新空港線(蒲蒲線)整備促進事業 「大田区」と「東急電鉄」は新空港線整備に向けて第三セクター設立の協定を締結!
-新空港線(蒲蒲線)整備促進事業-
「新空港線(蒲蒲線)整備促進事業」は、JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅の約800mを鉄道で結ぶことにより、大田区内の東西交通の移動利便性が向上するとともに、沿線まちづくりを併せて進めることで地域の活性化に寄与します。
また、東急東横線や東京メトロ副都心線などとの相互直通運転が可能となることで、羽田空港が渋谷・新宿・池袋の都市や和光・所沢・川越などの東京圏北西部と繋がり、広域的な鉄道ネットワークが形成され、東京の国際競争力が強化されるなどの効果が期待されています。
引用資料 大田区・公式ホームページ
新空港線(蒲蒲線)整備促進事業
東急多摩川線矢口渡駅付近から多摩川線を地下化し、東急蒲田地下駅、京急蒲田地下駅を通り、大鳥居駅の手前で京急空港線に乗り入れる計画です。事業完成時期は未定ですが、関係者合意の後、速やかに整備主体を設立できるよう準備を進めています。
国の答申第198号を受け、まずは蒲田駅と京急蒲田駅の未接続の解消を第一に考え、東急多摩川線を矢口渡付近から地下化・延伸し、京急蒲田駅までつなぐ区間を「一期整備」とし、京急蒲田駅から大鳥居駅の手前で京急空港線に接続する区間を「二期整備」としています。
新空港線は、「都市鉄道等利便増進法」という補助制度を活用して整備することを想定しています。この「都市鉄道等利便増進法」の特徴は、線路や駅施設などのインフラを整備する整備主体(下部)と、列車を運行・運営する営業主体(上部)に組織を分離して行う上下分離方式を採用しています。計画としては、整備主体には大田区が主な出資者となる「公的第三セクター」を、営業主体には「東急電鉄」を想定しています。
● 新空港線整備に向けて第三セクター設立!
「大田区」と「東急電鉄」は、2022年9月20日に新空港線の整備主体である第三セクター設立に関する協定を締結しました。今後、会社設立に必要な手続きを進めていきます。設立時の出資比率は、大田区が61%、東急電鉄が39%です。
引用資料 大田区・公式HP(2022/09/20)
大田区と東急電鉄株式会社は新空港線整備に向けて第三セクター設立の協定を締結しました
レール幅が違う問題をどう解決するのか?
東急線は狭軌の1067mmです。京急線は標準軌の1435mmです。一期整備では、「東急多摩川線」の狭軌の1067mmで、京急蒲田駅の地下に乗り入れます。二期整備では、京急蒲田駅から大鳥居駅の手前で「京急空港線」に接続する予定です。
「京急空港線」にどのように乗り入れるかは具体的には決まっていません。線路を3本にする「三線軌条」もしくは「フリーゲージトレイン」にすれば相互直通運転は実現可能ですが、容易ではありません。
「計画の全体像」です。
「整備案」です。
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