渋谷の新たなランドマーク 「東急百貨店本店」の跡地 地上36階、高さ約165mの「Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)」
-東急百貨店本店+Bunkamura-
「東急、L Catterton Real Estate、東急百貨店」は、渋谷の商業エリアと松濤の住宅エリアの結節点に位置する渋谷区道玄坂二丁目24番土地(現・東急百貨店本店)における開発計画を3社で推進していくことに、2021年5月13日に正式合意しました。今後は本計画の推進のため、本計画の企画検討・設計などを実施していきます。
渋谷エリアで多数の複合施設の開発・運営や渋谷の魅力向上に向けてさまざまな取り組みを行ってきた東急グループと、グローバルな不動産開発投資会社としてアイコニックな複合施設開発を手掛けるLCREがパートナーシップを組み、隣接するBunkamuraとの一体化により、「感動」「高揚」など真の豊かさを感じる、日本を代表するワールドクラスクオリティの施設を渋谷エリアに創出します。
● Shibuya Upper West Project
「東急、L Catterton Real Estate、東急百貨店」は 、2023年1月31日の東急百貨店本店の営業終了後、2027年度の竣工を目指して3社共同で推進する「Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)」の計画概要について発表しました。
東急百貨店 ニュースリリース(PDF:2022/07/21)
渋谷の新たなシンボル“Shibuya Upper West Project”が2027年度竣工に向け始動!
ホテルは「スワイヤー・ホテルズ(Swire Hotels)」が展開し、コンテンポラリーラグジュアリーブランド「ザ・ハウス・コレクティブ(The House Collective)」が日本に初進出します。
私は、高さ200m超、総延床面積20万㎡超を予想していましたが、地上36階、高さ約165m、約117,000m(新築部分約83,977m、Bunkamura約33,023m)と予想していたよりかなり規模が小さかったです。
Shibuya Upper West Projectの概要
◆ 所在地-東京都渋谷区道玄坂二丁目24番1号
◆ 交通-JR「渋谷」駅、東急東横線・田園都市線「渋谷」駅、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線「渋谷」駅、京王井の頭線「渋谷」駅
◆ 階数-(新築部分)地上36階、地下4階、(Bunkamura)地上8階、地下2階
◆ 高さ-164.8m
◆ 敷地面積-約13,675m(Bunkamura含む)
◆ 延床面積-(施設全体)約117,000m、(新築部分)約83,977m、(Bunkamura)約33,023m
◆ 用途-リテール、ホテル、レジデンス 等
◆ 事業主-東急、L Catterton Real Estate、東急百貨店
◆ デザインアーキテクト-Snøhetta
◆ エグゼクティブアーキテクト-株式会社日建設計・株式会社東急設計コンサルタント設計共同事業体
◆ 閉店-2023年01月31日予定
◆ 解体工事-2023年春予定
◆ 竣工-2027年度予定
「The Sanctuaryイメージ」です。
「用途配置図」です。 延床面積は、施設全体で約117,000m、新築部分が約83,977m、Bunkamuraが約33,023mとなります。
● 渋谷から東急百貨店が消える!
「Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)」には、下層階(地下1階~地上6階)のリテール部分は、ライフスタイルを提案する小売店舗とし、「東急百貨店本店」は入らないようです。2020年3月31日には「東横店」が閉店しています。渋谷から「東急百貨店」が消える事になります。
「計画地位置」です。
東急百貨店本店(建て替え)
「東急百貨店本店」は、1967年11月1日に「東横店」に替わる本店として開店しました。地上9階、地下3階です。開店から50年以上が経過しており、老朽化も指摘されていました。解体工事に備えて2023年1月31日に閉店する予定です。
Bunkamura(大規模改修)
「Bunkamura」は、1989年9月3日に複合文化施設として開業しました。コンサートホール(音楽)、劇場(演劇)、美術館(美術)、ミニ・シアター(映像)の各施設をはじめ、カフェやアート関連ショップなどがあります。
「Bunkamura」は、計画に合わせて大規模改修工事を実施するため、オーチャードホールを除き2023年4月上旬から2027年度中(時期未定)まで休館を予定しています。
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