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2022年6月13日 (月)

総延床面積約85万㎡ 高輪ゲートウェイシティ(仮称) 高さ約161mと高さ約159mの「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区」 2022年5月下旬の建設状況

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-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)-
 JR東日本は、「高輪ゲートウェイ駅」の周辺で「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」を進めています。国家戦略特別区域計画に認定されている「品川開発プロジェクト」においては、国内外から先進的な企業と人材が集い、多様な交流から新たなビジネス・文化が生まれるまちづくりを目指しています。

 「グローバルゲートウェイ品川」をコンセプトに、国際交流拠点として、オフィス、商業、ホテル、コンベンション、文化創造施設などの複合用途の導入を進めるとともに、周辺地域との防災連携などを図ります。また、未来に向けた実験の場として、さまざまな技術の実装やビジネス創出を行う先端的なまちづくりを進めます。

● 高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくり
 JR東日本は2022年4月21日に、「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」として推進する「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」のまちづくりについて発表しました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2022/04/21)
 高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくりについて

 2025年3月に、複合棟Ⅰ・高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを開業し、MICE施設やオフィス、商業施設、駅周辺広場や歩行者デッキを整備し、その他エリアは2025年度中の開業を目指します。事業費は約5,800億円を予定しています。


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「スケジュール」です。

◆ 複合棟Ⅰ・高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを2024年度末(2025年3月)に開業します。国際交流拠点としての主要な機能であるMICE施設(コンベンション、カンファレンス、ビジネス支援施設)、オフィス、商業等を整備する複合棟Ⅰおよび駅周辺の広場・歩行者デッキ等を開業するとともに、高輪ゲートウェイ駅を全面開業します。

◆ その他の棟・エリアは2025年度中に開業します。高輪築堤の現地保存に伴う計画変更に関して、具体的な施工計画が確定したため、複合棟Ⅱ、文化創造棟、住宅棟および各棟周辺エリアは、2025年度中に開業します。


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複合棟Ⅰ(North・South)

 高輪ゲートウェイ駅前に建設される国際交流拠点の象徴となるツインタワーです。駅直結の立地を活かし、国際的な大企業本社機能の入居を想定したハイグレードオフィスを有するほか、国際会議の誘致を想定した大規模コンベンション・カンファレンス機能を整備します。

 South棟高層のラグジュアリーホテル、North棟高層のルーフトップレストランおよび低層部全体に広がる商業施設等により、世界中からの来街者を迎え、利便性の高い空間を提供します。

● JWマリオット・ホテル東京が進出!
 South棟の22階~30階に、マリオット・インターナショナルの最高級クラスのホテルブランド「JWマリオット・ホテル東京」が進出します。「JWマリオット」は、首都圏初進出となるホテルブランドとなります。客室数は約200室を予定しています。

複合棟Ⅰ(North・South)の概要
◆ 計画名-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区
◆ 所在地-東京都港区港南二丁目、高輪二丁目
◆ 交通-JR「高輪ゲートウェイ」駅、都営地下鉄・京浜急行電鉄「泉岳寺」駅、JR「品川」駅
◆ 階数-(North)地上29階、塔屋1階、地下3階、(South)地上30階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-(North)161.43m、(South)158.68m
◆ 敷地面積-38,281.26㎡
◆ 敷地面積-30,885.50㎡
◆ 延床面積-460,177.37㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 用途-オフィス、ホテル、商業、コンベンション、カンファレンス、子育支援施設、ビジネス支援施設、駐車場等
◆ 客室数-約200室(JWマリオット・ホテル東京)
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者・監理者-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
◆ デザイナー-(外装デザインアーキテクト・エントランス内装デザイン)ピカード・チルトン、(ホテル内装デザイナー)ヤブ・プッシェルバーグ
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2021年10月25日
◆ 竣工-2025年03月31日予定


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複合棟Ⅰ(North棟)
 
「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区」の北側の2022年5月下旬の建設状況です。北側には、地上29階、塔屋1階、地下3階、高さ161.43mの「North棟」が建設されます(写真提供読者さん)。


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「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」で構築した「山留め壁」が見えます(写真提供読者さん)。


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敷地の北西側の一部が「第一京浜」に接しています(写真提供読者さん)。


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「高輪ゲートウェイ駅」の正面です。手前で「構真柱(こうしんちゅう)」の組み立てを行っています(写真提供読者さん)。


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「構真柱(こうしんちゅう)」です(写真提供読者さん)。

● 逆打ち工法
 「構真柱(こうしんちゅう)」があるので、この現場は「逆打ち工法」を採用している事が分かります。「逆打ち工法」では、地上躯体と地下躯体を同時に建設します。地下躯体は、地下1階→地下2階→地下3階と下に向かって構築するので「逆打ち工法」と言います。


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少し南側です(写真提供読者さん)。


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「アースドリル掘削機」です。「場所打ちコンクリート拡底杭」の構築と「構真柱」の建込みを行っています(写真提供読者さん)。


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「鉄筋かご」が並べられています(写真提供読者さん)。


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「安定液タンク」です(写真提供読者さん)。


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複合棟Ⅰ(South棟)
 「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区」の南側の2022年5月下旬の建設状況です。南側には、地上30階、塔屋1階、地下3階、高さ158.68mの「South棟」が建設されます(写真提供読者さん)。


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「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」で構築した「山留め壁」が見えます(写真提供読者さん)。


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「三点式パイルドライバ」です。「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」で「山留め壁」を構築しています(写真提供読者さん)。


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敷地の南西側の一部が「第一京浜」に接しています(写真提供読者さん)。


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「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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