国家戦略特区 地上51階、高さ約250mの「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」 2022年5月下旬の建設状況
-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業-
「東京駅前八重洲一丁目東地区」は、「A地区」と「B地区」に分かれていますが、「B地区」の概要は、地上51階、塔屋1階、地下4階、高さ約250mです。特定業務代行者は「東京建物、大林組」です。総事業費は約2,104億円の予定です。
「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」では、大規模なバスターミナルや回遊性の高い歩行者ネットワークを整備するとともに、カンファレンスや外国語対応の医療施設等を整備することで、国際都市東京の国際競争力の向上を図ります。
引用資料 東京建物(PDF:2020/07/01)
東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業権利変換認可のお知らせ
引用資料 東京建物(PDF:2022/03/02)
東京駅前八重洲一丁目東A地区市街地再開発組合設立のお知らせ
東京駅前八重洲一丁目東B地区の概要
◆ 計画名-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目300番、205番6、205番7の一部(地名地番)
◆ 階数-地上51階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部249.72m
◆ 敷地面積-10,604.25㎡
◆ 建築面積-8,388.50㎡
◆ 延床面積-225,063.24㎡
◆ 容積対象面積-約186,500㎡(容積率約1,760%)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、店舗、バスターミナル、カンファレンス、医療施設、駐車場等
◆ 建築主-東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(特定業務代行者 東京建物、大林組)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)大林組
◆ 施工者-大林組・大成建設共同企業体(代表者 大林組)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2021年09月末日予定
◆ 着工-2021年10月01日
◆ 竣工-2025年03月31日予定
◆ 総事業費-約2,104億円
「外観イメージ中央通り方面から望む」です(引用:東京建物)。
「さくら通り・八重洲仲通り沿いの低層部イメージ」です(引用:東京建物)。
「概要図」です(引用:国土交通省)
「配置図」です。再開発に参加しないビルがかなりあるため敷地の西側が凹んだ、いびつな形状になります(引用:東京都)。
南東側から見た「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の2022年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。
「アースドリル掘削機」です。「場所打ちコンクリート拡底杭」を構築しています(写真提供読者さん)。
西側の「外堀通り」側から見た北側部分です。「質」の看板がある建物と「消費者金融」の看板がある建物は参画しません(写真提供読者さん)。
アップです(写真提供読者さん)。
「場所打ちコンクリート拡底杭」を構築するための「拡底バケット」が2基見えます。その手前には「スライムクリーナー」が見えます(写真提供読者さん)。
● ナックル・パイル(節付き杭)?
間違っている可能性がありますが、右側の緑色の「拡底バケット」は、「ナックル・パイル(節付き杭)」を構築するための「拡底バケット」のように見えます。
大林組は、2009年に「ナックル・パイル」の一般評定を取得しています。「ナックル・パイル」は、場所打ちコンクリート杭に節部を設けて硬質な中間層や支持層の支持能力を有効利用することで、従来の節部のない杭形状より杭断面のスリム化や杭長の短縮、杭の体積の低減をしています。
「構真柱(こうしんちゅう)」が見えます(写真提供読者さん)。
● 逆打ち工法
「構真柱(こうしんちゅう)」があるので、この現場は「逆打ち工法」を採用している事が分かります。「逆打ち工法」では、地上躯体と地下躯体を同時に建設します。地下躯体は、地下1階→地下2階→地下3階→地下4階と下に向かって構築するので「逆打ち工法」と言います。
北側の「八重洲さくら通り」沿いです(写真提供読者さん)。
「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。
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