八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業 地上45階、高さ約240mの「東京ミッドタウン八重洲」 2022年5月下旬の建設状況
-東京ミッドタウン八重洲-
東京駅周辺では、丸の内側では怒涛の勢いで再開発が行われていますが、八重洲側では再開発があまり進んでいませんでした。丸の内側は区画が大きい上に地権者が超大手企業のため再開発が比較的スムーズに進みますが、八重洲側は小規模なビルが多く権利関係が複雑に絡み合っているため合意形成が非常に難しいためです。
そんな中でも、「八重洲一丁目東地区再開発計画」、「八重洲二丁目北地区再開発計画」、「八重洲二丁目中地区再開発計画」の3地区で再開発が協議されています。
その中で、最も進んでいるのが「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。
「三井不動産」は、八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の一員として、「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、2018年12月3日に起工式を執り行いました。街区名称は「東京ミッドタウン八重洲」に決定しています。
● 2022年9月17日に先行オープン!
「三井不動産」は、八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の一員として、「東京ミッドタウン八重洲」の開発を推進していますが、商業施設約60店舗のうち、地下1階の13店舗が、地下2階「バスターミナル東京八重洲」とともに2022年9月17日に先行オープンすることが決定しました。なお、グランドオープンは2023年3月を予定しています。
引用資料 三井不動産(2022/03/15)
2023年3月「東京ミッドタウン八重洲」グランドオープン! 約60店舗のうち、地下1階の13店舗が9月17日に先行オープン バスターミナル利用者・周辺ワーカーに親和性の高い店舗が集結
引用資料 公式ホームページ
東京ミッドタウン八重洲
東京ミッドタウン八重洲の概要
◆ 計画名-八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目地内 他
◆ 交通-JR「東京」駅地下直結、東京メトロ丸の内線「東京」駅地下直結、東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩3分、東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋」駅徒歩6分
◆ 階数- (A-1街区)地上45階、塔屋2階、地下4階、(A-2街区)地上7階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(A-1街区)最高部約240m、(A-2街区)最高部約41m
◆ 地区面積-(A-1街区)12,390.43㎡、(A-2街区)1,043.69㎡
◆ 敷地面積-(A-1街区)10,875.16㎡、(A-2街区)742.92㎡
◆ 延床面積-(A-1街区)283,896.06㎡、(A-2街区)5,853.53㎡
◆ 構造-(A-1街区・A-2街区)鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-(A-1街区)パイルド・ラフト基礎(直接基礎と杭基礎の複合基礎)、(A-2街区)直接基礎
◆ 地震対策-(A-1街区)制振構造(制振ブレースと制振オイルダンパーを設置)
◆ 用途-(A-1街区)オフィス、店舗、ホテル、小学校、バスターミナル、駐車場等、(A-2街区)オフィス、店舗、子育て支援施設、駐輪場、駐車場、住宅等
◆ 客室数-98室(39階~45階)
◆ 建築主-八重洲二丁目北地区市街地再開発組合(事業協力者 三井不動産)
◆ 設計者-(基本設計・実施設計)日本設計、(実施設計)竹中工務店
◆ 監理者-日本設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-(既存建物等解体工事)2017年09月01日~2018年11月30日、(地下解体工事)2018年06月01日~2020年12月31日予定
◆ 着工-2018年12月03日(起工式)
◆ 竣工-2022年08月末予定
◆ オープン-2022年09月17日予定(先行オープン)、2023年03月予定(グランドオープン)
丸の内側から見た「完成イメージ」です。
「東京ミッドタウン八重洲 フロア構成」です。
「東京ミッドタウン八重洲 地下1階 商業施設エリア CG」です。
「バスターミナル東京八重洲 のりば CG」です。
バスターミナル東京八重洲
「バスターミナル東京八重洲 案内・チケットカウンター CG」です。地下2階に整備する「バスターミナル東京八重洲」は、東京駅前3地区の再開発事業が連携することにより、東京駅周辺の歩道上に分散している高速バス停留所を集約、国際空港や地方都市を結ぶ高速バスが発着する国内最大規模のバスターミナル(隣接する2街区と合わせ計20バース)の第1期エリアです。「UR都市機構」により整備が進められています。
「フロア構成図」です。
1フロア約4,100㎡(約1,240坪)もあります。広大なオフィスフロアで自由度の高いレイアウトとワークスタイルの多様性に対応します。
「配置図」です。
「東京ミッドタウン八重洲周辺図」です。南側に計画中の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」と合わせて「東京ミッドタウン八重洲」と思われます。
丸の内側から見た「東京ミッドタウン八重洲」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。
クレーン類がすべて姿を消しています(写真提供読者さん)。
南西側から見上げた様子です。オフィス部分は、南北約93m×東西約60mと巨大です(写真提供読者さん)。
下層階の様子です(写真提供読者さん)。
「ヤンマー東京ビル」との境目です(写真提供読者さん)。
西側の壁面が湾曲しています(写真提供読者さん)。
南東側のゲート部分です(写真提供読者さん)。
東側壁面です。再開発前にこの場所にあった「中央区立城東小学校」は、こちら側に開校予定です(写真提供読者さん)。
「A-2街区」です。地上7階、塔屋1階、地下2階、高さ約41mです(写真提供読者さん)。
| 固定リンク
« 「東京ミッドタウン八重洲」のすぐ北側 ヤンマー東京ビル 2022年5月下旬の建設状況 | トップページ | 「渋谷ヒカリエ」の隣接地 地上23階、高さ約123mの「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事」 2022年5月下旬の建設状況 »
「123 東京都・中央区」カテゴリの記事
- 築地市場跡地の再開発事業 約5万人を収容可能な屋根付きスタジアムなど 旧築地市場(3)勝どき門駐車場ほか解体工事 2024年9月末の状況(2024.10.24)
- 銀座のシンボル「ソニービル」の建て替え 竣工した「Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)」 2025年1月にグランドオープン予定!(2024.10.23)
- 国家戦略特区 地上25階、高さ約135mの「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」 2024年10月18日(金)に市街地再開発組合の設立を認可!(2024.10.19)
- 東京メトロ日比谷線「築地」駅直結 地上21階、高さ約110mの「築地二丁目地区第一種市街地再開発事業」 2024年9月末の状況(2024.10.17)
- 中央区 地上27階、高さ約140mの「日本橋茅場町一丁目6地区第一種市街地再開発事業」 2024年9月末の状況(2024.10.16)