後の浜松町駅周辺イメージパース(2030年度予定)」です。

● 中央広場を起点とした交通結節点の機能強化
 浜松町駅中央改札前にひろがる「中央広場」と、「ステーションコア」と呼ばれる歩行者ネットワークを一体整備することで、JR山手線・京浜東北線、東京モノレール、都営地下鉄、バスターミナル、タクシーの各交通機関とのスムーズな乗換を実現します。


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「歩行者ネットワークの構築・交通結節点の機能強化」の2022年6月中旬の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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タワークレーンを建てて「北口橋上駅舎」の鉄骨建方を行っています(写真提供SOCIO34050氏)。


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「南口自由通路」や「芝浦側昇降口」が整備される部分です
(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」の建築計画のお知らせです。「世界貿易センタービル」の再開発と一体的な整備になるので、工期が2019年9月1日~2028年10月31日(予定)と非常に長くなります(写真提供読者さん)。 



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2022年6月23日 (木)

世界貿易センタービル跡地 地上46階、高さ約235mの「浜松町二丁目4地区A街区(A-1棟、A-2棟)」 2022年6月中旬の解体状況

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-浜松町二丁目4地区-
 浜松町二丁目では、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「浜松町二丁目4地区」の再開発が計画されています。合計で6棟のビルが建設される巨大プロジェクトです。6棟中4棟が超高層ビルになります。

 第一弾として、「B街区」に、地上29階、塔屋1階、地下3階、高さ155.04mの「日本生命浜松町クレアタワー」が、2018年8月31日に竣工しました。第二弾として、「A街区」に、地上39階、塔屋2階、地下3階、高さ197.321mの「世界貿易センタービルディング南館」が、2021年3月25日に竣工しました。

 地上37階、塔屋2階、地下3階、高さ約200mで計画されていた「A-1棟」が、地上46階、塔屋2階、地下3階、高さ約235mに変更されました。階数で9階、高さで約35m高くなりました。A街区全体の延床面積も286,566.20㎡から約314,000㎡と大幅に拡大しています。

 引用資料 内閣府(2021/06/29)
 生特別地区(浜松町二丁目4地区)都市計画(素案)の概要

 「世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、JR東日本(東日本旅客鉄道)」は、浜松町駅西口において開発を進めている「都市再生特別地区(浜松町二丁目4地区)A 街区」における都市計画の変更手続きを開始しました。

 引用資料 世界貿易センタービルディング(PDF:2021/07/12)
 「浜松町二丁目4地区」都市計画変更手続きの開始について

(仮称)浜松町二丁目4地区A街区全体の概要
◆ 計画名-(仮称)浜松町二丁目4地区A街区
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目5番22、37、48他
◆ 階数-(本館:A-1棟)地上46階、地下3階、(ターミナル:A-2棟)地上8階、地下3階、(南館:A-3棟)地上39階、地下3階、(モノレール棟)地上5階、地下0階
◆ 高さ-(本館:A-1棟)約235m、(ターミナル:A-2棟)約55m、(南館:A-3棟)197.321m、(モノレール棟)約35m
◆ 敷地面積-21,007.17㎡(A街区全体)
◆ 建築面積-約18,200㎡(A街区全体)
◆ 延床面積-約314,000㎡(A街区全体)
◆ 容積対象面積-約256,000㎡(A街区全体)
◆ 用途-オフィス、店舗、都市計画駐車場、モノレール駅舎、バスターミナル、カンファレンスセンター、医療センター、子育て支援施設、観光支援施設、DMO 活動施設、ホテル等
◆ 建築主-世界貿易センタービルディング、東京モノレール、JR東日本
◆ 設計者-日建設計、鹿島建設、トーニチコンサルタント、ジェイアール東日本建築設計事務所
◆ 着工-2017年09月07日(南館)
◆ 竣工-2029年度予定(A街区全体)

(備考) 「A-1棟、A-2棟」の設計者と施工者は「鹿島建設」、総延床面積約210,000㎡、着工は2022年5月予定、竣工は2027年2月予定です。


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国際水準の宿泊施設・DMO 活動拠点の整備

 レジャー・ビジネス両面の訪日外国人の短期滞在ニーズに対応した世界的知名度を有する国際水準の宿泊施設を整備し、浜松町駅周辺エリアの MICE 開催地・観光地としての魅力向上、地域ブランド醸成に寄与します。

 また、MICE 主催者の視察受け入れやエリアの魅力のプレゼンテーション、事務所機能などに活用する DMO の活動拠点を整備します(引用:世界貿易センタービルディング)。


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「旧芝離宮恩賜庭園より計画建物を望む(夜景)」です(引用:内閣府)。


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「旧芝離宮恩賜庭園と立体的な繋がりを意識した屋上緑化」です(引用:世界貿易センタービルディング)。


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「大門通り沿い(浜松町駅側)より計画地を望む」です(引用:内閣府)。


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「大門通り側より計画地を望む」です(引用:内閣府)。


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「断面イメージ 」です(引用:内閣府)。


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「配置図」です。JR浜松町駅では、「(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」が行われており、「北口東西自由通路」と「北口橋上駅舎」が整備されます。完成すると格段に便利になります(引用:内閣府)。


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「位置図」です(引用:内閣府)。


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世界貿易センタービルディング本館」の2022年6月中旬の解体状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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解体工事が進み、少しずつ低くなっています(写真提供SOCIO34050氏)。 

● 世界貿易センタービルディング既存本館・別館解体
 解体工事の工事名は「世界貿易センタービルディング既存本館・別館解体」、解体工事の施工者は「鹿島建設」、解体工事の工期は2021年8月1日~2023年3月31日(予定)となっています。


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ビルの外側に「マストクライミング方式」のタワークレーンを設置しています。スーパーゼネコン各社はいろいろな超高層ビルの解体工法を開発しました。鹿島建設 は「鹿島カットアンドダウン工法」を開発しています。

 しかし、ビルの外側に「マストクライミング方式」のタワークレーンを建てて上から解体する一般的な工法が一番コストパフォーマンスが良いのかも知れません(写真提供SOCIO34050氏)。



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2022年6月22日 (水)

東京メトロ(東京地下鉄) 東京メトロ南北線の分岐線(品川~白金高輪間)計画 「都市計画素案説明会」の資料により詳細が判明!

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-東京メトロ南北線の分岐線(品川~白金高輪間)-

 「東京メトロ(東京地下鉄)」は2022年1月28日に、有楽町線延伸(豊洲・住吉間4.8km)及び南北線延伸(品川・白金高輪間2.5km)の鉄道事業許可を国土交通大臣に申請しました。

 建設費は有楽町線延伸が約2,690億円、南北線延伸が約1,310億円です。共に2030年代半ばを開業目標とします。2路線の総建設費約4,000億円のビッグプロジェクトがいよいよ始動します。

  南北線延伸(品川・白金高輪間)の周辺地域である品川駅周辺は、リニア中央新幹線の整備を契機に、東京と国内外の広域的な交通結節点として期待され、新たな国際競争力強化の拠点として、多様な機能が集積する再開発エリアであります。
 品川駅で山手線、東海道線等のJR東日本主要幹線、羽田空港に連絡する京急線、東海道新幹線と接続し、六本木・赤坂等との都心部のアクセス利便性向上等に寄与します。

 「白金高輪駅」には、「東京メトロ南北線」と「都営地下鉄三田線」が乗り入れており、「東京メトロ南北線」と「都営地下鉄三田線」の白金高輪駅以北への直通運転を想定しています。

● 都市計画素案説明会
 「東京都」と「東京メトロ(東京地下鉄)」は、2022年6月17日(金)に「港区立高輪台小学校」、6月18日(土)に「品川区立第三日野小学校」で、「東京都市計画 都市高速鉄道第7号線 東京メトロ南北線の分岐線(品川~白金高輪間)計画のあらまし」についての都市計画素案説明会を実施しました。

 引用資料 東京都都市整備局(PDF)
 東京メトロ南北線の分岐線 (品川~白金高輪間)計画のあらまし

南北線延伸(品川・白金高輪間)の概要
◆ 延長-(計画区間)2.8km、(都市計画区間)2.5km
◆ 経由地-品川駅(仮称)~白金高輪駅
◆ 総建設費-約1,310億円
◆ 開業目標-2030年代半ば


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平面図

 延伸区間は、「品川駅(仮称)~白金高輪駅」間の延長約2.8kmです。このうち約2.5kmは都市計画変更区間となります。品川駅(仮称)~白金高輪駅間をショートカットせずに西側に大回りします。

 延伸では、新たに整備中の「環状第4号線」をはじめ、道路直下を中心に通るルートを計画しています。大回りして道路直下を通る事により買収が必要な用地を極力減らします。東京メトロ南北線の「白金台駅」と都営浅草線の「高輪台駅」に近くを通過しますが、駅は設けません。


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縦断面図

 「品川駅(仮称)」や「白金高輪駅」の既設部分に接続する箇所は「開削工法」、中間部は「シールド工法」で建設します。中間部の一部区間は地表から40m以上の深さになるため、大深度法の適用可能性を検討します。


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駅部(品川駅)

 「品川駅(仮称)」は、「開削工法」で建設され、四角い箱形のトンネルとなります。幅約19m~22mの開削トンネル内部に島式1面2線のプラットホームを設置します。


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駅間部

 駅間部は「シールド工法」で建設します。幅約10mの円形トンネルを建設して、複線の軌道を設置します。


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白金高輪駅
 「白金高輪駅」のホームは島式2面4線となっています。内側2線(2番・3番)を「東京メトロ南北線」、外側の2線(1番・4番)を「都営地下鉄三田線」が使用しています。白金台駅方の内側に引き上げ線が2線あり、東京メトロと都営地下鉄が共同で使用しています。白金台駅方の引き上げ線の2線を品川方面に延伸します。

● フルスクリーンタイプ(フルハイトタイプ)
 白金高輪駅を含む「東京メトロ南北線」のホームドアは、日本の地下鉄では珍しい「フルスクリーンタイプ(フルハイトタイプ)」のホームドアです。「品川駅(仮称)」のホームドアも「フルスクリーンタイプ(フルハイトタイプ)」になる可能性があります。

 ホームドアのタイプは、大きく分けて2種類あります。一つ目が「フルスクリーンタイプ(フルハイトタイプ)」と呼ばれる天井近くまでスクリーンで覆われたもので、もう一つが「ハーフハイトタイプと呼ばれる高さ130cmのものです。

 「フルハイトタイプ」が理想ですが、コストが非常に高い上に、天井近くまでスクリーンで覆うので新線や新駅の工事と同時に行わないと設置が難しいです。



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2022年6月21日 (火)

国家戦略特区 住友不動産により大規模な再開発が予想される「八重洲二丁目南地区」 街区北側の「日東紡ビルディング」の解体が決定!

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八重洲二丁目地区
 八重洲二丁目地区では、一番北側の「北地区」で、地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240m、延床面積283,896.06㎡の「東京ミッドタウン八重洲」が建設中で、2022年9月17日に先行オープン予定です。

 中央の「中地区」では、地上43階、塔屋3階、地下3階、高さ約226m、延床面積約388,330㎡の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画中で、2028年度に竣工予定です。

八重洲二丁目南地区
 一番南側の「南地区」では、住友不動産が「八重洲富士屋ホテル」跡地の街区を中心とした大規模開発プロジェクト「八重洲二丁目南地区」を計画しています。「八重洲二丁目南地区」は、国家戦略特区に指定されています。

 「八重洲富士屋ホテル」跡地の航空法での高さ制限の制限高(標高)は約246mです。「北地区」も「中地区」も高さ200mを余裕で超えているので、「南地区」も高さ200mを超える大規模な再開発になる事が予想されます。


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「位置図」です。「東京高速道路(KK線)」の北側4区画を一体的に再開発します。

 引用資料 中央区・公式HP(PDF:2022/04/12)
 京橋三丁目東地区の計画概要について


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「日東紡ビルディング」を中心とする北側の区画です。


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日東紡ビルディングの解体
 「日東紡ビルディング」の解体が決定し、23年6月末までに撤去される事になりました。

日東紡ビルディングの概要
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目8-1
◆ 交通-JR「東京」駅より徒歩3分、東京メトロ銀座線「京橋」駅より徒歩3分、東京メトロ有楽町線「銀座1丁目」駅より徒歩3分、東京メトロ千代田線「二重橋前」駅より徒歩7分、都営地下鉄浅草線「宝町」駅より徒歩5分
◆ 階数-地上14階、塔屋1階、地下1階
◆ 敷地面積-1,890.23㎡
◆ 建築面積-1,470.26㎡
◆ 延床面積-16,129.94㎡
◆ 構造-(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、(地上)鉄骨造
◆ 竣工-1989年08月31日


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「八重洲富士屋ホテル」があった中央の区画は、すべての建物が解体されています。奥に見える超高層ビルは「東京スクエアガーデン」です。


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「商工中金本店ビル」を中心とする南側の区画です。


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南側の区画を北東側から見た様子です。



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2022年6月20日 (月)

JR田町駅近く (仮称)TTMプロジェクト 地上29階、高さ約156mの「田町タワー」 2022年6月中旬の建設状況 

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-田町タワー-
 「三菱重工業」と子会社の「田町ビル」、不動産業などの「徳栄商事」は、JR田町駅近くに、地上29階、高さ156.00m、延床面積112,178.97㎡の「(仮称)TTMプロジェクト」を建設しています。

 「第一田町ビル」や「徳栄ビル本館、徳栄ビル新館」など複数ビルの敷地を一体開発し、オフィスを中心として商業施設なども入る複合ビルを建設します。低層部に店舗などの商業施設を配置し、中高層部にオフィスが入ります。

 「第一田町ビル」には、「三菱自動車工業」の本社が入っていましたが、「三菱自動車」は、「第一田町ビル」の建て替えに伴い、JR田町駅芝浦口にある「msb Tamachi田町ステーションタワーS」の24階~30階(総合受付は3階、オフィスは24階~30階)に移転し、2019年1月7日から新本社での業務を開始しています。

 
「(仮称)TTMプロジェクト」は、2021年2月24日にビル本体新築工事に着手しました。2021年10月13日にビル名称が「田町タワー」に決定し、公式ホームページがオープンしました。

 引用資料 公式ホームページ
 田町タワー

田町タワーの概要
◆ 計画名-(仮称)TTMプロジェクト
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目315番1他(地番)
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩2分(ペデストリアンデッキで接続)、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅直結
◆ 階数-地上29階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部156.00m
◆ 敷地面積-8,617.93㎡
◆ 建築面積-5,949.77㎡
◆ 延床面積-112,178.97㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-芯棒型制震システム(免震+制振のハイブリッド構造)
◆ 用途-オフィス、飲食物販店舗、診療所、運動施設、保育所、駐車場
◆ 建築主-田町ビル、徳栄商事、三菱重工業
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工-清水建設
◆ 着工-2021年02月24日(着工)
◆ 竣工-2023年04月末日予定


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「田町タワー」の完成イメージです。


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「田町タワー」の完成イメージです。


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「フロア構成図」です。


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「28F平面図」です。


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「基準階平面図(中層階)」です。


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芯棒型制震システム
 「(1)芯棒RCコア、(2)制振ブレース、(3)免震層」です。地震対策として「機能性+経済性の両立を実現する日本初の免震+制振のハイブリッド構造システム」を採用しています。

 低層部の剛強なRCコアで芯棒を構築し、芯棒周りにダンパーを集中することで事務所階に要していたダンパー設置用スペースを削減し、高い耐震性能と事務所空間の拡充を実現しています。免震構造と制振構造それぞれの長所を活かした新しい制振構造です。


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「位置図」です。


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「田町タワー」の2022年6月中旬の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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下層階の様子です。「カーテンウォール」の取り付けが行われています(写真提供SOCIO34050氏)。


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どんどん上に伸びています。南西隣は「森永プラザビル」ですが、「森永プラザビル」も建替えが決定しています(写真提供SOCIO34050氏)。


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森永プラザビル建替え
 「森永製菓」と「森永乳業」とは兄弟会社の関係で、「モリナガグループ」を形成しています。森永製菓と森永乳業は、共に「森永プラザビル」に本社を構えています(写真提供SOCIO34050氏)。

 「森永乳業」は、2022年5月13日開催の取締役会において、「森永乳業」の本社が入居する「森永プラザビル(東京都港区芝五丁目33番1号)」の建替えについて、決定しました。

 森永乳業 ニュースリリース(2022/05/13)
 森永プラザビル建替えに関するお知らせ

 現在、「森永乳業」の本社が入居する森永プラザビル(1974年竣工)は、築後48年を経過しており、従前より老朽化に伴う建替えを検討していましたが、現在の所在地(敷地面積6,135.55㎡)にて、ビルを建て替えることを決議しました。

 建替え後のビルの仕様、投資金額、時期(着工および完成時期)等は未定です。建替えにあたり、都市計画提案制度の活用により資産価値の向上を図るとともに、持続可能な社会の実現に向けた環境性能および地域との共生に十分配慮して取り組んでいきます。

森永プラザビル本館の概要
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目33番1号
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩1分、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅徒歩1分
◆ 階数-地上24階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部100.30m
◆ 敷地面積-6,135.55㎡(別館も含めた敷地面積)
◆ 延床面積-40,367.97㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-森永開発
◆ 設計者-森永エンゼルプラザ共同企業体1級建築士事務所
◆ 施工-鹿島建設、大成建設
◆ 竣工-1974年01月(リニューアル2014年03月)
◆ 本社移転-2024年春予定(森永乳業)



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2022年6月19日 (日)

イトーピア浜離宮建替え計画 地上32階、高さ約117mの免震タワーマンション「ブリリアタワー浜離宮」 2022年6月中旬の建設状況

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-ブリリアタワー浜離宮-
 「東京建物」が事業協力者として参画し、「イトーピア浜離宮」管理組合と共に進めている「イトーピア浜離宮」の建替え事業において、マンション管理組合の臨時総会で区分所有者数及び議決権総数の5分の4以上の賛成をもって建替え決議が可決されました。

 「イトーピア浜離宮」は、敷地規模2,820.88㎡、総戸数328戸(ほか1階店舗2区画)、地上14階で、1979年竣工の分譲マンションです。竣工から年月が経ち、建物・設備の老朽化が進行していました。

 「東京建物」が事業協力者として参画し、東京都港区所在の「イトーピア浜離宮」のマンション建替組合と共に進めているの建替え事業において、2020年9月26日に本体建築工事に着手しました。

 正式名称は「東京建物」のブリリアを冠した「ブリリアタワー浜離宮」に決定しています。竣工は2023年9月下旬予定、入居開始は2024年1月上旬予定となっています。

 引用資料 公式ホームページ
 ブリリアタワー浜離宮

ブリリアタワー浜離宮
◆ 計画名-(仮称)イトーピア浜離宮建替計画 新築工事
◆ 所在地-東京都港区海岸一丁目19番1(地番)
◆ 交通-JR山手線「浜松町」駅徒歩5分、JR京浜東北線「浜松町」駅徒歩5分、東京モノレール「モノレール浜松町」駅徒歩5分、都営大江戸線「大門」駅徒歩6分、都営浅草線「大門」駅徒歩6分、ゆりかもめ「竹芝」駅徒歩2分
◆ 階数-地上32階、地下1階
◆ 高さ-最高部117.22m
◆ 敷地面積-2,820.88㎡
◆ 建築面積-1,274.25㎡
◆ 延床面積-29,590.35㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-共同住宅、保育園
◆ 総戸数-420戸(募集対象外住戸305戸、提携企業勤務者優先住戸3戸含む、他保育施設1区画)
◆ 建築主-イトーピア浜離宮管理組合(売主 東京建物)
◆ 設計者-松田平田設計、長谷工コーポレーション
◆ 監理者-松田平田設計
◆ 施工者-長谷工コーポレーション
◆ 着工-2020年09月26日
◆ 竣工-2023年09月下旬予定
◆ 入居開始-2024年01月上旬予定


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「外観完成予想CG」です。


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「エントランスラウンジ完成予想CG」です。


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「スカイテラス完成予想CG」です。屋上にはウォーターフロントの眺望を楽しめる約120㎡のテラスを計画しています。


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「北西側ガーデン(公開空地)、エントランスラウンジ完成予想CG」です。


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「位置図」です。


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「ブリリアタワー浜離宮」の2022年6月中旬の建設状況です。「東京ポートシティ竹芝」の南側に建設中です(写真提供SOCIO34050氏)。


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1基の「タワークレーン」で建設しています(写真提供SOCIO34050氏)。


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アップです(写真提供SOCIO34050氏)。


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解体前の「イトーピア浜離宮」を東側から見た様子です。概要は、地上14階、地下0階、高さ46.40m、延床面積11,193.04㎡(登記簿床面積)、総戸数328戸、店舗2区画、1979年8月竣工でした。



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2022年6月18日 (土)

(仮称)三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業 地上42階、高さ約210mの「東京三田再開発プロジェクト」 2022年6月中旬の建設状況

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-三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業-

 国家戦略特区の「三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「札の辻(ふだのつじ)交差点」の西側に広がる広大な敷地です。区域面積は約40,000㎡とかなり広いです。広大な敷地を「Ⅰ街区、Ⅱ街区、Ⅲ街区」の3街区に分けて整備します。総事業費は約1,620億円です。

 最大規模の「Ⅰ街区」の「複合棟1」は、地上42階、塔屋1階、地下4階です。高さですが、「建築計画のお知らせ」では約215m、2021年1月28日の、”「(仮称)三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業」変更届その2” では約211m、「東京都環境局」の資料では210.29mとなっています。いずれの場合でも田町・三田エリアで最高の高さになります。

 引用資料 住友不動産
 東京三田再開発プロジェクト

東京三田再開発プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)三田三・四丁目地区第一種市街地再発事業 複合棟-1 新築工事
◆ 所在地-東京都港区三田三丁目11番2他(地名地番)
◆ 交通-都営浅草線・三田線「三田」駅より徒歩3分、JR線「田町」駅より徒歩5分
◆ 階数-(Ⅰ街区)地上42階、塔屋1階、地下4階、(Ⅱ街区)地上7階、地下1階、(Ⅲ街区)地上9階、塔屋1階、地下1階および地上4階、地下2階
◆ 高さ-(Ⅰ街区)最高部210.29m、(Ⅱ街区)最高部27.7m、(Ⅲ街区)最高部31.7mおよび11.5m
◆ 区域面積-約40,000㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約30,000㎡(施設全体)、19,170.29㎡(Ⅰ街区)
◆ 建築面積-約12,270㎡(施設全体)、7,869.29㎡(Ⅰ街区)
◆ 延床面積-約228,700㎡(施設全体)、199,709.90㎡(Ⅰ街区)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造(Ⅰ街区)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造+免震構造
◆ 用途-オフィス、貸会議室等、店舗、駐車場(Ⅰ街区)
◆ 建築主-三田三・四丁目地区市街地再開発組合(地権者な らびに参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2019年12月01日(Ⅰ街区)
◆ 竣工-2023年12月中旬予定(Ⅰ街区)
◆ 総事業費-約1,620億円

(備考) 上記の「高さ、敷地面積、建築面積、延床面積」は、「東京都環境局」が公表している資料を参考にしています。


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「東京三田再開発プロジェクト」の完成イメージです。地震対策として、「制振構造+免震構造」を採用します(引用:住友不動産)。


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南側の「住友不動産三田ツインビル西館」と色調を統一しています(引用:住友不動産)。


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「基準階平面図(7階)」です(引用:住友不動産)。


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「基準階平面図(35階~36階階)」です(引用:住友不動産)。


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「配置図」です(引用:東京都)。


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「東京三田再開発プロジェクト」の2022年6月中旬の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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北東側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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下層階の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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南西側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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南側から見た様子です。南側は「住友不動産三田ツインビル西館」です。この写真のみ2022年5月下旬の撮影です(写真提供読者さん)。


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Ⅲ街区の地上9階、塔屋1階、地下1階、高さ31.7mの「住宅棟1」の建設現場です。奥のユニークな形状の建物は、故・丹下健三氏設計の「駐日クウェート大使館」ですが、「住宅棟1」が最高部に到達すると見えなくなります(写真提供SOCIO34050氏)。


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「住宅棟1」は高台に建設中です(写真提供SOCIO34050氏)。


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北側の「Ⅱ街区」の建設現場です(写真提供SOCIO34050氏)。


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街区西側の「聖坂(ひじりざか)」から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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聖坂側の「蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)」です。「東京のサグラダ・ファミリア」とか「三田のガウディ」とか呼ばれていますが、「曳家」を行い少し移設されます(写真提供SOCIO34050氏)。



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2022年6月17日 (金)

総延床面積約85万㎡ 高輪ゲートウェイシティ(仮称) 「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)1街区・2街区」の建築計画のお知らせ

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-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)-
 JR東日本は、「高輪ゲートウェイ駅」の周辺で「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」を進めています。国家戦略特別区域計画に認定されている「品川開発プロジェクト」においては、国内外から先進的な企業と人材が集い、多様な交流から新たなビジネス・文化が生まれるまちづくりを目指しています。

 「グローバルゲートウェイ品川」をコンセプトに、国際交流拠点として、オフィス、商業、ホテル、コンベンション、文化創造施設などの複合用途の導入を進めるとともに、周辺地域との防災連携などを図ります。また、未来に向けた実験の場として、さまざまな技術の実装やビジネス創出を行う先端的なまちづくりを進めます。

● 高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくり
 JR東日本は2022年4月21日に、「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」として推進する「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」のまちづくりについて発表しました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2022/04/21)
 高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくりについて

 2025年3月に、複合棟Ⅰ・高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを開業し、MICE施設やオフィス、商業施設、駅周辺広場や歩行者デッキを整備し、その他エリアは2025年度中の開業を目指します。事業費は約5,800億円を予定しています。


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「スケジュール」です。

◆ 複合棟Ⅰ・高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを2024年度末(2025年3月)に開業します。国際交流拠点としての主要な機能であるMICE施設(コンベンション、カンファレンス、ビジネス支援施設)、オフィス、商業等を整備する複合棟Ⅰおよび駅周辺の広場・歩行者デッキ等を開業するとともに、高輪ゲートウェイ駅を全面開業します。

◆ その他の棟・エリアは2025年度中に開業します。高輪築堤の現地保存に伴う計画変更に関して、具体的な施工計画が確定したため、複合棟Ⅱ、文化創造棟、住宅棟および各棟周辺エリアは、2025年度中に開業します。


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文化創造棟

 公園と一体となった低層建物を計画しています。外装デザインアーキテクトに隈研吾氏を迎え、緑と木によって形作られたスパイラルにより、建物全体で日本の四季を表現します。街のシンボルとなる施設として、各種プログラムに対応可能な展示施設、ホール等を備え、次世代に向けた文化育成・交流・発信の拠点となります。

文化創造棟の概要
◆ 計画名-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)2街区
◆ 所在地-東京都港区芝浦四丁目
◆ 交通-都営地下鉄・京浜急行電鉄「泉岳寺」駅、JR「高輪ゲートウェイ」駅、JR「田町」駅
◆ 階数-地上6階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-44.98m
◆ 敷地面積-7,977.31㎡
◆ 建築面積-5,209.17㎡
◆ 延床面積-28,952.55㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-展示場、ホール、飲食施設、駐車場等
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者・監理者-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
◆ デザイナー-(外装デザインアーキテクト)隈研吾建築都市設計事務所
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2022年07月01日予定
◆ 竣工-2025年03月31日予定


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住宅棟

 エクスパッツ(外国人ビジネスワーカー)にも対応した国際水準の高層高級賃貸住宅、テラス型住戸を含むレジデンスです。低層部のインターナショナルスクールによって、周辺に居住するエクスパッツとその家族にとっても暮らしやすい環境を提供します。

 隣接する広場は、植栽や水辺空間等によりビオトープ(生物空間)として多様な生態系に配慮した計画とし、豊かな自然を感じられるエコロジカルな環境を整備します。

住宅棟の概要
◆ 計画名-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)1街区
◆ 所在地-東京都港区芝浦四丁目、三田三丁目
◆ 交通-都営地下鉄・京浜急行電鉄「泉岳寺」駅、JR「高輪ゲートウェイ」駅、JR「田町」駅
◆ 階数-地上44階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-172.12m
◆ 敷地面積-12,705.97㎡
◆ 建築面積-5,905.14㎡
◆ 延床面積-148,294.34㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-共同住宅、インターナショナルスクール、商業、駐車場等
◆ 総戸数-847戸
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者・監理者-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
◆ デザイナー(住宅部分内装デザイナー)HBA(ハーシュ・ベドナー・アソシエイツ)
◆ 施工者-フジタ(大和ハウスグループ)
◆ 着工-2022年02月21日
◆ 竣工-2025年03月31日予定


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「3街区」の奥が「2街区」、更にその奥が「1街区」です。「2街区」と「1街区」は、現時点では道路に面していないため撮影ポイントがありません(写真提供読者さん)。


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「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)2街区」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)1街区」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年6月16日 (木)

横浜市の「北仲通北地区」 地上40階、高さ約150mの「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」 外観パースが公開!

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-(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事-
 「北仲通北地区」は、2000年代に高さ約220m×1棟、高さ約170m×3棟の超高層ビルが合計4棟林立する開発イメージが公開されました。「リーマンショック」の影響もあり、2010年代中頃に入ってから本格的に開発が始まりました。

 「A-4地区」は「ザ・タワー横浜北仲」、「B-2地区」は「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」として竣工済みです。「A-1・2地区」には、「大和地所、住友不動産」が、地上41階、地下3階、高さ約162mの再開発ビルを建設予定です。

 「横浜市」は、 2021年9月3日に横浜市環境影響評価条例に基づき、(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事 計画段階配慮書の縦覧を行い、概要が判明しました。これで「北仲通北地区」の4棟の超高層ビルの概要が判明しました。

● 横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録
 横浜市は、2022年3月28日に「第67回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議」を開催、2022年6月10日に「第67回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録」の資料が公開されました。その中で「(仮称)北仲通北地区B-1地区」の外観パースが公開されました。

 引用資料 横浜市(2022/06/10)
 第67回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和4年3月28日開催)

(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通五丁目25番1
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅、JR京浜東北線・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅
◆ 階数-(住宅棟)地上40階、地下1階、(事務所・店舗棟)地上6階、地下0階、(店舗棟)地上2階、地下0階
◆ 高さ-(住宅棟)建物高さ約150m、(事務所・店舗棟)建物高さ約30m
◆ 敷地面積-12,345.18㎡
◆ 延床面積-約109,214㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-共同住宅、事務所、店舗
◆ 事業者-東急不動産、京浜急行電鉄、第一生命保険
◆ 設計者-熊谷組、東急設計コンサルタント
◆ デザイン監修-日建設計
◆ 着工-2023年12月予定
◆ 竣工-2027年03月予定


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「外観パース(北西メインパース/汽車道側から)」です。


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「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」の外観パースです。


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「敷地北・西側のランドスケープ」です。


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「外観パース(低層部西パース/汽車道側から)」です。


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「配置図」です。


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「敷地周辺図」です。


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「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」の建設予定地です。



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2022年6月15日 (水)

国家戦略特区 高さ約229mと高さ約227mの超高層ツインタワー「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」 2022年6月中旬の建設状況

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- (仮称)芝浦一丁目計画 新築工事

 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の敷地に計画されている「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」は、総延床面積約55万㎡のビッグプロジェクトです。

 2期に分けて施工する計画で、先に南側の「S棟」を建設します。「S棟」の竣工後に、「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を解体して、跡地に「N棟」を建設します。2031年3月の全体完成を目指します。

 「野村不動産」並びに「野村不動産ビルディング」と、「JR東日本(東日本旅客鉄道)」は、共同で推進している国家戦略特別区域計画の特定事業である、「芝浦一丁目プロジェクト」の事業者として、2021年9月28日に起工式を執り行い、2021年10月1日に着工しました。

● 芝浦プロジェクトの計画詳細を発表!
 「野村不動産」と「JR東日本(東日本旅客鉄)」は、共同で推進している国家戦略特別区域計画の特定事業である「芝浦プロジェクト」の計画詳細を発表しました。

 引用資料 野村不動産(PDF:2022/05/23)
 延床面積約55万㎡大規模複合開発 「芝浦プロジェクト」 都心で空・海・緑を感じる新たな働き方 「TOKYO WORKation (トウキョウ ワーケーション)」を提案 ―東京湾岸部の景観を一新するオフィス・ホテル・商業施設・住宅の一体開発―

 引用資料 公式ホームページ
 芝浦プロジェクト

 「芝浦プロジェクト」では、都心の利便性と、眼前に広がる空と海を有する芝浦エリアならではの立地を活かし、「空と海、世界へひらかれたこの街で、新しい人と社会の未来をつくりだす」ことを目指します。

 その一環として、働き方や働く環境に求められる価値観が変化した今の時代に寄り添う新たな働き方、「TOKYO WORKation(トウキョウ ワーケーション)」を提案します。「ビジネスの中枢である東京都心で働くこと」と「空と海から得られる開放感」が融合し、自分に合ったスタイルで働くことが実現します。

芝浦プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1他 51筆
◆ 交通-(浜松町ビルディング基準)JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-(S棟)地上43階、地下3階、(N棟)地上45階、地下3階、(商業施設)地上1階~2階×5棟
◆ 高さ-(S棟)最高部228.88m、(N棟)最高部227.28m
◆ 敷地面積-(施設全体)39,819.13㎡(竣工時40,104.29㎡)、(S棟・N棟)34,555.47㎡
◆ 建築面積-(施設全体)28,192.39㎡、(S棟・N棟)27,377,75㎡ 
◆ 延床面積-(施設全体)551,437.56㎡、(S棟・N棟)550,455.80㎡ 
◆ 容積対象面積-(施設全体)445,744.63㎡、(S棟・N棟)444,795.47㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、商業施設、ホテル、共同住宅、ビジネス交流施設、生活支援施設、駐車場、DHC施設等
◆ 総戸数-約144戸
◆ 建築主-野村不動産ビルディング、JR東日本
◆ 設計者-槇総合計画事務所、清水建設、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド、日建設計
◆ 施工者-(S棟)清水建設、(N棟)未定
◆ 解体工事(S棟)2021年02月01日~2021年09月30日
◆ 着工-(S棟)2021年09月28日(起工式)、2021年10月01日(着工)、(N棟)2027年04月頃予定
◆ 竣工-(S棟)2025年02月予定、(全体)2031年03月31日予定

(備考) 敷地面積は、竣工時までに現状港区所有地(道路)を本敷地に編入することにより計40,104.29㎡になる予定です。


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「芝浦プロジェクト 完成予想パース」です。


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「芝浦プロジェクト 完成予想パース」です。


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プロジェクト概要

 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の建替事業として、芝浦プロジェクトでは、2021年10月に着工した「S棟」と、2027年度着工の「N棟」からなるツインタワーの建設を予定しています(竣工予定時期 S棟2025年2月、全体2030年度)。

● 野村不動産グループが2025年に本社をS棟へ移転!
 「野村不動産ホールディングス」は、「野村不動産ホールディングス」および「野村不動産」をはじめとするグループ各社の本社を、2025年 2月に竣工を予定している、大規模複合開発「芝浦プロジェクト」S 棟に移転することを決定しました。


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ラグジュアリーブランド「フェアモント東京」

 最上級のパーソナルなサービスとラグジュアリーな体験を提供するため、S棟上層階には、欧州最大手のホテルグループであるアコーが手掛けるラグジュアリーホテルブランド「フェアモント」が日本へ初進出します。

 世界最大手のホテルグループである「アコー(本社:フランス・パリ)」のラグジュアリーホテルブランド「フェアモント」の日本初進出となるホテル名称は「フェアモント東京」で、開業は2025年度を予定しています。


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「フロア構成図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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浜松町ビルディング(東芝ビルディング)
 「(仮称)芝浦一丁目建替計画新築工事」の予定地に建っている「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」です。地上40階、塔屋1階、地下3階、高さ165.9mの超高層オフィスビルです。「東芝ビルディング」として、1984年3月に竣工しました。

浜松町ビルディング(東芝ビルディング) の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1号
◆ 交通-JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-地上40階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.9m 
◆ 敷地面積-34,506.91㎡
◆ 建築面積-14,741.10㎡(東芝浜松町ビルを含む場合16,464.58㎡)
◆ 延床面積-162,612.86㎡(東芝浜松町ビルを含む場合176,567.92㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造(水平方向の揺れを吸収するダイナミックスクリューとオイルダンパーを低層階を中心に102ヶ所設置)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-港建物、第一生命保険
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設、鹿島建設JV
◆ 着工-1981年08月
◆ 竣工-1984年03月


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「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」の2022年6月中旬の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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大規模な「乗入れ構台」が設置されています(写真提供SOCIO34050氏)。


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掘削工事を行っています。「順打ち工法」で工事が行われています。地下3階かつ直接基礎のため、「地下3階+耐圧盤(ビルの重量を支える鉄筋コンクリート造の分厚い板)」のかなり深くまで掘削されます(写真提供SOCIO34050氏)。


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東京モノレール直下の仮設の歩道橋が姿を消しているように見えます(写真提供SOCIO34050氏)。


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東京モノレール直下の仮設の歩道橋が姿を消しているように見えます。内部が綺麗に見える絶好の撮影ポイントだっただけに残念です(写真提供SOCIO34050氏)。


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南側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「S棟」の竣工後に、「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を解体して、跡地に「N棟」を建設します(写真提供SOCIO34050氏)。



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2022年6月14日 (火)

総延床面積約85万㎡ 高輪ゲートウェイシティ(仮称) 地上31階、高さ約167mの「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)3街区」 2022年5月下旬の建設状況

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-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)-
 急激な円安、急落しているNYダウやナスダックの株式市場を見ていると将来が不安になります。こういう時は癒される動画を見るのが一番ですね。

 「日本ハムファイターズ」のファイターズガールの「きつねダンス」の衣装・きつね耳・ダンスがあまりにも可愛いので、ここ最近ほ毎日動画を見ています。TVアニメ「SPY×FAMILY」の「アーニャ」もそうですが、「カワイイは正義」だとつくづく思います(笑)。

 YouTube:(パーソル パ・リーグTV公式)PacificLeagueTV
 【不可抗力】今日も“きつねダンス”『つられて 編集してしまった!』

 本題に戻って、JR東日本は、「高輪ゲートウェイ駅」の周辺で「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」を進めています。国家戦略特別区域計画に認定されている「品川開発プロジェクト」においては、国内外から先進的な企業と人材が集い、多様な交流から新たなビジネス・文化が生まれるまちづくりを目指しています。

 「グローバルゲートウェイ品川」をコンセプトに、国際交流拠点として、オフィス、商業、ホテル、コンベンション、文化創造施設などの複合用途の導入を進めるとともに、周辺地域との防災連携などを図ります。また、未来に向けた実験の場として、さまざまな技術の実装やビジネス創出を行う先端的なまちづくりを進めます。

● 高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくり
 JR東日本は2022年4月21日に、「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」として推進する「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」のまちづくりについて発表しました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2022/04/21)
 高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくりについて

 2025年3月に、複合棟Ⅰ・高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを開業し、MICE施設やオフィス、商業施設、駅周辺広場や歩行者デッキを整備し、その他エリアは2025年度中の開業を目指します。事業費は約5,800億円を予定しています。


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「スケジュール」です。

◆ 複合棟Ⅰ・高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを2024年度末(2025年3月)に開業します。国際交流拠点としての主要な機能であるMICE施設(コンベンション、カンファレンス、ビジネス支援施設)、オフィス、商業等を整備する複合棟Ⅰおよび駅周辺の広場・歩行者デッキ等を開業するとともに、高輪ゲートウェイ駅を全面開業します。

◆ その他の棟・エリアは2025年度中に開業します。高輪築堤の現地保存に伴う計画変更に関して、具体的な施工計画が確定したため、複合棟Ⅱ、文化創造棟、住宅棟および各棟周辺エリアは、2025年度中に開業します。


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複合棟Ⅱ

 泉岳寺駅に隣接する大規模複合棟です。フレキシビリティの高いオフィスフロアに加え、商業施設やクリニック、フィットネスを完備し、ビジネスワーカーの街でのくらしを支えます。街のレジリエンス(回復力)を支えるエネルギーセンター・地域冷暖房設備を有し、街全体に環境性能の高いエネルギーを供給します。
 
 第7橋梁部を含む高輪築堤80mの現地保存の保存空間確保にあたり、建物位置の東側への移動のため、都市計画変更を行いました(2021年11月都市計画変更決定)。

複合棟Ⅱの概要
◆ 計画名-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)3街区
◆ 所在地-東京都港区港南二丁目、芝浦四丁目、高輪二丁目
◆ 交通-JR「高輪ゲートウェイ」駅、都営地下鉄・京浜急行電鉄「泉岳寺」駅、JR「品川」駅
◆ 階数-地上31階、塔屋1階、地下5階
◆ 高さ-166.86m
◆ 敷地面積-14,996.38㎡
◆ 建築面積-10,835,82㎡
◆ 延床面積-208,164.26㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 用途-オフィス、商業、フィットネス、クリニック、子育支援施設、エネルギーセンター(地域冷暖房)、駐車場等
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者・監理者-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2022年02月01日
◆ 竣工-2025年03月31日予定


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南東側から見た「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)3街区」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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西側寄りです(写真提供読者さん)。


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東側寄りです。「三点式パイルドライバ」が見えます。「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」で「山留め壁」を構築しています(写真提供読者さん)。


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南側から見た西側寄りです(写真提供読者さん)。


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南側から見た東側寄りです(写真提供読者さん)。


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「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)3街区」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年6月13日 (月)

総延床面積約85万㎡ 高輪ゲートウェイシティ(仮称) 高さ約161mと高さ約159mの「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区」 2022年5月下旬の建設状況

Tokyojr220411
-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)-
 JR東日本は、「高輪ゲートウェイ駅」の周辺で「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」を進めています。国家戦略特別区域計画に認定されている「品川開発プロジェクト」においては、国内外から先進的な企業と人材が集い、多様な交流から新たなビジネス・文化が生まれるまちづくりを目指しています。

 「グローバルゲートウェイ品川」をコンセプトに、国際交流拠点として、オフィス、商業、ホテル、コンベンション、文化創造施設などの複合用途の導入を進めるとともに、周辺地域との防災連携などを図ります。また、未来に向けた実験の場として、さまざまな技術の実装やビジネス創出を行う先端的なまちづくりを進めます。

● 高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくり
 JR東日本は2022年4月21日に、「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」として推進する「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」のまちづくりについて発表しました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2022/04/21)
 高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくりについて

 2025年3月に、複合棟Ⅰ・高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを開業し、MICE施設やオフィス、商業施設、駅周辺広場や歩行者デッキを整備し、その他エリアは2025年度中の開業を目指します。事業費は約5,800億円を予定しています。


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「スケジュール」です。

◆ 複合棟Ⅰ・高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを2024年度末(2025年3月)に開業します。国際交流拠点としての主要な機能であるMICE施設(コンベンション、カンファレンス、ビジネス支援施設)、オフィス、商業等を整備する複合棟Ⅰおよび駅周辺の広場・歩行者デッキ等を開業するとともに、高輪ゲートウェイ駅を全面開業します。

◆ その他の棟・エリアは2025年度中に開業します。高輪築堤の現地保存に伴う計画変更に関して、具体的な施工計画が確定したため、複合棟Ⅱ、文化創造棟、住宅棟および各棟周辺エリアは、2025年度中に開業します。


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複合棟Ⅰ(North・South)

 高輪ゲートウェイ駅前に建設される国際交流拠点の象徴となるツインタワーです。駅直結の立地を活かし、国際的な大企業本社機能の入居を想定したハイグレードオフィスを有するほか、国際会議の誘致を想定した大規模コンベンション・カンファレンス機能を整備します。

 South棟高層のラグジュアリーホテル、North棟高層のルーフトップレストランおよび低層部全体に広がる商業施設等により、世界中からの来街者を迎え、利便性の高い空間を提供します。

● JWマリオット・ホテル東京が進出!
 South棟の22階~30階に、マリオット・インターナショナルの最高級クラスのホテルブランド「JWマリオット・ホテル東京」が進出します。「JWマリオット」は、首都圏初進出となるホテルブランドとなります。客室数は約200室を予定しています。

複合棟Ⅰ(North・South)の概要
◆ 計画名-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区
◆ 所在地-東京都港区港南二丁目、高輪二丁目
◆ 交通-JR「高輪ゲートウェイ」駅、都営地下鉄・京浜急行電鉄「泉岳寺」駅、JR「品川」駅
◆ 階数-(North)地上29階、塔屋1階、地下3階、(South)地上30階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-(North)161.43m、(South)158.68m
◆ 敷地面積-38,281.26㎡
◆ 敷地面積-30,885.50㎡
◆ 延床面積-460,177.37㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 用途-オフィス、ホテル、商業、コンベンション、カンファレンス、子育支援施設、ビジネス支援施設、駐車場等
◆ 客室数-約200室(JWマリオット・ホテル東京)
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者・監理者-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
◆ デザイナー-(外装デザインアーキテクト・エントランス内装デザイン)ピカード・チルトン、(ホテル内装デザイナー)ヤブ・プッシェルバーグ
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2021年10月25日
◆ 竣工-2025年03月31日予定


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複合棟Ⅰ(North棟)
 
「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区」の北側の2022年5月下旬の建設状況です。北側には、地上29階、塔屋1階、地下3階、高さ161.43mの「North棟」が建設されます(写真提供読者さん)。


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「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」で構築した「山留め壁」が見えます(写真提供読者さん)。


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敷地の北西側の一部が「第一京浜」に接しています(写真提供読者さん)。


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「高輪ゲートウェイ駅」の正面です。手前で「構真柱(こうしんちゅう)」の組み立てを行っています(写真提供読者さん)。


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「構真柱(こうしんちゅう)」です(写真提供読者さん)。

● 逆打ち工法
 「構真柱(こうしんちゅう)」があるので、この現場は「逆打ち工法」を採用している事が分かります。「逆打ち工法」では、地上躯体と地下躯体を同時に建設します。地下躯体は、地下1階→地下2階→地下3階と下に向かって構築するので「逆打ち工法」と言います。


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少し南側です(写真提供読者さん)。


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「アースドリル掘削機」です。「場所打ちコンクリート拡底杭」の構築と「構真柱」の建込みを行っています(写真提供読者さん)。


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「鉄筋かご」が並べられています(写真提供読者さん)。


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「安定液タンク」です(写真提供読者さん)。


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複合棟Ⅰ(South棟)
 「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区」の南側の2022年5月下旬の建設状況です。南側には、地上30階、塔屋1階、地下3階、高さ158.68mの「South棟」が建設されます(写真提供読者さん)。


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「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」で構築した「山留め壁」が見えます(写真提供読者さん)。


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「三点式パイルドライバ」です。「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」で「山留め壁」を構築しています(写真提供読者さん)。


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敷地の南西側の一部が「第一京浜」に接しています(写真提供読者さん)。


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「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年6月12日 (日)

「ホテルオークラ東京別館」の解体 鹿島建設の施工による「ホテルオークラ東京別館解体工事」 2022年5月下旬の解体状況

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-ホテルオークラ東京別館-

 「ホテルオークラ東京」の建て替え「The Okura Tokyo(オークラ東京)」が2019年9月12日のオープンしました。約1年後の2020年9月30日に「ホテルオークラ東京別館」が閉館しました。建物は、2020年10月~2021年9月末まで「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」に貸し出していました。

● (仮称)六本木一丁目計画(計画が消滅か?)
 2019年2月11日に、港区環境アセスメント「港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)六本木一丁目計画】」が行われました。「ホテルオークラ東京別館」が「野村不動産」により建て替えられます。

 計画名は「(仮称)六本木一丁目計画」で、敷地面積は約9,260㎡です。敷地の南側には、地上43階、地下2階、最高高さ約180m、延床面積約63,500㎡の「住宅棟」、敷地の北側には、地上21階、最高高さ約115m、延床面積約47,500㎡の「事務所棟」が建設される予定です。

 建物周辺にはまとまった規模の広場状空地、南西側には公園を設ける計画で、「住宅棟」と「事務所棟」の間は敷地の高低差を活かした立体的なオープンスペースと緑化空間で繋げる方針です。2021年度に新築工事に着手、2024年度に竣工、2025年度に供用開始する予定です。

● ホテルオークラ東京別館解体工事
 「ホテルオークラ」は、2020年9月30日に営業を終了した「ホテルオークラ東京別館」の解体工事の施工者を「鹿島建設」に決めました。2021年11月15日に解体工事に着手し、2022年12月31日の工事完了を目指します。跡地の活用方針は未定となっています。

 跡地の活用については、2019年2月に「野村不動産」が、「環境影響調査計画書」を港区に提出していました。ホテルオークラは「現時点で跡地の活用方法は確定しておらず、今後検討を深めていく」としています。「野村不動産」による「(仮称)六本木一丁目計画」が消滅した可能性が高いです。


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「足場+防音壁」の設置が行われています(写真提供読者さん)。


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南東側部分です(写真提供読者さん)。


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北東側部分です(写真提供読者さん)。


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「解体工事のお知らせ」です。工事名は「ホテルオークラ東京別館解体工事」で、「鹿島建設」の施工により行われています。解体工事の工期は、2021年11月15日~2022年12月31(予定)です(写真提供読者さん)。


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営業時のホテルオークラ東京別館
 「ホテルオークラ東京別館」は、地上13階、塔屋2階、地下4階、高さ45.6m、延床面積約65,472㎡です。1973年に竣工しました。客室数は381室です。



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2022年6月11日 (土)

TOKYO TORCH(東京駅前常盤橋プロジェクト) 地上63階、 高さ約390mの「Torch Tower(トーチタワー)」 優先交渉権者に「清水建設」に決定!

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-

 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました(写真提供読者さん)。

 また、「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」に決定致しました。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となる予定です。

 引用資料 三菱地所(PDF:2022/04/13)
 都心の重要インフラである下水ポンプ施設の更新が完了 「日本を明るく、元気にする」TOKYO TORCH(東京駅前常盤橋プロジェクト)は次のフェーズへ「銭瓶町ビルディング(D棟)」竣工

● 優先交渉権者に清水建設に決定!
 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上63階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。


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竣工した「銭瓶町ビルディング(D棟)」です(写真提供読者さん)。

銭瓶町ビルディング(D棟)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 D棟新築工事
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目、中央区八重洲一丁目
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ千代田線・丸ノ内線・半蔵門線・東西線・都営三田線「大手町」駅、東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅、東京メトロ銀座線・東西線・都営浅草線「日本橋」駅、東京メトロ丸ノ内線「東京」駅
◆ 階数-地上9階、地下3階
◆ 高さ-最高部約53m、軒高46.65m
◆ 敷地面積-3,828.09㎡
◆ 建築面積-2,878.87㎡
◆ 延床面積-27,302.84㎡(三菱地所のHPでは約30,000㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、下水ポンプ所、駐車場等
◆ 建築主-三菱地所
◆ 建築主-三菱地所設計、日本水工設計
◆ 建築主-三井住友建設
◆ 着工-2017年04月01日
◆ 竣工-2022年02月28日


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「TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)」の完成イメージです。

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上63階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約390m(B棟)
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末
◆ 竣工-2027年末予定


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用途構成

 高さ350m超の「Torch Tower(B棟)」の62階・RFには、都心を眼下に、遠く富士山を臨むことができる、屋外空間併設の展望施設を整備します。57階~61階には、圧巻の眺望と世界水準のホスピタリティが約束された国際級ホテル(約100室)を誘致します。


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「事業概要」です。


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「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。


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「計画配置図」です。「A棟・B棟・C棟・D棟」の4棟で構成されます。


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「案内図及び配置図」です。


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「日本ビル」を北側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「日本ビル」を南東側から見た様子です。「日本ビル」は解体されます。


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地上29階、塔屋2階、地下4階、高さ119.60mの「朝日生命大手町ビル」を南東側から見た様子です。「朝日生命大手町ビル」は解体されます。



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2022年6月10日 (金)

国家戦略特区 地上51階、高さ約250mの「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」 2022年5月下旬の建設状況

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-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業-
 「東京駅前八重洲一丁目東地区」は、「A地区」と「B地区」に分かれていますが、「B地区」の概要は、地上51階、塔屋1階、地下4階、高さ約250mです。特定業務代行者は「東京建物、大林組」です。総事業費は約2,104億円の予定です。

 「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」では、大規模なバスターミナルや回遊性の高い歩行者ネットワークを整備するとともに、カンファレンスや外国語対応の医療施設等を整備することで、国際都市東京の国際競争力の向上を図ります。

 引用資料 東京建物(PDF:2020/07/01) 
 東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業権利変換認可のお知らせ

 引用資料 東京建物(PDF:2022/03/02)
 東京駅前八重洲一丁目東A地区市街地再開発組合設立のお知らせ

東京駅前八重洲一丁目東B地区の概要
◆ 計画名-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目300番、205番6、205番7の一部(地名地番)
◆ 階数-地上51階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部249.72m
◆ 敷地面積-10,604.25㎡
◆ 建築面積-8,388.50㎡
◆ 延床面積-225,063.24㎡
◆ 容積対象面積-約186,500㎡(容積率約1,760%)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、店舗、バスターミナル、カンファレンス、医療施設、駐車場等
◆ 建築主-東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(特定業務代行者 東京建物、大林組)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)大林組
◆ 施工者-大林組・大成建設共同企業体(代表者 大林組)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2021年09月末日予定
◆ 着工-2021年10月01日
◆ 竣工-2025年03月31日予定
◆ 総事業費-約2,104億円


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「外観イメージ中央通り方面から望む」です(引用:東京建物)。


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「さくら通り・八重洲仲通り沿いの低層部イメージ」です(引用:東京建物)。


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「概要図」です(引用:国土交通省)


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「配置図」です。再開発に参加しないビルがかなりあるため敷地の西側が凹んだ、いびつな形状になります(引用:東京都)。


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南東側から見た「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「アースドリル掘削機」です。「場所打ちコンクリート拡底杭」を構築しています(写真提供読者さん)。


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西側の「外堀通り」側から見た北側部分です。「質」の看板がある建物と「消費者金融」の看板がある建物は参画しません(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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「場所打ちコンクリート拡底杭」を構築するための「拡底バケット」が2基見えます。その手前には「スライムクリーナー」が見えます(写真提供読者さん)。

● ナックル・パイル(節付き杭)?
 間違っている可能性がありますが、右側の緑色の「拡底バケット」は、「ナックル・パイル(節付き杭)」を構築するための「拡底バケット」のように見えます。

 大林組は、2009年に「ナックル・パイル」の一般評定を取得しています。「ナックル・パイル」は、場所打ちコンクリート杭に節部を設けて硬質な中間層や支持層の支持能力を有効利用することで、従来の節部のない杭形状より杭断面のスリム化や杭長の短縮、杭の体積の低減をしています。


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「構真柱(こうしんちゅう)」が見えます(写真提供読者さん)。

● 逆打ち工法
 「構真柱(こうしんちゅう)」があるので、この現場は「逆打ち工法」を採用している事が分かります。「逆打ち工法」では、地上躯体と地下躯体を同時に建設します。地下躯体は、地下1階→地下2階→地下3階→地下4階と下に向かって構築するので「逆打ち工法」と言います。


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北側の「八重洲さくら通り」沿いです(写真提供読者さん)。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年6月 9日 (木)

JR中野駅南口 オフィス棟と住宅棟の超高層ツインタワー「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業」 2022年5月下旬の建設状況

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-中野二丁目地区第一種市街地再開発事業-
 「中野二丁目地区市街地再開発組合」は、東京都中野区中野二丁目他で事業を推進する「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業」において、2020年3月10日に権利変換計画認可を受け、2020年3月26日に着工しました。「住友不動産」は参加組合員として再開発事業に参画しています。

 引用資料 住友不動産(PDF:2020/03/30)
 中野駅南口駅前で賑わいの創出 「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業」工事着手 オフィス棟と住宅棟の高層ツインタワー

 「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、市街地再開発事業と土地区画整理事業の一体的施行という手法を用いて、駅前広場の拡張整備、駅周辺の回遊性を高める交通動線の整備、また、敷地内においては、人々の憩いや交流の場となる広場空間を確保し、中野駅南口の賑わいの核となる整備を目指します。

中野二丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-中野二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物
◆ 所在地-東京都中野区中野二丁目地内
◆ 交通-JR中央線「中野」駅、東京メトロ東西線「中野」駅すぐ
◆ 階数-(住宅棟)地上37階、地下2階、(業務棟)地上20階、地下2階
◆ 高さ-(住宅棟)最高部146.84m、(業務棟)最高部115.83m
◆ 敷地面積-(住宅棟)4,404.85㎡、(業務棟)5,676.67㎡
◆ 建築面積-(住宅棟)3,465.32㎡、(業務棟)4,142.96㎡
◆ 延床面積-(住宅棟)49,343.93㎡、(業務棟)49,759.50㎡
◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、駐車場
◆ 構造-(住宅棟)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、(業務棟)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 総戸数-397戸(分譲2戸、賃貸395戸)
◆ 建築主-中野二丁目地区市街地再開発組合(参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者-アール・アイ・エー(コンサルタント/基本・実施設計)
◆ 施工者-西松建設(特定業務代行者/建築施工)
◆ 着工-2020年03月26日
◆ 竣工-2024年02月29日予定

(備考)上記の「階数、高さ、敷地面積、建築面積、延床面積、総戸数」の数値は、東京都環境局の数値を採用しています。そのため、2020年3月30日の「住友不動産」のニュースリリースや「建築計画のお知らせ」の数値とは一部異なります。


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「外観完成イメージパース」です。

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「断面図」です。


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「配置図」です。


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「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の2022年5月下旬の建設状況況です(写真提供読者さん)。


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「業務棟」の建設現場を北西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「業務棟」の建設現場を北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建設現場を南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「住宅棟」の建設現場を南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「住宅棟」のアップです(写真提供読者さん)。


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「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年6月 8日 (水)

JR中野駅の駅ビル 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業「(仮称)中野駅西口開発」 2022年5月下旬の建設状況

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中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業-
 疾風怒濤の勢いで再開発が進む中野駅周辺では、JR中央線の南側と北側をつなぐ通路と新たな西口を整備する中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業を進めています。あわせて新北口駅前広場や西口広場は、新規整備、南口駅前広場は、拡張整備を進めていく予定です。

 街の核となるのが「JR中野駅」です。「JR中野駅」は、島式4面8線の大規模な駅ですが、駅ビルなどの駅の顔となる部分が存在ませんでした。そこで、「中野区」と「JR東日本」は、「中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業」を進めています。

 新駅ビルは「駅施設、店舗」で構成する建物のほか、ラチ内コンコース約1,100㎡、南北通路約1,400㎡を確保します。2026年12月頃の南北通路・橋上駅舎開業を目指します。

 引用資料 中野区・公式ホームページ
 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業について

中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業の概要
◆ 計画名-(仮称)中野駅西口開発
◆ 所在地-東京都中野区中野五丁目241‐2、四丁目84‐1 他(地名地番)
◆ 交通-JR中央線・総武線・東京メトロ東西線「中野」駅直結
◆ 階数-地上5階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-最高部31.824m、軒高28.269m
◆ 敷地面積-7,693.42㎡
◆ 建築面積-6,337.25㎡
◆ 延床面積-18,294.08㎡(別に、ラチ内コンコース約1,100㎡、南北通路約1,400㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部CFT造
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 用途-駅施設、物販店舗、飲食店舗
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2020年03月01日
◆ 竣工-2028年03月31日予定
◆ 開業-2026年12月頃予定(南北通路・橋上駅舎開業)

駐車場棟の概要
◆ 計画名-(仮称)中野駅西口開発 駐車場棟
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目2番51の一部(地名地番)
◆ 交通-JR中央線・総武線・東京メトロ東西線「中野」駅
◆ 階数-地上3階、地下1階
◆ 高さ-最高部18.427m
◆ 敷地面積-0㎡(敷地面積は0㎡)
◆ 建築面積-169.45㎡
◆ 延床面積-1,457.48㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎(べた基礎)
◆ 用途-自動車駐車施設、EV昇降路
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2023年10月01日予定
◆ 竣工-2028年03月31日予定


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西口広場側の外観完成イメージです。新駅ビルは駅の西側のホーム上空に建設されます。


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「西口広場」のイメージです。


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「南北通路」のイメージです。


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中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業である「(仮称)中野駅西口開発」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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北側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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人工地盤が姿を現しています(写真提供読者さん)。


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東側が「東700トンタワークレーン(1号機)」、西側が「中央700トンタワークレーン(2号機)」です(写真提供読者さん)。


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ホームの東側から西側を見た様子です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)中野駅西口開発」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年6月 7日 (火)

「渋谷ヒカリエ」の隣接地 地上23階、高さ約123mの「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事」 2022年5月下旬の建設状況

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-渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業-
 「東京都」は、「渋谷二丁目17地区市街地再開発組合」の設立を2019年8月28日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、老朽建築物の更新と周辺地区との回遊性の強化を一体的に行い、業務・商業施設等の多様な都市機能が集積した複合施設として整備を図ります。

 再開発予定地は渋谷駅東側に位置し、西側から「シオノギ渋谷ビル、渋谷アイビスビル、渋谷東宝ビル、太陽生命渋谷ビル」の4棟のビルです。2020年11月2日~2022年7月31日(予定)の工期で既存建物の解体工事が行われています。

 建築主は「渋谷二丁目17地区市街地再開発組合」で、参加組合員は「塩野義製薬、南塚産業、NANZUKA、東宝、太陽生命保険社、東急」となっています。

● 2021年12月1日着工!
 「渋谷二丁目17地区市街地再開発組合」とその参加組合員である「東急」は、渋谷駅東口エリアで計画する「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業」の新築工事に2021年12月1日に着工しました。

 引用資料 東急(2021/11/24)
 「渋谷二丁目17地区市街地再開発事業」新築工事に着手! ~渋谷駅東口エリアに2024年度上期開業予定~

 「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業」は、渋谷ヒカリエや青山通りに隣接する地上23階の複合施設の整備を行い、渋谷駅東口エリアの新たな賑わい拠点を目指すとともに、渋谷駅周辺の回遊性向上を図るものです。

 地上1階~4階の低層部は、商業機能などを配置し、敷地内の広場などと一体的に整備することで、賑わいや憩いを創出します。5階~23階は、渋谷エリアでニーズの高い、駅につながる利便性の高いハイグレードなオフィスを提供します。

渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷二丁目100番(地番)
◆ 階数-地上23階、地下4階
◆ 高さ-122.86m
◆ 敷地面積-3,461.99㎡
◆ 建築面積-2,468.41㎡
◆ 延床面積-44,511.77㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス(地上5階~地上23階)、店舗(地上1階~地上4階)、駐車場(地下1階)
◆ 建築主-渋谷二丁目17地区市街地再開発組合(構成員 塩野義製薬、南塚産業、NANZUKA、東宝、太陽生命保険社、東急)
◆ 設計者-渋谷二丁目17地区設計共同企業体(東急設計コンサルタント、三菱地所設計、パシフィックコンサルタンツ)
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-2020年11月02日~2022年07月31日予定
◆ 着工-2021年12月01日
◆ 竣工-2024年05月末日予定


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「ヒカリエ側広場イメージ」です(引用:東急)。


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「低層部イメージ(青山通り側)」です(引用:東急)。


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「歩行者ネットワークイメージ」です(引用:東急)。


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「配置図」です(引用:東京都)。


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「位置図」です。建物北側の「渋谷ヒカリエ」、南東側の「渋谷クロスタワー」に至る歩道橋と2階デッキで接続し、歩行者ネットワークを充実させます(引用:東急)。


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「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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南西側です(写真提供読者さん)。


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コンクリートの壁が構築されています(写真提供読者さん)。


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新たな地下外壁なのでしょうか?(写真提供読者さん)


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北東側部分です(写真提供読者さん)。


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乗入れ構台の上から「クラムシェル」で掘削土を揚土しています(写真提供読者さん)。


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更に北東側部分です(写真提供読者さん)。


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北側の「渋谷ヒカリエ」側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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北東側部分です(写真提供読者さん)。


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「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年6月 6日 (月)

八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業 地上45階、高さ約240mの「東京ミッドタウン八重洲」 2022年5月下旬の建設状況

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-東京ミッドタウン八重洲-
 東京駅周辺では、丸の内側では怒涛の勢いで再開発が行われていますが、八重洲側では再開発があまり進んでいませんでした。丸の内側は区画が大きい上に地権者が超大手企業のため再開発が比較的スムーズに進みますが、八重洲側は小規模なビルが多く権利関係が複雑に絡み合っているため合意形成が非常に難しいためです。
 
 そんな中でも、「八重洲一丁目東地区再開発計画」、「八重洲二丁目北地区再開発計画」、「八重洲二丁目中地区再開発計画」の3地区で再開発が協議されています。
 その中で、最も進んでいるのが「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。

 「三井不動産」は、八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の一員として、「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、2018年12月3日に起工式を執り行いました。街区名称は「東京ミッドタウン八重洲」に決定しています。

● 2022年9月17日に先行オープン!
 「三井不動産」は、八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の一員として、「東京ミッドタウン八重洲」の開発を推進していますが、商業施設約60店舗のうち、地下1階の13店舗が、地下2階「バスターミナル東京八重洲」とともに2022年9月17日に先行オープンすることが決定しました。なお、グランドオープンは2023年3月を予定しています。

 引用資料 三井不動産(2022/03/15)
 2023年3月「東京ミッドタウン八重洲」グランドオープン! 約60店舗のうち、地下1階の13店舗が9月17日に先行オープン バスターミナル利用者・周辺ワーカーに親和性の高い店舗が集結

 引用資料 公式ホームページ
 東京ミッドタウン八重洲

東京ミッドタウン八重洲の概要
◆ 計画名-八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目地内 他
◆ 交通-JR「東京」駅地下直結、東京メトロ丸の内線「東京」駅地下直結、東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩3分、東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋」駅徒歩6分
◆ 階数- (A-1街区)地上45階、塔屋2階、地下4階、(A-2街区)地上7階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(A-1街区)最高部約240m、(A-2街区)最高部約41m
◆ 地区面積-(A-1街区)12,390.43㎡、(A-2街区)1,043.69㎡
◆ 敷地面積-(A-1街区)10,875.16㎡、(A-2街区)742.92㎡
◆ 延床面積-(A-1街区)283,896.06㎡、(A-2街区)5,853.53㎡
◆ 構造-(A-1街区・A-2街区)鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-(A-1街区)パイルド・ラフト基礎(直接基礎と杭基礎の複合基礎)、(A-2街区)直接基礎
◆ 地震対策-(A-1街区)制振構造(制振ブレースと制振オイルダンパーを設置)
◆ 用途-(A-1街区)オフィス、店舗、ホテル、小学校、バスターミナル、駐車場等、(A-2街区)オフィス、店舗、子育て支援施設、駐輪場、駐車場、住宅等
◆ 客室数-98室(39階~45階)
◆ 建築主-八重洲二丁目北地区市街地再開発組合(事業協力者 三井不動産)
◆ 設計者-(基本設計・実施設計)日本設計、(実施設計)竹中工務店
◆ 監理者-日本設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-(既存建物等解体工事)2017年09月01日~2018年11月30日、(地下解体工事)2018年06月01日~2020年12月31日予定
◆ 着工-2018年12月03日(起工式)
◆ 竣工-2022年08月末予定
◆ オープン-2022年09月17日予定(先行オープン)、2023年03月予定(グランドオープン)


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丸の内側から見た「完成イメージ」です。


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「東京ミッドタウン八重洲 フロア構成」です。


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「東京ミッドタウン八重洲 地下1階 商業施設エリア CG」です。


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「バスターミナル東京八重洲 のりば CG」です。


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バスターミナル東京八重洲
 「バスターミナル東京八重洲 案内・チケットカウンター CG」です。地下2階に整備する「バスターミナル東京八重洲」は、東京駅前3地区の再開発事業が連携することにより、東京駅周辺の歩道上に分散している高速バス停留所を集約、国際空港や地方都市を結ぶ高速バスが発着する国内最大規模のバスターミナル(隣接する2街区と合わせ計20バース)の第1期エリアです。「UR都市機構」により整備が進められています。


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「フロア構成図」です。


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1フロア約4,100㎡(約1,240坪)もあります。広大なオフィスフロアで自由度の高いレイアウトとワークスタイルの多様性に対応します。


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「配置図」です。


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「東京ミッドタウン八重洲周辺図」です。南側に計画中の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」と合わせて「東京ミッドタウン八重洲」と思われます。


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丸の内側から見た「東京ミッドタウン八重洲」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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クレーン類がすべて姿を消しています(写真提供読者さん)。


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南西側から見上げた様子です。オフィス部分は、南北約93m×東西約60mと巨大です(写真提供読者さん)。


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下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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「ヤンマー東京ビル」との境目です(写真提供読者さん)。


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西側の壁面が湾曲しています(写真提供読者さん)。


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南東側のゲート部分です(写真提供読者さん)。


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東側壁面です。再開発前にこの場所にあった「中央区立城東小学校」は、こちら側に開校予定です(写真提供読者さん)。


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「A-2街区」です。地上7階、塔屋1階、地下2階、高さ約41mです(写真提供読者さん)。



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2022年6月 5日 (日)

「東京ミッドタウン八重洲」のすぐ北側 ヤンマー東京ビル 2022年5月下旬の建設状況

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-ヤンマー東京ビル-

 「ヤンマー」は、2020年2月4日に関係者出席のもと旧ヤンマー東京ビル跡地にて「地鎮祭」を行い、2月5日より「(仮称)ヤンマー東京ビル」の新築工事に着手しました。「東京ミッドタウン八重洲(八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事)」と共に同時にグランドオープンの予定です。

 引用資料 ヤンマー(2020/02/04)
 ヤンマー東京ビルの新築工事着工について

 「(仮称)ヤンマー東京ビル」は、環境性能に優れたヤンマーのバイオディーゼルコージェネレーションシステム等の最新環境技術の導入が予定されており、建築物の環境性能総合評価指標である「CASBEE(キャスビー)」において最高ランク(Sランク)を実現する計画です。また、「中間免震構造」を採用による災害対策の強化や東京駅から八重洲地下街等を通じての直通の立地を活かした高アクセスを実現します。

 正式名称は「ヤンマー東京ビル」で、概要は、 地上14階、塔屋1階、地下3階、高さ69.88mです。地下3階・地下2階が「駐車場」、地下1階~地上2階が「商業エリア」、3階~14階が「ヤンマーグループ、オフィステナントエリア」となる予定です。

● 東京ミッドタウン八重洲に合わせてオープン?
 「東京ミッドタウン八重洲」の商業施設約60店舗のうち、地下1階の13店舗が、地下2階「バスターミナル東京八重洲」とともに2022年9月17日に先行オープンすることが決定しています。「ヤンマー東京ビル」もその頃にオープンすると思われます。

ヤンマー東京ビル
◆ 所在地-(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目1番1号(地番)
◆ 階数- 地上14階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部69.88m
◆ 敷地面積-1,483.79㎡
◆ 建築面積-1,360.00㎡
◆ 延床面積-21,834.74㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 建築主-セイレイ興産(ヤンマーグループ)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2020年02月04日(地鎮祭)、2020年02月05日(着工)
◆ 竣工-2022年08月20日予定


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「ヤンマー東京ビル」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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北西側から見た「ヤンマー東京ビル」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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屋上には小さいクレーンだけとなりました。両側に「ヤンマー」のロゴを取り付ける場所が用意されています(写真提供読者さん)。


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「東京ミッドタウン八重洲」の「A-2街区」との間です(写真提供読者さん)。


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南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年6月 4日 (土)

「旧:虎の門病院」の跡地 地上38階、高さ約185mの「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」 2022年5月下旬の建設状況

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-虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業-
 「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館」を対象にした再開発プロジェクトです。「病院棟」と「業務棟」が建設されます。

 新しく生まれ変わった「虎ノ門病院」は、2019年5月1日に開院し、5月7日から外来診療を開始しています。 病床数は819床です。「病院棟」が完成した事により、「業務棟」の建設に移行します。

 「業務棟」の計画名は 「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事」で、地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ184.925m、延床面積180,652.78㎡です。

 「日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、九州旅客鉄道(JR九州)、大成建設」が保留床取得者として参画する「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」について、2020年9月に新築工事が着工し、本格的にプロジェクトが始動しました。

 引用資料 日鉄興和不動産(PDF:2020/10/19)
 「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」 新時代の国際ビジネス拠点に大規模オフィスプロジェクト 始動

虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟の概要
◆ 計画名-虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目105番
◆ 交通-地下鉄銀座線「虎ノ門」駅、地下鉄銀座・南北線「溜池山王」駅
◆ 階数-地上38階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部184.925m、軒高179.925m
◆ 敷地面積-22,539.74(施設全体)
◆ 建築面積-15,264.31㎡(施設全体)、7,839.52㎡(業務棟)
◆ 延床面積-266,166.53㎡(施設全体)、180,652.78㎡(業務棟)
◆ 構造- 鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、店舗、業務・生活支援施設、駐車場
◆ 建築主-独立行政法人都市再生機構、虎ノ門エネルギーサービス
◆ 保留床取得者-日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、九州旅客鉄道(JR九州)、大成建設
◆ 設計者-(基本設計)日本設計・三菱地所設計共同企業体、(実施設計)大成建設
◆ 監理者-日本設計・三菱地所設計共同企業体
◆ 施工者-大成建設
◆ 解体工事-2019年03月13日~2020年08月17日
◆ 着工-2020年09月01日
◆ 竣工-2023年11月30日予定

(備考) 港区の環境アセスメントでは、最高高さ179.925mとなっています。


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「本事業の整備⼿順」です(引用:港区環境アセス)。

虎ノ門二丁目地区の整備手順
(1) 国立印刷局の「虎の門工場」を東京都北区の「滝野川工場」へ機能移転
(2) 「虎の門工場」などを解体
(3) 「虎の門工場」跡地に「虎の門病院」の新病院棟を建設
(4) 「旧:虎の門病院」を解体
(5) 「旧:虎の門病院」の場所に、超高層オフィスビルを建設して、一部に国立印刷局の本局や「共同通信会館」の機能を移転
(6) 「共同通信会館」を解体して、アメリカ大使館前交差点を改良


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「虎ノ門・赤坂エリア鳥観図」です(引用:日鉄興和不動産) 。


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完成イメージパースです(引用:日鉄興和不動産) 。


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「⽴⾯図(東⽴⾯図)」です(引用:港区環境アセス)。


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「断⾯図」です。最高高さ179.925mとなっています(引用:港区環境アセス)。


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「施設構成図」です(引用:日鉄興和不動産) 。


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「基準階平面図」です。オフィス基準階は、1フロア約3,500㎡(約1,050坪)、天井高2,900mm、フロア一体で利用しやすい形状かつレイアウトしやすい奥行き18mを確保した整形無柱空間を実現しています(引用:日鉄興和不動産) 。


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「配置図」です。街区北側の「JTビル」は、「住友不動産」に売却されて、ビル名が「住友不動産虎ノ門タワー」に変更されています(引用:日鉄興和不動産) 。


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「位置図」です(引用:日鉄興和不動産) 。


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「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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1基目のタワークレーンが姿を現しています(写真提供読者さん)。


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南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。

● 増築工事(公共用歩廊)
 「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物附帯建物等 増築工事」の建築計画のお知らせも掲示されています。地上2階、高さ14,00m、延床面積19,18㎡の「公共用歩廊」が建設されます。



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2022年6月 3日 (金)

「明治安田生命新宿ビル」他の跡地 地上23階、高さ約129mの「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」 2022年5月下旬の建設状況 

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-(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト-
 「明治安田生命」は、新宿駅西口に近接する「明治安田生命新宿ビル」などの解体工事に2020年4月1日に着手しました。「明治安田生命新宿ビル」と隣接する6棟を一体的に解体します。

 解体区域の敷地面積は約6,300㎡とかなり広いです。解体工事の施工は「大成建設」が担当します。解体工事の工期は2022年8月31日までを予定しています。

 解体されるビルは、「(1)明治安田生命新宿ビル、(2)明治安田生命新宿ビル別館、(3)第一スカイビル、(4)高倉第二ビル、(5)明治安田生命新宿第三ビル跡地、(6)永和ビル跡地」の合計6棟です。「(7)KSビル跡地」の解体工事は、鉄道弘済会が発注しました。

 跡地に建設される「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の概要は、地上23階、地下4階、高さ(最高部128.71m(設備突出部)、建築部125.71m)、延床面積96,901.94㎡です。オフィス、商業、ホール、駐車場などで構成する予定です。

 引用資料 新宿区景観まちづくり審議会(2020/07/17)
 第69回新宿区景観まちづくり審議会

 「明治安田生命保険」が推進し、「森ビル」がプロジェクトマネジメントに参画する「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」が、2021年8月1日に着工しました。

(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目9番1~12
◆ 交通-JR「新宿」駅徒歩2分、東京メトロ丸の内線「新宿」駅徒歩4分、小田急線「新宿」駅徒歩4分、京王線「新宿」駅徒歩4分、京王新線(都営新宿線)「新宿」駅徒歩5分、都営大江戸線「新宿」駅徒歩5分
◆ 階数-地上23階、地下4階
◆ 高さ-最高部128.71m(設備突出部)、建築部125.71m
◆ 敷地面積-6,294.72㎡
◆ 建築面積-3,819.26㎡
◆ 延床面積-96,901.94㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、ホール、子育て支援施設、駐車場
◆ 建築主-明治安田生命保険
◆ プロジェクトマネジメント-森ビル
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-大成・竹中建設共同企業体(大成建設、竹中工務店JV)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2022年08月31日予定
◆ 着工-2021年08月01日
◆ 竣工-2025年11月30日予定


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「駅前広場を取り囲む光の演出」です。低層部の柱や壁面をライトアップして、駅前広場を取り囲むような夜間景観を演出する計画です。


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「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」のイメージパースです。建物は暖色系の「PCカーテンウォール」を外装に使い、駅前のランドマークを形成する外観を目指します。

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「断面図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「三点式パイルドライバ」です(写真提供読者さん)。


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「三点式パイルドライバ」は、最盛期には4台稼働していましたが、1台に減少しています。次の工程に移行するのも近いと思われます(写真提供読者さん)。


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内部の様子です。作業工程によると「地下躯体解体、SMW(山留め壁の構築)、掘削工事」となっています(写真提供読者さん)。


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「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年6月 2日 (木)

巨大プロジェクト「中野駅新北口駅前エリアにおける拠点施設整備」への布石 中野区新庁舎整備事業 2022年5月下旬の建設状況

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-中野区新庁舎整備事業-
 中野区は、区役所・サンプラザ地区再整事業である巨大プロジェクト「中野駅新北口駅前エリアにおける拠点施設整備」を計画しています。中野区の新庁舎の建設はその布石となります。

 2020年2月に「中野区新庁舎整備事業 実施設計・施工業務」の企画提案公募型事業者選定が行われて、優先交渉権者が、「竹中・協永・明成・武蔵野・INA特定建設共同企業体」に決定しています。代表構成員が「竹中工務店」、構成員が「協永建設、明成建設工業、武蔵野建設産業、INA新建築研究所」となっています。

● 2021年7月1日に着工!
 「中野区新庁舎」の起工式が2021年6月24日に建設地で執り行われ、2021年7月1日に工事着手しました。概要は、地上11 階、塔屋1階、地下2階、高さ52.65m、延床面積47,286.65㎡です。

 引用資料 中野区・公式ホームページ
 新しい区役所整備の検討を進めています

中野区新庁舎整備事業の概要
◆ 計画名-中野区新庁舎
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目2番139番地(地名地番)
◆ 交通-JR中央線「中野」駅、東京メトロ東西線「中野」駅
◆ 階数-地上11 階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部52.650m、軒高51,800m
◆ 敷地面積-8,557.38㎡
◆ 建築面積-3,855.81㎡
◆ 延床面積-47,286.65㎡(容積対象延床面積38,378.24㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎(べた基礎)
◆ 地震対策-免震構造(B1階柱頭部に免震装置「天然ゴム系積層ゴム、鉛プラグ入り積層ゴム、高減衰ゴム系積層ゴム」を配置)
◆ 用途-庁舎
◆ 建築主-中野区
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)竹中・協永・明成・武蔵野・INA特定建設共同企業体
◆ 監理者-日本設計
◆ 施工者-竹中・協永・明成・武蔵野・INA特定建設共同企業体(竹中工務店、協永建設、明成建設工業、武蔵野建設産業、INA新建築研究所)
◆ 解体工事-2020年12月
◆ 着工-2021年06月24日(起工式)、2021年07月01日(工事着手)
◆ 竣工-2024年02月28日予定
◆ 開設-2021年05月予定


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「敷地南東側の外観イメージ」です。


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「イベント時の西側広場イメージ(俯瞰)」です。


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「内観パース」です。


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「構造計画概要」です。基礎工法は「直接基礎(べた基礎)」、地震対策として「柱頭免震」を採用します。B1階柱頭部に免震装置「天然ゴム系積層ゴム、鉛プラグ入り積層ゴム、高減衰ゴム系積層ゴム」を配置しています。


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「断面図(南北)」です。高さは、最高部52.650m、軒高51,800mとなっています。


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「1階の配置図」です。


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「整備事業計画地案内図」です。「計画地広域図」です。中野四季の都市(まち)」内の区有地に建設されます。


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「中野区新庁舎」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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作業工程は「地下躯体工事・コンクリート工事」となっています(写真提供読者さん)。


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「乗入れ構台」の上で「クローラークレーン」が稼働しています(写真提供読者さん)。


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「中野区新庁舎」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年6月 1日 (水)

「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」の跡地 地上29階、高さ約155mの「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」 2022年5月下旬の解体状況

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-SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)-
 「京浜急行電鉄」と「トヨタ自動車」は、品川駅西口地区における「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」の敷地を共同で再開発する事を発表しています。

 SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」は、2021年3月31日に閉館しました。跡地は、「京浜急行電鉄」と「トヨタ自動車」が共同開発しますが、既存施設の解体工事を「大成建設」の施工で行われています。解体工事の工期は、2021年11月1日~2024年1月31日(予定)です。

● 品川駅西口地区A地区
 「西武ホールディングス」の連結子会社である「西武プロパティーズ」が2022年3月18日に、「京浜急行電鉄、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発準備組合、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」とともに事業主体となる「品川駅西口地区の再開発等促進区を定める地区計画」について、 国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都都市再生分科会が開催され、都市計画(素案)の概要が内閣府のホームページに公表されました。

 引用資料 西武ホールディングス(PDF:2022/03/18)
 品川駅西口地区(高輪三丁目)都市計画について~国家戦略特別区域における都市再生分科会が開催されました~

 品川駅西口地区は、品川駅周辺の改良や国道整備と連携した、駅前広場や歩行者ネットワークの整備、豊かな緑を活かした景観の形成やMICE機能の充実、およびこれらを中心とした国際ビジネス拠点の形成を目指します。

(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目の一部
◆ 交通-JR線・東海道新幹線・京浜急行「品川」駅、都営地下鉄浅草線「高輪台」駅
◆ 階数-地上29階、地下4階(駅前広場設置階を1階として算定)
◆ 高さ-約155m(T.P.+5.0mから)T.P.は東京湾平均海面
◆ 地区面積-約33,000㎡
◆ 敷地面積-約23,600㎡
◆ 延床面積-約313,100㎡
◆ 容積対象床面積-約235,500㎡
◆ 用途-オフィス、商業、ホテル、MICE(カンファレンス、多目的ホール)
◆ 建築主-京浜急行電鉄
◆ 解体工事-2021年11月01日~2024年01月31日予定
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2026年度予定
◆ 供用開始-2026年度予定


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「憩いやにぎわいの形成に寄与する広場・緑地の整備」です。


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「フロア構成」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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解体工事が行われている「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」です。解体工事を「大成建設」の施工で行われています。解体工事の工期は、2021年11月1日~2024年1月31日(予定)です。


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建物が「足場+防音壁」で囲われています(写真提供読者さん)。


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敷地東側の空地です(写真提供読者さん)。


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解体用の重機が稼働しています(写真提供読者さん)。


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「通路案内図」です(写真提供読者さん)。



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