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2022年7月 9日 (土)

セブン&アイ・ホールディングス 2023年2月期連結業績予想を上方修正 売上高初の10兆円超え! 

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セブン&アイ・ホールディングス

 「セブン&アイ・ホールディングス」は、セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂などを傘下に持つ日本の大手流通持株会社です。本社は東京都千代田区二番町8番地8の「二番町ガーデンビル」にあります。

 セブン&アイ・ホールディングスは2022年7月7日、売上高にあたる営業収益が2023年2月期に10,413,000百万円と10兆円を超えると発表しました。売上高10兆円超は日本の小売業で初めてとなります。2021年に買収した米スピードウェイなど海外コンビニ事業が好調で、円安も利益を押し上げました。

 引用資料 セブン&アイ・ホールディングス(PDF:2022/07/07)
 2023年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

 円安効果もあり、海外コンビニ事業の営業収益は従来予想から7600億円増えます。米スピードウェイの店舗数が加わって米国のコンビニ店舗数は約1万2500店と約3割増えました。

 2023年2月期の連結営業収益に占める海外コンビニの割合は前期の6割から7割に上昇する見通しです。日本の小売業は円安による輸入価格の上昇が大きな課題となっていますが、セブン&アイ・ホールディングスは積極的なグローバル展開が奏功しました。

セブン&アイ・ホールディングスの連結決算(売上高/営業利益)
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2005年9月1日 セブン&アイ・ホールディングス設立
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2006年2月    3,895,772百万円   244,940百万円
2007年2月    5,337,806百万円   286,838百万円
2008年2月    5,752,392百万円   281,088百万円
2009年2月    5,649,948百万円   281,865百万円
2010年2月    5,111,297百万円   226,666百万円
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2011年2月    5,119,739百万円   243,346百万円
2012年2月    4,786,344百万円   292,060百万円
2013年2月    4,991,642百万円   295,685百万円
2014年2月    5,631,820百万円   339,659百万円
2015年2月    6,038,948百万円   343,331百万円
2016年2月    6,045,704百万円   352,320百万円
2017年2月    5,835,689百万円   364,573百万円
2018年2月    6,037,815百万円   391,657百万円
2019年2月    6,791,215百万円   411,596百万円
2020年2月    6,644,359百万円   424,266百万円
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2021年2月    5,766,718百万円   366,329百万円
2022年2月    8,749,752百万円   387,653百万円

2023年2月予想
2023年2月  10,413,000百万円   445,000百万円(会)
2023年2月  10,901,200百万円   455,170百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。


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2023年2月期のグループ売上16.4兆円を予想
 「2023年2月期連結業績予想の修正」です。グループ売上16,402,000百万円、営業収益10,413,000百万円となっています。コンビニエンスストアはフランチャイズ契約が多いので、グループ売上=営業収益とはなりません。

 「セブン&アイ・ホールディングス」の2023年2月期連結業績予想では、売上高に相当する営業収益が10,413,000百万円ですが、フランチャイズ契約を含むグループ売上は、16,402,000百万円と16兆円を超える予想をしています。


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スピードウェイ(アメリカ)

 「セブン&アイ・ホールディングス」は、2021年7月にアメリカの石油精製会社が運営するコンビニを併設したガソリンスタンド部門「スピードウェイ」を210億ドル(買収時の為替レートで日本円約2兆3000億円)で買収したと発表しました。

 「スピードウェイ」は、店舗数では全米3位のコンビニエンスストアチェーンでした。米国セブンイレブンが全米第1位なので、買収後にはシェアが圧倒的に業界全米トップとなりました。2022年2月期に売上高が急激に増えたのは「スピードウェイ」買収によるものです。


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イオン
 「セブン&アイ・ホールディングス」の最大のライバルである「イオン」は、日本国内外300余の企業で構成される大手流通グループ「イオングループ」を統括する純粋持株会社です。本社は千葉県千葉市美浜区中瀬一丁目5番地1の「イオンタワー」にあります。

 2023年2月期の連結業績予想(2022年3月1日~2023年2月28日)は、売上高9,000,000百万円(会計基準変更のため前期比無し)、営業利益210,000百万円~220,000百万円(前年同期比20.5%増~26.2%増)の業績予想をしています。 

 イオン 決算短信(PDF:2022/07/06)
 2023 年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

イオンの連結決算(売上高/営業利益)
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2011年2月    5,096,569百万円   172,360百万円
2012年2月    5,206,132百万円   195,690百万円
2013年2月    5,685,303百万円   190,626百万円
2014年2月    6,395,142百万円   171,432百万円
2015年2月    7,078,577百万円   141,368百万円
2016年2月    8,176,732百万円   176,977百万円
2017年2月    8,210,145百万円   184,739百万円
2018年2月    8,390,012百万円   210,273百万円
2019年2月    8,518,215百万円   212,256百万円
2020年2月    8,604,207百万円   215,530百万円
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2021年2月    8,603,910百万円   150,586百万円
2022年2月    8,715,957百万円   174,312百万円

2023年2月予想 
2023年2月    9,000,000百万円   210,000百万円(会)
2023年2月    8,870,475百万円   216,440百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。 



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