(仮称)三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業 地上42階、高さ約210mの「東京三田再開発プロジェクト」 2022年6月中旬の建設状況
-三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業-
国家戦略特区の「三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「札の辻(ふだのつじ)交差点」の西側に広がる広大な敷地です。区域面積は約40,000㎡とかなり広いです。広大な敷地を「Ⅰ街区、Ⅱ街区、Ⅲ街区」の3街区に分けて整備します。総事業費は約1,620億円です。
最大規模の「Ⅰ街区」の「複合棟1」は、地上42階、塔屋1階、地下4階です。高さですが、「建築計画のお知らせ」では約215m、2021年1月28日の、”「(仮称)三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業」変更届その2” では約211m、「東京都環境局」の資料では210.29mとなっています。いずれの場合でも田町・三田エリアで最高の高さになります。
引用資料 住友不動産
東京三田再開発プロジェクト
東京三田再開発プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)三田三・四丁目地区第一種市街地再発事業 複合棟-1 新築工事
◆ 所在地-東京都港区三田三丁目11番2他(地名地番)
◆ 交通-都営浅草線・三田線「三田」駅より徒歩3分、JR線「田町」駅より徒歩5分
◆ 階数-(Ⅰ街区)地上42階、塔屋1階、地下4階、(Ⅱ街区)地上7階、地下1階、(Ⅲ街区)地上9階、塔屋1階、地下1階および地上4階、地下2階
◆ 高さ-(Ⅰ街区)最高部210.29m、(Ⅱ街区)最高部27.7m、(Ⅲ街区)最高部31.7mおよび11.5m
◆ 区域面積-約40,000㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約30,000㎡(施設全体)、19,170.29㎡(Ⅰ街区)
◆ 建築面積-約12,270㎡(施設全体)、7,869.29㎡(Ⅰ街区)
◆ 延床面積-約228,700㎡(施設全体)、199,709.90㎡(Ⅰ街区)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造(Ⅰ街区)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造+免震構造
◆ 用途-オフィス、貸会議室等、店舗、駐車場(Ⅰ街区)
◆ 建築主-三田三・四丁目地区市街地再開発組合(地権者な らびに参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2019年12月01日(Ⅰ街区)
◆ 竣工-2023年12月中旬予定(Ⅰ街区)
◆ 総事業費-約1,620億円
(備考) 上記の「高さ、敷地面積、建築面積、延床面積」は、「東京都環境局」が公表している資料を参考にしています。
「東京三田再開発プロジェクト」の完成イメージです。地震対策として、「制振構造+免震構造」を採用します(引用:住友不動産)。
南側の「住友不動産三田ツインビル西館」と色調を統一しています(引用:住友不動産)。
「基準階平面図(7階)」です(引用:住友不動産)。
「基準階平面図(35階~36階階)」です(引用:住友不動産)。
「配置図」です(引用:東京都)。
「東京三田再開発プロジェクト」の2022年6月中旬の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。
北東側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。
下層階の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。
南西側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。
南側から見た様子です。南側は「住友不動産三田ツインビル西館」です。この写真のみ2022年5月下旬の撮影です(写真提供読者さん)。
Ⅲ街区の地上9階、塔屋1階、地下1階、高さ31.7mの「住宅棟1」の建設現場です。奥のユニークな形状の建物は、故・丹下健三氏設計の「駐日クウェート大使館」ですが、「住宅棟1」が最高部に到達すると見えなくなります(写真提供SOCIO34050氏)。
「住宅棟1」は高台に建設中です(写真提供SOCIO34050氏)。
北側の「Ⅱ街区」の建設現場です(写真提供SOCIO34050氏)。
街区西側の「聖坂(ひじりざか)」から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。
聖坂側の「蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)」です。「東京のサグラダ・ファミリア」とか「三田のガウディ」とか呼ばれていますが、「曳家」を行い少し移設されます(写真提供SOCIO34050氏)。
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