神宮外苑地区 新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等事業 落札者を「Scrum for 新秩父宮」に決定 完成イメージ図を公開!
-新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等事業-
「東京都」は、神宮外苑地区における国立競技場の建替計画の具体化を契機に、神宮外苑地区一帯の再整備を進めるための「神宮外苑地区におけるまちづくり」を進めています。
明治神宮外苑の再開発をめぐり、樹齢100年を超える古木を含め、約1,000本の樹木が伐採されることになっている事など、計画の見直しを求める声があがっていますが、計画は進んでいるようです。
2022年8月22日に、「独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC:JAPAN SPORT COUNCIL)」は、「新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等事業」について、「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」基づき、民間事業者を選定しました。
引用資料 日本スポーツ振興センター(PDF:2022/08/22)
PFI方式による「新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等事業」の民間事業者を選定しました
入札には3グループが参加しました。「新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等事業」の一般競争入札(WTO対象)を開札し、落札者を「鹿島建設」を代表者とする「Scrum for 新秩父宮」に決定しました。
新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等事業の概要
◆ 所在地-東京都新宿区霞ヶ丘町3番2号
◆ 交通-東京メトロ銀座線「外苑前」駅、JR総武線「信濃町」駅、JR総武線「千駄ヶ谷」駅、都営大江戸線「国立競技場」駅
◆ 階数-地上7階、地下1階
◆ 高さ-最高部46.15m
◆ 敷地面積-(Ⅰ期工事完了時)約34,428㎡、(Ⅱ期工事完了時)約43,466㎡
◆ 建築面積-(Ⅱ期工事完了時)約26,056㎡
◆ 延床面積-(Ⅰ期工事完了時)約68,843㎡、(Ⅱ期工事完了時)約70,349㎡
◆ 構造-(柱)鉄筋コンクリート造、(梁)鉄骨造
◆ 用途-ラグビー場
◆ 収容人数-(ラグビー大会時)約15,547人、(イベント時)約20,547人
◆ 落札者-Scrum for 新秩父宮(<代表企業>鹿島建設、<構成企業>三井不動産、東京建物、東京ドーム、<協力企業>松田平田設計、読売新聞東京本社、日本テレビ放送網、エイベックス・エンタテインメント、ニッポン放送、ソフトバンク、鹿島建物総合管理、ALSOK常駐警備、東京ドームファシリティーズ、東京不動産管理)
◆ 供用開始-(Ⅰ期)2027年12月末予定、(Ⅱ期)2034年05月末予定
「完成イメージ図」です(引用:日本スポーツ振興センター)。
「完成イメージ図」です(引用:日本スポーツ振興センター)。
「完成イメージ図」です(引用:日本スポーツ振興センター)。
● 芝は人工芝
新ラグビー場は、完全密閉型のドーム形競技場になる方針が決まっています。屋根を完全にとじる競技場では基本的に天然芝の育成に必要となる太陽光などを十分に確保出来ません。そのために芝は「人工芝」になります。
収益性の高い音楽ライブを開催する際に、機材・ステージ・座席(アリーナ席)などを設置することを考えると、人工芝で整備する方が都合がいいという側面もあります。
「神宮外苑地区におけるまちづくり」の東側から計画地を望むイメージパースです。「三井不動産、宗教法人明治神宮、独立法人日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事」による再開発プロジェクトです(引用:東京都)。
「配置図」です(引用:東京都)。
段階建て替えイメージ図
2015年4月1日の東京都の報道発表時点では、「野球場」を先に整備する予定でしたが、何度か計画が見直されて「ラグビー場」を先に整備する予定に変更になりました(引用:東京都)。
完成までの作業工程
(1) 「神宮第二球場」を解体
(2) 神宮第二球場の跡地に「ラグビー場棟Ⅰ期」を建設
(3) 「秩父宮ラグビー場」を解体
(4) 秩父宮ラグビー場の跡地に「野球場及び球場併設ホテル棟」を建設
(5) 「神宮球場」を解体
(6) 神宮球場の跡地に「ラグビー場棟Ⅱ期」を建設、残りの敷地には「広場」を整備
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